JPH07316860A - Si−Ge結合を有する化合物の製造方法 - Google Patents

Si−Ge結合を有する化合物の製造方法

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JPH07316860A
JPH07316860A JP7006479A JP647995A JPH07316860A JP H07316860 A JPH07316860 A JP H07316860A JP 7006479 A JP7006479 A JP 7006479A JP 647995 A JP647995 A JP 647995A JP H07316860 A JPH07316860 A JP H07316860A
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JP
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salt
alloy
compound
bond
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JP7006479A
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English (en)
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Ryoichi Nishida
亮一 西田
Shinichi Kawasaki
真一 川崎
Hiroaki Murase
裕明 村瀬
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操作性良好であり、安全で且つ安価に、高収率
でSi−Ge結合を有する化合物を製造しうる新たな方
法を提供することを主な目的とする。 【構成】Si−Ge結合を有する化合物の製造方法であ
って、ハロシランとハロゲルマンとをAl、Al合金、
Mg、Mg合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn合金
を陽極とし、Li塩を支持電解質とし、Al塩、Mg
塩、Zn塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤とし
て用い、溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反
応に供することにより、Si−Ge結合を有する化合物
を形成させることを特徴とするSi−Ge結合を有する
化合物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、Si−Ge結合を有する化合物
の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】Si−Ge結合を有する化合
物は、光・電子材料などの出発原料として注目されてい
る。
【0003】従来、Si−Ge結合を有する化合物の製
造方法としては、金属ナトリウムなどのアルカリ金属を
用いて、極度に冷却した溶媒中のハロシランにハロゲル
マンを滴下することにより、還元的にカップリングさせ
る方法{J.Organometal Chem.,247(1983) 149-160}、
或いはマグネシウムアマルガムを使用する方法{J.Orga
nometal Chem.,299(1988) 9-13}などが知られている。
しかしながら、これらの方法は、反応温度の制御を必要
とすること、工業的規模での生産に際しては、アルカリ
金属や水銀化合物を大量に使用するので、安全性に大き
な問題があることなどの欠点を有している。
【0004】この様な欠点を解消すべく、以下に示す様
に、ハロシランとハロゲルマンとを室温で電極還元し、
Si−Ge結合を有する化合物を製造するという温和な
条件下での方法が提案されいる{J.Chem.Soc.,Chem.Com
mun.,896,1992、特開平5−331674号公報}。
【0005】すなわち、この方法は、電極としてMg、
Alなどの金属を用い、支持電解質として過塩素酸リチ
ウムなどを用い、溶媒としてテトラヒドロフラン(TH
F)などを用いる方法である。この方法よれば、安全な
金属を陽極に用いる活性な電極還元系を見出したことに
より、環境を汚染することなく、操作性良く、良好な収
率でSi−Ge結合を有する化合物を製造できるように
なった。しかしながら、支持電解質として用いる過塩素
酸リチウムなどの過塩素酸塩は、高価なものであり、ま
た取扱いに留意する必要もあることから、安価で取扱い
の容易な支持電解質を用いる系を見出すことが望まれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、操作性良好
であり、安全で且つ安価に、良好な収率でSi−Ge結
合を有する化合物を製造しうる新たな方法を提供するこ
とを主な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の如き
従来技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の
金属を陽極として用い、且つ特定の溶媒および特定の支
持電解質を用い、ハロシランとハロゲルマンとを電極還
元反応に供することにより、Si−Ge結合を有する化
合物を製造するに際し、反応系内に通電性を確保するた
めの通電助剤として特定の化学物質を存在させる場合に
は、従来技術の問題点が実質的に解消されるか或いは大
幅に軽減されることを見出した。
【0008】すなわち、本発明は下記のSi−Ge結合
を有する化合物の製造方法を提供するものである: 1.Si−Ge結合を有する化合物の製造方法であっ
て、一般式
【0009】
【化10】
【0010】(式中R1、R2およびR3は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロシランと一般式
【0011】
【化11】
【0012】(式中R4、R5およびR6は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロゲルマンとをAl、A
l合金、Mg、Mg合金、Cu、Cu合金、Znまたは
Zn合金を陽極とし、Li塩を支持電解質とし、Al
塩、Fe塩、Mg塩、Zn塩、Sn塩、Co塩、Pd
塩、V塩、Cu塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助
剤として用い、溶媒として非プロトン性溶媒を使用する
電極反応に供することにより、一般式
【0013】
【化12】
【0014】(式中R1、R2、R3、R4、R5およびR6
は、上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する
化合物を製造する方法。
【0015】2.Si−Ge結合を有する化合物の製造
方法であって、一般式
【0016】
【化13】
【0017】(式中R1、R2およびR3は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロシランと一般式
【0018】
【化14】
【0019】(式中R7およびR8は、それぞれ同一或い
は異なって、水素原子、アルキル基、アリール基、アル
コキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を
表す。)で示されるジハロゲルマンとをAl、Al合
金、Mg、Mg合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn
合金を陽極とし、Li塩を支持電解質とし、Al塩、F
e塩、Mg塩、Zn塩、Sn塩、Co塩、Pd塩、V
塩、Cu塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤とし
て用い、溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反
応に供することにより、一般式
【0020】
【化15】
【0021】(式中R1、R2、R3、R7およびR8は、
上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合
物を製造する方法。
【0022】3.Si−Ge結合を有する化合物の製造
方法であって、一般式
【0023】
【化16】
【0024】(式中R4、R5およびR6は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロゲルマンと一般式
【0025】
【化17】
【0026】(式中R9およびR10は、それぞれ同一或
いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール基、ア
ルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子
を表す。)で示されるジハロシランとをAl、Al合
金、Mg、Mg合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn
合金を陽極とし、Li塩を支持電解質とし、Al塩、F
e塩、Mg塩、Zn塩、Sn塩、Co塩、Pd塩、V
塩、Cu塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤とし
て用い、溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反
応に供することにより、一般式
【0027】
【化18】
【0028】(式中R4、R5、R6、R9およびR10は、
上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合
物を製造する方法。
【0029】4.陽極としてAl、Al合金、Mgまた
はMg合金を使用する上記項1〜3のいずれかに記載の
方法。
【0030】5.支持電解質としてLiClを使用する
上記項1〜4のいずれかに記載の方法。
【0031】6.通電助剤としてAlCl3、FeC
2、FeCl3、CoCl2またはCuCl2を使用する
上記項1〜5のいずれかに記載の方法。
【0032】以下においては、上記項1乃至3に記載の
発明をそれぞれ本願第1発明乃至本願第3発明といい、
これらを総括する場合には、単に本発明という。
【0033】1.本願第1発明 本願第1発明における出発原料は、一般式
【0034】
【化19】
【0035】(式中R1、R2およびR3は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロシランと一般式
【0036】
【化20】
【0037】(式中R4、R5およびR6は、それぞれ同
一或いは異なって、水素原子、アルキル基、アリール
基、アルコキシ基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲ
ン原子を表す。)で示されるハロゲルマンとである。
【0038】また、本願第1発明における反応生成物
は、一般式
【0039】
【化21】
【0040】(式中R1、R2、R3、R4、R5およびR6
は、上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する
化合物である。
【0041】一般式(1)で示されるハロシランにおい
て、R1、R2およびR3は、水素原子、アミノ基および
有機置換基(アルキル基、アリール基およびアルコキシ
基)を示す。R1、R2およびR3は、それぞれが相異な
っていても良く、或いは2個以上が同一であっても良
い。アルキル基としては、炭素数1〜10程度のものが
挙げられ、これらの中でも炭素数1〜6のものがより好
ましい。アリール基としては、フェニル基、炭素数1〜
6個のアルキル基の少なくとも1つを置換基として有す
るフェニル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基を置換基
として有するp−アルコキシフェニル基、ナフチル基な
どが挙げられる。アルコキシ基としては、炭素数1〜1
0程度のものが挙げられ、これらの中でも炭素数1〜6
のものがより好ましい。R1、R2およびR3が上記のア
ミノ基および有機置換基である場合には、その水素原子
の少なくとも1つが他のアルキル基、アリール基、アル
コキシ基などの官能基(その炭素数などは、上記と同様
であって良い)により置換されていても良い。
【0042】また、一般式(1)で示されるハロシラン
において、Xはハロゲン原子(Cl、F、Brおよび
I)を示す。ハロゲン原子としては、Clがより好まし
い。
【0043】本発明においては、一般式(1)で表され
るハロシランの1種を単独で使用しても良く、或いは2
種以上を混合使用しても良い。ハロシランは、できるだ
け高純度のものであることが好ましく、例えば、液体の
ハロシランについては、水素化カルシウムにより乾燥
し、蒸留して使用することが好ましく、また、固体のハ
ロシランについては、再結晶法により精製して、使用す
ることが好ましい。
【0044】一般式(2)で示されるハロゲルマンにお
いても、R4、R5およびR6は、水素原子、アミノ基お
よび有機置換基(アルキル基、アリール基およびアルコ
キシ基)を示す。R1、R2およびR3は、それぞれが相
異なっていても良く、或いは2個以上が同一であっても
良い。アルキル基としては、炭素数1〜10程度のもの
が挙げられ、これらの中でも炭素数1〜6のものがより
好ましい。アリール基としては、フェニル基、炭素数1
〜6個のアルキル基の少なくとも1つを置換基として有
するフェニル基、炭素数1〜6個のアルコキシ基を置換
基として有するp−アルコキシフェニル基、ナフチル基
などが挙げられる。アルコキシ基としては、炭素数1〜
10程度のものが挙げられ、これらの中でも炭素数1〜
6のものがより好ましい。R4、R5およびR6が上記の
アミノ基および有機置換基である場合には、その水素原
子の少なくとも1つが他のアルキル基、アリール基、ア
ルコキシ基などの官能基(その炭素数などは、上記と同
様であって良い)により置換されていても良い。
【0045】また、一般式(2)で示されるハロゲルマ
ンにおいても、Xはハロゲン原子(Cl、F、Brおよ
びI)を示す。ハロゲン原子としては、Clがより好ま
しい。
【0046】本発明においては、一般式(2)で表され
るハロゲルマンの1種を単独で使用しても良く、或いは
2種以上を混合使用しても良い。ハロゲルマンも、でき
るだけ高純度であることが好ましいので、ハロシランと
同様に精製して使用することが好ましい。
【0047】一般式(2)で示されるハロゲルマンは、
一般に市販品として入手可能であるが、例えば、グリニ
ャール試薬によるテトラクロロゲルマンの求核置換反応
{J.Am.Chem.,Vol.82,3016-18(1960)}などにより、
合成することができる。
【0048】本願第1発明における反応に際しては、一
般式(1)で示されるハロシランと一般式(2)で示さ
れるハロゲルマンとを溶媒に溶解して使用する。両化合
物の混合割合は、通常ハロシラン(1):ハロゲルマン
(2)=100:20〜500程度の範囲にあり、より
好ましくは100:50〜200程度の範囲にある。こ
の混合割合をはずれる場合には、反応生成物(3)の単
位量当たりの通電量が増加して、電流効率が低下する。
【0049】本発明で使用する溶媒としては、非プロト
ン性溶媒がひろく使用でき、より具体的には、テトラヒ
ドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、プロピレンカ
ーボネート、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ビス(2−メトキシエチル)エ
ーテル、p−ジオキサン、塩化メチレンなどが例示され
る。これらの溶媒は、単独でも、或いは2種以上の混合
物としても使用できる。溶媒としては、エーテル系の溶
媒がより好ましく、テトラヒドロフランおよび1,2−
ジメトキシエタンが最も好ましい。溶媒中のハロシラン
(1)とハロゲルマン(2)との合計濃度は、低すぎる
場合には電流効率が低下するのに対し、高すぎる場合に
は、支持電解質が溶解しないことがある。従って、溶媒
中のハロシランとハロゲルマンとの合計濃度は、通常
0.05〜6mol/l程度であり、より好ましくは
0.1〜4mol/l程度であり、特に好ましくは0.
3〜3mol/l程度である。
【0050】本発明で使用する支持電解質としては、L
iCl、LiNO3、Li2CO3などの安価なリチウム
塩が例示される。これらの支持電解質は、単独で使用し
ても良く、或いは2種以上を併用しても良い。これら支
持電解質の中でも、LiClが最も好ましい。支持電解
質は、濃度が低すぎる場合には、反応系に下記の通電助
剤を加えても反応が十分に進行しないため、通常0.0
1mol/l以上の濃度で使用される。支持電解質の濃
度は、0.05〜1.1mol/l程度とすることがよ
り好ましく、0.2〜1.0mol/l程度とすること
が最も好ましい。
【0051】本発明においては、電極反応を効率的に行
って、Si−Ge結合を有する化合物の収率を高めるた
めに、通電助剤を用いて良好な通電性を確保することを
必須とする。この様な通電助剤としては、AlCl3
Al(OEt)3などのAl塩;FeCl2、FeCl3
などのFe塩;MgCl2などのMg塩;ZnCl2など
のZn塩;SnCl2などのSn塩;CoCl2などのC
o塩;PdCl2などのPd塩;VCl3などのV塩;C
uCl2などのCu塩;CaCl2などのCa塩が好まし
いものとして例示される。これらの通電助剤は、単独で
使用しても良く、或いは2種以上を併用しても良い。こ
れら通電助剤の中でも、AlCl3、FeCl2、FeC
3、CoCl2およびCuCl2がより好ましい。通電
助剤の濃度は、低すぎると通電性が十分に確保されず、
高すぎると通電助剤が還元されて、反応に関与しなくな
る。従って、溶媒中の通電助剤の濃度は、通常0.01
〜2mol/l程度とし、より好ましくは0.01〜
0.6mol/l程度とし、特に好ましくは0.02〜
0.3mol/l程度とする。
【0052】本発明においては、陽極として、Al、A
lを主成分とする合金、Mg、Mgを主成分とする合
金、Cu、Cuを主成分とする合金、ZnおよびZnを
主成分とする合金のいずれかを使用する。各金属の合金
は、各金属を主成分としている限り、特に限定されない
が、例えば、Alを主成分とする合金としては、Mgを
3〜10%程度含有するものが挙げられ、Mgを主成分
とする合金としては、Alを3〜10%程度含有するも
のが挙げられる。また、防食用のAl合金、Mg合金、
Zn合金なども使用できる。例えば、防食用Mg合金と
しては、JISH6125−1961に規定されている
1種(MGA1)、2種(MGA2、通称AZ63)、
3種(MGA3)などが使用できる。陽極としては、A
lおよびAlを主成分とする合金がより好ましい。ま
た、陰極としては、電流を通じ得る物質であれば特に限
定されないが、SUS304、316などのステンレス
鋼;Mg、Cu、Zn、Sn、Al、Ni、Coなどの
各種金属類;炭素材料などが例示される。電極の形状
は、通電を安定して行いうる限り特に限定されないが、
棒状、板状、筒状、円錐状、円盤状、球状体乃至ペレッ
トをバスケットに収容したもの、板状体をコイル状に巻
いたものなどが好ましい。電極表面の酸化被膜は、必要
ならば、予め除去しておく。電極からの酸化被膜の除去
は、任意の方法で行えばよく、例えば、電極を酸により
洗浄した後、エタノールおよびエーテルなどにより洗浄
し、減圧下に乾燥する方法、窒素雰囲気下に電極を研磨
する方法、或いはこれらの方法を組み合わせた方法など
により行うことができる。
【0053】本発明は、特に制限されるものではない
が、例えば、(a)陽極および陰極を設置した密閉可能
な反応容器に一般式(1)で表されるハロシランと一般
式(2)で表されるハロゲルマン、支持電解質および通
電助剤を溶媒とともに収容し、好ましくは機械的若しく
は磁気的に撹拌しつつ、所定量の電流を通電することに
より電極反応を行わせる方法、(b)陽極および陰極を
設置した電解槽、反応液貯槽、ポンプ、配管などから構
成される流動式電極反応装置を用いて、反応液貯槽に投
入したハロシランとハロゲルマン、支持電解質、通電助
剤および溶媒よりなる反応溶液をポンプにより電極反応
装置内を循環させつつ、所定量の電流を通電して、電解
槽内で電極反応を行わせる方法などにより、実施するこ
とができる。
【0054】電解槽の構造乃至形状は、特に限定されな
いが、反応の進行に伴って反応溶液中に溶け出して消耗
する陽極を簡便に供給する形式の構造とすることが出来
る。より具体的には、例えば、図1に斜面図として概要
を示す様に、消耗する陽極をバスケット乃至かご状容器
1に収容した小さな球状体乃至ペレット3により連続的
に供給する形式の電解槽とすることが出来る。或いは、
図2に示す様に、特開昭62−56589号公報に示さ
れた“鉛筆削り型電解槽”に準じて、陰極シート5内に
陽極となる金属または合金のブロック7を積層する形式
の電解槽としても良い。図1に示す形式の陽極を使用す
る場合には、図3に示す様に、電解槽23の外壁を兼ね
る陰極21内に金属または合金の球状体3を収容したバ
スケット1を配置して、電解を行う。
【0055】この様な連続供給型の陽極を備えた電解槽
を使用する場合には、消耗する電極を1回或いは数回の
反応毎に交換する必要がなくなるので、陽極交換に要す
る費用が軽減され、ポリマーの製造コストが低下する。
【0056】反応容器あるいは反応装置内は、乾燥雰囲
気であればよいが、乾燥した窒素または不活性ガス雰囲
気であることがより好ましく、さらに脱酸素し、乾燥し
た窒素または不活性ガス雰囲気であることが最も好まし
い。通電量は、原料混合物中にハロゲン原子を基準とし
て、通常1〜10F/モル程度であり、より好ましくは
1〜6F/モル程度であり、最も好ましくは1.3〜
3.2F/モル程度である。反応時間は、原料混合物の
量、支持電解質および通電助剤の量に関係する電解液の
抵抗などにより異なるが、通常0.5〜100時間程度
の範囲内にあり、例えば、原料の濃度が、1.0モル/
lにおいては、5〜20時間程度である。反応時の温度
は、通常−20℃から使用する溶媒の沸点までの温度範
囲内にあり、より好ましくは−5〜30℃程度であり、
最も好ましくは0〜25℃程度である。本発明において
は、通常の電極還元反応において必須とされている隔膜
は、使用してもよいが、必須ではない。
【0057】2.本願第2発明 本願第2発明において、出発原料として使用する化合物
は、一般式
【0058】
【化22】
【0059】(式中R1、R2およびR3ならびにXは、
前記に同じ。)で示されるハロシランと一般式
【0060】
【化23】
【0061】(式中R7およびR8ならびにXは、前記に
同じ。)で示されるジハロゲルマンとである。
【0062】また、本願第2発明における反応生成物
は、一般式
【0063】
【化24】
【0064】(式中R1、R2、R3、R7およびR8は、
上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合
物である。
【0065】一般式(4)で示されるジハロゲルマンに
おいて、ハロゲン原子としては、Clがより好ましい。
【0066】一般式(4)で示されるジハロゲルマン
も、一般に市販品として入手可能であるが、例えば、グ
リニャール試薬によるテトラクロロゲルマンの求核置換
反応{J.Am.Chem.,Vol.82,3016-18(1960)}、塩化ア
ルミニウムによるテトラアルキルゲルマンとテトラクロ
ロゲルマンとの不均化反応{J.Poly.Sci.:Poly.Chem.E
d.Vol.2,111-25(1987)}などにより、合成することがで
きる。
【0067】本願第2発明は、出発原料として一般式
(1)で表される化合物の1種または2種以上と一般式
(4)で表される化合物の1種または2種以上とを使用
し、且つ対応する反応生成物が得られる以外の点では、
反応条件などの点で、本願第1発明と実質的に異なると
ころはない。
【0068】3.本願第3発明 本願第3発明において、出発原料として使用する化合物
は、一般式
【0069】
【化25】
【0070】(式中R4、R5およびR6ならびにXは、
前記に同じ。)で示されるハロゲルマンと一般式
【0071】
【化26】
【0072】(式中R9およびR10ならびにXは、前記
に同じ。)で示されるジハロシランとである。
【0073】また、本願第3発明における反応生成物
は、一般式
【0074】
【化27】
【0075】(式中R4、R5、R6、R9およびR10は、
上記に同じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合
物である。
【0076】本願第3発明は、出発原料として一般式
(2)で表される化合物の1種または2種以上と一般式
(6)で表される化合物の1種または2種以上とを使用
し、且つ対応する反応生成物が得られる以外の点では、
反応条件などの点で、本願第1発明と実質的に異なると
ころはない。
【0077】なお、本発明においては、Si−O−Ge
結合を有する化合物の副生を抑制するために、溶媒およ
び支持電解質中の水分を予め除去しておくことが望まし
い。例えば、溶媒としてテトラヒドロフラン或いは1,
2−ジメトキシエタンを使用する場合には、ナトリウム
−ベンゾフェノンケチルなどによる乾燥を予め行ってお
くことが好ましい。また、支持電解質の場合には、減圧
加熱による乾燥、或いは水分と反応しやすく且つ容易に
除去しうる物質(例えば、トリメチルクロロシランな
ど)の添加による水分除去を行っておくことが好まし
い。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、下記のような顕著な効
果が達成される。
【0079】(a)常温近くの穏和な条件下に反応を行
うことができ、且つ反応温度を厳密に制御する必要がな
いので、簡便にSi−Ge結合を有する化合物を製造す
ることができる。
【0080】(b)アルカリ金属或いは水銀を使用しな
いので、操作性に優れ、安全でかつ環境汚染などの危険
性なく、Si−Ge結合を有する化合物を製造すること
ができる。
【0081】(c)高価な支持電解質を用いないので、
安価にSi−Ge結合を有する化合物を製造することが
できる。
【0082】(d)取扱いに留意しなければならない支
持電解質を使用しないので、簡単にSi−Ge結合を有
する化合物を製造することができる。
【0083】(e)反応時に良好な通電性が確保できる
ので、効率よく短時間でSi−Ge結合を有する化合物
を製造することができる。
【0084】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。
【0085】実施例1 三方コック、Al陽極(直径1cm×長さ5cm)およ
びSUS304陰極(1cm×1cm×5cm)を装着
した内容積30mlの3つ口フラスコ(以下反応器とい
う)に無水塩化リチウム(LiCl)0.40gと無水
塩化アルミニウム(AlCl3)0.25gを収容し、
50℃、1mmHgに加熱減圧して、LiClおよびAlC
3を乾燥した後、脱酸素した乾燥窒素を反応器内に導
入し、さらに予めナトリウム−ベンゾフェノンケチルで
乾燥したテトラヒドロフラン15mlを加えた。これに
予め蒸留により精製したトリメチルクロロゲルマン0.
77g(5mmol)およびジメチルフェニルクロロシ
ラン1.71g(10mmol)をシリンジで加え、マ
グネティックスターラーにより反応溶液を撹拌しなが
ら、ウォーターバスにより反応器を室温に保持しつつ、
定電圧電源により通電した。通電は、混合原料中の塩素
原子を基準として、2F/molの通電量となる様に約
8時間行った。
【0086】反応終了後、反応溶液にヘキサン20ml
を加えて塩析を行い、ヘキサン層を分別蒸留することに
より、生成物を得た(沸点90℃、30mmHg)。
【0087】生成物を分析したところ、ジメチルフェニ
ルシリルトリメチルゲルマンが、トリメチルクロロゲル
マンを基準として、77.0%の収率で得られており、
本発明方法により、高収率でSi−Ge結合を有する化
合物が得られることが確認された。
【0088】実施例2 一般式(1)で示される原料として、再結晶法で精製し
たトリフェニルクロロシラン2.95g(10mmo
l)を使用する以外は実施例1と同様にして電極反応を
行った。その結果、トリフェニルシリルトリメチルゲル
マンが、トリメチルクロロゲルマンを基準として、8
2.1%の収率で得られており、Si−Ge結合を有す
る化合物が高収率で生成していることが確認された。
【0089】実施例3 一般式(2)で示される原料として、再結晶法で精製し
たトリフェニルクロロゲルマン1.70g(5mmo
l)を使用する以外は実施例1と同様にして電極反応を
行った。その結果、ジメチルフェニルシリルトリフェニ
ルゲルマンがトリフェニルクロロゲルマンを基準とし
て、72.6%の収率で得られており、高収率でSi−
Ge結合を有する化合物が生成していることが確認され
た。
【0090】実施例4 一般式(1)で示される原料として、トリメチルブロモ
シランを使用する以外は実施例1と同様にして電極反応
を行った。その結果、高収率でSi−Ge結合を有する
化合物が生成していることが確認された。
【0091】実施例5 一般式(1)で示される原料としてトリメチルクロロシ
ラン1.09g(10mmol)を使用し、且つ一般式
(4)で示される原料としてジフェニルジクロロゲルマ
ン0.74g(2.5mmol)を使用する以外は実施
例1と同様にして電極反応を行った。その結果、ビス
(トリメチルシリル)ジフェニルゲルマンが、ジフェニ
ルジクロロゲルマンを基準として、51.8%の収率で
得られており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物
が生成していることが確認された。
【0092】実施例6 一般式(1)で示される原料としてジメチルフェニルク
ロロシラン1.71g(10mmol)を使用し、且つ
一般式(4)で示される原料としてジフェニルジクロロ
ゲルマン0.74g(2.5mmol)を使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。その結果、
ビス(ジメチルフェニルシリル)ジフェニルゲルマン
が、ジフェニルジクロロゲルマンを基準として、62.
2%の収率で得られており、高収率でSi−Ge結合を
有する化合物が生成していることが確認された。
【0093】実施例7 一般式(2)で示される原料としてトリメチルクロロゲ
ルマン1.53g(10mmol)を使用し、且つ一般
式(6)で示される原料としてジフェニルジクロロシラ
ン0.63g(2.5mmol)を使用する以外は実施
例1と同様にして電極反応を行った。その結果、ビス
(トリメチルゲルミル)ジフェニルシランが、ジフェニ
ルジクロロシランを基準として、49.9%の収率で得
られており、良好な収率でSi−Ge結合を有する化合
物が生成していることが確認された。
【0094】実施例8 一般式(2)で示される原料としてトリメチルクロロゲ
ルマン1.53g(10mmol)を使用し、且つ一般
式(6)で示される原料としてメチルフェニルジクロロ
シラン0.48g(2.5mmol)を使用する以外は
実施例1と同様にして電極反応を行った。その結果、ビ
ス(トリメチルゲルミル)メチルフェニルシランが、メ
チルフェニルジクロロシランを基準として、66.5%
の収率で得られており、高収率でSi−Ge結合を有す
る化合物が生成していることが確認された。
【0095】実施例9 陽極としてAl−Mg合金(Al90%、Mg10%、
1cm×1cm×5cm)を使用する以外は実施例1と
同様にして電極反応を行った。その結果、ジメチルフェ
ニルシリルトリメチルゲルマンが、トリメチルクロロゲ
ルマンを基準として、72.4%の収率で得られてお
り、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が生成して
いることが確認された。
【0096】実施例10 陽極としてMg(直径1cm×長さ5cm)を使用する
以外は実施例1と同様にして、電極反応を行った。その
結果、ジメチルフェニルシリルトリメチルゲルマンが、
トリメチルクロロゲルマンを基準として、67.4%の
収率で得られており、Si−Ge結合を有する化合物が
高収率で生成していることが確認された。
【0097】実施例11 陽極としてMg系合金(Mg95.5%、Al4%、M
n0.5%、1cm×1cm×5cm)を使用する以外
は実施例1と同様にして、電極反応を行った。その結
果、ジメチルフェニルシリルトリメチルゲルマンが、ト
リメチルクロロゲルマンを基準として、63.3%の収
率で得られており、Si−Ge結合を有する化合物が高
収率で生成していることが確認された。
【0098】実施例12 陽極としてZn(1cm×1cm×5cm)を使用する
以外は実施例1と同様にして、電極反応を行った。その
結果、ジメチルフェニルシリルトリメチルゲルマンが、
トリメチルクロロゲルマンを基準として、27.9%の
収率で得られており、良好な収率でSi−Ge結合を有
する化合物が生成していることが確認された。
【0099】実施例13 陰極としてグラッシーカーボン(1cm×0.1cm×
5cm)を使用する以外は実施例1と同様にして、電極
反応を行った。その結果、高収率でSi−Ge結合が生
成していることが確認された。
【0100】実施例14 支持電解質としてLiNO30.65gを使用する以外
は実施例1と同様にして、電極反応を行った。その結
果、良好な収率でSi−Ge結合が生成していることが
確認された。
【0101】実施例15 支持電解質としてLi2NO30.70gを使用する以外
は実施例1と同様にして、電極反応を行った。その結
果、良好な収率でSi−Ge結合が生成していることが
確認された。
【0102】実施例16 通電助剤として、MgCl20.18gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。その結果、
良好な収率でSi−Ge結合が生成していることが確認
された。
【0103】実施例17 通電助剤として、ZnCl20.25gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。その結果、
良好な収率でSi−Ge結合が生成していることが確認
された。
【0104】実施例18 通電助剤として、CaCl20.21gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。その結果、
良好な収率でSi−Ge結合が生成していることが確認
された。
【0105】実施例19 溶媒として予めナトリウム−ベンゾフェノンケチルで乾
燥したDME15mlを使用する以外は実施例1と同様
にして電極反応を行った。その結果、良好な収率でSi
−Ge結合が生成していることが確認された。
【0106】実施例20 Al陽極(12cm×15cm×1cm)およびSUS
316陰極(12cm×15cm×1cm)を装着した
フィルタープレス型電解槽(電極間距離5mm)、容量
3lの反応液貯槽、ベローズ式ポンプおよび配管からな
る流動式電極反応装置の反応液貯槽に無水塩化リチウム
(LiCl)40gと無水塩化アルミニウム(AlCl
3)25gを収容し、脱酸素した乾燥窒素を反応装置内
に導入し、さらに予めナトリウム−ベンゾフェノンケチ
ルで乾燥したテトラヒドロフラン1.5lを加えた。こ
れに予め蒸留により精製したトリメチルクロロゲルマン
77g(0.5mol)およびジメチルフェニルクロロ
シラン171g(1mol)をシリンジで加え、ベロー
ズ式ポンプにより反応液を循環させながら(電極間を通
過する際の線速度は20cm/秒)、冷却器により反応
温度を室温に保持しつつ、定電圧電源により、通電し
た。通電は、混合原料中の塩素を基準として2F/mo
lの通電量となる様に、約40時間行った。
【0107】反応終了後、反応溶液にヘキサン2lを加
えて塩析を行い、ヘキサン層を分別蒸留することによ
り、生成物を得た(沸点90℃、30mmHg)。
【0108】生成物を分析したところ、ジメチルフェニ
ルシリルトリメチルゲルマンが、トリメチルクロロゲル
マンを基準として、80.2%の収率で得られており、
高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得られること
が確認された。
【0109】実施例21 通電助剤として、FeCl20.24gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約10時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが88.8%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【0110】実施例22 通電助剤として、FeCl30.31gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約13時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが78.9%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【0111】実施例23 通電助剤として、SnCl20.49gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約17時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが59.7%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【0112】実施例24 通電助剤として、CoCl20.24gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約21時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが69.6%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【0113】実施例25 通電助剤として、PdCl20.33gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約23時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが76.3%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【0114】実施例26 通電助剤として、VCl30.29gを使用する以外は
実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、原
料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなるま
で約25時間を要した。その結果、ジメチルフェニルシ
リルトリメチルゲルマンが59.1%の収率で得られて
おり、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得られ
ることが確認された。
【0115】実施例27 通電助剤として、CuCl20.25gを使用する以外
は実施例1と同様にして電極反応を行った。この場合、
原料中の塩素を基準として通電量が2F/molとなる
まで約13時間を要した。その結果、ジメチルフェニル
シリルトリメチルゲルマンが71.0%の収率で得られ
ており、高収率でSi−Ge結合を有する化合物が得ら
れることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】陽極を構成する金属または合金の球状体をかご
状容器乃至バスケットに収容して使用する本発明方法の
大要を示す斜面図である。
【図2】本発明方法を実施するに際し使用する電解槽を
鉛筆削り型電解槽とした場合の概要を示す模式的な断面
図である。
【図3】図1に示す形式の陽極を使用する電解槽の概要
を示す模式的な断面図である。
【符号の説明】
1…かご状容器乃至バスケット 3…金属粒状体乃至ペレット 5…陰極 7…ブロック状陽極 21…陰極 23…電解槽

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Si−Ge結合を有する化合物の製造方法
    であって、一般式 【化1】 (式中R1、R2およびR3は、それぞれ同一或いは異な
    って、水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表
    す。)で示されるハロシランと一般式 【化2】 (式中R4、R5およびR6は、それぞれ同一或いは異な
    って、水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表
    す。)で示されるハロゲルマンとをAl、Al合金、M
    g、Mg合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn合金を
    陽極とし、Li塩を支持電解質とし、Al塩、Fe塩、
    Mg塩、Zn塩、Sn塩、Co塩、Pd塩、V塩、Cu
    塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤として用い、
    溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反応に供す
    ることにより、一般式 【化3】 (式中R1、R2、R3、R4、R5およびR6は、上記に同
    じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合物を製造
    する方法。
  2. 【請求項2】Si−Ge結合を有する化合物の製造方法
    であって、一般式 【化4】 (式中R1、R2およびR3は、それぞれ同一或いは異な
    って、水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表
    す。)で示されるハロシランと一般式 【化5】 (式中R7およびR8は、それぞれ同一或いは異なって、
    水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基また
    はアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表す。)で示
    されるジハロゲルマンとをAl、Al合金、Mg、Mg
    合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn合金を陽極と
    し、Li塩を支持電解質とし、Al塩、Mg塩、Zn
    塩、Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤として用い、
    溶媒として非プロトン性溶媒を使用する電極反応に供す
    ることにより、一般式 【化6】 (式中R1、R2、R3、R7およびR8は、上記に同
    じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合物を製造
    する方法。
  3. 【請求項3】Si−Ge結合を有する化合物の製造方法
    であって、一般式 【化7】 (式中R4、R5およびR6は、それぞれ同一或いは異な
    って、水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ
    基またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表
    す。)で示されるハロゲルマンと一般式 【化8】 (式中R9およびR10は、それぞれ同一或いは異なっ
    て、水素原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基
    またはアミノ基を表し、Xは、ハロゲン原子を表す。)
    で示されるジハロシランとをAl、Al合金、Mg、M
    g合金、Cu、Cu合金、ZnまたはZn合金を陽極と
    し、Li塩を支持電解質とし、Al塩、Fe塩、Mg
    塩、Zn塩、Sn塩、Co塩、Pd塩、V塩、Cu塩、
    Ca塩、Na塩またはK塩を通電助剤として用い、溶媒
    として非プロトン性溶媒を使用する電極反応に供するこ
    とにより、一般式 【化9】 (式中R4、R5、R6、R9およびR10は、上記に同
    じ。)で示されるSi−Ge結合を有する化合物を製造
    する方法。
  4. 【請求項4】陽極としてAl、Al合金、MgまたはM
    g合金を使用する請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】支持電解質としてLiClを使用する請求
    項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】通電助剤としてAlCl3、FeCl2、F
    eCl3、CoCl2またはCuCl2を使用する請求項
    1〜5のいずれかに記載の方法。
JP7006479A 1994-03-30 1995-01-19 Si−Ge結合を有する化合物の製造方法 Pending JPH07316860A (ja)

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