JPH07327366A - 電源装置 - Google Patents
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- JPH07327366A JPH07327366A JP6119032A JP11903294A JPH07327366A JP H07327366 A JPH07327366 A JP H07327366A JP 6119032 A JP6119032 A JP 6119032A JP 11903294 A JP11903294 A JP 11903294A JP H07327366 A JPH07327366 A JP H07327366A
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Abstract
に小型化する。 【構成】 部分共振型コンバータ11,31を負荷41に直列
接続する。第1のFET3にデューティーD=0.5の
駆動信号を供給する発振器42を設ける。また、発振器42
からの出力を反転させて第1のFET23に駆動信号を供
給する反転器43を設ける。 【効果】 電源装置全体の入力電流Iiは、各コンバー
タ11,31の入力電流I1,I2を合成したものとなる。
このため、入力電流Iiのリプル成分は少なくなる。ま
た、チョークコイル10,30に加わる電圧VL1,VL2
は、出力電圧Voに等しいリプル成分のない波形とな
る。
Description
発生するリプル成分を同時に小さくすることを目的とし
た電源装置に関する。
グ動作によって直流入力電圧をトランスの一次巻線に断
続的に印加し、二次巻線に誘起された電圧を整流平滑し
て所定の直流出力電圧を得る例えばフォワード型のスイ
ッチング電源装置においては、トランスの励磁電流に伴
うスイッチング周期に同期したリプル成分を除去するた
めに、トランスの入力側および出力側にチョークコイル
と平滑コンデンサとからなるフィルタ回路が設けられて
いる。他方、小型でかつ軽量な電源装置を得るために
は、フィルタ回路などの簡素化が必要不可欠であり、従
来は、スイッチング周波数を高くすることが、チョーク
コイルやコンデンサを小さくする有効な手段として知ら
れていた。
て、電源装置のスイッチング周波数を高くした場合に
は、ある程度フィルター回路の簡素化を図ることはでき
るものの、スイッチング素子のスイッチング損失や雑音
が次第に増大するといった欠点が有る。こうした欠点を
回避するためには、主スイッチング素子とは別のスイッ
チング素子を設けるとともに、このスイッチング素子と
コンデンサとによりトランスのフライバック電圧をクラ
ンプするクランプ回路を構成し、これら2個のスイッチ
ング素子に対して、制御回路から交互に適当なデッドタ
イムを持つ駆動信号を与えることで、一方のスイッチン
グ素子内に存在する寄生キャパシタを他方のスイッチン
グ素子のターンオン時に放電させる部分共振型コンバー
タを利用することが考えられる。しかし、このような部
分共振型コンバータを用いても、主スイッチング素子の
スイッチングに伴って、直流入力電圧および直流出力電
圧ラインにはリプル成分が重畳されるため、入力側と出
力側におけるフィルター回路のコンデンサを同時に小さ
くできないという問題点を有していた。
および出力側の平滑コンデンサを同時に小型にして、フ
ィルター回路の簡素化を図ることのできる電源装置を提
供することを目的とする。
次側と二次側とを絶縁するトランスと、このトランスの
一次巻線に共通の直流入力電圧を断続的に印加する第1
のスイッチング素子と、前記トランスのフライバック電
圧をクランプする第2のスイッチング素子を有するクラ
ンプ回路と、前記第1および第2のスイッチング素子に
対して交互にデッドタイムを持つ駆動信号を与える制御
回路とからなる複数の部分共振型コンバータを共通の負
荷に接続し、前記一方の部分共振型コンバータ群の第1
のスイッチング素子にデューティーが0.44以上0.
55以下の範囲の駆動信号を供給する発振器と、この発
振器からの出力を反転させて前記他方の部分共振型コン
バータ群の第1のスイッチング素子に駆動信号を供給す
る反転器とを設けたものである。この場合、前記複数の
部分共振型コンバータを前記負荷に直列接続することが
好ましい。また、前記一方のコンバータ群を構成する複
数の部分共振型コンバータと、前記他方のコンバータ群
を構成する複数の部分共振型コンバータの各トランスに
外部との接続を可能にする接続端子を設けることが好ま
しい。さらに、前記デューティーが0.5であることが
好ましい。
第1のスイッチング素子には、発振器から所定のデュー
ティーの駆動信号が供給され、また、他方のコンバータ
を構成する第1のスイッチング素子には、発振器からの
出力を反転した所定のデューティーの駆動信号が供給さ
れる。したがって、一方のコンバータの第1のスイッチ
ング素子がオンしている間は、他方のコンバータの第1
のスイッチング素子がオフし、一方のコンバータの第1
のスイッチング素子がオフしている間は、他方のコンバ
ータの第1のスイッチング素子がオンする。このとき、
各コンバータの入力側には略交互に電流が流れ込むた
め、電源装置の入力電流に発生するリプル成分は、コン
バータ単体における入力電流のリプル成分に比べて格段
に小さくなる。また、各コンバータの出力側に発生する
電流のリプル成分は、フォワード型コンバータを単独運
転させた場合の10%以下に抑制される。
づいて説明する。図1は本実施例における1トランス方
式のスイッチング電源装置の全体構成を示し、同図にお
いて、1は一次側と二次側とを絶縁するトランス、2は
入力端子+Vin,−Vin間に接続される小容量の平
滑コンデンサであり、第1のスイッチング素子たる第1
のMOS型FET3のスイッチング動作によって、直流
入力電圧Viがトランス1の一次巻線1Aに断続的に印
加される。また、4はトランス1の一次巻線1A間に接
続され、トランス1のフライバック電圧をクランプする
クランプ回路であり、このクランプ回路4は、第2のス
イッチング素子たる第2のMOS型FET5と、ブロッ
キングコンデンサ6との直列回路により構成される。各
FET3,5のドレイン・ソース間には、図示しないが
それぞれ固有の寄生キャパシタと、ボディダイオードが
FET3,5自体の特性として存在する。そして、各F
ET3,5のゲートには、制御回路としてのパルス幅制
御回路7からの駆動信号が、適当なデッドタイム、すな
わち、双方のFET3,5が共にオフになる時間を持ち
ながら交互に与えられる。
巻線1Bのドット側端子と非ドット側端子には、それぞ
れ二次整流部としての整流ダイオード8,9が接続され
る。また、10,12は平滑回路を構成するチョークコイル
および小容量の平滑コンデンサである。そして、前記F
ET3のスイッチング動作に伴いトランス1の二次巻線
1Bに誘起された電圧が、整流ダイオード8,9により
整流され、チョークコイル10を介して出力端子+Vou
t1,−Vout1に直流出力電圧Vo1が供給され
る。これらの各素子により、FET3,5のスイッチン
グ損失を抑制する部分共振型コンバータ11が構成され
る。
成を有する共振型コンバータである。この共振型コンバ
ータ31を構成するトランス21の一次巻線21A側には、第
1のスイッチング素子たる第1のFET23と、第2のス
イッチング素子たる第2のFET25およびブロッキング
コンデンサ26の直列回路からなるクランプ回路24と、各
FET23,25に適当なデッドタイムを有する駆動信号を
交互に供給するパルス幅制御回路27が設けられる。ま
た、トランス21の二次巻線21B側には、二次整流部たる
整流ダイオード28,29と、平滑回路を構成するチョーク
コイル30および小容量の平滑コンデンサ32が設けられ、
このチョークコイル30を介して出力端子+Vout2,
−Vout2間に直流出力電圧Vo2が供給される。前
記入力端子+Vin,−Vinは各コンバータ11,31に
共通して設けられ、トランス1,21の一次巻線1A,21
Aには、第1のFET3,23のスイッチング動作により
共通の直流入力電圧Viが断続的に印加される。また、
本実施例では各コンバータ11,31が共通する負荷41に直
列接続され、一方のコンバータ11の出力端子+Vout
1と他方のコンバータ31の出力端子−Vout2間に負
荷41が接続されるとともに、一方のコンバータ11の出力
端子−Vout1と他方のコンバータ31の出力端子+V
out2が接続される。
発振周波数の矩形波を供給する発振器である。この発振
器42の出力波形は図2の波形図に示すように、一周期T
内におけるオン時間の比率であるデューティーDが0.
5に設定される。そして、この発振器42の出力信号は、
そのまま一方のコンバータ11を構成するパルス幅制御回
路7を介して、第1のFET3の駆動信号として供給さ
れる。また、43は他方のコンバータ31を構成するパルス
幅制御回路27と発振器42間に挿入接続された反転器であ
り、この反転器43により発振器42からの出力波形を反転
する。すなわち、図2の波形図に示すように、発振器42
の出力波形に対して180゜の位相差を有するデューテ
ィーD´=0.5の出力波形が、反転器43からパルス幅
制御回路27に供給され、パルス幅制御回路27はこの反転
器43からの出力信号を、そのまま他方のコンバータ31を
構成する第1のFET23の駆動信号として供給する。そ
して、この発振器42と反転器43とにより、一方のコンバ
ータ群たるコンバータ11の第1のFET3と他方のコン
バータ群たるコンバータ31の第1のFET23とにデュー
ティーD,D´=0.5の駆動信号を180゜の位相差
で供給する発振回路44が構成される。
タ11,31を用いているが、図5に示すように、2個以上
のコンバータ11,11a,11bおよびコンバータ31,31
a,31bを直列接続してもよい。この場合、コンバータ
11,11a,11b,31,31a,31bを2群に分け、一方の
コンバータ群を構成するコンバータ11,11a,11bに発
振器42からの出力信号を供給し、他方のコンバータ群を
構成するコンバータ31,31a,31bに反転器43,43a,
43bからの出力信号を供給するように構成することが好
ましい。また、1個の反転器43から他方のコンバータ群
に出力信号を供給するようにしてもよい。
タ群を複数のコンバータ11,11aで構成し、また、他方
のコンバータ群を複数のコンバータ31,31aで構成し
て、各コンバータ11,11a,31,31aのトランス1,21
の出力タップに、外部との電気的接続を可能にする接続
端子51,52,53,61,62,63を設けるようにしてもよ
い。この場合、任意の接続端子51,52,53,61,62,63
に整流平滑素子や負荷を接続することにより、所望の出
力電圧および出力電流を得ることができる。
よびその作用を、図2および図3に示す波形図とともに
詳述する。なお、図2および図3はデューティーD,D
´=0.5の場合におけるコンバータ11,31の各部波形
を示し、最上段の波形は発振器42の出力波形、次段の波
形は反転器43の出力波形であり、以下図2は、トランス
1の一次巻線1Aを流れる電流Ix1の波形、トランス
21の一次巻線21Aを流れる電流Ix2の波形、コンバー
タ11の入力電流I1の波形、コンバータ31の入力電流I
2の波形、各コンバータ11,31を総合した入力電流Ii
の波形を示し、また、以下図3は、ダイオード8のカソ
ードと出力端子−Vout1間に発生する電圧VLD1
の波形、ダイオード9のカソードと出力端子−Vout
1間に発生する電圧VLD1´の波形、チョークコイル
10と出力端子−Vout1間に加わる電圧VL1の波
形、チョークコイル10を流れる電流IL1の波形を示し
ている。
動作を説明すると、コンバータ11において、パルス幅制
御回路7からの駆動信号により第1のFET3をオン,
オフ制御すると、入力端子+Vin,−Vin間の直流
入力電圧Viがトランス1の一次巻線1Aに断続的に印
加される。また、パルス幅制御回路7により第2のFE
T5は第1のFET3と交互にオン,オフするが、各F
ET3,5のオン,オフ切換え時において、所定のデッ
ドタイムが存在するように制御される。
ると、この第1のFET3に存在する寄生キャパシタに
電荷が蓄積されるため、第1のFET3のドレイン・ソ
ース間電圧は緩やかに立ち上がる。したがって、第1の
FET3のドレイン・ソース間電圧と電流との交差点が
零に近付く。一方、第1のFET3がターンオフしてか
ら第2のFET5がターンオンするまでのデッドタイム
期間中、各トランス1の一次巻線1Aに蓄積されたエネ
ルギーによって、第2のFET5の寄生キャパシタに蓄
えられた電荷が放電する。このため、その後第2のFE
T5がターンオンしても、この第2のFET5の寄生キ
ャパシタに蓄えられた電荷は直前に放電しているため、
第2のFET5のターンオン時における大きな損失,雑
音が発生しない。また、第1のFET3のオフ時には、
各トランス1の一次巻線1Aにフライバック電圧が発生
するが、第2のFET5がターンオンすると、一次巻線
1Aに発生するフライバック電圧は低インピーダンスの
コンデンサ6に充電され、略一定の値にクランプされ
る。
と、第2のFET5に存在する寄生キャパシタに電荷が
蓄積され、第2のFET5のドレイン・ソース間電圧は
緩やかに立ち上がる。したがって、第2のFET5のド
レイン・ソース間電圧と電流との交差点も零に近付く。
一方、第2のFET5がターンオフしてから第1のFE
T3がターンオンするまでのデッドタイム期間中、一次
巻線1Aに蓄積されたエネルギーによって、第1のFE
T3の寄生キャパシタに蓄えられた電荷が放電する。こ
のため、その後第1のFET3がターンオンしても、こ
の第1のFET3の寄生キャパシタに蓄えられた電荷は
直前に放電しているため、第1のFET3のターンオン
時における大きな損失,雑音が発生しない。こうした各
FET3,5のスイッチング動作を繰り返すことによっ
て、スイッチング周波数が高くてもスイッチング損失の
少ない零電圧スイッチングが達成される。これは、他方
のコンバータ31の各FET23,25に対しても、同様の動
作が行われる。
発振器42からデューティーD=0.5の出力信号が供給
され、コンバータ31のパルス幅制御回路27には、発振器
42からの出力波形を反転したデューティーD´=0.5
の出力信号が反転器43を介して供給される。コンバータ
11側の第1のFET3がオンしている間、トランス1の
一次巻線1Aには直流入力電圧Viが印加されるため、
図2に示すように、一次巻線1Aを流れる電流Ix1は
励磁電流によって傾斜上昇するとともに、コンバータ11
への入力電流I1もこれに伴なって傾斜上昇する。ま
た、トランス1の二次側では、二次巻線1Bのドット側
に正極性の電圧が誘起され、一方のダイオード8が導通
するのに対して、他方のダイオード9は非導通状態にな
る。このとき、図3に示すように、ダイオード8のカソ
ードと出力端子−Vout1間には、矩形状の電圧VL
D1が発生する。一方、第1のFET3がオフすると、
今度はコンバータ11への入力電流I1は遮断され、一次
巻線1Aを流れる電流Ix1は零付近で僅かに傾斜下降
する。また、二次巻線1Bの非ドット側に正極性の電圧
が誘起され、他方のダイオード9が導通するのに対し
て、一方のダイオード8は非導通状態になり、ダイオー
ド9のカソードと出力端子−Vout1間には、矩形状
の電圧VLD1´が発生する。チョークコイル10と出力
端子−Vout1間に加わる電圧VL1は、ダイオード
8のカソードと出力端子−Vout1間に発生する電圧
VLD1、およびダイオード9のカソードと出力端子−
Vout1間に発生する電圧VLD1´を加えた値とな
るが、特にデューティーD=0.5の場合、各電圧VL
D1,VLD1´は互いに上下対称な波形になり、電圧
VL1は出力電圧Voに等しいリプル成分のない波形と
なる。
ET3がオンしている間、コンバータ31の第1のFET
23はオフし、逆に、第1のFET3がオフしている間、
コンバータ31の第1のFET3はオンするため、各コン
バータ11,31には交互に矩形状の入力電流I1,I2が
流れ込む。したがって、これらの各コンバータ11,31の
入力電流I1,I2を合成した電源装置全体の入力電流
Iiは、図2に示すように、デューティーD,D´=
0.5であっても完全なる零リプルとはならないが、コ
ンバータ11,31を単独運転させた場合に比べて、そのリ
プル値は格段に小さくなり、入力側の平滑コンデンサ2
を著しく小型化することができる。図1に示す部分共振
型コンバータ11,31では、トランス1の一次側のリアク
タンスを大きくすると、リプル成分をさらに零に近付け
ることができるが、この場合、部分共振としての機能を
十分満足する程度に、トランス1の一次側のリアクタン
ス値を設定することが望ましい。また、デューティーD
=0.5の場合、チョークコイル10と出力端子−Vou
t1間に加わる電圧VL1は出力電圧Vo1に等しくな
り、チョークコイル10を流れる電流IL1にリプル成分
は全く含まれなくなる。したがって、各コンバータ11,
31の二次側で零リプルが達成され、出力側の平滑コンデ
ンサ12,32も入力側の平滑コンデンサ2と同時に、著し
く小型化することができる。この場合、双方のFET
3,23およびFET5,25には、互いにデッドタイムを
持つ駆動信号が与えられるため、出力側に多少のリプル
成分が発生するが、発振器42の発振周波数を低くする
と、1周期Tに対するデッドタイムが小さくなるため、
これに伴って各平滑コンデンサ12,32の容量を小さくで
きる。また、デューティーD=0.5であれば、各コン
バータ11,31を直列運転あるいは並列運転させなくて
も、コンバータ11,31単独で零リプルを達成することが
できる。
ィーDが0.5でない場合の各部の波形について、図4
を参照して説明する。この図4は、デューティーD=1
/3,デューティーD´=2/3の場合におけるコンバ
ータ11,31の各部波形を示し、最上段の波形は発振器42
の出力波形、次段の波形は反転器43の出力波形であり、
以下、チョークコイル10と出力端子−Vout1間に加
わる電圧VL1の波形、チョークコイル10を流れる電流
IL1の波形、チョークコイル30と出力端子−Vout
2間に加わる電圧VL2の波形、チョークコイル30を流
れる電流IL2の波形を示している。また、説明の都合
上、トランス1の一次巻線1Aとセンタータップで二分
割された各二次巻線1Bとの巻数比は、1:1:1とす
る。
3,23に対するオン期間とオフ期間が異なるため、これ
に比例してチョークコイル10と出力端子−Vout1間
に加わる電圧VL1、およびチョークコイル30と出力端
子−Vout2間に加わる電圧VL2の波形が矩形状に
変動する。また、各コンバータ11,31の出力電圧Vo
1,Vo2は、デューティーD,D´に比例するため、
一方のコンバータ11にはVo1=(2/3)×Viなる
出力電圧が発生するとともに、他方のコンバータ31には
Vo2=(4/3)×Viなる出力電圧が発生し、負荷
41には、デューティーD,D´=0.5の場合と同様
に、Vo1+Vo2=2×Viの出力電圧Voが供給さ
れる。また、各チョークコイル10,30を流れる電流IL
1,IL2は、電圧VL1および電圧VL2の変動に応
じて脈動する。チョークコイル10,30を流れる電流IL
1,IL2のリプル成分は同相となり、各コンバータ1
1,31に対するデューティーD,D´の相違によって、
電流IL2のリプル成分のピーク値差は、電流IL1の
リプル成分のピーク値差の2倍になる。したがって、デ
ューティーD,D´が0.5から離れるにしたがって、
出力側に発生するリプル電流は次第に大きくなり、リプ
ル電流吸収用の平滑コンデンサ12,32が必要不可欠とな
ってくる。但し、デューティーD,D´がある範囲内で
あれば、この平滑コンデンサ12,32を小型化することが
可能となる。
負荷41に直列接続したものを示したが、コンバータ11,
31を負荷41に並列接続しても、同様の作用,効果が得ら
れる。但し、コンバータ11,31を並列運転した場合に
は、各コンバータ11,31から負荷41への出力電流IL
1,IL2を均等に分担する必要がある。これは、出力
電流IL1,IL2を均等に分担しないと、出力電流I
L1,IL2の少ないコンバータ11,31が発振停止に陥
るからである。これに対して、コンバータ11,31を直列
運転した場合には、こうした各コンバータ11,31の発振
停止を考慮する必要がなく、並列運転の場合のように出
力電流IL1,IL2を均等に分担する手段が不要にな
るため、簡単な構成で入力側および出力側のリプル成分
を零に近付けることができる。
ータ11,31の出力側に発生するリプル成分との相関関係
を、フォワード型コンバータと部分共振型コンバータの
回路図である図7および図8に基づいて説明する。な
お、図7に示すフォワード型コンバータにおけるトラン
スTの一次巻線と二次巻線との巻数比はN:1に設定さ
れ、また、図8に示す部分共振型コンバータにおけるト
ランスT´の一次巻線と二次巻線との巻数比は、N:
1:1に設定される。先ず、図8の部分共振型コンバー
タにおいて、チョークコイルLを流れるリプル電流Δi
Lは、次の数式にて示される。
は出力電圧、LはチョークコイルLのインダクタンス、
Tはスイッチング素子Q1に供給する駆動信号の周期、
Dはその駆動信号のデューティーである。
式が成立する。
すると、次の数式が得られる。
る。
ーティーD=0.5のときにリプル電流ΔiLが零にな
ることがわかる。
いて、チョークコイルLを流れるリプル電流ΔiLは、
次の数式にて示される。
は出力電圧、LはチョークコイルLのインダクタンス、
Tはスイッチング素子Q1に供給する駆動信号の周期、
Dはその駆動信号のデューティーである。すなわち、こ
れは、図8に示す部分共振型コンバータと同一の関係に
ある。
数式が成立する。
すると、次の数式が得られる。
る。
き、フォワード型コンバータに対する部分共振型コンバ
ータのリプル電流ΔiLIの比Rを求めると、次の数式
のようになる。
ィーDとの関係をグラフで示すと、図9のようになる。
すなわち、デューティーDを0.33以上0.6以下の
範囲で制御すれば、部分共振型コンバータのリプル電流
ΔiLIを、フォワード型コンバータのリプル電流Δi
LIの1/4以下にすることができる。また、デューテ
ィーDを0.44以上0.55以下の範囲で制御すれ
ば、部分共振型コンバータのリプル電流ΔiLIを、フ
ォワード型コンバータのリプル電流ΔiLIの1/10
以下にすることができ、好ましくは、デューティーDを
0.5にすることで、出力側のリプル電流ΔiLIを完
全に零にすることができる。したがって、図1におい
て、発振器42の出力波形が多少変動しても、そのデュー
ティーDが0.44以上0.55以下の範囲であれば、
従来のフォワード型コンバータの10%以下に出力側の
リプルを殆ど抑制することができ、出力側の平滑コンデ
ンサ12,32を小型化することが可能となる。
1に対応して、一次側と二次側とを絶縁するトランス1
1,21と、このトランス11,21の一次巻線1A,21Aに
共通の直流入力電圧Viを断続的に印加する第1のFE
T3,23と、前記トランス11,21のフライバック電圧を
クランプする第2のFET5,25を有するクランプ回路
4,24と、前記第1および第2のFET3,5,23,25
に対して交互にデッドタイムを持つ駆動信号を与えるパ
ルス幅制御回路7,27とからなる複数の部分共振型コン
バータ11,31を共通の負荷41に接続し、前記一方の部分
共振型コンバータ11の第1のFET3,23にデューティ
ーDが0.44以上0.55以下の範囲の駆動信号を供
給する発振器42と、この発振器42からの出力を反転させ
て前記他方の部分共振型コンバータ31の第1のFET5
に駆動信号を供給する反転器43とを設けている。この場
合、スイッチング周波数を高くしてもスイッチング損失
の少ない部分共振型コンバータ11,31を用いると、入力
側のフィルター回路などをある程度小型化することがで
きるが、この部分共振型コンバータ11,31を複数負荷41
に接続し、一方のコンバータ11を構成する第1のFET
3に発振器42からデューティーDが0.44以上0.5
5以下の範囲の駆動信号を供給するとともに、他方のコ
ンバータ31を構成する第1のFET23に発振器42からの
出力を反転した駆動信号を反転器43より供給すること
で、電源装置の入力側および各コンバータ11,31の出力
側に発生するリプル成分を零に近付けることができる。
特に、図7乃至図9に示すように、デューティーDが
0.44以上0.55以下の範囲にあると、従来のフォ
ワード型コンバータの10%以下に出力側のリプルを抑
制することができるため、発振器42および反転器43から
の出力波形のデューティーD,D´が多少変動しても、
各コンバータ11,31の入力側および出力側に設けられた
各平滑コンデンサ2,12,32を同時に小型化して、フィ
ルター回路の簡素化を図ることができる。また、入力電
流Iiおよび出力電流Ioのリプル成分を零に近付ける
ことで、電源装置からのノイズを低減できる。
複数の部分共振型コンバータ11,31を負荷41に直列接続
したものであるから、並列運転の場合のように出力電流
IL1,IL2を均等に分担する手段は不要であり、簡
単な構成により入力側および出力側の平滑コンデンサ
2,12,32を同時に小型化して、フィルター回路の簡素
化を図ることができる。
接続した場合、負荷41の両端に加わる出力電圧Voは、
各コンバータ11,31の出力電圧Vo1,Vo2を加えた
ものになるが、各コンバータ11,31の出力電圧Vo1,
Vo2は、FET3,23に対する駆動信号のデューティ
ーD,D´に比例することから、出力電圧Voは、D+
D´に比例することになる。ところが、FET3の駆動
信号となる発振器42からの出力を反転器43で反転させ、
この反転した出力をFET23の駆動信号として各FET
3,23を制御すれば、発振器42からの出力波形のデュー
ティーDが変動してもD+D´は常に1となり、出力電
圧Voを安定に保つことができるという効果が得られ
る。
対応して、一方のコンバータ群を構成する複数の部分共
振型コンバータ11,11aと、他方のコンバータ群を構成
する複数の部分共振型コンバータ31,31aの各トランス
1,21に外部との接続を可能にする接続端子51,52,5
3,61,62,63を設けたものであり、請求項1における
作用,効果に加えて、任意の接続端子51,52,53,61,
62,63に整流平滑素子や負荷を接続することにより、所
望の出力電圧および出力電流を得ることができる。
て、デューティーD,D´=0.5であると、各コンバ
ータ11,31の出力側のチョークコイル10,30を流れる電
流IL1,IL2のリプル成分は零になり、平滑コンデ
ンサ12,32を著しく小型化することが可能となり、チョ
ークコイル10,30は不要となる。この場合、請求項2の
ように、複数の部分共振型コンバータ11,31を負荷41に
直列接続すれば、並列運転の場合のように出力電流IL
1,IL2を均等に分担する手段は不要であり、簡単な
構成により出力側の平滑コンデンサ11,31を著しく小型
化することが可能となる。
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、実施例中では1トランス方式
のものを示したが、2トランス方式の部分共振型コンバ
ータを用いてもよい。
次側とを絶縁するトランスと、このトランスの一次巻線
に共通の直流入力電圧を断続的に印加する第1のスイッ
チング素子と、前記トランスのフライバック電圧をクラ
ンプする第2のスイッチング素子を有するクランプ回路
と、前記第1および第2のスイッチング素子に対して交
互にデッドタイムを持つ駆動信号を与える制御回路とか
らなる複数の部分共振型コンバータを共通の負荷に接続
し、前記一方の部分共振型コンバータ群の第1のスイッ
チング素子にデューティーが0.44以上0.55以下
の範囲の駆動信号を供給する発振器と、この発振器から
の出力を反転させて前記他方の部分共振型コンバータ群
の第1のスイッチング素子に駆動信号を供給する反転器
とを設けたものであり、発振器からの出力波形のデュー
ティーが多少変動しても、入力側および出力側の平滑コ
ンデンサを同時に小型化して、フィルター回路の簡素化
を図ることが可能となる。
複数の部分共振型コンバータを前記負荷に直列接続した
ものであり、簡単な構成により入力側および出力側の平
滑コンデンサを同時に小型化して、フィルター回路の簡
素化を図ることが可能となる。
一方のコンバータ群を構成する複数の部分共振型コンバ
ータと、前記他方のコンバータ群を構成する複数の部分
共振型コンバータの各トランスに外部との接続を可能に
する接続端子を設けたものであり、所望の出力電圧およ
び出力電流を得ることができるとともに、入力側および
出力側の平滑コンデンサを同時に小型化して、フィルタ
ー回路の簡素化を図ることが可能となる。
デューティーが0.5であることを特徴とするものであ
り、出力側の平滑コンデンサを著しく小型化することが
でき、チョークコイルは不要となる。
る。
の波形図である。
の波形図である。
各部の波形図である。
る。
である。
するフォワード型コンバータの回路構成図である。
する部分共振型コンバータの回路構成図である。
示すグラフである。
子) 4,24 クランプ回路 5,25 第2のMOS型FET(第2のスイッチング素
子) 7,27 パルス幅制御回路(制御回路) 11,11a,11b,31,31a,31b 部分共振型コンバー
タ 41 負荷 42 発振器 43 反転器 51,52,53,61,62,63 接続端子
Claims (4)
- 【請求項1】 一次側と二次側とを絶縁するトランス
と、このトランスの一次巻線に共通の直流入力電圧を断
続的に印加する第1のスイッチング素子と、前記トラン
スのフライバック電圧をクランプする第2のスイッチン
グ素子を有するクランプ回路と、前記第1および第2の
スイッチング素子に対して交互にデッドタイムを持つ駆
動信号を与える制御回路とからなる複数の部分共振型コ
ンバータを共通の負荷に接続し、前記一方の部分共振型
コンバータ群の第1のスイッチング素子にデューティー
が0.44以上0.55以下の範囲の駆動信号を供給す
る発振器と、この発振器からの出力を反転させて前記他
方の部分共振型コンバータ群の第1のスイッチング素子
に駆動信号を供給する反転器とを設けたことを特徴とす
る電源装置。 - 【請求項2】 前記複数の部分共振型コンバータを前記
負荷に直列接続したことを特徴とする請求項1記載の電
源装置。 - 【請求項3】 前記一方のコンバータ群を構成する複数
の部分共振型コンバータと、前記他方のコンバータ群を
構成する複数の部分共振型コンバータの各トランスに外
部との接続を可能にする接続端子を設けたことを特徴と
する請求項1記載の電源装置。 - 【請求項4】 前記デューティーが0.5であることを
特徴とする請求項1または2記載の電源装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP11903294A JP3341458B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 電源装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP11903294A JP3341458B2 (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | 電源装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH07327366A true JPH07327366A (ja) | 1995-12-12 |
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1994
- 1994-05-31 JP JP11903294A patent/JP3341458B2/ja not_active Expired - Fee Related
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