JPH0789110A - 感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置 - Google Patents
感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置Info
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- JPH0789110A JPH0789110A JP5239301A JP23930193A JPH0789110A JP H0789110 A JPH0789110 A JP H0789110A JP 5239301 A JP5239301 A JP 5239301A JP 23930193 A JP23930193 A JP 23930193A JP H0789110 A JPH0789110 A JP H0789110A
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- ink layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 尾引きの現象をなくし、画像のボケを防ぐこ
とにより、どんな紙に対しても高画質で高速なプリント
を行えると共に、なめらかな階調性を実現することがで
きる感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化
静電転写型記録装置を提供する。 【構成】 インク供給搬送体25の導電性支持体26上
に形成された相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のイ
ンク層27をサーマルヘッド28により画像信号に応じ
て加熱し、この加熱されたインク層27を加熱量に応じ
て相転移させて液状化させ、この液状化されかつ帯電し
たインク層27のインク33を冷却固化する前に転写電
界形成用ローラ29を用いて転写電界による静電引力に
よりインク層27に接触又は近接配置された記録紙30
に転写を行うことにより画像を作成するようにした。
とにより、どんな紙に対しても高画質で高速なプリント
を行えると共に、なめらかな階調性を実現することがで
きる感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化
静電転写型記録装置を提供する。 【構成】 インク供給搬送体25の導電性支持体26上
に形成された相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のイ
ンク層27をサーマルヘッド28により画像信号に応じ
て加熱し、この加熱されたインク層27を加熱量に応じ
て相転移させて液状化させ、この液状化されかつ帯電し
たインク層27のインク33を冷却固化する前に転写電
界形成用ローラ29を用いて転写電界による静電引力に
よりインク層27に接触又は近接配置された記録紙30
に転写を行うことにより画像を作成するようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に用いられる感熱液状化静電転写による記
録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置に関する。
ァクシミリ等に用いられる感熱液状化静電転写による記
録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の分野で利用されている記録方式としては、ドットプ
リンタ方式、感熱転写方式、電子写真方式、インクジェ
ット方式などがある。これらの方式はいずれも一長一短
があり、ユーザサイドからはその使用目的に応じて使い
分けたり併用したりしているのが現状である。そこで、
今、後述する本発明に関連するものとして、感熱転写方
式を例にとって述べる。
等の分野で利用されている記録方式としては、ドットプ
リンタ方式、感熱転写方式、電子写真方式、インクジェ
ット方式などがある。これらの方式はいずれも一長一短
があり、ユーザサイドからはその使用目的に応じて使い
分けたり併用したりしているのが現状である。そこで、
今、後述する本発明に関連するものとして、感熱転写方
式を例にとって述べる。
【0003】この感熱転写方式は、ワックス或いは樹脂
に色材を混入した数ミクロン程度の固体インク層が塗布
されたPET(商品名マイラー、学術名二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレート)フィルムの裏側からサーマルヘ
ッドで選択的に加熱してその加熱部分の固体インクを溶
融(液状化)し、その溶融している箇所に接触している
紙に粘着力で転写することによって画像を形成するとい
うものである。この場合、長尺ヘッドを容易に作成する
ことができ(A0の原稿サイズまで商品化されてい
る)、記録速度が早く、装置が安価で小さく、画像濃度
も高いという利点がある。このような記録方式において
は、ベースとなるPETフィルムと溶融インクとの間の
粘着力よりも、紙と溶融インク及び溶融インク同士の粘
着力の方が強いため、いわゆる‘尾引き’という現象
(インクが予定された範囲を超えて裾を引くこと、すな
わち、丸になるべきところがおたまじゃくし状になるこ
と)は発生しない。
に色材を混入した数ミクロン程度の固体インク層が塗布
されたPET(商品名マイラー、学術名二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレート)フィルムの裏側からサーマルヘ
ッドで選択的に加熱してその加熱部分の固体インクを溶
融(液状化)し、その溶融している箇所に接触している
紙に粘着力で転写することによって画像を形成するとい
うものである。この場合、長尺ヘッドを容易に作成する
ことができ(A0の原稿サイズまで商品化されてい
る)、記録速度が早く、装置が安価で小さく、画像濃度
も高いという利点がある。このような記録方式において
は、ベースとなるPETフィルムと溶融インクとの間の
粘着力よりも、紙と溶融インク及び溶融インク同士の粘
着力の方が強いため、いわゆる‘尾引き’という現象
(インクが予定された範囲を超えて裾を引くこと、すな
わち、丸になるべきところがおたまじゃくし状になるこ
と)は発生しない。
【0004】また、このような感熱転写方式の他に本発
明に関連するもので、技術的に研究、開発は進んでいる
がまだ実用化にまで至っていないものとして、例えば、
以下に列挙する(4件)ような溶融転写記録方式があ
る。まず、第一の従来例として、図3に示すように、
「Novel Printing Using Polymeric Gel as Ink」 とし
て開示されているものがある。金属ローラ1の表面に
は、ゲル状(消しゴム状)のインク2が付着している。
今、ゲル状のインク2に記録用の電極3を接触させて1
0Vの電圧を印加して電流を流すとインク2のPHが変
わり、その結果、粘度が大幅に低下してゲルからゾル
(水飴状)に変化する。そして、金属ローラ1の回転と
共に転写ローラ4との間に挾まれた紙5に、そのゾル状
とされたインク2のみが選択的に転写され、これにより
画像の形成がなされる。なお、ゾル状のインク2の抜け
た穴は、金属ローラ1とは周速の異なる金属ローラ6と
の間で一様に埋められることになる。このようなゾル状
インクを用いた方式は、必要な電圧も小さくIC回路に
使用でき、画像濃度も高く、電圧に応じて画像濃度(階
調性)も変わり、装置も簡単で、インクの無駄使用もな
く、インク補給も長期間に渡って必要なく、記録速度2
2mm/secもほどほどで、パーソナルプリンタとし
ては最適である。
明に関連するもので、技術的に研究、開発は進んでいる
がまだ実用化にまで至っていないものとして、例えば、
以下に列挙する(4件)ような溶融転写記録方式があ
る。まず、第一の従来例として、図3に示すように、
「Novel Printing Using Polymeric Gel as Ink」 とし
て開示されているものがある。金属ローラ1の表面に
は、ゲル状(消しゴム状)のインク2が付着している。
今、ゲル状のインク2に記録用の電極3を接触させて1
0Vの電圧を印加して電流を流すとインク2のPHが変
わり、その結果、粘度が大幅に低下してゲルからゾル
(水飴状)に変化する。そして、金属ローラ1の回転と
共に転写ローラ4との間に挾まれた紙5に、そのゾル状
とされたインク2のみが選択的に転写され、これにより
画像の形成がなされる。なお、ゾル状のインク2の抜け
た穴は、金属ローラ1とは周速の異なる金属ローラ6と
の間で一様に埋められることになる。このようなゾル状
インクを用いた方式は、必要な電圧も小さくIC回路に
使用でき、画像濃度も高く、電圧に応じて画像濃度(階
調性)も変わり、装置も簡単で、インクの無駄使用もな
く、インク補給も長期間に渡って必要なく、記録速度2
2mm/secもほどほどで、パーソナルプリンタとし
ては最適である。
【0005】次に、第二の従来例として、図4に示すよ
うに、「熱制御型静電吸引スリットジェット」として開
示されているものがある。これは、ヒータ7が8本/m
m並んだサーマルヘッド8とスリット形成板9との間
(40μm)に高抵抗の鉱物油のインク10が注入され
ており、サーマルヘッド8上の0.225mm離れた位
置に吸引電極ローラ11が配置され、この吸引電極ロー
ラ11とサーマルヘッド8との間で紙12が搬送される
ようになっている。この場合、選択されたヒータ7に電
圧(160mW、1.8msec)を印加すると、その
周辺部の熱が上がりその部分のインク10の電気抵抗と
粘度が下がる。このような状態で、吸引電極ローラ11
に−2.4KVの電圧を0.8msec印加すると、ヒ
ータ7の誘導電極との間に一様な電界が形成され、スリ
ット内の全てのインク10の誘導電荷に一様な静電引力
が作用する。この結果、加熱され粘度の低下した部分で
インク10が盛り上がり、糸を引くような形で紙12に
到達する。この到達したインク10が紙12に染み込ん
で印字がなされることにより、画像の形成が行われる。
このような方式は、ノズルレス(スリット)の形状でサ
ーマルヘッド8を使用することができるため、駆動方式
が容易化され、ヘッド部の長尺化も可能となり、加熱量
によって階調性も出せるようになる。
うに、「熱制御型静電吸引スリットジェット」として開
示されているものがある。これは、ヒータ7が8本/m
m並んだサーマルヘッド8とスリット形成板9との間
(40μm)に高抵抗の鉱物油のインク10が注入され
ており、サーマルヘッド8上の0.225mm離れた位
置に吸引電極ローラ11が配置され、この吸引電極ロー
ラ11とサーマルヘッド8との間で紙12が搬送される
ようになっている。この場合、選択されたヒータ7に電
圧(160mW、1.8msec)を印加すると、その
周辺部の熱が上がりその部分のインク10の電気抵抗と
粘度が下がる。このような状態で、吸引電極ローラ11
に−2.4KVの電圧を0.8msec印加すると、ヒ
ータ7の誘導電極との間に一様な電界が形成され、スリ
ット内の全てのインク10の誘導電荷に一様な静電引力
が作用する。この結果、加熱され粘度の低下した部分で
インク10が盛り上がり、糸を引くような形で紙12に
到達する。この到達したインク10が紙12に染み込ん
で印字がなされることにより、画像の形成が行われる。
このような方式は、ノズルレス(スリット)の形状でサ
ーマルヘッド8を使用することができるため、駆動方式
が容易化され、ヘッド部の長尺化も可能となり、加熱量
によって階調性も出せるようになる。
【0006】次に、第三の従来例として、図5に示すよ
うに、「サーマルレオグラフィー」として開示されてい
るものがある。これは、半固体状のインク13がインク
容器14中に充填されており、このインク容器14の一
端部には中心部にインク通過孔15が形成されその周辺
部に発熱体16の配設されたサーマルヘッド17が取付
けられている。今、サーマルヘッド17の発熱体16へ
の通電によりインク通過孔15付近のインク13が加熱
され溶融して粘度が低下し、これにより、上部からの圧
力Pによりインク13はインク通過孔15から下方に流
出しプラテンローラ18との間で挾持された紙19に付
着して記録が行われる。
うに、「サーマルレオグラフィー」として開示されてい
るものがある。これは、半固体状のインク13がインク
容器14中に充填されており、このインク容器14の一
端部には中心部にインク通過孔15が形成されその周辺
部に発熱体16の配設されたサーマルヘッド17が取付
けられている。今、サーマルヘッド17の発熱体16へ
の通電によりインク通過孔15付近のインク13が加熱
され溶融して粘度が低下し、これにより、上部からの圧
力Pによりインク13はインク通過孔15から下方に流
出しプラテンローラ18との間で挾持された紙19に付
着して記録が行われる。
【0007】次に、第四の従来例として、「凝集破壊型
熱転写多数回プロセスの研究」として開示されているも
のがある。これは、記録コストの低減を図るために、1
回の使用だけでなく、多数回使用できるインクリボンの
研究に関するものである。図6に示すように、このイン
クリボン20は、PETフィルム21の一面にインク層
22が設けられてなるものであり、この熱溶融性のイン
ク層22が記録時にその層中で凝集破壊することによっ
て部分的に記録をしていくタイプであることからCF
(Cohesive Failure)リボンと呼ばれている。この方式
では、インク層22は過冷却性の大きな過冷却材の海に
ワックスの島ができるように構成されているものであ
り、このようなインク層22の裏面をサーマルヘッド2
3で加熱した後に転写紙24を当て、ワックスは固化し
た状態でかつ過冷却材は液体の状態で剥離すると、過冷
却材の部分からインク層22が剥がれて転写が行われ、
これにより複数回繰り返して使用が可能となる。具体的
には、通常のインクリボンのインク層は数μmの厚さで
1回の転写で全部の転写が終了するが、このようにイン
ク層22を特殊な材料により構成し、11μmと厚く形
成することにより、3〜4回繰り返して使用することが
できる。
熱転写多数回プロセスの研究」として開示されているも
のがある。これは、記録コストの低減を図るために、1
回の使用だけでなく、多数回使用できるインクリボンの
研究に関するものである。図6に示すように、このイン
クリボン20は、PETフィルム21の一面にインク層
22が設けられてなるものであり、この熱溶融性のイン
ク層22が記録時にその層中で凝集破壊することによっ
て部分的に記録をしていくタイプであることからCF
(Cohesive Failure)リボンと呼ばれている。この方式
では、インク層22は過冷却性の大きな過冷却材の海に
ワックスの島ができるように構成されているものであ
り、このようなインク層22の裏面をサーマルヘッド2
3で加熱した後に転写紙24を当て、ワックスは固化し
た状態でかつ過冷却材は液体の状態で剥離すると、過冷
却材の部分からインク層22が剥がれて転写が行われ、
これにより複数回繰り返して使用が可能となる。具体的
には、通常のインクリボンのインク層は数μmの厚さで
1回の転写で全部の転写が終了するが、このようにイン
ク層22を特殊な材料により構成し、11μmと厚く形
成することにより、3〜4回繰り返して使用することが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前段で述べたような感
熱転写方式の例では、いわゆる‘尾引き’という現象は
発生しないが、インクリボンが高くて交換しにくい、使
用済みのインクリボンにネガ像が残る、階調性がない、
平滑性の悪い紙では接触が悪くこれにより画質が悪くな
るという問題がある。
熱転写方式の例では、いわゆる‘尾引き’という現象は
発生しないが、インクリボンが高くて交換しにくい、使
用済みのインクリボンにネガ像が残る、階調性がない、
平滑性の悪い紙では接触が悪くこれにより画質が悪くな
るという問題がある。
【0009】また、後段で述べたような溶融転写記録方
式において、第一の従来例〜第四の従来例では、学会等
に発表はされているが、未だに実用化までには至ってい
ない。その最大の理由としては、いずれも母体となる固
形のインク層から加熱して溶融したインクを印刷のよう
に紙に転移させる方式であるため、‘尾引き’の現象が
発生してしまい、画質や階調性などが悪くなるためであ
る。
式において、第一の従来例〜第四の従来例では、学会等
に発表はされているが、未だに実用化までには至ってい
ない。その最大の理由としては、いずれも母体となる固
形のインク層から加熱して溶融したインクを印刷のよう
に紙に転移させる方式であるため、‘尾引き’の現象が
発生してしまい、画質や階調性などが悪くなるためであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、インク供給搬送体の導電性支持体上に形成された相
転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層をサーマ
ルヘッドにより画像信号に応じて加熱し、この加熱され
たインク層を加熱量に応じて相転移させて液状化させ、
この液状化されかつ帯電した前記インク層のインクを冷
却固化する前に転写電界形成用ローラを用いて転写電界
による静電引力により前記インク層に接触又は近接配置
された記録紙に転写を行うことにより画像を作成するよ
うにした。
は、インク供給搬送体の導電性支持体上に形成された相
転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層をサーマ
ルヘッドにより画像信号に応じて加熱し、この加熱され
たインク層を加熱量に応じて相転移させて液状化させ、
この液状化されかつ帯電した前記インク層のインクを冷
却固化する前に転写電界形成用ローラを用いて転写電界
による静電引力により前記インク層に接触又は近接配置
された記録紙に転写を行うことにより画像を作成するよ
うにした。
【0011】請求項2記載の発明では、導電性支持体上
に相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有
するインク供給搬送体と、このインク供給搬送体の前記
インク層に接触して加熱しそのインク層を加熱量に応じ
て相転移させて液状化させるサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドにより液状化されかつ帯電した前記インク
層のインクを転写電界による静電引力により接触又は近
接配置された記録紙に転写する転写電界形成用ローラと
より感熱液状化静電転写型記録装置を構成した。
に相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有
するインク供給搬送体と、このインク供給搬送体の前記
インク層に接触して加熱しそのインク層を加熱量に応じ
て相転移させて液状化させるサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドにより液状化されかつ帯電した前記インク
層のインクを転写電界による静電引力により接触又は近
接配置された記録紙に転写する転写電界形成用ローラと
より感熱液状化静電転写型記録装置を構成した。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明において、液状化して得られるインク層のインク
は、転写電界により帯電可能な導電性材料の成分を含ん
で構成した。
発明において、液状化して得られるインク層のインク
は、転写電界により帯電可能な導電性材料の成分を含ん
で構成した。
【0013】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明において、液状化される前又はその後の記録紙に転
写される前の段階で、インク層のインクに電荷を付与し
帯電させる帯電手段を設けた。
発明において、液状化される前又はその後の記録紙に転
写される前の段階で、インク層のインクに電荷を付与し
帯電させる帯電手段を設けた。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項2記載の
発明において、液状化したインクが転写された後に、イ
ンク層の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一
にし、次の印字前に前記インク層の表面を平滑化するイ
ンク層平滑化手段を設けた。
発明において、液状化したインクが転写された後に、イ
ンク層の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一
にし、次の印字前に前記インク層の表面を平滑化するイ
ンク層平滑化手段を設けた。
【0015】請求項6記載の発明では、請求項2記載の
発明において、サーマルヘッドの位置から転写位置に移
動する間までの液状化したインクを、そのインクが固化
する温度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段を設
けた。
発明において、サーマルヘッドの位置から転写位置に移
動する間までの液状化したインクを、そのインクが固化
する温度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段を設
けた。
【0016】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
発明において、サーマルヘッドに印加する電圧又はその
印加時間を変えることによりインク層の液状化の広さと
深さの範囲を変える液状化範囲調節手段を設けた。
発明において、サーマルヘッドに印加する電圧又はその
印加時間を変えることによりインク層の液状化の広さと
深さの範囲を変える液状化範囲調節手段を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明においては、相転移型で特
に過冷却型のインクを使用し、サーマルヘッドによりイ
ンク層を加熱して相転移させて液状化させ、この液状化
されかつ帯電したインクを冷却固化する前に転写電界形
成用ローラを用いて記録紙に転写して画像を作成するよ
うにしたので、インクは固体と液体との界面より分離さ
れしかも液体の状態が安定に保たれるため尾引きが発生
しにくくなり、これにより、画質及び階調性を高くとる
ことが可能となり、また、接触のみならず非接触な状態
でも転写でき接触圧力で画像が変わることがないため厚
さが変わった紙やラフな紙に対しても使用可能となり、
さらに、立上りも早くネガ像も残らない高速印字が行え
る理想的な記録方法を提供することが可能となる。
に過冷却型のインクを使用し、サーマルヘッドによりイ
ンク層を加熱して相転移させて液状化させ、この液状化
されかつ帯電したインクを冷却固化する前に転写電界形
成用ローラを用いて記録紙に転写して画像を作成するよ
うにしたので、インクは固体と液体との界面より分離さ
れしかも液体の状態が安定に保たれるため尾引きが発生
しにくくなり、これにより、画質及び階調性を高くとる
ことが可能となり、また、接触のみならず非接触な状態
でも転写でき接触圧力で画像が変わることがないため厚
さが変わった紙やラフな紙に対しても使用可能となり、
さらに、立上りも早くネガ像も残らない高速印字が行え
る理想的な記録方法を提供することが可能となる。
【0018】請求項2記載の発明においては、相転移性
又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有するインク
供給搬送体を用い、そのインク層にサーマルヘッドを接
触させて加熱しその加熱量に応じて相転移させて液状化
し、この液状化されかつ帯電したインク層のインクを転
写電界形成用ローラを用いて転写電界による静電引力に
より接触又は近接配置された記録紙に転写して画像を作
成するようにしたので、尾引きが発生しにくく、どんな
紙に対しても高画質の印字を高速に得る装置を提供する
ことが可能となり、また、装置自体を小さくし簡単な構
造とすることが可能となる。
又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有するインク
供給搬送体を用い、そのインク層にサーマルヘッドを接
触させて加熱しその加熱量に応じて相転移させて液状化
し、この液状化されかつ帯電したインク層のインクを転
写電界形成用ローラを用いて転写電界による静電引力に
より接触又は近接配置された記録紙に転写して画像を作
成するようにしたので、尾引きが発生しにくく、どんな
紙に対しても高画質の印字を高速に得る装置を提供する
ことが可能となり、また、装置自体を小さくし簡単な構
造とすることが可能となる。
【0019】請求項3記載の発明においては、インクは
転写電界により帯電される導電性材料の成分を含んでい
ることにより、帯電に必要な帯電器の使用が不要とな
り、また、インク全体に電荷を与えてそのインク全体に
紙面に向かう方向の力を同時に作用させ尾引きの発生を
防ぐことが可能となる。
転写電界により帯電される導電性材料の成分を含んでい
ることにより、帯電に必要な帯電器の使用が不要とな
り、また、インク全体に電荷を与えてそのインク全体に
紙面に向かう方向の力を同時に作用させ尾引きの発生を
防ぐことが可能となる。
【0020】請求項4記載の発明においては、帯電手段
を用いてインクに電荷を付与することにより、通常の絶
縁性樹脂をインクの母体材料として使用することが可能
となる。
を用いてインクに電荷を付与することにより、通常の絶
縁性樹脂をインクの母体材料として使用することが可能
となる。
【0021】請求項5記載の発明においては、インク層
平滑化手段を用いてインク層の表面を次の印字前に平滑
化することにより、1個のインク供給搬送体を用いて高
速処理を行うことができ、これにより多数枚のプリント
を作成することが可能となる。
平滑化手段を用いてインク層の表面を次の印字前に平滑
化することにより、1個のインク供給搬送体を用いて高
速処理を行うことができ、これにより多数枚のプリント
を作成することが可能となる。
【0022】請求項6記載の発明においては、液状化イ
ンク温度調節手段を用いてサーマルヘッドの位置から転
写位置に移動する間までの液状化したインクをそのイン
クが固化する温度よりも高く保つことによって、液状化
したインクが固化するのを防止することが可能となる。
ンク温度調節手段を用いてサーマルヘッドの位置から転
写位置に移動する間までの液状化したインクをそのイン
クが固化する温度よりも高く保つことによって、液状化
したインクが固化するのを防止することが可能となる。
【0023】請求項7記載の発明においては、液状化範
囲調節手段を用いてサーマルヘッドに印加する電圧又は
その印加時間を変えてインク層の液状化の広さと深さの
範囲を変えることにより、転写するインク量を任意に変
え、1ドット多値によるなめらかな階調性を得ることが
可能となる。
囲調節手段を用いてサーマルヘッドに印加する電圧又は
その印加時間を変えてインク層の液状化の広さと深さの
範囲を変えることにより、転写するインク量を任意に変
え、1ドット多値によるなめらかな階調性を得ることが
可能となる。
【0024】
【実施例】請求項1,2,4,5記載の発明の一実施例
を図1に基づいて説明する。まず、感熱液状化静電転写
型記録装置の全体構成(請求項2記載の発明に対応す
る)について述べる。インク供給搬送体としてのドナー
ローラ25は、内周側に位置する導電性支持体としての
導電性支持ローラ26(なお、このようなローラに限ら
ず、ベルト状でもよい)と、この導電性支持ローラ26
の外周表面に形成されたインク層27とからなってい
る。一例として、直径30mm、肉厚5mmのアルミパ
イプからなる導電性支持ローラ26の表面に、厚さ5m
mのインク層27を形成することによってドナーローラ
25を構成することができる。前記導電性支持ローラ2
6は、通常接地されているが、静電転写ローラ(後述す
る)を接地して転写電圧を印加するようにしてもよい。
また、前記インク層27は、相転移性又は相転移性でか
つ過冷却性の熱特性を有しているが、ここでは、過冷却
性の相転移型ワックスからなるものを用いる。
を図1に基づいて説明する。まず、感熱液状化静電転写
型記録装置の全体構成(請求項2記載の発明に対応す
る)について述べる。インク供給搬送体としてのドナー
ローラ25は、内周側に位置する導電性支持体としての
導電性支持ローラ26(なお、このようなローラに限ら
ず、ベルト状でもよい)と、この導電性支持ローラ26
の外周表面に形成されたインク層27とからなってい
る。一例として、直径30mm、肉厚5mmのアルミパ
イプからなる導電性支持ローラ26の表面に、厚さ5m
mのインク層27を形成することによってドナーローラ
25を構成することができる。前記導電性支持ローラ2
6は、通常接地されているが、静電転写ローラ(後述す
る)を接地して転写電圧を印加するようにしてもよい。
また、前記インク層27は、相転移性又は相転移性でか
つ過冷却性の熱特性を有しているが、ここでは、過冷却
性の相転移型ワックスからなるものを用いる。
【0025】このようなドナーローラ25のインク層2
7の外周面には、熱転写用のサーマルヘッド28が接触
して設けられている。このサーマルヘッド28は、イン
ク層27を加熱しその加熱量に応じて相転移させて液状
化したインク(図示せず)を得る。このサーマルヘッド
28の一例としては、画像書込み用の1ラインヘッドか
らなり、210mm幅、400DPIで構成され、その
ヘッドの表面には溌油性の処理が施されている。なお、
将来的なことを考えて600DPIとしてもよい。
7の外周面には、熱転写用のサーマルヘッド28が接触
して設けられている。このサーマルヘッド28は、イン
ク層27を加熱しその加熱量に応じて相転移させて液状
化したインク(図示せず)を得る。このサーマルヘッド
28の一例としては、画像書込み用の1ラインヘッドか
らなり、210mm幅、400DPIで構成され、その
ヘッドの表面には溌油性の処理が施されている。なお、
将来的なことを考えて600DPIとしてもよい。
【0026】このサーマルヘッド28が配置されたドナ
ーローラ25のインク層27の外周面には、転写電界形
成用ローラとしての静電転写ローラ29が接触して配置
されている。なお、ここでは接触して配置するが、イン
ク層27に近接してギャップを形成して配置させるよう
にしてもよい。この静電転写ローラ29は、サーマルヘ
ッド28により液状化されかつ帯電したインク層27の
インクを記録紙としての転写紙30側に転移させるため
の転写電界を形成する。この静電転写ローラ29の一例
としては、非帯電性テフロンコートされたSUSの直径
10mmの丸棒を用い、10〜100g/cmの軽い圧
力でインク層27に接触して構成することができる。こ
の場合、転写電圧の値としては、帯電した液状のインク
を転写紙30に静電引力により転写するために、50〜
500Vの電圧を印加する。また、転写紙30として
は、ワックスインクを使用しているためOHP用紙を含
む全ての紙を使用することができ、10〜40mm/秒
で搬送することにより、1分間に2〜8枚のプリントを
作成することが可能である。
ーローラ25のインク層27の外周面には、転写電界形
成用ローラとしての静電転写ローラ29が接触して配置
されている。なお、ここでは接触して配置するが、イン
ク層27に近接してギャップを形成して配置させるよう
にしてもよい。この静電転写ローラ29は、サーマルヘ
ッド28により液状化されかつ帯電したインク層27の
インクを記録紙としての転写紙30側に転移させるため
の転写電界を形成する。この静電転写ローラ29の一例
としては、非帯電性テフロンコートされたSUSの直径
10mmの丸棒を用い、10〜100g/cmの軽い圧
力でインク層27に接触して構成することができる。こ
の場合、転写電圧の値としては、帯電した液状のインク
を転写紙30に静電引力により転写するために、50〜
500Vの電圧を印加する。また、転写紙30として
は、ワックスインクを使用しているためOHP用紙を含
む全ての紙を使用することができ、10〜40mm/秒
で搬送することにより、1分間に2〜8枚のプリントを
作成することが可能である。
【0027】また、この他に、本装置には以下に述べる
ような機構が設けられている。サーマルヘッド28と静
電転写ローラ29とが配置されたドナーローラ25のイ
ンク層27の外周面には、インク層平滑化手段としての
平坦化ローラ31が接触した形で配置されている(請求
項5記載の発明に対応する)。この平坦化ローラ31に
は、液状化したインクが転写された後に、インク層27
の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一にし、
次の印字前にそのインク層27の表面を平滑化する働き
がある。この平坦化ローラ31としては、静電転写ロー
ラ29と同一のものを使用することができ、加圧力を大
きくして使用でき、場合によっては加熱して使用するこ
とができる。
ような機構が設けられている。サーマルヘッド28と静
電転写ローラ29とが配置されたドナーローラ25のイ
ンク層27の外周面には、インク層平滑化手段としての
平坦化ローラ31が接触した形で配置されている(請求
項5記載の発明に対応する)。この平坦化ローラ31に
は、液状化したインクが転写された後に、インク層27
の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一にし、
次の印字前にそのインク層27の表面を平滑化する働き
がある。この平坦化ローラ31としては、静電転写ロー
ラ29と同一のものを使用することができ、加圧力を大
きくして使用でき、場合によっては加熱して使用するこ
とができる。
【0028】サーマルヘッド28と静電転写ローラ29
との間に位置し、ドナーローラ25のインク層27の外
周面に近接した位置には、帯電手段としての帯電器32
が配置されている(請求項4記載の発明に対応する)。
この帯電器32は、液状化される前又はその後の記録紙
30に転写される前の段階で、インク層27のインクに
電荷を付与し帯電させる働きがある。この場合、帯電器
32としては、電子写真技術で感光体やトナー(図示せ
ず)に電荷を付与するための、コロトロン、スコロトロ
ン(ここで用いるもの)、帯電ローラ、摩擦帯電部材、
電荷注入用電極等を全て使用することができる。なお、
上述したような本装置において、液状化したインクの温
度が転写前に固形化温度まで下がる可能性がある場合に
は、加熱保温装置(図示せず)を付加する必要がある。
との間に位置し、ドナーローラ25のインク層27の外
周面に近接した位置には、帯電手段としての帯電器32
が配置されている(請求項4記載の発明に対応する)。
この帯電器32は、液状化される前又はその後の記録紙
30に転写される前の段階で、インク層27のインクに
電荷を付与し帯電させる働きがある。この場合、帯電器
32としては、電子写真技術で感光体やトナー(図示せ
ず)に電荷を付与するための、コロトロン、スコロトロ
ン(ここで用いるもの)、帯電ローラ、摩擦帯電部材、
電荷注入用電極等を全て使用することができる。なお、
上述したような本装置において、液状化したインクの温
度が転写前に固形化温度まで下がる可能性がある場合に
は、加熱保温装置(図示せず)を付加する必要がある。
【0029】このような構成において、本装置を用いて
感熱液状化静電転写による記録方法について説明する
(請求項1記載の発明に対応する)。なお、本実施例に
おける記録方法としては、普通のインク33(インク3
3の母体材料として、絶縁性樹脂を用いたもの)を使用
し、インク層27の周囲に配置された帯電器32により
インク33に電荷を付与する場合について述べる。
感熱液状化静電転写による記録方法について説明する
(請求項1記載の発明に対応する)。なお、本実施例に
おける記録方法としては、普通のインク33(インク3
3の母体材料として、絶縁性樹脂を用いたもの)を使用
し、インク層27の周囲に配置された帯電器32により
インク33に電荷を付与する場合について述べる。
【0030】ドナーローラ25の回転に伴って過冷却性
の相転移型ワックスからなるインク層27をサーマルヘ
ッド28を用いてその発熱素子(図示せず、この発熱素
子は画素に対応する)毎に加熱すると、抵抗の面積内で
インク層27の表面から数μmの深さで温度が液状化温
度(T1)を超えて固形インクが液状となる。この時、
サーマルヘッド28に印加する電圧又はその電圧印加時
間を変えると、T1温度を超える体積が電圧又は電圧印
加時間に比例して変化し、これにより画素毎に濃度を変
えることができる。次に、このようにして液状化された
インク33を有するインク層27の表面を、スコロトロ
ンの帯電器32を用いて、非接触な状態でコロナ放電に
より帯電する。この場合、液状化したインク33の部分
も固体インクの部分も共に帯電するが、固体インクの部
分では転写の静電引力が作用しても転写しないので何ら
問題ない。次に、このようにして帯電し液状化したイン
ク33がドナーローラ25の回転に伴って静電転写ロー
ラ29の下方に到達した時、静電転写ローラ29側から
インク33の帯電極性とは逆極性の転写電界を作用させ
ると、静電引力により帯電したインク33はドナーロー
ラ25側から転写紙30の表面に転移する。この場合、
ドナーローラ25と転写紙30との間にギャップが生じ
ていても、帯電したインク33は静電引力でそのギャッ
プ間を飛翔して転移することができる。次に、このよう
にして転移して転写紙30(普通紙)に付着したインク
滴は、転写紙30の搬送中に自然に冷却されて固化温度
(Ts)以下となって強固に定着し、これにより所望と
する画像の作成が行われたことになる。その後、このよ
うにして液状化したインク33が転移したことによっ
て、ドナーローラ25の表面に発生した凹部は平坦化ロ
ーラ31によりその表面が平坦化され、次の印字へと進
むことになる。
の相転移型ワックスからなるインク層27をサーマルヘ
ッド28を用いてその発熱素子(図示せず、この発熱素
子は画素に対応する)毎に加熱すると、抵抗の面積内で
インク層27の表面から数μmの深さで温度が液状化温
度(T1)を超えて固形インクが液状となる。この時、
サーマルヘッド28に印加する電圧又はその電圧印加時
間を変えると、T1温度を超える体積が電圧又は電圧印
加時間に比例して変化し、これにより画素毎に濃度を変
えることができる。次に、このようにして液状化された
インク33を有するインク層27の表面を、スコロトロ
ンの帯電器32を用いて、非接触な状態でコロナ放電に
より帯電する。この場合、液状化したインク33の部分
も固体インクの部分も共に帯電するが、固体インクの部
分では転写の静電引力が作用しても転写しないので何ら
問題ない。次に、このようにして帯電し液状化したイン
ク33がドナーローラ25の回転に伴って静電転写ロー
ラ29の下方に到達した時、静電転写ローラ29側から
インク33の帯電極性とは逆極性の転写電界を作用させ
ると、静電引力により帯電したインク33はドナーロー
ラ25側から転写紙30の表面に転移する。この場合、
ドナーローラ25と転写紙30との間にギャップが生じ
ていても、帯電したインク33は静電引力でそのギャッ
プ間を飛翔して転移することができる。次に、このよう
にして転移して転写紙30(普通紙)に付着したインク
滴は、転写紙30の搬送中に自然に冷却されて固化温度
(Ts)以下となって強固に定着し、これにより所望と
する画像の作成が行われたことになる。その後、このよ
うにして液状化したインク33が転移したことによっ
て、ドナーローラ25の表面に発生した凹部は平坦化ロ
ーラ31によりその表面が平坦化され、次の印字へと進
むことになる。
【0031】上述したように、相転移型で特に過冷却型
のインク33を使用し、サーマルヘッド28によりイン
ク層27を加熱して相転移させて液状化させ、この液状
化されかつ帯電器32により帯電したインク33を冷却
固化する前に静電転写ローラ29を用いて転写紙30に
転写することによって、インク33は液体の状態が安定
に保たれしかも固体と液体との界面より分離されるた
め、従来のような‘尾引き’が発生しにくくなり、これ
により、高画質の印字が高速に行え、しかも、階調性を
高くとることができる装置を提供することができる。ま
た、接触のみならず非接触な状態でも転写でき、接触圧
力で画像が変わることがないため、厚さが変わった紙や
ラフな紙のようなどんな紙に対しても使用可能となり、
立上りも早くネガ像も残らない理想的な記録方法を提供
することができる。さらに、インク33の定着は自然冷
却により行うことができるため、定着装置が不要とな
り、これにより装置の小型化を図り、簡素な構造とする
ことができる。
のインク33を使用し、サーマルヘッド28によりイン
ク層27を加熱して相転移させて液状化させ、この液状
化されかつ帯電器32により帯電したインク33を冷却
固化する前に静電転写ローラ29を用いて転写紙30に
転写することによって、インク33は液体の状態が安定
に保たれしかも固体と液体との界面より分離されるた
め、従来のような‘尾引き’が発生しにくくなり、これ
により、高画質の印字が高速に行え、しかも、階調性を
高くとることができる装置を提供することができる。ま
た、接触のみならず非接触な状態でも転写でき、接触圧
力で画像が変わることがないため、厚さが変わった紙や
ラフな紙のようなどんな紙に対しても使用可能となり、
立上りも早くネガ像も残らない理想的な記録方法を提供
することができる。さらに、インク33の定着は自然冷
却により行うことができるため、定着装置が不要とな
り、これにより装置の小型化を図り、簡素な構造とする
ことができる。
【0032】また、本実施例では、帯電器32を用いて
インク33に電荷を付与することにより、通常の絶縁性
樹脂をインク33の母体材料として使用することができ
る。さらに、平坦化ローラ31を用いてインク層27の
表面を次の印字前に平滑化することにより、1個のドナ
ーローラ25を用いて高速処理を行い、多数枚のプリン
トを作成することができる。
インク33に電荷を付与することにより、通常の絶縁性
樹脂をインク33の母体材料として使用することができ
る。さらに、平坦化ローラ31を用いてインク層27の
表面を次の印字前に平滑化することにより、1個のドナ
ーローラ25を用いて高速処理を行い、多数枚のプリン
トを作成することができる。
【0033】次に、請求項3記載の発明の一実施例につ
いて説明する。なお、前述した請求項1,2,4,5記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
いて説明する。なお、前述した請求項1,2,4,5記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0034】前述した実施例では、感熱液状化静電転写
型記録装置(図1参照)において、普通の絶縁性樹脂を
母体材料とするインク33を用いて記録を行う場合につ
いて述べたが、本実施例では、そのインク33の材料と
して特殊な成分を含むものを用いた場合について述べる
ものである。すなわち、液状化して得られるインク層2
7のインク33に、転写電界により帯電可能な導電性材
料の成分を含んで構成した。一般に帯電器32を用いて
電荷を付与する通常のインク33は、エチルベンゼンス
ルホアミド又はポリエチレングリコール又はポリウレタ
ン等からなるワックスと、ニグロシン等からなる着色剤
とを基本構成としてこれらを種々に組み合わせて形成さ
れている。本実施例では、そのような成分からなるイン
ク33に、ポリエチレンオキシドやポリアニリン等の帯
電可能な材料を導電性材料として付加させることによっ
て特殊なインク材料として構成したものである。なお、
ポリエチレンオキシドは無色透明であるが、ポリアニリ
ンは青色を有するため、着色剤を使用しなくてもインク
33を構成することができる。以下、特殊なインク33
の具体的な構成例を、インク処方1〜インク処方3とし
て挙げておく。
型記録装置(図1参照)において、普通の絶縁性樹脂を
母体材料とするインク33を用いて記録を行う場合につ
いて述べたが、本実施例では、そのインク33の材料と
して特殊な成分を含むものを用いた場合について述べる
ものである。すなわち、液状化して得られるインク層2
7のインク33に、転写電界により帯電可能な導電性材
料の成分を含んで構成した。一般に帯電器32を用いて
電荷を付与する通常のインク33は、エチルベンゼンス
ルホアミド又はポリエチレングリコール又はポリウレタ
ン等からなるワックスと、ニグロシン等からなる着色剤
とを基本構成としてこれらを種々に組み合わせて形成さ
れている。本実施例では、そのような成分からなるイン
ク33に、ポリエチレンオキシドやポリアニリン等の帯
電可能な材料を導電性材料として付加させることによっ
て特殊なインク材料として構成したものである。なお、
ポリエチレンオキシドは無色透明であるが、ポリアニリ
ンは青色を有するため、着色剤を使用しなくてもインク
33を構成することができる。以下、特殊なインク33
の具体的な構成例を、インク処方1〜インク処方3とし
て挙げておく。
【0035】 〔インク処方1〕 エチルベンゼンスルホアミド 70(重量部) (富士アミドケミカル社製、EBSA) ニグロシン 3(重量部) ポリエチレンオキシド(分子量8000) 27(重量部) この処方の粉体組成物を混合した後、100°Cに加熱
し金属基板上にインク層27を形成した。なお、初期的
な実験としては、ドナーローラ25ではなく、平板状の
インクシートとして作成した。
し金属基板上にインク層27を形成した。なお、初期的
な実験としては、ドナーローラ25ではなく、平板状の
インクシートとして作成した。
【0036】 〔インク処方2〕 エチルベンゼンスルホアミド 60(重量部) ポリアニリン 35(重量部) 液状ポリウレタン 5(重量部) (商品名、デスモフェン670) この処方の粉体組成物を混合した後、100°Cに加熱
し金属板上にインク層27を形成した。
し金属板上にインク層27を形成した。
【0037】 〔インク処方3〕 エチルベンゼンスルホアミド 60(重量部) ポリアニリン 20(重量部) ニグロシン 3(重量部) ポリエチレングリコール(分子量3000) 17(重量部) N−メチルピロリドン(溶媒) 400(重量部) なお、重量部とは重量(wt)%を意味し、また、溶媒
400wt%により固形分溶液20wt%の溶液とな
る。この処方の溶液を金属基板上に塗布し、80°Cで
減圧乾燥してインクシートを作成した。このようにして
作成したインクシートを細い半田ごての先端で加熱し帯
電したフィルムを近づけた時、その一部が飛翔してフィ
ルムに付着した(この電界による帯電飛翔現象について
は後述する)。また、同様に加熱溶融し、帯電フィルム
を軽く接触させた時、加熱部分が帯電フィルムに転移し
た。ポリアニリンやポリエチレンオキシドを除いた通常
のインクの場合は、軽い接触では転移せず、また、転移
してもその一部だけであった。
400wt%により固形分溶液20wt%の溶液とな
る。この処方の溶液を金属基板上に塗布し、80°Cで
減圧乾燥してインクシートを作成した。このようにして
作成したインクシートを細い半田ごての先端で加熱し帯
電したフィルムを近づけた時、その一部が飛翔してフィ
ルムに付着した(この電界による帯電飛翔現象について
は後述する)。また、同様に加熱溶融し、帯電フィルム
を軽く接触させた時、加熱部分が帯電フィルムに転移し
た。ポリアニリンやポリエチレンオキシドを除いた通常
のインクの場合は、軽い接触では転移せず、また、転移
してもその一部だけであった。
【0038】次に、上述したような特殊な材料からなる
インク33を、電界中においた場合における帯電現象に
ついて説明する。この帯電実験に使用した固体粉末は、
ポリアニリンとポリエチレンオキシドの2種類とする。
まず、第一の実験例について述べる。今、片面にアルミ
蒸着された厚さ50μmのマイラーフィルムを+200
0Vに帯電し、アース板上に散布されたポリアニリン粉
末上10mmに近づけると、ポリアニリン粉末は一斉に
飛翔してマイラーフィルムに付着した(間隔が200μ
mならば35Vでも飛翔した)。その状態で表面電位を
測定すると、+2000Vより+1000Vに低下し
た。また、−2000Vに帯電し、ポリアニリン粉末に
接近させた場合も同様に飛翔してマイラーフィルムの表
面電位が約半分に低下した。この場合、飛翔前のポリア
ニリン粉末の表面電位を測定したところ、+2Vであっ
た。この結果より、ポリアニリン粉末は通常電荷を有し
ていず、電界の下に置かれると、正負いずれにも大きな
電荷を得て、それに働く静電力で飛翔したことがわか
る。この時の帯電量を計算すると、37μc/gとなっ
た(ただし、アース板上でのポリアニリン粉末の付着量
を1.0mg/cm3 、マイラーフィルムの比誘電率を
2.1とした)。このような電荷は、+2000Vで1
0mm離れたマイラーフィルムの電界でアース板上に誘
起された電子がポリアニリンに電荷注入したものと考え
られるが、この注入電荷による帯電量を計算すると、
0.18μc/gにしかならない(ただし、散布量を
1.0mg/cm2 とした)。なお、上述したようなポ
リアニリンの電界による帯電現象は、ポリアニリン粉末
が導体上でなく、紙やマイラーフィルムのような絶縁体
上や、ポリアニリン自身のフィルム上に置かれた場合も
同様に起こった。このようなことから、ここでの帯電現
象は、電極からの電荷注入現象ではなく、支持体にはよ
らないことがわかる。
インク33を、電界中においた場合における帯電現象に
ついて説明する。この帯電実験に使用した固体粉末は、
ポリアニリンとポリエチレンオキシドの2種類とする。
まず、第一の実験例について述べる。今、片面にアルミ
蒸着された厚さ50μmのマイラーフィルムを+200
0Vに帯電し、アース板上に散布されたポリアニリン粉
末上10mmに近づけると、ポリアニリン粉末は一斉に
飛翔してマイラーフィルムに付着した(間隔が200μ
mならば35Vでも飛翔した)。その状態で表面電位を
測定すると、+2000Vより+1000Vに低下し
た。また、−2000Vに帯電し、ポリアニリン粉末に
接近させた場合も同様に飛翔してマイラーフィルムの表
面電位が約半分に低下した。この場合、飛翔前のポリア
ニリン粉末の表面電位を測定したところ、+2Vであっ
た。この結果より、ポリアニリン粉末は通常電荷を有し
ていず、電界の下に置かれると、正負いずれにも大きな
電荷を得て、それに働く静電力で飛翔したことがわか
る。この時の帯電量を計算すると、37μc/gとなっ
た(ただし、アース板上でのポリアニリン粉末の付着量
を1.0mg/cm3 、マイラーフィルムの比誘電率を
2.1とした)。このような電荷は、+2000Vで1
0mm離れたマイラーフィルムの電界でアース板上に誘
起された電子がポリアニリンに電荷注入したものと考え
られるが、この注入電荷による帯電量を計算すると、
0.18μc/gにしかならない(ただし、散布量を
1.0mg/cm2 とした)。なお、上述したようなポ
リアニリンの電界による帯電現象は、ポリアニリン粉末
が導体上でなく、紙やマイラーフィルムのような絶縁体
上や、ポリアニリン自身のフィルム上に置かれた場合も
同様に起こった。このようなことから、ここでの帯電現
象は、電極からの電荷注入現象ではなく、支持体にはよ
らないことがわかる。
【0039】また、第二の実験例について述べる。ポリ
アニリンを溶剤に溶かし、スプレーコート法で厚さ1
4、1μmの面積のポリアニリンフィルム層を作成し、
前記第一の実験例と同様に、+2000Vに帯電したマ
イラーフィルムを接近させてみたが、動くこともなく帯
電もしていなかった。このようなフィルムを剥がして1
〜5mm角の小片を作成し、この小片に帯電したマイラ
ーフィルムを接近させたところ、エッジを先頭にして立
った状態で飛翔した。このように飛翔しマイラーフィル
ムに平に付着したポリアニリンフィルム片の電位を測定
したところ、約−200Vであった。このような実験結
果から、ポリアニリンフィルム片のエッジに外部電界で
それと異極性の電荷が多量に発生し、その電荷に作用す
る静電引力でエッジから飛翔し、付着して平になった後
は、フィルム片全体にその電荷が広がって、粉末の場合
よりは低い電位を示したものと考えられる。エッジの電
荷のみで広い面積の非帯電部分を牽引して帯電させたわ
けであるが、このことは言い換えると、ポリアニリンは
帯電対象となるエッジ部分のみにあればよいことがわか
る。
アニリンを溶剤に溶かし、スプレーコート法で厚さ1
4、1μmの面積のポリアニリンフィルム層を作成し、
前記第一の実験例と同様に、+2000Vに帯電したマ
イラーフィルムを接近させてみたが、動くこともなく帯
電もしていなかった。このようなフィルムを剥がして1
〜5mm角の小片を作成し、この小片に帯電したマイラ
ーフィルムを接近させたところ、エッジを先頭にして立
った状態で飛翔した。このように飛翔しマイラーフィル
ムに平に付着したポリアニリンフィルム片の電位を測定
したところ、約−200Vであった。このような実験結
果から、ポリアニリンフィルム片のエッジに外部電界で
それと異極性の電荷が多量に発生し、その電荷に作用す
る静電引力でエッジから飛翔し、付着して平になった後
は、フィルム片全体にその電荷が広がって、粉末の場合
よりは低い電位を示したものと考えられる。エッジの電
荷のみで広い面積の非帯電部分を牽引して帯電させたわ
けであるが、このことは言い換えると、ポリアニリンは
帯電対象となるエッジ部分のみにあればよいことがわか
る。
【0040】以上の2つの実験結果から、帯電機構は、
ポリアニリンやポリエチレンオキシド粉末の不定形の部
分に電界が集中して多量の分極電荷が発生し、その下方
の電荷(電子)が支持体表面にある非常に薄い付着水の
膜内の異極性のイオン(H+)を取り込んで中和し、上
方の電荷(正孔)のみ残って正に帯電したものと考えら
れる。ここで述べた帯電現象は、静電引力による電荷の
飛翔現象を基本として述べているが、前述した2つの実
施例(図1参照)はともに、インク層27と転写紙30
との間にはギャップは存在せず、接触転写を前提として
いるため、そのようなギャップにおける同極性の電荷を
有するインク33間同士の静電反力による画像幅の広が
り(転写紙30面上におけるインク滴の着地点がずれて
所望とする位置よりもずれた位置となること)が発生す
るようなことはなく、これにより画像の劣化が生じるよ
うなことはない。また、非接触転写の場合においても、
導電性の材料からなるインク33全体に転写電界により
電荷を付与し、そのインク33全体に紙面に垂直方向の
力を同時に作用させることができるため、いわゆる尾引
きが発生しにくくなり、この場合にも画像の劣化を防止
することができる。
ポリアニリンやポリエチレンオキシド粉末の不定形の部
分に電界が集中して多量の分極電荷が発生し、その下方
の電荷(電子)が支持体表面にある非常に薄い付着水の
膜内の異極性のイオン(H+)を取り込んで中和し、上
方の電荷(正孔)のみ残って正に帯電したものと考えら
れる。ここで述べた帯電現象は、静電引力による電荷の
飛翔現象を基本として述べているが、前述した2つの実
施例(図1参照)はともに、インク層27と転写紙30
との間にはギャップは存在せず、接触転写を前提として
いるため、そのようなギャップにおける同極性の電荷を
有するインク33間同士の静電反力による画像幅の広が
り(転写紙30面上におけるインク滴の着地点がずれて
所望とする位置よりもずれた位置となること)が発生す
るようなことはなく、これにより画像の劣化が生じるよ
うなことはない。また、非接触転写の場合においても、
導電性の材料からなるインク33全体に転写電界により
電荷を付与し、そのインク33全体に紙面に垂直方向の
力を同時に作用させることができるため、いわゆる尾引
きが発生しにくくなり、この場合にも画像の劣化を防止
することができる。
【0041】次に、前記2つの実験例を考慮に入れ、イ
ンク処方1〜インク処方3で述べたような帯電可能な特
殊なインク33を用い、帯電器32なしの転写電界のみ
でインク33を帯電して画像を作成する場合を図1に基
づいて説明する。なお、ここでは、図1中の帯電器32
は存在しないものとする。
ンク処方1〜インク処方3で述べたような帯電可能な特
殊なインク33を用い、帯電器32なしの転写電界のみ
でインク33を帯電して画像を作成する場合を図1に基
づいて説明する。なお、ここでは、図1中の帯電器32
は存在しないものとする。
【0042】まず、過冷却性の相転移性ワックスのイン
ク層27をサーマルヘッド28により画素毎に加熱する
と、抵抗の面積でインク層27の表面から数μmの深さ
で温度が液状化温度(T1)を超え、これにより固形イ
ンクが液状化する。次に、その液状化して得られたイン
ク33は、サーマルヘッド28の下方の位置を通過し自
由空間に出ると、表面張力等で固体インクの上部で大き
さが0.1〜10μmの無数の小球になる。次に、非帯
電状態の小球状のインク33滴が静電転写ローラ29の
下方の位置に到達すると、その静電転写ローラ29によ
る転写電界の作用によりインク33滴はその転写電界と
逆極性に帯電し、静電引力によりドナーローラ25から
転写紙30に転移する。また、この時、ドナーローラ2
5と転写紙30との間にギャップが生じても、帯電した
インク33は静電引力で飛翔して転移する。次に、この
ように転移して転写紙30に付着したインク33滴は、
転写紙30の搬送中に自然に冷えて固化温度(Ts)以
下となり、転写紙30に強固に定着し、これにより画像
の作成が行われる。その後、液状化したインク33は転
移したことにより、ドナーローラ25の表面に生じた凹
部は、平坦化ローラ31により平坦化される。
ク層27をサーマルヘッド28により画素毎に加熱する
と、抵抗の面積でインク層27の表面から数μmの深さ
で温度が液状化温度(T1)を超え、これにより固形イ
ンクが液状化する。次に、その液状化して得られたイン
ク33は、サーマルヘッド28の下方の位置を通過し自
由空間に出ると、表面張力等で固体インクの上部で大き
さが0.1〜10μmの無数の小球になる。次に、非帯
電状態の小球状のインク33滴が静電転写ローラ29の
下方の位置に到達すると、その静電転写ローラ29によ
る転写電界の作用によりインク33滴はその転写電界と
逆極性に帯電し、静電引力によりドナーローラ25から
転写紙30に転移する。また、この時、ドナーローラ2
5と転写紙30との間にギャップが生じても、帯電した
インク33は静電引力で飛翔して転移する。次に、この
ように転移して転写紙30に付着したインク33滴は、
転写紙30の搬送中に自然に冷えて固化温度(Ts)以
下となり、転写紙30に強固に定着し、これにより画像
の作成が行われる。その後、液状化したインク33は転
移したことにより、ドナーローラ25の表面に生じた凹
部は、平坦化ローラ31により平坦化される。
【0043】上述したように、インク33を転写電界に
より帯電される導電性材料の成分を含んだ材料により構
成することによって、帯電に必要な帯電器32の使用が
不要となる。また、このような特殊な材料を含んだイン
ク33全体に転写電界により電荷を与えることによっ
て、そのインク33全体に紙面に向かう垂直方向の力を
同時に作用させることができるため、いわゆる尾引きの
発生を防ぐことができる。従って、このようなことか
ら、転写紙30とインク層27とが接触状態である時の
みならず、非接触な状態でも尾引きを発生させることな
く転写することができるため、ラフ紙や転写紙30の厚
さが変わったような場合でも何ら問題なく良好な画像を
得ることができる。
より帯電される導電性材料の成分を含んだ材料により構
成することによって、帯電に必要な帯電器32の使用が
不要となる。また、このような特殊な材料を含んだイン
ク33全体に転写電界により電荷を与えることによっ
て、そのインク33全体に紙面に向かう垂直方向の力を
同時に作用させることができるため、いわゆる尾引きの
発生を防ぐことができる。従って、このようなことか
ら、転写紙30とインク層27とが接触状態である時の
みならず、非接触な状態でも尾引きを発生させることな
く転写することができるため、ラフ紙や転写紙30の厚
さが変わったような場合でも何ら問題なく良好な画像を
得ることができる。
【0044】次に、請求項6記載の発明の一実施例を図
2に基づいて説明する。なお、前述した請求項1〜5記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
2に基づいて説明する。なお、前述した請求項1〜5記
載の発明と同一部分についての説明は省略し、その同一
部分については同一符号を用いる。
【0045】図1の感熱液状化静電転写型記録装置にお
いて、ドナーローラ25のインク層27の熱特性とし
て、熱量に応じて徐々に粘度が低下する通常の熱溶融性
の樹脂(ワックス)をインク33として使用することは
できる。しかしながら、ある温度(液状化温度T1)で
急に固体から液化(相転移)し、その液化した温度から
かなり冷しても液体のまま(過冷却性)で別のある温度
(固化温度Ts)まで下がると急に液体から固体に戻る
タイプの熱特性をもつインク33が本装置上は扱い易
い。図2は、そのような熱特性をもつ過冷却性のインク
33の温度に対する粘度変化の一例を示すものである。
この図2から、温度が上昇し60°Cになると急に液化
し、その温度から徐々に温度を下げて行くと30°Cで
急に固化することがわかる。
いて、ドナーローラ25のインク層27の熱特性とし
て、熱量に応じて徐々に粘度が低下する通常の熱溶融性
の樹脂(ワックス)をインク33として使用することは
できる。しかしながら、ある温度(液状化温度T1)で
急に固体から液化(相転移)し、その液化した温度から
かなり冷しても液体のまま(過冷却性)で別のある温度
(固化温度Ts)まで下がると急に液体から固体に戻る
タイプの熱特性をもつインク33が本装置上は扱い易
い。図2は、そのような熱特性をもつ過冷却性のインク
33の温度に対する粘度変化の一例を示すものである。
この図2から、温度が上昇し60°Cになると急に液化
し、その温度から徐々に温度を下げて行くと30°Cで
急に固化することがわかる。
【0046】そこで、本実施例では、この図2のような
熱特性をもつインク33を本装置に有効に活用させるた
めに、以下のような構成要件とした。すなわち、サーマ
ルヘッド28の位置から転写位置Lに移動する間までの
液状化したインク33を、そのインク33が固化する温
度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段(図示せ
ず)を設けたものである。これにより、図1の装置にお
いて、感熱液状化静電転写による記録を行う際に、液状
化インク温度調節手段を用い、サーマルヘッド28の位
置から転写位置Lに移動する間は、液状化したインク3
3をそのインク33が固化する固化温度T1よりも高く
保つことによって、液状化したインク33が固化するの
を防止することができ、これにより、転写精度を一段と
高めることができる。
熱特性をもつインク33を本装置に有効に活用させるた
めに、以下のような構成要件とした。すなわち、サーマ
ルヘッド28の位置から転写位置Lに移動する間までの
液状化したインク33を、そのインク33が固化する温
度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段(図示せ
ず)を設けたものである。これにより、図1の装置にお
いて、感熱液状化静電転写による記録を行う際に、液状
化インク温度調節手段を用い、サーマルヘッド28の位
置から転写位置Lに移動する間は、液状化したインク3
3をそのインク33が固化する固化温度T1よりも高く
保つことによって、液状化したインク33が固化するの
を防止することができ、これにより、転写精度を一段と
高めることができる。
【0047】次に、請求項7記載の発明の一実施例につ
いて説明する。なお、前述した請求項1〜6記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
いて説明する。なお、前述した請求項1〜6記載の発明
と同一部分についての説明は省略し、その同一部分につ
いては同一符号を用いる。
【0048】感熱液状化静電転写型記録装置(図1参
照)において、サーマルヘッド28を用いてインク層2
7を加熱するような場合、インク層27のどの位の範囲
(広さと深さ)が液状化するかが、画質や階調性の点か
ら見て一つのキーポイントになる。そこで、本実施例で
は、このような点に鑑み、サーマルヘッド28に印加す
る電圧又は印加時間を変えることによりインク層27の
液状化の広さと深さの範囲を変える液状化範囲調節手段
(図示せず)を設けた。
照)において、サーマルヘッド28を用いてインク層2
7を加熱するような場合、インク層27のどの位の範囲
(広さと深さ)が液状化するかが、画質や階調性の点か
ら見て一つのキーポイントになる。そこで、本実施例で
は、このような点に鑑み、サーマルヘッド28に印加す
る電圧又は印加時間を変えることによりインク層27の
液状化の広さと深さの範囲を変える液状化範囲調節手段
(図示せず)を設けた。
【0049】今、インク層27に接触するサーマルヘッ
ド28へ印加する電圧を下げるか、印加時間を短縮して
サーマルヘッド28の温度を下げることによって、液状
化する広さと深さの範囲が減少して、液状化体積が減少
する。また、これとは逆に、サーマルヘッド28に印加
する電圧を上げるか印加時間を増加させることによっ
て、液状化する広さと深さの範囲が増加して液状化体積
が増加する。このような現象を利用して、液状化範囲調
節手段を用いてサーマルヘッド28に印加する電圧又は
印加時間を変えてインク層27の液状化の広さと深さの
範囲を変えることによって、印字する画素の大きさと濃
度とを任意に変えることができ、これにより、1ドット
(画素)多値によるなめらかな階調性を実現することが
できるようになる。
ド28へ印加する電圧を下げるか、印加時間を短縮して
サーマルヘッド28の温度を下げることによって、液状
化する広さと深さの範囲が減少して、液状化体積が減少
する。また、これとは逆に、サーマルヘッド28に印加
する電圧を上げるか印加時間を増加させることによっ
て、液状化する広さと深さの範囲が増加して液状化体積
が増加する。このような現象を利用して、液状化範囲調
節手段を用いてサーマルヘッド28に印加する電圧又は
印加時間を変えてインク層27の液状化の広さと深さの
範囲を変えることによって、印字する画素の大きさと濃
度とを任意に変えることができ、これにより、1ドット
(画素)多値によるなめらかな階調性を実現することが
できるようになる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、インク供給搬送
体の導電性支持体上に形成された相転移性又は相転移性
でかつ過冷却性のインク層をサーマルヘッドにより画像
信号に応じて加熱し、この加熱されたインク層を加熱量
に応じて相転移させて液状化させ、この液状化されかつ
帯電した前記インク層のインクを冷却固化する前に転写
電界形成用ローラを用いて転写電界による静電引力によ
り前記インク層に接触又は近接配置された記録紙に転写
を行うことにより画像を作成するようにしたので、イン
クを相転移型とすることにより固体と液体との界面より
分離され易くなりさらに過冷却型とすることにより液体
の状態が安定に保たれることから、いわゆる尾引きが発
生しにくくなり、これにより、画質及び階調性を高くと
り高速印字を行うことができるものである。また、この
ように記録紙とインク層とが接触した状態で転写できる
のみならず、非接触な状態でも転写することができ接触
圧力で画像が変わることがないため、厚さが変わった紙
やラフな紙等のどんな紙に対しても使用することがで
き、しかも、立上りも早くネガ像も残らない理想的な記
録方法を提供することができるものである。
体の導電性支持体上に形成された相転移性又は相転移性
でかつ過冷却性のインク層をサーマルヘッドにより画像
信号に応じて加熱し、この加熱されたインク層を加熱量
に応じて相転移させて液状化させ、この液状化されかつ
帯電した前記インク層のインクを冷却固化する前に転写
電界形成用ローラを用いて転写電界による静電引力によ
り前記インク層に接触又は近接配置された記録紙に転写
を行うことにより画像を作成するようにしたので、イン
クを相転移型とすることにより固体と液体との界面より
分離され易くなりさらに過冷却型とすることにより液体
の状態が安定に保たれることから、いわゆる尾引きが発
生しにくくなり、これにより、画質及び階調性を高くと
り高速印字を行うことができるものである。また、この
ように記録紙とインク層とが接触した状態で転写できる
のみならず、非接触な状態でも転写することができ接触
圧力で画像が変わることがないため、厚さが変わった紙
やラフな紙等のどんな紙に対しても使用することがで
き、しかも、立上りも早くネガ像も残らない理想的な記
録方法を提供することができるものである。
【0051】請求項2記載の発明は、導電性支持体上に
相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有す
るインク供給搬送体と、このインク供給搬送体の前記イ
ンク層に接触して加熱しそのインク層を加熱量に応じて
相転移させて液状化させるサーマルヘッドと、このサー
マルヘッドにより液状化されかつ帯電した前記インク層
のインクを転写電界による静電引力により接触又は近接
配置された記録紙に転写する転写電界形成用ローラとよ
り感熱液状化静電転写型記録装置を構成したので、いわ
ゆる尾引きが発生しにくくなり、どんな紙に対しても高
画質の印字を高速に得る装置を提供することができるも
のである。また、これにより、定着装置が不要となり、
装置自体を小さくして簡単な構造とすることができるも
のである。
相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク層を有す
るインク供給搬送体と、このインク供給搬送体の前記イ
ンク層に接触して加熱しそのインク層を加熱量に応じて
相転移させて液状化させるサーマルヘッドと、このサー
マルヘッドにより液状化されかつ帯電した前記インク層
のインクを転写電界による静電引力により接触又は近接
配置された記録紙に転写する転写電界形成用ローラとよ
り感熱液状化静電転写型記録装置を構成したので、いわ
ゆる尾引きが発生しにくくなり、どんな紙に対しても高
画質の印字を高速に得る装置を提供することができるも
のである。また、これにより、定着装置が不要となり、
装置自体を小さくして簡単な構造とすることができるも
のである。
【0052】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、液状化して得られるインク層のインクは、
転写電界により帯電可能な導電性材料の成分を含んで構
成したので、帯電に必要な帯電器の使用が不要となり、
また、インク全体に電荷を与えてそのインク全体に紙面
に向かう方向の力を同時に作用させこれにより尾引きの
発生を防ぐことができるものである。
明において、液状化して得られるインク層のインクは、
転写電界により帯電可能な導電性材料の成分を含んで構
成したので、帯電に必要な帯電器の使用が不要となり、
また、インク全体に電荷を与えてそのインク全体に紙面
に向かう方向の力を同時に作用させこれにより尾引きの
発生を防ぐことができるものである。
【0053】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、液状化される前又はその後の記録紙に転写
される前の段階で、インク層のインクに電荷を付与し帯
電させる帯電手段を設けたので、インクの母体材料とし
て、特殊なものを用いず通常の絶縁性樹脂を使用するこ
とができるものである。
明において、液状化される前又はその後の記録紙に転写
される前の段階で、インク層のインクに電荷を付与し帯
電させる帯電手段を設けたので、インクの母体材料とし
て、特殊なものを用いず通常の絶縁性樹脂を使用するこ
とができるものである。
【0054】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、液状化したインクが転写された後に、イン
ク層の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一に
し、次の印字前に前記インク層の表面を平滑化するイン
ク層平滑化手段を設けたので、1個のインク供給搬送体
を用いて高速処理を行うことができ、これにより多数枚
のプリントを作成し作業効率を高めることができるもの
である。
明において、液状化したインクが転写された後に、イン
ク層の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一に
し、次の印字前に前記インク層の表面を平滑化するイン
ク層平滑化手段を設けたので、1個のインク供給搬送体
を用いて高速処理を行うことができ、これにより多数枚
のプリントを作成し作業効率を高めることができるもの
である。
【0055】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明において、サーマルヘッドの位置から転写位置に移動
する間までの液状化したインクを、そのインクが固化す
る温度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段を設け
たので、一旦液状化したインクが固化するのを防止する
ことができ、これにより転写効率を高め高画質化を図る
ことができるものである。
明において、サーマルヘッドの位置から転写位置に移動
する間までの液状化したインクを、そのインクが固化す
る温度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段を設け
たので、一旦液状化したインクが固化するのを防止する
ことができ、これにより転写効率を高め高画質化を図る
ことができるものである。
【0056】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明において、サーマルヘッドに印加する電圧又はその印
加時間を変えることによりインク層の液状化の広さと深
さの範囲を変える液状化範囲調節手段を設けたので、転
写するインク量を任意に変え、1ドット多値によるなめ
らかな階調性を得ることができるものである。
明において、サーマルヘッドに印加する電圧又はその印
加時間を変えることによりインク層の液状化の広さと深
さの範囲を変える液状化範囲調節手段を設けたので、転
写するインク量を任意に変え、1ドット多値によるなめ
らかな階調性を得ることができるものである。
【図1】請求項1,2,4,5記載の発明の一実施例で
ある感熱液状化静電転写型記録装置の全体構成を示す正
面図である。
ある感熱液状化静電転写型記録装置の全体構成を示す正
面図である。
【図2】請求項6記載の発明の一実施例である過冷却性
インクの温度に対する粘度変化の様子を示す特性図であ
る。
インクの温度に対する粘度変化の様子を示す特性図であ
る。
【図3】第一の従来例を示す正面図である。
【図4】第二の従来例を示す斜視図である。
【図5】第三の従来例を示す一部を切り欠いた正面図で
ある。
ある。
【図6】第四の従来例を示す正面図である。
25 インク供給搬送体 26 導電性支持体 27 インク層 28 サーマルヘッド 29 転写電界形成用ローラ 30 記録紙 31 インク層平滑化手段 32 帯電手段 33 インク
Claims (7)
- 【請求項1】 インク供給搬送体の導電性支持体上に形
成された相転移性又は相転移性でかつ過冷却性のインク
層をサーマルヘッドにより画像信号に応じて加熱し、こ
の加熱されたインク層を加熱量に応じて相転移させて液
状化させ、この液状化されかつ帯電した前記インク層の
インクを冷却固化する前に転写電界形成用ローラを用い
て転写電界による静電引力により前記インク層に接触又
は近接配置された記録紙に転写を行うことにより画像を
作成するようにしたことを特徴とする感熱液状化静電転
写による記録方法。 - 【請求項2】 導電性支持体上に相転移性又は相転移性
でかつ過冷却性のインク層を有するインク供給搬送体
と、このインク供給搬送体の前記インク層に接触して加
熱しそのインク層を加熱量に応じて相転移させて液状化
させるサーマルヘッドと、このサーマルヘッドにより液
状化されかつ帯電した前記インク層のインクを転写電界
による静電引力により接触又は近接配置された記録紙に
転写する転写電界形成用ローラとよりなることを特徴と
する感熱液状化静電転写型記録装置。 - 【請求項3】 液状化して得られるインク層のインク
は、転写電界により帯電可能な導電性材料の成分を含む
ことを特徴とする請求項2記載の感熱液状化静電転写型
記録装置。 - 【請求項4】 液状化される前又はその後の記録紙に転
写される前の段階で、インク層のインクに電荷を付与し
帯電させる帯電手段を設けたことを特徴とする請求項2
記載の感熱液状化静電転写型記録装置。 - 【請求項5】 液状化したインクが転写された後に、イ
ンク層の表面に発生した凹部に機械的圧力を加えて均一
にし、次の印字前に前記インク層の表面を平滑化するイ
ンク層平滑化手段を設けたことを特徴とする請求項2記
載の感熱液状化静電転写型記録装置。 - 【請求項6】 サーマルヘッドの位置から転写位置に移
動する間までの液状化したインクを、そのインクが固化
する温度よりも高く保つ液状化インク温度調節手段を設
けたことを特徴とする請求項2記載の感熱液状化静電転
写型記録装置。 - 【請求項7】 サーマルヘッドに印加する電圧又はその
印加時間を変えることによりインク層の液状化の広さと
深さの範囲を変える液状化範囲調節手段を設けたことを
特徴とする請求項2記載の感熱液状化静電転写型記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5239301A JPH0789110A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5239301A JPH0789110A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0789110A true JPH0789110A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17042696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5239301A Pending JPH0789110A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 感熱液状化静電転写による記録方法及び感熱液状化静電転写型記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789110A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114347681A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-04-15 | 天津长荣科技集团股份有限公司 | 一种胶印产品转移于凹版印刷的方法 |
| CN117048181A (zh) * | 2023-09-07 | 2023-11-14 | 乐凯华光印刷科技有限公司 | 一种高精度柔版印刷装置 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP5239301A patent/JPH0789110A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114347681A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-04-15 | 天津长荣科技集团股份有限公司 | 一种胶印产品转移于凹版印刷的方法 |
| CN117048181A (zh) * | 2023-09-07 | 2023-11-14 | 乐凯华光印刷科技有限公司 | 一种高精度柔版印刷装置 |
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