JPH07308865A - インパクト式ねじ締め装置 - Google Patents
インパクト式ねじ締め装置Info
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- JPH07308865A JPH07308865A JP9939294A JP9939294A JPH07308865A JP H07308865 A JPH07308865 A JP H07308865A JP 9939294 A JP9939294 A JP 9939294A JP 9939294 A JP9939294 A JP 9939294A JP H07308865 A JPH07308865 A JP H07308865A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening
- fastening force
- impact
- bolt
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合
にも精度の良いねじ締め作業のできるインパクト式ねじ
締め装置を提供する。 【構成】駆動部(モータ102とインパクトトルク発生
器103)と、該駆動部によって駆動され、ねじを締付
ける主軸104と、該主軸のトルク変化を検出するトル
ク検出部101と、を有するインパクト式ねじ締め機本
体100と、トルク検出部の検出結果から求めたピーク
・トルク値を用いてインパクト毎に締結力の増加量を演
算して順次締結力を求め、目標とする締結力を実現する
ように動力源を制御し、かつ1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、各段階ごとに各ボルトの
締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るように
制御し、最終的に上記目標とする締結力を達成するよう
に制御する制御装置120と、を備えた構成。
にも精度の良いねじ締め作業のできるインパクト式ねじ
締め装置を提供する。 【構成】駆動部(モータ102とインパクトトルク発生
器103)と、該駆動部によって駆動され、ねじを締付
ける主軸104と、該主軸のトルク変化を検出するトル
ク検出部101と、を有するインパクト式ねじ締め機本
体100と、トルク検出部の検出結果から求めたピーク
・トルク値を用いてインパクト毎に締結力の増加量を演
算して順次締結力を求め、目標とする締結力を実現する
ように動力源を制御し、かつ1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、各段階ごとに各ボルトの
締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るように
制御し、最終的に上記目標とする締結力を達成するよう
に制御する制御装置120と、を備えた構成。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衝撃力を利用して、
ねじ締め作業を行なうねじ締め装置、例えばインパクト
・レンチやインパクト式ナット・ランナーなどに関し、
特に、ねじの締結力(締付け力)を制御する技術に関す
るものである。
ねじ締め作業を行なうねじ締め装置、例えばインパクト
・レンチやインパクト式ナット・ランナーなどに関し、
特に、ねじの締結力(締付け力)を制御する技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の締付けトルクを制御するインパク
ト・レンチとしては、例えば実願平3−12370号に
記載の装置がある。図18は上記の装置の断面図であ
る。図18において、主軸15は磁歪効果を有する材料
で構成されている。そしてねじ締めの際に発生するトル
ク・パルスに伴う主軸15表面の透磁率変化をトルク検
出部11の検出コイル26a、26bのインダクタンス
変化として検出することにより、トルクの変化を検出す
る。そして、検出されたトルクが所定の範囲の値に達し
たところで、制御装置110からの制御信号により、シ
ャット・オフ・バルブ12が閉じてエア・モータ部13
への圧縮空気が遮断され、これによって油圧パルス発生
部14および主軸15の駆動を停止させるように構成さ
れている。しかし、テーパ・ビーム・レンチなどのトル
ク・レンチによるねじ締めの場合には、締付けトルクと
締結部に発生する締結力とが比例関係にあるが、上記の
ごときインパクト・レンチにおいては、インパクトによ
るトルク・パルスのピーク値は締結力には比例せず、例
えば、直前のインパクトよりもトルク・パルスのピーク
値の小さなインパクトが発生した場合にも締結力が増加
する、というようなことが頻繁に生じることが実験の結
果判明した。このように、インパクトによるトルク・パ
ルスのピーク値は締結力に一対一で対応する量とはいえ
ないため、このトルク・パルスのピーク値を正確に検出
しても締結力を精度良く検出することはできず、したが
って、これに基づいてシャット・オフ・バルブをカット
・オフ制御したとしても、締結力を精度良く制御してい
ることにはならない。上記のように従来の装置において
は、締結力を正確に検出することができなかったので、
所望の締結力に正確に制御することが困難である、とい
う問題があった。
ト・レンチとしては、例えば実願平3−12370号に
記載の装置がある。図18は上記の装置の断面図であ
る。図18において、主軸15は磁歪効果を有する材料
で構成されている。そしてねじ締めの際に発生するトル
ク・パルスに伴う主軸15表面の透磁率変化をトルク検
出部11の検出コイル26a、26bのインダクタンス
変化として検出することにより、トルクの変化を検出す
る。そして、検出されたトルクが所定の範囲の値に達し
たところで、制御装置110からの制御信号により、シ
ャット・オフ・バルブ12が閉じてエア・モータ部13
への圧縮空気が遮断され、これによって油圧パルス発生
部14および主軸15の駆動を停止させるように構成さ
れている。しかし、テーパ・ビーム・レンチなどのトル
ク・レンチによるねじ締めの場合には、締付けトルクと
締結部に発生する締結力とが比例関係にあるが、上記の
ごときインパクト・レンチにおいては、インパクトによ
るトルク・パルスのピーク値は締結力には比例せず、例
えば、直前のインパクトよりもトルク・パルスのピーク
値の小さなインパクトが発生した場合にも締結力が増加
する、というようなことが頻繁に生じることが実験の結
果判明した。このように、インパクトによるトルク・パ
ルスのピーク値は締結力に一対一で対応する量とはいえ
ないため、このトルク・パルスのピーク値を正確に検出
しても締結力を精度良く検出することはできず、したが
って、これに基づいてシャット・オフ・バルブをカット
・オフ制御したとしても、締結力を精度良く制御してい
ることにはならない。上記のように従来の装置において
は、締結力を正確に検出することができなかったので、
所望の締結力に正確に制御することが困難である、とい
う問題があった。
【0003】上記の問題を解決するため、本出願人は、
ねじの着座に伴うトルク・パルスの波形変形から着座時
点を判定し、締結力を正確に演算する装置を既に出願し
ている(特願平5−333988:未公開)。図19
は、上記の装置における演算のフローチャートである。
なお、機構部分は図18に示したものと同じである。以
下、図19に示すフローチャートに基づいて締結力の演
算および制御の手順を説明する。まず、ステップS20
1で目標締結力cFcの値を、またステップS202で
着座判定しきい値フリーランニング時間stFRをそれぞ
れ設定した後、ステップS203でインパクト数のカウ
ンタをリセットし<カウントi=0>、さらにステップ
S204でそれまでの締結力の値をリセットする<F
(0)=0>。
ねじの着座に伴うトルク・パルスの波形変形から着座時
点を判定し、締結力を正確に演算する装置を既に出願し
ている(特願平5−333988:未公開)。図19
は、上記の装置における演算のフローチャートである。
なお、機構部分は図18に示したものと同じである。以
下、図19に示すフローチャートに基づいて締結力の演
算および制御の手順を説明する。まず、ステップS20
1で目標締結力cFcの値を、またステップS202で
着座判定しきい値フリーランニング時間stFRをそれぞ
れ設定した後、ステップS203でインパクト数のカウ
ンタをリセットし<カウントi=0>、さらにステップ
S204でそれまでの締結力の値をリセットする<F
(0)=0>。
【0004】次に、ステップS205では、ねじ締めを
開始する。また、ステップS206〜ステップS208
はループを形成しており、着座まではインパクトごとに
着座判定を行なう。まず、ステップS206でカウント
iを1だけ増加させた後、ステップS207でトルクセ
ンサの信号からフリーランニング時間tFRを求める。な
お、フリーランニング時間とは、各インパクトごとに発
生する複数のトルク・パルスのうち最初に発生するトル
ク・パルスと第2番目に発生するトルク・パルスとの間
隔であり、この間はナットとボルトはフリーランニング
状態になっている。
開始する。また、ステップS206〜ステップS208
はループを形成しており、着座まではインパクトごとに
着座判定を行なう。まず、ステップS206でカウント
iを1だけ増加させた後、ステップS207でトルクセ
ンサの信号からフリーランニング時間tFRを求める。な
お、フリーランニング時間とは、各インパクトごとに発
生する複数のトルク・パルスのうち最初に発生するトル
ク・パルスと第2番目に発生するトルク・パルスとの間
隔であり、この間はナットとボルトはフリーランニング
状態になっている。
【0005】次に、ステップS208では、フリーラン
ニング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時
間stFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であ
ればステップS206に戻ってステップS208までを
繰返す。一方、ステップS208でYESになると、す
なわち着座と判定すると、ステップS209〜ステップ
S212およびステップS213よりなるループに進
み、インパクトごとに締結力の計算を行なう。まず、ス
テップS209では、トルクセンサの信号からインパク
トに対応したトルクパルスのピーク値(以下、ピーク・
トルク値と記す)TP(i)を求めて記憶する。なお、着
座時点においては、上記ステップS207において一時
的に記憶されているトルク信号からピーク・トルク値T
P(i)を求めればよい。次に、ステップS210では、
F(i−1)におけるトルク−締結力変換係数CTF(i)
を、締結力データ・メモリ部のテーブルに基づいて計算
する。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次
に、ステップS211では、インパクトによる締結力の
増加分δF(i)=CTF(i)×TP(i)を計算し、さら
にこのインパクト後の締結力F(i)を、それまでの締
結力すなわち1回前のインパクト後の締結力F(i−
1)に上記の増加分δF(i)を加算することによって
計算する。したがって、F(i)はF(i)=F(i−
1)+CTF(i)×TP(i)。次に、ステップS212
では、インパクト後の締結力F(i)が目標締結力cF
c以上か否かを判断し、NOであればステップS213
でカウントiを1だけ増加させた後、ステップS209
に戻ってステップS212までを繰返す。一方、ステッ
プS212でYESになると、ステップS214へ進
み、その時点でカット・オフ命令が出される。これによ
って圧縮空気のバルブが閉じられる。次に、ステップS
215では、終了するか否かを判断し、YESであれば
そのまま終了し、NOであればステップS203へ戻っ
て次のねじ締めを行なう。なお、上記の従来例および本
出願人の先行技術の説明は、インパクト・レンチを例と
して説明したが、インパクト式ナット・ランナー等にお
いても同様である。
ニング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時
間stFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であ
ればステップS206に戻ってステップS208までを
繰返す。一方、ステップS208でYESになると、す
なわち着座と判定すると、ステップS209〜ステップ
S212およびステップS213よりなるループに進
み、インパクトごとに締結力の計算を行なう。まず、ス
テップS209では、トルクセンサの信号からインパク
トに対応したトルクパルスのピーク値(以下、ピーク・
トルク値と記す)TP(i)を求めて記憶する。なお、着
座時点においては、上記ステップS207において一時
的に記憶されているトルク信号からピーク・トルク値T
P(i)を求めればよい。次に、ステップS210では、
F(i−1)におけるトルク−締結力変換係数CTF(i)
を、締結力データ・メモリ部のテーブルに基づいて計算
する。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次
に、ステップS211では、インパクトによる締結力の
増加分δF(i)=CTF(i)×TP(i)を計算し、さら
にこのインパクト後の締結力F(i)を、それまでの締
結力すなわち1回前のインパクト後の締結力F(i−
1)に上記の増加分δF(i)を加算することによって
計算する。したがって、F(i)はF(i)=F(i−
1)+CTF(i)×TP(i)。次に、ステップS212
では、インパクト後の締結力F(i)が目標締結力cF
c以上か否かを判断し、NOであればステップS213
でカウントiを1だけ増加させた後、ステップS209
に戻ってステップS212までを繰返す。一方、ステッ
プS212でYESになると、ステップS214へ進
み、その時点でカット・オフ命令が出される。これによ
って圧縮空気のバルブが閉じられる。次に、ステップS
215では、終了するか否かを判断し、YESであれば
そのまま終了し、NOであればステップS203へ戻っ
て次のねじ締めを行なう。なお、上記の従来例および本
出願人の先行技術の説明は、インパクト・レンチを例と
して説明したが、インパクト式ナット・ランナー等にお
いても同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図18
に示した従来の装置においては、締結力を正確に検出す
ることができなかったので、所望の締結力に正確に制御
することが困難である、という問題があった。また、上
記の問題を解決するためになされた本出願人の先行発明
においては、締結力を正確に検出することはできるが、
次のごとき問題があった。すなわち、1つの合わせ面を
複数のボルトで締結する場合には、ボルトごとに目標と
する締結力まで一度に締付けることになるので、複数の
ボルト間に偏りを生じ、締結体とボルトとの芯ズレ等に
よって各ボルトの締結力にバラツキが発生してしまい、
均一に締付けることができない場合がある、という問題
があった。
に示した従来の装置においては、締結力を正確に検出す
ることができなかったので、所望の締結力に正確に制御
することが困難である、という問題があった。また、上
記の問題を解決するためになされた本出願人の先行発明
においては、締結力を正確に検出することはできるが、
次のごとき問題があった。すなわち、1つの合わせ面を
複数のボルトで締結する場合には、ボルトごとに目標と
する締結力まで一度に締付けることになるので、複数の
ボルト間に偏りを生じ、締結体とボルトとの芯ズレ等に
よって各ボルトの締結力にバラツキが発生してしまい、
均一に締付けることができない場合がある、という問題
があった。
【0007】本発明は、上記のごとき本出願人の先行技
術における問題を解決するためになされたものであり、
1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合にも精度
の良いねじ締め作業を行なうことのできるインパクト式
ねじ締め装置を提供することを目的とする。
術における問題を解決するためになされたものであり、
1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合にも精度
の良いねじ締め作業を行なうことのできるインパクト式
ねじ締め装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、駆動出力にパルス成分を有する駆動手段と、一
端にねじとの継手部を有し、上記駆動手段によって駆動
されることによってねじを締付ける主軸と、上記主軸の
トルク変化を検出するトルク検出手段と、を有するイン
パクト式ねじ締め機本体と、上記トルク検出手段の検出
結果から求めたピーク・トルク値を用いて、インパクト
ごとに締結力の増加量を演算して順次締結力を求め、目
標とする締結力を実現するように上記駆動手段へ与えら
れる動力源を制御し、かつ、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、上記各段階ごとに各ボル
トの締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るよ
うに制御し、最終的に上記目標とする締結力を達成する
ように制御する制御手段と、を備えている。なお、上記
の各手段は、例えば後記図1の実施例における下記の部
分に相当する。すなわち、インパクト式ねじ締め機本体
はインパクト式ねじ締め機本体100(詳細は図2に表
示)に、駆動手段はモータ102とトルク・パルス発生
器103の部分に、主軸は主軸104に、トルク検出手
段はトルク検出器101に、制御手段は制御装置120
に、それぞれ相当する。
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、駆動出力にパルス成分を有する駆動手段と、一
端にねじとの継手部を有し、上記駆動手段によって駆動
されることによってねじを締付ける主軸と、上記主軸の
トルク変化を検出するトルク検出手段と、を有するイン
パクト式ねじ締め機本体と、上記トルク検出手段の検出
結果から求めたピーク・トルク値を用いて、インパクト
ごとに締結力の増加量を演算して順次締結力を求め、目
標とする締結力を実現するように上記駆動手段へ与えら
れる動力源を制御し、かつ、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、上記各段階ごとに各ボル
トの締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るよ
うに制御し、最終的に上記目標とする締結力を達成する
ように制御する制御手段と、を備えている。なお、上記
の各手段は、例えば後記図1の実施例における下記の部
分に相当する。すなわち、インパクト式ねじ締め機本体
はインパクト式ねじ締め機本体100(詳細は図2に表
示)に、駆動手段はモータ102とトルク・パルス発生
器103の部分に、主軸は主軸104に、トルク検出手
段はトルク検出器101に、制御手段は制御装置120
に、それぞれ相当する。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のインパクト式ねじ締め装置において、上記制御
手段を、仮締付け時における一時停止後に締付けを再開
して締結力を演算する際に、一時停止時に到達する締結
力の標準値を起点として各ボルトごとに締結力を演算す
るように構成したものである。上記の構成は、例えば後
記図1の実施例に相当する。また、請求項3に記載の発
明は、請求項1に記載のインパクト式ねじ締め装置にお
いて、上記制御手段を、仮締付け時における一時停止時
に各ボルトごとに締結力を記憶しておき、一時停止後に
締付けを再開して締結力を演算する際に、各ボルトごと
に上記の記憶されている締結力を起点として締結力を演
算するように構成したものである。なお、上記の構成
は、例えば後記図7の実施例に相当する。
に記載のインパクト式ねじ締め装置において、上記制御
手段を、仮締付け時における一時停止後に締付けを再開
して締結力を演算する際に、一時停止時に到達する締結
力の標準値を起点として各ボルトごとに締結力を演算す
るように構成したものである。上記の構成は、例えば後
記図1の実施例に相当する。また、請求項3に記載の発
明は、請求項1に記載のインパクト式ねじ締め装置にお
いて、上記制御手段を、仮締付け時における一時停止時
に各ボルトごとに締結力を記憶しておき、一時停止後に
締付けを再開して締結力を演算する際に、各ボルトごと
に上記の記憶されている締結力を起点として締結力を演
算するように構成したものである。なお、上記の構成
は、例えば後記図7の実施例に相当する。
【0010】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3に記載のインパクト式ねじ締め装置におい
て、上記制御手段を、各ボルトごとに仮締付けとして少
なくとも着座時点で締付けを一時停止し、その後、目標
とする締結力まで締付けるように制御するように構成し
たものである。なお、上記の構成は、例えば後記図1ま
たは図7の実施例に相当する。また、請求項5に記載の
発明は、請求項1〜請求項4に記載のインパクト式ねじ
締め装置において、ねじ締め機本体を1個のみ備え、そ
のねじ締め機本体によって複数のボルトを順次仮締付け
しながら締結するように構成したものである。なお、上
記の構成は、例えば後記図1の実施例に相当する。ま
た、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4に記
載のインパクト式ねじ締め装置において、ねじ締め機本
体を複数個備え、複数のボルトをそれぞれのねじ締め機
本体で仮締付けしながら個別に締結するように構成した
ものである。なお、上記の構成は、例えば後記図11の
実施例に相当する。
〜請求項3に記載のインパクト式ねじ締め装置におい
て、上記制御手段を、各ボルトごとに仮締付けとして少
なくとも着座時点で締付けを一時停止し、その後、目標
とする締結力まで締付けるように制御するように構成し
たものである。なお、上記の構成は、例えば後記図1ま
たは図7の実施例に相当する。また、請求項5に記載の
発明は、請求項1〜請求項4に記載のインパクト式ねじ
締め装置において、ねじ締め機本体を1個のみ備え、そ
のねじ締め機本体によって複数のボルトを順次仮締付け
しながら締結するように構成したものである。なお、上
記の構成は、例えば後記図1の実施例に相当する。ま
た、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4に記
載のインパクト式ねじ締め装置において、ねじ締め機本
体を複数個備え、複数のボルトをそれぞれのねじ締め機
本体で仮締付けしながら個別に締結するように構成した
ものである。なお、上記の構成は、例えば後記図11の
実施例に相当する。
【0011】
【作用】請求項1の発明は、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、上記各段階ごとに各ボル
トの締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るよ
うに制御し、最終的に目標とする締結力を達成するよう
に制御するものである。すなわち、複数の各ボルトを一
度に目標とする締結力まで締結するのではなく、一定の
締結力まで仮締付けを行ないながら順次目標とする締結
力まで締付けるものである。そのため、1つの合わせ面
を複数のボルトで締結する場合にも、目標とする締結力
に至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを
小さく押さえることができるので、均一に締付けること
ができ、精度の良いねじ締め作業を行なうことができ
る。
ルトで締結する場合に、締結を複数の段階に分けて各ボ
ルトごとに仮締付けを行ない、上記各段階ごとに各ボル
トの締結力を一定範囲の値とした後に次の段階に移るよ
うに制御し、最終的に目標とする締結力を達成するよう
に制御するものである。すなわち、複数の各ボルトを一
度に目標とする締結力まで締結するのではなく、一定の
締結力まで仮締付けを行ないながら順次目標とする締結
力まで締付けるものである。そのため、1つの合わせ面
を複数のボルトで締結する場合にも、目標とする締結力
に至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを
小さく押さえることができるので、均一に締付けること
ができ、精度の良いねじ締め作業を行なうことができ
る。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、仮締付け
後に再び当該ボルトの締付けを行なうときに締結力を計
算する際には、一時停止時に到達する締結力の標準値
(予め設定した値)を起点としてボルトごとに計算する
ように構成したものである。そのため、各段階におい
て、ボルトの締付け順番を必ずしも一定としなくても、
締結力を高い精度で演算できるので、各ボルトとも目標
とする締結力まで精密にねじ締めを行なうことができ
る。また、請求項3に記載の発明は、仮締付け時におけ
る一時停止時に各ボルトごとに締結力を記憶しておき、
仮締付け後に再び当該ボルトの締付けを行なうときに締
結力を計算する際には、ボルトごとに上記の記憶されて
いる締結力を起点として計算するように構成したもので
ある。そのため、一時停止させることなく締付けた場合
と同等の高い精度で各ボルトごとに締結力を演算できる
ので、各ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締
めを行なうことができる。また、請求項4に記載の発明
においては、着座時点を基準として仮締付けの判断を行
なうように構成したものである。これは、インパクト・
トルクの波形変化から着座時点を精度良く判定できるこ
とを利用したものである。このように構成したことによ
り、常に締結力の小さい一定の状態で仮締付けを行なう
ことが出来るので、被締結体とボルトとの芯ズレが自動
的に調整されることになり、その後の締付けを均一に行
なうことができる。
後に再び当該ボルトの締付けを行なうときに締結力を計
算する際には、一時停止時に到達する締結力の標準値
(予め設定した値)を起点としてボルトごとに計算する
ように構成したものである。そのため、各段階におい
て、ボルトの締付け順番を必ずしも一定としなくても、
締結力を高い精度で演算できるので、各ボルトとも目標
とする締結力まで精密にねじ締めを行なうことができ
る。また、請求項3に記載の発明は、仮締付け時におけ
る一時停止時に各ボルトごとに締結力を記憶しておき、
仮締付け後に再び当該ボルトの締付けを行なうときに締
結力を計算する際には、ボルトごとに上記の記憶されて
いる締結力を起点として計算するように構成したもので
ある。そのため、一時停止させることなく締付けた場合
と同等の高い精度で各ボルトごとに締結力を演算できる
ので、各ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締
めを行なうことができる。また、請求項4に記載の発明
においては、着座時点を基準として仮締付けの判断を行
なうように構成したものである。これは、インパクト・
トルクの波形変化から着座時点を精度良く判定できるこ
とを利用したものである。このように構成したことによ
り、常に締結力の小さい一定の状態で仮締付けを行なう
ことが出来るので、被締結体とボルトとの芯ズレが自動
的に調整されることになり、その後の締付けを均一に行
なうことができる。
【0013】ここで、着座に伴うインパクト・トルクの
波形変化について説明する。図17は、戻り止めナット
(戻り止めナットに関しては、例えば「ねじ締め付け機
構設計のポイント」財団法人日本規格協会 1989年
第4刷発行 第299頁〜第301頁に記載)を用いて
締付けた場合の、インパクトが発生し始めてから着座
し、さらに締付けが完了するまでのインパクトの発生状
況と、各段階のインパクト・トルクの波形について模式
的に説明した図である。図17で明らかなように、着座
前、着座時および着座後のインパクト・トルクの波形の
顕著な差異は、フリーランニング時間の差にある。フリ
ーランニング時間とは、一回のインパクト毎に発生する
複数のトルク・パルスのうち、第1番目に発生するトル
ク・パルスと第2番目に発生するトルク・パルスとの間
隔のことである。上記第1番目のトルク・パルスは、静
止しているボルトまたはナットにトルクがかかり始めて
から最大静止摩擦トルクに達してボルトまたはナットが
回転し始めるときのトルク波形であり、上記第2番目の
トルク・パルスは、回転しているボルトまたはナットが
動摩擦によって次第に減速していき停止するときのトル
ク波形である。そして、第1番目のトルク・パルスから
第2番目のトルク・パルスに至る間、すなわちフリーラ
ンニング時間においてはボルトまたはナットがフリーラ
ンニング状態で回転している。そして、着座に伴ってフ
リーランニング時間は急激に短くなり、着座後において
はフリーランニング時間は観測されなくなる。このこと
を利用して、先行技術として引用した特願平5−333
988号では着座判定を行っている。したがって、請求
項4のように構成することにより、1つの合わせ面を複
数のボルトで締結するような場合においても、目標とす
る締結力まで精密にねじ締めを行なうことができる。
波形変化について説明する。図17は、戻り止めナット
(戻り止めナットに関しては、例えば「ねじ締め付け機
構設計のポイント」財団法人日本規格協会 1989年
第4刷発行 第299頁〜第301頁に記載)を用いて
締付けた場合の、インパクトが発生し始めてから着座
し、さらに締付けが完了するまでのインパクトの発生状
況と、各段階のインパクト・トルクの波形について模式
的に説明した図である。図17で明らかなように、着座
前、着座時および着座後のインパクト・トルクの波形の
顕著な差異は、フリーランニング時間の差にある。フリ
ーランニング時間とは、一回のインパクト毎に発生する
複数のトルク・パルスのうち、第1番目に発生するトル
ク・パルスと第2番目に発生するトルク・パルスとの間
隔のことである。上記第1番目のトルク・パルスは、静
止しているボルトまたはナットにトルクがかかり始めて
から最大静止摩擦トルクに達してボルトまたはナットが
回転し始めるときのトルク波形であり、上記第2番目の
トルク・パルスは、回転しているボルトまたはナットが
動摩擦によって次第に減速していき停止するときのトル
ク波形である。そして、第1番目のトルク・パルスから
第2番目のトルク・パルスに至る間、すなわちフリーラ
ンニング時間においてはボルトまたはナットがフリーラ
ンニング状態で回転している。そして、着座に伴ってフ
リーランニング時間は急激に短くなり、着座後において
はフリーランニング時間は観測されなくなる。このこと
を利用して、先行技術として引用した特願平5−333
988号では着座判定を行っている。したがって、請求
項4のように構成することにより、1つの合わせ面を複
数のボルトで締結するような場合においても、目標とす
る締結力まで精密にねじ締めを行なうことができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、1個のね
じ締め機本体を用いて、複数のボルトを順次仮締付けし
ながら締結するものであり、請求項6に記載の発明は、
ねじ締め機本体を複数個備え、複数のボルトをそれぞれ
のねじ締め機本体で仮締付けしながら個別に締結するも
の、例えば多軸インパクト式ナット・ランナのごときも
のである。このように構成したことにより、1個のイン
パクト・レンチを用いる場合でも、或いは多軸インパク
ト式ナット・ランナ等においても、目標とする締結力に
至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを小
さく押さえることができるので、均一に締付けることが
でき、精度の良いねじ締め作業を行なうことができる。
じ締め機本体を用いて、複数のボルトを順次仮締付けし
ながら締結するものであり、請求項6に記載の発明は、
ねじ締め機本体を複数個備え、複数のボルトをそれぞれ
のねじ締め機本体で仮締付けしながら個別に締結するも
の、例えば多軸インパクト式ナット・ランナのごときも
のである。このように構成したことにより、1個のイン
パクト・レンチを用いる場合でも、或いは多軸インパク
ト式ナット・ランナ等においても、目標とする締結力に
至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを小
さく押さえることができるので、均一に締付けることが
でき、精度の良いねじ締め作業を行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。第1の実施例は、1つの合わせ面を複数のボルト
で締結する場合に、1台のインパクト・レンチを用いて
各ボルトごとに順次仮締付けを行ないながら目標とする
締結力まで締付けるものである。この実施例において
は、仮締付けの判断は着座時点を基準として行なう。す
なわち、各ボルトの着座時点で締付けを一時停止して次
のボルトの締付けを行ない、次に再び当該ボルトの締付
けを行なうときに締結力を計算する際には、一時停止時
に到達する締結力の標準値(予め設定した値)を起点と
してボルトごとに計算するようにした例である。
する。第1の実施例は、1つの合わせ面を複数のボルト
で締結する場合に、1台のインパクト・レンチを用いて
各ボルトごとに順次仮締付けを行ないながら目標とする
締結力まで締付けるものである。この実施例において
は、仮締付けの判断は着座時点を基準として行なう。す
なわち、各ボルトの着座時点で締付けを一時停止して次
のボルトの締付けを行ない、次に再び当該ボルトの締付
けを行なうときに締結力を計算する際には、一時停止時
に到達する締結力の標準値(予め設定した値)を起点と
してボルトごとに計算するようにした例である。
【0016】図1〜図4は本発明の第1の実施例図であ
り、図1は本実施例のブロック図、図2は圧縮空気を動
力源とするインパクト・レンチ本体の断面図、図3およ
び図4は演算処理を示すフローチャートである。まず、
図1において、インパクト式ねじ締め機本体100は、
モータ102と、該モータ102の出力軸に接続され、
該モータ102の連続的な回転力をインパクト・トルク
に変換するインパクト・トルク発生器103と、該イン
パクト・トルク発生器103の出力軸すなわち主軸10
4に作用しているトルクを検出するトルク検出器101
と、上記主軸104に取付けられた締付けソケット(継
手部)105とからなる。なお、モータ102は電動モ
ータ、エア・モータなどのように駆動力を発生するもの
であればいずれの形式のものでもよい。上記のインパク
ト式ねじ締め機本体100には制御装置120が接続さ
れている。この制御装置120は、上記トルク検出器1
01からの信号をトルク信号に変換するトルク信号処理
部121と、ピーク値処理部122と、フリーランニン
グ時間処理部128と、締結力データ・メモリ部123
と、締結力演算部124と、動力制御部125とから構
成されている。
り、図1は本実施例のブロック図、図2は圧縮空気を動
力源とするインパクト・レンチ本体の断面図、図3およ
び図4は演算処理を示すフローチャートである。まず、
図1において、インパクト式ねじ締め機本体100は、
モータ102と、該モータ102の出力軸に接続され、
該モータ102の連続的な回転力をインパクト・トルク
に変換するインパクト・トルク発生器103と、該イン
パクト・トルク発生器103の出力軸すなわち主軸10
4に作用しているトルクを検出するトルク検出器101
と、上記主軸104に取付けられた締付けソケット(継
手部)105とからなる。なお、モータ102は電動モ
ータ、エア・モータなどのように駆動力を発生するもの
であればいずれの形式のものでもよい。上記のインパク
ト式ねじ締め機本体100には制御装置120が接続さ
れている。この制御装置120は、上記トルク検出器1
01からの信号をトルク信号に変換するトルク信号処理
部121と、ピーク値処理部122と、フリーランニン
グ時間処理部128と、締結力データ・メモリ部123
と、締結力演算部124と、動力制御部125とから構
成されている。
【0017】次に、図2は、本発明の具体的な実施例で
あり、圧縮空気を動力源とするインパクト・レンチとし
て構成した場合の断面図を示す。図2において、10は
インパクト・レンチ本体(図1の100の部分に相当)
であり、このインパクト・レンチ本体10内には、給気
部16、エア.モータ部13、油圧パルス発生部14お
よびトルク検出部11が設けられている。給気部16に
は、エア・モータ部13に連通するエア通路17が形成
され、その途中にはメイン・バルブ18および切替えバ
ルブ19がこの順に設けられている。メイン・バルブ1
8は、バルブ操作レバー20を引くことによって開き、
切替えバルブ19は回転切替えレバー21を所定の回転
位置まで回すことによって開くようになっている。エア
・モータ部13は偏心したシリンダ内に配置された回転
駆動軸22を備えており、この回転駆動軸22は、ベー
ン23に圧縮空気が作用することによって回転するよう
になっている。油圧パルス発生部14は、エア・モータ
部13の回転駆動軸22に直結されたライナ・ケース2
4内に設けられた主軸15と、この主軸15に外装され
たドライビング・ブレード25とからなり、ライナ・ケ
ース24内には油液が充満されている。主軸15は、一
定以上の負荷がないときはライナ・ケース24内面とド
ライビング・ブレード25の抵抗によってエア・モータ
部13の回転駆動軸22とともに回り、一定以上の負荷
があるときはリリーフ・バルブ28を介してドライビン
グ・ブレード25の内面に作用する油圧が変動すること
によって衝撃的に回るようになっている。この主軸15
の先端部は、ソケット(ボックス・レンチ)を介してね
じに接続するような形状になっており、この先端部を所
望のねじに合わせることによって、ねじ締めを行なうこ
とができる。トルク検出部11は、主軸15の周囲に配
置され、かつ、インパクト・レンチ本体10に固定され
た1対のコイル26a、26bから構成されている。主
軸15は左右1対の螺旋角の異なる溝列27a、27b
が設けられた磁歪効果を有する材料で作られており、こ
れらの溝列27a、27bに対向してコイル26a、2
6bが配置されている。そして、これらのコイル26
a、26bによって、主軸15に作用するトルクを検出
できるようになっている。圧縮空気の遮断機構の構成に
ついては、エア・モータ部13へ送られる圧縮空気を供
給・遮断するためのシャット・オフ・バルブ12が、切
替えバルブ19とエア・モータ部13とを連絡するエア
通路17の途中に設けられている。
あり、圧縮空気を動力源とするインパクト・レンチとし
て構成した場合の断面図を示す。図2において、10は
インパクト・レンチ本体(図1の100の部分に相当)
であり、このインパクト・レンチ本体10内には、給気
部16、エア.モータ部13、油圧パルス発生部14お
よびトルク検出部11が設けられている。給気部16に
は、エア・モータ部13に連通するエア通路17が形成
され、その途中にはメイン・バルブ18および切替えバ
ルブ19がこの順に設けられている。メイン・バルブ1
8は、バルブ操作レバー20を引くことによって開き、
切替えバルブ19は回転切替えレバー21を所定の回転
位置まで回すことによって開くようになっている。エア
・モータ部13は偏心したシリンダ内に配置された回転
駆動軸22を備えており、この回転駆動軸22は、ベー
ン23に圧縮空気が作用することによって回転するよう
になっている。油圧パルス発生部14は、エア・モータ
部13の回転駆動軸22に直結されたライナ・ケース2
4内に設けられた主軸15と、この主軸15に外装され
たドライビング・ブレード25とからなり、ライナ・ケ
ース24内には油液が充満されている。主軸15は、一
定以上の負荷がないときはライナ・ケース24内面とド
ライビング・ブレード25の抵抗によってエア・モータ
部13の回転駆動軸22とともに回り、一定以上の負荷
があるときはリリーフ・バルブ28を介してドライビン
グ・ブレード25の内面に作用する油圧が変動すること
によって衝撃的に回るようになっている。この主軸15
の先端部は、ソケット(ボックス・レンチ)を介してね
じに接続するような形状になっており、この先端部を所
望のねじに合わせることによって、ねじ締めを行なうこ
とができる。トルク検出部11は、主軸15の周囲に配
置され、かつ、インパクト・レンチ本体10に固定され
た1対のコイル26a、26bから構成されている。主
軸15は左右1対の螺旋角の異なる溝列27a、27b
が設けられた磁歪効果を有する材料で作られており、こ
れらの溝列27a、27bに対向してコイル26a、2
6bが配置されている。そして、これらのコイル26
a、26bによって、主軸15に作用するトルクを検出
できるようになっている。圧縮空気の遮断機構の構成に
ついては、エア・モータ部13へ送られる圧縮空気を供
給・遮断するためのシャット・オフ・バルブ12が、切
替えバルブ19とエア・モータ部13とを連絡するエア
通路17の途中に設けられている。
【0018】また、インパクト・レンチ本体10と電気
的に接続された制御装置30は図1の120に相当する
部分であり、トルク検出部11から発せられる信号を入
力としてトルク信号をつくるトルク信号処理部121
と、トルク信号からインパクトごとにピーク・トルク値
を抽出するピーク値処理部122と、フリーランニング
時間処理部128と、トルク−締結力変換係数と締結力
との関係を示す関数が記録されている締結力データ・メ
モリ部123と、締結力演算部124と、着座したか否
かおよび演算された締結力が適正範囲にあるか否かを判
定して、シャット・オフ・バルブ12への開閉制御信号
を送出する動力制御部125とからなる。なお、上記の
121〜125および128は、図1と同じ構成である
ため、図示を省略している。
的に接続された制御装置30は図1の120に相当する
部分であり、トルク検出部11から発せられる信号を入
力としてトルク信号をつくるトルク信号処理部121
と、トルク信号からインパクトごとにピーク・トルク値
を抽出するピーク値処理部122と、フリーランニング
時間処理部128と、トルク−締結力変換係数と締結力
との関係を示す関数が記録されている締結力データ・メ
モリ部123と、締結力演算部124と、着座したか否
かおよび演算された締結力が適正範囲にあるか否かを判
定して、シャット・オフ・バルブ12への開閉制御信号
を送出する動力制御部125とからなる。なお、上記の
121〜125および128は、図1と同じ構成である
ため、図示を省略している。
【0019】図5は、締結力データ・メモリ部123に
記録されている関数の一例図である。図5に示すよう
に、或るピーク・トルク値をもったインパクトが付与さ
れたとき、その時点での締結力が小さいときには、この
付与されたインパクトによる締結力の増加量は大きくな
り、一方、すでに相当のレベルの締結力が発生している
状態のときには、同じピーク・トルク値のインパクトで
もこれによって上乗せされる締結力の増加量は大きくな
いことがわかる。なお、その具体的な値は、ボルト、被
締結体およびインパクト・レンチの組合せでそれぞれ異
なる。このような係数データがインパクト・レンチとそ
の使用対象であるボルトおよび被締結体との組合せごと
に関数として用意される。締結力演算部124では後述
するように上記のピーク・トルク値と関数データを基に
締結力が演算される。
記録されている関数の一例図である。図5に示すよう
に、或るピーク・トルク値をもったインパクトが付与さ
れたとき、その時点での締結力が小さいときには、この
付与されたインパクトによる締結力の増加量は大きくな
り、一方、すでに相当のレベルの締結力が発生している
状態のときには、同じピーク・トルク値のインパクトで
もこれによって上乗せされる締結力の増加量は大きくな
いことがわかる。なお、その具体的な値は、ボルト、被
締結体およびインパクト・レンチの組合せでそれぞれ異
なる。このような係数データがインパクト・レンチとそ
の使用対象であるボルトおよび被締結体との組合せごと
に関数として用意される。締結力演算部124では後述
するように上記のピーク・トルク値と関数データを基に
締結力が演算される。
【0020】次に、図3および図4に示すフローチャー
トに基づいて第1の実施例の作用を説明する。なお、図
3および図4において、およびはそれぞれ同符号の
部分が接続されることを示す。図2に示したバルブ操作
レバー20が引かれることによって給気部16からシャ
ット・オフ・バルブ12を介してエア・モータ部13に
送られた圧縮空気により、エア・モータ部13の回転駆
動軸22が回転し、その回転力は油圧パルス発生部14
において衝撃的な回転力に変換され、主軸15に伝達さ
れて、ねじ締め作業が行われる。まず、図3のステップ
S1およびステップS2において目標締結力cFcおよ
びボルト締付け本数NBの値を設定し、またステップS
3およびステップS4で予め実験で求めた着座時の標準
締結力FLおよび着座判定しきい値フリーランニング時
間stFRをそれぞれ設定する。ここで、ボルト締付け本
数NBは1つの合わせ面の締結に必要なボルト本数であ
り、着座時の標準締結力FLは着座時に得られる締結力
の標準値である。次に、ステップS5でボルト締付け本
数のカウンタをリセットし<カウントk=0>、ステッ
プS6〜ステップS13のループに進み、ボルトごとに
着座まで仮締めする。
トに基づいて第1の実施例の作用を説明する。なお、図
3および図4において、およびはそれぞれ同符号の
部分が接続されることを示す。図2に示したバルブ操作
レバー20が引かれることによって給気部16からシャ
ット・オフ・バルブ12を介してエア・モータ部13に
送られた圧縮空気により、エア・モータ部13の回転駆
動軸22が回転し、その回転力は油圧パルス発生部14
において衝撃的な回転力に変換され、主軸15に伝達さ
れて、ねじ締め作業が行われる。まず、図3のステップ
S1およびステップS2において目標締結力cFcおよ
びボルト締付け本数NBの値を設定し、またステップS
3およびステップS4で予め実験で求めた着座時の標準
締結力FLおよび着座判定しきい値フリーランニング時
間stFRをそれぞれ設定する。ここで、ボルト締付け本
数NBは1つの合わせ面の締結に必要なボルト本数であ
り、着座時の標準締結力FLは着座時に得られる締結力
の標準値である。次に、ステップS5でボルト締付け本
数のカウンタをリセットし<カウントk=0>、ステッ
プS6〜ステップS13のループに進み、ボルトごとに
着座まで仮締めする。
【0021】ステップS6〜ステップS13において、
ステップS10はフリーランニング時間処理部128に
おける処理内容、ステップS8、ステップS11および
ステップS12は動力制御部125における処理内容で
あり、その他は締結力演算部124における処理内容で
ある。まず、ステップS6でカウントkを1だけ増加さ
せた後、ステップS7でインパクト数のカウンタをリセ
ットし<カウントi=0>、ステップS8でねじ締めを
開始する。また、ステップS9〜ステップS11はルー
プを形成しており、着座まではインパクトごとに着座判
定を行なう。まず、ステップS9でカウントiを1だけ
増加させた後、ステップS10でトルク信号処理部12
1からの信号(トルク信号)に基づいてフリーランニン
グ時間tFRを求める。
ステップS10はフリーランニング時間処理部128に
おける処理内容、ステップS8、ステップS11および
ステップS12は動力制御部125における処理内容で
あり、その他は締結力演算部124における処理内容で
ある。まず、ステップS6でカウントkを1だけ増加さ
せた後、ステップS7でインパクト数のカウンタをリセ
ットし<カウントi=0>、ステップS8でねじ締めを
開始する。また、ステップS9〜ステップS11はルー
プを形成しており、着座まではインパクトごとに着座判
定を行なう。まず、ステップS9でカウントiを1だけ
増加させた後、ステップS10でトルク信号処理部12
1からの信号(トルク信号)に基づいてフリーランニン
グ時間tFRを求める。
【0022】次に、ステップS11では、フリーランニ
ング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時間
tFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であれば
ステップS9に戻ってステップS11までを繰返す。ま
た、ステップS11でYESになると、すなわち着座と
判定すると、ステップS12へ進み、一時停止命令が出
される。これによって圧縮空気のバルブが閉じられ、仮
締付けを終了する。次に、ステップS13でカウントk
がボルト締付け本数NBに等しいか否かを判断し、NO
すなわち仮締付けを終了していないボルトがあれば、ス
テップS6に戻ってステップS13までを繰返す。一
方、ステップS13でYESになると、すなわちすべて
のボルトの仮締付けが終了すると、図4のステップS1
4に進み(→)、カウントkを再度リセットし<k
=0>、ステップS15〜ステップS25のループに進
み、ボルトごとに本締付けを行なう。
ング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時間
tFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であれば
ステップS9に戻ってステップS11までを繰返す。ま
た、ステップS11でYESになると、すなわち着座と
判定すると、ステップS12へ進み、一時停止命令が出
される。これによって圧縮空気のバルブが閉じられ、仮
締付けを終了する。次に、ステップS13でカウントk
がボルト締付け本数NBに等しいか否かを判断し、NO
すなわち仮締付けを終了していないボルトがあれば、ス
テップS6に戻ってステップS13までを繰返す。一
方、ステップS13でYESになると、すなわちすべて
のボルトの仮締付けが終了すると、図4のステップS1
4に進み(→)、カウントkを再度リセットし<k
=0>、ステップS15〜ステップS25のループに進
み、ボルトごとに本締付けを行なう。
【0023】ステップS15〜ステップS25におい
て、ステップS20はピーク値処理部122における処
理内容、ステップS23およびステップS24は動力制
御部125における処理内容であり、その他は締結力演
算部124における処理内容である。まず、ステップS
15でカウントkを1だけ増加させた後、ステップS1
6でカウントiを再度リセットし<i=0>、ステップ
S17で締結力を着座時の標準締結力FLにセットした
後<F(0)=FL>、ステップS18でねじ締めを再開
する。また、ステップS19〜ステップS23はループ
を形成しており、インパクトごとに締結力の計算を行な
う。まず、ステップS19でカウントiを1だけ増加さ
せた後、ステップS20でトルク信号からインパクトの
ピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
て、ステップS20はピーク値処理部122における処
理内容、ステップS23およびステップS24は動力制
御部125における処理内容であり、その他は締結力演
算部124における処理内容である。まず、ステップS
15でカウントkを1だけ増加させた後、ステップS1
6でカウントiを再度リセットし<i=0>、ステップ
S17で締結力を着座時の標準締結力FLにセットした
後<F(0)=FL>、ステップS18でねじ締めを再開
する。また、ステップS19〜ステップS23はループ
を形成しており、インパクトごとに締結力の計算を行な
う。まず、ステップS19でカウントiを1だけ増加さ
せた後、ステップS20でトルク信号からインパクトの
ピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
【0024】次に、ステップS21では、F(i−1)
におけるトルク−締結力変換係数CT F(i)を、締結力
データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算す
る。ただし、CTF(i)=CTF[F(i−1)]。次に、
ステップS22では、インパクトによる締結力の増加分
δF(i)=CT F(i)×TP(i)を計算し、さらにこの
インパクト後の締結力F(i)を、それまでの締結力す
なわち1回前のインパクト後の締結力F(i−1)に上
記の増加分δF(i)を加算することにより計算する。
したがって、F(i)はF(i)=F(i−1)+C
TF(i)×TP(i)。次に、ステップS23では、イン
パクト後の締結力F(i)が目標締結力cFc以上か否
かを判断し、NOであればステップS19に戻ってステ
ップS23までを繰返す。一方、ステップS23でYE
Sになると、ステップS24へ進み、その時点でカット
・オフ命令が出される。これによって圧縮空気のバルブ
が閉じられ、本締付けを終了する。次に、ステップS2
5でカウントkがボルト締付け本数NBに等しいか否か
を判断し、NOすなわち本締付けを終了していないボル
トがあれば、ステップS15に戻ってステップS25ま
でを繰返す。一方、ステップS25でYESになると、
すなわちすべてのボルトの本締付けが終了すると、ステ
ップS26に進み、終了するか否かを判断し、YESで
あればそのまま終了し、NOであればステップS5へ戻
って(→)次のワークのねじ締めを行なう。
におけるトルク−締結力変換係数CT F(i)を、締結力
データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算す
る。ただし、CTF(i)=CTF[F(i−1)]。次に、
ステップS22では、インパクトによる締結力の増加分
δF(i)=CT F(i)×TP(i)を計算し、さらにこの
インパクト後の締結力F(i)を、それまでの締結力す
なわち1回前のインパクト後の締結力F(i−1)に上
記の増加分δF(i)を加算することにより計算する。
したがって、F(i)はF(i)=F(i−1)+C
TF(i)×TP(i)。次に、ステップS23では、イン
パクト後の締結力F(i)が目標締結力cFc以上か否
かを判断し、NOであればステップS19に戻ってステ
ップS23までを繰返す。一方、ステップS23でYE
Sになると、ステップS24へ進み、その時点でカット
・オフ命令が出される。これによって圧縮空気のバルブ
が閉じられ、本締付けを終了する。次に、ステップS2
5でカウントkがボルト締付け本数NBに等しいか否か
を判断し、NOすなわち本締付けを終了していないボル
トがあれば、ステップS15に戻ってステップS25ま
でを繰返す。一方、ステップS25でYESになると、
すなわちすべてのボルトの本締付けが終了すると、ステ
ップS26に進み、終了するか否かを判断し、YESで
あればそのまま終了し、NOであればステップS5へ戻
って(→)次のワークのねじ締めを行なう。
【0025】図6は、上記実施例と比較例(先行例)と
の演算精度についての比較図であり、○印は本実施例の
特性、●印は先行例の特性を示す。この例は、4ケ所締
めのコンパニオン・フランジ(着座時の座面間距離25
mm)をM12のボルトおよびナットを用いてcFc=
50kNとして締結した場合の結果である。図6の特性
から明らかなように、本実施例では本締付け後の締結力
のボルト間のバラツキが先行例より著しく低減している
ことがわかる。
の演算精度についての比較図であり、○印は本実施例の
特性、●印は先行例の特性を示す。この例は、4ケ所締
めのコンパニオン・フランジ(着座時の座面間距離25
mm)をM12のボルトおよびナットを用いてcFc=
50kNとして締結した場合の結果である。図6の特性
から明らかなように、本実施例では本締付け後の締結力
のボルト間のバラツキが先行例より著しく低減している
ことがわかる。
【0026】上記のように、本実施例においては、1台
のねじ締め機本体を用いて、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分
けて目標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ご
とに各ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段
階に移るように制御し、かつ、仮締付け時の一時停止後
に締付けを再開して締結力を計算する際に、一時停止時
に到達する締結力の標準値を起点としてボルトごとに計
算するようにし、さらに、仮締付け時の一時停止は各ボ
ルトごとに着座時点で行ない、その後、目標とする締結
力まで締付けるようにしている。そのため、均一な締付
けが可能となり、本締付け後の締結力のボルト間のバラ
ツキを小さく押さえることができる。これにより、各ボ
ルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締めを行なう
ことができる。
のねじ締め機本体を用いて、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分
けて目標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ご
とに各ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段
階に移るように制御し、かつ、仮締付け時の一時停止後
に締付けを再開して締結力を計算する際に、一時停止時
に到達する締結力の標準値を起点としてボルトごとに計
算するようにし、さらに、仮締付け時の一時停止は各ボ
ルトごとに着座時点で行ない、その後、目標とする締結
力まで締付けるようにしている。そのため、均一な締付
けが可能となり、本締付け後の締結力のボルト間のバラ
ツキを小さく押さえることができる。これにより、各ボ
ルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締めを行なう
ことができる。
【0027】次に、図7〜図9は、本発明の第2の実施
例であり、図7はブロック図、図8および図9は演算処
理を示すフローチャートである。この実施例は、1つの
合わせ面を複数のボルトで締結する場合に、1台のイン
パクト・レンチを用いて各ボルトごとに順次仮締付けを
行ないながら目標とする締結力まで締付けるものであ
る。この実施例においては、仮締付けの判断は着座時点
を基準として行なう。そして、各ボルトごとに着座時点
で締付けを一時停止すると共にそのときの締結力を記憶
しておき、次に再び当該ボルトの締付けを行なうときに
締結力を計算する際には、ボルトごとに上記の記憶され
ている締結力を起点として計算するようにした例であ
る。
例であり、図7はブロック図、図8および図9は演算処
理を示すフローチャートである。この実施例は、1つの
合わせ面を複数のボルトで締結する場合に、1台のイン
パクト・レンチを用いて各ボルトごとに順次仮締付けを
行ないながら目標とする締結力まで締付けるものであ
る。この実施例においては、仮締付けの判断は着座時点
を基準として行なう。そして、各ボルトごとに着座時点
で締付けを一時停止すると共にそのときの締結力を記憶
しておき、次に再び当該ボルトの締付けを行なうときに
締結力を計算する際には、ボルトごとに上記の記憶され
ている締結力を起点として計算するようにした例であ
る。
【0028】まず、図7に基づいて構成を説明する。図
7において、インパクト式ねじ締め機本体100は、第
1の実施例と同様に、モータ102、インパクト・トル
ク発生器103、主軸104、トルク検出器101およ
び締付けソケット105からなる。このインパクト式ね
じ締め機本体100には制御装置130が接続されてい
る。制御装置130は、第1の実施例と同様のトルク信
号処理部121、ピーク値処理部122、フリーランニ
ング時間処理部128、締結力データ・メモリ部123
および動力制御部125のほかに、第1の実施例とは少
し異なる締結力演算部134を備えている。
7において、インパクト式ねじ締め機本体100は、第
1の実施例と同様に、モータ102、インパクト・トル
ク発生器103、主軸104、トルク検出器101およ
び締付けソケット105からなる。このインパクト式ね
じ締め機本体100には制御装置130が接続されてい
る。制御装置130は、第1の実施例と同様のトルク信
号処理部121、ピーク値処理部122、フリーランニ
ング時間処理部128、締結力データ・メモリ部123
および動力制御部125のほかに、第1の実施例とは少
し異なる締結力演算部134を備えている。
【0029】次に、図8および図9に示すフローチャー
トに基づいて第2の実施例の作用を説明する。なお、図
8および図9において、およびはそれぞれ同符号の
部分が接続されることを示す。まず、図8のステップS
31およびステップS32において目標締結力cFcお
よびボルト締付け本数NBの値をそれぞれ設定し、また
ステップS33で予め実験で求めた着座判定しきい値フ
リーランニング時間stFRを設定する。次に、ステップ
S34でボルト締付け本数のカウンタをリセットし<カ
ウントk=0>、ステップS35〜ステップS45のル
ープに進み、ボルトごとに着座まで仮締付けする。ステ
ップS35〜ステップS45において、ステップS42
はピーク値処理部122における処理内容、ステップS
39はフリーランニング時間処理部128における処理
内容、ステップS37、ステップS40およびステップ
S41は動力制御部125における処理内容であり、そ
の他は締結力演算部134における処理内容である。
トに基づいて第2の実施例の作用を説明する。なお、図
8および図9において、およびはそれぞれ同符号の
部分が接続されることを示す。まず、図8のステップS
31およびステップS32において目標締結力cFcお
よびボルト締付け本数NBの値をそれぞれ設定し、また
ステップS33で予め実験で求めた着座判定しきい値フ
リーランニング時間stFRを設定する。次に、ステップ
S34でボルト締付け本数のカウンタをリセットし<カ
ウントk=0>、ステップS35〜ステップS45のル
ープに進み、ボルトごとに着座まで仮締付けする。ステ
ップS35〜ステップS45において、ステップS42
はピーク値処理部122における処理内容、ステップS
39はフリーランニング時間処理部128における処理
内容、ステップS37、ステップS40およびステップ
S41は動力制御部125における処理内容であり、そ
の他は締結力演算部134における処理内容である。
【0030】まず、ステップS35でカウントkを1だ
け増加させた後、ステップS36でインパクト数のカウ
ンタをリセットし<カウントi=0>、ステップS37
でねじ締めを開始する。また、ステップS38〜ステッ
プS40はループを形成しており、着座まではインパク
トごとに着座判定を行なう。まず、ステップS38でカ
ウントiを1だけ増加させた後、ステップS39でトル
ク信号に基づいてフリーランニング時間tFRを求める。
け増加させた後、ステップS36でインパクト数のカウ
ンタをリセットし<カウントi=0>、ステップS37
でねじ締めを開始する。また、ステップS38〜ステッ
プS40はループを形成しており、着座まではインパク
トごとに着座判定を行なう。まず、ステップS38でカ
ウントiを1だけ増加させた後、ステップS39でトル
ク信号に基づいてフリーランニング時間tFRを求める。
【0031】次に、ステップS40では、フリーランニ
ング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時間
stFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であれ
ばステップS38に戻ってステップS40までを繰返
す。また、ステップS40でYESになると、すなわち
着座と判定すると、ステップS41へ進み、一時停止命
令が出される。これによって圧縮空気のバルブが閉じら
れ、仮締付けを終了する。次に、ステップS42では、
上記ステップS39において一時的に記憶されているト
ルク信号からピーク・トルク値TP(i)を求める。次
に、ステップS43では、F(i−1)=0におけるト
ルク−締結力変換係数CTF(i)を、締結力データ・メ
モリ部123のテーブルから読出す。次に、ステップS
44では、着座時の締結力FL(k)を計算して記憶す
る。ただし、FL(k)=CTF(i)×TP(i)。
ング時間tFRが着座判定しきい値フリーランニング時間
stFR以下か否かを判断し、NOすなわち未着座であれ
ばステップS38に戻ってステップS40までを繰返
す。また、ステップS40でYESになると、すなわち
着座と判定すると、ステップS41へ進み、一時停止命
令が出される。これによって圧縮空気のバルブが閉じら
れ、仮締付けを終了する。次に、ステップS42では、
上記ステップS39において一時的に記憶されているト
ルク信号からピーク・トルク値TP(i)を求める。次
に、ステップS43では、F(i−1)=0におけるト
ルク−締結力変換係数CTF(i)を、締結力データ・メ
モリ部123のテーブルから読出す。次に、ステップS
44では、着座時の締結力FL(k)を計算して記憶す
る。ただし、FL(k)=CTF(i)×TP(i)。
【0032】次に、ステップS45でカウントkがボル
ト締付け本数NBに等しいか否かを判断し、NOすなわ
ち仮締付けを終了していないボルトがあれば、ステップ
S35に戻ってステップS45までを繰返す。一方、ス
テップS45でYESになると、すなわちすべてのボル
トの仮締付けが終了すると、図9のステップS46に進
み(→)、カウントkを再度リセットし<k=0
>、ステップS47〜ステップS57のループに進み、
ボルトごとに本締付けを行なう。
ト締付け本数NBに等しいか否かを判断し、NOすなわ
ち仮締付けを終了していないボルトがあれば、ステップ
S35に戻ってステップS45までを繰返す。一方、ス
テップS45でYESになると、すなわちすべてのボル
トの仮締付けが終了すると、図9のステップS46に進
み(→)、カウントkを再度リセットし<k=0
>、ステップS47〜ステップS57のループに進み、
ボルトごとに本締付けを行なう。
【0033】ステップS47〜ステップS57におい
て、ステップS52はピーク値処理部122における処
理内容、ステップS55およびステップS56は動力制
御部125における処理内容であり、その他は締結力演
算部134における処理内容である。まず、ステップS
47でカウントkを1だけ増加させた後、ステップS4
8でカウントiを再度リセットし<i=0>、ステップ
S49で締結力を着座時の締結力FL(k)にセットした
後<F(0)=FL(k)>、ステップS50でねじ締め
を再開する。また、ステップS51〜ステップS55は
ループを形成しており、インパクトごとに締結力の計算
を行なう。まず、ステップS51でカウントiを1だけ
増加させた後、ステップS52でトルク信号からインパ
クトのピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
て、ステップS52はピーク値処理部122における処
理内容、ステップS55およびステップS56は動力制
御部125における処理内容であり、その他は締結力演
算部134における処理内容である。まず、ステップS
47でカウントkを1だけ増加させた後、ステップS4
8でカウントiを再度リセットし<i=0>、ステップ
S49で締結力を着座時の締結力FL(k)にセットした
後<F(0)=FL(k)>、ステップS50でねじ締め
を再開する。また、ステップS51〜ステップS55は
ループを形成しており、インパクトごとに締結力の計算
を行なう。まず、ステップS51でカウントiを1だけ
増加させた後、ステップS52でトルク信号からインパ
クトのピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
【0034】次に、ステップS53では、F(i−1)
におけるトルク−締結力変換係数CT F(i)を、締結力
データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算す
る。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次に、
ステップS54では、インパクトによる締結力の増加分
δF(i)=CT F(i)×TP(i)を計算し、さらにこの
インパクト後の締結力F(i)を、それまでの締結力す
なわち1回前のインパクト後の締結力F(i−1)に上
記の増加分δF(i)を加算することにより計算する。
したがって、F(i)はF(i)=F(i−1)+C
TF(i)×TP(i)。
におけるトルク−締結力変換係数CT F(i)を、締結力
データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算す
る。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次に、
ステップS54では、インパクトによる締結力の増加分
δF(i)=CT F(i)×TP(i)を計算し、さらにこの
インパクト後の締結力F(i)を、それまでの締結力す
なわち1回前のインパクト後の締結力F(i−1)に上
記の増加分δF(i)を加算することにより計算する。
したがって、F(i)はF(i)=F(i−1)+C
TF(i)×TP(i)。
【0035】次に、ステップS55では、インパクト後
の締結力F(i)が目標締結力cFc以上か否かを判断
し、NOであればステップS51に戻ってステップS5
5までを繰返す。一方、ステップS55でYESになる
と、ステップS56へ進み、その時点でカット・オフ命
令が出される。これによって圧縮空気のバルブが閉じら
れ、本締付けを終了する。次に、ステップS57でカウ
ントkがボルト締付け本数NBに等しいか否かを判断
し、NOすなわち本締付けを終了していないボルトがあ
れば、ステップS47に戻ってステップS57までを繰
返す。一方、ステップS57でYESになると、すなわ
ちすべてのボルトの本締付けが終了すると、ステップS
58に進み、終了するか否かを判断し、YESであれば
そのまま終了し、NOであればステップS34へ戻って
(→)次のワークのねじ締めを行なう。
の締結力F(i)が目標締結力cFc以上か否かを判断
し、NOであればステップS51に戻ってステップS5
5までを繰返す。一方、ステップS55でYESになる
と、ステップS56へ進み、その時点でカット・オフ命
令が出される。これによって圧縮空気のバルブが閉じら
れ、本締付けを終了する。次に、ステップS57でカウ
ントkがボルト締付け本数NBに等しいか否かを判断
し、NOすなわち本締付けを終了していないボルトがあ
れば、ステップS47に戻ってステップS57までを繰
返す。一方、ステップS57でYESになると、すなわ
ちすべてのボルトの本締付けが終了すると、ステップS
58に進み、終了するか否かを判断し、YESであれば
そのまま終了し、NOであればステップS34へ戻って
(→)次のワークのねじ締めを行なう。
【0036】図10は、上記第2の実施例と比較例(先
行例)との演算精度についての比較図であり、○印は本
実施例の特性、●印は先行例の特性を示す。この例も、
第1の実施例と同様に、4ケ所締めのコンパニオン・フ
ランジ(着座時の座面間距離25mm)をM12のボル
トおよびナットを用いてcFc=50kNとして締結し
た場合の結果である。図10の特性から明らかなよう
に、本実施例では本締め後の締結力のボルト間のバラツ
キが先行例より著しく低減していることがわかる。
行例)との演算精度についての比較図であり、○印は本
実施例の特性、●印は先行例の特性を示す。この例も、
第1の実施例と同様に、4ケ所締めのコンパニオン・フ
ランジ(着座時の座面間距離25mm)をM12のボル
トおよびナットを用いてcFc=50kNとして締結し
た場合の結果である。図10の特性から明らかなよう
に、本実施例では本締め後の締結力のボルト間のバラツ
キが先行例より著しく低減していることがわかる。
【0037】上記のように、本実施例においては、1台
のねじ締め機本体を用いて、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分
けて目標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ご
とに各ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段
階に移るように制御し、かつ、仮締付けの一時停止時に
ボルトごとに締結力を記憶しておき、一時停止後に締付
けを再開して締結力を計算する際に、ボルトごとに上記
の記憶されている締結力を起点として計算するように
し、さらに、仮締付け時の一時停止は各ボルトごとに着
座時点で行ない、その後、目標とする締結力まで締付け
るようにしている。そのため、一時停止させることなく
締付けた場合と同等の高い精度で各ボルトごとに締結力
を演算できるので、本締付け後の締結力のボルト間のバ
ラツキを小さく押さえることができる。これにより、各
ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締めを行な
うことができる。
のねじ締め機本体を用いて、1つの合わせ面を複数のボ
ルトで締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分
けて目標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ご
とに各ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段
階に移るように制御し、かつ、仮締付けの一時停止時に
ボルトごとに締結力を記憶しておき、一時停止後に締付
けを再開して締結力を計算する際に、ボルトごとに上記
の記憶されている締結力を起点として計算するように
し、さらに、仮締付け時の一時停止は各ボルトごとに着
座時点で行ない、その後、目標とする締結力まで締付け
るようにしている。そのため、一時停止させることなく
締付けた場合と同等の高い精度で各ボルトごとに締結力
を演算できるので、本締付け後の締結力のボルト間のバ
ラツキを小さく押さえることができる。これにより、各
ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締めを行な
うことができる。
【0038】次に、図11〜図15は、本発明の第3の
実施例であり、図11および図12はブロック図、図1
3〜図15は演算処理を示すフローチャートである。こ
の実施例は、複数個のねじ締め機本体を用いて、複数の
ボルトをそれぞれのねじ締め機本体で仮締付けしながら
個別に締結する場合の例であり、多軸のインパクト式ナ
ット・ランナを用いて1つの合わせ面を複数のボルトで
締結する場合に、各ボルトごとに着座時点で締付けを一
時停止して仮締付けすると共に、そのときの締結力を記
憶しておき、一時停止後に締付けを再開して締結力を計
算する際に、ボルトごとに上記の記憶されている締結力
を起点として計算するように構成した例である。
実施例であり、図11および図12はブロック図、図1
3〜図15は演算処理を示すフローチャートである。こ
の実施例は、複数個のねじ締め機本体を用いて、複数の
ボルトをそれぞれのねじ締め機本体で仮締付けしながら
個別に締結する場合の例であり、多軸のインパクト式ナ
ット・ランナを用いて1つの合わせ面を複数のボルトで
締結する場合に、各ボルトごとに着座時点で締付けを一
時停止して仮締付けすると共に、そのときの締結力を記
憶しておき、一時停止後に締付けを再開して締結力を計
算する際に、ボルトごとに上記の記憶されている締結力
を起点として計算するように構成した例である。
【0039】まず、図11および図12に基づいて構成
を説明する。図11において、複数のインパクト式ねじ
締め機本体100(図11では5個の場合を示す)は5
軸ナットランナを構成しており、制御装置200に接続
されている。制御装置200は1つの集中制御部210
と、個々のインパクト式ねじ締め機を制御する5個の個
別制御部220とで構成されている。また、図12にお
いて、それぞれのインパクト式ねじ締め機本体100
は、第1の実施例と同様に、モータ102、インパクト
・トルク発生器103、主軸104、トルク検出器10
1および締付けソケット105からなる。これらのイン
パクト式ねじ締め機本体100には、それぞれに対応し
て個別制御部220が接続されている。個別制御部22
0は、第1の実施例と同様のトルク信号処理部121、
ピーク値処理部122、フリーランニング時間処理部1
28、締結力データ・メモリ部123のほかに、第1の
実施例とは少し異なる締結力演算部224および動力制
御部225を備えている。
を説明する。図11において、複数のインパクト式ねじ
締め機本体100(図11では5個の場合を示す)は5
軸ナットランナを構成しており、制御装置200に接続
されている。制御装置200は1つの集中制御部210
と、個々のインパクト式ねじ締め機を制御する5個の個
別制御部220とで構成されている。また、図12にお
いて、それぞれのインパクト式ねじ締め機本体100
は、第1の実施例と同様に、モータ102、インパクト
・トルク発生器103、主軸104、トルク検出器10
1および締付けソケット105からなる。これらのイン
パクト式ねじ締め機本体100には、それぞれに対応し
て個別制御部220が接続されている。個別制御部22
0は、第1の実施例と同様のトルク信号処理部121、
ピーク値処理部122、フリーランニング時間処理部1
28、締結力データ・メモリ部123のほかに、第1の
実施例とは少し異なる締結力演算部224および動力制
御部225を備えている。
【0040】次に、図13〜図15に示すフローチャー
トに基づいて第3の実施例の作用を説明する。なお、図
13は集中制御部210におけるフローチャートであ
り、図14および図15はそれぞれ、個別制御部220
における仮締付けおよび本締付けについてのフローチャ
ートである。まず、集中制御部210について説明す
る。図13のステップS101およびステップS102
において目標締結力cFcおよびボルト締付け本数NB
の値をそれぞれ設定し、またステップS103で予め実
験で求めた着座判定しきい値フリーランニング時間st
FRを設定する。次に、ステップS104で仮締付け開始
命令が個別制御部220に送信される。これにより、後
記の仮締付けが行われる。次に、ステップS105およ
びステップS106よりなるループに進み、ステップS
105では個々の個別制御部220から送信されてくる
仮締付け終了信号を確認し、ステップS106では全て
のボルトの仮締付けが終了したか否かを判断する。ステ
ップS106でNOであれば、すなわち仮締付けが終了
していないボルトがあるときは、ステップS105に戻
ってステップS106までを繰返す。一方、ステップS
106でYESになると、ステップS107に進み、本
締付け開始命令が個別制御部220に送信される。これ
により、後記の本締付けが行われる。次に、ステップS
108およびステップS109よりなるループに進み、
ステップS108では個々の個別制御部220から送信
されてくる本締付け終了信号を確認し、ステップS10
9では全てのボルトの本締付けが終了したか否かを判断
する。ステップS109でNOであれば、すなわち本締
付けが終了していないボルトがあるときは、ステップS
108に戻ってステップS109までを繰返す。一方、
ステップS109でYESになると、ステップS110
に進み、終了するか否かを判断し、YESであればその
まま終了し、NOであればステップS104へ戻って次
のワークのねじ締めを行なう。
トに基づいて第3の実施例の作用を説明する。なお、図
13は集中制御部210におけるフローチャートであ
り、図14および図15はそれぞれ、個別制御部220
における仮締付けおよび本締付けについてのフローチャ
ートである。まず、集中制御部210について説明す
る。図13のステップS101およびステップS102
において目標締結力cFcおよびボルト締付け本数NB
の値をそれぞれ設定し、またステップS103で予め実
験で求めた着座判定しきい値フリーランニング時間st
FRを設定する。次に、ステップS104で仮締付け開始
命令が個別制御部220に送信される。これにより、後
記の仮締付けが行われる。次に、ステップS105およ
びステップS106よりなるループに進み、ステップS
105では個々の個別制御部220から送信されてくる
仮締付け終了信号を確認し、ステップS106では全て
のボルトの仮締付けが終了したか否かを判断する。ステ
ップS106でNOであれば、すなわち仮締付けが終了
していないボルトがあるときは、ステップS105に戻
ってステップS106までを繰返す。一方、ステップS
106でYESになると、ステップS107に進み、本
締付け開始命令が個別制御部220に送信される。これ
により、後記の本締付けが行われる。次に、ステップS
108およびステップS109よりなるループに進み、
ステップS108では個々の個別制御部220から送信
されてくる本締付け終了信号を確認し、ステップS10
9では全てのボルトの本締付けが終了したか否かを判断
する。ステップS109でNOであれば、すなわち本締
付けが終了していないボルトがあるときは、ステップS
108に戻ってステップS109までを繰返す。一方、
ステップS109でYESになると、ステップS110
に進み、終了するか否かを判断し、YESであればその
まま終了し、NOであればステップS104へ戻って次
のワークのねじ締めを行なう。
【0041】次に、個別制御部220における仮締付け
について図14に基づいて説明する。ステップS111
〜ステップS120において、ステップS117はピー
ク値処理部122における処理内容、ステップS114
はフリーランニング時間処理部128における処理内
容、ステップS112、ステップS115、ステップS
116およびステップS120は動力制御部225にお
ける処理内容であり、その他は締結力演算部224にお
ける処理内容である。まず、ステップS111でインパ
クト数のカウンタをリセットし<カウントi=0>、ス
テップS112でねじ締めを開始する。また、ステップ
S113〜ステップS115はループを形成しており、
着座まではインパクトごとに着座判定を行なう。まず、
ステップS113でカウントiを1だけ増加させた後、
ステップS114でトルク信号に基づいてフリーランニ
ング時間tFRを求める。次に、ステップS115では、
フリーランニング時間tFRが着座判定しきい値フリーラ
ンニング時間stFR以下か否かを判断し、NOすなわち
未着座であればステップS113に戻ってステップS1
15までを繰返す。また、ステップS115でYESに
なると、すなわち着座と判定すると、ステップS116
へ進み、一時停止命令が出される。これによって圧縮空
気のバルブが閉じられ、仮締付けを終了する。次に、ス
テップS117では、上記ステップS114において一
時的に記憶されているトルク信号からピーク・トルク値
TP(i)を求める。次に、ステップS118では、F
(i−1)=0におけるトルク−締結力変換係数C
TF(i)を、締結力データ・メモリ部123のテーブル
から読出す。次に、ステップS119では、着座時の締
結力FLを計算して記憶する。ただし、FL=CTF(i)
×TP(i)。次に、ステップS120では、仮締付け終
了信号が集中制御部210に送信される。
について図14に基づいて説明する。ステップS111
〜ステップS120において、ステップS117はピー
ク値処理部122における処理内容、ステップS114
はフリーランニング時間処理部128における処理内
容、ステップS112、ステップS115、ステップS
116およびステップS120は動力制御部225にお
ける処理内容であり、その他は締結力演算部224にお
ける処理内容である。まず、ステップS111でインパ
クト数のカウンタをリセットし<カウントi=0>、ス
テップS112でねじ締めを開始する。また、ステップ
S113〜ステップS115はループを形成しており、
着座まではインパクトごとに着座判定を行なう。まず、
ステップS113でカウントiを1だけ増加させた後、
ステップS114でトルク信号に基づいてフリーランニ
ング時間tFRを求める。次に、ステップS115では、
フリーランニング時間tFRが着座判定しきい値フリーラ
ンニング時間stFR以下か否かを判断し、NOすなわち
未着座であればステップS113に戻ってステップS1
15までを繰返す。また、ステップS115でYESに
なると、すなわち着座と判定すると、ステップS116
へ進み、一時停止命令が出される。これによって圧縮空
気のバルブが閉じられ、仮締付けを終了する。次に、ス
テップS117では、上記ステップS114において一
時的に記憶されているトルク信号からピーク・トルク値
TP(i)を求める。次に、ステップS118では、F
(i−1)=0におけるトルク−締結力変換係数C
TF(i)を、締結力データ・メモリ部123のテーブル
から読出す。次に、ステップS119では、着座時の締
結力FLを計算して記憶する。ただし、FL=CTF(i)
×TP(i)。次に、ステップS120では、仮締付け終
了信号が集中制御部210に送信される。
【0042】次に、個別制御部220における本締付け
について図15に基づいて説明する。ステップS121
〜ステップS130において、ステップS125はピー
ク値処理部122における処理内容、ステップS12
3、ステップS128〜ステップS130は動力制御部
225における処理内容であり、その他は締結力演算部
224における処理内容である。まず、ステップS12
1でカウントiをリセットし<i=0>、ステップS1
22で締結力を着座時の締結力FLにセットした後<F
(0)=FL>、ステップS123でねじ締めを再開す
る。また、ステップS124〜ステップS128はルー
プを形成しており、インパクトごとに締結力の計算を行
なう。まず、ステップS124でカウントiを1だけ増
加させた後、ステップS125でトルク信号からインパ
クトのピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
について図15に基づいて説明する。ステップS121
〜ステップS130において、ステップS125はピー
ク値処理部122における処理内容、ステップS12
3、ステップS128〜ステップS130は動力制御部
225における処理内容であり、その他は締結力演算部
224における処理内容である。まず、ステップS12
1でカウントiをリセットし<i=0>、ステップS1
22で締結力を着座時の締結力FLにセットした後<F
(0)=FL>、ステップS123でねじ締めを再開す
る。また、ステップS124〜ステップS128はルー
プを形成しており、インパクトごとに締結力の計算を行
なう。まず、ステップS124でカウントiを1だけ増
加させた後、ステップS125でトルク信号からインパ
クトのピーク・トルク値TP(i)を求めて記憶する。
【0043】次に、ステップS126では、F(i−
1)におけるトルク−締結力変換係数CTF(i)を、締
結力データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算
する。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次
に、ステップS127では、インパクトによる締結力の
増加分δF(i)=CTF(i)×TP(i)を計算し、さら
にこのインパクト後の締結力F(i)を、それまでの締
結力すなわち1回前のインパクト後の締結力F(i−
1)に上記の増加分δF(i)を加算することにより計
算する。したがって、F(i)は、F(i)=F(i−
1)+CTF(i)×TP(i)。次に、ステップS128
では、インパクト後の締結力F(i)が目標締結力cF
c以上か否かを判断し、NOであればステップS124
に戻ってステップS128までを繰返す。一方、ステッ
プS128でYESになると、ステップS129へ進
み、その時点でカット・オフ命令が出される。これによ
って圧縮空気のバルブが閉じられ、本締付けを終了す
る。次に、ステップS130では、本締付け終了信号が
集中制御部210に送信される。
1)におけるトルク−締結力変換係数CTF(i)を、締
結力データ・メモリ部123のテーブルに基づいて計算
する。ただし、CTF(i)=CTF〔F(i−1)〕。次
に、ステップS127では、インパクトによる締結力の
増加分δF(i)=CTF(i)×TP(i)を計算し、さら
にこのインパクト後の締結力F(i)を、それまでの締
結力すなわち1回前のインパクト後の締結力F(i−
1)に上記の増加分δF(i)を加算することにより計
算する。したがって、F(i)は、F(i)=F(i−
1)+CTF(i)×TP(i)。次に、ステップS128
では、インパクト後の締結力F(i)が目標締結力cF
c以上か否かを判断し、NOであればステップS124
に戻ってステップS128までを繰返す。一方、ステッ
プS128でYESになると、ステップS129へ進
み、その時点でカット・オフ命令が出される。これによ
って圧縮空気のバルブが閉じられ、本締付けを終了す
る。次に、ステップS130では、本締付け終了信号が
集中制御部210に送信される。
【0044】図16は、上記実施例と比較例(先行例)
との演算精度についての比較図であり、○印は本実施例
の特性、●印は先行例の特性を示す。この例は、10ケ
所締めのエンジンのシリンダ・ヘッドとブロックとをM
10のボルトおよびナットを用いてcFc=40kNと
して締結した場合(着座時の座面間距離70mm)の結
果である。図16の特性から明らかなように、本実施例
では本締付け後の締結力のボルト間のバラツキが先行例
より著しく低減していることがわかる。
との演算精度についての比較図であり、○印は本実施例
の特性、●印は先行例の特性を示す。この例は、10ケ
所締めのエンジンのシリンダ・ヘッドとブロックとをM
10のボルトおよびナットを用いてcFc=40kNと
して締結した場合(着座時の座面間距離70mm)の結
果である。図16の特性から明らかなように、本実施例
では本締付け後の締結力のボルト間のバラツキが先行例
より著しく低減していることがわかる。
【0045】上記のように、本実施例においては、多軸
ナットランナのような複数個のねじ締め機本体を用い
て、1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合に、
各ボルトごとに複数の段階に分けて目標とする締結力ま
で締付けを行い、しかも段階ごとに各ボルトの締結力を
一定範囲の値とした後、次の段階に移るように制御し、
かつ、仮締付けの一時停止時にボルトごとに締結力を記
憶しておき、一時停止後に締付けを再開して締結力を計
算する際に、ボルトごとに上記の記憶されている締結力
を起点として計算するようにし、さらに、仮締付け時の
一時停止は各ボルトごとに着座時点で行ない、その後、
目標の締結力まで締結するように構成している。そのた
め、均一な締付けが可能となると共に、一時停止させる
ことなく締付けた場合と同等の高い精度で各ボルトごと
に締結力を演算できるので、本締付け後の締結力のボル
ト間のバラツキを小さく押さえることができる。これに
より、各ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締
めを行なうことができる。
ナットランナのような複数個のねじ締め機本体を用い
て、1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合に、
各ボルトごとに複数の段階に分けて目標とする締結力ま
で締付けを行い、しかも段階ごとに各ボルトの締結力を
一定範囲の値とした後、次の段階に移るように制御し、
かつ、仮締付けの一時停止時にボルトごとに締結力を記
憶しておき、一時停止後に締付けを再開して締結力を計
算する際に、ボルトごとに上記の記憶されている締結力
を起点として計算するようにし、さらに、仮締付け時の
一時停止は各ボルトごとに着座時点で行ない、その後、
目標の締結力まで締結するように構成している。そのた
め、均一な締付けが可能となると共に、一時停止させる
ことなく締付けた場合と同等の高い精度で各ボルトごと
に締結力を演算できるので、本締付け後の締結力のボル
ト間のバラツキを小さく押さえることができる。これに
より、各ボルトとも目標とする締結力まで精密にねじ締
めを行なうことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載の発明においては、1つの合わせ面を複数のボルトで
締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分けて目
標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ごとに各
ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段階に移
るように制御することにより、目標とする締結力に至る
までの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを小さく
押さえることができるので、均一に締付けることがで
き、精度の良いねじ締め作業を行なうことができる、と
いう効果が得られる。また、請求項2に記載の発明にお
いては、上記の効果に加えて、各段階において、ボルト
の締付け順番を必ずしも一定としなくても、締結力を高
い精度で演算できるので、各ボルトとも目標とする締結
力まで精密にねじ締めを行なうことができる、という効
果が得られる。また、請求項3に記載の発明において
は、上記の効果に加えて、各ボルトごとに一時停止させ
ることなく締付けた場合と同等の高い精度で締結力を演
算できるので、各ボルトとも目標とする締結力まで精密
にねじ締めを行なうことができる、という効果が得られ
る。また、請求項4に記載の発明においては、上記の効
果に加えて、常に締結力の小さい一定の状態で仮締付け
を行なうことが出来るので、被締結体とボルトとの芯ズ
レが自動的に調整されることになり、その後の締付けを
均一に行なうことができる、という効果が得られる。ま
た、請求項5および請求項6に記載の発明においては、
1個のインパクト・レンチを用いる場合でも、或いは多
軸インパクト式ナット・ランナ等においても、目標とす
る締結力に至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバ
ラツキを小さく押さえることができるので、均一に締付
けることができ、精度の良いねじ締め作業を行なうこと
ができる、という効果が得られる。
載の発明においては、1つの合わせ面を複数のボルトで
締結する場合に、各ボルトごとに複数の段階に分けて目
標とする締結力まで締付けを行い、しかも段階ごとに各
ボルトの締結力を一定範囲の値とした後、次の段階に移
るように制御することにより、目標とする締結力に至る
までの途中段階でボルト間の締結力のバラツキを小さく
押さえることができるので、均一に締付けることがで
き、精度の良いねじ締め作業を行なうことができる、と
いう効果が得られる。また、請求項2に記載の発明にお
いては、上記の効果に加えて、各段階において、ボルト
の締付け順番を必ずしも一定としなくても、締結力を高
い精度で演算できるので、各ボルトとも目標とする締結
力まで精密にねじ締めを行なうことができる、という効
果が得られる。また、請求項3に記載の発明において
は、上記の効果に加えて、各ボルトごとに一時停止させ
ることなく締付けた場合と同等の高い精度で締結力を演
算できるので、各ボルトとも目標とする締結力まで精密
にねじ締めを行なうことができる、という効果が得られ
る。また、請求項4に記載の発明においては、上記の効
果に加えて、常に締結力の小さい一定の状態で仮締付け
を行なうことが出来るので、被締結体とボルトとの芯ズ
レが自動的に調整されることになり、その後の締付けを
均一に行なうことができる、という効果が得られる。ま
た、請求項5および請求項6に記載の発明においては、
1個のインパクト・レンチを用いる場合でも、或いは多
軸インパクト式ナット・ランナ等においても、目標とす
る締結力に至るまでの途中段階でボルト間の締結力のバ
ラツキを小さく押さえることができるので、均一に締付
けることができ、精度の良いねじ締め作業を行なうこと
ができる、という効果が得られる。
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】圧縮空気を動力源とするインパクト・レンチと
して構成した場合の断面図。
して構成した場合の断面図。
【図3】第1の実施例における演算処理を示すフローチ
ャートの一部。
ャートの一部。
【図4】第1の実施例における演算処理を示すフローチ
ャートの他の一部。
ャートの他の一部。
【図5】締結力データ・メモリ部123に記録されてい
るトルク−締結力変換係数と締結力との関係を示す関数
の一例図。
るトルク−締結力変換係数と締結力との関係を示す関数
の一例図。
【図6】第1の実施例と比較例との締結力のバラツキに
ついての比較特性図。
ついての比較特性図。
【図7】本発明の第2の実施例のブロック図。
【図8】第2の実施例における演算処理を示すフローチ
ャートの一部。
ャートの一部。
【図9】第2の実施例における演算処理を示すフローチ
ャートの他の一部。
ャートの他の一部。
【図10】第2の実施例と比較例との締結力のバラツキ
についての比較特性図。
についての比較特性図。
【図11】本発明の第3の実施例における全体の構成を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図12】本発明の第3の実施例におけるそれぞれ構成
部分の詳細を示すブロック図。
部分の詳細を示すブロック図。
【図13】第3の実施例における演算処理を示すフロー
チャートの一部。
チャートの一部。
【図14】第3の実施例における演算処理を示すフロー
チャートの他の一部。
チャートの他の一部。
【図15】第3の実施例における演算処理を示すフロー
チャートの他の一部。
チャートの他の一部。
【図16】第3の実施例と比較例との締結力のバラツキ
についての比較特性図。
についての比較特性図。
【図17】インパクトが発生し始めてから着座するまで
のインパクト・トルクの波形変化および各インパクトに
おけるフリーランニング時間についての模式的な特性
図。
のインパクト・トルクの波形変化および各インパクトに
おけるフリーランニング時間についての模式的な特性
図。
【図18】従来装置の一例の断面図。
【図19】本出願人の先行技術における演算処理を示す
フローチャート。
フローチャート。
10…インパクト・レンチ本体 15…主軸 11…トルク検出部 16…給気部 12…シャット・オフ・バルブ 17…エア通路 13…エア・モータ部 18…メイン・
バルブ 14…油圧パルス発生部 19…切替えバ
ルブ 20…バルブ操作レバー 25…ドライビ
ング・ブレード 21…回転切替えレバー 26a、26b
…検出コイル 22…回転駆動軸 27a、27b
…溝列 23…ベーン 28…リリーフ
・バルブ 24…ライナ・ケース 30…制御装置 100…インパクト式ねじ締め機本体 121…トルク
信号処理部 101…トルク検出部 122…ピーク
値処理部 102…モータ 123…締結力
データ・メモリ部 103…インパクト・トルク発生器 124…締結力
演算部 104…主軸 125…動力制
御部 105…締付けソケット 128…トルク
・パルス持続時間処理部 110…制御装置 130…制御装
置 120…制御装置 134…締結力
演算部 200…制御装置 224…締結力
演算部 210…集中制御部 225…動力制
御部 220…個別制御部
バルブ 14…油圧パルス発生部 19…切替えバ
ルブ 20…バルブ操作レバー 25…ドライビ
ング・ブレード 21…回転切替えレバー 26a、26b
…検出コイル 22…回転駆動軸 27a、27b
…溝列 23…ベーン 28…リリーフ
・バルブ 24…ライナ・ケース 30…制御装置 100…インパクト式ねじ締め機本体 121…トルク
信号処理部 101…トルク検出部 122…ピーク
値処理部 102…モータ 123…締結力
データ・メモリ部 103…インパクト・トルク発生器 124…締結力
演算部 104…主軸 125…動力制
御部 105…締付けソケット 128…トルク
・パルス持続時間処理部 110…制御装置 130…制御装
置 120…制御装置 134…締結力
演算部 200…制御装置 224…締結力
演算部 210…集中制御部 225…動力制
御部 220…個別制御部
Claims (6)
- 【請求項1】駆動出力にパルス成分を有する駆動手段
と、一端にねじとの継手部を有し、上記駆動手段によっ
て駆動されることによってねじを締付ける主軸と、上記
主軸のトルク変化を検出するトルク検出手段と、を有す
るインパクト式ねじ締め機本体と、 上記トルク検出手段の検出結果から求めたピーク・トル
ク値を用いて、インパクトごとに締結力の増加量を演算
して順次締結力を求め、目標とする締結力を実現するよ
うに上記駆動手段へ与えられる動力源を制御し、かつ、
1つの合わせ面を複数のボルトで締結する場合に、締結
を複数の段階に分けて各ボルトごとに仮締付けを行な
い、上記各段階ごとに各ボルトの締結力を一定範囲の値
とした後に次の段階に移るように制御し、最終的に上記
目標とする締結力を達成するように制御する制御手段
と、 を備えたことを特徴とするインパクト式ねじ締め装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のインパクト式ねじ締め装
置において、上記制御手段は、仮締付け時における一時
停止後に締付けを再開して締結力を演算する際に、一時
停止時に到達する締結力の標準値を起点として各ボルト
ごとに締結力を演算するように構成したものである、こ
とを特徴とするインパクト式ねじ締め装置。 - 【請求項3】請求項1に記載のインパクト式ねじ締め装
置において、 上記制御手段は、仮締付け時における一時停止時に各ボ
ルトごとに締結力を記憶しておき、一時停止後に締付け
を再開して締結力を演算する際に、各ボルトごとに上記
の記憶されている締結力を起点として締結力を演算する
ように構成したものである、ことを特徴とするインパク
ト式ねじ締め装置。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
インパクト式ねじ締め装置において、 上記制御手段は、各ボルトごとに上記仮締付けとして少
なくとも着座時点で締付けを一時停止し、その後、目標
とする締結力まで締付けるように制御するものである、
ことを特徴とするインパクト式ねじ締め装置。 - 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
インパクト式ねじ締め装置において、 上記のねじ締め機本体を1個のみ備え、そのねじ締め機
本体によって複数のボルトを順次仮締付けしながら締結
するように構成したことを特徴とするインパクト式ねじ
締め装置。 - 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
インパクト式ねじ締め装置において、 上記のねじ締め機本体を複数個備え、複数のボルトをそ
れぞれのねじ締め機本体で仮締付けしながら個別に締結
するように構成したことを特徴とするインパクト式ねじ
締め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9939294A JPH07308865A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インパクト式ねじ締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9939294A JPH07308865A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インパクト式ねじ締め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07308865A true JPH07308865A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14246232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9939294A Pending JPH07308865A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | インパクト式ねじ締め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07308865A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11254340A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-09-21 | Atlas Copco Tools Ab | ねじ継手の取付けトルクの測定方法、締付け制御方法、締付けの品質検査方法及びねじ継手締付け用のトルク衝撃供給動力工具 |
| JP2001129767A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Matsushita Electric Works Ltd | インパクト回転工具 |
| WO2001098034A1 (en) * | 2000-06-19 | 2001-12-27 | Estic Corporation | Control method and controller for screw tightener |
| JP2002154063A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-28 | Makita Corp | 打撃締付工具 |
| US7966888B2 (en) | 2007-11-12 | 2011-06-28 | Fujitsu Limited | Screw fastener |
| WO2016158712A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | 日東工器株式会社 | 螺合部材締付け工具 |
| US9701000B2 (en) | 2013-07-19 | 2017-07-11 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Impact rotation tool and impact rotation tool attachment |
| WO2017170648A1 (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 日東工器株式会社 | 設定データ送信機能を有する電動工具の制御回路、電動工具、制御装置、および電動工具システム |
| WO2019124009A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | 日東工器株式会社 | 工具並びに工具の制御回路及び制御方法 |
| WO2019124008A1 (ja) * | 2017-12-18 | 2019-06-27 | 日東工器株式会社 | 工具並びに工具の制御回路及び制御方法 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP9939294A patent/JPH07308865A/ja active Pending
Cited By (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11254340A (ja) * | 1997-10-27 | 1999-09-21 | Atlas Copco Tools Ab | ねじ継手の取付けトルクの測定方法、締付け制御方法、締付けの品質検査方法及びねじ継手締付け用のトルク衝撃供給動力工具 |
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| WO2016158712A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | 日東工器株式会社 | 螺合部材締付け工具 |
| JP2016185581A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 日東工器株式会社 | 螺合部材締付け工具 |
| CN107405760B (zh) * | 2015-03-27 | 2019-07-05 | 日东工器株式会社 | 螺合构件紧固工具 |
| CN107405760A (zh) * | 2015-03-27 | 2017-11-28 | 日东工器株式会社 | 螺合构件紧固工具 |
| JPWO2017170648A1 (ja) * | 2016-03-29 | 2018-06-28 | 日東工器株式会社 | 設定データ送信機能を有する電動工具の制御回路、電動工具、制御装置、および電動工具システム |
| WO2017170648A1 (ja) * | 2016-03-29 | 2017-10-05 | 日東工器株式会社 | 設定データ送信機能を有する電動工具の制御回路、電動工具、制御装置、および電動工具システム |
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