JPH07307837A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH07307837A
JPH07307837A JP6124231A JP12423194A JPH07307837A JP H07307837 A JPH07307837 A JP H07307837A JP 6124231 A JP6124231 A JP 6124231A JP 12423194 A JP12423194 A JP 12423194A JP H07307837 A JPH07307837 A JP H07307837A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーアップ期間においても、イメージスキ
ャナの走査速度を一定に保ちつつ良好な読み取り画像を
得ることができる画像読取装置を提供する。 【構成】 原稿の送りを開始する際に、イメージスキャ
ナ12の主走査速度を一定に保ったままで、モータ22
による原稿の副走査方向への送りを定常速度の1/2に
するとともに、原稿を1ライン送る間に2回の主走査を
する。その2回の主走査により得られたデータを演算し
て、1ライン分のデータに変換する。定常速度では、1
ライン送る間に1回の主走査をする。定常速度と低速の
間の中速では、1ライン送る間に2回の主走査する動作
と1回の主走査をする動作を組合わせて実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置等に
おいて原稿の読み取りに用いられている画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ等の画像読取装置において
は、原稿をモータにより送りながら、CCD等のイメー
ジスキャナにて原稿の情報を光電変換して電気的に読み
取っていく方式が採用されている。この種の画像読取装
置では、原稿を送るモータにステッピングモータを用
い、原稿の送りをスタートから一定のスピードで行って
いる。このステッピングモータによる1ライン分の原稿
の送り速度に、イメージスキャナにより1ライン分の情
報を主走査する時間を同期させることにより、該ステッ
ピングモータとイメージスキャナとの同期を取ってい
た。
【0003】この種の画像読取装置においては読み取り
スピードのより一層の高速化が要求されている。この要
求に答えるためには、イメージスキャナの走査スピード
と原稿の送り速度とを共に高める必要があるが、イメー
ジスキャナの走査スピードはCCDの性能の向上等によ
り高速化が容易であるのに対して、モータについては高
速で始動することが困難であった。このため、モータを
スタート時に低速で駆動し、その後高速駆動へ切り換え
ていく、即ち、ステッピングモータを段階的に加速して
行く所謂加速駆動(スルーアップ駆動)が採用されるよ
うになった。
【0004】このスルーアップ駆動を採用した場合に
は、スルーアップによる低速駆動を行っている間に、原
稿を1ライン分送るスピードが低くなり、この原稿送り
のスピードと原稿を1ライン走査するスピードとの間の
同期が取れなくなる。この結果、読み取ったライン数
が、原稿の送られたライン数より多くなり、例えば、読
み取ったデータを相手側のファクシミリ装置に転送した
際に、再生された画像がスルーアップ時に読み取りを行
ったエリアだけ副走査方向へ伸びるという問題が生じ
る。このため従来は、送られたライン数と走査の数とを
一致させるために、モータのスピードを変えた際にイメ
ージスキャナにより読みとられたデータの一部を遺棄す
る方法が取られていた。
【0005】この従来方法について図11を参照して説
明する。図11の上方のタイムチャートは紙送りを、下
方のタイムチャートはイメージスキャナによる走査を示
している。なお、この従来の画像読取装置では、高速、
即ち、定常速度では原稿の1ライン分を5msecで送り、
この1ライン分の送り時間(5msec)にイメージスキャ
ナが1走査するように設定されているものとする。モー
タの始動時に、原稿の送り速度を定常速度の1/2にし
た際には、1ライン分を送る間(10msec)にイメージ
スキャナは2回走査を行ため、第1回目の走査時に得ら
れたデータD11を遺棄し、第2回目の走査時に得られ
たデータD12をラインL1の画素データとして用い
る。更に、モータの始動後、原稿の送り速度を定常速度
の2/3の速度、即ち、中速まで増速した際には、2ラ
イン分の送る間(15msec)にイメージスキャナは3回
走査を行うため、第1回目の走査時に得られたデータD
51は遺棄し、第2回目の走査時に得られたデータD5
2をラインL5の画素データとして、また、第3回目の
走査時に得られたデータD61をラインL6の画素デー
タとして用いる方法が取られていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、上述したように読みとった画素データの一部
を遺棄するため、例えば原稿上に細い黒線があっても、
これを読み取った画素データが遺棄された場合には、こ
の黒線が全く読み取りデータ上に現れないことや、反対
に黒い部分に内に白い部分が存在していても、これを読
みとった画素データが遺棄されて該白い部分が欠落する
事態が発生し、読み取り画像の質が低下していた。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、スルー
アップ期間においても、イメージスキャナの走査スピー
ドを一定に保ちつつ良好な読み取り画像を得ることがで
きる画像読取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像読取装置は原稿を一定速度で主走査す
ることによりデータを読み取るイメージスキャナと、原
稿とイメージスキャナとを相対的に副走査方向へ送るモ
ータの速度を可変制御する速度制御手段と、前記副走査
方向への送り速度を第1の速度Aとし、イメージスキャ
ナのM回の主走査によって、1ライン分の読み取りデー
タを得る第1の読取制御部と、前記副走査方向への送り
速度を第2の速度A×M/Nとし、イメージスキャナの
N回の主走査によって、1ライン分の読み取りデータを
得る第2の読取制御部と、前記副走査方向への送り速度
を第1の速度Aと第2の速度A×M/N間の第3の速度
とし、aライン分の読み取りデータをそれぞれ各ライン
毎にイメージスキャナのm回の主走査により得る動作
と、bライン分の読み取りデータをそれぞれ各ライン毎
にイメージスキャナのn回の主走査により得る動作とを
組み合わせて実行する第3の読取制御部とを有し、前記
M、N、a、b、m、nの関係をN>(ma+nb)/
(a+b)>Mとしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は好適な態様において、前記
イメージスキャナのNおよびn回の主走査により得られ
たデータと前ラインの画素データとに基づき、現ライン
の1画素に対応する画素データを演算する演算手段と、
前記イメージスキャナにより読みとられたデータと、前
記演算手段により演算されたデータとを選択するデータ
選択手段と更にを有し、前記データ選択手段は、第1の
読取制御部で前記イメージスキャナにより読み取られた
データを選択し、第2の読取制御部で前記演算手段によ
り演算されたデータを選択し、第3の読取制御部で前記
イメージスキャナにより読み取られたデータと前記演算
手段により演算されたデータとを組み合わせて選択する
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成された画像読取装置では、原
稿とイメージスキャナとの副走査方向の相対送り速度を
第1の速度Aとし、イメージスキャナのM回の主走査に
よって1ライン部の読み取りデータを得るものにおい
て、まず、副走査方向への送りを開始する際に、第2の
読取制御部が、イメージスキャナの走査速度を一定にし
たままで、速度制御手段によりモータによる副走査方向
への送りを第1の速度Aの1/Nにする。これにより、
原稿を1ライン分送る間にN回走査が行われるようにな
る。その後、第3の読取制御部が、副走査方向への送り
速度を第1の速度Aと第2の速度A×M/N間の第3の
速度とし、aライン分の読み取りデータをそれぞれ各ラ
イン毎にイメージスキャナのm回の主走査により得る動
作と、bライン分の読み取りデータをそれぞれ各ライン
毎にイメージスキャナのn回の主走査により得る動作と
を組み合わせて実行する。ここで、N>(ma+nb)
/(a+b)>Mとする。つまり第3の速度での1ライ
ン当たりの走査回数を、第1および第2の速度での走査
回数の間の値とする。これによりモータによる原稿の送
りとイメージスキャナによる原稿の走査との同期を保
つ。その後、第1の読取制御部が、速度制御手段により
モータによる原稿の副走査方向への送りを上記のとおり
第1の速度Aとするとともに1ライン分送る間にM回主
走査を行うようにする。このようにして、本発明の画像
読取装置では、モータを第2速度から第1の速度に加速
する際にも該モータによる原稿の送り速度とイメージス
キャナの走査との同期を保つ。
【0011】また、本発明は、好適な態様において、イ
メージスキャナの複数回(例えばN、n回)の主走査に
より得られたデータと、前ラインの画素データとを演算
して、現ラインの1画素に対応する画素データを得る。
また、第3の速度での主走査回数m、nは、M≧m、N
≧nとし、さらに好ましくは、M=m=1とすること
で、読み取り速度のより一層の高速化を達成する。さら
に、上記M=m=1、N≧nとしたものにおいて、まず
副走査方向への送りを開始する際に、第2の読取制御部
が、イメージスキャナの走査速度を一定にしたままで、
速度制御手段によりモータによる原稿の副走査方向への
送りを定常速度の1/Nにする。これにより、原稿を1
ライン分送る間にN回走査が行われるようになる。この
イメージスキャナによるN回の走査によるデータと直前
ラインの画素データとに基づき演算手段が理論演算を行
い求めた値を、データ選択手段が現ラインの1画素に対
応するデータとして選択する。その後、第3の読取制御
部が、副走査方向への送り速度を第1の速度Aと第2の
速度A×M/N間の第3の速度とし、aライン分の読み
取りデータをそれぞれ各ライン毎にイメージスキャナの
1回の主走査により得る動作と、bライン分の読み取り
データをそれぞれ各ライン毎にイメージスキャナのn回
の主走査により得る動作とを組み合わせて実行する。こ
の際に、前記イメージスキャナにより読み取られたaラ
イン分のデータと前記演算手段により演算されたbライ
ン分のデータとを組み合わせて選択することによりモー
タによる原稿の送りとイメージスキャナによる原稿の走
査との同期を保つ。その後、第1の読取制御部が、速度
制御手段により、モータによる原稿の副走査方向への送
りを第1の速度Aにすると同時に、イメージスキャナの
1回の主走査によって読み取ったデータをデータ選択手
段が現ラインの1画素に対応するデータとして選択す
る。このようにして、本発明の画像読取装置では、モー
タを定常速度の1/Nの第2の速度で始動し、その後第
3の速度まで増速した際に該モータによる原稿の送り速
度とイメージスキャナの走査との同期を保つ。この際
に、読み取ったデータを全て用いて理論演算によって1
画素に対応するデータを求めるため、良好な読み取り画
像を得ることができる。第3の速度において、演算手段
により演算されたデータを複数回連続して選択し、また
イメージスキャナにより読み取られたデータを複数回連
続して選択してもよいが、両データを交互に選択しても
よいものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は、本発明の実施例に係る画像読取
装置の電気的構成を示すブロック図である。読取制御回
路20は、イメージスキャナ12へ駆動信号を送ると共
に、これに同期させてモータ22への駆動パルスを送
り、また、2回読み演算回路16へ制御信号(SEL)
を送出すると共に、選択器18へ切換信号を送るように
構成されている。イメージスキャナ12は、A4サイズ
の原稿の1ラインに相当する1728画素の読み取り画
素を持つ一次元のイメージセンサから成り、読取制御回
路20からの駆動信号により駆動され、主走査方向に原
稿を画素単位に光電変換しながら読み取る。イメージス
キャナ12の読み取り速度は、1走査当たり5msec で
あり、連続的に原稿画像に対応する読み取りアナログ信
号を出力していく。出力された読み取りアナログ信号
は、2値化回路14によって設定レベルと比較され2値
データに変換されて、2回読み演算回路16及び選択器
18へ順次送られる。読取制御部20は、モータ22の
速度を定常速度(第1の速度)とするとともに選択器1
8を2回読み演算回路側でない側に切換える第1の読取
制御部20Aと、モータ22の速度を定常速度の1/2
とするとともに選択器18を2回読み演算回路側に切換
える第2の読取制御部20Bと、モータ22の速度を定
常速度の2/3とするとともに選択器18を上記両側に
後述するように適宜切換える第3の読取制御部20C
と、各制御部からの指示にもとづいてモータ22の速度
を可変制御する速度制御部20Dとから構成されてい
る。第2および第3の読取制御部20B、20Cは、2
回読み演算回路16へ制御信号(SEL)を送出する。
【0013】2回読み演算回路16は、後述するように
2値化回路14からの2値データに基づき、読取制御回
路20からの制御信号(SEL)にて演算を行い、この
演算結果を画素データとして出力する。モータ22は、
主走査方向と直交する副走査方向に原稿を送るためのも
ので、ステッピングモータから成り上記読取制御回路2
0の速度制御部20Dからの駆動パルスによって速度制
御される。このモータ22の制御方式は2−2相励磁方
式で、4ステップにて原稿を1ライン分送ることがで
き、800pps (毎秒のパルス数)の駆動パルスが与え
られたとき該1ライン分を5msecで送る。
【0014】2回読み演算回路16の出力及び2値化回
路14の出力は、選択器18に入力される。この選択器
18は、読取制御回路20により選択された側の出力を
S/P変換回路24側へ出力する。このS/P変換回路
24は選択器18からシリアルに送られる画素データを
パラレル変換してバスライン26側へ出力する。このバ
スライン26には、ファクシミリ装置のCPU28と、
制御情報を保持するROM30と、画素データを保持す
るRAM32とが接続されている。該CPU28は、S
/P変換回路24から送られた画素データをRAM32
に保持すると共に、この画素データを図示しないモデム
を介して送信先のファクシミリ装置へ送信させる。
【0015】図2は図1に示す2回読み演算回路16の
具体的構成を示す回路図である。この2回読み演算回路
16は、原稿の走査間隔を狭めてより精密に原稿を読み
取るために従来から用いられている2回読み演算回路と
ほぼ同様な構成から成る。該2回読み演算回路16は、
シフトレジスタ50と、AND回路52と、OR回路5
4と、セレクタ56とから構成され、後述するインバー
テッドY・x1+x2の理論演算を行う。シフトレジス
タ50は、上述した1728画素、即ち、1走査に相当
する画素データを保持するレジスタで、入力されたデー
タを1走査時間(5msec )遅延させて該AND回路5
2及びOR回路54側へ戻すように構成されている。
【0016】2値化回路14からの2値データは、AN
D回路52の一方の端子と、OR回路54の一方の端子
とに入力される。また、シフトレジスタ50からの出
力、即ち、セレクタ56からの出力が1走査時間(5m
sec )遅延された出力が、AND回路52の他方のイン
バーテッド端子と、OR回路54の他方の端子とに入力
される。該AND回路52の出力はセレクタ56のA端
子へ入力され、また、OR回路54の出力はセレクタ5
6のB端子へ入力されようになっている。セレクタ56
は、読取制御回路20からの制御信号(SEL)に基づ
き、A端子またはB端子の入力を選択して出力端子X側
から出力する。
【0017】次に、第1実施例の画像読取装置による画
像読み取り動作について図1〜図4を参照して説明す
る。本実施例の画像読取装置は、読み取り速度を高速化
するためにモータ22をスルーアップ駆動する。図3
は、上記モータ22による原稿(紙)の送りとイメージ
スキャナ12の走査とのタイムチャートを示している。
読取制御回路20は、第2の読取制御部20Bにより先
ずモータの始動時において速度制御部20Dを通してモ
ータ22へ定常速度の2分の1の400pps の駆動パル
スを与え、10msecで1ライン分送る。図3には、この
10msecで送られるラインL1、L2、L3、L4の4
ラインが示されている(なお、図中ではラインL1、L
2、L3、L4の4ラインのみ示されているが、この4
00pps のスルーアップ駆動は実際には32ライン分行
われる)。
【0018】他方、該第2の読取制御部20Bは、イメ
ージスキャナ12へ駆動パルスを与え一定の周期(5ms
ec)で原稿の走査を繰り返させ、これにより5msec周期
で1走査分の2値データ群D11、D12・・が2値化
回路14から出力される。図1に示す第2の読取制御部
20Bは、上記低速中において、選択器18を制御して
2回読み演算回路16からの出力をS/P変換回路24
へ接続させる。これにより、イメージスキャナ12の2
回の走査により読み取られたデータから、該2回読み演
算回路16により画素データを演算させる。
【0019】図4は、上記2回の走査による原稿上にお
ける読み取り画素の位置関係を模式的に示した図であ
る。Xは現ラインの画素データを表し、x1、x2は原
稿の送り速度を1/2にした際に2回の走査により得ら
れた2値化回路14からの2値データを示している。ま
た、Yは、Xの副走査方向の直前のライン上における画
素データを示している。即ち、本画像読取装置では、低
速で1ライン原稿を送る間に、2回の走査を行い1ライ
ンに相当する2値データX1、X2を得る(なお、ここ
で図3のラインL1が図4の前ラインの画素データYに
対応し、図3のラインL2が図4の現ラインの画素デー
タXに対応し、また、図4の2値データX1、X2は図
3の2値データ郡D21、D22にそれぞれ含まれるも
のとする)。
【0020】図2に示す2回読み演算回路16は、シフ
トレジスタ50の出力(ここではYに相当する)と2値
化回路14の2値データ(ここではx1、x2)とを用
い、上記現ラインの画素データXの値をインバーテッド
Y・x1+x2の理論演算によって決定する。なお、こ
の実施例においては黒データを「1」とし、白データを
「0」とする。
【0021】イメージスキャナが第1回目の走査を行
い、2値データ群D21に含まれる2値データx1が2
値化回路14から出力されると、図2に示す2回読み演
算回路16のAND回路52の一方の入力端子に加えら
れる。一方、AND回路52のインバーテッド端子に
は、セレクタ56からの前ラインの画素データYが入力
されている。これにより、該AND回路52は、インバ
ーテッドY・x1の出力をセレクタ56のA端子に出力
する。この時に第2の読取制御部20Bは制御信号SE
Lとして<1>をセレクタ56へ出力する。これに応じ
て、セレクタ56はA端子に入力された値をX端子から
出力する。これによりAND回路52の出力がシフトレ
ジスタ50へ入力され、ここでいったん保持される。
【0022】次に、イメージスキャナが第2回目の走査
を行い、2値データ群D22に含まれる2値データx2
が2値化回路14から出力されると、OR回路54の一
方の入力端子に加えられる。一方、該OR回路54の他
方の入力端子には、セレクタ56からの上述したAND
回路52の出力が入力されている。これにより、該OR
回路54は、インバーテッドY・x1+x2の演算を行
った出力をセレクタ56のB端子に出力する。このとき
に第2の読取制御部20Bは制御信号SELとして<0
>をセレクタ56へ出力する。これにより、セレクタ5
6は、B端子に入力された該OR回路54の演算結果を
X端子から出力させる。即ち、2回の走査により得られ
た2値データを基に決定された画素データXの値として
出力する。なお、この値は、シフトレジスタ50に保持
され、次のラインの走査の際に前ラインのデータYとし
て用いられることになる。CPU28は、モータ22に
よる1ライン分の送りと同期して、上記の第2回目の走
査後のX端子からの出力データを1ライン分のデータと
してRAM32に保持する。本実施例の画像読取装置
は、上述した演算を定常速度の半分でモータ22を駆動
している間繰り返す。
【0023】上記低速度で所定ライン数の送りが完了し
た時点で、読取制御回路20は第3読取制御部20C
に、モータ22の速度を定常速度(高速時)の3分の2
まで増速させ(即ち7.5msecで1ライン送る速度)、
イメージスキャナ12が6回走査行う30msecの間に4
ライン送るようにする。即ち、図3に示すように中速で
の第1回目の走査による2値データ郡D51から第6回
目の走査による2値データ郡D8を得るまでの間に、ラ
インL5、L6、L7、L8の4ライン分送る(実際に
は32ライン分送るが、説明の便宜上ここでは4ライン
分のみ行うものとして説明を進める)。モータ22の速
度が切り換えられても、第3読取制御部20Cは、選択
器18を制御して低速時から引き続き2回読み演算回路
16の出力をS/P変換回路24側へ接続させているた
め、該2回読み演算回路16では、5msec周期の走査で
得られた2値データ群D51、D52からラインL5用
の画素データが、また、2値データ群D61、D62か
らラインL6用の画素データが演算され、これがS/P
変換回路24側に画素データとして出力される。
【0024】上記2値データ郡D62の走査が完了した
時点で、第3の読取制御部20Cは、選択器18を制御
して2値化回路14の出力をS/P変換回路24側へ直
接接続させる。これにより、イメージスキャナ12によ
り読み取られたデータを該2値化回路14で2値化した
2値データ郡D7、D8を、上記ラインL7、L8用の
画素データとしてS/P変換回路24側へ出力させる。
上述したデータ出力を中速でモータ22を駆動している
間繰り返す。
【0025】この中速で所定ライン数の送りが完了する
と、読取制御回路20は第1の読取制御部20Aに、モ
ータ22を定常速度である800pps で駆動させると共
に、図1に示す選択器18を制御し、2値化回路14の
出力を選択してS/P変換回路24側へ接続させる。こ
れにより、イメージスキャナ12により読み取られたデ
ータを該2値化回路14で2値化させた値をそのまま読
み画素データとしてS/P変換回路24側へ出力させ
る。この定常速度においては、上述したように1ライン
分の送る時間とイメージスキャナ12の走査速度との同
期が取られているため、ラインL9、L10・・・につ
いて読み取られたデータ郡D9、D10・・・が画素デ
ータとして扱われるようになる。
【0026】本実施例では、上述したように原稿の送り
を開始する際に、モータ22による原稿の副走査方向へ
の送りを定常速度の1/2にすると同時に、イメージス
キャナ12の2回の主走査によって1ライン分の画素デ
ータを得ることにより、モータ22による原稿の送りと
イメージスキャナ12による原稿の読み取りとの同期を
保つ。この際、該イメージスキャナ12による2回の走
査によるデータと直前ラインの画素データとに基づき理
論演算を行い求めたデータを、現ラインの1画素に対応
するデータとして選択する。また定常速度の2/3にし
たとき、イメージスキャナ12の2回の主走査によって
得た1ライン分の画素データと、1回の主走査によって
得た画素データを組み合わせる。即ち、読み取ったデー
タを全て用いて理論演算によって1画素に対応するデー
タを求めるため、良好な読み取り画像を得ることができ
る。
【0027】なお、上述した中速送りの際に、速度を2
/3(4/6)にすると共に、6回走査を行い、この6
走査中の4走査分を2回読み演算回路16の2回の選択
により用い、また、2走査分を2値化回路14の2回の
選択により用いた。この関係は、次の式により表される
値により定まる。まず、モータの速度を定常速度のQ/
M(Q,M整数、1/2<Q/M<1)とし、Qライン
分送る際に、2回読み演算回路により演算されたデータ
を選択する回数をa、2値化回路14からのデータを選
択する回数をbとして、M=2a+b、Q=a+bで表
されるa及びbにより決定される。
【0028】即ち、2回読み演算回路により演算された
データ(2走査によるデータ)をa回選択し、2値化回
路14からのデータ(1走査によるデータ)をb(Q−
a)回選択する。この時に、定常速度における1ライン
分送る時間をc秒(上記例では5msec)とすれば、この
速度のQ/M(4/6)倍でQ(4)ライン分送るのに
cM(7.5×4=30)秒かかる。他方、一回の走査
の時間は、上記定常速度の1ライン分の送りと同じくc
(5msec)であるため、2回走査を行ったデータをa
(2)回選択する時間は2ac(20msec)で、1回の
走査によるデータをb(2)回選択する時間はbc(1
0msec)で、全ての走査にかかる時間は2ac+bc=
c(2a+b)=cM(30msec)となり、Qライン分
の送り時間と等しくなる。上記値を選択することによ
り、モータによる原稿の送り時間とイメージスキャナに
よる原稿の読み取り時間との整合と共に、送られるライ
ン数と走査回数との整合を保つことができる。
【0029】図3に示した例では、Q/Mの値として2
/3の速度で、4ライン送る例を示したが、最低限Qの
値だけ送れば原稿送りと走査との時間及び数の整合を取
ることができる。即ち、上記例では2ライン送れば、こ
の間(15msec)に2回の走査によるデータをa(1)
回選択する時間2acは10msecで、1回の走査による
データをb(1)回選択する時間bcは5msecで、全走
査にかかる時間cMは15msecとなり、2ライン分の送
り時間と等しくなる。
【0030】次に、本発明の第2実施例について図5を
参照して説明する。上述した第1実施例においては、中
速へモータ速度を増速した際に、先ず低速時に引き続き
2回読み演算回路により演算されたデータの選択をa回
継続し、その後、2値化回路14からのデータ(1走査
によるデータ)の選択をb回行うように切換え、そのま
ま高速へとモータを増速させた。これに対して第2実施
例においては、中速へモータ速度を増速した際に、該2
回読み演算回路16によるデータの選択と2値化回路1
4からのデータの選択とを交互に行う。
【0031】この画像読取装置において、低速時および
高速時は前述した実施例と同様である。中速時には、前
述した実施例と同様に定常速度(高速時)の2/3に
し、イメージスキャナ12が6回走査を行う30msecの
間に4ライン送る。その実施例では、第3の読取制御部
20Cは、低速時から引き続き選択器18を制御して2
回読み演算回路16の出力をS/P変換回路24側へ接
続させているため、該2回読み演算回路16からは、2
値データ群D51、D52を基に演算されたラインL5
用の画素データが出力される。
【0032】上記2値データ郡D52の走査が完了した
時点で、第3の読取制御部20Cは、選択器18を制御
して2値化回路14の出力をS/P変換回路24側へ直
接接続させる。これにより、該2値化回路14で2値化
された2値データ郡D6を、上記ラインL6用の画素デ
ータとしてS/P変換回路24側へ出力させる。
【0033】その後再び、第3の読取制御部20Cは、
選択器18を制御して2回読み演算回路16の出力をS
/P変換回路24側へ接続させる。これにより、該2回
読み演算回路16からは、2値データ群D71、D72
を基に演算されたラインL7用の画素データが出力され
る。上記2値データ郡D72の走査が完了した時点で、
読取制御回路20は、選択器18を制御して2値化回路
14の出力をS/P変換回路24側へ直接接続させ、2
値化回路14で2値化された2値データ郡D8を上記ラ
インL8用の画素データとしてS/P変換回路24側へ
出力させる。
【0034】このように2回読み演算回路16からのデ
ータ選択と2値化回路14からのデータ選択を交互に行
った後、第1の読取制御部20Aは、モータ22の速度
を上昇させ定常速度で駆動させ、これにより、各ライン
毎に2値データ郡D9、D10・・・がS/P変換回路
24側へ出力される。
【0035】なお、図5(A)を参照して上述した例で
は、中速を高速の2/3に設定したため2回読み演算回
路16の出力を選択する回数aと2値化回路14の出力
を選択する回数bとが“2”で等しくなったが、例え
ば、中速を高速時の6/7に設定した際には、送られる
ライン数Qが6になり、2回読み演算回路16の出力を
選択する回数aが“1”に、また、2値化回路14の出
力を選択する回数bが“5”になる。この場合には図5
(B)に示すように、先ず、2値データ郡D1、D2に
おいて2値化回路14の出力を2回選択してこれをライ
ンL1、L2用とし、次の2値データ郡D31、D32
において2回読み演算回路16の出力を1回選択してこ
れをラインL3用とし、その後、2値データ郡D4、D
5、D6において、2値化回路14の出力を3回選択し
てこれをラインL4、L5、L6用とすることにより、
該2値化回路14の出力と2回読み演算回路16の出力
とを交互に選択する。
【0036】第2実施例ではモータにより送られるライ
ンと2値データ郡との時間的なずれが小さいという特徴
がある。即ち、図3に示す第1実施例のラインL6の時
間と、ライン6の画素データの元となる2値データ郡D
61、D62の時間的ずれに対して、図5に示す第2実
施例のL6の時間とライン6の画素データの元となる2
値データ郡D6の時間的ずれの方が小さくなる。なお、
上述した第1、第2実施例においては、中速を2/3と
して一つしか設けなかったが、例えば、定常速度の5/
8、6/8、7/8の様に徐々に速度を上昇させること
も可能で、この際にも原稿の送りと走査回数との整合を
保つことができる。
【0037】なお、上述した第1、第2実施例において
は、画素データXの値をインバーテッドY・x1+x2
の理論演算により決定したが、インバーテッドY、即
ち、前ラインの画素の値(Y)を反転させて理論演算に
用いるのは、前ラインの値(Y)が黒の場合に、現ライ
ン(X)を白と判断し易いようにして細い線を極力拾う
ようにするためである。
【0038】次に、本発明の第3実施例について図6〜
図8を参照して説明する。まず図6を参照して第3実施
例の電気的構成について説明する。図1を参照して説明
した第1実施例においては、2回の2値データを基に2
回読み演算回路16が画素データを演算したが、この第
3実施例においては、3回の2値データを基に3回読み
演算回路116が画素データの演算を行う。この3回読
み演算回路116は、上記第1実施例の2回読み演算回
路16と同様にイメージスキャナの3回の主走査により
得られたデータと前ラインの画素データとに基づき、現
ラインの1画素に対応する画素データを理論演算する。
図7は、3回読み演算回路116の具体的構成を示す回
路図である。この3回読み演算回路116は、図2の2
回読み演算回路16の構成に加え、2値化回路14から
の読み取りデータを入力する端子Cと、シフトレジスタ
18からのデータを入力する端子Dをセレクタ56に備
える。該セレクタ56は、読取制御回路20からの2ビ
ットの制御信号SEL1、SEL2に基づきA、B、
C、D端子に入力されたデータを選択してX端子から出
力する。
【0039】この第3実施例の画像読取装置による画像
読み取り動作について図8を参照して説明する。第2の
読取制御部20Bは、先ずモータの始動時において定常
速度の3分の1の駆動パルスを与え、15msecで1ライ
ン分送る。図8には、この15msecで送られるラインL
1、L2が示されている
【0040】他方、該第2の読取制御部20Bは、イメ
ージスキャナ12へ駆動パルスを与え一定の周期(5ms
ec)で原稿の走査を繰り返させ、3回の走査で1ライン
に相当する2値データ群D11、D12、D13・・
(ここではそれぞれ2値データx1、x2、x3を含
む)が2値化回路14から出力される。第2の読取制御
部20Bは、上記低速中において、選択器18を制御し
て3回読み演算回路116からの出力をS/P変換回路
24へ接続させる。x1に属する2値データが2値化回
路14から出力されるときに(図8の2値データ群D1
1に含まれる)、第2の読取制御部20Bは制御信号S
EL1、SEL2として<0,0>を出力し、これによ
り、セレクタ56は、D端子に入力されたシフトレジス
タ50からの出力(1ライン前の読み取りデータ)をそ
のままX端子から出力する。これによりシフトレジスタ
50からの出力Yは、そのまま参照データとして再度シ
フトレジスタ50へ入力される。
【0041】次に、x2に属する2値データが2値化回
路14から出力されるときは(図8の2値データ群D1
2に含まれる)、第2の読取制御部20Bは制御信号S
EL1、SEL2として<1,0>を出力し、これによ
り、セレクタ56は、A端子に入力された出力(即ち、
AND回路52によりインバーテッドY・x2の演算が
成された出力)をX端子から出力する。これによりシフ
トレジスタ50の出力Yが反転されたインバーテッドY
とx2との理論積がシフトレジスタ50側へ入力され
る。
【0042】更に、x3に属する2値データが2値化回
路14から出力されるときは(図8の2値データ群D1
3に含まれる)、第2の読取制御部20Bは制御信号S
EL1、SEL2として<0,1>を出力し、これによ
り、セレクタ56は、B端子に入力された出力(即ち、
OR回路54によりインバーテッドY・x2+x3の演
算が成された出力)をX端子から出力する。これにより
前回のx2における演算結果(シフトレジスタ50から
の出力)とx3の値との理論和がシフトレジスタ50へ
入力されるとともに、CPU28は、1ライン分の送り
と同期してその出力データをRAM32に保持する。
【0043】上述した低速送りを所定ライン数だけ完了
すると、読取制御回路20は第3の読取制御部20Cに
制御させて、モータ22の速度を定常速度(高速時)の
2分の1まで増速させ(即ち10msecで1ライン送る速
度)、イメージスキャナ12が8回走査行う40msecの
間に4ライン送るようにする。即ち、図8に示すように
中速での第1回目の走査による2値データ郡D31から
第8回目の走査による2値データ郡D6を得るまでの間
に、ラインL3、L4、L5、L6の4ライン分送る。
モータ22の速度が切り換えられても、低速時から引き
続き、第3の読取制御部20Cは、3回読み演算回路1
16の出力をS/P変換回路24側へ接続させているた
め、該3回読み演算回路116では、上述のように5ms
ec周期の走査で得られた2値データ群D31、D32、
D33からラインL3用の画素データが、また、2値デ
ータ群D41、D42、D43からラインL4用の画素
データが演算され、これがS/P変換回路24側に画素
データとして出力される。
【0044】上記2値データ郡D43の走査が完了した
時点で、第3の読取制御部20Cは、選択器18を制御
して2値化回路14の出力をS/P変換回路24側へ直
接接続させる。これにより、イメージスキャナ12によ
り読み取られたデータを該2値化回路14で2値化した
2値データ郡D5、D6を、上記ラインL5、L6用の
画素データとしてS/P変換回路24側へ出力させる。
【0045】この中速送りを所定ライン数だけ完了する
と、読取制御回路20は、第1の読取制御部20Aによ
り引き続き選択器18を制御して2値化回路14の出力
をS/P変換回路24へ直接接続させ、また、モータ2
2の速度を上昇させ定常速度で駆動させる。これによ
り、5msecでラインL7、L8・・・が送られるととも
に、この各ラインに対応する2値化回路14からの2値
データ郡D7、D8・・・がS/P変換回路24側へ出
力される。
【0046】本発明の第4実施例について、図9、図1
0を参照して説明する。まず、図9を参照して電機的構
成について説明する。この実施例においては、1〜4回
読みデータを処理する演算回路216を備える。演算回
路216は、第3実施例の図7で説明したものが使用さ
れる。図10は原稿(紙)の送りとイメージスキャナ1
2の走査のタイムチャートを示す。読取制御回路20は
先ず第2の読取制御部20Bにより、モータ22へ22
0pps の駆動パルスを与え、20msecで1ライン分送
る。図10には、この低速で送られるラインL1、L2
が示されている。第2の読取制御部20Bは、またイメ
ージスキャナ12を5msecの周期で主走査させる。つま
り副走査方向に1ライン送る毎に、4回の主走査を行
い、2値データ郡D11、D12、D12、D14(それぞれ2
値データx1、x2、x3、x4を含む)を出力する。
【0047】演算回路216は、第2の読取制御部20
Bからの制御信号(SEL1、SEL2)により、4回
の主走査で1ライン分のデータを出力する。まず、第3
実施例で説明したとおり3回の走査でインバーテッドY
・x2+x3の出力を得る。引き続いて、図10のデー
タ郡D14に含まれる2値データx4が、2値化回路14
から出力されるとき、第2の読取制御部20Bは、制御
信号SEL1、SEL2として<0,0>を出力し、こ
れにより、セレクタ56はD端子に入力されたシフトレ
ジスタ50の出力をそのままX端子から出力する。CP
U28は、この出力を1ライン分の送りに同期してRA
M32に保持する。
【0048】読取制御回路20は上記の低速で所定ライ
ン数送ると、第3の読取制御部20Cにより、モータ2
2へ320pps の駆動パルスを与え、12.5msecで1
ライン(L3、L4、L5、L6)を送るように副走査
方向の速度を上げる。これにより4ライン送る間に10
回の主走査を行う。このとき、第3の読取制御部20C
は、演算回路216を3回の主走査で1ライン分のデー
タを得るように制御する。この動作は、第3実施例で説
明したとおりであるので、再説明を省略する。9回の主
走査で3ライン分のデータを得ると、第3の読取制御部
20Cは、制御信号SEL1、SEL2として<1,1
>を出力する。これにより、セレクタ56はC端子に入
力された2値化回路14のデータをそのままX端子から
出力する。この中速期間では、それぞれ3回の主走査で
得た3ラインのデータと、1回の主走査で得た1ライン
のデータが組合わされる。
【0049】読取制御回路20は上記の中速で所定ライ
ン数送ると、第1の読取制御部20Aにより、モータ2
2へ400pps の駆動パルスを与え、10msecで1ライ
ン(L7、L8、L9・・・)を送るように副走査速度
を上げる。これを定常速度とし、1ライン送る間に2回
の主走査を行う。第1の読取制御部20Aは、演算回路
216に制御信号SEL1、SEL2として<1,0>
を出力し、これによりセレクタ56は、1回目の主走査
データx1とシフトレジスタ50の出力のインバーテッ
ドYとのAND出力を、X端子から出力する。2回目の
走査時に制御信号SEL1、SEL2を<0,1>とす
ると、セレクタ56は、2回目の走査データx2とイン
バーテッドY・x1のOR出力をX端子から出力する。
この動作は第1実施例の2回読み演算回路16とほぼ同
様で、X端子からの後者の出力をCPU28がRAM3
2に保持する。なお、上記第4実施例では、選択器18
をセレクタ56が兼ねて、1回読みデータを直接、ある
いは複数回読みデータの演算結果を選択してS/P変換
回路に送る。
【0050】以上各実施例から明らかなように、副走査
の各速度において1ライン分の読み取りデータを得るた
めの主走査回数は、任意に選ぶことができる。定常速度
での1ライン分の読み取りデータを得るための主走査回
数をM、低速での同回数をN、中速でのaライン分の読
み取りデータを得るための各ライン毎の主走査回数を
m、またその中速度でのbライン分の同回数をnとした
とき、 N>(ma+nb)/(a+b)>M の関係にする。つまり、1ライン当たりの主走査回数
を、低速から中速、定常速度へと順次少なくすること
で、スルーアップ期間中において、データが欠落するこ
とを防止できる。特に、中速期間中に、異なる主走査回
数m、nを組み合わせることにより、1つの種類の主走
査では整合できない速度にも、データを欠落することな
く読み取ることができる。なお、各実施例のように原稿
を副走査方向に送るのではなく、イメージスキャナを副
走査方向に送るようにすることも、本発明は実施するこ
とができる。
【0051】
【効果】以上記述したように本発明の画像読取装置で
は、スルーアップ期間においても、イメージスキャナの
走査スピードを一定に保ちつつ読み取り画像を得ること
が可能となる。特に異なる走査回数を組合わせることに
より、1種類の走査回数では整合できない副走査速度に
も、良好な読み取り画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像読取装置の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す2回読み演算回路の具体的構成を示
す回路図である。
【図3】第1実施例の画像読取装置の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明の実施例に係る画像読取装置による画素
データの位置関係を示す図である。
【図5】第2実施例の画像読取装置の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図6】第3実施例に係る画像読取装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図7】図6に示す演算回路の具体的構成を示す回路図
である。
【図8】第3実施例の画像読取装置の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】第4実施例に係る画像読取装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図10】第4実施例の画像読取装置の動作例を示すタ
イミングチャートである。
【図11】従来技術の画像読取装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
12 イメージスキャナ 14 2値化回路 16 2回読み演算回路 18 切換器 20 読取制御回路 22 モータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を一定速度で主走査することにより
    データを読み取るイメージスキャナと、 原稿とイメージスキャナとを相対的に副走査方向へ送る
    モータの速度を可変制御する速度制御手段と、 前記副走査方向への送り速度を第1の速度Aとし、イメ
    ージスキャナのM回の主走査によって、1ライン分の読
    み取りデータを得る第1の読取制御部と、 前記副走査方向への送り速度を第2の速度A×M/Nと
    し、イメージスキャナのN回の主走査によって、1ライ
    ン分の読み取りデータを得る第2の読取制御部と、 前
    記副走査方向への送り速度を第1の速度Aと第2の速度
    A×M/N間の第3の速度とし、aライン分の読み取り
    データをそれぞれ各ライン毎にイメージスキャナのm回
    の主走査により得る動作と、bライン分の読み取りデー
    タをそれぞれ各ライン毎にイメージスキャナのn回の主
    走査により得る動作とを組み合わせて実行する第3の読
    取制御部とを有し、 前記M、N、a、b、m、nの関係を、 N>(ma+nb)/(a+b)>Mとしたことを特徴
    とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージスキャナの複数回の主走査
    により得られたデータと前ラインの画素データとに基づ
    き、現ラインの1画素に対応する画素データを演算する
    演算手段をさらに備えることを特徴とする請求項1の画
    像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記M、N、m、nの関係を、 M≧m、 N≧nとしたことを特徴とする請求項1の画
    像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記M、N、m、nの関係を、 M=m=1、 N≧nとしたことを特徴とする請求項1
    の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記イメージスキャナのNおよびn回の
    主走査により得られたデータと前ラインの画素データと
    に基づき、現ラインの1画素に対応する画素データを演
    算する演算手段と、 前記イメージスキャナにより読みとられたデータと、前
    記演算手段により演算されたデータとを選択するデータ
    選択手段とを有し、 前記データ選択手段は、第1の読取制御部で前記イメー
    ジスキャナにより読み取られたデータを選択し、第2の
    読取制御部で前記演算手段により演算されたデータを選
    択し、第3の読取制御部で前記イメージスキャナにより
    読み取られたデータと前記演算手段により演算されたデ
    ータとを組み合わせて選択することを特徴とする請求項
    4の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記データ選択手段は、第3の読取制御
    部で先ず前記演算手段により演算されたデータを選択
    し、その後前記イメージスキャナにより読み取られたデ
    ータを選択することを特徴とする請求項5の画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記データ選択手段は、第3の読取制御
    部で前記演算手段により演算されたデータの選択と前記
    イメージスキャナにより読み取られたデータの選択とを
    交互に行うことを特徴とする請求項5の画像読取装置。
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