JPH07324838A - 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 - Google Patents
吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物Info
- Publication number
- JPH07324838A JPH07324838A JP6143944A JP14394494A JPH07324838A JP H07324838 A JPH07324838 A JP H07324838A JP 6143944 A JP6143944 A JP 6143944A JP 14394494 A JP14394494 A JP 14394494A JP H07324838 A JPH07324838 A JP H07324838A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous solution
- solution composition
- heat pump
- iodide
- absorption heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】水を冷媒とし吸収剤成分としてヨウ化物を含む
水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む水溶液組成物
において、この水溶液組成物にチオ硫酸ナトリウム(N
a2S2O3 )を添加してなることを特徴とするステンレ
ス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプ用水溶
液組成物。 【発明の効果】吸収剤成分としてヨウ化物を含む吸収
液、またこれに硝酸塩を含む吸収式ヒ−トポンプ用の水
溶液組成物において、これにチオ硫酸ナトリウムを添加
することにより、遊離ヨウ素の生成自体を防止し、吸収
式ヒ−トポンプを構成する諸機器用の材料であるステン
レス鋼系材料の腐食をきわめて有効に防止することがで
きる。
水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む水溶液組成物
において、この水溶液組成物にチオ硫酸ナトリウム(N
a2S2O3 )を添加してなることを特徴とするステンレ
ス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプ用水溶
液組成物。 【発明の効果】吸収剤成分としてヨウ化物を含む吸収
液、またこれに硝酸塩を含む吸収式ヒ−トポンプ用の水
溶液組成物において、これにチオ硫酸ナトリウムを添加
することにより、遊離ヨウ素の生成自体を防止し、吸収
式ヒ−トポンプを構成する諸機器用の材料であるステン
レス鋼系材料の腐食をきわめて有効に防止することがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収式ヒ−トポンプに
使用される作動媒体組成物に関し、より具体的には、ス
テンレス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプ
において使用する、水を冷媒とし、吸収剤の成分として
ヨウ化物を含む水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含
む水溶液組成物に関する。
使用される作動媒体組成物に関し、より具体的には、ス
テンレス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプ
において使用する、水を冷媒とし、吸収剤の成分として
ヨウ化物を含む水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含
む水溶液組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収式ヒ−トポンプに使用される作動媒
体としては、これまで水とアンモニア(NH3 :冷媒)
との組み合わせからなるもの、水とハロゲン化物との組
み合わせからなるもの等種々のものが提案されてきてい
るが、我が国においては、現実には専ら水と臭化リチウ
ムとからなる系(「水−LiBr」系)が使用されてお
り、水とアンモニア(NH3 :冷媒)との組み合わせか
らなるものは、危険なため、特殊な場合を除き殆んど使
用されていない。
体としては、これまで水とアンモニア(NH3 :冷媒)
との組み合わせからなるもの、水とハロゲン化物との組
み合わせからなるもの等種々のものが提案されてきてい
るが、我が国においては、現実には専ら水と臭化リチウ
ムとからなる系(「水−LiBr」系)が使用されてお
り、水とアンモニア(NH3 :冷媒)との組み合わせか
らなるものは、危険なため、特殊な場合を除き殆んど使
用されていない。
【0003】このうち水とハロゲン化物との組み合わせ
からなる系のうち、例えば実質上水と臭化リチウムとだ
けからなる系では、装置を小型化したり、空冷化するた
めには、その水溶液中の臭化リチウム濃度を高くしなけ
ればならないが、そうすると臭化リチウムが晶出するこ
ととなり、ある程度以上の小型化や空冷化は困難であっ
た。この結晶限界を改良するため、この水と臭化リチウ
ムとからなる水溶液に臭化亜鉛や塩化亜鉛を添加するこ
とが提案されているが、これらを加えた系ではその水溶
液自体が酸性となり、きわめて強い腐食性を示すだけで
はなく、10重量%程度以下の希薄溶液では水酸化亜鉛
の生成に伴う沈澱物が生じてしまう。
からなる系のうち、例えば実質上水と臭化リチウムとだ
けからなる系では、装置を小型化したり、空冷化するた
めには、その水溶液中の臭化リチウム濃度を高くしなけ
ればならないが、そうすると臭化リチウムが晶出するこ
ととなり、ある程度以上の小型化や空冷化は困難であっ
た。この結晶限界を改良するため、この水と臭化リチウ
ムとからなる水溶液に臭化亜鉛や塩化亜鉛を添加するこ
とが提案されているが、これらを加えた系ではその水溶
液自体が酸性となり、きわめて強い腐食性を示すだけで
はなく、10重量%程度以下の希薄溶液では水酸化亜鉛
の生成に伴う沈澱物が生じてしまう。
【0004】吸収式ヒ−トポンプは、基本的には再生
器、凝縮器、蒸発器、吸収器及びこれらを連結する配管
から成り、これら各装置及び配管は、軟鋼その他の炭素
鋼系材料、銅、キュプロニッケルその他の銅系材料等、
種々の材料で構成されており、最近では、その炭素鋼系
材料が使えない場合の代替材料として、ステンレス鋼系
の材料を用いることも検討されている。これらの材料の
うち特に高温で機能する再生器を構成する炭素鋼系材
料、また上記ステンレス鋼系の材料についても、これら
に対する腐食の問題は、前述吸収剤成分の晶出、沈澱物
の生成の問題とともに、充分に配慮されなければならな
い。
器、凝縮器、蒸発器、吸収器及びこれらを連結する配管
から成り、これら各装置及び配管は、軟鋼その他の炭素
鋼系材料、銅、キュプロニッケルその他の銅系材料等、
種々の材料で構成されており、最近では、その炭素鋼系
材料が使えない場合の代替材料として、ステンレス鋼系
の材料を用いることも検討されている。これらの材料の
うち特に高温で機能する再生器を構成する炭素鋼系材
料、また上記ステンレス鋼系の材料についても、これら
に対する腐食の問題は、前述吸収剤成分の晶出、沈澱物
の生成の問題とともに、充分に配慮されなければならな
い。
【0005】吸収式ヒ−トポンプでは、順調な運転を維
持するため、系全体を完全な気密状態に保つ必要があ
り、この事は、同時に系の防食のためにも非常に重要な
ことであるが、それでもなお、水を冷媒とし、その吸収
剤として臭化リチウム、塩化リチウム等を使用する場
合、この作動媒体は、吸収式ヒ−トポンプを構成する前
述諸機器の主要構成材料である軟鋼等鉄系材料に対して
腐食性を有し、このため通常腐食防止用のインヒビタ−
の添加が必要不可欠である。このインヒビタ−として
は、これまで、例えばクロム酸リチウム等のクロム酸
塩、モリブデン酸リチウム等のモリブデン酸塩、タング
ステン酸塩、亜硝酸塩、硝酸塩、アゾ−ル類、アミン
類、等が提案されている。
持するため、系全体を完全な気密状態に保つ必要があ
り、この事は、同時に系の防食のためにも非常に重要な
ことであるが、それでもなお、水を冷媒とし、その吸収
剤として臭化リチウム、塩化リチウム等を使用する場
合、この作動媒体は、吸収式ヒ−トポンプを構成する前
述諸機器の主要構成材料である軟鋼等鉄系材料に対して
腐食性を有し、このため通常腐食防止用のインヒビタ−
の添加が必要不可欠である。このインヒビタ−として
は、これまで、例えばクロム酸リチウム等のクロム酸
塩、モリブデン酸リチウム等のモリブデン酸塩、タング
ステン酸塩、亜硝酸塩、硝酸塩、アゾ−ル類、アミン
類、等が提案されている。
【0006】ところで、特公平5−28751号公報に
は、水とハロゲン化塩とからなる作動媒体において、晶
析限界を改良した新しい吸収冷凍機用吸収液が提案され
ており、その成分として臭化リチウム、ヨウ化リチウ
ム、塩化リチウム及び硝酸リチウムを用い、これら各成
分の割合を所定の範囲とすることにより、例えば水溶液
中の吸収剤成分の濃度63.6wt%で晶出温度0.5
℃、その濃度62.0wt%で晶出温度1.9℃という
成果が得られることが示されている。
は、水とハロゲン化塩とからなる作動媒体において、晶
析限界を改良した新しい吸収冷凍機用吸収液が提案され
ており、その成分として臭化リチウム、ヨウ化リチウ
ム、塩化リチウム及び硝酸リチウムを用い、これら各成
分の割合を所定の範囲とすることにより、例えば水溶液
中の吸収剤成分の濃度63.6wt%で晶出温度0.5
℃、その濃度62.0wt%で晶出温度1.9℃という
成果が得られることが示されている。
【0007】この新しい作動媒体を使用する場合にも、
腐食防止に対する十分な配慮が必要であることに変わり
はなく、例えば、特開平1−174588号公報には、
特に腐食性が強い吸収液として「ヨウ化リチウム等を含
むハロゲン化リチウム塩水溶液」が指摘され、これを使
用する場合の対策が検討されている。
腐食防止に対する十分な配慮が必要であることに変わり
はなく、例えば、特開平1−174588号公報には、
特に腐食性が強い吸収液として「ヨウ化リチウム等を含
むハロゲン化リチウム塩水溶液」が指摘され、これを使
用する場合の対策が検討されている。
【0008】この公報によれば、この吸収液において
は、従来のインヒビタ−だけでは腐食抑制効果が十分で
はなかったところ、この問題点をアンチモン化合物、特
に三酸化二アンチモンを添加することにより解決したと
いうものであり、そこでは、その添加アンチモン化合物
の作用として、遊離したハロゲンをイオンに還元させ
ること及びハロゲンの遊離を抑制させること、添加ア
ンチモン化合物が吸収機内の銅及び鋼材料の表面に吸着
し、緻密な保護皮膜を形成させ、鉄及び鋼の溶出を防ぐ
ことの2点にあると指摘されている。
は、従来のインヒビタ−だけでは腐食抑制効果が十分で
はなかったところ、この問題点をアンチモン化合物、特
に三酸化二アンチモンを添加することにより解決したと
いうものであり、そこでは、その添加アンチモン化合物
の作用として、遊離したハロゲンをイオンに還元させ
ること及びハロゲンの遊離を抑制させること、添加ア
ンチモン化合物が吸収機内の銅及び鋼材料の表面に吸着
し、緻密な保護皮膜を形成させ、鉄及び鋼の溶出を防ぐ
ことの2点にあると指摘されている。
【0009】しかし、そこで吸収剤の成分としてヨウ化
リチウムを添加するのは、化合物としてのヨウ化リチウ
ム自体の特性を利用するものであるから、これを用いる
吸収式ヒ−トポンプの作動中に、遊離、生成したヨウ素
を元のヨウ素イオンに戻すというのではなく、ヨウ素が
遊離、生成すること自体を抑制する必要があり、またそ
の生成をでき得れば皆無とするのが望ましい。
リチウムを添加するのは、化合物としてのヨウ化リチウ
ム自体の特性を利用するものであるから、これを用いる
吸収式ヒ−トポンプの作動中に、遊離、生成したヨウ素
を元のヨウ素イオンに戻すというのではなく、ヨウ素が
遊離、生成すること自体を抑制する必要があり、またそ
の生成をでき得れば皆無とするのが望ましい。
【0010】本発明者等は、このような観点から、これ
まで提案されてきた水を冷媒とし、ヨウ化リチウム等の
ヨウ素化合物を含有するハロゲン化物を吸収剤とする種
々の水溶液組成物について、各種観察を続けた結果、そ
の水溶液組成物中にヨウ素が遊離し易いこと、そしてこ
れは特に硝酸塩を含む場合に顕著であり、またヨウ化リ
チウムを含む水溶液中の遊離ヨウ素が、同液中に浸漬さ
れているステンレス鋼のすき間腐食を著しく促進する事
実を見出したが、これら事実は正にヨウ素が遊離するこ
と自体を抑制する必要性を裏付けているものである。
まで提案されてきた水を冷媒とし、ヨウ化リチウム等の
ヨウ素化合物を含有するハロゲン化物を吸収剤とする種
々の水溶液組成物について、各種観察を続けた結果、そ
の水溶液組成物中にヨウ素が遊離し易いこと、そしてこ
れは特に硝酸塩を含む場合に顕著であり、またヨウ化リ
チウムを含む水溶液中の遊離ヨウ素が、同液中に浸漬さ
れているステンレス鋼のすき間腐食を著しく促進する事
実を見出したが、これら事実は正にヨウ素が遊離するこ
と自体を抑制する必要性を裏付けているものである。
【0011】このような事実を基にし、ステンレス鋼系
材料を構成材質とする吸収式ヒ−トポンプにおいて使用
する、水を冷媒とし吸収剤成分としてヨウ化物を含む水
溶液組成物において、その水溶液組成物に還元剤として
亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3 )を添加すること
により、ヨウ素が遊離、生成すること自体を抑制ないし
可及的に皆無とする方法を開発し、先に提案しているが
(特願平5−346533号)、これと同じ観点からさ
らに検討、追求しているうち、これと同等またはそれ以
上に有効な添加成分があることを見出し、本発明に到達
するに至ったものである。
材料を構成材質とする吸収式ヒ−トポンプにおいて使用
する、水を冷媒とし吸収剤成分としてヨウ化物を含む水
溶液組成物において、その水溶液組成物に還元剤として
亜硫酸水素ナトリウム(NaHSO3 )を添加すること
により、ヨウ素が遊離、生成すること自体を抑制ないし
可及的に皆無とする方法を開発し、先に提案しているが
(特願平5−346533号)、これと同じ観点からさ
らに検討、追求しているうち、これと同等またはそれ以
上に有効な添加成分があることを見出し、本発明に到達
するに至ったものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
ステンレス鋼系材料を構成材質とする吸収式ヒ−トポン
プにおいて使用する、水を冷媒とし、吸収剤成分として
ヨウ化物含む水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む
水溶液組成物において、これに特定の添加成分を含有さ
せることにより、ヨウ素が遊離、生成すること自体を抑
制ないし可及的に皆無とし、そこで使用されるステンレ
ス鋼系材料の腐食を防止することができ、また前述の諸
欠点を有しない水溶液組成物を提供することを目的とす
る。
ステンレス鋼系材料を構成材質とする吸収式ヒ−トポン
プにおいて使用する、水を冷媒とし、吸収剤成分として
ヨウ化物含む水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む
水溶液組成物において、これに特定の添加成分を含有さ
せることにより、ヨウ素が遊離、生成すること自体を抑
制ないし可及的に皆無とし、そこで使用されるステンレ
ス鋼系材料の腐食を防止することができ、また前述の諸
欠点を有しない水溶液組成物を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステンレス鋼
系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプにおいて用
いる、水を冷媒とし、吸収剤成分としてヨウ化物を含む
水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む水溶液組成物
において、この水溶液組成物にチオ硫酸ナトリウム(N
a2S2O3 )を添加、含有させてなることを特徴とする
吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物を提供するものであ
る。ここで、「吸収式ヒ−トポンプ」の語は、狭義のヒ
−トポンプでなく、冷凍機を含めた広義のヒ−トポンプ
の意味で使用している。
系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプにおいて用
いる、水を冷媒とし、吸収剤成分としてヨウ化物を含む
水溶液組成物又はヨウ化物と硝酸塩を含む水溶液組成物
において、この水溶液組成物にチオ硫酸ナトリウム(N
a2S2O3 )を添加、含有させてなることを特徴とする
吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物を提供するものであ
る。ここで、「吸収式ヒ−トポンプ」の語は、狭義のヒ
−トポンプでなく、冷凍機を含めた広義のヒ−トポンプ
の意味で使用している。
【0014】この場合、そのチオ硫酸ナトリウム(Na
2S2O3 )は、ヨウ素が遊離すること自体を抑制し、こ
れによって吸収式ヒ−トポンプに使用されるステンレス
鋼系材料の腐食を長期にわたり防止することができる。
またこのチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3 )は、その
水溶液組成物に対して比較的溶け易いため、この点でも
有利であり、その添加量としては、これを適用しようと
する水溶液に対するこの成分の溶解度まで可能である
が、その水溶液中に添加されたヨウ化物の量、またこれ
と硝酸塩の量等の如何により適宜設定することができ
る。
2S2O3 )は、ヨウ素が遊離すること自体を抑制し、こ
れによって吸収式ヒ−トポンプに使用されるステンレス
鋼系材料の腐食を長期にわたり防止することができる。
またこのチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3 )は、その
水溶液組成物に対して比較的溶け易いため、この点でも
有利であり、その添加量としては、これを適用しようと
する水溶液に対するこの成分の溶解度まで可能である
が、その水溶液中に添加されたヨウ化物の量、またこれ
と硝酸塩の量等の如何により適宜設定することができ
る。
【0015】また、本発明で、その対象とする「吸収剤
成分としてヨウ化物を含む水溶液組成物」又は「吸収剤
成分としてヨウ化物及び硝酸塩を含む水溶液組成物」と
しては、水−ヨウ化リチウム系、水−臭化リチウム−ヨ
ウ化リチウム系、水−ヨウ化リチウム−硝酸リチウム
系、水−臭化リチウム−ヨウ化リチウム−塩化リチウム
−硝酸リチウム系等を挙げることができる。これらの系
のうち、特にヨウ化リチウムと硝酸リチウムを含む系の
場合には、硝酸リチウムが酸化力を持ち、そのままでは
遊離ヨウ素を生成し易いことから、本発明に係るチオ硫
酸ナトリウムの添加は一層効果的である。
成分としてヨウ化物を含む水溶液組成物」又は「吸収剤
成分としてヨウ化物及び硝酸塩を含む水溶液組成物」と
しては、水−ヨウ化リチウム系、水−臭化リチウム−ヨ
ウ化リチウム系、水−ヨウ化リチウム−硝酸リチウム
系、水−臭化リチウム−ヨウ化リチウム−塩化リチウム
−硝酸リチウム系等を挙げることができる。これらの系
のうち、特にヨウ化リチウムと硝酸リチウムを含む系の
場合には、硝酸リチウムが酸化力を持ち、そのままでは
遊離ヨウ素を生成し易いことから、本発明に係るチオ硫
酸ナトリウムの添加は一層効果的である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
がこの実施例に限定されないことは勿論である。まず、
吸収液組成として「60%LiXs+0.2%LiO
H」の基本水溶液を調製し、以降実験内容に応じて、N
a2S2O3 を添加し、その濃度調整を行った。ここでL
iXsは、モル比でLiBr:LiI:LiCl:Li
NO3 =100:75:41:25とした。なおこの場
合、上記LiOHは、溶液をステンレス鋼に対して腐食
性の低いアルカリ性に保つために加えるものである。
がこの実施例に限定されないことは勿論である。まず、
吸収液組成として「60%LiXs+0.2%LiO
H」の基本水溶液を調製し、以降実験内容に応じて、N
a2S2O3 を添加し、その濃度調整を行った。ここでL
iXsは、モル比でLiBr:LiI:LiCl:Li
NO3 =100:75:41:25とした。なおこの場
合、上記LiOHは、溶液をステンレス鋼に対して腐食
性の低いアルカリ性に保つために加えるものである。
【0017】ここで、その添加成分Na2S2O3 の濃度
調整は次のとおりに行った。基本水溶液中では一部のI
- は酸化されてI3 -として存在している。そこでこの基
本溶液をNa2S2O3 で滴定して液中のI2 を下記の化
学反応により還元し、滴定終点溶液とする。この時点で
の溶液中のI2 及びNa2S2O3 は、ともに0ppmで
あるが、この溶液にさらにNa2S2O3 を添加すると、
Na2S2O3 含有溶液となり、この場合にはI2 は存在
しない。 2S2O3 2- + I3 - = 3I- +
S4O6 2-
調整は次のとおりに行った。基本水溶液中では一部のI
- は酸化されてI3 -として存在している。そこでこの基
本溶液をNa2S2O3 で滴定して液中のI2 を下記の化
学反応により還元し、滴定終点溶液とする。この時点で
の溶液中のI2 及びNa2S2O3 は、ともに0ppmで
あるが、この溶液にさらにNa2S2O3 を添加すると、
Na2S2O3 含有溶液となり、この場合にはI2 は存在
しない。 2S2O3 2- + I3 - = 3I- +
S4O6 2-
【0018】一方、ステンレス鋼の試験片として、SU
S304鋼(Cr:18.25%、Ni:8.53%、
C:0.05%、Si:0.49%、P:0.0300
%、Mn:0.85%、S:0.006%、残余:F
e)を用意し、これをすきま試片〔内、外径が各々10
mm、20mmの環状面が相接する金属/金属−すきま
(隙間)〕に加工した。本実施例で、試験片をそのよう
に「すきま」試片としたのは、ステンレス鋼の場合でさ
え、金属間等の間隙で、その隙間への通気差が生じて酸
素濃淡電池が形成され、接合部や付着物下部の酸素供給
の不十分な箇所がアノ−ドとなり、腐食(すきま腐食)
が進行するためである。
S304鋼(Cr:18.25%、Ni:8.53%、
C:0.05%、Si:0.49%、P:0.0300
%、Mn:0.85%、S:0.006%、残余:F
e)を用意し、これをすきま試片〔内、外径が各々10
mm、20mmの環状面が相接する金属/金属−すきま
(隙間)〕に加工した。本実施例で、試験片をそのよう
に「すきま」試片としたのは、ステンレス鋼の場合でさ
え、金属間等の間隙で、その隙間への通気差が生じて酸
素濃淡電池が形成され、接合部や付着物下部の酸素供給
の不十分な箇所がアノ−ドとなり、腐食(すきま腐食)
が進行するためである。
【0019】以上の準備をした後、前記基本水溶液及び
調整溶液を用いて各種実験を実施したが、何れも次の手
法により行った。各水溶液をテフロンライニングを施し
たチタン製〔内容積:1l(1リットル)〕の容器に注
入した後、その水溶液中に上記ステンレス鋼の試験片を
浸漬させ(液中浸漬表面積は、SUS304:約45c
m2 、Tiボルト:約20cm2 とした)、その容器の
上部に蓋をして高純度窒素ガスを用いて脱気した後、そ
の内部を窒素雰囲気とし、密封状態とした。
調整溶液を用いて各種実験を実施したが、何れも次の手
法により行った。各水溶液をテフロンライニングを施し
たチタン製〔内容積:1l(1リットル)〕の容器に注
入した後、その水溶液中に上記ステンレス鋼の試験片を
浸漬させ(液中浸漬表面積は、SUS304:約45c
m2 、Tiボルト:約20cm2 とした)、その容器の
上部に蓋をして高純度窒素ガスを用いて脱気した後、そ
の内部を窒素雰囲気とし、密封状態とした。
【0020】引続き、その容器を加熱してその内部を所
定温度とし、この状態を所定時間続け、自然電位(Es
p:局部腐食を起こしていない試片の自然電位)の経時
変化を測定し、その最大値(Esp,max)を求める
とともに、そのステンレス鋼試験片の変化の有無を測定
した。なお、各試験における温度及び時間は、特に指摘
しない限り、150℃及び20時間(1200分)で実
施した。この場合、電極電位(Electrode P
otential)は室温のSCE(飽和甘コウ電極電
位)に照合して測定、表示したが、この点以下の測定、
表示についても同じである。
定温度とし、この状態を所定時間続け、自然電位(Es
p:局部腐食を起こしていない試片の自然電位)の経時
変化を測定し、その最大値(Esp,max)を求める
とともに、そのステンレス鋼試験片の変化の有無を測定
した。なお、各試験における温度及び時間は、特に指摘
しない限り、150℃及び20時間(1200分)で実
施した。この場合、電極電位(Electrode P
otential)は室温のSCE(飽和甘コウ電極電
位)に照合して測定、表示したが、この点以下の測定、
表示についても同じである。
【0021】また、「すきま再不動態化電位(ER =E
R,CREV)」については、次の測定手順により行った。ま
ず電極電位を−200mV.SCE程度に保持しなが
ら、+10mV/10minで貴化させた。試験片の電
流が10mA(=10000μA)に達した時点から、
この値を10時間保持するように電位を操作した後、−
10mV/60minで電位を卑化させた。このように
して、試験片の電流がはじめて負(−)になった電位を
ER(ER,CREV)とした。
R,CREV)」については、次の測定手順により行った。ま
ず電極電位を−200mV.SCE程度に保持しなが
ら、+10mV/10minで貴化させた。試験片の電
流が10mA(=10000μA)に達した時点から、
この値を10時間保持するように電位を操作した後、−
10mV/60minで電位を卑化させた。このように
して、試験片の電流がはじめて負(−)になった電位を
ER(ER,CREV)とした。
【0022】以上の手法により、各Na2S2O3 濃度の
試験水溶液を用いた場合について、温度150℃におけ
るEsp,max、ER(=ER,CREV )の経時的変化及
び侵食の有無を測定した。この結果を図1〜図6に示
す。このうち図1は、Na2S2O3 濃度の如何によるE
sp,max及びER,CREVの変化を示し、また、図2〜
図6は、Na2S2O3 の各濃度におけるEsp,max
及びER,CREVの経時的変化及び侵食深さ(最大侵食深
さ)の有無を示すものである。さらに図7は、図1に示
す結果に加えて、基本水溶液に過剰のNaHSO3 を添
加した場合の測定結果を対比させたものである。
試験水溶液を用いた場合について、温度150℃におけ
るEsp,max、ER(=ER,CREV )の経時的変化及
び侵食の有無を測定した。この結果を図1〜図6に示
す。このうち図1は、Na2S2O3 濃度の如何によるE
sp,max及びER,CREVの変化を示し、また、図2〜
図6は、Na2S2O3 の各濃度におけるEsp,max
及びER,CREVの経時的変化及び侵食深さ(最大侵食深
さ)の有無を示すものである。さらに図7は、図1に示
す結果に加えて、基本水溶液に過剰のNaHSO3 を添
加した場合の測定結果を対比させたものである。
【0023】図1のとおり、ERは、Na2S2O3濃度如
何に拘わらず僅かに上下はするが、実質上殆んど変化が
なく、−210mV前後を維持している。なお図1中、
ERとしてはNa2S2O3 濃度1000ppmまで示し
ているが、この濃度以降も実質上変化が見られないため
である。これに対し、Esp,maxはNa2S2O3濃
度600ppmまで漸次低下して行き、これ以降ごく僅
かに上昇はするが、実質上は殆んど変化がないことが分
かる。
何に拘わらず僅かに上下はするが、実質上殆んど変化が
なく、−210mV前後を維持している。なお図1中、
ERとしてはNa2S2O3 濃度1000ppmまで示し
ているが、この濃度以降も実質上変化が見られないため
である。これに対し、Esp,maxはNa2S2O3濃
度600ppmまで漸次低下して行き、これ以降ごく僅
かに上昇はするが、実質上は殆んど変化がないことが分
かる。
【0024】次に、図2は、基本溶液すなわち滴定終点
時の溶液で、Na2S2O3 の濃度0ppmの場合であ
る。図示のとおり、Esp値には幾分の変化はあるが−
390mV前後で推移し、Esp.maxは−380m
V.SCEであった。ER (−210mV)に対するこ
のEsp.maxの差(ER −Esp.max)は17
0mVであり、また試験片に侵食はなく、最大侵食深さ
は0μmであった。
時の溶液で、Na2S2O3 の濃度0ppmの場合であ
る。図示のとおり、Esp値には幾分の変化はあるが−
390mV前後で推移し、Esp.maxは−380m
V.SCEであった。ER (−210mV)に対するこ
のEsp.maxの差(ER −Esp.max)は17
0mVであり、また試験片に侵食はなく、最大侵食深さ
は0μmであった。
【0025】図3は、基本水溶液に対してNa2S2O3
を150ppm存在させた溶液を用いて試験した場合で
あるが、図示のとおり、この場合の自然電位(Esp)
は、時間の経過とともに、穏やかな上昇傾向を示すが、
図2の場合と比べると、かなり下回っており、Esp.
maxは−390mV.SCEであった。ER,CREVに対
しても大幅に下回り(180mV程度卑である)、12
00分(20時間)経過後でも、試験片に侵食はなく、
最大侵食深さは零(0μm)であった。
を150ppm存在させた溶液を用いて試験した場合で
あるが、図示のとおり、この場合の自然電位(Esp)
は、時間の経過とともに、穏やかな上昇傾向を示すが、
図2の場合と比べると、かなり下回っており、Esp.
maxは−390mV.SCEであった。ER,CREVに対
しても大幅に下回り(180mV程度卑である)、12
00分(20時間)経過後でも、試験片に侵食はなく、
最大侵食深さは零(0μm)であった。
【0026】図4は、基本水溶液に対してNa2S2O3
を300ppm存在させた溶液を用いて試験した場合で
ある。図示のとおり、この場合の自然電位(Esp)
は、時間の経過とともに、穏やかな上昇傾向を示すが、
図3の場合と比べると、さらに下回っており、Esp.
maxは−410mV.SCEであった。ER,CREV−1
60mV.SCEに対しても大幅に下回り(250mV
程度卑である)、また1200分(20時間)経過後で
も、試験片に侵食はなく、最大侵食深さは零(0μm)
であった。
を300ppm存在させた溶液を用いて試験した場合で
ある。図示のとおり、この場合の自然電位(Esp)
は、時間の経過とともに、穏やかな上昇傾向を示すが、
図3の場合と比べると、さらに下回っており、Esp.
maxは−410mV.SCEであった。ER,CREV−1
60mV.SCEに対しても大幅に下回り(250mV
程度卑である)、また1200分(20時間)経過後で
も、試験片に侵食はなく、最大侵食深さは零(0μm)
であった。
【0027】さらに、図5及び図6は、それぞれ、基本
水溶液に対してNa2S2O3 を600ppm及び200
0ppm存在させた溶液を用いて試験した場合である
が、自然電位(Esp)は、ともに図4の場合よりさら
に下回り、1200分(20時間)経過後でも、試験片
に侵食はなく、最大侵食深さは零(0μm)であった。
また図5と図6とを対比すると、500分経過時以降、
図6(Na2S2O3 2000ppm)の場合は、図5
(Na2S2O3 600ppm)の場合より僅かではある
がさらに下回り、さらに卑となることが分かる。
水溶液に対してNa2S2O3 を600ppm及び200
0ppm存在させた溶液を用いて試験した場合である
が、自然電位(Esp)は、ともに図4の場合よりさら
に下回り、1200分(20時間)経過後でも、試験片
に侵食はなく、最大侵食深さは零(0μm)であった。
また図5と図6とを対比すると、500分経過時以降、
図6(Na2S2O3 2000ppm)の場合は、図5
(Na2S2O3 600ppm)の場合より僅かではある
がさらに下回り、さらに卑となることが分かる。
【0028】図7は、図1に示したNa2S2O3を用い
た場合の結果とNaHSO3を用いた場合の結果とを併
せて示した図である。図7から明らかなとおり、まずN
aHSO3 が0ppm(滴定終点)のとき、Esp,m
ax>ER であるのに対して、Na2S2O3が0ppm
のときはEsp,max<ERであり、両者間には既に
この時点で差があることが認められる。
た場合の結果とNaHSO3を用いた場合の結果とを併
せて示した図である。図7から明らかなとおり、まずN
aHSO3 が0ppm(滴定終点)のとき、Esp,m
ax>ER であるのに対して、Na2S2O3が0ppm
のときはEsp,max<ERであり、両者間には既に
この時点で差があることが認められる。
【0029】次に、Na2S2O3を添加した液中のER,
CREVは、NaHSO3 を添加した液中のそれと比べて約
50mV卑である。また600ppm以上の過剰のNa
2S2O3 を添加した液中のEsp,maxは、過剰のN
aHSO3 を同程度含む液中のそれに比べて、約130
mV卑である。この結果この濃度域におけるER,CREVと
Esp,maxとの差はNa2S2O3を添加した液の方が
約80mV大きい。
CREVは、NaHSO3 を添加した液中のそれと比べて約
50mV卑である。また600ppm以上の過剰のNa
2S2O3 を添加した液中のEsp,maxは、過剰のN
aHSO3 を同程度含む液中のそれに比べて、約130
mV卑である。この結果この濃度域におけるER,CREVと
Esp,maxとの差はNa2S2O3を添加した液の方が
約80mV大きい。
【0030】このように、Na2S2O3 は、吸収剤成分
としてヨウ化物を含む吸収液、またこれに硝酸塩を含む
吸収液に対してきわめて有効に作用し、過剰のNa2S2
O3は、NaHSO3 に比べてEsp,maxをさらに
卑化させている。このようにNa2S2O3を添加し、I2
を還元した溶液では、ステンレス鋼系の材料に対する優
れた耐隙間腐食性を備えていることが明らかである。ま
たNa2S2O3 を用いた場合、NaHSO3 に比べて、
Espはより卑に保たれてER,CREVとの差も大きくな
り、ステンレス鋼にとってより安全な環境となることを
示している。
としてヨウ化物を含む吸収液、またこれに硝酸塩を含む
吸収液に対してきわめて有効に作用し、過剰のNa2S2
O3は、NaHSO3 に比べてEsp,maxをさらに
卑化させている。このようにNa2S2O3を添加し、I2
を還元した溶液では、ステンレス鋼系の材料に対する優
れた耐隙間腐食性を備えていることが明らかである。ま
たNa2S2O3 を用いた場合、NaHSO3 に比べて、
Espはより卑に保たれてER,CREVとの差も大きくな
り、ステンレス鋼にとってより安全な環境となることを
示している。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、吸収剤成分と
してヨウ化物を含む吸収液、またこれに硝酸塩を含む吸
収式ヒ−トポンプ用の水溶液組成物において、これに還
元剤としてチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3 )を添加
することにより、遊離ヨウ素の生成自体を防止し、吸収
式ヒ−トポンプを構成する諸機器用の材料であるステン
レス鋼系材料の腐食をきわめて有効に防止することがで
きる。またNaHSO3に比べて、Na2S2O3 を用い
ると、Espはより卑に保たれてER,CREVとの差も大き
くなり、ステンレス鋼にとってさらに安全な環境とな
る。
してヨウ化物を含む吸収液、またこれに硝酸塩を含む吸
収式ヒ−トポンプ用の水溶液組成物において、これに還
元剤としてチオ硫酸ナトリウム(Na2S2O3 )を添加
することにより、遊離ヨウ素の生成自体を防止し、吸収
式ヒ−トポンプを構成する諸機器用の材料であるステン
レス鋼系材料の腐食をきわめて有効に防止することがで
きる。またNaHSO3に比べて、Na2S2O3 を用い
ると、Espはより卑に保たれてER,CREVとの差も大き
くなり、ステンレス鋼にとってさらに安全な環境とな
る。
【図1】過剰Na2S2O3濃度のESP,max及びER,CREV
に与える影響を示す図。
に与える影響を示す図。
【図2】Na2S2O3濃度0ppmにおける自然電位の
経時変化を示す図。
経時変化を示す図。
【図3】Na2S2O3濃度150ppmにおける自然電
位の経時変化を示す図。
位の経時変化を示す図。
【図4】Na2S2O3濃度300pmmにおける自然電
位の経時変化を示す図。
位の経時変化を示す図。
【図5】Na2S2O3濃度600pmmにおける自然電
位の経時変化を示す図。
位の経時変化を示す図。
【図6】Na2S2O3濃度2000pmmにおける自然
電位の経時変化を示す図。
電位の経時変化を示す図。
【図7】過剰のNa2S2O3濃度及び過剰のNaHSO3
濃度のESP,max及びER,CREVに与える影響を示す図。
濃度のESP,max及びER,CREVに与える影響を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】水を冷媒とし、吸収剤成分としてヨウ化物
を含む水溶液組成物において、この水溶液組成物にチオ
硫酸ナトリウムを添加してなることを特徴とするステン
レス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポンプ用水
溶液組成物。 - 【請求項2】水を冷媒とし、吸収剤成分としてヨウ化物
と硝酸塩を含む水溶液組成物において、この水溶液組成
物にチオ硫酸ナトリウムを添加してなることを特徴とす
るステンレス鋼系材質を構成材料とする吸収式ヒ−トポ
ンプ用水溶液組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6143944A JPH07324838A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6143944A JPH07324838A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07324838A true JPH07324838A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15350694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6143944A Pending JPH07324838A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07324838A (ja) |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP6143944A patent/JPH07324838A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4219433A (en) | Metal corrosion inhibitor | |
| US4338209A (en) | Metal corrosion inhibitor | |
| Kolthoff et al. | The reduction of oxygen at the dropping mercury electrode | |
| JPH0192386A (ja) | 密閉循環型吸収式冷凍機及び吸収式冷凍機用吸収液 | |
| JPH11218361A (ja) | 吸収式冷凍機及びその初期防食皮膜形成方法 | |
| JP2947793B2 (ja) | 冷凍システムの腐蝕抑制溶液および方法 | |
| JPS63187073A (ja) | 吸収式冷凍機及びその吸収液 | |
| JP3411939B2 (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 | |
| JPH07324838A (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 | |
| JPS6354787B2 (ja) | ||
| US5783104A (en) | Absorption refrigeration compositions having germanium based compounds | |
| US4085063A (en) | Non-chromate pitting and general corrosion inhibitors for aluminum products and method | |
| JPH0881675A (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 | |
| JPH07180925A (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 | |
| JP3279779B2 (ja) | 吸収式ヒ−トポンプ用水溶液組成物 | |
| JPS5993778A (ja) | 吸収式冷凍機用組成物 | |
| JP3355025B2 (ja) | 吸収式ヒ−トポンプの吸収液用腐食防止剤及び水溶液組成物 | |
| JP4054287B2 (ja) | アルミニウム及びアルミニウム合金の表面処理方法 | |
| JPH07239159A (ja) | 吸収式冷凍機および吸収式冷凍機用吸収液 | |
| JPH11142012A (ja) | 吸収式冷凍機および吸収式冷凍機用吸収液 | |
| JP2955474B2 (ja) | 吸収式冷凍機の運転方法及び吸収冷凍機用吸収液 | |
| JPH07234031A (ja) | 吸収式ヒ−トポンプの吸収液用腐食防止剤及び水溶液組成物 | |
| JP3167563B2 (ja) | 吸収式冷凍機用吸収液 | |
| JPH07278856A (ja) | 吸収式ヒ−トポンプの吸収液用腐食防止剤及び水溶液組成物 | |
| JPH02183778A (ja) | 密閉循環型吸収式冷凍機用防食被膜形成方法 |