JPH07314752A - 静電感熱記録方法 - Google Patents
静電感熱記録方法Info
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- JPH07314752A JPH07314752A JP11620094A JP11620094A JPH07314752A JP H07314752 A JPH07314752 A JP H07314752A JP 11620094 A JP11620094 A JP 11620094A JP 11620094 A JP11620094 A JP 11620094A JP H07314752 A JPH07314752 A JP H07314752A
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- Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複写機、プリンタ、ファクシミリ等の出力装
置に利用される記録装置において、画像品質の高い画像
を高速で形成することができ、さらに、消費電力が少な
く記録材料を有効に使用できる静電感熱記録方法を提供
することである。 【構成】 トナ−搬送体7により熱溶融性のトナ−8a
が搬送され、サ−マルヘッド1がその電極に接続された
電源2より選択的に印加された電圧によって電界と熱を
発生し、その電界をその電極に対応する位置のトナ−8
aのみ選択的に作用させて、トナ−搬送体7に対向する
帯状体3に付着させてトナ−8bを形成するとともにそ
の熱によりその付着したトナ−8bを溶融させて、その
溶融中のトナ−8cを帯状体3から転写紙10に転写し
て定着させ、定着トナ−8dを形成し画像を出力する。
置に利用される記録装置において、画像品質の高い画像
を高速で形成することができ、さらに、消費電力が少な
く記録材料を有効に使用できる静電感熱記録方法を提供
することである。 【構成】 トナ−搬送体7により熱溶融性のトナ−8a
が搬送され、サ−マルヘッド1がその電極に接続された
電源2より選択的に印加された電圧によって電界と熱を
発生し、その電界をその電極に対応する位置のトナ−8
aのみ選択的に作用させて、トナ−搬送体7に対向する
帯状体3に付着させてトナ−8bを形成するとともにそ
の熱によりその付着したトナ−8bを溶融させて、その
溶融中のトナ−8cを帯状体3から転写紙10に転写し
て定着させ、定着トナ−8dを形成し画像を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の出力装置に利用される静電感熱記録方法
に関するものである。
ァクシミリ等の出力装置に利用される静電感熱記録方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の出力装置における記録装置として、主に4種類のも
のが使用されている。それは、電子写真レ−ザ−プリン
タと、サ−マルインクジェットプリンタと、ソリッドイ
ンクジェットプリンタと、感熱転写プリンタの4種類で
ある。
等の出力装置における記録装置として、主に4種類のも
のが使用されている。それは、電子写真レ−ザ−プリン
タと、サ−マルインクジェットプリンタと、ソリッドイ
ンクジェットプリンタと、感熱転写プリンタの4種類で
ある。
【0003】まず、電子写真レ−ザ−プリンタについて
説明する。電子写真レ−ザ−プリンタでは、はじめに光
導電性感光体ドラムをコロナ放電で帯電する。この光導
電性感光体ドラムをレ−ザ−ビ−ムで画像状に露光す
る。そして、予め帯電させておいたトナ−を、静電力に
より、光導電性感光体ドラムに付着させることで現像す
る。そして、その光導電性感光体ドラムに普通紙を接触
させコロナ放電することで、静電力によりトナ−を感光
体より普通紙に転写する。そして、トナ−像が付着した
普通紙を感光体より分離する。その後、普通紙とその普
通紙上のトナ−像とを高温に保持されている2本の定着
ロ−ラ間を通過させることで、トナ−を加熱溶融して普
通紙に定着させ、プリントを作成する。このとき、2本
の定着ロ−ラは、定着ロ−ラ全体が常に一定の高温に保
たれている。そのため、トナ−像を普通紙上に定着させ
るときには、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の出力
装置によって出力される画像の画像面積が出力された紙
面に対して、通常、数%であるにもかかわらず、転写紙
全面にトナ−像の定着に必要な熱エネルギ−を供給す
る。そのうえ、待機中には、2本の定着ロ−ラを一定の
高温に保つために必要な熱エネルギ−を供給する。一
方、紙分離後の感光体は、残存トナ−がクリ−ニングさ
れ、残存電荷が除電された後、繰り返して使用される。
説明する。電子写真レ−ザ−プリンタでは、はじめに光
導電性感光体ドラムをコロナ放電で帯電する。この光導
電性感光体ドラムをレ−ザ−ビ−ムで画像状に露光す
る。そして、予め帯電させておいたトナ−を、静電力に
より、光導電性感光体ドラムに付着させることで現像す
る。そして、その光導電性感光体ドラムに普通紙を接触
させコロナ放電することで、静電力によりトナ−を感光
体より普通紙に転写する。そして、トナ−像が付着した
普通紙を感光体より分離する。その後、普通紙とその普
通紙上のトナ−像とを高温に保持されている2本の定着
ロ−ラ間を通過させることで、トナ−を加熱溶融して普
通紙に定着させ、プリントを作成する。このとき、2本
の定着ロ−ラは、定着ロ−ラ全体が常に一定の高温に保
たれている。そのため、トナ−像を普通紙上に定着させ
るときには、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の出力
装置によって出力される画像の画像面積が出力された紙
面に対して、通常、数%であるにもかかわらず、転写紙
全面にトナ−像の定着に必要な熱エネルギ−を供給す
る。そのうえ、待機中には、2本の定着ロ−ラを一定の
高温に保つために必要な熱エネルギ−を供給する。一
方、紙分離後の感光体は、残存トナ−がクリ−ニングさ
れ、残存電荷が除電された後、繰り返して使用される。
【0004】そして、電子写真レ−ザ−プリンタには、
どのような紙にも、高速で、画像品質の高いプリントが
可能であるという長所と、消耗品のコストが安いという
長所がある。しかし、装置が複雑で、しかも、大きいた
めに、コストが高く、メンテナンスも必要であるという
短所がある。さらに、2本の定着ロ−ラを常に一定の高
温に保つために、トナ−像を普通紙上に定着させるとき
には、画像のない90数%の部分の紙面を暖める熱エネ
ルギ−が無駄に消費されているとともに、待機中には、
供給する熱エネルギ−が周りの空間を温めるだけのため
に消費される。つまり、トナ−像を普通紙上に定着させ
るときには、90数%の熱エネルギ−が無駄に消費され
ていて、待機中には、100%の熱エネルギ−が無駄に
消費されている。その無駄に消費される熱エネルギ−の
分だけ、電力が無駄に消費される。このように、電子写
真レ−ザ−プリンタでは、膨大な電力が無駄に消費され
ているという短所がある。
どのような紙にも、高速で、画像品質の高いプリントが
可能であるという長所と、消耗品のコストが安いという
長所がある。しかし、装置が複雑で、しかも、大きいた
めに、コストが高く、メンテナンスも必要であるという
短所がある。さらに、2本の定着ロ−ラを常に一定の高
温に保つために、トナ−像を普通紙上に定着させるとき
には、画像のない90数%の部分の紙面を暖める熱エネ
ルギ−が無駄に消費されているとともに、待機中には、
供給する熱エネルギ−が周りの空間を温めるだけのため
に消費される。つまり、トナ−像を普通紙上に定着させ
るときには、90数%の熱エネルギ−が無駄に消費され
ていて、待機中には、100%の熱エネルギ−が無駄に
消費されている。その無駄に消費される熱エネルギ−の
分だけ、電力が無駄に消費される。このように、電子写
真レ−ザ−プリンタでは、膨大な電力が無駄に消費され
ているという短所がある。
【0005】そこで、無駄な消費電力をなくすために、
トナ−像を定着させるとき、サ−マルヘッドを使用し
て、必要なドットのみを加熱溶融して、画像を定着させ
ることが試みられている。しかし、転写から定着にいた
る工程で転写紙の速度が変動してしまうために、実現し
ていない。
トナ−像を定着させるとき、サ−マルヘッドを使用し
て、必要なドットのみを加熱溶融して、画像を定着させ
ることが試みられている。しかし、転写から定着にいた
る工程で転写紙の速度が変動してしまうために、実現し
ていない。
【0006】つぎに、サ−マルインクジェットプリンタ
について説明する。サ−マルインクジェットプリンタの
インクジェットには、そのノズルの先端付近に発熱用の
電極がある。その電極に電圧が印加されて、ノズルの先
端付近周辺の温度が約400度になると、気泡が発生す
る。サ−マルインクジェットプリンタでは、その気泡の
圧力でインクジェットのノズルの先端からインクが噴出
する。このインクが普通紙に衝突することでドットを形
成し、このドットの集合で画像を形成する。
について説明する。サ−マルインクジェットプリンタの
インクジェットには、そのノズルの先端付近に発熱用の
電極がある。その電極に電圧が印加されて、ノズルの先
端付近周辺の温度が約400度になると、気泡が発生す
る。サ−マルインクジェットプリンタでは、その気泡の
圧力でインクジェットのノズルの先端からインクが噴出
する。このインクが普通紙に衝突することでドットを形
成し、このドットの集合で画像を形成する。
【0007】そして、サ−マルインクジェットプリンタ
には、工程もシンプルで、消費電力も小さいという長所
がある。しかし、ノズルを多数並べることが難しいため
に、印字速度が遅くなるという短所と、気泡の大きさを
コントロ−ルすることができないために、階調性が出せ
ないという短所と、普通紙では、インクが染み込んでし
まうために、画像濃度が薄くなるという短所がある。
には、工程もシンプルで、消費電力も小さいという長所
がある。しかし、ノズルを多数並べることが難しいため
に、印字速度が遅くなるという短所と、気泡の大きさを
コントロ−ルすることができないために、階調性が出せ
ないという短所と、普通紙では、インクが染み込んでし
まうために、画像濃度が薄くなるという短所がある。
【0008】つづいて、ソリッドインクジェットプリン
タについて説明する。サ−マルインクジェットプリンタ
には、上述のように、インクが普通紙に染み込んでしま
うために、画像濃度が薄くなるという短所がある。その
短所を解決するために、このソリッドインクジェットプ
リンタでは、サ−マルインクジェットプリンタで用いる
常温液体のインクの代わりに常温固体で熱溶融性があ
り、そのうえ、過冷却性であるソリッドインクを使用す
る。このソリッドインクジェットプリンタでは、まず、
ソリッドインクを使用前に加熱溶融して液体インクに相
転移させる。その後、通常の圧電素子に電圧を印加す
る。そして、その圧電素子の圧力によって、その液体イ
ンクがソリッドインクジェットプリンタのノズルの先端
から噴出する。この液体インクが、普通紙に衝突するこ
とでドットを形成し、このドットの集合で画像を形成す
る。このとき、ソリッドインクは普通紙に染み込まずに
普通紙の紙面上に冷えて固着する。
タについて説明する。サ−マルインクジェットプリンタ
には、上述のように、インクが普通紙に染み込んでしま
うために、画像濃度が薄くなるという短所がある。その
短所を解決するために、このソリッドインクジェットプ
リンタでは、サ−マルインクジェットプリンタで用いる
常温液体のインクの代わりに常温固体で熱溶融性があ
り、そのうえ、過冷却性であるソリッドインクを使用す
る。このソリッドインクジェットプリンタでは、まず、
ソリッドインクを使用前に加熱溶融して液体インクに相
転移させる。その後、通常の圧電素子に電圧を印加す
る。そして、その圧電素子の圧力によって、その液体イ
ンクがソリッドインクジェットプリンタのノズルの先端
から噴出する。この液体インクが、普通紙に衝突するこ
とでドットを形成し、このドットの集合で画像を形成す
る。このとき、ソリッドインクは普通紙に染み込まずに
普通紙の紙面上に冷えて固着する。
【0009】そして、ソリッドインクジェットプリンタ
には、上述のソリッドインクが普通紙に染み込まずに普
通紙の紙面上に冷えて固着するために、画質が良いとい
う長所がある。しかし、上述のソリッドインクを使用し
ているために、使用前に固体のインクを溶かすのに時間
がかかるという短所と、ヘッドの目詰まりが常温液体イ
ンク以上に多いという短所と、他の圧電素子を使用する
装置と同様に、長尺ヘッドが作れないという短所があ
る。
には、上述のソリッドインクが普通紙に染み込まずに普
通紙の紙面上に冷えて固着するために、画質が良いとい
う長所がある。しかし、上述のソリッドインクを使用し
ているために、使用前に固体のインクを溶かすのに時間
がかかるという短所と、ヘッドの目詰まりが常温液体イ
ンク以上に多いという短所と、他の圧電素子を使用する
装置と同様に、長尺ヘッドが作れないという短所があ
る。
【0010】さらに、感熱転写プリンタについて説明す
る。感熱転写プリンタでは、感熱性のあるPET(二軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルムを使用す
る。このPETフィルムには、ワックス、あるいは、樹
脂に色材を混入した数ミクロン程度の感熱性のある固体
インク層が塗られている。そして、このPETフィルム
のことを、以下インクリボンとして表わす。このインク
リボンの裏側からサ−マルヘッドで選択的に加熱する。
これによって、サ−マルヘッドで選択的に加熱した部分
のインクリボン上の感熱性のある固体インクが液状化す
る。この液状化した感熱性のある固体インクが、普通紙
に接触して粘着力で転写することによって画像を形成す
る。このとき、インクリボンは、画像面積の大小にかか
わらず全面積分使用される。
る。感熱転写プリンタでは、感熱性のあるPET(二軸
延伸ポリエチレンテレフタレ−ト)フィルムを使用す
る。このPETフィルムには、ワックス、あるいは、樹
脂に色材を混入した数ミクロン程度の感熱性のある固体
インク層が塗られている。そして、このPETフィルム
のことを、以下インクリボンとして表わす。このインク
リボンの裏側からサ−マルヘッドで選択的に加熱する。
これによって、サ−マルヘッドで選択的に加熱した部分
のインクリボン上の感熱性のある固体インクが液状化す
る。この液状化した感熱性のある固体インクが、普通紙
に接触して粘着力で転写することによって画像を形成す
る。このとき、インクリボンは、画像面積の大小にかか
わらず全面積分使用される。
【0011】そして、感熱転写プリンタには、A0サイ
ズが商品化されているように長尺ヘッドが容易に作れる
ために記録速度が速いという長所と、装置が小さいため
にコストが安いという長所と、画像濃度が高いという長
所がある。しかし、階調性がないという短所と、平滑性
の悪い紙では画質が悪くなるという短所と、インクリボ
ンが高く交換しにくいという短所と、画像のない90数
%の部分のインクが使用されずに、使用済みのインクリ
ボンにネガ像が残るといったインクの無駄が多い、つま
り、消耗品である記録材料の無駄な使用があるという短
所がある。
ズが商品化されているように長尺ヘッドが容易に作れる
ために記録速度が速いという長所と、装置が小さいため
にコストが安いという長所と、画像濃度が高いという長
所がある。しかし、階調性がないという短所と、平滑性
の悪い紙では画質が悪くなるという短所と、インクリボ
ンが高く交換しにくいという短所と、画像のない90数
%の部分のインクが使用されずに、使用済みのインクリ
ボンにネガ像が残るといったインクの無駄が多い、つま
り、消耗品である記録材料の無駄な使用があるという短
所がある。
【0012】ここで、上述の4種類の出力装置における
記録装置のように市場に登場してはいないが、本発明と
技術的に関連性のある出力装置における記録装置につい
て2種類説明する。この2種類のうち、一つは、Direc
t Electrostatic Printing (DEP) - A Sim
ple Powder Marking Process であり、他の一つ
は、サ−マルオフセット記録装置である。ここで、前
者、Direct Electrostatic Printing (DEP) -
A Simple Powder Marking Processは、エレク
トロプリントとして知られているので、以下、エレクト
ロプリントという。それでは、エレクトロプリントにつ
いて説明する。エレクトロプリントでは、トナ−供給ロ
−ラ上のトナ−が交流バイアスでクラウド上になってい
る。そして、その一部が、トナ−供給ロ−ラと普通紙の
間に設けられた開口部を抜けて、約150ミクロン離れ
た普通紙に飛翔する。そして、直接画像を形成する。た
だし、トナ−がその開口部を通り抜けるか抜けないか
は、開口部内に形成される電界の向きで決まる。その電
界の向きは、エレクトロプリントに印加されるコントロ
−ル電圧が+100Vか−300Vかによって決まる。
記録装置のように市場に登場してはいないが、本発明と
技術的に関連性のある出力装置における記録装置につい
て2種類説明する。この2種類のうち、一つは、Direc
t Electrostatic Printing (DEP) - A Sim
ple Powder Marking Process であり、他の一つ
は、サ−マルオフセット記録装置である。ここで、前
者、Direct Electrostatic Printing (DEP) -
A Simple Powder Marking Processは、エレク
トロプリントとして知られているので、以下、エレクト
ロプリントという。それでは、エレクトロプリントにつ
いて説明する。エレクトロプリントでは、トナ−供給ロ
−ラ上のトナ−が交流バイアスでクラウド上になってい
る。そして、その一部が、トナ−供給ロ−ラと普通紙の
間に設けられた開口部を抜けて、約150ミクロン離れ
た普通紙に飛翔する。そして、直接画像を形成する。た
だし、トナ−がその開口部を通り抜けるか抜けないか
は、開口部内に形成される電界の向きで決まる。その電
界の向きは、エレクトロプリントに印加されるコントロ
−ル電圧が+100Vか−300Vかによって決まる。
【0013】このように、トナ−を直接、普通紙上へ、
画像状に飛翔させる装置はいくつかある。しかし、それ
らはトナ−を飛翔させた後、普通紙上に定着させる必要
がある。このため、上述の電子写真レ−ザ−プリンタと
同様、無駄な消費電力が大きいという短所は、解決され
ない。
画像状に飛翔させる装置はいくつかある。しかし、それ
らはトナ−を飛翔させた後、普通紙上に定着させる必要
がある。このため、上述の電子写真レ−ザ−プリンタと
同様、無駄な消費電力が大きいという短所は、解決され
ない。
【0014】つぎに、サ−マルオフセット記録装置につ
いて説明する。このサ−マルオフセット記録装置では、
通常の感熱転写プリンタにおいて、保温された中間媒体
にインク像を転写する。そして、軟化したままのインク
像を、さらに、普通紙に密着転写する。これによって画
像を形成する。
いて説明する。このサ−マルオフセット記録装置では、
通常の感熱転写プリンタにおいて、保温された中間媒体
にインク像を転写する。そして、軟化したままのインク
像を、さらに、普通紙に密着転写する。これによって画
像を形成する。
【0015】この装置では、感熱転写プリンタにたいし
てラフな紙にも濃度の高い画像が形成できるようになっ
た。しかしながら、感熱転写プリンタと同様に階調性が
ないという短所と、使用済みのインクリボンにネガ像が
残るといったインクの無駄が多いという短所は、解決さ
れていない。
てラフな紙にも濃度の高い画像が形成できるようになっ
た。しかしながら、感熱転写プリンタと同様に階調性が
ないという短所と、使用済みのインクリボンにネガ像が
残るといったインクの無駄が多いという短所は、解決さ
れていない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の出力装置で、従来、主に使用されている
記録装置は、上述のように、次に挙げる様々な問題点が
各装置ごとに存在する。まず、電子写真レ−ザ−プリン
タには、装置が複雑で、しかも、大きいために、コスト
が高く、メンテナンスも必要であるという問題点と、上
述のように、2本の定着ロ−ラを常に一定の高温に保つ
ために、無駄な消費電力が大きいという問題点がある。
ァクシミリ等の出力装置で、従来、主に使用されている
記録装置は、上述のように、次に挙げる様々な問題点が
各装置ごとに存在する。まず、電子写真レ−ザ−プリン
タには、装置が複雑で、しかも、大きいために、コスト
が高く、メンテナンスも必要であるという問題点と、上
述のように、2本の定着ロ−ラを常に一定の高温に保つ
ために、無駄な消費電力が大きいという問題点がある。
【0017】つぎに、サ−マルインクジェットプリンタ
には、ノズルを多数並べることが難しいために、印字速
度が遅くなるという問題点と、気泡の大きさをコントロ
−ルすることができないために、階調性が出せないとい
う問題点と、普通紙では、インクが染み込んでしまうた
めに、画像濃度が薄くなるという問題点がある。
には、ノズルを多数並べることが難しいために、印字速
度が遅くなるという問題点と、気泡の大きさをコントロ
−ルすることができないために、階調性が出せないとい
う問題点と、普通紙では、インクが染み込んでしまうた
めに、画像濃度が薄くなるという問題点がある。
【0018】そして、ソリッドインクジェットプリンタ
には、上述のソリッドインクを使用しているために、使
用前に固体のインクを溶かすのに時間がかかるという問
題点と、ヘッドの目詰まりが常温液体インク以上に多い
という問題点と、他の圧電素子を使用する装置と同様に
長尺ヘッドが作れないという問題点がある。
には、上述のソリッドインクを使用しているために、使
用前に固体のインクを溶かすのに時間がかかるという問
題点と、ヘッドの目詰まりが常温液体インク以上に多い
という問題点と、他の圧電素子を使用する装置と同様に
長尺ヘッドが作れないという問題点がある。
【0019】そして、感熱転写プリンタには、階調性が
ないという問題点と、平滑性の悪い紙では画質が悪くな
るという問題点と、インクリボンが高く、交換しにくい
という問題点と、90数%のインクが使用されずに、使
用済みのインクリボンにネガ像が残るといったインクの
無駄が多いという問題点がある。
ないという問題点と、平滑性の悪い紙では画質が悪くな
るという問題点と、インクリボンが高く、交換しにくい
という問題点と、90数%のインクが使用されずに、使
用済みのインクリボンにネガ像が残るといったインクの
無駄が多いという問題点がある。
【0020】ここでは特に電子写真レ−ザ−プリンタに
おいて無駄な消費電力が大きいという問題点と、感熱転
写プリンタにおいてインクの無駄が多いという問題点に
ついて述べておく。まず、電子写真レ−ザ−プリンタに
おいて無駄な消費電力が大きいという問題点について、
加熱溶融して転写して定着させるという点で、似通って
いる感熱転写プリンタと比較してみる。感熱転写プリン
タでは、必要なときに必要なドットに熱エネルギ−を供
給する。つまり、必要なときに必要なだけ電力が供給さ
れて消費される。それに対して、電子写真レ−ザ−プリ
ンタでは、トナ−像を普通紙上に定着させるときには、
90数%の熱エネルギ−が無駄に消費されていて、待機
中には、100%の熱エネルギ−が無駄に消費されてい
る。その無駄に消費される熱エネルギ−の分だけ、電力
が無駄に消費される。このように、電子写真レ−ザ−プ
リンタでは、感熱転写プリンタに比べ、膨大な電力が無
駄に消費されているという問題点がある。
おいて無駄な消費電力が大きいという問題点と、感熱転
写プリンタにおいてインクの無駄が多いという問題点に
ついて述べておく。まず、電子写真レ−ザ−プリンタに
おいて無駄な消費電力が大きいという問題点について、
加熱溶融して転写して定着させるという点で、似通って
いる感熱転写プリンタと比較してみる。感熱転写プリン
タでは、必要なときに必要なドットに熱エネルギ−を供
給する。つまり、必要なときに必要なだけ電力が供給さ
れて消費される。それに対して、電子写真レ−ザ−プリ
ンタでは、トナ−像を普通紙上に定着させるときには、
90数%の熱エネルギ−が無駄に消費されていて、待機
中には、100%の熱エネルギ−が無駄に消費されてい
る。その無駄に消費される熱エネルギ−の分だけ、電力
が無駄に消費される。このように、電子写真レ−ザ−プ
リンタでは、感熱転写プリンタに比べ、膨大な電力が無
駄に消費されているという問題点がある。
【0021】つぎに、感熱転写プリンタにおいてインク
の無駄が多いという問題点について電子写真レ−ザ−プ
リンタと比較してみる。電子写真レ−ザ−プリンタで
は、画像部分のみにトナ−を使用するので無駄になるト
ナ−がない。つまり、消耗品である記録材料の無駄な使
用がない。それに対して、感熱転写プリンタでは、消耗
品である記録材料の90数%が無駄になっている。この
ように、感熱転写プリンタでは、電子写真レ−ザ−プリ
ンタに対して消耗品である記録材料の無駄な使用が多い
という問題点がある。
の無駄が多いという問題点について電子写真レ−ザ−プ
リンタと比較してみる。電子写真レ−ザ−プリンタで
は、画像部分のみにトナ−を使用するので無駄になるト
ナ−がない。つまり、消耗品である記録材料の無駄な使
用がない。それに対して、感熱転写プリンタでは、消耗
品である記録材料の90数%が無駄になっている。この
ように、感熱転写プリンタでは、電子写真レ−ザ−プリ
ンタに対して消耗品である記録材料の無駄な使用が多い
という問題点がある。
【0022】また、上述した市場に登場していない2種
類の装置に関しても、エレクトロプリントでは、電子写
真レ−ザ−プリンタと同様に無駄な消費電力が大きいと
いう問題点があり、サ−マルオフセットでは、感熱転写
と同様に階調性がないという問題点と、使用済みのイン
クリボンにネガ像が残るといったインクの無駄が多いと
いう問題点がある。
類の装置に関しても、エレクトロプリントでは、電子写
真レ−ザ−プリンタと同様に無駄な消費電力が大きいと
いう問題点があり、サ−マルオフセットでは、感熱転写
と同様に階調性がないという問題点と、使用済みのイン
クリボンにネガ像が残るといったインクの無駄が多いと
いう問題点がある。
【0023】本発明では、上述のような問題点に鑑みな
されたもので、出力装置に利用する記録装置において、
どのような紙にも、高速に、画像品質の高い画像を形成
することを可能にし、そのうえで、無駄な消費電力と消
耗品である記録材料の無駄な使用とを削減することがで
きる静電感熱記録方法を提供することを目的としてい
る。
されたもので、出力装置に利用する記録装置において、
どのような紙にも、高速に、画像品質の高い画像を形成
することを可能にし、そのうえで、無駄な消費電力と消
耗品である記録材料の無駄な使用とを削減することがで
きる静電感熱記録方法を提供することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】サ−マルヘッドの電極部
分に接触して移動する帯状体と、熱溶融性のトナ−を搬
送するトナ−搬送体とを対抗させ、サ−マルヘッドの電
極に選択的に印加された電圧により生じる電界をトナ−
に作用させてその電極に対応する位置のトナ−のみ選択
的に帯状体に付着させるとともにサ−マルヘッドに生じ
ている熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−の溶融中
に前記帯状体から転写紙にトナ−を転写して定着するよ
うにする。
分に接触して移動する帯状体と、熱溶融性のトナ−を搬
送するトナ−搬送体とを対抗させ、サ−マルヘッドの電
極に選択的に印加された電圧により生じる電界をトナ−
に作用させてその電極に対応する位置のトナ−のみ選択
的に帯状体に付着させるとともにサ−マルヘッドに生じ
ている熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−の溶融中
に前記帯状体から転写紙にトナ−を転写して定着するよ
うにする。
【0025】また、サ−マルヘッドに印加する電圧又は
印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の量を変える
ようにする。
印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の量を変える
ようにする。
【0026】さらに、トナ−供給搬送体により搬送され
るトナ−を予め帯電させる。
るトナ−を予め帯電させる。
【0027】さらにまた、サ−マルヘッドに印加される
電圧により形成される電界によりトナ−供給搬送体によ
り搬送されるトナ−を帯電させる。
電圧により形成される電界によりトナ−供給搬送体によ
り搬送されるトナ−を帯電させる。
【0028】
【作用】上述のように、サ−マルヘッドの電極部分に接
触して移動する帯状体と、熱溶融性のトナ−を搬送する
トナ−搬送体とを対抗させ、サ−マルヘッドの電極に選
択的に印加された電圧により生じる電界をトナ−に作用
させてその電極に対応する位置のトナ−のみ選択的に帯
状体に付着させるとともにサ−マルヘッドに生じている
熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−の溶融中に帯状
体から転写紙にトナ−を転写して定着するようにしたこ
とで、サ−マルヘッドにより、帯状体上にトナ−を画像
部分のみに選択的に付着させて加熱するので、熱エネル
ギ−の無駄な消費をなくすこと、つまり、無駄な消費電
力をなくすことが可能となるとともに、消耗品である記
録材料の無駄な使用を削減することが可能となる。ま
た、トナ−を溶融して転写するので、表面性の悪い紙に
も、きれいに印字することが可能となる。また、サ−マ
ルヘッドに印加される電圧で静電的にトナ−を帯状体に
付着させるとともにサ−マルヘッドに生じている熱によ
りトナ−を溶融させるので、ウォ−ムアップタイム、及
び、選択的に静電界を発生させるためのマルチスタイラ
スと、そのマルチスタイラスの電源と、そのマルチスタ
イラスのコントロ−ラ等が不要となる。
触して移動する帯状体と、熱溶融性のトナ−を搬送する
トナ−搬送体とを対抗させ、サ−マルヘッドの電極に選
択的に印加された電圧により生じる電界をトナ−に作用
させてその電極に対応する位置のトナ−のみ選択的に帯
状体に付着させるとともにサ−マルヘッドに生じている
熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−の溶融中に帯状
体から転写紙にトナ−を転写して定着するようにしたこ
とで、サ−マルヘッドにより、帯状体上にトナ−を画像
部分のみに選択的に付着させて加熱するので、熱エネル
ギ−の無駄な消費をなくすこと、つまり、無駄な消費電
力をなくすことが可能となるとともに、消耗品である記
録材料の無駄な使用を削減することが可能となる。ま
た、トナ−を溶融して転写するので、表面性の悪い紙に
も、きれいに印字することが可能となる。また、サ−マ
ルヘッドに印加される電圧で静電的にトナ−を帯状体に
付着させるとともにサ−マルヘッドに生じている熱によ
りトナ−を溶融させるので、ウォ−ムアップタイム、及
び、選択的に静電界を発生させるためのマルチスタイラ
スと、そのマルチスタイラスの電源と、そのマルチスタ
イラスのコントロ−ラ等が不要となる。
【0029】また、サ−マルヘッドに印加する電圧又は
印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の量を変える
ようにしたことで、1ドット多値によるなめらかな階調
性が可能となる。
印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の量を変える
ようにしたことで、1ドット多値によるなめらかな階調
性が可能となる。
【0030】さらに、トナ−供給搬送体により搬送され
るトナ−を予め帯電させたことで、汎用の絶縁性トナ−
の使用が可能となる。
るトナ−を予め帯電させたことで、汎用の絶縁性トナ−
の使用が可能となる。
【0031】さらにまた、サ−マルヘッドに印加される
電圧により形成される電界によりトナ−供給搬送体によ
り搬送されるトナ−を帯電させたことで、トナ−供給搬
送体により搬送されるトナ−を予め帯電させるために必
要であったトナ−の帯電機構、トナ−帯電量の測定装
置、トナ−帯電量のコントロ−ル機構が不要となる。
電圧により形成される電界によりトナ−供給搬送体によ
り搬送されるトナ−を帯電させたことで、トナ−供給搬
送体により搬送されるトナ−を予め帯電させるために必
要であったトナ−の帯電機構、トナ−帯電量の測定装
置、トナ−帯電量のコントロ−ル機構が不要となる。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。図1は、本実施例である静電感熱記録装置の縦断側
面図である。まず、サ−マルヘッド1の電極が設けられ
ている部分を、前記サ−マルヘッド1の先端部とする。
前記サ−マルヘッド1の電極には、電源2を接続する。
前記エンドレスベルト3は、前記サ−マルヘッド1の先
端部と、転写ロ−ラ6に近接して設けられたロ−ラ4
と、単独に設けられた他のロ−ラ5とに密着し、張り巡
らされている。また、前記エンドレスベルト3を駆動す
るための、モ−タ−が設けられている。前記サ−マルヘ
ッド1の先端部に対向し、前記エンドレスベルト3に接
触、又は、近接するように、ドナ−ロ−ラ7が保持され
ている。このとき、前記エンドレスベルト3と前記ドナ
−ロ−ラ7とが近接するように保持されている場合に
は、前記エンドレスベルト3と前記ドナ−ロ−ラ7との
ギャップは、0.2mmが適当である。前記ドナ−ロ−
ラ7は、その円周部の表面に、トナ−8aによる薄層を
形成している。前記ドナ−ロ−ラ7の上方部に、トナ−
ホッパ−9が配置されている。
る。図1は、本実施例である静電感熱記録装置の縦断側
面図である。まず、サ−マルヘッド1の電極が設けられ
ている部分を、前記サ−マルヘッド1の先端部とする。
前記サ−マルヘッド1の電極には、電源2を接続する。
前記エンドレスベルト3は、前記サ−マルヘッド1の先
端部と、転写ロ−ラ6に近接して設けられたロ−ラ4
と、単独に設けられた他のロ−ラ5とに密着し、張り巡
らされている。また、前記エンドレスベルト3を駆動す
るための、モ−タ−が設けられている。前記サ−マルヘ
ッド1の先端部に対向し、前記エンドレスベルト3に接
触、又は、近接するように、ドナ−ロ−ラ7が保持され
ている。このとき、前記エンドレスベルト3と前記ドナ
−ロ−ラ7とが近接するように保持されている場合に
は、前記エンドレスベルト3と前記ドナ−ロ−ラ7との
ギャップは、0.2mmが適当である。前記ドナ−ロ−
ラ7は、その円周部の表面に、トナ−8aによる薄層を
形成している。前記ドナ−ロ−ラ7の上方部に、トナ−
ホッパ−9が配置されている。
【0033】さて、前記サ−マルヘッド1には、1mm
に8本の抵抗が並行に約1700本並んでいる。また、
その個々の抵抗とその個々の抵抗に電圧を印加するため
の個々の電極とを接続する。そして、前記電源2より信
号電圧が印加されると、個々の電極と前記ドナ−ロ−ラ
7との間の空間に、前記ドナ−ロ−ラ7より前記エンド
レスベルト3へ前記トナ−8aを、選択的に飛翔、又
は、転移させる静電引力となる電界が発生する。また、
前記電源2より信号電圧の印加時間が1msecであれ
ば、前記サ−マルヘッド1の個々の抵抗上の表面温度は
400℃に達する。この熱エネルギ−は、前記エンドレ
スベルト3を介して、前記エンドレスベルト3上のトナ
−像8bを形成する個々の抵抗上の前記トナ−8aを溶
融する。ここで、前記トナ−8aの溶融温度は、60〜
70℃である。また、従来、電子写真レ−ザプリンタで
用いる定着ロ−ラの表面温度は160〜180℃であ
る。
に8本の抵抗が並行に約1700本並んでいる。また、
その個々の抵抗とその個々の抵抗に電圧を印加するため
の個々の電極とを接続する。そして、前記電源2より信
号電圧が印加されると、個々の電極と前記ドナ−ロ−ラ
7との間の空間に、前記ドナ−ロ−ラ7より前記エンド
レスベルト3へ前記トナ−8aを、選択的に飛翔、又
は、転移させる静電引力となる電界が発生する。また、
前記電源2より信号電圧の印加時間が1msecであれ
ば、前記サ−マルヘッド1の個々の抵抗上の表面温度は
400℃に達する。この熱エネルギ−は、前記エンドレ
スベルト3を介して、前記エンドレスベルト3上のトナ
−像8bを形成する個々の抵抗上の前記トナ−8aを溶
融する。ここで、前記トナ−8aの溶融温度は、60〜
70℃である。また、従来、電子写真レ−ザプリンタで
用いる定着ロ−ラの表面温度は160〜180℃であ
る。
【0034】そして、電源2は、画像信号電圧(35
V、1msec)を信号電圧として発生する。この信号
電圧は、前記サ−マルヘッド1の電極に印加される。
V、1msec)を信号電圧として発生する。この信号
電圧は、前記サ−マルヘッド1の電極に印加される。
【0035】また、前記エンドレスベルト3には、絶縁
性、耐熱性、非粘着性の優れた薄いフィルムが使用され
ている。例えば、そのフィルムとして、厚さ12μmの
ポリエチレンテレフタレ−トの2軸延伸フィルムが使用
されている。そして、前記エンドレスベルト3は、モ−
タ−により、前記サ−マルヘッド1から前記ロ−ラ4と
前記転写ロ−ラ6との間へ、その後、前記ロ−ラ5へ送
られるように回転させられている。前記エンドレスベル
ト3の周速は、100mm/secで、一定に保たれて
いる。そして、前記エンドレスベルト3は、前記サ−マ
ルヘッド1によって、付着し、溶融した溶融トナ−像8
cを、溶融した状態のまま搬送する。
性、耐熱性、非粘着性の優れた薄いフィルムが使用され
ている。例えば、そのフィルムとして、厚さ12μmの
ポリエチレンテレフタレ−トの2軸延伸フィルムが使用
されている。そして、前記エンドレスベルト3は、モ−
タ−により、前記サ−マルヘッド1から前記ロ−ラ4と
前記転写ロ−ラ6との間へ、その後、前記ロ−ラ5へ送
られるように回転させられている。前記エンドレスベル
ト3の周速は、100mm/secで、一定に保たれて
いる。そして、前記エンドレスベルト3は、前記サ−マ
ルヘッド1によって、付着し、溶融した溶融トナ−像8
cを、溶融した状態のまま搬送する。
【0036】つぎに、前記ドナ−ロ−ラ7は、電子写真
レ−ザ−プリンタの一成分現像の現像ロ−ラと同一の構
成である。しかし、前記トナ−8aによる薄層の形成方
法が異なっている。例えば、使用されているゴムロ−ラ
は、厚さ数mmのものであり、カ−ボンブラックを分散
することで、抵抗を調整している。ただし、金属ロ−ラ
を使用することも可能である。そして、前記ドナ−ロ−
ラ7の円周部の表面には、前記トナ−8aにより1〜3
層の薄層が形成され、その厚さは、10〜30μmにな
っている。また、ロ−ラの芯金は、通常、接地されてい
る。そして、前記ドナ−ロ−ラ7は、前記サ−マルヘッ
ド1の先端部と最も接近する付近で、その移動方向が前
記エンドレスベルト3と同一となるように回転してい
る。そして、その回転の周速は、前記エンドレスベルト
3の周速と等しく100mm/secである。ただし、
画像濃度をより濃くするために、前記ドナ−ロ−ラ7の
周速を前記エンドレスベルト3の周速より速くしても良
い。そして、前記ドナ−ロ−ラ7は、その円周部の表面
に前記トナ−ホッパ−9の出口側ブレ−ドにより帯電さ
せられている前記トナ−8aによる薄層を形成し、前記
エンドレスベルト3上で前記トナ−像8bを形成するた
めの前記トナ−8aを供給する。
レ−ザ−プリンタの一成分現像の現像ロ−ラと同一の構
成である。しかし、前記トナ−8aによる薄層の形成方
法が異なっている。例えば、使用されているゴムロ−ラ
は、厚さ数mmのものであり、カ−ボンブラックを分散
することで、抵抗を調整している。ただし、金属ロ−ラ
を使用することも可能である。そして、前記ドナ−ロ−
ラ7の円周部の表面には、前記トナ−8aにより1〜3
層の薄層が形成され、その厚さは、10〜30μmにな
っている。また、ロ−ラの芯金は、通常、接地されてい
る。そして、前記ドナ−ロ−ラ7は、前記サ−マルヘッ
ド1の先端部と最も接近する付近で、その移動方向が前
記エンドレスベルト3と同一となるように回転してい
る。そして、その回転の周速は、前記エンドレスベルト
3の周速と等しく100mm/secである。ただし、
画像濃度をより濃くするために、前記ドナ−ロ−ラ7の
周速を前記エンドレスベルト3の周速より速くしても良
い。そして、前記ドナ−ロ−ラ7は、その円周部の表面
に前記トナ−ホッパ−9の出口側ブレ−ドにより帯電さ
せられている前記トナ−8aによる薄層を形成し、前記
エンドレスベルト3上で前記トナ−像8bを形成するた
めの前記トナ−8aを供給する。
【0037】そして、前記トナ−8aは、電子写真レ−
ザ−プリンタで使用される非磁性一成分絶縁性トナ−で
ある。ただし、本実施例独特の材料を使用したトナ−を
用いることが最も望ましい。なぜならば、後述するよう
に、前記トナ−8aの摩擦帯電機構を省略することがで
き、しかも、低電界で十分に帯電させることが可能であ
るからである。また、サ−マルヘッドの熱で溶融した
後、紙に転写される前に、冷却固化しないように、過冷
却性のある樹脂をトナ−のメイン樹脂として使用されて
いるトナ−を用いることが望ましい。
ザ−プリンタで使用される非磁性一成分絶縁性トナ−で
ある。ただし、本実施例独特の材料を使用したトナ−を
用いることが最も望ましい。なぜならば、後述するよう
に、前記トナ−8aの摩擦帯電機構を省略することがで
き、しかも、低電界で十分に帯電させることが可能であ
るからである。また、サ−マルヘッドの熱で溶融した
後、紙に転写される前に、冷却固化しないように、過冷
却性のある樹脂をトナ−のメイン樹脂として使用されて
いるトナ−を用いることが望ましい。
【0038】また、前記トナ−ホッパ−9は、多量の前
記トナ−8aを保持している。そして、前記トナ−8a
を、出口側ブレ−ドで摩擦帯電させながら薄層化して前
記ドナ−ロ−ラ7に送り出す。ところで、トナ−ホッパ
−の装置には、前記ドナ−ロ−ラ7の横方向から補給ロ
−ラで前記トナ−8aを送る装置もある。
記トナ−8aを保持している。そして、前記トナ−8a
を、出口側ブレ−ドで摩擦帯電させながら薄層化して前
記ドナ−ロ−ラ7に送り出す。ところで、トナ−ホッパ
−の装置には、前記ドナ−ロ−ラ7の横方向から補給ロ
−ラで前記トナ−8aを送る装置もある。
【0039】つづいて、前記普通紙10は、ノンコ−ト
であるものが使用される。そして、前記転写ロ−ラ6と
前記ロ−ラ4との間を、前記エンドレスベルト3と密着
して前記エンドレスベルト3と同一の速度100mm/
secで送られる。
であるものが使用される。そして、前記転写ロ−ラ6と
前記ロ−ラ4との間を、前記エンドレスベルト3と密着
して前記エンドレスベルト3と同一の速度100mm/
secで送られる。
【0040】また、前記転写ロ−ラ6には、硬度40度
〜50度で、厚さ3mm〜6mmのゴムロ−ラが使用さ
れている。前記転写ロ−ラ6は、近接する前記ロ−ラ4
との間で、前記エンドレスベルト3上の前記溶融トナ−
像8cを前記普通紙10に加圧して転写する。
〜50度で、厚さ3mm〜6mmのゴムロ−ラが使用さ
れている。前記転写ロ−ラ6は、近接する前記ロ−ラ4
との間で、前記エンドレスベルト3上の前記溶融トナ−
像8cを前記普通紙10に加圧して転写する。
【0041】このような構成において、その動作を説明
する。予め、多量のトナ−8aがトナ−ホッパ−9によ
って保持されている。また、トナ−8aは、トナ−ホッ
パ−9の出口側ブレ−ドによって帯電され、トナ−供給
搬送体であるドナ−ロ−ラ7によって、薄層を形成して
サ−マルヘッド1の先端部へ搬送されている。そして、
原画像のデ−タが入力すると、電源2によって信号電圧
が発生する。その信号電圧は、電源2からサ−マルヘッ
ド1へ送られる。サ−マルヘッド1は、信号電圧の印加
時間中の前半に、電極に印加した電圧よって、帯状体で
あるエンドレスベルト3上にトナ−8aを付着し、トナ
−像8bを形成する。そして、サ−マルヘッド1は、信
号電圧の印加時間中の後半に、抵抗に印加した電圧よっ
てトナ−像8bを形成するトナ−8aのみに熱エネルギ
−を供給して溶融トナ−像8cを形成する。溶融トナ−
像8cは、エンドレスベルト3によって転写ロ−ラ6へ
搬送される。そして、溶融トナ−像8cが、エンドレス
ベルト3によって転写ロ−ラ6の直前に来ると、それに
あわせて、転写紙である普通紙10がエンドレスベルト
3とエンドレスベルト3に近接している転写ロ−ラ6と
の間に送られる。そして、転写ロ−ラ6とロ−ラ4とに
よって、普通紙10に溶融トナ−像8cが押し付けられ
る。そして、普通紙10がエンドレスベルト3と分離す
るとき、溶融トナ−像8cは、100%普通紙10に転
写される。その後、転写された溶融トナ−像8cは、自
然に冷却固化して普通紙10に定着し、定着トナ−像8
dとなる。ところで、ドナ−ロラ−7上で、トナ−8a
が飛翔、又は、転移して、トナ−8aが無くなった部分
には、ドナ−ロラ−7が回転してその部分がトナ−ホッ
パ−5の下に来たときに、トナ−8aが補給される。と
ころで、原理的には、エンドレスベルト3とドナ−ロ−
ラ7の上のトナ−8aが接触していても良い。
する。予め、多量のトナ−8aがトナ−ホッパ−9によ
って保持されている。また、トナ−8aは、トナ−ホッ
パ−9の出口側ブレ−ドによって帯電され、トナ−供給
搬送体であるドナ−ロ−ラ7によって、薄層を形成して
サ−マルヘッド1の先端部へ搬送されている。そして、
原画像のデ−タが入力すると、電源2によって信号電圧
が発生する。その信号電圧は、電源2からサ−マルヘッ
ド1へ送られる。サ−マルヘッド1は、信号電圧の印加
時間中の前半に、電極に印加した電圧よって、帯状体で
あるエンドレスベルト3上にトナ−8aを付着し、トナ
−像8bを形成する。そして、サ−マルヘッド1は、信
号電圧の印加時間中の後半に、抵抗に印加した電圧よっ
てトナ−像8bを形成するトナ−8aのみに熱エネルギ
−を供給して溶融トナ−像8cを形成する。溶融トナ−
像8cは、エンドレスベルト3によって転写ロ−ラ6へ
搬送される。そして、溶融トナ−像8cが、エンドレス
ベルト3によって転写ロ−ラ6の直前に来ると、それに
あわせて、転写紙である普通紙10がエンドレスベルト
3とエンドレスベルト3に近接している転写ロ−ラ6と
の間に送られる。そして、転写ロ−ラ6とロ−ラ4とに
よって、普通紙10に溶融トナ−像8cが押し付けられ
る。そして、普通紙10がエンドレスベルト3と分離す
るとき、溶融トナ−像8cは、100%普通紙10に転
写される。その後、転写された溶融トナ−像8cは、自
然に冷却固化して普通紙10に定着し、定着トナ−像8
dとなる。ところで、ドナ−ロラ−7上で、トナ−8a
が飛翔、又は、転移して、トナ−8aが無くなった部分
には、ドナ−ロラ−7が回転してその部分がトナ−ホッ
パ−5の下に来たときに、トナ−8aが補給される。と
ころで、原理的には、エンドレスベルト3とドナ−ロ−
ラ7の上のトナ−8aが接触していても良い。
【0042】このように、必要なときに必要な部分にの
み熱エネルギ−を供給することと、電子写真レ−ザ−プ
リンタのように、定着ロ−ラを一定の等温に保つ必要が
ないことから、熱エネルギ−の無駄な消費を削減するこ
とが可能である。つまり、これによって、無駄な消費電
力を削減することが可能である。また、サ−マルヘッド
1により、トナ−8aが画像部分のみに選択的に、飛
翔、又は、転移することで、消耗品である記録材料の無
駄な使用を削減することが可能である。また、トナ−8
aが、溶融した状態で搬送され、転写紙に転写定着され
ることで、表面性の悪い紙にもきれいに印字することが
可能である。また、電子写真レ−ザ−プリンタのよう
に、定着ロ−ラを一定の高温に保つ必要がないことと、
ソリッドインクジェットのように、使用前に固体のイン
クを溶かす必要がないことから、ウォ−ムアップタイム
がいらない。また、トナ−ホッパ−9により、ドナ−ロ
−ラ7上のトナ−8aを、予め帯電させておき、ドナ−
ロ−ラ7によりトナ−8aを供給することで、汎用の絶
縁性トナ−の使用が可能である。また、ドナ−ロ−ラ7
の周速を、エンドレスベルト3の周速より速くすること
で、1画素を形成するためのトナ−8aの量を増加さ
せ、画像濃度をより濃くすることが可能である。
み熱エネルギ−を供給することと、電子写真レ−ザ−プ
リンタのように、定着ロ−ラを一定の等温に保つ必要が
ないことから、熱エネルギ−の無駄な消費を削減するこ
とが可能である。つまり、これによって、無駄な消費電
力を削減することが可能である。また、サ−マルヘッド
1により、トナ−8aが画像部分のみに選択的に、飛
翔、又は、転移することで、消耗品である記録材料の無
駄な使用を削減することが可能である。また、トナ−8
aが、溶融した状態で搬送され、転写紙に転写定着され
ることで、表面性の悪い紙にもきれいに印字することが
可能である。また、電子写真レ−ザ−プリンタのよう
に、定着ロ−ラを一定の高温に保つ必要がないことと、
ソリッドインクジェットのように、使用前に固体のイン
クを溶かす必要がないことから、ウォ−ムアップタイム
がいらない。また、トナ−ホッパ−9により、ドナ−ロ
−ラ7上のトナ−8aを、予め帯電させておき、ドナ−
ロ−ラ7によりトナ−8aを供給することで、汎用の絶
縁性トナ−の使用が可能である。また、ドナ−ロ−ラ7
の周速を、エンドレスベルト3の周速より速くすること
で、1画素を形成するためのトナ−8aの量を増加さ
せ、画像濃度をより濃くすることが可能である。
【0043】さらに、サ−マルヘッド1に印加する信号
電圧の印加時間、又は、その電圧、あるいは、その両方
を変更し、その変更した信号電圧をサ−マルヘッド1に
印加することで、飛翔するトナ−8aの量を操作するこ
とによって、1ドット多値記録を行なうことが可能であ
る。このとき、発熱量は減少する。しかし、温度は、ト
ナ−融点であるガラス転移点以上であるとともに、飛翔
するトナ−8aの量も減少する。このため、トナ−8a
の普通紙への定着は可能である。
電圧の印加時間、又は、その電圧、あるいは、その両方
を変更し、その変更した信号電圧をサ−マルヘッド1に
印加することで、飛翔するトナ−8aの量を操作するこ
とによって、1ドット多値記録を行なうことが可能であ
る。このとき、発熱量は減少する。しかし、温度は、ト
ナ−融点であるガラス転移点以上であるとともに、飛翔
するトナ−8aの量も減少する。このため、トナ−8a
の普通紙への定着は可能である。
【0044】そのうえ、後述するような低電界帯電トナ
−を用いることで、従来、必要であったトナ−8aを予
め帯電しておくトナ−8aの帯電機構と、鏡像力が強く
なり、飛翔できなくなるほど、トナ−8aの帯電量が多
くならないようにするトナ−帯電量の測定装置及びトナ
−帯電量のコントロ−ル機構が不要になるため、装置が
簡単になり、信頼性も向上する。また、ドナ−ロ−ラ7
として、通常用いられる強い電界を形成する接地した導
電性ロ−ラのみでなく、絶縁性ロ−ラの使用も可能であ
る。
−を用いることで、従来、必要であったトナ−8aを予
め帯電しておくトナ−8aの帯電機構と、鏡像力が強く
なり、飛翔できなくなるほど、トナ−8aの帯電量が多
くならないようにするトナ−帯電量の測定装置及びトナ
−帯電量のコントロ−ル機構が不要になるため、装置が
簡単になり、信頼性も向上する。また、ドナ−ロ−ラ7
として、通常用いられる強い電界を形成する接地した導
電性ロ−ラのみでなく、絶縁性ロ−ラの使用も可能であ
る。
【0045】ところで、サ−マルヘッド1によって溶融
したトナ−8aを冷却固化する前に、普通紙10に転写
できないときに、サ−マルヘッド1から、転写までの
間、エンドレスベルト3、又は、エンドレスベルト3の
ある空間を加熱し、暖めておくことで、サ−マルヘッド
1によって溶融したトナ−8aが冷却固化する前に、普
通紙に転写して定着できる。これによって、転写ロ−ラ
加熱装置、及び、その測定制御装置が不要であるととも
に、汎用の絶縁性トナ−が使用できるようになる。
したトナ−8aを冷却固化する前に、普通紙10に転写
できないときに、サ−マルヘッド1から、転写までの
間、エンドレスベルト3、又は、エンドレスベルト3の
ある空間を加熱し、暖めておくことで、サ−マルヘッド
1によって溶融したトナ−8aが冷却固化する前に、普
通紙に転写して定着できる。これによって、転写ロ−ラ
加熱装置、及び、その測定制御装置が不要であるととも
に、汎用の絶縁性トナ−が使用できるようになる。
【0046】また、サ−マルヘッド1によって溶融した
トナ−8aを冷却固化する前に、普通紙10に転写して
定着できないときに、冷却固化したトナ−8aを普通紙
10に転写する際に、再び加熱溶融し、普通紙10に転
写する。これによって、エンドレスベルト3加熱装置、
及び、その測定制御装置が不要であるとともに、汎用の
絶縁性トナ−が使用できるようになる。
トナ−8aを冷却固化する前に、普通紙10に転写して
定着できないときに、冷却固化したトナ−8aを普通紙
10に転写する際に、再び加熱溶融し、普通紙10に転
写する。これによって、エンドレスベルト3加熱装置、
及び、その測定制御装置が不要であるとともに、汎用の
絶縁性トナ−が使用できるようになる。
【0047】ところで、ある温度で一度溶融すると、周
囲の温度が、それ以下に下がっていったとしても、溶融
状態を保つ樹脂のことを過冷却性樹脂という。一般に、
高分子は、過冷却性があるが、特に、フタル酸ジシクロ
ヘキシル、ラウリルジエタノ−ルアミド、p−ベンジル
フェノ−ル等が、過冷却性が強い。これらの樹脂をバイ
ンダ−にしてトナ−を作成したものが、過冷却性トナ−
である。この過冷却性トナ−を用いることで、冷却固化
しずらくなるため、エンドレスベルト3加熱装置、転写
ロ−ラ加熱装置、及び、それらの測定制御機構が不要で
ある。
囲の温度が、それ以下に下がっていったとしても、溶融
状態を保つ樹脂のことを過冷却性樹脂という。一般に、
高分子は、過冷却性があるが、特に、フタル酸ジシクロ
ヘキシル、ラウリルジエタノ−ルアミド、p−ベンジル
フェノ−ル等が、過冷却性が強い。これらの樹脂をバイ
ンダ−にしてトナ−を作成したものが、過冷却性トナ−
である。この過冷却性トナ−を用いることで、冷却固化
しずらくなるため、エンドレスベルト3加熱装置、転写
ロ−ラ加熱装置、及び、それらの測定制御機構が不要で
ある。
【0048】通常、溶融したトナ−を、非粘着性のエン
ドレスベルト3から普通紙に加圧転写するときは、10
0%のトナ−が転写するので、その転写後にエンドレス
ベルト3をクリ−ニングするクリ−ニング手段を設ける
必要はないが、念のために、クリ−ニング手段を設けて
も良い。
ドレスベルト3から普通紙に加圧転写するときは、10
0%のトナ−が転写するので、その転写後にエンドレス
ベルト3をクリ−ニングするクリ−ニング手段を設ける
必要はないが、念のために、クリ−ニング手段を設けて
も良い。
【0049】つづいて、低電界帯電トナ−の飛翔実験に
ついて、図2に基づいて説明する。図2は、低電界帯電
トナ−の飛翔実験装置の縦断側面図である。マイラ−
(登録商標)フィルム11は、厚さが100μmであ
り、中央部が切り取られている。また、ネサガラス12
は、三相構造である。そのネサガラス12は、ガラス1
3の相の上に、ITO2 導電層14が形成されており、
前記ITO2 導電層14の上に、SiO2 保護層15が
形成されている。そして、前記マイラ−フィルム11が
2枚重ねてある。これらの前記マイラ−フィルム11
は、2枚の前記ネサガラス12で上下から挾まれてい
る。このとき、それら2枚の前記ネサガラス12は、S
iO2 保護層15が対向している。この結果、前記IT
O2 導電層14による導電層面と、前記マイラ−フィル
ム11により囲まれた空間16が形成されている。前記
空間16内の前記ネサガラス12上に、ポリアニリン粉
末17が散布されている。前記ポリアニリン粉末17
は、粒径が5〜30μmであり、低電界帯電トナ−とし
て用いられている。また、前記ポリアニリン粉末17
は、それ自体が濃い青色を示す。そのため、前記ポリア
ニリン粉末17には、色材の添加が不要である。そし
て、上側の前記ITO2 導電層14には、スイッチ18
が接続されている。前記スイッチ18には、可変電源1
9が接続されている。また、下側の前記ITO2 導電層
14は、接地されている。
ついて、図2に基づいて説明する。図2は、低電界帯電
トナ−の飛翔実験装置の縦断側面図である。マイラ−
(登録商標)フィルム11は、厚さが100μmであ
り、中央部が切り取られている。また、ネサガラス12
は、三相構造である。そのネサガラス12は、ガラス1
3の相の上に、ITO2 導電層14が形成されており、
前記ITO2 導電層14の上に、SiO2 保護層15が
形成されている。そして、前記マイラ−フィルム11が
2枚重ねてある。これらの前記マイラ−フィルム11
は、2枚の前記ネサガラス12で上下から挾まれてい
る。このとき、それら2枚の前記ネサガラス12は、S
iO2 保護層15が対向している。この結果、前記IT
O2 導電層14による導電層面と、前記マイラ−フィル
ム11により囲まれた空間16が形成されている。前記
空間16内の前記ネサガラス12上に、ポリアニリン粉
末17が散布されている。前記ポリアニリン粉末17
は、粒径が5〜30μmであり、低電界帯電トナ−とし
て用いられている。また、前記ポリアニリン粉末17
は、それ自体が濃い青色を示す。そのため、前記ポリア
ニリン粉末17には、色材の添加が不要である。そし
て、上側の前記ITO2 導電層14には、スイッチ18
が接続されている。前記スイッチ18には、可変電源1
9が接続されている。また、下側の前記ITO2 導電層
14は、接地されている。
【0050】このような構成において、可変電源19の
電圧を−30Vとして、スイッチ18をオンにする。こ
のように、ITO2 導電層14に、−30Vを印加した
後、ただちに、スイッチ18をオフにする。そして、上
側のITO2 導電層14を接地する。その後、上側のネ
サガラス12を外し、SiO2 保護層15の面上の様子
を観察してみる。
電圧を−30Vとして、スイッチ18をオンにする。こ
のように、ITO2 導電層14に、−30Vを印加した
後、ただちに、スイッチ18をオフにする。そして、上
側のITO2 導電層14を接地する。その後、上側のネ
サガラス12を外し、SiO2 保護層15の面上の様子
を観察してみる。
【0051】この実験を行なった結果、ポリアニリン粉
末17が、SiO2 保護層15の面上に付着しているの
が観察された。
末17が、SiO2 保護層15の面上に付着しているの
が観察された。
【0052】また、同様の実験を、可変電源19の電圧
の極性を−30Vから、+30Vに変更して行なった結
果も、可変電源19の電圧を−30Vから、+20Vに
変更して行なった結果も、可変電源19の電圧を−30
Vとして、実験を行なった結果と同様に、ポリアニリン
粉末17が、SiO2 保護層15の面上に付着している
のが観察された。
の極性を−30Vから、+30Vに変更して行なった結
果も、可変電源19の電圧を−30Vから、+20Vに
変更して行なった結果も、可変電源19の電圧を−30
Vとして、実験を行なった結果と同様に、ポリアニリン
粉末17が、SiO2 保護層15の面上に付着している
のが観察された。
【0053】つぎに、2枚のネサガラス12間のギャッ
プ長を、0.2mmから10mmに広げ、可変電源19
の電圧を+200Vに上げて同様の実験を行なった。こ
の結果、ポリアニリン粉末17が、2枚のネサガラス1
2間のギャップを下から上へ飛翔していく様子が観察さ
れた。このとき、2枚のネサガラス12間のギャップ長
を10mmとし、可変電源19の電圧を+200Vとし
たときと、2枚のネサガラス12間のギャップ長を0.
2mmとし、可変電源19の電圧を+20Vとしたとき
との電界は、ほぼ等価である。このことから、2枚のネ
サガラス12間のギャップ長が、0.2mmのときも、
同様に、ポリアニリン粉末17が2枚のネサガラス12
間のギャップを下から上へ飛翔したものと考えられる。
プ長を、0.2mmから10mmに広げ、可変電源19
の電圧を+200Vに上げて同様の実験を行なった。こ
の結果、ポリアニリン粉末17が、2枚のネサガラス1
2間のギャップを下から上へ飛翔していく様子が観察さ
れた。このとき、2枚のネサガラス12間のギャップ長
を10mmとし、可変電源19の電圧を+200Vとし
たときと、2枚のネサガラス12間のギャップ長を0.
2mmとし、可変電源19の電圧を+20Vとしたとき
との電界は、ほぼ等価である。このことから、2枚のネ
サガラス12間のギャップ長が、0.2mmのときも、
同様に、ポリアニリン粉末17が2枚のネサガラス12
間のギャップを下から上へ飛翔したものと考えられる。
【0054】さて、その後の実験で、飛翔前後のポリア
ニリン粉末17の表面電位の測定を行なった。その測定
の結果、飛翔前のポリアニリン粉末17は、帯電してい
ないが、飛翔後のポリアニリン粉末17は、推定帯電料
37μc/gと大きく帯電していることが分かった。
ニリン粉末17の表面電位の測定を行なった。その測定
の結果、飛翔前のポリアニリン粉末17は、帯電してい
ないが、飛翔後のポリアニリン粉末17は、推定帯電料
37μc/gと大きく帯電していることが分かった。
【0055】ここで、通常誘電体は、電界中で正負に分
極するが、正負どちらかの極性が大きくなることはな
い。そこで、現在、この現象を解析中であるが、誘導電
荷の注入による帯電としては、説明できない大きさなの
で、ポリアニリン粉末17の近傍の空間で気中放電が起
こり、その結果、帯電したものと推定している。
極するが、正負どちらかの極性が大きくなることはな
い。そこで、現在、この現象を解析中であるが、誘導電
荷の注入による帯電としては、説明できない大きさなの
で、ポリアニリン粉末17の近傍の空間で気中放電が起
こり、その結果、帯電したものと推定している。
【0056】この推定は、ポリアニリン粉末17が、接
地された金属上に置かれた場合のみならず、絶縁体の上
でも、紙の上でも、ポリアニリン粉末17の上でも、ど
こに置かれても同じように飛翔することからも、正しい
と考えられる。
地された金属上に置かれた場合のみならず、絶縁体の上
でも、紙の上でも、ポリアニリン粉末17の上でも、ど
こに置かれても同じように飛翔することからも、正しい
と考えられる。
【0057】ポリアニリン粉末17以外では、ポリエチ
レンオキシド粉末が同様に低電界で飛翔する。しかし、
ポリエチレンオキシドは、負の低電界でのみ飛翔する。
その他の汎用樹脂の粉末には、電界が強ければ、飛翔す
るものもある。しかし、現状のサ−マルヘッド1の電圧
は35Vである。そして、その他の汎用樹脂の粉末は、
このサ−マルヘッド1の電圧が形成する電界では飛翔で
きない。
レンオキシド粉末が同様に低電界で飛翔する。しかし、
ポリエチレンオキシドは、負の低電界でのみ飛翔する。
その他の汎用樹脂の粉末には、電界が強ければ、飛翔す
るものもある。しかし、現状のサ−マルヘッド1の電圧
は35Vである。そして、その他の汎用樹脂の粉末は、
このサ−マルヘッド1の電圧が形成する電界では飛翔で
きない。
【0058】ここで、飛翔のみに関する実験をした理由
について述べる。原理的には接触でも良いのだが、実際
には、経験的に、例え電気的に反対方向の力が作用して
いても、接触するだけで、転移するトナ−があるため
に、地肌が汚れてしまう。したがって、通常、商品化は
無理である。
について述べる。原理的には接触でも良いのだが、実際
には、経験的に、例え電気的に反対方向の力が作用して
いても、接触するだけで、転移するトナ−があるため
に、地肌が汚れてしまう。したがって、通常、商品化は
無理である。
【0059】
【発明の効果】本発明は上述のように、サ−マルヘッド
の電極部分に接触して移動する帯状体と、熱溶融性のト
ナ−を搬送するトナ−搬送体とを対向させ、サ−マルヘ
ッドの電極に選択的に印加された電圧により生じる電界
をトナ−に作用させてその電極に対応する位置のトナ−
のみ選択的に帯状体に付着させるとともにサ−マルヘッ
ドに生じている熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−
の溶融中に帯状体から転写紙にトナ−を転写して定着す
るようにしたので、サ−マルヘッドが、トナ−を画像部
分のみに選択的に付着させ加熱するため、無駄な消費電
力をなくすことと消耗品である記録材料の無駄な使用を
削減することが可能となるとともに、表面性の悪い紙に
もきれいに印字することが可能となり、ウォ−ムアップ
タイムとマルチスタイラスとそのマルチスタイラスの電
源とそのマルチスタイラスのコントロ−ラ等が不要とな
ることから、簡単な装置でいかなる紙にも高速に画像品
質の高いプリントを、無駄な消費電力と消耗品である記
録材料の無駄な使用を削減することにより安いコストで
得ることが可能となる。また、サ−マルヘッドに印加す
る電圧又は印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の
量を変えるようにしたことで、1ドット多値によるなめ
らかな階調性が可能となる。さらに、トナ−供給搬送体
により搬送されるトナ−を予め帯電させたことで、汎用
の絶縁性トナ−の使用が可能となる。さらにまた、サ−
マルヘッドに印加される電圧により形成される電界によ
りトナ−供給搬送体により搬送されるトナ−を帯電させ
たことで、従来、必要であったトナ−の帯電機構、トナ
−帯電量の測定装置、トナ−帯電量のコントロ−ル機構
が不要となる。
の電極部分に接触して移動する帯状体と、熱溶融性のト
ナ−を搬送するトナ−搬送体とを対向させ、サ−マルヘ
ッドの電極に選択的に印加された電圧により生じる電界
をトナ−に作用させてその電極に対応する位置のトナ−
のみ選択的に帯状体に付着させるとともにサ−マルヘッ
ドに生じている熱によりトナ−を溶融させ、このトナ−
の溶融中に帯状体から転写紙にトナ−を転写して定着す
るようにしたので、サ−マルヘッドが、トナ−を画像部
分のみに選択的に付着させ加熱するため、無駄な消費電
力をなくすことと消耗品である記録材料の無駄な使用を
削減することが可能となるとともに、表面性の悪い紙に
もきれいに印字することが可能となり、ウォ−ムアップ
タイムとマルチスタイラスとそのマルチスタイラスの電
源とそのマルチスタイラスのコントロ−ラ等が不要とな
ることから、簡単な装置でいかなる紙にも高速に画像品
質の高いプリントを、無駄な消費電力と消耗品である記
録材料の無駄な使用を削減することにより安いコストで
得ることが可能となる。また、サ−マルヘッドに印加す
る電圧又は印加時間を変えて帯状体に付着するトナ−の
量を変えるようにしたことで、1ドット多値によるなめ
らかな階調性が可能となる。さらに、トナ−供給搬送体
により搬送されるトナ−を予め帯電させたことで、汎用
の絶縁性トナ−の使用が可能となる。さらにまた、サ−
マルヘッドに印加される電圧により形成される電界によ
りトナ−供給搬送体により搬送されるトナ−を帯電させ
たことで、従来、必要であったトナ−の帯電機構、トナ
−帯電量の測定装置、トナ−帯電量のコントロ−ル機構
が不要となる。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断側面図である。
【図2】低電界帯電トナ−の飛翔実験装置を示す縦断側
面図である。
面図である。
1 … サ−マルヘッド 3 … 帯状体 7 … トナ−搬送体 8a… トナ− 8b… 選択的に帯状体に付着したトナ− 8c… 溶融中のトナ− 8d… 定着したトナ− 10 … 転写紙 17 … トナ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20 101
Claims (4)
- 【請求項1】サ−マルヘッドの電極部分に接触して移動
する帯状体と、熱溶融性のトナ−を搬送するトナ−搬送
体とを対抗させ、前記サ−マルヘッドの電極に選択的に
印加された電圧により生じる電界を前記トナ−に作用さ
せてその電極に対応する位置のトナ−のみ選択的に前記
帯状体に付着させるとともに前記サ−マルヘッドに生じ
ている熱により前記トナ−を溶融させ、このトナ−の溶
融中に前記帯状体から転写紙に前記トナ−を転写して定
着するようにしたことを特徴とする静電感熱記録方法。 - 【請求項2】サ−マルヘッドに印加する電圧又は印加時
間を変えて帯状体に付着するトナ−の量を変えるように
したことを特徴とする請求項1記載の静電感熱記録方
法。 - 【請求項3】トナ−供給搬送体により搬送されるトナ−
を予め帯電させたことを特徴とする請求項1記載の静電
感熱記録方法。 - 【請求項4】サ−マルヘッドに印加される電圧により形
成される電界によりトナ−供給搬送体により搬送される
トナ−を帯電させたことを特徴とする請求項3記載の静
電感熱記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11620094A JPH07314752A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 静電感熱記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11620094A JPH07314752A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 静電感熱記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07314752A true JPH07314752A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14681321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11620094A Pending JPH07314752A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | 静電感熱記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07314752A (ja) |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP11620094A patent/JPH07314752A/ja active Pending
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