JPH0730900B2 - 生活系廃棄物焼却プラント - Google Patents

生活系廃棄物焼却プラント

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JPH0730900B2
JPH0730900B2 JP1248081A JP24808189A JPH0730900B2 JP H0730900 B2 JPH0730900 B2 JP H0730900B2 JP 1248081 A JP1248081 A JP 1248081A JP 24808189 A JP24808189 A JP 24808189A JP H0730900 B2 JPH0730900 B2 JP H0730900B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生活系廃棄物(以下「廃棄物」という)の処
理のための焼却プラント、とりわけ、その設置平面が頻
繁に傾く海上等での稼働に適した焼却プラントに関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、廃棄物は、ごみ収集車で収集された後、陸上の焼
却施設において焼却処理されるか、あるいは埋め立て地
に投棄されている。
陸上での焼却施設での焼却処理は、既に特願平1−1740
94や特願平1−202855号に説明されるように、次のよう
になされる。先ずごみ収集車で収集された廃棄物が、ご
み収集車とともに計量装置で計量された後、投入扉が直
接、ごみピットに投入され、この廃棄物がごみクレーン
によって、フィーダを経て、焼却炉本体中で燃焼され
て、灰となり、灰押出装置、灰コンベヤ、灰ピットを介
して灰クレーンによってトラックに積み込まれて排出さ
れ、埋め立て地で投棄処分されるものである。
また、埋め立て地への投棄は、例えば、東京湾岸におい
ては東京港中央防波堤外側埋立地のように、湾内の一角
を囲い、干拓して、その範囲内にごみ収集車で運ばれた
廃棄物を投棄して堆積させてゆくものである。
しかしながら、これらの従来から存する廃棄物処理施設
のみによっては、人口の増加や市民の生活形態の変化等
に伴う排気物総量の増加に対処しきれなくなっている。
そこで新たな焼却施設の建設、あるいは新たな埋め立て
地の設定が頓に求められている。
ところが、新たな焼却施設の建設には、(1)用地の確
保、(2)悪臭やイメージの悪化に対する地域住民の反
発、(3)ごみ収集車の通過による周辺住民への騒音・
排ガス処理といった問題があって、その実現は極めて厳
しい状況下にある。また新たな埋め立て地の設定につい
ても、環境保護の観点からやはり困難な状況下にある。
そのために、従来には存しない廃棄物処理施設の出現が
要請されるのである。即ち、上記した廃棄物処理のため
の新切設備における問題を有しない、従来とは異なる廃
棄物処理のためのシステムが要望される。
そこで本発明者は、我が国における廃棄物処理が用地の
点で大きな問題を抱えていることを考慮して、このため
の施設を岸から離れた洋上に設置することに着目した。
ただし、公海等へ廃棄物をそのまま投棄することは、地
球規模での環境破壊を意味するものであり、全く検討に
値しないことである。それゆえに、廃棄物処理は、その
化学反応工程、とりわけ焼却工程を含んで考えざるをえ
ない。本発明者は、先ず、従来の陸上の焼却施設をその
まま洋上に移すことを考えた。海上採油施設と同様に、
焼却施設を海上に浮かべるか、あるいは人工島を築いた
上でここに同施設を建設するかである。しかしながら、
人工島を築くようにすることは建設費用が陸上に比し
て、遥かに高額とならざるをえず、またその施設まで廃
棄物を運ぶために、更にごみ収集車用の連絡道路を構築
するか、輸送船の手当てをしなければならない問題を抱
えている。
そこで、本発明者は、船舶に陸上の焼却施設を組み込ん
で成る焼却プラント船を作り、この船舶が埠頭に接岸中
に、ごみ収集車から廃棄物を移送し、この船舶を洋上に
出して焼却を行うことを考えた。これを実現したもの
が、特願平1−174094号や特願平1−202855号に開示さ
れた廃棄物焼却プラントである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの廃棄物焼却プラントにおいて
は、貯蔵セクションのごみ積載用ハッチが比較的大型
で、大きさや比重が不規則な廃棄物を大量に積載する場
合、その自重により圧縮されて、ハッチ底部からスムー
ズな掻き出しが保証されない事態が生じコンテナの実容
積を確実に利用できないこともあり得る。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明者は鋭意工夫し、この問題点を解消し
て、大量の焼却容量を有する廃棄物焼却プラントであっ
ても、ごみ収集車による運び入れから搬送セクションま
での廃棄物のスムーズな移送を確保した改良型廃棄物焼
却プラントを提供することに成功したものである。
即ち、本発明は、投入口と収納槽又は収納ピットの傾斜
した底部の下方にある取り出し口とを有し、当該収納ピ
ットの傾斜した底部にあって下方に廃棄物を掻き出す強
制掻き出し手段を設けた生活系廃棄物の収納セクション
と、当該収納セクションの下方に位置していて収納セク
ションから掻き出された廃棄物を容器毎に分割して貯蔵
するように取換えられる一つの固有貯蔵容器と、当該一
つの固有貯蔵容器の上方にあって固有貯蔵容器の廃棄物
を均す廃棄物分散ピストンと、当該固有貯蔵容器に収容
された廃棄物を揺れと無関係に搬送するための機構を有
した廃棄物の搬送セクションと、強制送風機構付きの廃
棄物焼却装置を有した廃棄物の焼却セクションを備えた
焼却プラントである。
収納セクションの収容ピットに収納された廃棄物は、取
り出し口を介して個々の固有貯蔵容器に分割して移され
るが、その際、移送をスムーズにするために、収納ピッ
トの底部を傾斜させておきその上強制掻き出し手段を設
けておく。強制掻き出し手段としては、往復摺動部材を
備えた押出し装置やスクリューフィーダー装置、スクレ
ーパー装置等の回転式送り装置が好適である。又固有貯
蔵容器中の廃棄物を均すために廃棄物分散ピストンが設
けてある。
スムーズな移送に寄与する固有貯蔵容器は、それが目的
上、相当多数にのぼるため、船内では順次積み上げるこ
とになるが、揺れによって、積み上げた容器がくずれた
りしないように、セルガイドと呼ばれる一種のレールで
支えておくことが好適である。
搬送セクションにおける揺れと無関係に廃棄物を搬送す
るための機構としては、搬送用容器を搬送するケージ型
クレーンを用いることが好適である。場合によっては、
これに代えて、空気圧送式にしてもよいし、ベルトコン
ベア式にしてもよい。空気圧送式の構成としては、カッ
ターを備えたピストンと開閉可能な台座とでこの間に送
られた廃棄物を圧縮しながら裁断して、当該台座を開放
して、その下方に落とされた廃棄物を、送風機を用い
て、所定の通路を介して、焼却セクションに送る機構が
考えられる。ベルトコンベア式の構成としては、上記空
気圧送式の送風機を用いた給送をベルトコンベア利用の
ものに置き換えるものである。
焼却セクションでの廃棄物焼却装置は、例えば、陸上の
廃棄物焼却施設で用いられているストーカー式焼却装置
であって、押し込み送風機と吸引送風機とによって燃焼
効率が高めるようになっているものが考えられる。
また、焼却センションでの焼却により生じた灰は、これ
を貯蔵するための灰貯蔵ハッチに移送され、貯蔵され
る。
なお、廃棄物貯蔵セクションで発生する臭気を熱分解す
る臭気処理装置を設けるようにすることは、廃棄物を当
該焼却プラントに搬入するに際して、臭気公害を引き起
こさないために必要な対策である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、大量の焼却容量を有する廃棄物焼却プ
ラントであっても、ごみ収集車による運び入れから搬送
セクションまでの廃棄物のスムーズな移送が固有貯蔵容
器に均一に充填しながら確保され船舶のような限られ空
間を廃棄物の予備処理のために有効に使用でき、焼却セ
クションまで廃棄物が滞ることなく、搬送される。当該
ながら、既述した陸上での新たな廃棄物焼却施設の建設
や新しい埋め立て地の設定に伴い生じる問題を引き起こ
すことなく、廃棄物の処理施設が提供され、しかも、そ
れはその設置平面が頻繁に傾斜する海上等での稼働に適
している。更に、本発明による焼却プラントは、人工島
を築いた上で焼却施設を建設するに比べてコスト的問題
も少なく、極めて実用的なものである。
なお、廃棄物を揺れと無関係に搬送するための機構は、
焼却施設を海上に浮かべて建設した場合にも有効に用い
られるべきものである。
〔実施例〕
本発明を船舶に適用した場合の実施例を示す図面に基づ
き、これを詳細に説明する。
第1図及び第2図は、船舶に組み込まれた本発明の概略
平面図及び側面図である。ごみ収集車は、船尾のスター
ン・ランプ1から船内に入る。当該スターン・ランプ
は、自動車運搬専用船にも使われているものである。船
内に入ったごみ収集車は、左舷側の通路を経て、開放中
の投入口2′から収納槽又は収納ピット2へ、廃棄物を
投下する。空になったごみ収集車は右舷側の通路、スタ
ーン・ランプ1を経て、船外へ出る。
ピット2に投入された廃棄物はピット2の傾斜した底部
の下方稜域に設けられた取り出し口3から、ピット2の
傾斜底部に沿って設けられた強制掻き出し手段である往
復摺動部材を備えた油圧式押出し装置4によって、順
次、固有貯蔵容器である上部開放のごみ貯蔵コンテナ5
へと掻き出される。この場合、ピット2の底部は傾いて
おり、この傾斜によって、押出し装置4にかかる負荷が
軽減される。又コンテナの実容積を確実に利用するため
に廃棄物に押圧力を与えて均し操作をする廃棄物分散ピ
ストン19′を設けている。
廃棄物の入ったコンテナ5は、ケージ型クレーン6で引
き上げられて、一旦コンテナ船倉に格納される。ここに
おいて、積み上げられたコンテナはセルガイドと呼ばれ
る一種のレールで支えられていて、航海中の船揺れによ
ってずれたりすることが防止される。
そして、出港後の廃棄物焼却過程で、コンテナ5は再び
ケージ型クレーン6によって、焼却炉ホッパー7の上方
に移送される。ごみ収納ピット2領域から焼却炉ホッパ
ー7領域までに至るコンテナ5の移送において、ケージ
型クレーン6のケージ8はセルガイドに沿って移動で
き、しかも通常のスプレッダーやツイストロックを用い
て着脱自在に当該コンテナ5をすっぽりと内包できるよ
うになっている。更にケージ型クレーン6は、最上甲板
の天井に設けられたレールに沿って、焼却炉ホッパー7
の上方まで移動するのである。なお、ごみ収納用ピット
2内に廃棄物が詰まった場合には、このケージ型クレー
ン6にバケットを取り付けて臨時的に廃棄物を取り出す
ことも可能である。
ホッパー上方に至ったコンテナ5は、コンテナ回転台9
に降ろされて着脱自在に据えられる。そして、その位置
で180°回転して、中の廃棄物を全てコンテナから焼却
炉ホッパー7に投入する。
焼却炉10は、強制送風機構である押し込み送風機及び吸
引送風機とを備えたストーカー式焼却炉である。ここで
廃棄物は焼却される。廃棄物の焼却に伴う灰を含んだ廃
ガスは、廃ガスパイプ11を通り、電気集塵機12で清浄化
された後、大気へ放出される。また電気集塵機12で回収
された粉塵は、灰貯蔵ハッチ13へ落とされる。焼却炉10
の底部に溜まった灰も、灰移送用送風機によって灰貯蔵
ハッチ13へと送られる。この灰は、着岸するまで貯蔵さ
れ、着岸した後に灰陸揚げ用クレーン14で回収トラック
に移され、埋め立て地へ運ばれ、投棄処分される。ただ
し、この灰は、セメント、水との混練りを行った後、海
上投棄処分してもよい。
次に各セクション毎に更に詳細な説明をする。
収納セクションにおけるごみ収納ピット2の底部は、押
出し装置4にかかる負荷の軽減と必要程度の貯蔵容量の
確保との兼ね合いから(25±5)度の傾斜角を有してい
るが、その範囲に限定される性質のものではない。
ごみ収納ピット2は、一時的に相当量の廃棄物を蓄える
機能をも兼ね備えており、廃棄物の搬入量の変動に対す
る緩衝スペースとしての役割をも担っている。具体的に
は、ごみ収集車による廃棄物の搬入が極端に早かった
り、ケージ型クレーンの作動が不調となったりしたため
に、コンテナ船倉への廃棄物搬入のバランスが大きく崩
れた場合でも、当該ピットは相当量の廃棄物をコンテナ
5に移すことなくそのまま蓄えることができ、廃棄物の
搬入に支障を生じることを防ぐのである。
船体の大きな横揺れにより廃棄物が片舷へ移動し船の安
定生が損なわれることを防ぐために、押出し装置の取り
付け方向は、第2図及び第3図に示すように、船の前後
方向に、廃棄物を送るようにすることが好ましい。
固有貯蔵容器であるコンテナ5に収容された廃棄物は、
ケージ型クレーン6により、ごみ収納ピット2領域から
積み上げ貯蔵段階を経て焼却炉ホッパー7領域まで移送
される。このケージ型クレーン6は天井レール15に沿っ
て船尾方向へ移動して、コンテナ5を焼却炉ホッパー7
の真上まで運ぶ。そしてコンテナ5は、コンテナ回転台
9に降ろされて据えられ、その位置で回転して、中の廃
棄物を全て焼却炉ホッパー7に投入する。
その後、ケージ型クレーン6は再び空のごみ貯蔵コンテ
ナ5を引き上げ、これを廃棄物の入ったコンテナ5と取
り替えて、上記作業を繰り返す。
ケージ型クレーンはケージ8を有している。ごみ貯蔵コ
ンテナ5は最上甲板の上まで引き上げられた状態で、ケ
ージ8の中に収まる。そのためごみ貯蔵コンテナ5は、
揺れる船でも揺れ動くことなく搬送される。第4図中の
16、17及び18は、それぞれケージ移動用モータ、ワイヤ
ー巻き上げ用モータ及びワイヤー巻き取りドラムを示
す。
焼却セクションにおいて、焼却炉10への燃焼用空気は、
押し込み送風機を通過した後、空気余熱器で加熱されて
から炉内へ送り込まれる。また焼却炉10の廃ガスは、吸
引送風機で吸い出され、電気集塵機12を通った後に排出
される(第2図)。一方、焼却炉10の下に落ちた灰は、
灰用ホッパー19へと導かれ、灰移送用送風機によって灰
貯蔵ハッチ13へと送り込まれる。このハッチ13から粉塵
を出さないために、ここからの排気はスクラバー(水の
シャワーで粉塵を排除する装置)へと導かれ、清浄化さ
れた後に大気へと放出されるようになっている。
なお、着岸中の船内に貯蔵される廃棄物は、悪臭を発生
するため、ピット・カバーを開く関係上、臭気公害防止
のためには、その対策が必要となる。そこで、ごみ収納
ピット2から機関室への配管を介して、機関室で常時運
転されているボイラーへ当該悪臭空気を導き、そこで燃
焼空気として用いて、熱分解する。この処理により臭気
の問題は解決される。これを詳細に説明すれば、ごみ収
納ピット2の中の悪臭は、油圧式ピット・カバーが閉鎖
されている状態では外へ漏れないが、廃棄物の収容作業
を行っているピットでは、このピット・カバーが開放さ
れているため、悪臭が外へ漏れる。そこで、閉鎖されて
いないピットの中の空気をボイラー送風機用空気吸い込
み管を介して、機関室のボイラーへ送り込む。こうする
ことによって、この悪臭はボイラーの熱で熱分解され
る。
本発明は、以上に詳述した実施例に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更
を加えることができることは当然である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示す概略図、第
3図は廃棄物搬入部分の概略断面図、第4図及び第5図
はケージ型クレーンの概略図、第6図はコンテナ回転台
の概略図、第7図は焼却炉への廃棄物移送部分の概略断
面図である。 4……油圧式押出し装置 5……ごみ貯蔵コンテナ 6……ケージ型クレーン 9……コンテナ回転台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入口と収納ピットの傾斜した底部の下方
    にある取り出し口とを有し、当該収納ピットの傾斜した
    底部にあって下方に廃棄物を掻き出す強制掻き出し手段
    を設けた生活系廃棄物の収納セクションと、 当該収納セクションの下方に位置していて収納セクショ
    ンから掻き出された廃棄物を容器毎に分割して貯蔵する
    ように取換えられる一つの固有貯蔵容器と、 当該一つの固有貯蔵容器の上方にあって固有貯蔵容器の
    廃棄物を均す廃棄物分散ピストンと、 当該固有貯蔵容器に収容された廃棄物を揺れと無関係に
    搬送するための機構を有した廃棄物の搬送セクション
    と、 強制送風機構付きの廃棄物焼却装置を有した廃棄物の焼
    却セクションと を備えた焼却プラント。
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