JPH0730694Y2 - 環状織機の異状感知装置 - Google Patents

環状織機の異状感知装置

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JPH0730694Y2
JPH0730694Y2 JP1988170454U JP17045488U JPH0730694Y2 JP H0730694 Y2 JPH0730694 Y2 JP H0730694Y2 JP 1988170454 U JP1988170454 U JP 1988170454U JP 17045488 U JP17045488 U JP 17045488U JP H0730694 Y2 JPH0730694 Y2 JP H0730694Y2
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和孝 ▲柄▼崎
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は筒状の織布を織成するための環状織機におい
て、その環状織機におけるシャットルの駆動系に異状が
生じた場合に、その異状を感知し、回復困難なトラブル
が発生する前に環状織機の運転を自動的に停止せしめる
ための装置に関するものである。
従来の技術 一般に環状織機は図面に示すように、たて糸1がガイド
リング2から放射状に配列され、そのたて糸1をヘルド
3により上下に開口させて、その開口内にシャットル4
が配置されている。そしてモーター5でシャフト6を回
転駆動し、該シャフト6に取付けられたカムドラム7を
回転させてたて糸1における開口位置を周方向に移動さ
せながら、前記シャフトに取付けられた駆動アーム8を
介してプッシュローラー9を回転させ、該プッシュロー
ラー9によりシャットル4を押して回転させるよになっ
ている。
而して前記シャットル4のボビン10から繰出されたよこ
糸11が、ガイドリング2部の織り口に織込まれ、筒状織
物12を連続的に織成するのである。
而して従来この環状織機は、消防ホースのジャケット
や、布袋等を製造するために使用されることが多かっ
た。これらの場合には、たて糸1及びよこ糸11として比
較的太く撚りの強い糸条が使用されることが多く、それ
らの糸が切れたり絡んだりすることはなく、大きなトラ
ブル生じることは少なかったので、特に異状感知装置が
設けられることはなかった。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら近年、炭素繊維やガラス繊維等の高強度繊
維を使用し、これを環状織機で筒条に織成して、FRPの
補強材料として使用することが検討されている。この場
合には補強材料を構成する糸条として、無撚り又は極め
て甘撚りのトウが使用されることが多い。このようなト
ウを使用すると、織成中にヘルドやシャットルとの摩擦
により、トウの内の何本かの単繊維が切断されることが
ある。
トウの中の単繊維が切断されると、トウが無撚り又は甘
撚りであるため、切断された単繊維はトウから遊離して
突出し、たて糸1やよこ糸11に絡んだり、シャットル4
に絡まったりして、たて糸1の開口運動やシャットル4
の回転運動が妨げることがある。特に前述のような炭素
繊維等の極めて強度の大きい繊維が使用される場合に
は、単繊維の強度が大きいために一旦絡むと容易に切れ
ず、環状織機の運転に対して大きな障害となることが少
なくない。
而して前述のような切断された単繊維が、シャットル4
が直接絡まった場合はもちろんであるが、たて糸1に絡
まって開口運動を妨げた場合においても、たて糸1が充
分に開口しないことによりシャットル4の運動が妨げら
れることとなり、トラブルが生じる場合には結局はシャ
ットル4の通過障害として現れる。
ところで環状織機におけるシャットル4は、図面に示す
ように、上下に開口したたて糸1群と開口装置のヘルド
3とにより囲まれた閉鎖空間内にあり、その閉鎖空間の
移動と共に移動するだけであって、この閉鎖空間から外
に出ることはないのである。
通常の偏平な織物を織成する織機においては、開口した
たて糸群の間を、その端から端までシャットルが通過
し、一回毎にシャットルはたて糸の開口から外に取出さ
れる。従ってシャットルに通過障害が生じれば当該シャ
ットルがたて糸の開口から出ることがなく、障害の状態
を容易に感知して機械を停止することができる。
しかしながら環状織機においては、前述のようにシャッ
トル4が閉鎖空間から外に出ることがないため、特定の
位置におけるシャットル4の存否によりトラブルを検知
することができない。またシャットル4はモーター5に
より直接に駆動されるプッシュローラー9によって、強
制的に移動せしめられるので、シャットル4に通過障害
が生じてもその障害を排除して強引に運転が継続される
こととなり、たて糸1やよこ糸11が激しく絡み合ったり
縺れたりして、極めて大きなトラブルに発展するのであ
る。
さらにそれらがシャットル4を初めとする環状織機の構
成部品に絡まって、環状織機自体を破壊してしまう恐れ
すらある。
また駆動アーム8をトルクガード等の過負荷保護装置を
介してシャフト6に取付けることにより、シャットル4
に通過障害が生じたときに過負荷保護装置が働いてプッ
シュローラー9の回転を止め、シャットル4が強引に進
んでトラブルが拡大するのを防ぐことは可能である。し
かしながらこの場合には、シャットル4の駆動は停止し
ても、カムドラム7はシャフト6と共に回転を続けるた
め、ヘルド3は開口運動を続ける。従ってシャットルの
位置とヘルド3の開口とが逆になる逆開口を生じること
となり、これも大きなトラブルを生じるのである。
プッシュローラー9とカムドラム7とを同時に停止せし
めるために、カムドラム7とモーター5との間にトルク
ガードを設けることも考えられるが、カムドラム7は大
型で相当の重量を有するため、カムドラム7の慣性トル
クが大きく、シャットル4の通過障害によるトルクが相
当程度に大きくならないと過負荷保護装置が作動せず、
十分な効果がない。
外部から人が監視してシャットル4に通過障害が生じた
ときに運転を停止することは不可能ではないが、そのた
めには個々の環状織機にそれぞれ常時一人の人が付きっ
きりになる必要があり、多大の人手を要する。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものあって、シャッ
トル4に何等かの原因で僅かな通過障害が生じただけで
それを感知し、自動的に環状織機の運転を停止して、ト
ラブルが修復不能に拡大するのを防止するための装置を
提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 而して本考案の装置は、放射状に配列されたたて糸の開
口内にシャットルを配置し、シャフトに取付けられた駆
動アームの先端に設けられたプッシュローラーにより前
記シャットルを回転駆動してよこ糸を織込む環状織機に
おいて、前記駆動アームが前記シャフトの周囲に等間隔
で取付けられており、当該駆動アームの回転面に対向し
て定位置における駆動アームの通過を検知してパルス信
号を発するセンサーを配置し、当該センサーからのパル
ス信号の間隔を予め設定された環状織機の定常運転状態
に対応するパルス信号の間隔と比較する比較回路を具備
したことを特徴とするものである。
実施例 以下本考案の実施例を図面に従って説明する。第1図は
本考案を適用した環状織機を示すものであって、前述の
環状織機における駆動アーム8はシャフト6を中心とし
て等間隔で複数配列されており、その駆動アーム8の回
転面に対向してセンサー13が配置されている。
該センサー13は、その直前を駆動アーム8が通過するの
を検知して、パルス信号を発するものである。例えば発
光受光式センサーを使用し、当該センサーから光を発
し、当該センサーの直前を駆動アーム8が通過したとき
に、その駆動アーム8の表面で反射した光を再度センサ
ーで受光して検知し、それを電気的なパルス信号として
取出すのである。この場合、駆動アーム8におけるセン
サー13に対向する部分に光反射テープ等を貼着し、セン
サー13の検知感度を向上させることができる。
そして本考案においては、センサー13から発せられるパ
ルス信号の間隔を測定し、そのパルス間隔と、予め設定
された環状織機の定常運転状態に対応するパルス信号の
間隔とを比較する比較回路を具備している。
第2図にその比較回路の一例を示す。すなわち、14はオ
ンディレイ回路であって、環状織機の起動後の時間を測
定し、所定の時間経過した後に比較回路が作動するよう
になっている。そして較差判別回路15において、予め設
定された環状織機の定常運転状態に対応するパルス信号
の間隔と、センサー13から発せられるパルス信号の間隔
とを比較し、センサー13から発せられるパルス信号の間
隔が予め設定された間隔より所定の大きさ以上に長くな
ったときに、停止信号を発する。当該停止信号は織機停
止回路16に送られ、環状織機の運転を停止するのであ
る。
前記較差判別回路としては、コンピューターを使用する
ことができる。当該コンピューターに、環状織機を定常
状態で運転したときに、センサー13の直前を駆動アーム
8が横切る時間的間隔をインプットしておく。そして前
記センサー13から発せられるパルスの時間的間隔を測定
し、そのデーターと前記インプットデーターとを比較す
るのである。
シャットル4は通過障害が生じたときには、当該シャッ
トル4を回転駆動するプッシュローラー9に負荷がかか
り、駆動アーム8及びシャフト6に歪みが生じる。それ
故駆動アーム8がセンサー13の直前を横切る時間的間隔
に遅れが生じ、前記パルスの間隔が長くなる。従って当
該パルス間隔を定常運転状態におけるパルス間隔と比較
することにより、駆動アーム8の回転の遅れを検出し、
シャットル4に通過障害が生じていることを感知するの
である。
また本考案においては、シャフト6に捩れ緩衝部17を設
け、プッシュローラー9に負荷がかかったときに前記捩
じれ緩衝部17におてい捩れを生ぜしめ、前記パルス間隔
を積極的に延長せしめるのが好ましい。シャフト6に捩
れ緩衝部17を設けるのに代えて、駆動アーム8を比較的
弾性変形し易い材料で形成することもでき、またシャフ
ト6と駆動アーム8との結合部にトルクガード等の緩衝
部を設けることもできる。
作用 而して本考案においては、環状織機を起動し、その運転
が定常状態となった後に作動させる。これを手動で行っ
てもよいが、第2図に示すようにオンディレイ回路17を
組込み、起動後所定の時間経過した後に自動的に比較回
路を作動せしめるのが好ましい。
シャットル4に通過障害がなく、環状織機が定常運転状
態にあるときは、駆動アーム8は一定の速度で回転し、
一定の時間的間隔でセンサー13の直前を横切る。そして
当該センサー13から取出されるパルス信号は、あらかじ
め設定された間隔にほゞ等しい間隔となる。
そこで何等かの原因でシャットル4に通過障害が生じる
と、シャットル4の移動に抵抗が生じ、プッシュローラ
ー9に負荷がかかり、駆動アーム8の回転速度が遅くな
る。その回転の遅れは、駆動アーム8及びシャフト6の
歪みにより吸引され、捩れ緩衝部17等が設けられている
場合には、それらの緩衝部で吸収される。
而して前述のように駆動アーム8の回転速度が遅くなる
と、駆動アーム8がセンサー13の直前を横切る時間的間
隔が長くなり、センサー13から発せられるパルスの間隔
が長くなる。そのパルス間隔と前述の設定間隔とを比較
し、その差が所定の大きさを越えることにより、環状織
機の運転状態の異状として感知し、当該環状織機の運転
を自動的に停止する。
考案の効果 本考案によれば、従来の環状織機にセンサー13を取付
け、当該センサー13から取出されたパルス信号を電気的
に処理することにより環状織機の異状の有無を感知する
ので、環状織機自体にはほとんど手を加える必要がな
く、構造が極めて簡単である。
そして本考案によれば、環状織機の運転状態においてシ
ャットル4に通過障害が生じたときに、それを速やかに
感知することができ、直ちに環状織機の運転を停止する
ことができる。従って何等かのトラブルが生じたときに
は、直ちに且つ自動的に環状織機を停止することがで
き、トラブルが修復困難な程度にまで拡大することがな
く、また機械にも損傷が生じることもなく、容易にトラ
ブルを解消して、再度運転を再開することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す中央縦断面図であ
る。第2図は本考案における比較回路の一例を示すブロ
ック図である。 1……たて糸、4……シャットル 6……シャフト、8……駆動アーム 9……プッシュローラー、11……よこ糸 13……センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状に配列されたたて糸(1)の開口内
    にシャットル(4)を配置し、シャフト(6)に取付け
    られた駆動アーム(8)の先端に設けられたプッシュロ
    ーラー(9)により前記シャットル(4)を回転駆動し
    てよこ糸(11)を織込む環状織機において、前記駆動ア
    ーム(8)が前記シャフト(6)の周囲に等間隔で取付
    けられており、当該駆動アーム(8)の回転面に対向し
    て定位値における駆動アーム(8)の通過を検知してパ
    ルス信号を発するセンサー(13)を配置し、当該センサ
    ー(13)からのパルス信号の間隔を予め設定された環状
    織機の定常運転状態に対応するパルス信号の間隔と比較
    する比較回路を具備したことを特徴とする、環状織機の
    異状感知装置
JP1988170454U 1988-12-30 1988-12-30 環状織機の異状感知装置 Expired - Fee Related JPH0730694Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013061955A1 (ja) * 2011-10-25 2013-05-02 大日本印刷株式会社 殺菌処理ライン及びその浄化方法
TWI406985B (zh) * 2009-01-22 2013-09-01 Starlinger & Co Gmbh 控制梭子上之緯紗帶張力的裝置,設有該裝置的梭子,和圓形梭織機

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