JPH07324159A - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07324159A JPH07324159A JP11898694A JP11898694A JPH07324159A JP H07324159 A JPH07324159 A JP H07324159A JP 11898694 A JP11898694 A JP 11898694A JP 11898694 A JP11898694 A JP 11898694A JP H07324159 A JPH07324159 A JP H07324159A
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- Japan
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- polycarbonate resin
- resin
- aliphatic polyester
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 芳香族ポリカーボネート樹脂及び脂肪族ポリ
エステル樹脂から成る樹脂組成物。 【効果】 機械的物性・表面外観を維持しながら流動性
および衝撃強度の厚み依存性が改良される。
エステル樹脂から成る樹脂組成物。 【効果】 機械的物性・表面外観を維持しながら流動性
および衝撃強度の厚み依存性が改良される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート樹脂
組成物に関する。さらに詳しくは、機械的物性・表面外
観を維持しながら流動性および衝撃強度の厚み依存性が
改良されたポリカーボネート樹脂組成物に関する。
組成物に関する。さらに詳しくは、機械的物性・表面外
観を維持しながら流動性および衝撃強度の厚み依存性が
改良されたポリカーボネート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は、熱可塑性樹脂
の中でも耐衝撃性・耐熱性・寸法安定性等に優れたエン
ジニアリングプラスチックとして、電気および電子分野
を中心に広く利用されている。しかし溶融粘度が高いた
め流動性が悪く、また衝撃強度の厚み依存性が大きいと
いった重大な欠点を持つ。このためポリカーボネート樹
脂に他の熱可塑性樹脂を加えてアロイ化することで上記
欠点を克服しようとする研究が広く行われてきた。
の中でも耐衝撃性・耐熱性・寸法安定性等に優れたエン
ジニアリングプラスチックとして、電気および電子分野
を中心に広く利用されている。しかし溶融粘度が高いた
め流動性が悪く、また衝撃強度の厚み依存性が大きいと
いった重大な欠点を持つ。このためポリカーボネート樹
脂に他の熱可塑性樹脂を加えてアロイ化することで上記
欠点を克服しようとする研究が広く行われてきた。
【0003】一般にポリカーボネート樹脂にポリオレフ
ィン樹脂を混合することで衝撃強度の厚み依存性を改善
できることが知られている。しかし、本来両成分の相溶
性がきわめて悪いためこの組成物を射出成形などの方法
で成形品としたとき層状剥離を起こし、物性低下・表面
外観の劣化が著しく、流動性の改良効果も得られにくい
という欠点を有している。ポリオレフィン樹脂に酸無水
物などの反応性基を持つ分子をグラフトし、これを相溶
化剤とすることでポリオレフィン樹脂とポリカーボネー
ト樹脂との相溶性の向上を図る技術が例えば特開昭57
−123251号公報、特開昭59−223742号公
報などに開示されている。しかしポリカーボネート樹脂
の末端は通常アルキルフェノール類で封止されているた
め反応性に乏しく、相溶化剤としての効果は期待しにく
い。
ィン樹脂を混合することで衝撃強度の厚み依存性を改善
できることが知られている。しかし、本来両成分の相溶
性がきわめて悪いためこの組成物を射出成形などの方法
で成形品としたとき層状剥離を起こし、物性低下・表面
外観の劣化が著しく、流動性の改良効果も得られにくい
という欠点を有している。ポリオレフィン樹脂に酸無水
物などの反応性基を持つ分子をグラフトし、これを相溶
化剤とすることでポリオレフィン樹脂とポリカーボネー
ト樹脂との相溶性の向上を図る技術が例えば特開昭57
−123251号公報、特開昭59−223742号公
報などに開示されている。しかしポリカーボネート樹脂
の末端は通常アルキルフェノール類で封止されているた
め反応性に乏しく、相溶化剤としての効果は期待しにく
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
対し、層剥離がなく機械的物性・表面外観が維持され、
かつ流動性および衝撃強度の厚み依存性が改良された樹
脂組成物を提供することを目的とする。
対し、層剥離がなく機械的物性・表面外観が維持され、
かつ流動性および衝撃強度の厚み依存性が改良された樹
脂組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究を行った結果、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂に特定構造のポリエステル樹脂を添加すること
で上記目的を達成することを見いだし、本発明を完成す
るに至った。即ち本発明は、ポリカーボネート樹脂と、
グリコール類および脂肪族性の多塩基酸類から合成され
るポリエステル共重合体(以下、「脂肪族ポリエステル
樹脂」と略す)から成る、機械的物性・表面外観を維持
しながら流動性および衝撃強度の厚み依存性が改良され
た樹脂組成物に関する。
解決すべく鋭意研究を行った結果、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂に特定構造のポリエステル樹脂を添加すること
で上記目的を達成することを見いだし、本発明を完成す
るに至った。即ち本発明は、ポリカーボネート樹脂と、
グリコール類および脂肪族性の多塩基酸類から合成され
るポリエステル共重合体(以下、「脂肪族ポリエステル
樹脂」と略す)から成る、機械的物性・表面外観を維持
しながら流動性および衝撃強度の厚み依存性が改良され
た樹脂組成物に関する。
【0006】本発明に使用する芳香族ポリカーボネート
樹脂は、2価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液
法、溶融法などの公知の方法で反応させ、製造される物
である。2価フェノールの代表的なものとしてはハイド
ロキノン、レゾルシノール、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等が挙げられ
る。特にビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系が
好ましく、なかでも通常ビスフェノールAと称される
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好
適である。また、カーボネート前駆体としてはカルボニ
ルハライド、カルボニルエステルおよびハロホルメート
等が挙げられ、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボ
ネート、2価フェノールのジハロホルメート等がある。
ポリカーボネート樹脂の製造に際し、適当な分子量調節
剤、分岐剤、その他の改質剤などの添加は差し支えな
い。また2価フェノール、カーボネート前駆体はいずれ
も単独あるいは2種以上で使用することができ、さらに
得られたポリカーボネート樹脂を2種以上混合使用して
もよい。本発明においては、ビスフェノールAを主原料
とするポリカーボネート樹脂が良好な結果を与える。
樹脂は、2価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液
法、溶融法などの公知の方法で反応させ、製造される物
である。2価フェノールの代表的なものとしてはハイド
ロキノン、レゾルシノール、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等が挙げられ
る。特にビス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン系が
好ましく、なかでも通常ビスフェノールAと称される
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンが好
適である。また、カーボネート前駆体としてはカルボニ
ルハライド、カルボニルエステルおよびハロホルメート
等が挙げられ、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボ
ネート、2価フェノールのジハロホルメート等がある。
ポリカーボネート樹脂の製造に際し、適当な分子量調節
剤、分岐剤、その他の改質剤などの添加は差し支えな
い。また2価フェノール、カーボネート前駆体はいずれ
も単独あるいは2種以上で使用することができ、さらに
得られたポリカーボネート樹脂を2種以上混合使用して
もよい。本発明においては、ビスフェノールAを主原料
とするポリカーボネート樹脂が良好な結果を与える。
【0007】本発明における脂肪族ポリエステル樹脂
は、グリコール類および脂肪族性の多塩基酸類を原料と
し、溶液法、溶融法などの方法で製造されるポリエステ
ル共重合体である。グリコール類としては、たとえばエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
等が挙げられる。またこれらグリコール類と反応してポ
リエステルを形成する脂肪族性の多塩基酸としては、た
とえばコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン
酸、ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジピン酸等が挙
げられる。グリコール類と多塩基酸類の組み合わせは、
上記化合物の組み合わせならいずれも良い。特に、1,
4−ブタンジオールとコハク酸、エチレングリコールと
コハク酸の組み合わせが好ましい。
は、グリコール類および脂肪族性の多塩基酸類を原料と
し、溶液法、溶融法などの方法で製造されるポリエステ
ル共重合体である。グリコール類としては、たとえばエ
チレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
等が挙げられる。またこれらグリコール類と反応してポ
リエステルを形成する脂肪族性の多塩基酸としては、た
とえばコハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン
酸、ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジピン酸等が挙
げられる。グリコール類と多塩基酸類の組み合わせは、
上記化合物の組み合わせならいずれも良い。特に、1,
4−ブタンジオールとコハク酸、エチレングリコールと
コハク酸の組み合わせが好ましい。
【0008】また、この脂肪族ポリエステル樹脂はその
分子量を高めるために分子鎖延長剤としてジイソシアナ
ート類を含むことができる。ジイソシアナート類として
は、たとえば2,4−トリレンジイソシアナート、1,
5−ナフチレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジ
イソシアナート、キシリレンジイソシアナート、水素化
キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシ
アナート、イソホロンジイソシアナート等が挙げられ
る。
分子量を高めるために分子鎖延長剤としてジイソシアナ
ート類を含むことができる。ジイソシアナート類として
は、たとえば2,4−トリレンジイソシアナート、1,
5−ナフチレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジ
イソシアナート、キシリレンジイソシアナート、水素化
キシリレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシ
アナート、イソホロンジイソシアナート等が挙げられ
る。
【0009】高分子量の該ポリエステル樹脂を得るに
は、例えば数平均分子量5,000以上、望ましくは1
0,000以上である実質的に末端がヒドロキシ基であ
るポリエステルを合成した後、このポリエステルの溶融
状態で、0.1〜5重量部のジイソシアナートを添加せ
しめる方法などが挙げられる。このような脂肪族ポリエ
ステル樹脂は、例えば昭和高分子(株)製「ビオノーレ
(商標)」として容易に入手することができる。
は、例えば数平均分子量5,000以上、望ましくは1
0,000以上である実質的に末端がヒドロキシ基であ
るポリエステルを合成した後、このポリエステルの溶融
状態で、0.1〜5重量部のジイソシアナートを添加せ
しめる方法などが挙げられる。このような脂肪族ポリエ
ステル樹脂は、例えば昭和高分子(株)製「ビオノーレ
(商標)」として容易に入手することができる。
【0010】本発明に用いられるポリカーボネート樹脂
および脂肪族ポリエステル樹脂の分子量については特に
制限がなく、通常用いられる射出成形グレードでよい。
ただし脂肪族ポリエステル樹脂は分子量がある程度大き
いものの方が熱的・機械的物性の面から好ましく、具体
的にはゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
される重量平均分子量が30,000〜5,000,0
00(ポリスチレン換算の値)のものが好適である。こ
れよりも分子量が大きくなると、流動性改良効果に乏し
くなるため好ましくない。
および脂肪族ポリエステル樹脂の分子量については特に
制限がなく、通常用いられる射出成形グレードでよい。
ただし脂肪族ポリエステル樹脂は分子量がある程度大き
いものの方が熱的・機械的物性の面から好ましく、具体
的にはゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定
される重量平均分子量が30,000〜5,000,0
00(ポリスチレン換算の値)のものが好適である。こ
れよりも分子量が大きくなると、流動性改良効果に乏し
くなるため好ましくない。
【0011】本発明の組成物においては、ポリカーボネ
ート樹脂と脂肪族ポリエステル樹脂は任意の比率で用い
られるが、本発明の特徴であるポリカーボネート樹脂の
流動性および衝撃強度の厚み依存性改良という観点から
は前者が70〜99重量部、後者が30〜1重量部の比
率が良好な結果を与える。更に熱的・機械的物性の保持
および流動性改良の面からは前者が80〜95重量部、
後者が20〜5重量部の範囲が特に好適と言える。ポリ
カーボネート樹脂が70重量部以上においてはポリカー
ボネート樹脂の特徴である耐熱性が損なわれないので好
ましい。
ート樹脂と脂肪族ポリエステル樹脂は任意の比率で用い
られるが、本発明の特徴であるポリカーボネート樹脂の
流動性および衝撃強度の厚み依存性改良という観点から
は前者が70〜99重量部、後者が30〜1重量部の比
率が良好な結果を与える。更に熱的・機械的物性の保持
および流動性改良の面からは前者が80〜95重量部、
後者が20〜5重量部の範囲が特に好適と言える。ポリ
カーボネート樹脂が70重量部以上においてはポリカー
ボネート樹脂の特徴である耐熱性が損なわれないので好
ましい。
【0012】上記組成物には、本発明の特性を損なわな
い範囲に於て各種エラストマー、ポリカーボネート樹脂
と相溶性の良い他の熱可塑性樹脂、可塑剤、顔料、安定
剤、離型剤、難燃剤、その他の添加剤やフィラー類を目
的や用途に応じて適宜使用することができる。本発明の
樹脂組成物の製造方法については特に制限はなく、通常
公知の方法を採用することができる。すなわち、ポリカ
ーボネート樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂およびその他
必要とする成分を高速攪拌機等で均一混合した後、十分
な混練能力のある一軸あるいは多軸の押出機、混合ロー
ル、ニーダー、ブラベンダー等で溶融混練する方法等で
製造できる。また両成分を適当な溶媒に溶解・膨潤させ
機械的に、あるいは超音波などを用いて攪拌したのち、
溶媒を蒸発せしめ濃縮する方法も有効である。
い範囲に於て各種エラストマー、ポリカーボネート樹脂
と相溶性の良い他の熱可塑性樹脂、可塑剤、顔料、安定
剤、離型剤、難燃剤、その他の添加剤やフィラー類を目
的や用途に応じて適宜使用することができる。本発明の
樹脂組成物の製造方法については特に制限はなく、通常
公知の方法を採用することができる。すなわち、ポリカ
ーボネート樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂およびその他
必要とする成分を高速攪拌機等で均一混合した後、十分
な混練能力のある一軸あるいは多軸の押出機、混合ロー
ル、ニーダー、ブラベンダー等で溶融混練する方法等で
製造できる。また両成分を適当な溶媒に溶解・膨潤させ
機械的に、あるいは超音波などを用いて攪拌したのち、
溶媒を蒸発せしめ濃縮する方法も有効である。
【0013】
【実施例】以下実施例によって本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定される物で
はない。
るが、本発明はこれらの実施例によって限定される物で
はない。
【0014】〔実施例1〜2〕1,4−ブタンジオール
とコハク酸を主体とする脂肪族ポリエステル樹脂(昭和
高分子(株)製、ビオノーレ1020、以下「脂肪族ポ
リエステル樹脂1」)およびポリカーボネート樹脂(帝
人化成(株)製、パンライトL−1225)を表1に示
す割合で配合したのちタンブラーミキサーで十分に混合
して、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出
機にて、溶融温度230℃、スクリュー回転数80rp
mで溶融混合し、押出してペレット状の成形材料組成物
を得た。上記の方法で得られた組成物を260〜240
℃に設定した射出成形機で試験片に成形し、それぞれの
物性を測定した。結果を表1に示す。衝撃強度の厚み依
存性、スパイラルフロー流動長が改善され、層剥離の無
い良好な結果が得られた。
とコハク酸を主体とする脂肪族ポリエステル樹脂(昭和
高分子(株)製、ビオノーレ1020、以下「脂肪族ポ
リエステル樹脂1」)およびポリカーボネート樹脂(帝
人化成(株)製、パンライトL−1225)を表1に示
す割合で配合したのちタンブラーミキサーで十分に混合
して、スクリュー径37mm、L/D=32の二軸押出
機にて、溶融温度230℃、スクリュー回転数80rp
mで溶融混合し、押出してペレット状の成形材料組成物
を得た。上記の方法で得られた組成物を260〜240
℃に設定した射出成形機で試験片に成形し、それぞれの
物性を測定した。結果を表1に示す。衝撃強度の厚み依
存性、スパイラルフロー流動長が改善され、層剥離の無
い良好な結果が得られた。
【0015】〔実施例3〜4〕1,4−ブタンジオー
ル、コハク酸およびアジピン酸を主体とする脂肪族ポリ
エステル樹脂2(昭和高分子(株)製、ビオノーレ3020、
以下「脂肪族ポリエステル樹脂2」)を用いて同様に評
価した。結果を表1に示す。この場合も、良好な結果が
得られた。
ル、コハク酸およびアジピン酸を主体とする脂肪族ポリ
エステル樹脂2(昭和高分子(株)製、ビオノーレ3020、
以下「脂肪族ポリエステル樹脂2」)を用いて同様に評
価した。結果を表1に示す。この場合も、良好な結果が
得られた。
【0016】〔比較例1〜2〕実施例1〜4で用いた脂
肪族ポリエステル樹脂1〜2の代わりに、ポリプロピレ
ン樹脂(三井東圧化学(株)製、ノーブレンJ3H、以下
「ポリオレフィン樹脂」)を用いて同様に評価した。結
果を表2に示す。この場合、ポリオレフィン樹脂の添加
により引張破断強度・伸びの低下がみられ、また破断面
の層剥離が観察されるため好ましくない。
肪族ポリエステル樹脂1〜2の代わりに、ポリプロピレ
ン樹脂(三井東圧化学(株)製、ノーブレンJ3H、以下
「ポリオレフィン樹脂」)を用いて同様に評価した。結
果を表2に示す。この場合、ポリオレフィン樹脂の添加
により引張破断強度・伸びの低下がみられ、また破断面
の層剥離が観察されるため好ましくない。
【0017】〔比較例3〜4〕実施例1〜4で用いた脂
肪族ポリエステル樹脂1〜2の代わりに、無水マレイン
酸で変性したポリプロピレン樹脂(マレイン酸グラフト
率1wt%のもの、以下「変性ポリオレフィン樹脂」)を用
いて同様に評価した。結果を表2に示す。この場合も比
較例1〜2同様の理由で好ましくない。
肪族ポリエステル樹脂1〜2の代わりに、無水マレイン
酸で変性したポリプロピレン樹脂(マレイン酸グラフト
率1wt%のもの、以下「変性ポリオレフィン樹脂」)を用
いて同様に評価した。結果を表2に示す。この場合も比
較例1〜2同様の理由で好ましくない。
【0018】〔比較例5〕ポリカーボネート樹脂単体で
同様の評価を行った結果である。結果を表2に示す。
同様の評価を行った結果である。結果を表2に示す。
【0019】以上の実施例、比較例の中で、各物性は以
下の要領で評価した。 (1)アイゾッド衝撃試験(衝撃値) JIS−K7110に準拠した。試験片の厚みは1/
8”、1/4”とした。 (2)引張試験(引張破断強度、破断伸度) JIS−K7113に準拠した。また破断面を目視で観
察し、層剥離の度合いを評価した。ここでは層剥離の無
いものを「なし」、度合いの大きいものを「あり」とし
て格付けした。 (3)スパイラルフロー流動長 アルキメデス型スパイラル金型(流動厚さ1mm、流動
幅10mm)を用い、樹脂温度280℃、金型温度10
0℃の条件で流動長を測定した。
下の要領で評価した。 (1)アイゾッド衝撃試験(衝撃値) JIS−K7110に準拠した。試験片の厚みは1/
8”、1/4”とした。 (2)引張試験(引張破断強度、破断伸度) JIS−K7113に準拠した。また破断面を目視で観
察し、層剥離の度合いを評価した。ここでは層剥離の無
いものを「なし」、度合いの大きいものを「あり」とし
て格付けした。 (3)スパイラルフロー流動長 アルキメデス型スパイラル金型(流動厚さ1mm、流動
幅10mm)を用い、樹脂温度280℃、金型温度10
0℃の条件で流動長を測定した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート樹脂組成物は
層剥離がなく機械的物性・表面外観を維持し、かつ流動
性および衝撃強度の厚み依存性が改良することができ、
これまでのポリカーボネート樹脂のように用途が制限さ
れず、電気・電子・機械部品そのほか多方面への応用が
可能である。
層剥離がなく機械的物性・表面外観を維持し、かつ流動
性および衝撃強度の厚み依存性が改良することができ、
これまでのポリカーボネート樹脂のように用途が制限さ
れず、電気・電子・機械部品そのほか多方面への応用が
可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末廣 さちの 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 佐野 弘一 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂と脂肪族ポリエス
テル樹脂から成る樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリカーボネート樹脂が70〜99重量
部であり、脂肪族ポリエステル樹脂が30〜1重量部で
ある請求項1記載の樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11898694A JPH07324159A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11898694A JPH07324159A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07324159A true JPH07324159A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14750183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11898694A Pending JPH07324159A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ポリカーボネート樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07324159A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016202399A1 (de) | 2015-06-18 | 2016-12-22 | Covestro Deutschland Ag | Flammgeschütze polycarbonat-polyester-zusammensetzungen |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP11898694A patent/JPH07324159A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016202399A1 (de) | 2015-06-18 | 2016-12-22 | Covestro Deutschland Ag | Flammgeschütze polycarbonat-polyester-zusammensetzungen |
| US10501624B2 (en) | 2015-06-18 | 2019-12-10 | Covestro Deutschland Ag | Flame-retardant polycarbonate-polyester compositions |
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