JPH07306541A - 透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィルム、透光性画像の上に透明な樹脂層を形成する方法、および画像面の上に透明な樹脂層を有する透光性画像支持フィルム - Google Patents

透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィルム、透光性画像の上に透明な樹脂層を形成する方法、および画像面の上に透明な樹脂層を有する透光性画像支持フィルム

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JPH07306541A
JPH07306541A JP6094751A JP9475194A JPH07306541A JP H07306541 A JPH07306541 A JP H07306541A JP 6094751 A JP6094751 A JP 6094751A JP 9475194 A JP9475194 A JP 9475194A JP H07306541 A JPH07306541 A JP H07306541A
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JP
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image
film
toner
transparent
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JP6094751A
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English (en)
Inventor
Koji Kamiyama
浩司 上山
Akira Muramoto
章 村本
Giichi Mizobuchi
義一 溝渕
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 透明フィルム基材の一主要面上にトナーを付
着させることにより得られる透光性画像の上に透明な樹
脂層を形成するためのラミネートフィルムにおいて、そ
のラミネートフィルム54が、カバーフィルム53、離
型層52、および樹脂層51の順に積層され、かつその
樹脂層の軟化点がそのトナーの軟化点を下回るラミネー
トフィルム。 【効果】 トナー画像の光透過性が改善され鮮明かつ再
現精度の高い投影画像を得ることを可能にし、透光性画
像フィルムの透明フィルム基材の熱変形を抑制し、さら
には、上に重ねられた透光性画像フィルムによってトナ
ー画像が傷付くことを防止できる透光性画像の上に透明
な樹脂層を形成するためのラミネートフィルムを提供す
ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透光性画像の上に透明
な樹脂層を形成するために用いられるラミネートフィル
ム、透光性画像の上に透明な樹脂層を形成する方法、お
よびその方法で得られる画像面の上に透明な樹脂層を有
する透光性カラー画像フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子写真技術の発達に伴い、透明
フィルム基材上にオーバーヘッドプロジェクタ(以下「OH
P」という。)投影用の透光性画像を形成するに際して、
電子写真法が用いられるようになってきた。この方法で
は、種々の製造元より提供される電子写真装置により透
明フィルム上に黒色および有彩色のトナーが所望のパタ
ーンに応じて付着され、透光性画像フィルムが提供され
る。しかしながら、この方法により得られる透光性画像
フィルムを実際に投影してみるとトナー画像の透明性が
低く不鮮明であったり、所望のカラー画像がスクリーン
上に良好に再現されず、透光性画像フィルム上で直接肉
眼で認められる色彩よりも著しく黒灰色化した画像が写
し出される問題があった。
【0003】この様な問題が生じる原因の1つとして、
トナー画像面の凹凸が光を散乱または乱反射して画像面
における光の透過量を減少させ、投影スクリーン上まで
充分な光量が到達しないので、鮮明かつ透明性の高い画
像が得られないことが挙げられる。この様な問題は、特
に2色以上のトナーを用いる透光性カラー画像フィルム
において顕著である。
【0004】そこで、投影画像の鮮明性および透明性を
向上させるために、トナー画像面の凹凸を加熱・加圧し
て平坦化する方法が試みられている。たとえば透光性画
像フィルムをそのまま加熱ロールの間を通し、熱可塑性
樹脂を含むトナーの画像部を加熱・加圧する方法であ
る。この方法は、画像面の凹凸を平坦化して前述のよう
な光の散乱または乱反射を抑制し、光の透過量を増加さ
せる点ですぐれている。しかし、この方法では加熱温度
が所定温度より少しでも高すぎると、トナーが加熱ロー
ルに転写してトナー画像が破壊される問題を生じてい
た。
【0005】そこで、この様な熱可塑性樹脂を含むトナ
ーの画像面の凹凸を加熱・加圧して平坦化する方法とし
て次のものが挙げられる。
【0006】1.特開昭61-36756号公報 この公報には、透明フィルム基材上に熱可塑性樹脂を含
むカラートナーを付着して得られる透光性の画像面に、
その透明フィルム基材よりも薄いカバーフィルム、具体
的には50μm以下の厚みのカバーフィルムを重ね合わ
せ、加熱および加圧されたロール間を挟持搬送すること
により、画像面の凹凸を平坦化した後、画像面が冷えて
からそのカバーフィルムを剥がす方法が記載されてい
る。この方法によれば、前述のトナーがロールに転写す
ることによるトナー画像の破壊が防止できる点ですぐれ
ている。しかし、次の様な問題点があった。
【0007】(1)カバーフィルムを剥がしたあとに、ト
ナーがカバーフィルム面に転写して画像が破壊される。
【0008】(2)透光性画像フィルムを重ねて保存する
際に画像面が、上に重ねたフィルムによって傷付く。
【0009】そこで、この様なカバーフィルムをトナー
画像に重ねてから画像面の凹凸を加熱・加圧して平坦化
する方法のすぐれた点を残したまま、これを改良する方
法として次のものが挙げられる。
【0010】2.特開平2-38090号公報 この公報には、透明フィルム基材上に熱可塑性樹脂を含
むカラートナーを付着して得られる透光性の画像面に、
カバーフィルム、剥離剤、およびラミネート層となる熱
可塑性樹脂層から構成されるラミネートフィルムを、熱
可塑性樹脂層が画像面に接する様に重ね合わせ、ロール
で加熱・加圧することにより、トナー画像の凹凸を平坦
化した後、ラミネート層が冷えてからそのカバーフィル
ムを離型層とともに剥がすラミネート方法が記載されて
いる。この方法は、トナーの軟化点よりも高い軟化点を
有する熱可塑性樹脂をラミネート層として用いることを
特徴としている。
【0011】しかしながら、かかる方法において、以下
のような問題点があった。
【0012】(1)トナー自身の軟化、変形を企図してい
るため、画像、特にカラー画像のようにトナーの粒子径
が小さく、2種以上のトナーを使用する精密画像におい
て、画像の再現精度に欠ける。
【0013】(2)熱可塑性樹脂の一定の硬さを保持しつ
つ、トナー自身の軟化、変形を企図しているが、事実
上、ラミネート層の上から加熱ロール等の温度や圧力を
制御して、再現精度の良い画像を得るのは困難である。
【0014】(3)トナー自身の軟化、変形を充分に行っ
て表面を平滑にするために、加熱ロール等を高温、高圧
にする必要があり、そのために透明フィルム基材が容易
に熱変形する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の課
題を解決し、 a)光透過性にすぐれた、鮮明な画像、特にカラー画像で
顕著に鮮明なトナー画像 b)再現精度の高いトナー画像 c)低温でのラミネートを可能とし、透明フィルム基材の
熱変形のおそれのないトナー画像 d)重ねて保存しても、上に重ねられた透光性画像フィル
ムによって傷付くおそれのないトナー画像、 の投影を可能ならしめる、透光性画像の上に透明な樹脂
層を形成するためのラミネートフィルム、透光性画像の
上に透明な樹脂層を形成する方法、および画像面の上に
透明な樹脂層を有する透光性画像フィルムを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様を図
5および6に示す。即ち、透明フィルム基材61の一主要
面上にトナー63を付着させることにより得られる透光性
画像62の上に透明な樹脂層51を形成するためのラミネー
トフィルム54において、そのラミネートフィルム54が、
カバーフィルム53、離型層52、および樹脂層51の順に積
層され、かつその樹脂層51の軟化点がそのトナー63の軟
化点を下回ることを特徴とする透光性画像用ラミネート
フィルムである。
【0017】本発明においてカバーフィルムは、離型層
および樹脂層を支持し、画像をラミネートする際にその
カバーフィルムを通して樹脂層を加熱する機能を有す
る。
【0018】本発明におけるカバーフィルムの材料は、
一般に用いられるものを使用する。好ましくは、取扱い
上充分な強度、加熱を伴う圧迫工程、およびその後の剥
離工程に絶える耐熱性および強度を有するプラスチック
フィルムが良い。また、この様なプラスチックフィルム
の中でも、比較的安価で強度・耐熱性にもすぐれ、また
熱伝導性も良好であるPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムがより好ましい。
【0019】本発明におけるカバーフィルムの厚みは、
強度や熱変形によるカール防止の観点から、好ましくは
25μm以上である。一方、厚すぎるとラミネートフィル
ム全体が厚くなるので、100μm以下が好ましい。また、
より好ましくは25〜75μm、さらに好ましくは40〜75μm
の範囲である。これは次の理由からである。従来のラミ
ネート方法では、トナー画像の凹凸を平坦化するため
に、熱をその凹凸部まで効率良く伝える必要があり、実
際には20〜30μmの薄手のものが用いられていた。しか
し、この場合、ラミネートフィルムが静電気などでお互
いが貼り付いたり、ラミネート工程で加熱ロールに貼り
付く問題が生じる。一方、本発明の場合は、軟化するほ
どトナーを加熱する必要がないため、カバーフィルムを
比較的厚くすることができるからである。
【0020】本発明における離型層は、樹脂層を損傷す
ることなくカバーフィルムを除去する役割をするため
に、カバーフィルムと樹脂層との間に設ける。
【0021】離型層の厚みは、好ましくは0.5〜25μm、
より好ましくは3〜10μmの範囲である。この理由は、
厚みが0.5μm未満では剥離性が不充分となり、反対に、
25μmを越えるとラミネートフィルム全体が厚くなるた
めである。
【0022】本発明における離型層には、一般の材料を
使用する。好ましくは離型層が樹脂を含み、カバーフィ
ルムを除去した後も、離型層が樹脂層と共にトナー画像
上に残って2層のラミネート層を形成するのが良い。こ
の理由は、ラミネート層の上層に樹脂を含む離型層を残
すと、トナー画像を保護するために充分な強度のラミネ
ート層が得られるからである。離型層の樹脂として好ま
しくは、すぐれた透明性と強度を有するポリビニルブチ
ラール樹脂が良い。
【0023】本発明における樹脂層は、樹脂層自身が熱
により軟化、変形されてトナー画像の凹部を埋め、その
外表面が平滑な樹脂層を画像面上に形成する機能を有す
る。
【0024】したがって、樹脂層の軟化点はトナーの軟
化点を下回る必要がある。なぜならば、樹脂層の軟化点
がトナーの軟化点より高いと、樹脂層がトナー画像の凹
部を充分に埋められずに、その外表面が平滑なラミネー
ト層を形成できないため、再現精度の良い画像を得られ
ないからである。すなわち、本発明では次のことを企図
する。前述の様に、トナー画像面に凹凸があると、光が
散乱または乱反射して投影スクリーン上まで充分な光量
が到達しないため、再現精度の良い投影画像が得られな
い。しかし、従来の様に樹脂層が一定の硬さを保持しつ
つ、加熱ロール等の温度や圧力を制御し、トナー自身を
軟化、変形をさせ、再現精度の良い画像を得るのは事実
上困難である。そこで、本発明はトナー自身を軟化、変
形をさせ、トナー画像の凹凸を平坦化すること企図する
のではなく、樹脂層を熱により軟化、変形させてトナー
画像の凹部を埋め、その外表面が平滑な樹脂層を画像面
上に形成することを企図する。
【0025】本発明の樹脂層の軟化点は、好ましくは40
〜130℃、より好ましくは40〜100℃、特に好ましくは40
〜80℃の範囲である。樹脂層の軟化点が130℃以下の範
囲であると、トナー画像を貼り合わせる際の加熱温度を
150℃未満にできるので好ましい。この理由は、加熱温
度が150℃以上であると、透光性画像フィルムの透明フ
ィルム基材にプラスチックフィルムを用いた場合、透明
フィルム基材が熱によりカールし、画像フィルム全面に
正しく焦点を合わせることが困難になるからである。一
方、樹脂層の軟化点を40℃以下にすると、ラミネートフ
ィルムを重ねて常温で保存した際、ブロッキングによる
貼り付きが生じるからである。
【0026】本発明の樹脂層の軟化点とトナーの軟化点
の差いおいて、好ましくは5℃以上、より好ましくは10
℃以上、特に好ましくは20℃以上の差で、樹脂層の軟化
点をトナーの軟化点より低くする。この理由は、樹脂層
の軟化点がトナーの軟化点を5℃以上下回ると、樹脂層
の厚みや貼り合わせる際の加圧条件などの選択の自由度
が広がり、画像の光透過率を向上させる樹脂層を効率良
く形成できるからである。
【0027】本発明の樹脂層に含まれる樹脂は、トナー
の軟化点よりも低い軟化点を有すると同時に、透明性に
すぐれ、トナーとの相溶性(接着性)が良好で、屈折率が
トナーに含まれる熱可塑性樹脂とほぼ等しいものが好ま
しい。この理由は、この様な樹脂は、トナー画像面上に
形成した場合、画像自体の透明性を疎外することなく、
光透過性を向上させるからである。この様な樹脂とし
て、より好ましくは熱可塑性のエポキシ樹脂である。さ
らに好ましくは数平均分子量が2000以下の熱可塑性のエ
ポキシ樹脂である。この理由は、熱可塑性のエポキシ樹
脂は、数平均分子量の調節により所定の軟化点のものを
得ることができるからである。この様な熱可塑性のエポ
キシ樹脂として具体的には、シェル化学社の「エピコー
ト(Epikote)1001」(数平均分子量約900、軟化点64℃)、
「エピコート1002」(数平均分子量約1060、軟化点78℃)、
「エピコート1003」(数平均分子量約1600、軟化点89℃)な
どの、ビスフェノールA型エポキシ樹脂である。
【0028】本明細書において「軟化点」という用語は、
熱可塑性樹脂または熱可塑性トナーに一定の荷重を加
え、加熱したときに変形し始める温度を言う。具体的に
は「環球法」と呼ばれるJIS K 7234-1986に記載の方法で
測定される。
【0029】また、本発明における樹脂層の厚さは、好
ましくはトナーの平均粒子径の50%以上、より好ましく
はトナーの平均粒子径の100%以上(平均粒子径と同じ厚
さ以上)である。この理由は、樹脂層の厚さがトナーの
平均粒子径の50%未満では、画像面の凹部を充分に埋め
ることができないの、光透過性が改善に乏しいからであ
る。
【0030】一方、本発明で使用されるトナーの粒子径
は、好ましくは3〜50μm、より好ましくは7〜20μmの
範囲である。この理由は、トナーの粒子径が3μmより
小さいと透明フィルム基材上に画像を形成することが困
難になり、反対に50μmを越えると画像の解像度が低下
するからである。したがって、本発明の樹脂層の厚さ
は、具体的には使用されるトナーの粒子径によって最適
な厚さが選ばれるが、好ましくは2〜100μm、より好ま
しくは3.5〜70μmの範囲である。この理由は、100μmよ
り厚いと透光性画像フィルムの光透過性が阻害されて投
影画像の鮮明性が低下し、2μm未満であると光透過性
の改善に乏しいからである。
【0031】さらに、カラートナー(シアン、マゼンダ
またはイエロー)を用いた透光性画像フィルムに、本発
明のラミネートフィルムを使用した場合の樹脂層の厚さ
は、好ましくは10〜50μm、特に好ましくは20〜40μmの
範囲である。この理由は、樹脂層の厚みが10μm未満で
は光透過性の改善に乏しいからである。一方、厚さの上
限では、特にシアン系カラートナーを用いた場合は、樹
脂層が50μmより厚い範囲で光透過性が急激に低下する
傾向があるからである。
【0032】本発明における樹脂層に、好ましくは紫外
線吸収剤を含有させる。近年、トナーを付着させること
により得られる透光性画像フィルムにおいては、透光性
画像の高解像度および高光透過性をめざして、トナーの
微粒子化が行われている。反面、これが透光性カラー画
像の場合は、紫外線によるカラー画像の退色の原因にも
なっている。ラミネートフィルムの樹脂層に紫外線吸収
剤を含有させることにより、紫外線によるカラー画像の
色の退色の防止、すなわち紫外線照射前後の色差(ΔE)
を小さくできる。
【0033】本発明でラミネートフィルムの樹脂層に紫
外線吸収剤を含有させる場合は、樹脂層の樹脂100重量
部に対して0.40〜8.4重量部の範囲が好ましい。この理
由は、紫外線吸収剤含有量が所定量より少なすぎると、
紫外線照射前後の色差をほとんど小さくできず、反対に
紫外線吸収剤含有量が所定量より多すぎても、紫外線照
射前後の色差を小さくする効果が低下するからである。
【0034】本発明で使用される紫外線吸収剤の種類と
しては、o-ヒドロキシベンゾフェノン化合物類が好まし
い。この様な紫外線吸収剤はラミネートフィルムの樹脂
層の樹脂との相溶性も良く、樹脂層の透明性を低下させ
ずに紫外線照射前後の色差を小さくできるので好まし
い。特にこの様な紫外線吸収剤は、ラミネートフィルム
の樹脂層に熱可塑性のエポキシ樹脂が含まれる場合に効
果を発揮する。また、この様な紫外線吸収剤を含む樹脂
層は、マゼンダ系およびイエロー系カラートナーを用い
た透光性カラー画像において、紫外線照射前後の色差を
極めて小さくできるので特に好ましい。紫外線吸収剤の
種類として具体的には、ガフ(GAF)社製の「ユビナル(Uvi
nul) D50」が特に好ましい。
【0035】本発明の第2の態様を図6(a)〜(c)に示
す。即ち、透明フィルム基材61の一主要面上に、トナー
63を付着させることにより得られる透光性画像62の上に
透明な樹脂層51を形成するための方法において、(a)本
発明のラミネートフィルム54の樹脂層51と透光性画像62
の画像面64を接触させ、重ねて積層体65とする工程と、
(b)その積層体を、前記樹脂層の軟化点以上、150℃未満
の温度条件で貼り合わせる工程と、(c)得られる貼り合
わせた積層体からカバーフィルム53を除去する工程と、
を含む方法である。
【0036】本発明の(a)のラミネートフィルムの樹脂
層と透光性画像フィルムのトナー画像面を接触させ、重
ねて積層体とする工程は、樹脂層をトナー画像面上に好
ましく接着できるように準備するための工程である。こ
の工程が正しく行われないと、ラミネートフィルムから
剥離した樹脂層がトナー画像の凹部を充分に埋めること
ができない。ひいては、透光性画像フィルムの光透過性
を改善できない。
【0037】本発明の(b)の前記積層体を、前記樹脂層
の軟化点以上150℃未満の温度条件で貼り合わせる工程
は、トナー画像面上にラミネートフィルムから剥離した
樹脂層を好ましく接着し、樹脂層がトナー画像の凹部を
埋め、かつその外表面が平滑であるラミネート層を好ま
しく形成するための工程である。この工程が正しく行わ
れないと、透光性画像フィルムの光透過性を改善できな
い。
【0038】また、加熱温度は樹脂層の軟化点以上であ
ることが重要である。これを下回る加熱温度では樹脂層
が充分に軟化せず、ラミネートフィルムから剥離した樹
脂層がトナー画像の凹部を充分に埋めることができな
い。好ましくは、樹脂層の軟化点を10℃以上、より好ま
しくは20℃以上上回るのが良い。さらに、樹脂層の軟化
点を30℃以上上回り、かつトナーの軟化点をも上回る温
度で加熱すると、その外表面がより平滑な樹脂層が画像
面上に形成できるので特に好ましい。
【0039】また、上記(b)の工程での加熱温度の上限
は、150℃未満である必要があり、好ましくは140℃以下
である。透光性画像フィルムの透明フィルム基材には、
透明なプラスチックフィルムが使用される。プラスチッ
クフィルムは100〜150℃の範囲で熱変形しやすい。特
に、PETフィルムを用いた場合は、150℃以上で加熱する
ことは避けた方が好ましい。この理由は、上記(b)の工
程において150℃以上で加熱すると、透明フィルム基材
が熱変形でカールし、OHP投影機にかけたときに、画像
フィルム全面に正しく焦点を合わせることが困難になる
からである。また、ラミネートフィルムのカバーフィル
ムにPETフィルムを用いた場合は、上記(b)の工程におい
て150℃以上で加熱すると、このカバーフィルムが熱変
形でカールし、上記(b)の工程中に加熱ロールに貼り付
くおそれがある。
【0040】また、透光性画像フィルムの透明フィルム
基材としてPETフィルムを使用した透光性画像フィルム
と、PETフィルムを用いたカバーフィルム、ポリビニル
ブチラール樹脂を含む離型層、および軟化点が40〜80℃
の範囲の熱可塑性樹脂を含む樹脂層を有するラミネート
フィルムの組み合わせの場合、上記(b)の工程での加熱
温度は特に好ましくは110〜130℃の範囲である。
【0041】本発明の(b)の工程の後に前記積層体から
前記カバーフィルムを除去するが、好ましくはラミネー
ト層の樹脂が冷却され、軟化点未満の温度まで冷えてか
らカバーフィルムの除去を行う。また、離型層がポリビ
ニルブチラール樹脂である場合は、トナー画像面上に接
着された樹脂層の上にその離型層をも残すことがより好
ましい。
【0042】本発明の第3の態様を図6(c)に示す。即
ち、上述の方法により得られる画像面64の上に透明な樹
脂層51を有する透光性画像支持フィルム66である。好ま
しくは、画像はカラートナーを用いて形成される。
【0043】本発明のカラートナーとは、シアン、マゼ
ンダまたはイエローの着色剤と熱可塑性樹脂を含み、そ
の軟化点が80〜150℃の範囲のトナーである。この様な
カラートナーは、黒色のトナーとは異なり、透明性のあ
る有彩色の画像を得るために用いる。したがって、トナ
ー画像の光透過率を改善するために、本発明のラミネー
ト方法を用いることが必要である。
【0044】本発明のカラートナーは、特に乾式トナー
が好ましい。乾式トナーの構成は、結着剤である熱可塑
性樹脂、着色剤および、その他の添加剤からなる。好ま
しい乾式トナーの熱可塑性樹脂としては、スチレン-ア
クリル酸コポリマー、スチレン-メタクリル酸コポリマ
ー、スチレン-アクリレートコポリマーおよびビスフェ
ノールA型ポリエステルを使用する。
【0045】また、本発明の透光性カラー画像フィルム
の樹脂層に紫外線吸収剤が含まれる場合は、透光性カラ
ー画像の紫外線照射前後の色差を小さくできるので特に
好ましい。
【0046】本発明の透光性画像フィルムの透明フィル
ム基材は、好ましくは透明性、耐熱性、強度および剛性
にすぐれるPETフィルムである。また、この透明フィル
ム基材の厚さは、好ましくは25〜175μmの範囲である。
この理由は、透明フィルム基材の厚さが25μm未満であ
ると、樹脂層を貼り合わせる際の加熱工程で透明フィル
ム基材のカールが生じやすく、175μmより厚いと透光性
画像フィルムの透明性を損なうおそれがあるからであ
る。さらに、130℃以下の温度で加熱を行う場合は、透
明フィルム基材の厚さは、より好ましくは25〜100μmの
範囲である。この理由は、この厚さの範囲では、透光性
画像フィルムを重ねて保存する際にかさばらず、しかも
透明フィルム基材のカールが生じにくいからである。
【0047】また、本発明の透光性カラー画像フィルム
をOHP投影機で使用した場合は、好適に鮮明な投影画像
が得られるので特に好ましい。
【0048】本発明において、カバーフィルム上に離型
層と樹脂層とをこの順で設けるためには、一般の方法を
用いる。用いられる材料によって適正な方法を選択すれ
ば良い。離型層にポリビニルブチラール樹脂を用い、か
つ樹脂層に軟化点が40〜130℃の範囲の熱可塑性樹脂を
用いる場合は、ともに用いる樹脂を溶液にして塗布する
のが好ましい。具体的には、それぞれの樹脂を有機溶剤
中に溶解させた溶液とし、それをカバーフィルム上にマ
イヤーバー(Mayer bar)を用いて塗布する。離型層を塗
布・乾燥後に、樹脂層を塗布・乾燥させるのが好まし
い。この様にして得られたラミネートフィルムは、前述
の問題点を解決するためにより好ましい効果を発揮す
る。
【0049】以下の他の態様を具体的に説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の
態様における樹脂層51、離型層52およびカバーフィルム
53は、図5に示す本発明の実施態様における樹脂層、離
型層およびカバーフィルムに対応する。
【0050】[1]2〜100μmの範囲の厚みでかつトナ
ーの軟化点を下回る軟化点を有する樹脂層、0.5〜25μm
の範囲の厚みを有する離型層、およびプラスチックフィ
ルムからなるカバーフィルムを有する透光性画像の上に
透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィルム。
【0051】[2]トナーの軟化点を5℃以上下回る軟
化点を有する樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚みを有する
離型層、およびプラスチックフィルムからなるカバーフ
ィルムを有する透光性画像の上に透明な樹脂層を形成す
るためのラミネートフィルム。
【0052】[3]軟化点が40〜130℃の熱可塑性樹脂を
含む樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚みを有する離型層、
およびプラスチックフィルムからなるカバーフィルムを
有する透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するための
ラミネートフィルム。
【0053】[4]トナーの軟化点を下回る軟化点を有
するビスフェノールA型エポキシ樹脂を含む樹脂層、0.5
〜25μmの範囲の厚みを有する離型層、およびプラスチ
ックフィルムからなるカバーフィルムを有する透光性画
像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィ
ルム。
【0054】[5]トナーの軟化点を下回る軟化点を有
する分子量が2000以下のエポキシ樹脂を含む樹脂層、0.
5〜25μmの範囲の厚みを有する離型層、およびプラスチ
ックフィルムからなるカバーフィルムを有する透光性画
像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィ
ルム。
【0055】[6]2〜100μmの範囲の厚みでかつトナ
ーの軟化点を下回る軟化点を有し、さらに紫外線吸収剤
を含有する樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚みを有する離
型層、およびプラスチックフィルムからなるカバーフィ
ルムを有する透光性画像の上に透明な樹脂層を形成する
ためのラミネートフィルム。
【0056】[7]トナーの軟化点を5℃以上下回る軟
化点を有し、さらに紫外線吸収剤を含有する樹脂層、0.
5〜25μmの範囲の厚みを有する離型層、およびプラスチ
ックフィルムからなるカバーフィルムを有する透光性画
像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィ
ルム。
【0057】[8]軟化点が40〜130℃の熱可塑性樹脂と
紫外線吸収剤を含有する樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚
みを有する離型層、およびプラスチックフィルムからな
るカバーフィルムを有する透光性画像の上に透明な樹脂
層を形成するためのラミネートフィルム。
【0058】[9]トナーの軟化点を下回る軟化点を有
するビスフェノールA型エポキシ樹脂と紫外線吸収剤を
含有する樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚みを有する離型
層、およびプラスチックフィルムからなるカバーフィル
ムを有する透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するた
めのラミネートフィルム。
【0059】[10]トナーの軟化点を下回る軟化点を有
する分子量が2000以下のエポキシ樹脂と紫外線吸収剤を
含有する樹脂層、0.5〜25μmの範囲の厚みを有する離型
層、およびプラスチックフィルムからなるカバーフィル
ムを有する透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するた
めのラミネートフィルム。
【0060】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、「部」はすべて重量基準である。
【0061】また、透光性画像フィルムの作製は、ミノ
ルタ社製の電子写真装置「ミノルタCF70」を使用して電子
写真法によりすべて行った。透明性フィルム基材として
3M社製「PPCフィルム742(厚さが100μmのPETフィルム)」
をすべての実施例において用いた。トナーには、軟化点
が94〜96℃の3色の熱可塑性カラートナー(シアン、マ
ゼンダおよびイエロー)を各実施例において選んで用い
た。
【0062】実施例1 ラミネートフィルムは以下の様にして作製した。まず、
モンサント社製「ブタバールB72(ポリビニルブチラール
樹脂)」0.1部とTHF1.9部とからなる離型層用の溶液を調
製し、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)か
らなるカバーフィルム上に、#40のマイヤーバーを用い
て塗布・乾燥させた。乾燥後の離型層の厚みは7μmで
あった。さらに、その離型層上に、シェル化学社製「エ
ピコート1001(数平均分子量900、軟化点64℃のビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂)」0.6部とTHF1.4部とからなる樹
脂層用の溶液を、同様にして塗布・乾燥させて目的のラ
ミネートフィルムを作製した。樹脂層の厚みは25μmで
あった。
【0063】透光性画像フィルムには、透過光学密度
(T.O.D.)が0.68のシアン色トナーを使用した画像を有す
るものを用いた。
【0064】透光性画像フィルムへのラミネート層の形
成は、次のようにして行った。まず、ラミネートフィル
ムの樹脂層と透光性画像フィルムのトナー画像面とを接
触させて積層体とした。続いて、加熱温度119℃、ロー
ル圧力3kg/cm2および通過速度9.5 /秒の圧迫条件で、
2本のロールの間を通してその積層体を貼り合わせた。
最後にその積層体からカバーフィルムを剥がして、トナ
ー画面上に離型層と樹脂層とを形成した。
【0065】得られた樹脂層を有する透光性画像フィル
ムの透過可視光分光分析を、日立社製第330型分光光度
計を用いて行った。その結果を図1に示す。図1におい
て、実線が本実施例の樹脂層を有する透光性画像フィル
ムの透過可視光スペクトルの測定結果である。また、鎖
線は樹脂層を画像面上に形成する前の透光性画像フィル
ムについて、本実施例と同様にして得た透過可視光スペ
クトルの測定結果である。本実施例の樹脂層を有する透
光性画像フィルムは、ラミネートする前に比べてすべて
の波長において、光透過性が向上していることがわか
る。特に500nmの波長においては、本実施例の樹脂層を
有する透光性画像フィルムは80%の光透過性を示すが、
これは樹脂層を形成する前に比べて20%の光透過性の改
善であった。
【0066】比較例1 樹脂層に、シェル化学社製「エピコート1001」に変えて、
トナーの軟化点よりも高い軟化点を有するシェル化学社
製「エピコート1009(数平均分子量2400〜3300、軟化点14
4℃のビスフェノールA型エポキシ樹脂)」を使用した以外
は、実施例1とすべて同様にして行った。本比較例の透
光性画像フィルムは、500nmの波長において65%の光透
過性を示すに過ぎず、実施例1の透光性画像フィルムに
対して15%下回る光透過性であった。
【0067】比較例2 ラミネートフィルムの樹脂層に、シェル化学社製「エピ
コート1001」に変えて、熱可塑性トナーの軟化点よりも
高い軟化点を有する東洋紡績社製「バイロン200(軟化点1
63℃のポリエステル樹脂)」を使用した以外は、実施例1
とすべて同様にして行った。本比較例の透光性画像フィ
ルムは、500nmの波長において65%の光透過性を示すに
過ぎず、実施例1の透光性画像フィルムに対して15%下
回る光透過性であった。
【0068】実施例2 シアン色トナーの透光性画像フィルムに変えて、T.O.D.
が0.59のマゼンダ色トナーを用いた透光性画像フィルム
を使用した以外は、実施例1とすべて同様にして行っ
た。得られた樹脂層を有する透光性画像フィルムの透過
可視光分光分析の結果を図2に示す。図2において、実
線が本実施例の樹脂層を有する透光性画像フィルムの透
過可視光スペクトルである。また、鎖線は樹脂層を画像
面上に形成する前の透光性画像フィルムの透過可視光ス
ペクトルである。本実施例の樹脂層を有する透光性画像
フィルムは、樹脂層を形成する前に比べてすべての波長
において光透過性が向上していることがわかる。特に65
0nmの波長においては、本実施例のラミネート層を有す
る透光性画像フィルムは79%の光透過性を示すが、これ
は樹脂層を形成する前に比べて10%の光透過性の改善で
あった。
【0069】実施例3 シアン色トナーの透光性画像フィルムに変えて、T.O.D.
が0.38のイエロー色トナーを用いた透光性画像フィルム
を使用した以外は、実施例1とすべて同様にして行っ
た。得られた樹脂層を有する透光性画像フィルムの透過
可視光分光分析の結果を図3に示す。図3において、実
線が本実施例の樹脂層を有する透光性画像フィルムの透
過可視光スペクトルである。また、鎖線は樹脂層を形成
する前の透光性画像フィルムの透過可視光スペクトルで
ある。本実施例の樹脂層を有する透光性画像フィルム
は、樹脂層を形成する前に比べてすべての波長において
光透過性が向上していることがわかる。特に575nmの波
長においては、本実施例の樹脂層を有する透光性画像フ
ィルムは73%の光透過性を示すが、これは樹脂層を形成
する前に比べて20%の光透過性の改善であった。
【0070】実施例4 ラミネートフィルムの樹脂層の厚さを25μmから3.5μm
厚さに変えた以外は、実施例1と同様にしてラミネート
フィルムを作製した。得られたラミネートフィルムを用
いて、前出のものと同じシアン色トナー、マゼンダ色ト
ナーおよびイエロー色トナーを用いた透光性画像フィル
ムに、実施例1と同様にして樹脂層を形成した。透光性
画像フィルムの特定波長における光透過性を実施例1と
同様にして測定した。すなわち、シアン色トナーの透光
性画像フィルムの場合は500nm、マゼンダ色トナーの透
光性画像フィルムの場合は650nm、およびイエロー色ト
ナーの透光性画像フィルムの場合は575nmのそれぞれの
波長における光透過性を測定した。ついで、樹脂層の厚
さを3.5μmから13μm、40μmおよび90μmの厚さにそれ
ぞれ変えた以外は、すべて同様にして上記の操作を繰り
返した。その結果を図4に示す(厚さ25μmの場合の測定
値は実施例1〜実施例3の結果を用いた)。
【0071】図4より明らかなように、充分な光透過性
の改善が得られるのは、熱可塑性トナーの粒子径(約10
μm)の50%の約5μm以上、好ましくは約10μm以上の厚
さの樹脂層の場合であることがわかった。また、樹脂層
の厚さを20〜40μmの範囲が特に光透過性の改善効果が
著しく、樹脂層が厚すぎてもあまり効果が無いことがわ
かった。
【0072】実施例5 ラミネートフィルムの樹脂層に、紫外線吸収剤としてガ
フ社製「ユビナルD50」を0.005部を加えた以外は、実施例
1、実施例2および実施例3とすべて同様にして行っ
た。本実施例の3種類の樹脂層を有する透光性画像支持
フィルム(シアン色、マゼンダ色およびイエロー色のカ
ラー画像)と、対応する3種類の樹脂層を形成する前の
透光性画像フィルムの紫外線照射前後の色差を次の様に
して評価した。まず、すべての透光性画像支持フィルム
をQ-パネル社製加速耐光性性試験機「QUV」を用いて、120
時間紫外線に露出した。つづいて、露出前後の色差(Δ
E)をミノルタ社製色彩色差計「CR−121」を用い
て測定した。結果を表1に示す。
【0073】
【表1】 トナー画像 色差(ΔE) 樹脂層形成する前の 樹脂層を有する 透光性画像支持フィルム 透光性画像支持フィルム シアン 0.9 0.7 マゼンタ 1.9 0.2イエロー 6.4 1.5
【0074】表1から明らかなように、本実施例の3種
類の樹脂層を有する透光性画像フィルムは、対応する3
種類の樹脂層を形成する前の透光性画像フィルムに比較
して、紫外線露出前後の色差(ΔE)が小さく、耐退色性
(耐光性)が改善されていることがわかった。特に、マゼ
ンダ色およびイエロー色の透光性カラー画像フィルムに
おいて、耐光性の改善効果が著しかった。
【0075】
【発明の効果】以上の様に、透光性画像フィルムの光透
過性が改善され鮮明な投影画像を得ることができ、透光
性画像フィルムの支持体である透明フィルム基材のカー
ルなどの熱変形を抑制でき、さらに貼り合わせ工程にお
いて加熱ロールへの貼り付きを防止可能な、透光性画像
フィルム用のラミネートフィルムを提供することができ
た。加えて、そのために適したラミネート方法、および
その方法で得られるすぐれたラミネート層を有する透光
性カラー画像フィルムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の本発明による樹脂層を有する透光
性画像フィルムと、樹脂層を画像面上に形成する前の透
光性画像フィルムの透過可視光スペクトルの比較を示す
グラフである。
【図2】 実施例2の本発明による樹脂層を有する透光
性画像フィルムと、樹脂層を画像面上に形成する前の透
光性画像フィルムの透過可視光スペクトルの比較を示す
グラフである。
【図3】 実施例3の本発明による樹脂層を有する透光
性画像フィルムと、樹脂層を画像面上に形成する前の透
光性画像フィルムの透過可視光スペクトルの比較を示す
グラフである。
【図4】 実施例4の本発明による樹脂層を有する透光
性画像フィルムにおける、樹脂層の厚さと光透過性との
関係を示すグラフである。
【図5】 本発明のラミネートフィルムの一実施態様を
示す断面図である。
【図6】 本発明の方法の一実施態様を説明する断面図
である。
【符号の説明】
51…樹脂層、 52…離型層、 53…カバーフィルム、 54…ラミネートフィルム、 61…透明フィルム基材、 62…透光性画像、 63…トナー、 66…透光性画像支持フィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 溝渕 義一 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 住友 スリーエム株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フィルム基材61の一主要面上にトナ
    ー63を付着させることにより得られる透光性画像62の上
    に透明な樹脂層51を形成するためのラミネートフィルム
    54において、そのラミネートフィルム54が、カバーフィ
    ルム53、離型層52、および樹脂層51の順に積層され、か
    つその樹脂層51の軟化点がそのトナー63の軟化点を下回
    るラミネートフィルム。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層が40〜130℃の範囲の軟化点
    を有することを特徴とする請求項1記載の透光性画像の
    上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィル
    ム。
  3. 【請求項3】 前記樹脂層の厚さが前記トナーの平均粒
    子径の50%以上であることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の透光性画像の上に透明な樹脂層を形成す
    るための透光性画像用ラミネートフィルム。
  4. 【請求項4】 前記樹脂層がさらに紫外線吸収剤を含む
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいづれかに記
    載の透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するためのラ
    ミネートフィルム。
  5. 【請求項5】 透明フィルム基材61の一主要面上にトナ
    ー63を付着させることにより得られる透光性画像62の上
    に透明な樹脂層51を形成するための方法において、 (a)請求項1から請求項4のいづれかに記載のラミネー
    トフィルム54の樹脂層51と透光性画像62の画像面64を接
    触させ、重ねて積層体65とする工程と、 (b)その積層体を、前記樹脂層の軟化点以上、150℃未満
    の温度条件で貼り合わせる工程と、 (c)得られる貼り合わせた積層体65からカバーフィルム5
    3を除去する工程と、を含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の方法により得られる画像
    面の上に透明な樹脂層を有する透光性画像支持フィルム
    66。
  7. 【請求項7】 カラートナーを用いて画像が形成された
    請求項6記載の透光性画像支持フィルム。
JP6094751A 1994-05-09 1994-05-09 透光性画像の上に透明な樹脂層を形成するためのラミネートフィルム、透光性画像の上に透明な樹脂層を形成する方法、および画像面の上に透明な樹脂層を有する透光性画像支持フィルム Pending JPH07306541A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10239890A (ja) * 1997-02-28 1998-09-11 Seiko Epson Corp 画像形成装置
US7097898B2 (en) 2001-09-21 2006-08-29 Seiko Epson Corporation Printed article and production method of the same
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JP2012053099A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成方法

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