JPH0732743A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0732743A
JPH0732743A JP5156441A JP15644193A JPH0732743A JP H0732743 A JPH0732743 A JP H0732743A JP 5156441 A JP5156441 A JP 5156441A JP 15644193 A JP15644193 A JP 15644193A JP H0732743 A JPH0732743 A JP H0732743A
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Japan
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wax
color
thermosensitive
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liquid
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Yukio Ochiai
行雄 落合
Chiharu Aoshima
千春 青島
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New Oji Paper Co Ltd
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New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度と保存性の良い感熱記録体を提供する。 【構成】 シート状支持体の少なくとも一面に無色又は
淡色の電子供与性発色性染料と、加熱化に反応してこれ
を発色させる電子受容性酸性物質として4、4’ービス
(pートルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジ
フェニルメタンを含む感熱発色層を設けてなる感熱記録
体において、該感熱発色層中にシュウ酸ジ(p−メチル
ベンジル)と パラフィンワックス、ポリオレフィンワ
ックス、マイクロクリスタルワックスから選ばれる少な
くとも1種の石油系ワックスを含むことを特徴とする感
熱記録体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関するもの
であり、更に詳しく述べるならば保存性が高く、感度の
優れた感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子供与性発色性染料と該発色性
染料と接触して呈色する電子受容性酸性物質との呈色反
応を利用して熱により両発色物質を接触せしめて発色画
像を得るようにした感熱記録体はよく知られている。
このような感熱記録体は、記録装置がコンパクトでしか
も安価であり、かつ保守が容易であることなどの利点を
有し、ファクシミリや自動券売機、科学計測機の記録用
媒体としてだけでなく、POSラベル、CAD、CRT
医療画像用等の各種プリンター、プロッターの出力媒体
として広く使用されている。
【0003】しかし、従来の感熱記録体では、油や可塑
剤等のような薬品と接触すると記録濃度が低下すると
か、ひどい場合には記録がまったく消失してしまう問題
があった。このような保存安定性を改良するするため、
感熱発色層上にオーバーコート層を設置することが提案
されている。例えば、特開昭56ー146794号公報には疎水
性高分子エマルジョン等を用いてオーバーコート層を形
成することが、開示されており、又特開昭58ー199189号
公報には感熱発色層上に水溶性高分子化合物または疎水
性高分子エマルジョンを中間層として設け、そのうえに
疎水性高分子化合物を樹脂成分とする油性塗料を用いて
オーバーコート層を設けることが開示されている。
【0004】これらの手段によって改善の効果は認めら
れたが、長期保存性に関してはまだ充分な手段では無か
った。これは感熱発色層自体の保存性が不十分な為であ
り、これを改善するため、芳香族イソシアネート化合物
とイミノ化合物を発色成分とする方法(特開昭 58-3873
3号公報、特開昭 58-149388号公報、特開昭 59-115888
号公報、特開平 4-164686号公報、特開平 4-284288号公
報、特開平 4-305489号公報)、あるいは、酸性顕色剤
として保存性の高いサリチル酸誘導体又はその金属塩を
使う方法(特開平 4-65292号公報、特開平 4-119880号
公報、特開平 4-211989号公報)等が提案されている。
しかし、感熱発色層の保存性を高められる材料で充分な
感度を有するものは無かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
述のような問題点を解決し、高い保存性と高い感度を有
する感熱記録体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はシート状支持体
の少なくとも一面に無色又は淡色の電子供与性発色性染
料と、加熱下に反応してこれを発色させる電子受容性酸
性物質として4、4’ービス(pートルエンスルホニル
アミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン(以下、本
顕色剤と称する)を含む感熱発色層を設けてなる感熱記
録体において、該感熱発色層中にシュウ酸ジ(p−メチ
ルベンジル)と パラフィンワックス、ポリオレフィン
ワックス、マイクロクリスタルワックスから選ばれる少
なくとも1種の石油系ワックスを含むことを特徴とする
感熱記録体に存する。感熱発色層の顕色剤として、本顕
色剤を用いることによって、高い保存性を有する感熱記
録体が得られることは分かっていたが、充分な感度を得
ることが出来なかった。
【0007】そこで、感度向上について鋭意研究を進め
た。従来、融点 40〜100 ℃のワックス類をキャリヤー
として用いる方法(特開昭 48-19231号公報)、あるい
は脂肪酸アミドと石油系ワックスとを組み合わせる方法
(特公昭 51-27599号公報)、感度を高めることが提案
されている。しかし、これらの方法は感度向上にはある
程度効果は認められるものの地肌の保存安定性の点で問
題があった。これを解決するため、特開昭 57-188394号
公報では、顕色剤としてP−オキシ安息香酸ベンジルを
用い、メチロール化脂肪酸アミドと組み合わせることが
提案されているが、本顕色剤とメチロール化脂肪酸アミ
ドを組み合わせた場合、その感度向上効果はほとんど認
められなかった。又、本顕色剤と石油系ワックスを組み
合わせても感度向上効果は認められなかったが、更にシ
ュウ酸ジ(p−メチルベンジル)を組み合わせた場合に
顕著な感度向上効果が認められ、且つ地肌の保存性につ
いても良好なものが得られた。
【0008】石油系ワックス類はパラフィンワックス、
ポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等であり、42〜73℃の各種融点を有するパラフィンワ
ックス、50〜120℃の各融点を有するマイクロクリスタ
リンワックス、あるいはポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックスのようなポリオレフィンワックスが挙
げられる。このポリオレフィンワックスは通常分子量が
1,000 から10,000程度のもの、すなわち一般にポリオレ
フィンワックスとして知られているもので、これらのポ
リオレフィンは通常高圧および低圧重合法によって、ま
たは高分子量のポリオレフィンの熱分解によって得られ
る。また乳化し易くするために、これらの石油系ワック
ス類を酸化し、ワックス類に水酸基、エステル基、カル
ボキシル基、アルデヒド基、ペルオキシド基等の極性基
を導入したものも使用することが出来る。またワックス
類の軟化点を下げたり作業性を良くするために、これら
のワックスの併用も可能である。またこれらの石油系ワ
ックス類は、常温以上好ましくは40℃以上の融点を有す
るものが良い。
【0009】石油系ワックスは、感熱発色層中に分散粒
子として配合されるが、石油系ワックスの分散は、ボー
ルミル等の粉砕機により出来るだけ小さな粒子、具体的
には数μm以下の粒子径になる迄粉砕することが望まし
い。又、石油系ワックスは上述の様に分散して使用して
も、乳化剤を使用してエマルジョンの形にして添加して
もかまわない。また、粉砕助剤として分散剤、消泡剤等の
界面活性剤を必要に応じ使用することが出来、増白剤と
してタルク、クレー等の充填剤、粘着防止剤として粉末
状澱粉、塗布性向上の為の界面活性剤等も必要に応じて
使用できる。
【0010】配合比率は本顕色剤1重量部に対してシュ
ウ酸ジ(p−メチルベンジル)0.5〜2重量部、好ま
しくは1〜1.5重量部添加する。又、石油系ワックス
は本顕色剤1重量部に対して0.5〜1.5重量部添加
する。これより少ない配合量では、シュウ酸ジ(p−メ
チルベンジル)の場合は増感効果に乏しく、石油系ワッ
クスの場合は地発色の防止効果が少ない。シュウ酸ジ
(p−メチルベンジル)あるいは石油系ワックスが、こ
れより多い配合量では、印字の際のサーマルヘッドへの
粕付着が多くなる。
【0011】本発明の感熱発色層中に含有させる電子供
与性発色性染料としては、公知の無色、淡色の電子供与
性発色性染料が使用でき、具体的には例えば、2,2ビ
ス{4−〔6’−(N−シクロヘキシル−N−メチルア
ミノ)−3’−メチルスピロ〔フタリド−3,9’−キ
サンテン〕−2’−イルアミド〕フェニル}プロパン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシルアミ
ノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−〔N
−エチル−N−(p−メチルフェニル)アミノ〕−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ
−7−(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラ
ン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染料
の少なくとも1員からなるものである。
【0012】本発明に用いられる顕色剤としては、4,
4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニル
アミノ)ジフェニルメタンを用いる。ただし、所望の効
果を阻害しない範囲で電子受容性酸性物質からなる従来
公知の顕色剤と4,4’−ビス(p−トルエンスルホニ
ルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタンとを併用
することができる。このような電子受容性酸性物質は、
常温以上、好ましくは70℃以上で液化または気化して
前記発色性染料と反応してこれを発色させるものであ
る。
【0013】電子受容性酸性物質としては、例えば4,
4’−イソプロピリデンジフェノール、4,4’−イソ
プロピリデンビス(2−クロロフェノール)、4,4’
−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノール)、
4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−tert−
ブチルフェノール)、4,4’−sec−ブチリデンジ
フェノール、4,4’−シクロヘキシリデンジフェノー
ル、4−tert−ブチルフェノール、4−フェニルフ
ェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、ナフトー
ル、β−ナフトール、メチル−4−ヒドロキシベンゾエ
ート、4−ヒドロキシ−アセトフェノン、サリチル酸ア
ニリド、ノボラック型フェノール、ハロゲン化ノボラッ
ク型フェノール樹脂、4,4’−チオビス(3−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)、P−ヒドロキシ
安息香酸プロピル、P−ヒドロキシ安息香酸イソプロピ
ル、P−ヒドロキシ安息香酸ブチル、P−ヒドロキシ安
息香酸ベンジル、P−ヒドロキシ安息香酸メチルベンジ
ル。
【0014】シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン
酸、コハク酸、ステアリン酸などの脂肪族カルボン酸、
安息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、フタル酸、
没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1,7−ジ(4−
ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタ
ン、p−ニトロ安息香酸、これら有機顕色剤と例えば亜
鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタ
ン、マンガン、錫、ニッケル等の多価金属との塩。
【0015】4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、2,4−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,
3’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジ
アミノ−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロキシ−ジフェ
ニルスルホン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−ジフェニ
ルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’イソプロピルオ
キシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ベン
ジルオキシジフェニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシ−4’−
メチルジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェ
ニル−p−トリスルホン、N−(o−トルオイル)−p
−トルエンスルホアミド、N−(p−トルエンスルホニ
ル)−N’−フェニル尿素などから選ばれた少なくとも
1員からなるものである。
【0016】電子受容性酸性物質は通常、発色性染料1
重量部に対し1〜5重量部、好ましくは1.5〜3重量
部の割合で混合して使用される。本発明において、他に
感熱発色層を構成する材料としては接着剤樹脂、無機又
は有機顔料、ワックス、金属石鹸、及び感熱記録体に従
来慣用されている補助添加成分、例えば、分散剤、界面
活性剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、着色染料、着色顔
料を挙げることができる。
【0017】接着剤樹脂としては一般に知られている接
着剤樹脂との組み合わせることは可能である。 その例
としては、ポリビニルアルコール、カルボキシ基変性ポ
リビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニル
アルコール、カチオン基変性ポリビニルアルコール、ス
ルフォン基変性ポリビニルアルコール、シリカ変性ポリ
ビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、アラビアゴ
ム、ゼラチン、カゼイン、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル
アマイド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、メチル
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、イソプロピ
レン−無水マレイン酸共重合体等の水溶性樹脂。
【0018】スチレン−ブタジエンラテックス、酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合エマルジョン、ポリウ
レタンエマルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポ
リ塩化ビニリデンエマルジョン、メタクリル酸エステル
共重合エマルジョンおよびアクリル酸エステル共重合体
のエマルジョン等の水分散性樹脂が使用できる。
【0019】又、塗膜の耐水性を強固なものとするため
には、反応性基、例えばアセトアセチル基、カルボキシ
ル基、またはアミド基等を含有する水溶性および/また
は水分散性樹脂接着剤と架橋剤とを組み合わせて用いる
ことが好ましい。架橋剤としては、グリオキザール、グ
ルタールアルデヒド、ジアルデヒドスターチ等の多価ア
ルデヒド系化合物、ポリエチレンイミン等のポリアミン
系化合物、エポキシ系化合物、ポリアミド樹脂、グリセ
リンジグリシジルエーテル等のジグリシジル系化合物、
ジメチロールウレア化合物、並びに過硫酸アンモニウム
や塩化第二鉄、および塩化マグネシウム等のような無機
化合物またはホウ酸、ホウ砂を用いることができる。
【0020】有機又は無機顔料としては、例えば、クレ
ー、焼成クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
タルク、シリカ、ケイソウ土、合成ケイ酸アルミニウ
ム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、表面処理された炭酸カルシウムやシリカなど
の無機系微粉末、並びに、尿素−ホルマリン樹脂、スチ
レン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有
機系樹脂微粉末をあげることができる。
【0021】ワックスとしては、石油系ワックス以外に
他のワックスを併用することができる。その例として
は、キャンデリラワックス、モンタンワックス、ステア
ロアミド、リノレンアミド、ラウリルアミド、ミステリ
ルアミド、パルミトアミド、又は、これらの脂肪酸アミ
ドのメチロール化物、メチレンビスステアロアミド、エ
チレンビスステアロアミド等を挙げることができる。金
属石鹸としては、高級脂肪酸多価金属塩すなわちステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸
カルシウム、オレイン酸亜鉛等が挙げられる。感熱発色
層塗料はシート状支持体の一表面に3〜8g/m2(乾
燥重量)となるように塗布され、それによって感熱発色
層が形成される。
【0022】本発明の感熱記録体に印刷性あるいは捺印
性等の品質が必要な場合は感熱発色層上に一層以上のオ
ーバーコート層を設けることができる。オーバーコート
層は紫外線硬化樹脂、電子線硬化樹脂あるいは溶剤可溶
性、水溶性または水分散性の接着剤樹脂、架橋剤、顔料
および必要に応じて滑剤を含有する塗料を乾燥後の塗工
量が 0.5 〜 7.0 g/m2、望ましくは 1.0 〜 4.0 g/m2
塗工して得ることができる。
【0023】オーバーコート層の樹脂/顔料比は 80/2
0 〜 20/80 の範囲が良好であり、樹脂の配合比が 80
%を越えると印字時にスティッキングが発生したり、ラ
ベル加工時に印刷インクの接着性が低下する問題があ
る。また、オーバーコート層に使用する接着剤樹脂、架
橋剤、顔料は感熱発色層に使用したものが使用できる
し、塗工方式も感熱層の塗工に使用した方式を利用する
ことができる。
【0024】本発明の感熱記録体には感熱発色層と反対
面に必要に応じ裏面層を設け、カールの矯正を図ること
ができる。裏面層(バックコート層)の塗料、および塗
工方式はオーバーコート層と同様のものを利用しても良
いし、必要に応じて塗工量、樹脂/顔料比率は変更して
差しつかえない。更に、必要に応じて感熱発色層の下に
アンダーコート層を設けるなどの諸種の変形をすること
はなんら差しつかえない。
【0025】本発明における感熱記録体に用いるシート
状支持体としては、上質紙、中質紙、片ツヤ紙、コート
紙、アート紙、キャストコート紙、微塗工紙、ラミネー
ト紙、ポリオレフィン系樹脂合成紙、プラスチックフィ
ルムなどから選ぶことができる。
【0026】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。各実施例中、「部」は「重量部」を示
す。 実施例1 感熱発色層の形成 A液(発色性染料分散液) 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 40部 ポリビニルアルコール 10 %水溶液 40部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 20部
【0027】 B液(顕色剤分散液) 4,4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニル アミノ)ジフェニルメタン 40部 ポリビニルアルコール 10 %水溶液 40部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 20部
【0028】 C液(熱可融性物質分散液) シュウ酸ジ(p−メチルベンジル) 40部 ポリビニルアルコール 10 %水溶液 40部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 20部
【0029】 D液(石油系ワックス分散液) パラフィンワックス 30部 (商品名:シェルワックス270 シェル石油製) ポリビニルアルコール 10 %水溶液 30部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 40部
【0030】A液、B液、C液、D液をそれぞれ別々に
ウルトラビスコミル(アイメックス社製サンドグライン
ダー)で分散、粉砕し、A、B、C各液については平均
粒径が1μm以下、D液については4μm以下となるよ
うに調整した。
【0031】 E液 (顔料分散液) クレー(商品名:HGクレー ヒューバー社製) 60部 ポリカルボン酸型高分子活性剤 0.1部 (商品名:キャリボンL400 三洋化成製) 水 40部 このE液をカウレス分散機で分散した。
【0032】A液 20部、B液 30部、C液 40部、D液
30部、E液 50部、ステアリン酸アミド 20%分散液 30
部、ステアリン酸亜鉛 30%分散液 7部、接着剤として2
5%酢酸ビニルグラフト化澱粉(ペトロコート C8 日
澱化学製)50部として感熱発色層塗料とした。この塗布
液を50g/m2の上質紙の片面に、乾燥後の塗布量が 8.0g/
m2となるように塗布し、感熱発色層を形成後、スーパー
カレンダーで王研式平滑度(J.TAPPI No.
5)が2000秒となるように平滑化処理を行って感熱記録
体とした。
【0033】実施例 2 実施例1中の石油系ワックス分散液(D液)として、パ
ラフィンワックスのかわりにポリエチレンワックス(商
品名:サンワックス171ーP三洋貿易製)を使用した
以外、実施例1と同様の処理を行って感熱記録体を作成
した。
【0034】実施例 3 実施例1中の石油系ワックス分散液(D液)として、パ
ラフィンワックスのかわりにマイクロクリスタリンワッ
クス(商品名:シェルマックス500シェル石油製)を
使用した以外、実施例1と同様の処理を行なって感熱記
録体を作成した。
【0035】実施例4 アンダーコート層を以下の方法で作成した。焼成クレー
(商品名:アンシレックス93 ENGELHARD
製)69部、プラスチックピグメント(商品名:グロスデ
ール104S 三井東圧化学製)20部、接着剤としてC
MC(商品名:セロゲン7A 第一工業製薬製)2.5
部、(商品名:AGガム 第一工業製薬製)1 部、SB
Rラテックス(商品名:L1537 旭化成製)8 部を
アンダーコート層塗料とし、50g/m2の上質紙の片面に、
乾燥後の塗布量が7.0g/m2となるように塗布した。この
上に実施例1で用いた感熱発色層塗料を乾燥後の塗布量
が 5.0g/m2となるように塗布した以外は実施例1と同様
の処理を行って感熱記録体を作成した。
【0036】実施例5 上記アンダーコート層上に、乾燥後の塗布量を 5.0g/m2
とした以外は、実施例2と同様の処理を行って感熱記録
体を作成した。
【0037】実施例6 上記アンダーコート層上に、乾燥後の塗布量を 5.0g/m2
とした以外は、実施例3と同様の処理を行って感熱記録
体を作成した。
【0038】
【比較例】
比較例1 F液(顕色剤分散液) 4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフォン 40部 ポリビニルアルコール 10 %水溶液 40部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 20部 上記 F液を調製し、実施例1中のB液のかわりに配合
して、実施例1と同様の処理を行って感熱記録体を作成
した。
【0039】比較例2 実施例1中のD液(パラフィンワックス分散液)を配合
しない以外同様の方法を用いて感熱記録体を作成した。
【0040】比較例3 G液(熱可融性物質分散液) パラベンジルビフェニール 40部 ポリビニルアルコール 10 %水溶液 40部 (商品名:L3266 日本合成化学製) 水 40部 上記G液を調製し、実施例1中のC液のかわりに配合し
て実施例1と同様の処理を行って感熱記録体を作成し
た。
【0041】比較例4 実施例4に記したアンダーコート層上に乾燥後の塗布量
を 5.0g/m2とした以外は比較例1と同様の処理を行い、
感熱記録体を作成した。
【0042】比較例5 実施例4に記したアンダーコート層上に乾燥後の塗布量
を 5.0g/m2とした以外は比較例2と同様の処理を行い、
感熱記録体を作成した。
【0043】比較例6 実施例4に記したアンダーコート層上に乾燥後の塗布量
を 5.0g/m2とした以外は比較例3と同様の処理を行い、
感熱記録体を作成した。
【0044】これらの感熱記録体の記録感度、耐塩化ビ
ニルラップ性及び保存後の地肌の着色程度を測定した。
記録感度は日本電気(株)製高速ファクシミリ:ネファ
クス23で画像電子学会の標準チャートN0.2を用い
て、印字しその際の発色濃度をマクベス濃度計 RD-914
で測定し、感熱記録体の記録感度を代表する値とした。
【0045】又、保存性の指標として耐塩化ビニルラッ
プ性と保存後の地肌の着色程度を評価した。耐塩化ビニ
ルラップ性は日本電気(株)製高速ファクシミリ:ネフ
ァクス23で画像電子学会の標準チャートN0.2を用い
て印字し、それを塩化ビニルラップフィルムに貼付け、
更にその上から塩化ビニルラップで覆い40℃で1週間
経過後の画像を目視評価した。 ○ 判読に支障の無いもの × 判読不可能なもの 保存後の地肌の着色程度は、50℃90%RHの環境下
で1週間放置後の白色度で測定した。白色度はハンター
白色度計を用いて、ブルーフィルターで測定した。その
結果を表1・2に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【発明の効果】本発明により、高い保存性と高い感度を
有する感熱記録体を提供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状支持体の少なくとも一面に無色
    又は淡色の電子供与性発色性染料と、加熱下に反応して
    これを発色させる電子受容性酸性物質として4、4’ー
    ビス(pートルエンスルホニルアミノカルボニルアミ
    ノ)ジフェニルメタンを含む感熱発色層を設けてなる感
    熱記録体において、該感熱発色層中にシュウ酸ジ(p−
    メチルベンジル)と パラフィンワックス、ポリオレフ
    ィンワックス、マイクロクリスタルワックスから選ばれ
    る少なくとも1種の石油系ワックスを含むことを特徴と
    する感熱記録体。
JP5156441A 1993-06-28 1993-06-28 感熱記録体 Pending JPH0732743A (ja)

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