JPH07329409A - オフセット印刷方法及び印刷装置 - Google Patents

オフセット印刷方法及び印刷装置

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JPH07329409A
JPH07329409A JP6130175A JP13017594A JPH07329409A JP H07329409 A JPH07329409 A JP H07329409A JP 6130175 A JP6130175 A JP 6130175A JP 13017594 A JP13017594 A JP 13017594A JP H07329409 A JPH07329409 A JP H07329409A
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JP
Japan
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roll transfer
transfer body
ink
organic solvent
offset printing
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JP6130175A
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English (en)
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Kazuo Ogata
一雄 緒方
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット印刷において、ロール転写体6か
ら非吸収性の被印刷体1へのインキパターン23の再転
写後に、ロール転写体6の表面62の近傍に残留するイ
ンキの成分中の有機溶媒24を除去し、より精度の高い
印刷を繰返し連続的に行う。 【構成】 インキパターンを非吸収性の被印刷体1に転
写した後、ロール転写体6の表面62に吸収ローラー7
を接触させ、表面62の近傍に残留したインキの成分中
の有機溶媒24を吸収ローラー7に吸収させ、除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非吸収性の被印刷体へ
繰返し連続して被転写パターン状に形成されたインキを
転写するオフセット印刷方法及び印刷装置に関し、特
に、ロール転写体表面及び内部に残留するインキの成分
である有機溶媒による印刷精度や印刷品位の劣化を防止
し、より精度の高い印刷を行うオフセット印刷方法及び
印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オフセット印刷方法において
は、所定の印刷パターンに形成された版面のインキを一
旦ロール転写体面に転写した後、ロール転写体面上のイ
ンキを被印刷体に再転写させる。再転写後、被印刷体へ
のインキの定着は、インキの成分である溶媒を減じるこ
とにより行われる。被印刷体が吸収性の場合、主に溶媒
を被印刷体に吸収させることによりインキの定着が進行
する。一方、被印刷体が非吸収性の場合、主に溶媒の一
部をロール転写体で吸収し、被印刷体上での溶媒の蒸発
を促進させることにより、インキの定着を行う。そのた
め、非吸収性の被印刷体への印刷を行う場合、溶媒とし
て蒸発速度が速い有機溶媒が用いられる。
【0003】インキの成分として有機溶媒を用い、非吸
収性の被印刷体への印刷を行う場合、印刷パターン状に
形成されたインキがロール転写体から被印刷体に再転写
され、印刷が行われた後でも、有機溶媒はロール転写体
の表面から数十ないし百数十μmの深さの構造体の空隙
に残存し、構造体を膨潤させる。連続して印刷が行われ
る場合、ロール転写体の有機溶媒の残存量は累積されて
行き、構造体の膨潤がさらに進行する。膨潤が進むと構
造体寸法が変わるので、被印刷体とロール転写体都の間
のトータルピッチ等、距離寸法精度が低下する。さら
に、残存する有機溶媒はロール転写体の弾性等の性能を
変えるため、印刷性が変動する場合も生ずる。また、ロ
ール転写体の内部に残留し累積された有機溶媒がロール
転写体の表面に沁み出し、インキの接触角を変えるた
め、ロール転写体表面に対するインキ濡れ性が変わり、
印刷パターンの線幅等の形成寸法精度が低下したり、極
端な場合は充分な転写ができず、印刷パターンに不良が
発生するなど、印刷品位が低下するという場合がある。
このため、印刷パターン状のインキを被印刷体に再転写
した後、ロール転写体から速やかに有機溶媒を除去する
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ロール転写体から速や
かに有機溶媒を除去するために、従来ロール転写体を直
接加熱し、内部の有機溶媒を除去する方法が採用されて
いた。しかし、ロール転写体が高温に曝されると、熱に
よる構造体への負荷が生じ、弾性、濡れ性、膨潤性等の
ロール転写体の性質が変化したり、熱劣化する。そのた
め、加熱による影響を受けやすいという問題点を有して
いた。この加熱による影響を除去するため、加熱後に強
制的に冷却する方法を採用した場合、ロール転写体が冷
却されるまでに時間ロスが生じ、ロール転写体の温度が
下がりきらないうちに印刷を行った場合、印刷パターン
の寸法が変動するという問題を生じる。さらに、ロール
転写体を冷却するための機構が複雑になり、装置の価格
が高価になるという問題を派生する。
【0005】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、ロール転写体を高温に曝す
ことなく、また冷却機能等の複雑な装置機構を追加する
ことなく、ロール転写体表面からインキの成分である有
機溶媒を速やかに除去し、ロール転写体表面のインキ濡
れ性や寸法精度を初期の状態のまま保ち、非吸収性の被
印刷体への印刷パターンの印刷精度や印刷品位の劣化を
防止したオフセット印刷方法及び印刷装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のオフセット印刷方法は、版面上に形成され
た印刷パターン状のインキを一旦ロール転写体表面に転
写し、前記ロール転写体表面上のインキを非吸収性の被
印刷体に再転写させ、前記インキを前記非吸収性の被印
刷体に再転写させ後、前記ロール転写体表面に吸収ロー
ラーを接触させ、前記ロール転写体の表面近傍に残留し
たインキの成分中の有機溶媒を前記吸収ローラーに転移
させ、前記有機溶媒が除去された前記ロール転写体を用
いて印刷を繰り返すように構成されている。一方、本発
明のオフセット印刷装置は、版面上に印刷パターン状に
インキが形成される版と、前記版に接触することにより
前記インキが転写されるロール転写体と、前記ロール転
写体が非吸収性の被印刷体に接触し前記インキを前記被
印刷体に再転写した後、前記ロール転写体の表面に接触
し、前記ロール転写体の表面近傍に残留した前記インキ
の成分中の有機溶媒を吸収する吸収ローラーとを具備す
るように構成されている。上記各構成において、吸収ロ
ーラーの硬度はロール転写体の硬度より低いことが好ま
しい。また、上記各構成において、吸収ローラーの有機
溶媒による膨潤の割合が、ロール転写体の有機溶媒によ
る膨潤の割合より大きいことが好ましい。また、上記各
構成において、吸収ローラー近傍に、ロール転写体より
硬度が高く、回転または固定した状態にある加圧材をロ
ール転写体に押し付けることが好ましい。また、上記各
構成において、吸収ローラーを加熱又は送風により乾燥
することが好ましい。また、上記各構成において、吸収
ローラー表面上に送風し、吸収ローラーを通過した空気
を溶媒吸収能を有した樹脂層を通過させることが好まし
い。
【0007】
【作用】以上のように構成された本発明のオフセット印
刷方法及び印刷装置では、インキを非吸収性の被印刷体
に転写した後に、ロール転写体の表面近傍に残留したイ
ンキの成分中の有機溶媒を吸収ローラーに転移させて除
去するので、有機溶媒が累積されていないロール転写体
を用いて繰り返し印刷を行うことができる。また、ロー
ル転写体の構造体が膨潤することはなく、構造体寸法が
変わらないので、被印刷体とロール転写体との間のトー
タルピッチ等、距離寸法精度が維持される。また、有機
溶媒はロール転写体にほとんど残存しないので、ロール
転写体の弾性等の性能を変えることもなく、印刷性が変
動しない。その結果、印刷パターンの線幅等の形成寸法
精度が低下することはなく、印刷パターンに不良が発生
したり印刷品位が低下することはない。
【0008】一般に、有機溶媒はロール転写体の表面か
ら数十ないし百数十ミクロンの深さまで浸透し、ロール
転写体の構造体の空隙に存在する。ここで、ロール転写
体の硬度より低い硬度の材料から作られた吸収ローラー
をロール転写体に押し付けることにより、ロール転写体
の構造体の空隙に存在する有機溶媒は吸収ローラーの構
造体中に浸透する。その結果、ロール転写体の表面近傍
から有機溶媒が除去される。また、吸収ローラーは直接
印刷には関与しないため、ロール転写体と異なり、材料
選択の幅が広い。そこで、吸収ローラーとして、ロール
転写体の有機溶媒による膨潤の割合よりも膨潤の割合が
大きなものを用いることにより、有機溶媒の吸収が促進
される。吸収ローラー近傍に、ロール転写体より硬度が
高く、回転または固定した状態にある加圧材をロール転
写体に押し付けることにより、ロール転写体の表面近傍
に含浸していた有機溶媒を強制的に絞り出すことがで
き、吸収ローラーによる吸収に要する時間が短縮され
る。
【0009】吸収ローラーに熱風をあて又は発熱体を接
触させ、加熱又は送風により吸収ローラーを乾燥させる
ことにより、ロール転写体から吸収ローラーに移動した
有機溶媒の除去を促進することができ、1つの吸収ロー
ラーの使用可能な時間を長くすることができる。また、
直接ロール転写体を高温で加熱しないため、熱によるロ
ール転写体の構造体への負荷が生じることはなく、弾
性、濡れ性、膨潤性等のロール転写体の性質が変化した
り、熱劣化することもない。また、加熱による影響を除
去するための強制的冷却機構等が不要であり、印刷装置
の構造が複雑になることもなく、また装置の価格が高価
になることもない。さらに、吸収ローラー表面上に送風
し、吸収ローラーを通過した空気を溶媒吸収能を有した
樹脂層を通過させることにより、蒸発した有機溶媒を回
収することができ、資源の再利用及び環境破壊の防止を
図ることができる。
【0010】
【実施例】本発明のオフセット印刷方法及び印刷装置
を、それらの好適な第1の実施例を示す図1から図6ま
でを用いて説明する。図1は、第1の実施例のオフセッ
ト印刷装置の構成を示す図である。図2は、版9上に印
刷パターン状にインキを塗布する動作を示す斜視図であ
る。また、図3から図6までは、それぞれ第1の実施例
のオフセット印刷装置の動作及び印刷方法を示す動作図
である。
【0011】例えば図1に示すように、第1の実施例の
印刷装置は、版面91を有し矢印Bで示すように略水平
方向に往復移動可能な版9と、軸61の回りに矢印Aで
示すように双方向に回転可能なロール転写体6と、軸7
1の回りに回転しロール転写体6の表面62と接触する
吸収ローラー7と、被印刷体1を矢印Cで示すように略
水平方向に往復移動させる手段(図示せず)と、矢印D
で示すように水平方向に往復移動可能で版面91にイン
キを供給するディスペンサ92と、図面に垂直な方向に
往復移動可能で供給されたインキを版面91上に塗布す
るためのスキージ93等を具備するように構成されてい
る。
【0012】次に、第1の実施例のオフセット印刷装置
の動作及びオフセット印刷方法について説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、ディスペンサ92を図中
矢印で示す方向に移動させ、版9の版面91の一旦にイ
ンキ20を供給する。ここで、版面91は印刷パターン
に対応してインキを塗布すべき部分22親油領域とし、
その他の部分21をインキをはじくための撥油領域とな
っている。インキ20の供給が完了すると、図2(b)
に示すようにスキージ93がディスペンサ92の動作方
向に対し直交する方向に移動し、インキ20を版面91
全体に広げる。しかし、撥油領域21はインキを撥くた
めこの部分にはインキは付着せず、結局印刷パターン状
にインキ23(以下、インキパターンと略称する)が塗
布されることとなる。
【0013】版面91上にインキパターン23が塗布さ
れた版9は、図3に示すように、例えば図中右方向に水
平に移動し、これに伴ってロール転写体6も軸61に回
りに反時計方向に回転する。なお、版9の水平方向の移
動速度とロール転写体6の表面62の周速とは等しくな
るように設定されている。この過程で、版9の版面91
とロール転写体6の表面62とが接触し、図4に示すよ
うにインキパターン23はロール転写体6の表面62上
に転写される。インキパターン23の転写が完了する
と、図中左方向に水平に移動し、最初の位置に戻る(自
明につき、図示せず)。このとき、ロール転写体6の表
面62の近傍には、インキ2の成分中の一部の有機溶剤
24が浸透している。
【0014】ロール転写体6の表面62にインキパター
ン23が転写されると、図5に示すように、被印刷体1
が図中左方向に移動を開始し、これに伴ってロール転写
体6も軸61の回りに時計方向に回転する。被転写体1
の水平方向の移動速度とロール転写体6の表面62の周
速とは等しくなるように設定されている。この過程で、
被転写体1の印刷面11とロール転写体6の表面62と
が接触し、インキパターン23が被印刷体1の印刷面1
1上に再転写される。ロール転写体6の表面62の近傍
に浸透したインキ2の成分中の一部の有機溶剤24は、
そのままロール転写体6の構造体中に残存する。インキ
パターン23の被印刷体1への再転写が完了すると、図
6に示すように、被印刷体1は、図中右方向に水平に移
動し、最初の位置に戻る。ロール転写体6及び吸収ロー
ラー7は、それぞれ軸61及び71の回りに、例えば時
計方向及び反時計方向に回転し(回転方向は逆でもよ
い)、ロール転写体6の表面62の近傍に残留したイン
キの成分中の有機溶媒24を吸収ローラー7に転移させ
て除去する。その結果、次の印刷時において、有機溶媒
がほとんど残存していないロール転写体6を用いて繰り
返し印刷を行うことができる。また、ロール転写体6の
構造体には有機溶媒がほとんど残存していないので、有
機溶媒による膨潤はきわめて小さく、構造体寸法がほと
んど変わらないので、被印刷体1とロール転写体6との
間のトータルピッチ等、距離寸法精度がそのまま維持さ
れる。また、有機溶媒はロール転写体6にはほとんど残
存しないので、ロール転写体の弾性等の性能を変えるこ
ともなく、印刷性が変動しない。その結果、印刷パター
ンの線幅等の形成寸法精度が低下することはなく、印刷
パターンに不良が発生したり印刷品位が低下することは
ない。
【0015】一般に、インキ2はインキ構造材、有機溶
媒及び機能性含有物を分散したものからなる。例えば、
被印刷体1として非吸収性のセラミック基板に印刷を行
う場合、インキ構造材としてはアクリル樹脂を用い、有
機溶媒の主成分としてECA(エチルセロソルブアセテ
ート)を用い、また機能性含有物としては導電剤を用い
た。吸収ローラー7としては、ロール転写体6より硬度
が低く、かつ溶媒による膨潤の割合の大きい材料を用い
た。吸収ローラー7は、直接印刷には関与しないため、
特に材料の制限はなく、有機溶媒を吸収しやすく、上記
条件を満たすものであればよい。なお、一定の間隔で吸
収ローラー7に熱風をあて又は発熱体を接触させ、吸収
ローラー7を乾燥させ、吸収した有機溶媒を除去するこ
とにより、長期間にわたって吸収ローラー7の機能を維
持することができる。また、吸収ローラー7の表面上に
送風し、吸収ローラー7を通過した空気を溶媒吸収能を
有した樹脂層を通過させるように構成することにより、
蒸発した有機溶媒を回収することができ、資源の再利用
及び環境破壊の防止を図ることができる。
【0016】次に、本発明のオフセット印刷方法及び印
刷装置を、それらの好適な第2の実施例を示す図7及び
図8を用いて説明する。なお、上記第1の実施例と同一
の番号を付した部材は実質的に同一であり、その説明を
省略する。また、第2の実施例において、版9の版面9
1上に形成されたインキパターン23を被印刷体1の印
刷面11に再転写するまでの動作は、上記第1の実施例
の場合と同様であるため、その説明及び図示を省略す
る。図7及び図8は、第1の実施例における図6に対応
し、ロール転写体6の表面62の近傍に浸透し、印刷完
了後も残存した有機溶媒24を吸収ローラー7により除
去する工程を示す図である。
【0017】図7及び図8に示すように、吸収ローラー
7の近傍で、かつ有機溶媒24を除去する際のロール転
写体6の回転方向に対し吸収ローラー7の手前側には、
ロール転写体6より硬度が高く、ロール転写体6より幅
広の加圧材3が設けられている。図7に示すように、ロ
ール転写体6の表面近傍に浸透した有機溶媒を除去する
際には、加圧材3はロール転写体6の表面62を所定の
圧力で押しつけ、表面62の近傍の構造体を変形させて
いる。この変形により、ロール転写体6の表面62の近
傍の構造体の内部に残存していた有機溶媒24の一部
は、ロール転写体6の表面62に押し出される。図8に
示すように、表面に押し出された有機溶媒25及びロー
ル転写体6の表面62の近傍の構造体の内部に残存して
いた有機溶媒24は、吸収ローラー7に吸収され、ロー
ル転写体6から除去される。なお、加圧材3も吸収ロー
ラー7と同様に印刷には直接関与しないため、その材料
について制限はない。
【0018】なお、上記各実施例では、ロール転写体6
の表面62に吸収ローラー7が常時接触している場合を
例示したが、この構成に限定されるものではなく、印刷
時にはロール転写体6の表面62と吸収ローラー7とは
接触しておらず、ロール転写体6の表面近傍に浸透した
有機溶媒を除去する際にロール転写体6の軸61又は吸
収ローラーの軸71が移動し、ロール転写体6の表面6
2に吸収ローラー7が接触するように構成してもよい。
この場合、ロール転写体6の全表面をインキパターン2
3の転写に使用することができ、印刷面積を大きくする
ことができる。また、上記各実施例では、ロール転写体
6の軸61の位置が固定され、版9及び被印刷体1がそ
れぞれ水平方向に移動する構成について例示したが、こ
れに限定されるものではなく、版9及び被印刷体1の位
置を固定し、ロール転写体6の軸61を水平方向に移動
可能とし、ロール転写体6が版9及び被印刷体1の表面
を転動するように構成しても同様の効果が得られる。
【0019】また、上記各実施例では、インキ構造材と
してはアクリル樹脂を用い、有機溶媒の主成分としてE
CA(エチルセロソルブアセテート)を用い、また機能
性含有物としては導電剤を用いた場合を例示したが、こ
れに限定されるものではなく、インキ構造材として他の
粘結性の樹脂を選択することができ、また使用する溶媒
もアルコール系、エーテル系等多くの溶剤類から選択が
することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明のオフセット印刷
方法及び印刷装置によれば、インキを非吸収性の被印刷
体に転写した後に、ロール転写体の表面近傍に残留した
インキの成分中の有機溶媒を吸収ローラーに転移させて
除去するので、有機溶媒が累積されていないロール転写
体を用いて繰り返し印刷を行うことができる。また、ロ
ール転写体の構造体が膨潤することはなく、構造体寸法
が変わらないので、被印刷体とロール転写体との間のト
ータルピッチ等、距離寸法精度を維持することができ
る。また、有機溶媒はロール転写体にほとんど残存しな
いので、ロール転写体の弾性等の性能を変えることもな
く、印刷性が変動しない。その結果、印刷パターンの線
幅等の形成寸法精度が低下することはなく、印刷パター
ンに不良が発生したり印刷品位が低下することはないと
いう効果を有する。
【0021】また、ロール転写体の硬度より低い硬度の
材料から作られた吸収ローラーをロール転写体に押し付
けることにより、ロール転写体の構造体の空隙に存在す
る有機溶媒が吸収ローラーの構造体中に浸透し、ロール
転写体の表面近傍から有機溶媒を除去することができ
る。また、吸収ローラーとして、ロール転写体の有機溶
媒による膨潤の割合よりも膨潤の割合が大きなものを用
いることにより、有機溶媒の吸収を促進することができ
る。また、吸収ローラー近傍にロール転写体より硬度が
高く回転または固定した状態にある加圧材をもうけ、加
圧材をロール転写体に押し付けることにより、ロール転
写体の表面近傍に含浸していた有機溶媒を強制的に押し
出すことができ、吸収ローラーによる吸収に要する時間
を短縮することができる。
【0022】吸収ローラーに熱風をあて又は発熱体を接
触させ、加熱又は送風により吸収ローラーを乾燥させる
ことにより、ロール転写体から吸収ローラーに移動した
有機溶媒の除去を促進することができ、1つの吸収ロー
ラーの使用可能な時間を長くすることができる。また、
直接ロール転写体を高温で加熱しないため、熱によるロ
ール転写体の構造体への負荷が生じることはなく、弾
性、濡れ性、膨潤性等のロール転写体の性質が変化した
り、熱劣化することもない。また、加熱による影響を除
去するための強制的冷却機構等が不要であり、印刷装置
の構造が複雑になることもなく、また装置の価格が高価
になることもない。さらに、吸収ローラー表面上に送風
し、吸収ローラーを通過した空気を溶媒吸収能を有した
樹脂層を通過させることにより、蒸発した有機溶媒を回
収することができ、資源の再利用及び環境破壊の防止を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオフセット印刷装置の第1の実施例の
構成を示す図
【図2】版9上に印刷パターン状にインキを塗布する動
作を示す斜視図
【図3】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第1の実施例における動作工程、特に版9から
インキパターン23をロール転写体6に転写している状
態を示す動作図
【図4】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第1の実施例における動作工程、特に版9から
インキパターン23をロール転写体6に転写し終わった
状態を示す動作図
【図5】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第1の実施例における動作工程、特にロール転
写体6から被印刷体1にインキパターン23を再転写し
ている状態を示す動作図
【図6】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第1の実施例における動作工程、特にロール転
写体6から被印刷体1にインキパターン23を再転写完
了後に、ロール転写体6に残留した有機溶媒24を吸収
ローラー7により吸収し、除去している状態を示す動作
【図7】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第2の実施例における動作工程、特にロール転
写体6から被印刷体1にインキパターン23を再転写完
了後に、ロール転写体6に残留した有機溶媒24を加圧
材3により押し出している状態を示す動作図
【図8】本発明のオフセット印刷方法及びオフセット印
刷装置の第1の実施例における動作工程、特にロール転
写体6から被印刷体1にインキパターン23を再転写完
了後に、ロール転写体6に残留した有機溶媒24及び加
圧材3により押し出された有機溶媒25を吸収ローラー
7により吸収し、除去している状態を示す動作図
【符号の説明】
1: 被印刷体 3: 加圧材 6: ロール転写体 7: 吸収ローラー 9: 版 11: 印刷面 20: インキ 21: 撥油領域 22: 親油領域 23: インキパターン 24: 有機溶媒 25: 有機溶媒 61: 軸 62: ロール転写体6の表面 71: 軸 91: 版面 92: ディスペンサ 93: スキージ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版面上に形成された印刷パターン状のイ
    ンキを一旦ロール転写体表面に転写し、前記ロール転写
    体表面上のインキを非吸収性の被印刷体に再転写させ、
    前記インキを前記非吸収性の被印刷体に再転写させ後、
    前記ロール転写体表面に吸収ローラーを接触させ、前記
    ロール転写体の表面近傍に残留したインキの成分中の有
    機溶媒を前記吸収ローラーに転移させ、前記有機溶媒が
    除去された前記ロール転写体を用いて印刷を繰り返すオ
    フセット印刷方法。
  2. 【請求項2】 版面上に印刷パターン状にインキが形成
    される版と、前記版に接触することにより前記インキが
    転写されるロール転写体と、前記ロール転写体が非吸収
    性の被印刷体に接触し前記インキを前記被印刷体に再転
    写した後、前記ロール転写体の表面に接触し、前記ロー
    ル転写体の表面近傍に残留した前記インキの成分中の有
    機溶媒を吸収する吸収ローラーとを具備するオフセット
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 吸収ローラーの硬度はロール転写体の硬
    度より低い請求項1記載のオフセット印刷方法又は請求
    項2記載のオフセット印刷装置。
  4. 【請求項4】 吸収ローラーの有機溶媒による膨潤の割
    合が、ロール転写体の有機溶媒による膨潤の割合より大
    きい請求項1記載のオフセット印刷方法又は請求項2記
    載のオフセット印刷装置。
  5. 【請求項5】 吸収ローラー近傍に、ロール転写体より
    硬度が高く、回転または固定した状態にある加圧材をロ
    ール転写体に押し付ける請求項1記載のオフセット印刷
    方法又は請求項2記載のオフセット印刷装置。
  6. 【請求項6】 吸収ローラーを加熱又は送風により乾燥
    する請求項1記載のオフセット印刷方法又は請求項2記
    載のオフセット印刷装置。
  7. 【請求項7】 吸収ローラー表面上に送風し、吸収ロー
    ラーを通過した空気を溶媒吸収能を有した樹脂層を通過
    させる請求項1記載のオフセット印刷方法又は請求項2
    記載のオフセット印刷装置。
JP6130175A 1994-06-13 1994-06-13 オフセット印刷方法及び印刷装置 Pending JPH07329409A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100959285B1 (ko) * 2007-08-24 2010-05-26 주식회사 에스에프에이 인쇄장치
KR20110014949A (ko) 2009-08-06 2011-02-14 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 인쇄 방법과 그것에 이용하는 용제 흡수체

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