JPH07324070A - ラクタムの製造方法 - Google Patents

ラクタムの製造方法

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JPH07324070A
JPH07324070A JP7072011A JP7201195A JPH07324070A JP H07324070 A JPH07324070 A JP H07324070A JP 7072011 A JP7072011 A JP 7072011A JP 7201195 A JP7201195 A JP 7201195A JP H07324070 A JPH07324070 A JP H07324070A
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JP
Japan
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reaction
lactam
oxime
beckmann rearrangement
rearrangement reaction
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Pending
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JP7072011A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sugiyama
和夫 杉山
Takashi Ushikubo
孝 牛窪
Toru Ogoshi
徹 大越
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 オキシムのベックマン転位反応によりラクタ
ムを製造する方法において、下記実験式(1)で表され
る物質を低温プラズマ処理して得た物質の存在下で実施
することを特徴とするラクタムの製造方法。 【化1】 (NH4aM(OH)x(CO3yz・nH2O (1) (式(1)において、MはSi,Al,Ti,Zr,N
b,Ta,B,Zn,Be,Mg,Ca,Sr,Ba,
Li,Na,K,Rb,Cs,Y,Hf,V,Cr,M
o,W,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Ga,
In,Tl,Ge,Sn,Pb,C,P,As,Sb,
Bi,Te,La,Ceのうちの1種以上の元素を表
し、a=0〜5、x=0〜5、y=0〜5、z=0〜
4、(x+y+z)≧0.5、n=0〜12である。
) 【効果】 本発明のオキシムのベックマン転位反応によ
り、硫安の副生がなく、かつ高い収率であり目的とする
ラクタムを製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】ε-カプロラクタム、δ-バレロラ
クタムなどのラクタム類化合物は、ナイロン等の原料と
して工業的に重要である。本発明はこれらラクタムを、
対応するオキシムのベックマン転位反応により、効率よ
く製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラクタムは、通常対応するオキシムのベ
ックマン転位反応により製造される。かかるベックマン
転位反応は、現在、工業的には濃硫酸または発煙硫酸の
ような強酸を用いた液相系の反応が採用されている。し
かしながら、これらの方法では、ラクタムを分離回収さ
せるために、通常、硫酸などの強酸をアンモニアで中和
する必要があり、結果として多量の硫安が副生する問題
がある。
【0003】そこで、硫酸などを使用しないベックマン
転位反応に関し、従来より種々の検討がなされてきてい
る。このうちの液相均一系で反応を実施する例として、
過レニウム酸塩存在下での転位(特開平5−5136
6)、ホルムアミジニウム塩触媒存在下での転位(特開
平4−235160、同4−342550、同4−34
2551、同4−342570、同5−105654)
等があげられる。一方、固体触媒存在下で気相あるいは
液相で反応を行なう例として、シリカ−アルミナ触媒(C
hem. Ing. Tech., vol.56,p.612 (1984))、金属リン酸
塩触媒(Can. J. Chem., vol.58,p.1266 (1980))、酸化
ホウ素系触媒(特公昭46−12125、Applied Cata
lysis, vol.29,p.107)、ゼオライト系触媒またはメタ
ロシリケート系触媒(特公平4−43908、特開昭6
2−123167、同63−54358、特開平5−1
78822)、含水酸化ニオブ触媒(特開昭60−44
039)、含水酸化タンタル触媒(特開昭63−519
45)、イオン交換樹脂触媒(特公昭40−1412
9)等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液相均
一系ではラクタムの分離回収の問題が存在し、固体触媒
を用いて気相または液相で反応を行う方法では、熱分
解、重合などの副反応が起こりやすく、また、ラクタム
およびオキシムの触媒からの脱離が不十分であることに
より、触媒表面の活性点の数が減少したり、活性成分が
揮散するなどの現象が生じ、触媒性能の経時的な低下が
著しいという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、低温プラズマ処
理することにより得た特定の物質の存在下で、オキシム
をベックマン転位反応させることによりラクタムが高い
収率で得られることを見いだし、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、オキシムのベ
ックマン転位反応によりラクタムを製造する方法におい
て、下記実験式(1)で表される物質を低温プラズマ処
理して得た物質の存在下で実施することを特徴とするラ
クタムの製造方法に存する。
【0007】
【化2】 (NH4aM(OH)x(CO3yz・nH2O (1) (式(1)において、MはSi,Al,Ti,Zr,N
b,Ta,B,Zn,Be,Mg,Ca,Sr,Ba,
Li,Na,K,Rb,Cs,Y,Hf,V,Cr,M
o,W,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Ga,
In,Tl,Ge,Sn,Pb,C,P,As,Sb,
Bi,Te,La,Ceのうちの1種以上の元素を表
し、a=0〜5、x=0〜5、y=0〜5、z=0〜
4、(x+y+z)≧0.5、n=0〜12である。
)以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明は上記実験式(1)で表される物質
をプラズマ処理して得た物質を用いてオキシムのベック
マン転位反応を行なうことを特徴とする。実験式(1)
の成分Mとしては、特にSi,Al,Ti,Zr,N
b,Ta,B,Zn,Mg,Ca,Sr,Ba,Fe,
P,La,Ceが好ましい。また、成分Mは上記した元
素の2種類以上を含んでいてもよい。
【0009】上記実験式(1)で表される物質の原料と
しては、成分Mを含む水酸化物、炭酸塩、塩基性炭酸
塩、含水酸化物などであり、また、結晶水あるいは水和
水などを含むことが好ましいが、無水物であっても、後
述する低温プラズマ処理の際に水蒸気を存在させること
により、本発明で用いる触媒としての活性を発現させる
ことができる。実験式(1)で表される物質の具体的な
例として、シリカ、アルミナ、酸化チタン、酸化ジルコ
ニウム、含水酸化ジルコニウム、酸化ニオブ、含水酸化
ニオブ、酸化タンタル、含水酸化タンタル、酸化亜鉛、
酸化ホウ素、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウムなど
の酸化物、水酸化物、含水酸化物、炭酸塩、シリカ−ア
ルミナ、シリカ−ジルコニア、シリカ−ボリア、アルミ
ナ−ボリアなどの複合酸化物、ゼオライト、メタロシリ
ケート、メタロホスフェート、ヘテロポリ酸化合物など
の結晶性複合酸化物があげられる。
【0010】本発明においては、上記(1)式で表され
る物質を低温プラズマ処理する。低温プラズマ処理は、
上記物質を充填した系内の圧力を通常、大気圧〜10-6
Pa、好ましくは10〜10-3Pa、より好ましくは
0.1〜5Paとし、そこに、1〜100000MHz
程度の電磁波を印加することにより実施される。また、
必要に応じて、系内に窒素、アルゴン、酸素、ヘリウ
ム、水素、水蒸気を存在させることもできる。電磁波の
周波数は通常2.45GHz、または13.56MHz
が用いられることが多いが、特にこれらに限定されな
い。また、電磁波の出力および処理時間は処理する物質
の種類、量により適宜選択することができる。例えば、
1gの原料物質を処理するのに100Wの電磁波を用い
た場合には、約1〜10分間程度で目的とする物質を得
ることができる。以上の低温プラズマ処理は回分方式で
も連続方式でも実施することができる。
【0011】このようにして得た物質はそのまま単独で
ベックマン転位反応の触媒として用いることができる
が、周知の担体、例えば、シリカ、アルミナ、チタニ
ア、アルミノシリケート、珪藻土などとともに使用する
こともできる。また、反応の規模、方式等により適宜の
形状および粒径に成型される。また、低温プラズマ処理
する前にこれら担体に担持しておくことも可能である。
【0012】本発明の方法は、以上の低温プラズマ処理
して得た物質の存在下で、オキシムをベックマン転位反
応させてラクタムを製造するものである。本発明におけ
る原料のオキシムとしては、特に限られるものではない
が、得られるラクタムの工業的用途を考慮すると、シク
ロヘキサノンオキシム(生成物:ε-カプロラクタ
ム)、シクロペンタノンオキシム(生成物:δ-バレロ
ラクタム)を用いるのが一般的である。
【0013】反応は、通常、気相で実施されるが、特に
限定されるわけではなく液相でも実施することができ
る。気相で反応を実施する場合、固定床方式、流動層方
式等の反応器を用いて実施される。オキシムの反応器へ
の導入方法は、オキシム単独でもよいが、通常、キャリ
アーガスとともに導入される。キャリアーガスとしては
ベックマン転位反応に不活性なガス、例えば、窒素、ヘ
リウム、アルゴン、場合によっては二酸化炭素、水素、
水蒸気等であり、これらは単独あるいは混合ガスとして
用いられる。さらに、オキシムをベンゼン、トルエン、
エーテル類、アルコール類等の反応に不活性な溶媒に溶
解して導入することもできる。キャリアーガスを用いる
場合、オキシム蒸気の濃度は、反応条件によって適宜選
択されるが、通常0.1〜40容量%、好ましくは0.
5〜20容量%である。
【0014】反応温度は、通常170〜400℃、好ま
しくは250〜380℃である。また、反応は通常大気
圧下で行なわれるが、低度の加圧下、または減圧下でも
行なうことができる。さらに、気相反応におけるガス空
間速度SVは、通常100〜20,000h-1、好まし
くは1000〜10,000h-1である。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの実
施例に限定されるものではない。 実施例1 シリカ粉末5.4gと酸化ホウ素粉末1.0gを乳鉢中
でよく粉砕し混合した(該混合物におけるSi/Bの原
子比は1/3)。この混合物を錠剤成型器により成型し
た後、破砕し、20〜60メッシュにふるい分けし、以
下の処理に供した。
【0016】石英製反応管(内容積100ml)に上記
の混合物1gを充填し、真空ポンプで反応管内を減圧
(約1Pa)にした。次いで原料に電磁波(2.45G
Hz)を200Wの出力で5分間照射した。以上のよう
にして得られた物質0.15gを反応管に充填し、反応
温度300℃、原料供給速度(W/F[触媒重量(g)
/シクロヘキサノンオキシム供給速度(mol/
h)])を140g−触媒・h/molとし、シクロヘ
キサノンオキシム/トルエン/窒素=1/49/130
(モル比)の反応ガスを導入し、ベックマン転位反応を
行った。反応生成物は氷冷されたエタノール溶液中に捕
集し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。その結
果を表−1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】比較例1 実施例1と同様の組成のシリカと酸化ホウ素との混合物
5.0gを石英ガラス製焼成管に充填し、空気気流中5
00℃で3時間加熱処理を行った。得られた物質0.1
5gを反応管に充填し、実施例1と同様の条件のもとで
ベックマン転位反応を行なった。その結果を表−2に示
す。
【0019】
【表2】
【0020】実施例2 酸化ニオブ粉末を錠剤成型器により成型した後、破砕
し、20〜60メッシュにふるい分けし、そのうちの1
gを実施例1と同様に石英製反応管(内容積100m
l)中でを減圧下で電磁波を照射した。以上のようにし
て得られた物質0.3gを反応管に充填し、反応温度3
00℃、原料供給速度(W/F)を260g−触媒・h
/molとし、シクロヘキサノンオキシム/トルエン/
窒素=1/49/140(モル比)の反応ガスを導入
し、ベックマン転位反応を行った。反応生成物は氷冷さ
れたエタノール溶液中に捕集し、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析した。反応を開始して4時間後の反応結果
を表−3に示す。
【0021】比較例2 実施例2の酸化ニオブ粉末(電磁波照射処理なし)5.
0gを石英ガラス製焼成管に充填し、空気気流中500
℃で3時間加熱処理を行った。得られた物質0.15g
を反応管に充填し、実施例2と同様の条件のもとでベッ
クマン転位反応を行った。その結果を表−3に示す。
【0022】実施例3 酸化タングステン粉末を錠剤成型器により成型した後、
破砕し、20〜60メッシュにふるい分けし、そのうち
の1gを実施例1と同様に石英製反応管(内容積100
ml)中でを減圧下で電磁波を照射した。以上のように
して得られた物質0.3gを反応管に充填し、実施例2
と同様の条件でベックマン転位反応を行った。その反応
結果を表−3に示す。
【0023】比較例3 実施例3の酸化タングステン(電磁波照射処理なし)
5.0gを石英ガラス製焼成管に充填し、空気気流中5
00℃で3時間加熱処理を行った。得られた物質0.1
5gを反応管に充填し、実施例2と同様の条件のもとで
ベックマン転位反応を行った。その結果を表−3に示
す。
【0024】実施例4 酸化チタン粉末を錠剤成型器により成型した後、破砕
し、20〜60メッシュにふるい分けし、そのうちの1
gを実施例1と同様に石英製反応管(内容積100m
l)中でを減圧下で電磁波を照射した。以上のようにし
て得られた物質0.3gを反応管に充填し、実施例2と
同様の条件でベックマン転位反応を行った。その反応結
果を表−3に示す。
【0025】比較例4 実施例4の酸化チタン(電磁波照射処理なし)5.0g
を石英ガラス製焼成管に充填し、空気気流中500℃で
3時間加熱処理を行った。得られた物質0.15gを反
応管に充填し、実施例2と同様の条件のもとでベックマ
ン転位反応を行なった。その結果を表−3に示す。
【0026】
【表3】
【0027】
【発明の効果】本発明のオキシムのベックマン転位反応
により、硫安の副生がなく、かつ高い収率であり目的と
するラクタムを製造することができる。また、連続使用
の際の触媒活性の低下も少なく、長期に安定にラクタム
を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大越 徹 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシムのベックマン転位反応によりラ
    クタムを製造する方法において、下記実験式(1)で表
    される物質を低温プラズマ処理して得た物質の存在下で
    実施することを特徴とするラクタムの製造方法。 【化1】 (NH4aM(OH)x(CO3yz・nH2O (1) (式(1)において、MはSi,Al,Ti,Zr,N
    b,Ta,B,Zn,Be,Mg,Ca,Sr,Ba,
    Li,Na,K,Rb,Cs,Y,Hf,V,Cr,M
    o,W,Mn,Fe,Co,Ni,Cu,Ag,Ga,
    In,Tl,Ge,Sn,Pb,C,P,As,Sb,
    Bi,Te,La,Ceのうちの1種以上の元素を表
    し、a=0〜5、x=0〜5、y=0〜5、z=0〜
    4、(x+y+z)≧0.5、n=0〜12である。
  2. 【請求項2】 実験式(1)におけるMがSi,Al,
    Ti,Zr,Nb,Ta,B,Zn,Mg,Ca,S
    r,Ba,Fe,P,La,Ceのうちの1種以上であ
    ることを特徴とする請求項1のラクタムの製造方法。
  3. 【請求項3】 オキシムがシクロヘキサノンオキシムで
    あり、ラクタムがε−カプロラクタムであることを特徴
    とする請求項1または2のラクタムの製造方法。
  4. 【請求項4】 ベックマン転位反応を気相で行なうこと
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のラク
    タムの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002064560A1 (fr) * 2001-02-14 2002-08-22 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Procede de preparation de ?-caprolactame
CN113769683A (zh) * 2021-08-24 2021-12-10 北京化工大学 一种十二内酰胺的短流程连续化制备系统及方法

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