JPH07310742A - 円筒ころ軸受及びその軸受を用いたスピンドル装置 - Google Patents
円筒ころ軸受及びその軸受を用いたスピンドル装置Info
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- JPH07310742A JPH07310742A JP10363094A JP10363094A JPH07310742A JP H07310742 A JPH07310742 A JP H07310742A JP 10363094 A JP10363094 A JP 10363094A JP 10363094 A JP10363094 A JP 10363094A JP H07310742 A JPH07310742 A JP H07310742A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工作機械の主軸に使用する円筒ころ軸受にお
いて、運転中に生じる軸受の内部すきま減少に伴なう過
大負荷をなくし、低速から高速回転に至るまで高い主軸
剛性を実現できるようにする。 【構成】 円筒ころ軸受5の外輪7の内径面に径の異な
る軌道面17、18を形成し、外輪7を組込んだスリー
ブ16を、圧力室20に導入する流体の圧力により軸方
向に移動させる。主軸3の回転数の変化に応じて外輪7
を移動させることにより、運転中の軸受すきまを制御
し、高速時に軸受に作用する過大負荷を防止する。
いて、運転中に生じる軸受の内部すきま減少に伴なう過
大負荷をなくし、低速から高速回転に至るまで高い主軸
剛性を実現できるようにする。 【構成】 円筒ころ軸受5の外輪7の内径面に径の異な
る軌道面17、18を形成し、外輪7を組込んだスリー
ブ16を、圧力室20に導入する流体の圧力により軸方
向に移動させる。主軸3の回転数の変化に応じて外輪7
を移動させることにより、運転中の軸受すきまを制御
し、高速時に軸受に作用する過大負荷を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械の主軸等の
支持に用いられる円筒ころ軸受と、その円筒ころ軸受を
用いたスピンドル装置に関し、特に、軸受を組込んだ状
態で軸受の内部すきまを任意に調整可能にした構造に関
するものである。
支持に用いられる円筒ころ軸受と、その円筒ころ軸受を
用いたスピンドル装置に関し、特に、軸受を組込んだ状
態で軸受の内部すきまを任意に調整可能にした構造に関
するものである。
【0002】
【従来技術及びその課題】円筒ころ軸受で支持した主軸
を高速運転すると、円筒ころ軸受の内部では、内外輪の
温度差(内輪の方が外輪より高温度になる)と遠心力に
よる内輪の膨張等から、軸受すきまが減少し、転動体荷
重が増加する現象が生じる。
を高速運転すると、円筒ころ軸受の内部では、内外輪の
温度差(内輪の方が外輪より高温度になる)と遠心力に
よる内輪の膨張等から、軸受すきまが減少し、転動体荷
重が増加する現象が生じる。
【0003】このため、軸受組込み後の初期軸受すきま
が小さい場合、主軸剛性は高くなるが、高速運転が難し
くなり、逆に、初期軸受すきまを大きくすると、高速運
転が可能となるが、低速域での剛性が低下する不具合が
ある。
が小さい場合、主軸剛性は高くなるが、高速運転が難し
くなり、逆に、初期軸受すきまを大きくすると、高速運
転が可能となるが、低速域での剛性が低下する不具合が
ある。
【0004】したがって、従来のスピンドルでは、低速
高剛性と高速運転との両機能を単一のスピンドルで満足
することは難しく、一般に主軸剛性が必要な場合は、軸
受組込み後の内部すきま(ラジアル方向すきま)をゼロ
又はマイナスの値に調整して使用し、高速仕様の場合に
は、内部すきまを大きくしたスピンドルを使用し、使用
状態条件に応じて異なる仕様のスピンドルを使い分けす
る方法がとられていた。
高剛性と高速運転との両機能を単一のスピンドルで満足
することは難しく、一般に主軸剛性が必要な場合は、軸
受組込み後の内部すきま(ラジアル方向すきま)をゼロ
又はマイナスの値に調整して使用し、高速仕様の場合に
は、内部すきまを大きくしたスピンドルを使用し、使用
状態条件に応じて異なる仕様のスピンドルを使い分けす
る方法がとられていた。
【0005】しかしながら、最近では、1つの工作機械
で加工される材料の種類や加工内容が多様化し、それに
応じて加工に適した加工条件も広範囲なものに拡大して
いるため、低速回転から高速回転に至るまでの広い範囲
で高い主軸剛性を備えたスピンドルの出現が要望されて
いる。
で加工される材料の種類や加工内容が多様化し、それに
応じて加工に適した加工条件も広範囲なものに拡大して
いるため、低速回転から高速回転に至るまでの広い範囲
で高い主軸剛性を備えたスピンドルの出現が要望されて
いる。
【0006】そこで、この発明は、上記の課題を解決
し、軸受組込み後の状態において軸受の内部すきまを任
意に調節でき、主軸剛性を変化させることができる円筒
ころ軸受を提供することを目的としている。
し、軸受組込み後の状態において軸受の内部すきまを任
意に調節でき、主軸剛性を変化させることができる円筒
ころ軸受を提供することを目的としている。
【0007】また、この発明の第2の目的は、上記の円
筒ころ軸受を用いて、主軸の回転数等に応じて主軸剛性
を最適に制御することができるスピンドル装置を提供す
ることにある。
筒ころ軸受を用いて、主軸の回転数等に応じて主軸剛性
を最適に制御することができるスピンドル装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の円筒ころ軸受は、外輪の内径面の径寸法
を軸方向に変化させ、その外輪を、内輪に保持された円
筒ころに対して軸方向に移動可能にしたのである。
め、この発明の円筒ころ軸受は、外輪の内径面の径寸法
を軸方向に変化させ、その外輪を、内輪に保持された円
筒ころに対して軸方向に移動可能にしたのである。
【0009】また、この発明のスピンドル装置は、上記
構造の円筒ころ軸受の外輪を、スピンドル外筒の内側に
軸方向に移動可能に取付け、円筒ころ軸受の内輪を、ス
ピンドル外筒の内部に挿入した主軸に固定し、スピンド
ル外筒に、上記外輪を任意のタイミングで軸方向に移動
させる駆動手段を連結したのである。
構造の円筒ころ軸受の外輪を、スピンドル外筒の内側に
軸方向に移動可能に取付け、円筒ころ軸受の内輪を、ス
ピンドル外筒の内部に挿入した主軸に固定し、スピンド
ル外筒に、上記外輪を任意のタイミングで軸方向に移動
させる駆動手段を連結したのである。
【0010】なお、上記のスピンドル装置において、円
筒ころ軸受の外輪を、スピンドル外筒の内側を軸方向に
移動するスリーブに保持し、このスリーブに、外輪の軸
方向両側から軸受内部に潤滑剤を供給する複数の潤滑剤
通路を設け、スピンドル外筒には、外輪が軸方向に移動
した時にその移動方向側の潤滑剤通路と交互に連通する
潤滑剤の導入路を設けるようにしてもよい。
筒ころ軸受の外輪を、スピンドル外筒の内側を軸方向に
移動するスリーブに保持し、このスリーブに、外輪の軸
方向両側から軸受内部に潤滑剤を供給する複数の潤滑剤
通路を設け、スピンドル外筒には、外輪が軸方向に移動
した時にその移動方向側の潤滑剤通路と交互に連通する
潤滑剤の導入路を設けるようにしてもよい。
【0011】
【作用】上記の円筒ころ軸受においては、円筒ころと内
輪に対して外輪を軸方向に相対移動させると、円筒ころ
に向き合う外輪の内径面の径寸法が変化するため、軸受
の内部すきまの大きさも変化する。
輪に対して外輪を軸方向に相対移動させると、円筒ころ
に向き合う外輪の内径面の径寸法が変化するため、軸受
の内部すきまの大きさも変化する。
【0012】また、上記スピンドル装置では、駆動手段
により円筒ころ軸受の外輪を移動させると、軸受すきま
が変化し、それに応じて軸受による主軸の支持剛性も変
化する。このため、主軸の回転数の変化に応じて、低速
回転時の軸受すきまを小さく、高速回転時の軸受すきま
を大きく調整することにより、広い回転の範囲において
最適な主軸剛性を得ることができる。
により円筒ころ軸受の外輪を移動させると、軸受すきま
が変化し、それに応じて軸受による主軸の支持剛性も変
化する。このため、主軸の回転数の変化に応じて、低速
回転時の軸受すきまを小さく、高速回転時の軸受すきま
を大きく調整することにより、広い回転の範囲において
最適な主軸剛性を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、この発明の実施
例を説明する。図1において、1はスピンドル外筒、2
はそのスピンドル外筒1の蓋部材であり、スピンドル外
筒1の内部孔1aに主軸3が挿通し、その主軸3の後端
部が、背面組合せの状態で並列配置した2個のアンギュ
ラ玉軸受4、4により支持されている。
例を説明する。図1において、1はスピンドル外筒、2
はそのスピンドル外筒1の蓋部材であり、スピンドル外
筒1の内部孔1aに主軸3が挿通し、その主軸3の後端
部が、背面組合せの状態で並列配置した2個のアンギュ
ラ玉軸受4、4により支持されている。
【0014】また、主軸3の前端部(ワーク取付け側)
には、この発明に係る円筒ころ軸受5が組込まれてい
る。この円筒ころ軸受5は、内輪6と、外輪7と、その
内外輪6、7間に組込まれる複数の円筒ころ8から成
り、内輪6が主軸3の外径面に固定されている。
には、この発明に係る円筒ころ軸受5が組込まれてい
る。この円筒ころ軸受5は、内輪6と、外輪7と、その
内外輪6、7間に組込まれる複数の円筒ころ8から成
り、内輪6が主軸3の外径面に固定されている。
【0015】この内輪6の両側には、図3に示すよう
に、位置決め用間座9と固定用間座10が組込まれ、主
軸3端部のねじ部11にねじ込んだ固定ナット12によ
り固定用間座10を軸方向に締め込むことにより、その
両間座9、10の間で内輪6が位置決め固定されてい
る。
に、位置決め用間座9と固定用間座10が組込まれ、主
軸3端部のねじ部11にねじ込んだ固定ナット12によ
り固定用間座10を軸方向に締め込むことにより、その
両間座9、10の間で内輪6が位置決め固定されてい
る。
【0016】また、内輪6の外径面には、円筒ころ8が
転動する軌道溝13が形成され、この軌道溝13の両側
のつば部14、14が円筒ころ8の軸方向に動きを規制
し、一定の位置で円筒ころ8が回転するように保持して
いる。
転動する軌道溝13が形成され、この軌道溝13の両側
のつば部14、14が円筒ころ8の軸方向に動きを規制
し、一定の位置で円筒ころ8が回転するように保持して
いる。
【0017】一方、円筒ころ軸受5の外輪7は、スピン
ドル外筒1と蓋部材2の内部の凹所15に組込まれたス
リーブ16に固定されており、スリーブ16と外輪7が
一体で凹所15の内部を軸方向に移動可能になってい
る。
ドル外筒1と蓋部材2の内部の凹所15に組込まれたス
リーブ16に固定されており、スリーブ16と外輪7が
一体で凹所15の内部を軸方向に移動可能になってい
る。
【0018】この外輪7の内径面には、径寸法の異なる
2つの軌道面17、18が軸方向に並列して形成され、
その両軌道面17、18の間に、その双方の間で円筒こ
ろ8を滑らかに摺動させる傾斜面19が形成されてい
る。
2つの軌道面17、18が軸方向に並列して形成され、
その両軌道面17、18の間に、その双方の間で円筒こ
ろ8を滑らかに摺動させる傾斜面19が形成されてい
る。
【0019】ここで、上記軌道面17、18のうち、小
径側の軌道面17の径寸法は、内輪6の軌道溝13との
間で円筒ころ8に対する内部すきまがゼロ又はわずかに
マイナスとなるような大きさで形成され、大径側の軌道
面18の径寸法は、高速回転時に内輪6が膨張しても円
筒ころ8と軌道面18の間で適切な軸受すきまが生じる
ような大きさで形成されており、この両軌道面17、1
8の寸法とも、外輪7が軸方向に移動した時にその内側
へ円筒ころ8がスムーズに入り込むような大きさに設定
されている。
径側の軌道面17の径寸法は、内輪6の軌道溝13との
間で円筒ころ8に対する内部すきまがゼロ又はわずかに
マイナスとなるような大きさで形成され、大径側の軌道
面18の径寸法は、高速回転時に内輪6が膨張しても円
筒ころ8と軌道面18の間で適切な軸受すきまが生じる
ような大きさで形成されており、この両軌道面17、1
8の寸法とも、外輪7が軸方向に移動した時にその内側
へ円筒ころ8がスムーズに入り込むような大きさに設定
されている。
【0020】また、両軌道面17、18の軸方向の長さ
は、円筒ころ8の軸方向長さよりも若干大きく形成さ
れ、外輪7が軸方向のストローク限界まで移動した時、
円筒ろ8の表面全体が各軌道面17、18に当接するよ
うになっている。
は、円筒ころ8の軸方向長さよりも若干大きく形成さ
れ、外輪7が軸方向のストローク限界まで移動した時、
円筒ろ8の表面全体が各軌道面17、18に当接するよ
うになっている。
【0021】上記スリーブ16の外径面とスピンドル外
筒1の内径面との間には、圧力室20が形成され、その
圧力室20に、スリーブ16から環状に突出したフラン
ジ21が軸方向に摺動可能に嵌まり込んでいる。
筒1の内径面との間には、圧力室20が形成され、その
圧力室20に、スリーブ16から環状に突出したフラン
ジ21が軸方向に摺動可能に嵌まり込んでいる。
【0022】また、上記圧力室20の両側面には、軸方
向に向き合う流体供給孔22、23が形成され、その各
供給孔22、23に連なる流体通路24、25が、スピ
ンドル外筒1と蓋部材2の内部に形成されている。さら
に、上記流体通路24、25には、図1に示すように、
外輪を移動させる駆動手段としての流体供給装置26が
接続されている。この流体供給装置26には、圧力油又
は圧力空気などを発生する圧力源27と、回路中の流体
の流れを切換える電磁式の方向切換弁28とが設けら
れ、その方向切換弁28が各流体通路24、25に対す
る流体の供給と排出の方向を切換えるようになってい
る。
向に向き合う流体供給孔22、23が形成され、その各
供給孔22、23に連なる流体通路24、25が、スピ
ンドル外筒1と蓋部材2の内部に形成されている。さら
に、上記流体通路24、25には、図1に示すように、
外輪を移動させる駆動手段としての流体供給装置26が
接続されている。この流体供給装置26には、圧力油又
は圧力空気などを発生する圧力源27と、回路中の流体
の流れを切換える電磁式の方向切換弁28とが設けら
れ、その方向切換弁28が各流体通路24、25に対す
る流体の供給と排出の方向を切換えるようになってい
る。
【0023】また、スリーブ16の内径面には、図2及
び図4に示すように、円筒ころ軸受5の外輪7が軸方向
の両側部を間座29、30で挾み付けた状態で組込まれ
ており、その各間座29、30に、それぞれ外輪7の両
側から軸受内部へエアオイルを吹き出すノズル31、3
2が形成されている。また、スリーブ16の内部には、
上記各ノズル31、32に連通する潤滑剤通路33、3
4が形成され、一方、スリーブ16の軸方向の移動を止
める凹所15の両側面には、スリーブ16が軸方向に移
動した時にその各潤滑剤通路33、34と交互に接続す
るエアオイル供給孔35、36が形成されている。
び図4に示すように、円筒ころ軸受5の外輪7が軸方向
の両側部を間座29、30で挾み付けた状態で組込まれ
ており、その各間座29、30に、それぞれ外輪7の両
側から軸受内部へエアオイルを吹き出すノズル31、3
2が形成されている。また、スリーブ16の内部には、
上記各ノズル31、32に連通する潤滑剤通路33、3
4が形成され、一方、スリーブ16の軸方向の移動を止
める凹所15の両側面には、スリーブ16が軸方向に移
動した時にその各潤滑剤通路33、34と交互に接続す
るエアオイル供給孔35、36が形成されている。
【0024】さらに、スピンドル外筒1と蓋部材2の内
部には、上記各供給孔35、36に連なるエアオイルの
導入路37、38が形成され、その各導入路37、38
にエアオイルの供給装置39が接続している。
部には、上記各供給孔35、36に連なるエアオイルの
導入路37、38が形成され、その各導入路37、38
にエアオイルの供給装置39が接続している。
【0025】このエアオイル供給装置39は、エアオイ
ルを発生する発生ユニット40と、電磁式の方向切換弁
41を備えており、方向切換弁41は、図4の(a)
(b)に示すようにスリーブ16が軸方向に移動した時
に、そのスリーブ16の各潤滑剤通路33、34と接続
する導入路37、38に自動的にエアオイルを送り込む
ように制御されている。
ルを発生する発生ユニット40と、電磁式の方向切換弁
41を備えており、方向切換弁41は、図4の(a)
(b)に示すようにスリーブ16が軸方向に移動した時
に、そのスリーブ16の各潤滑剤通路33、34と接続
する導入路37、38に自動的にエアオイルを送り込む
ように制御されている。
【0026】この実施例のスピンドル装置は上記のよう
な構造であり、次にその作用を説明する。
な構造であり、次にその作用を説明する。
【0027】図3(a)は、低速域で高剛性が必要な場
合の運転状態を示しており、この場合は、蓋部材2の流
体供給孔22から圧力流体を圧力室20に供給し、スリ
ーブ16を図面右方向に移動させる。これにより、円筒
ころ軸受5の外輪7が円筒ころ8に対して右方向に偏位
し、小径側の軌道面17と内輪6との間に円筒ころ8が
嵌まり込むため、軸受の内部すきまがセロ又はマイナス
の値になる。このため、軸受5内部の予圧量が増大し、
主軸剛性が増大する。
合の運転状態を示しており、この場合は、蓋部材2の流
体供給孔22から圧力流体を圧力室20に供給し、スリ
ーブ16を図面右方向に移動させる。これにより、円筒
ころ軸受5の外輪7が円筒ころ8に対して右方向に偏位
し、小径側の軌道面17と内輪6との間に円筒ころ8が
嵌まり込むため、軸受の内部すきまがセロ又はマイナス
の値になる。このため、軸受5内部の予圧量が増大し、
主軸剛性が増大する。
【0028】一方、主軸3を高速回転させて使用する場
合は、図3(b)に示すように、スピンドル外筒1側の
流体供給孔23から圧力室20内に圧力流体を導入し、
スリーブ16を図面左方向に移動させ、円筒ころ軸受5
の外輪7を左方向に偏位させる。これにより、外輪7の
大径側の軌道面18と円筒ころ8が向き合い、軸受5の
内部すきまが大きくなるため、高速回転によって内輪6
が膨張等をしても、円筒ころに対する軸受すきまが適正
に保たれる。
合は、図3(b)に示すように、スピンドル外筒1側の
流体供給孔23から圧力室20内に圧力流体を導入し、
スリーブ16を図面左方向に移動させ、円筒ころ軸受5
の外輪7を左方向に偏位させる。これにより、外輪7の
大径側の軌道面18と円筒ころ8が向き合い、軸受5の
内部すきまが大きくなるため、高速回転によって内輪6
が膨張等をしても、円筒ころに対する軸受すきまが適正
に保たれる。
【0029】このような軸受すきまの切換え制御は、軸
受の必要初期剛性と主軸の最高回転数に基づいて行なわ
れる。
受の必要初期剛性と主軸の最高回転数に基づいて行なわ
れる。
【0030】図5は、実施例の円筒ころ軸受5を使用し
た場合の軸受すきまと転動体荷重の変化を、回転数との
関係で概念的に示したものである。図に示すように、回
転数が上昇すると、内輪の膨張等により軸受すきまが減
少し、それに反比例して転動体荷重が増大する。
た場合の軸受すきまと転動体荷重の変化を、回転数との
関係で概念的に示したものである。図に示すように、回
転数が上昇すると、内輪の膨張等により軸受すきまが減
少し、それに反比例して転動体荷重が増大する。
【0031】ここで、主軸の支持構造の最適な設計を行
なうためには、外輪7における小径側の軌道面17を、
低速使用域で高い剛性が得られるように軸受すきまを小
さくする大きさにする必要がある。いま、必要軸受剛性
から決まる軸受初期すきまを−δ1 とすると、主軸3に
内輪6を組込んだ状態のころ外接円径に対して、−δ1
のすきまとなるように軌道面17の径寸法を設定する。
この場合、軌道面17と円筒ころ8を係合させた状態の
回転数の上昇限界は、回転数上昇に伴なう転動体荷重の
上限からn1 となる。
なうためには、外輪7における小径側の軌道面17を、
低速使用域で高い剛性が得られるように軸受すきまを小
さくする大きさにする必要がある。いま、必要軸受剛性
から決まる軸受初期すきまを−δ1 とすると、主軸3に
内輪6を組込んだ状態のころ外接円径に対して、−δ1
のすきまとなるように軌道面17の径寸法を設定する。
この場合、軌道面17と円筒ころ8を係合させた状態の
回転数の上昇限界は、回転数上昇に伴なう転動体荷重の
上限からn1 となる。
【0032】一方、大径側の軌道面18の径寸法は、主
軸3の最高回転数から決定される。すなわち、主軸3の
最高回転数をn2 とした場合、そのn2 の回転数のとき
に転動体荷重限界となるような軸受初期すきまをδ2 と
すると、軌道面18の径寸法は、δ2 の内部すきまが生
じるような寸法に設定する。
軸3の最高回転数から決定される。すなわち、主軸3の
最高回転数をn2 とした場合、そのn2 の回転数のとき
に転動体荷重限界となるような軸受初期すきまをδ2 と
すると、軌道面18の径寸法は、δ2 の内部すきまが生
じるような寸法に設定する。
【0033】この実施例の装置では、上記のような軸受
すきまの切換えと同時に、図4(a)(b)に示すよう
に、スリーブ16と外輪7の移動に応じてエアオイル供
給装置39からスピンドル外筒1と蓋部材2の各導入路
37、38にエアオイルが導入され、間座29、30の
各ノズル31、32を介して軸受5内部に供給される。
この場合、圧力室20に対する流体供給方向の切換えタ
イミングに合せて、各導入路37、38へのエアオイル
供給を切換えることにより、移動方向側の軸受の端部か
らエアオイルが軸受内に導入されるため、常に外輪7と
円筒ころ8の接触部に向かってエアオイルが供給される
ことになり、安定した軸受の潤滑を行なうことができ
る。
すきまの切換えと同時に、図4(a)(b)に示すよう
に、スリーブ16と外輪7の移動に応じてエアオイル供
給装置39からスピンドル外筒1と蓋部材2の各導入路
37、38にエアオイルが導入され、間座29、30の
各ノズル31、32を介して軸受5内部に供給される。
この場合、圧力室20に対する流体供給方向の切換えタ
イミングに合せて、各導入路37、38へのエアオイル
供給を切換えることにより、移動方向側の軸受の端部か
らエアオイルが軸受内に導入されるため、常に外輪7と
円筒ころ8の接触部に向かってエアオイルが供給される
ことになり、安定した軸受の潤滑を行なうことができ
る。
【0034】なお、上記の実施例では、外輪7に2個の
軌道面17、18を設けたが、径寸法の異なる3個以上
の軌道面を外輪の内径面に形成し、その各軌道面の位置
で円筒ころが係合するように外輪を駆動する構造をとれ
ば、軸受すきまを多段に切換えることができ、よりきめ
の細かいすきまの調整を行なうことができる。
軌道面17、18を設けたが、径寸法の異なる3個以上
の軌道面を外輪の内径面に形成し、その各軌道面の位置
で円筒ころが係合するように外輪を駆動する構造をとれ
ば、軸受すきまを多段に切換えることができ、よりきめ
の細かいすきまの調整を行なうことができる。
【0035】
【効果】以上のように、この発明は、円筒ころ軸受の外
輪を軸方向に移動させることにより複数の軸受すきまを
選択できるため、低速高剛性の条件から高速回転までス
ピンドルの最適な使用回転領域を拡げることができる。
このため、従来は低速高剛性の仕様と高速仕様とでそれ
ぞれ別個のスピンドルを必要としていたのに対して、こ
の発明を用いれば、1本のスピンドルで両仕様を兼用す
ることができ、スピンドルの集約化と、加工の多様化に
応じた加工条件の設定範囲の拡大を実現できる効果があ
る。
輪を軸方向に移動させることにより複数の軸受すきまを
選択できるため、低速高剛性の条件から高速回転までス
ピンドルの最適な使用回転領域を拡げることができる。
このため、従来は低速高剛性の仕様と高速仕様とでそれ
ぞれ別個のスピンドルを必要としていたのに対して、こ
の発明を用いれば、1本のスピンドルで両仕様を兼用す
ることができ、スピンドルの集約化と、加工の多様化に
応じた加工条件の設定範囲の拡大を実現できる効果があ
る。
【図1】実施例のスピンドル装置を示す断面図
【図2】同上の潤滑構造を示す断面図
【図3】(a)(b)はそれぞれ軸受すきまの切換え作
用を示す断面図
用を示す断面図
【図4】(a)(b)はそれぞれエアオイル潤滑の切換
え作用を示す断面図
え作用を示す断面図
【図5】(a)は軸受すきまと回転数の関係を示す図
表、(b)は転動体荷重と回転数の関係を示す図表
表、(b)は転動体荷重と回転数の関係を示す図表
1 スピンドル外筒 2 蓋部材 3 主軸 5 円筒ころ軸受 6 内輪 7 外輪 8 円筒ころ 13 軌道溝 15 凹所 16 スリーブ 17、18 軌道面 20 圧力室 24、25 流体通路 26 流体供給装置 29、30 間座 33、34 潤滑剤通路 37、38 導入路 39 エアオイル供給装置
Claims (3)
- 【請求項1】 外輪の内径面の径寸法を軸方向に変化さ
せ、その外輪が内輪に保持された円筒ころに対して軸方
向に移動可能になっている円筒ころ軸受。 - 【請求項2】 請求項1に記載の円筒ころ軸受の外輪
を、スピンドル外筒の内側に軸方向に移動可能に取付
け、上記円筒ころ軸受の内輪を、スピンドル外筒の内部
に挿入した主軸に固定し、上記スピンドル外筒に、上記
外輪を任意のタイミングで軸方向に移動させる駆動手段
を連結した円筒ころ軸受を用いたスピンドル装置。 - 【請求項3】 上記円筒ころ軸受の外輪を、スピンドル
外筒の内側を軸方向に移動するスリーブに保持し、この
スリーブに、上記外輪の軸方向両側から軸受内部に潤滑
剤を供給する複数の潤滑剤通路を設け、上記スピンドル
外筒に、外輪が軸方向に移動した時にその移動方向側の
潤滑剤通路と交互に連通する潤滑剤の導入路を設けた請
求項2に記載の円筒ころ軸受を用いたスピンドル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10363094A JPH07310742A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 円筒ころ軸受及びその軸受を用いたスピンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10363094A JPH07310742A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 円筒ころ軸受及びその軸受を用いたスピンドル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07310742A true JPH07310742A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14359094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10363094A Pending JPH07310742A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 円筒ころ軸受及びその軸受を用いたスピンドル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07310742A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264526A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Toyota Motor Corp | 過給機の軸受装置 |
| WO2013183518A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | Kato Heizaburo | 軸受装置 |
| WO2013183516A1 (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-12 | Kato Heizaburo | 玉軸受 |
| JP2014028427A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-13 | Rohm & Haas Electronic Materials Cmp Holdings Inc | 化学機械研磨層のプレテクスチャリングの方法 |
| JP2016165780A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | Ntn株式会社 | 主軸装置 |
| JP2024516087A (ja) * | 2021-03-26 | 2024-04-12 | マシューズ インターナショナル コーポレイション | 転がり軸受に解除可能で内部すきまのない配置を生成する装置およびその方法 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10363094A patent/JPH07310742A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009264526A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Toyota Motor Corp | 過給機の軸受装置 |
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| EP3269476A4 (en) * | 2015-03-10 | 2018-11-07 | NTN Corporation | Main shaft device |
| JP2024516087A (ja) * | 2021-03-26 | 2024-04-12 | マシューズ インターナショナル コーポレイション | 転がり軸受に解除可能で内部すきまのない配置を生成する装置およびその方法 |
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