JPH07314553A - 賦型シート - Google Patents
賦型シートInfo
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- JPH07314553A JPH07314553A JP11702594A JP11702594A JPH07314553A JP H07314553 A JPH07314553 A JP H07314553A JP 11702594 A JP11702594 A JP 11702594A JP 11702594 A JP11702594 A JP 11702594A JP H07314553 A JPH07314553 A JP H07314553A
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- Japan
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- sheet
- resin
- injection
- pattern
- polyvinyl chloride
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形品の表面に確実に凹凸模様を施すことが
できる賦型シートを提供する。 【構成】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して0〜2
5重量部の可塑剤を含有し平均重合度が700〜200
0であるポリ塩化ビニル樹脂シートの表面に凹凸模様が
形成して賦型シートとする。この賦型シート10を雌型
20と雄型30の間に配置し、予備成形したのち湯口3
2から溶融樹脂を射出し、射出樹脂が固化してから賦型
シートを剥離して成形品表面に凹凸模様を形成する。
できる賦型シートを提供する。 【構成】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して0〜2
5重量部の可塑剤を含有し平均重合度が700〜200
0であるポリ塩化ビニル樹脂シートの表面に凹凸模様が
形成して賦型シートとする。この賦型シート10を雌型
20と雄型30の間に配置し、予備成形したのち湯口3
2から溶融樹脂を射出し、射出樹脂が固化してから賦型
シートを剥離して成形品表面に凹凸模様を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形同時賦型方法
に用いる賦型シートに関し、特に、種々の射出成形品の
表面に意匠効果に優れた凹凸模様を射出成形と同時に賦
型することのできる賦型シートに関する。
に用いる賦型シートに関し、特に、種々の射出成形品の
表面に意匠効果に優れた凹凸模様を射出成形と同時に賦
型することのできる賦型シートに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形品に表面テクスチャー、即ち凹
凸模様を付与する方法としては、射出成形金型に凹凸を
つけて射出成形時に成形品の表面に凹凸を付与する方法
がある。しかし、この方法によると、金型の曲面部に正
確な凹凸形状をつけることが難しいため、湾曲している
射出成形品の表面に希望する凹凸模様を付与することが
困難であった。また、1つの金型は1つの表面凹凸模様
しか付与できないため、異なる凹凸模様毎に複数の金型
を作る必要があり、作業が煩雑であるとともに不経済で
あるという欠点があった。
凸模様を付与する方法としては、射出成形金型に凹凸を
つけて射出成形時に成形品の表面に凹凸を付与する方法
がある。しかし、この方法によると、金型の曲面部に正
確な凹凸形状をつけることが難しいため、湾曲している
射出成形品の表面に希望する凹凸模様を付与することが
困難であった。また、1つの金型は1つの表面凹凸模様
しか付与できないため、異なる凹凸模様毎に複数の金型
を作る必要があり、作業が煩雑であるとともに不経済で
あるという欠点があった。
【0003】上記欠点を回避するものとして、特開昭6
4−53823号公報には、凹凸模様を有する賦型シー
トを内部に装着した金型を用いて合成樹脂を射出成形
し、成形後に賦型シートを剥離して成形品の表面に凹凸
模様を施す方法が記載されている。
4−53823号公報には、凹凸模様を有する賦型シー
トを内部に装着した金型を用いて合成樹脂を射出成形
し、成形後に賦型シートを剥離して成形品の表面に凹凸
模様を施す方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭64−53
823号に記載された方法によると、複数の金型を用意
することなく、金型内部に装着する賦型シートを変える
だけで射出成形品に多様な凹凸模様を付与することが可
能である反面、射出成形品の表面に付与したはずの凹凸
模様が成形時の熱と圧力により消失して所望の凹凸模様
を付与できない場合があることが判明した。
823号に記載された方法によると、複数の金型を用意
することなく、金型内部に装着する賦型シートを変える
だけで射出成形品に多様な凹凸模様を付与することが可
能である反面、射出成形品の表面に付与したはずの凹凸
模様が成形時の熱と圧力により消失して所望の凹凸模様
を付与できない場合があることが判明した。
【0005】この欠点を回避するべく、熱可塑性樹脂シ
ート表面に、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂等の架橋硬化型樹脂に、必要に応じシリカ・炭酸カル
シウム等の艶消剤を添加したインキで凹凸模様を印刷
し、熱、紫外線あるいは電子線でインキを架橋硬化され
てなる賦型シートも考案されたが、これら架橋硬化型イ
ンキは硬くて、射出成形時に亀裂が入ったり、あるいは
インキとシートとの密着が不十分で成形品からの剥離時
に凹凸模様インキ層が成形品側に取られる等の問題があ
った。
ート表面に、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂等の架橋硬化型樹脂に、必要に応じシリカ・炭酸カル
シウム等の艶消剤を添加したインキで凹凸模様を印刷
し、熱、紫外線あるいは電子線でインキを架橋硬化され
てなる賦型シートも考案されたが、これら架橋硬化型イ
ンキは硬くて、射出成形時に亀裂が入ったり、あるいは
インキとシートとの密着が不十分で成形品からの剥離時
に凹凸模様インキ層が成形品側に取られる等の問題があ
った。
【0006】本発明は、上記欠点を除去し、金型内部に
装着した状態で合成樹脂を射出成形し、成形後に剥離す
る方法によって、確実に成形品の表面に凹凸模様を施す
ことができる賦型シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、金型内部に装着した状態で合成樹脂を
射出成形し、成形後に剥離する方法によって、確実に成
形品の表面に凹凸模様を施すと同時に絵付を行うことが
できる賦型シートを提供することを目的とする。
装着した状態で合成樹脂を射出成形し、成形後に剥離す
る方法によって、確実に成形品の表面に凹凸模様を施す
ことができる賦型シートを提供することを目的とする。
また、本発明は、金型内部に装着した状態で合成樹脂を
射出成形し、成形後に剥離する方法によって、確実に成
形品の表面に凹凸模様を施すと同時に絵付を行うことが
できる賦型シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、賦型シート
の材質、エンボス温度、及び射出成形工程の時間、温
度、圧力等の射出成形条件に着目し、これらの条件を選
択することにより上記目的を達成できることを見出だ
し、本発明を完成したものである。本発明においては、
賦型シートを構成する熱可塑性樹脂シートとして、ポリ
塩化ビニル100重量部に対して0〜25重量部、好ま
しくは0〜8重量部の可塑剤を含み、平均重合度700
以上、好ましくは700〜2000であって、厚み50
〜200μm、好ましくは80〜100μmのポリ塩化
ビニル樹脂シートを用いる。
の材質、エンボス温度、及び射出成形工程の時間、温
度、圧力等の射出成形条件に着目し、これらの条件を選
択することにより上記目的を達成できることを見出だ
し、本発明を完成したものである。本発明においては、
賦型シートを構成する熱可塑性樹脂シートとして、ポリ
塩化ビニル100重量部に対して0〜25重量部、好ま
しくは0〜8重量部の可塑剤を含み、平均重合度700
以上、好ましくは700〜2000であって、厚み50
〜200μm、好ましくは80〜100μmのポリ塩化
ビニル樹脂シートを用いる。
【0008】ポリ塩化ビニル樹脂の中には、更に必要に
応じ、熱安定剤、充填剤、離型剤等の添加剤を加えるこ
ともできる。熱安定剤としては、マグネシウム、鉛、亜
鉛、カドミウム、バリウム等のカルボン酸塩、エポキシ
化大豆油、金属石鹸等がある。また充填剤としては、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、カオリナイト、硫
酸バリウム等の無機質微粉末であり、添加量は通常0〜
50重量部程度である。可塑剤としては、ジオクチルフ
タレート(DOP)、ブチルベンヂルフタレート(BB
P)、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル、トリ
クレジルフォスフェート、アルキルジフェニルフォスフ
ェート等の燐酸エステル、塩素化パラフィン等が用いら
れる。
応じ、熱安定剤、充填剤、離型剤等の添加剤を加えるこ
ともできる。熱安定剤としては、マグネシウム、鉛、亜
鉛、カドミウム、バリウム等のカルボン酸塩、エポキシ
化大豆油、金属石鹸等がある。また充填剤としては、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、カオリナイト、硫
酸バリウム等の無機質微粉末であり、添加量は通常0〜
50重量部程度である。可塑剤としては、ジオクチルフ
タレート(DOP)、ブチルベンヂルフタレート(BB
P)、ジブチルフタレート等のフタル酸エステル、トリ
クレジルフォスフェート、アルキルジフェニルフォスフ
ェート等の燐酸エステル、塩素化パラフィン等が用いら
れる。
【0009】通常の熱可塑性樹脂の射出成形において
は、射出樹脂温度(ノズル温度)150〜280℃、金
型温度20〜100℃、成形時間1〜30秒、射出圧力
500〜2000kg/cm2 である。この範囲の成形
条件では、上記の設計の賦型シートであれば射出成形時
に目視確認し得る凹凸の消失は無いことが判った。ポリ
塩化ビニル樹脂は、平均重合度700未満だと樹脂の軟
化温度が低くなり、射出成形時に射出樹脂の熱と圧力と
により凹凸模様が消失し易い(エンボス堅牢度が低
い)。また、平均重合度があまり高すぎるとエンボス堅
牢度が良好であるものの、射出成形あるいはそれに先立
つ予備成形時にシートの金型形状への成形性、追従性が
低くなるため、大体2000位までが好ましい。また、
可塑剤量は25重量部を超えると軟化温度が低くなり過
ぎ、エンボス堅牢度が低くなり好ましくない。厚みは5
0μm未満であると金型形状に成形される際にシートが
破れ易くなり、また200μmを超えると射出樹脂の熱
が断熱されて、金型へ放冷されにくくなり、蓄熱でシー
ト温度が昇温して凹凸模様が消失してしまうため、厚み
を厚くし過ぎることは凹凸模様の消失を助長することに
なり好ましくない。
は、射出樹脂温度(ノズル温度)150〜280℃、金
型温度20〜100℃、成形時間1〜30秒、射出圧力
500〜2000kg/cm2 である。この範囲の成形
条件では、上記の設計の賦型シートであれば射出成形時
に目視確認し得る凹凸の消失は無いことが判った。ポリ
塩化ビニル樹脂は、平均重合度700未満だと樹脂の軟
化温度が低くなり、射出成形時に射出樹脂の熱と圧力と
により凹凸模様が消失し易い(エンボス堅牢度が低
い)。また、平均重合度があまり高すぎるとエンボス堅
牢度が良好であるものの、射出成形あるいはそれに先立
つ予備成形時にシートの金型形状への成形性、追従性が
低くなるため、大体2000位までが好ましい。また、
可塑剤量は25重量部を超えると軟化温度が低くなり過
ぎ、エンボス堅牢度が低くなり好ましくない。厚みは5
0μm未満であると金型形状に成形される際にシートが
破れ易くなり、また200μmを超えると射出樹脂の熱
が断熱されて、金型へ放冷されにくくなり、蓄熱でシー
ト温度が昇温して凹凸模様が消失してしまうため、厚み
を厚くし過ぎることは凹凸模様の消失を助長することに
なり好ましくない。
【0010】賦型シートの表面には成形品表面に形成す
べき凹凸模様と同形状、かつ逆凹凸の凹凸模様を形成す
る。凹凸模様の形成法は、熱プレスによるエンボス法、
またはキャスティング賦型法を用いて行う。凹凸の深さ
(凹部と凸部の高低差)は最大でも賦型シートの厚さ程
度までとする。賦型シートの厚さ以上の深さの凹凸模様
を形成すること自体は可能であるが、その場合は、射出
樹脂の圧力により凹凸模様が潰れて凹んでしまうため本
発明の目的を達し得ない。
べき凹凸模様と同形状、かつ逆凹凸の凹凸模様を形成す
る。凹凸模様の形成法は、熱プレスによるエンボス法、
またはキャスティング賦型法を用いて行う。凹凸の深さ
(凹部と凸部の高低差)は最大でも賦型シートの厚さ程
度までとする。賦型シートの厚さ以上の深さの凹凸模様
を形成すること自体は可能であるが、その場合は、射出
樹脂の圧力により凹凸模様が潰れて凹んでしまうため本
発明の目的を達し得ない。
【0011】賦型シートへの凹凸模様のエンボスは、熱
可塑性樹脂の軟化温度と溶融温度との間の温度、例えば
上記組成のポリ塩化ビニルシートの場合130〜170
℃程度のシート温度でエンボス版で押圧することによっ
て行う。版温は高め(40〜90℃程度)に設定し、エ
ンボス版の凹凸形状に軟化した樹脂が流入し、賦型され
た状態で内部応力が十分に緩和されるのを待って離型
し、室温まで冷却する。キャスティング賦型法は、凹凸
模様を有する型の上にポリ塩化ビニル樹脂のオルガノゾ
ル、またはプラスチゾルを塗工し、溶剤乾燥、または加
熱ゲル化によってゾルを固化させ型から離型する方法で
ある。内部応力の残留が少ないという点ではこの方法が
良好である。
可塑性樹脂の軟化温度と溶融温度との間の温度、例えば
上記組成のポリ塩化ビニルシートの場合130〜170
℃程度のシート温度でエンボス版で押圧することによっ
て行う。版温は高め(40〜90℃程度)に設定し、エ
ンボス版の凹凸形状に軟化した樹脂が流入し、賦型され
た状態で内部応力が十分に緩和されるのを待って離型
し、室温まで冷却する。キャスティング賦型法は、凹凸
模様を有する型の上にポリ塩化ビニル樹脂のオルガノゾ
ル、またはプラスチゾルを塗工し、溶剤乾燥、または加
熱ゲル化によってゾルを固化させ型から離型する方法で
ある。内部応力の残留が少ないという点ではこの方法が
良好である。
【0012】予備成形は、金型の凹凸形状の段差、曲率
が大きい場合に行われるものであり、射出成形に先立っ
て射出成形金型のキャビティー型に真空圧空成形によっ
て行う。予備成形温度は、金型の形状にもよるが、通常
は賦型シートの軟化点より10〜40℃高い温度とす
る。上記組成のポリ塩化ビニルシートの場合予備成形時
間は5〜30秒、圧力は0.05〜1.0kg/c
m2 、予備成形温度は80〜120℃である。曲率や凹
凸段差が小さい時は、予備成形は省略し得る。
が大きい場合に行われるものであり、射出成形に先立っ
て射出成形金型のキャビティー型に真空圧空成形によっ
て行う。予備成形温度は、金型の形状にもよるが、通常
は賦型シートの軟化点より10〜40℃高い温度とす
る。上記組成のポリ塩化ビニルシートの場合予備成形時
間は5〜30秒、圧力は0.05〜1.0kg/c
m2 、予備成形温度は80〜120℃である。曲率や凹
凸段差が小さい時は、予備成形は省略し得る。
【0013】その後射出樹脂をキャビティー内に射出
し、射出樹脂が冷却固化してから賦型シートを剥離し
て、表面に凹凸模様を有する成形品を得る。射出樹脂
は、賦型シートに密着しない樹脂であれば一般にどの様
な樹脂であっても使用可能であり、通常、ポリスチレ
ン、ABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が用い
られる。射出樹脂の射出温度は前記の通常の射出成形温
度でかまわない。例えば、ポリスチレン樹脂を、賦型シ
ート表面の温度が100〜130℃となるように、射出
圧力0.02〜1.0kg/cm2 、射出時間1〜10
秒で湯口からノズル温度220〜250℃で射出する。
し、射出樹脂が冷却固化してから賦型シートを剥離し
て、表面に凹凸模様を有する成形品を得る。射出樹脂
は、賦型シートに密着しない樹脂であれば一般にどの様
な樹脂であっても使用可能であり、通常、ポリスチレ
ン、ABS、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が用い
られる。射出樹脂の射出温度は前記の通常の射出成形温
度でかまわない。例えば、ポリスチレン樹脂を、賦型シ
ート表面の温度が100〜130℃となるように、射出
圧力0.02〜1.0kg/cm2 、射出時間1〜10
秒で湯口からノズル温度220〜250℃で射出する。
【0014】射出樹脂との離型性を改善するために、賦
型シートの表面に必要に応じてシリコーン樹脂、弗素樹
脂、蝋等のワックス類、水分散型ウレタンエマルジョン
又はこれらを含む樹脂層からなる離型層を形成する。射
出成形と同時に絵付を行うこともできる。この場合、前
記したポリ塩化ビニル樹脂シートからなる賦型シートの
表面に、転写層として、直接グラビア印刷やシルクスク
リーン印刷等によって絵柄を印刷しておき、賦型と同時
に絵柄を形成しているインク層を成形品に転写すること
で絵付を行うことができる。
型シートの表面に必要に応じてシリコーン樹脂、弗素樹
脂、蝋等のワックス類、水分散型ウレタンエマルジョン
又はこれらを含む樹脂層からなる離型層を形成する。射
出成形と同時に絵付を行うこともできる。この場合、前
記したポリ塩化ビニル樹脂シートからなる賦型シートの
表面に、転写層として、直接グラビア印刷やシルクスク
リーン印刷等によって絵柄を印刷しておき、賦型と同時
に絵柄を形成しているインク層を成形品に転写すること
で絵付を行うことができる。
【0015】あるいは転写層として、絵柄層に加えて、
賦型シートと絵柄層との間には剥離層(賦型シートから
剥離して成形品側へ転写され、転写後は絵柄層表面の保
護層として機能する層)を設けてもよい。また、絵柄層
上に接着剤層を設けてもよい。
賦型シートと絵柄層との間には剥離層(賦型シートから
剥離して成形品側へ転写され、転写後は絵柄層表面の保
護層として機能する層)を設けてもよい。また、絵柄層
上に接着剤層を設けてもよい。
【0016】
【作 用】前記賦型シートを用い、前記通常の熱可塑性
樹脂の範囲内の射出成形工程の時間、温度、圧力等の射
出成形条件を射出成形樹脂に応じて選択することによ
り、賦型シートの凹凸模様が消失しないで射出成形を行
うことが可能になり、射出成形品の表面に所望の凹凸模
様を確実に付与できるようになる。また、賦型シートに
絵柄インク層等からなる転写層を設けることにより射出
成形品の表面に凹凸模様を賦型すると同時に絵付を行う
ことができる。
樹脂の範囲内の射出成形工程の時間、温度、圧力等の射
出成形条件を射出成形樹脂に応じて選択することによ
り、賦型シートの凹凸模様が消失しないで射出成形を行
うことが可能になり、射出成形品の表面に所望の凹凸模
様を確実に付与できるようになる。また、賦型シートに
絵柄インク層等からなる転写層を設けることにより射出
成形品の表面に凹凸模様を賦型すると同時に絵付を行う
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、実施例1として、可塑剤DOP(ジオクチルフタレ
ート)8重量部、平均重合度1000、厚さ80μmの
ポリ塩化ビニル(PVC)シートにエンボス機にてエン
ボス深さ2μmの梨地状の凹凸模様を、シート温度16
0℃、エンボス版の版面温度65℃にて入れ、賦型シー
トを形成した。
ず、実施例1として、可塑剤DOP(ジオクチルフタレ
ート)8重量部、平均重合度1000、厚さ80μmの
ポリ塩化ビニル(PVC)シートにエンボス機にてエン
ボス深さ2μmの梨地状の凹凸模様を、シート温度16
0℃、エンボス版の版面温度65℃にて入れ、賦型シー
トを形成した。
【0018】次に、図1に略示する装置を用い、上記賦
型シート10を凹凸模様面が雄型30側に面するように
して金型の雌型20のキャビティ24に装着し、ヒータ
ーを内装した熱盤40で加熱しながら雌型の吸気孔22
から真空吸引し、シート温度110℃で金型の雌型表面
上に予備成形した。そののち、図2に示すように雌雄両
型20、30を閉じ、温度230℃の溶融ポリスチレン
樹脂を雄型の湯口32から射出し、賦型シートの表面温
度が120℃となるような条件にて5秒間射出圧力が1
50g/cm2 となる条件で成形した。
型シート10を凹凸模様面が雄型30側に面するように
して金型の雌型20のキャビティ24に装着し、ヒータ
ーを内装した熱盤40で加熱しながら雌型の吸気孔22
から真空吸引し、シート温度110℃で金型の雌型表面
上に予備成形した。そののち、図2に示すように雌雄両
型20、30を閉じ、温度230℃の溶融ポリスチレン
樹脂を雄型の湯口32から射出し、賦型シートの表面温
度が120℃となるような条件にて5秒間射出圧力が1
50g/cm2 となる条件で成形した。
【0019】その後、温度40℃の金型によって射出樹
脂を冷却し、金型を開いて固化した射出樹脂Pを取り出
した後、図3に示すように賦型シート10を剥離して、
表面が梨地状の成形品Pを得た。成形品Pの形状は図3
のような断面形状であり、段差(絞り)の深さは15m
m、カドの曲率半径は8mmであった。このときの成形
品Pの表面凹凸模様は賦型シート10の凹凸模様を細部
まで忠実に再現し、目視では賦型シート表面と成形品表
面とを比べても、特にわかる程度の凹凸形状の差は認め
られなかった。
脂を冷却し、金型を開いて固化した射出樹脂Pを取り出
した後、図3に示すように賦型シート10を剥離して、
表面が梨地状の成形品Pを得た。成形品Pの形状は図3
のような断面形状であり、段差(絞り)の深さは15m
m、カドの曲率半径は8mmであった。このときの成形
品Pの表面凹凸模様は賦型シート10の凹凸模様を細部
まで忠実に再現し、目視では賦型シート表面と成形品表
面とを比べても、特にわかる程度の凹凸形状の差は認め
られなかった。
【0020】以下、賦型シートを構成するポリ塩化ビニ
ルのパラメータを各種変えたものを作り成形同時賦型を
行った。前記実施例1も含め、結果を以下の表にまとめ
て記す。
ルのパラメータを各種変えたものを作り成形同時賦型を
行った。前記実施例1も含め、結果を以下の表にまとめ
て記す。
【0021】
【表1】
【0022】次に、図4に示すように、可塑剤DOP
(ジオクチルフタレート)8重量部、平均重合度100
0、厚さ80μmのポリ塩化ビニル(PVC)シート5
2上に剥離層54及び絵柄層56を積層したシートを作
製した。こうして作製した賦型シートに、エンボス機に
てエンボス深さ2μmの梨地状の凹凸模様を、シート温
度160℃、エンボス版の版面温度65℃にて入れ、賦
型シートを形成した。
(ジオクチルフタレート)8重量部、平均重合度100
0、厚さ80μmのポリ塩化ビニル(PVC)シート5
2上に剥離層54及び絵柄層56を積層したシートを作
製した。こうして作製した賦型シートに、エンボス機に
てエンボス深さ2μmの梨地状の凹凸模様を、シート温
度160℃、エンボス版の版面温度65℃にて入れ、賦
型シートを形成した。
【0023】剥離層54は、塩化ビニル酢酸ビニル共重
合体とアクリル樹脂との1:1(重量比)の混合物を3
μmの厚さに塗布したものであり、その上に剥離層と同
じ組成のバインダーに着色顔料を添加したものをインキ
として用い、グラビア印刷法により木目模様を印刷して
絵柄層56とした。絵柄層56の上には、接着剤層とし
てアクリル樹脂を3μmの厚さに塗布した。
合体とアクリル樹脂との1:1(重量比)の混合物を3
μmの厚さに塗布したものであり、その上に剥離層と同
じ組成のバインダーに着色顔料を添加したものをインキ
として用い、グラビア印刷法により木目模様を印刷して
絵柄層56とした。絵柄層56の上には、接着剤層とし
てアクリル樹脂を3μmの厚さに塗布した。
【0024】その後、図1に略示した装置を用い、前記
実施例1と同様の成形条件にて射出成形を行い、固化し
た射出樹脂を取り出した後、図5に示すようにPVCシ
ート52を剥離したところ、成形品Pの表面には絵柄層
の転写による木目模様が形成されると同時に凹凸模様が
忠実に再現されていた。
実施例1と同様の成形条件にて射出成形を行い、固化し
た射出樹脂を取り出した後、図5に示すようにPVCシ
ート52を剥離したところ、成形品Pの表面には絵柄層
の転写による木目模様が形成されると同時に凹凸模様が
忠実に再現されていた。
【0025】
【発明の効果】本発明によると、通常の熱可塑性樹脂の
射出成形条件範囲に適した賦型シートを選定したため、
射出成形時の熱及び圧力による凹凸模様の消失が起こら
ず、鮮明かつ忠実な凹凸模様を付与することができる。
絵柄層を積層した賦型シートを用いる場合には、凹凸模
様の付与と同時に絵付をも行うことができる。
射出成形条件範囲に適した賦型シートを選定したため、
射出成形時の熱及び圧力による凹凸模様の消失が起こら
ず、鮮明かつ忠実な凹凸模様を付与することができる。
絵柄層を積層した賦型シートを用いる場合には、凹凸模
様の付与と同時に絵付をも行うことができる。
【0026】また、1つの金型で射出樹脂成形品の表面
に多種類の凹凸模様を付けることができる。さらに、賦
型シートは熱可塑性樹脂シートであって3次元立体形状
を含む任意の形状に成形可能であるから、任意形状の成
形品表面に凹凸模様を付与することができる。
に多種類の凹凸模様を付けることができる。さらに、賦
型シートは熱可塑性樹脂シートであって3次元立体形状
を含む任意の形状に成形可能であるから、任意形状の成
形品表面に凹凸模様を付与することができる。
【図1】射出成形同時賦型方法の一工程を説明する図。
【図2】射出成形同時賦型方法の一工程を説明する図。
【図3】射出成形同時賦型方法の一工程を説明する図。
【図4】積層シートの断面模式図。
【図5】凹凸模様の付与と絵付を同時に行う方法の一工
程を説明する図。
程を説明する図。
10…賦型シート、20…雌型、22…吸気孔、24…
キャビティ、30…雄型、32…湯口、40…熱盤、5
2…ポリ塩化ビニル樹脂シート、54…剥離層、56…
絵柄層、P…成形品
キャビティ、30…雄型、32…湯口、40…熱盤、5
2…ポリ塩化ビニル樹脂シート、54…剥離層、56…
絵柄層、P…成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/10 C08L 27/06 KGY
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して0
〜25重量部の可塑剤を含有し平均重合度が700〜2
000、厚さ50〜200μmであるポリ塩化ビニル樹
脂シートからなり、表面に凹凸模様が形成されているこ
とを特徴とする賦型シート。 - 【請求項2】 ポリ塩化ビニル100重量部に対して0
〜25重量部の可塑剤を含有し平均重合度が700〜2
000、厚さ50〜200μmであるポリ塩化ビニル樹
脂シートと、該ポリ塩化ビニル樹脂シートに積層された
転写層とを含み、表面に凹凸模様が形成されていること
を特徴とする賦型シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11702594A JPH07314553A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 賦型シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11702594A JPH07314553A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 賦型シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314553A true JPH07314553A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14701587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11702594A Pending JPH07314553A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 賦型シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07314553A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025024325A (ja) * | 2023-08-07 | 2025-02-20 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 蓄電デバイス及び蓄電デバイスの製造方法 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11702594A patent/JPH07314553A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025024325A (ja) * | 2023-08-07 | 2025-02-20 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 蓄電デバイス及び蓄電デバイスの製造方法 |
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