JPH07330279A - トング - Google Patents

トング

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JPH07330279A
JPH07330279A JP15146994A JP15146994A JPH07330279A JP H07330279 A JPH07330279 A JP H07330279A JP 15146994 A JP15146994 A JP 15146994A JP 15146994 A JP15146994 A JP 15146994A JP H07330279 A JPH07330279 A JP H07330279A
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vertical rod
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JP15146994A
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Toshiaki Takabayashi
年明 高林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を昇降装置に設けたフックに吊り下げて
搬送する際、物品を支持爪で挾持する場合、その支持爪
が挾持中は締付けている状態が保持され、支持爪を開放
した時には、その開放状態が保持できるようにする。 【構成】 被挾持物品Wを左右より挟む一対の支持爪4
を持つフレーム1内に上下動する縦杆3を設け、縦杆3
の昇降により一対の支持爪4を寄り合う方向に及び離反
する方向に送る運動変換機構6をフレーム1と縦杆3に
亘って設け、フレーム1と縦杆3とを連結する係止フッ
ク21を、フレーム1または縦杆3の何れか一方の部材
に揺動自在に設け、縦杆1の昇降により係止フック21
を介してフレーム1と縦杆3を連結して前記運動変換機
構6の作動を停止する場合と、係止フック21によるフ
レーム1と縦杆3との連結を絶って運動変換機構6を作
動する場合とに切り換えるクラッチ7をフレーム1と縦
杆3に亘って設けていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンなどの昇降装
置に取付けて、物品を挟み持つトングに関する。
【0002】
【従来の技術】物品を両側から挟んで持つトングは一般
にヤットコの如く、基本的には一対の杆をX状に枢支し
たもので、例えば実開昭5−3284号公報によって
も、ワイヤーに吊り下げたX型のトングが開示してあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】X型のトングは吊り下
げたワイヤーを引き揚げることによって、両杆の各先端
間が狭められ、被挾持物品を強く挟んで搬送され、搬送
位置に降ろしてワイヤーを緩めることにより両杆の先端
間を拡げることができるものであるが、そのままワイヤ
ーを引き上げると再び物品を掴むことになるから、作業
者が両杆を拡げるように手を添える必要があり、平地で
の作業であれば問題がないが、高所での作業は危険であ
り、作業者が立ち込むことができない所では、単なるX
型のトングでは使用できないものであり、両杆を拡げる
操作が遠隔でできるように、別個のワイヤーを少なくと
も一方の杆に連結しておき、このワイヤーを引いて両杆
の間隔を開くものも知られているが、物品を掴んで引き
揚げる際、及び引き下げる際に、双方のワイヤーを同調
して掴んだ状態を保持しておく必要があるが、杆に連結
したワイヤーに故障が生じて同調が崩れるとトングが開
放してしまうこともあり、確実性に問題があった。
【0004】本発明は以上の問題を解決することにあ
り、物品を掴んで搬送し終わり引き揚げる際に、物品よ
り開放した状態が保持され、再び掴む際には物品を確実
に掴むことができるように、掴みと開放が自動的に交互
に切換えることができるトングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による解決手段
は、被挾持物品を左右より挟み付ける一対の支持爪を持
つフレーム内に上下動する縦杆を設け、縦杆の昇降によ
り一対の支持爪を寄り合う方向に及び離反する方向に送
る運動変換機構をフレームと縦杆に亘って設け、フレー
ムと縦杆とを連結する係止フックを、フレームまたは縦
杆の何れか一方の部材に揺動自在に設け、縦杆の昇降に
より係止フックを介してフレームと縦杆を連結して前記
運動変換機構の作動を停止する場合と、係止フックによ
るフレームと縦杆との連結を絶って運動変換機構を作動
する場合とに切り換えるクラッチをフレームと縦杆に亘
って設けていることを特徴とする。
【0006】前記運動変換機構は、縦杆の左右縁にラッ
クギアーを備え、各ラックギアーに噛合したピニオンギ
アーで回動する無端チェーンにフレームの底に摺動自在
に設けた支持爪の摺動方向に沿う水平走行部を設け、水
平走行部に前記支持爪を固着してなることが好ましい。
【0007】また前記クラッチはV字状に左右に拡がる
両翼片と、両翼片間に三角状に突出するガイドと、先端
部を屈曲する係止フック及び突出片とを備えた切換え駒
を、フレームまたは縦杆の何れか一方の部材に相手の部
材に向けて突出すると共に、両翼片、ガイド、係止フッ
ク及び突出片が互いに同位相を保って左右に揺動可能に
軸支し、突出片の先端部と前記切換え駒取付け部材間
に、引張りスプリングを突出片の長手方向中心線より一
方に傾斜した状態で掛けて、切換え駒が左右何れにも傾
倒した状態を保持するように付勢してあり、前記切換え
駒非取付け側の部材に係止フックが掛かる係止ピンを設
け、同じく切換え駒非取付け側の部材にレバーを回転自
在に、且つレバーの先端が切換え駒のガイドから翼片に
亘って摺動可能に設け、レバーの中間部に両側よりスプ
リングでレバーを垂直に起立するように付勢してなるこ
とが好ましい。
【0008】更に、フレームの支持爪の摺動方向に対し
て直交する側面に、被挾持物品に係合する位置決め部材
を上下動自在に設けることが好ましい。
【0009】更に上記トングの構成に加えて、縦杆の上
端部に、昇降装置の滑車に回転自在に設けているフック
に係止される吊杆を連結し、吊杆の中間部に支持体と円
盤とを固着し、円盤上に固定歯車を回転自在に設け、支
持体にモーターで回転され固定歯車に噛合する遊星歯車
を軸支し、固定歯車より一対の支杆を前記フック付き滑
車を覆うカバーに対向して突設し、各支杆にはカバーに
当接する押し杆を設けている方向変換装置を兼備するこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】本発明のトングを、クラッチの切換え駒がフレ
ームに取付けてあり、また、クレーンなどの昇降装置の
フックに吊り下げ、しかもトングに被挾持物品を掴んで
いる状態、即ち係止フックが傾倒していて、縦杆とフレ
ームとの連結が絶たれており、両支持爪で被挾持物品を
挾持している状態から説明する。
【0011】以上の状態でクレーンのフックを下降して
被挾持物品を所定位置に着地し、その後更にクレーンの
フックを下降することにより縦杆のみが下降する。この
下降によりラックギアーとピニオンギアー及びチェーン
による運動変換機構を介して支持爪が開き、被挾持物品
の係止状態が開放される。
【0012】また前記の着地後の縦杆のみを下降する間
に、クラッチのレバーの下端が三角のガイドの一面より
一方の翼片を押し付けることから、切換え駒が反対側に
傾倒し、これに伴い係止フックが起立する。そこでクレ
ーンのフックを上昇すると、縦杆のみが上昇し、その上
昇中に、縦杆に設けた係止ピンが係止フックに係合する
ことから、縦杆とフレームとが一体化され、支持爪を開
いたままでトングが上昇する。
【0013】次に、クレーンのフックを下降してフレー
ムを被挾持物品上に載置し、更にフックを降ろすと、縦
杆のみが下降することから運動変換機構が作動して支持
爪が前進して掴み始め、同時にレバーによって翼片を前
述とは反対側に押すために、切換え駒が元の位置に傾倒
し、係止フックが傾倒する。そこでクレーンのフックを
上昇すると、縦杆のみが上昇して被挾持物品を強く挾持
され、そのままフレームと共に被挾持物品が搬送される
ものである。
【0014】前記トングがクレーンのフックに吊り下げ
て使用するものであるから、トングと被挾持物品との方
向性が定まらないが、フレームに位置決め部材を上下動
自在に設けたものであれば、トングを降下した際、手動
によってトングを回転して位置決め部材を被挾持物品に
係合することにより、トングと被挾持物品とが正確に設
定され、支持爪の掴み状態が正確に行われ、搬送中に落
下する危険性を回避することができるようになる。
【0015】また縦杆に方向変換装置を介してクレーン
のフックに吊り下げて使用すれば、トングを宙吊りの状
態では、方向変換装置より起立した左右一対の支杆で滑
車を覆う左右のカバーを押し杆を介して滑車の回転を阻
止しているから、方向変換装置のモーターを駆動するこ
とにより、遊星歯車が固定歯車の外周を周回し、滑車は
回転しないが、そのフックと共にトングが回転するもの
である。
【0016】
【実施例】本発明を具体的に各図によって説明すると、
概ね三角状をなす箱型で底板2を有するフレーム1と、
フレーム1の上方より垂直に突入して上下動する縦杆3
とからなり、更に、フレーム1の底板2に一対の支持爪
4,4を、一直線上に設けた各長孔5,5に沿って摺動
自在に設け、上記縦杆3の上下運動によって、両支持爪
4,4を互いに寄り合う方向と離反する方向に摺動する
運動変換機構6,6と、支持爪4,4が互いに寄り合う
方向に寄せ付ける状態が持続される場合、及び離反した
状態を保持する場合とに交互に切り換えられるように、
前記運動変換機構6,6の運動を断続するクラッチ7と
で構成するものである。
【0017】上記構成に加えて、フレーム1に取付ける
位置決め部材8と、本発明のトングAはクレーンのフッ
クFに吊り下げて使用するものであるが、トングAの方
向性を変更することができるように方向変換装置9とを
具備するものである。
【0018】運動変換機構6,6は各支持爪4,4ごと
に設けられるもので、左右同構造でただ対称であるから
一方のみを説明する。
【0019】運動変換機構6は図1と図2に示すよう
に、縦杆3は断面H型をなし、その内壁の側面にラック
ギアー10を付設し、これにフレーム1の上方部に軸支
したピニオンギアー11を噛合し、該ピニオンギアー1
1の支軸12に、ピニオンギアー11の直径より小さい
直径、理想的には1/2の直径を持つ第1スプロケット
13を設け、フレーム1の底板2よりやや上部で、長孔
5の両端部に位置して第2,第3スプロケット14,1
5を軸支し、第1,2,3スプロケット13,14,1
5に無端チェーン16を掛け、無端チェーン16が直角
三角形状に、縦杆3と平行する起立走行部と、長孔5と
平行する水平走行部と、傾斜走行部とを呈するようにな
り、その水平走行部に支持爪4を固着したものである。
【0020】従って、縦杆3を引き揚げると、ピニオン
ギアー11を介して無端チェーン16が回動し、支持爪
4をフレーム1の中央部(縦杆3の直下)に至るように
前進し、逆に縦杆3を引き降ろすことにより、フレーム
1の側方へ後退するものであり、また左右が対称である
から、両支持爪4,4は共に寄り合う方向への前進及び
後退するものである。
【0021】支持爪4は図1と図3に示すように、左右
にそれぞれ一対づつ設けるものであって、各々底板2の
長孔5に係合したスライダー17に取り付け、垂直部よ
り横方向へ爪を突設したものであり、被挾持物品W、図
示のものは鋼矢板であるが、爪が側縁のカールした部分
の下に差し込まれるように形成したもので、重ね合わし
た鋼矢板を数枚一挙に挾持するものであれば、垂直部を
長く形成すれば良く、被挾持物品Wの挾持する条件によ
って適宜に形成すれば良い。
【0022】次にクラッチ7は図1及び分解して示す図
4のように、フレーム1の底板2における縦杆3の直下
部に支柱18を設け、支柱18に切換え駒19を左右に
揺動自在に軸支し、縦杆3の下部にレバー20を垂下し
て設けたもので、切換え駒19に設けた係止フック21
を起立して縦杆3に設けた係止ピン22に掛けることに
より、フレーム1と縦杆3が一体化されて運動変換機構
6,6の運動を絶ち、支持爪4,4の動きを停止するも
のである。また、係止フック21を横に傾倒することに
より、フレーム1と縦杆3の関係が絶たれ、支持爪4,
4を前進後退するようになるものである。尚、前記係止
ピン22は、縦杆3におけるレバー20の枢着位置より
も下部に設けるものである。
【0023】尚、前記切換え駒19はフレーム1側に、
レバー20は縦杆3に取付けるが、必ずしもこのように
取付ける必要がなく、逆に切換え駒19を縦杆3に、ま
たレバー20をフレーム1の支柱18に取付けても良
い。
【0024】そこで、切換え駒19は、V字形に左右に
拡がる一対の翼片23,23と、両翼片23,23間に
三角状に突出するガイド24とを一体に形成した部材
と、先端部を彎曲した係止フック21と、平板よりなる
突出片25とを、支柱18に回転自在に貫通した枢軸2
6に嵌着し、翼片23,23が一方へ傾倒した状態で係
止フック21が起立し、他方へ傾倒した時に係止フック
21が倒れるように、それぞれ同位相をもって揺動する
ものである。更に突出片25も同位相をもって揺動する
が、この突出片25の先端部と支柱18の縦方向の中心
線上との間に引張りスプリング27を張架したもので、
このスプリング27の付勢によって、切換え駒19が左
右何れにも傾倒した状態を保持しようとするものであ
る。
【0025】一方、縦杆3に設けたレバー20の先端
に、前記ガイド24の稜線から翼片23の上面に摺動す
るローラー28が設けてあり、レバー20の上下方向の
中間部に左右よりスプリング29,29で押圧して、レ
バー20が垂直に垂下する状態に付勢してある。
【0026】以上のクラッチ7の作動を図5によって説
明すると、フレーム1が着地して設定してあり、レバー
20が図中右側に傾き、切換え駒19を右側に傾倒して
いる状態に保持され、しかもこの時係止フック21が右
側に傾倒している。即ちクラッチ7が切れた状態で、運
動変換機構6の作動を可能にする状態である。この状態
の下で縦杆3を矢印aのように引き揚げると、フレーム
1に関係なく上昇されるので、ラックギアー10とピニ
オンギアー11によって無端チェーン16が矢印b方向
に回動して、支持爪4,4を互いに寄り合う方向に前進
する。こうして縦杆3を図6の実線矢印aのように更に
上昇し続けると、対向する両支持爪4,4で被挾持物品
Wを挾持し、締め付けた状態を保ったままで無端チェー
ン16を介してフレーム1及び被挾持物品Wを吊り揚げ
るものである。尚この時、レバー20も縦杆3に連れて
上昇し切換え駒19から外れ、左右のスプリング29,
29の付勢力によって垂直に垂下した状態に保持してい
る。
【0027】以上のように吊り下げて所定位置へ搬送
し、被挾持物品Wを着地し且つフレーム1を被挾持物品
W上に載置された以後も、縦杆3は図6の点線矢印cの
ように下降するもので、この下降に伴って、無端チェー
ン16が矢印d方向に回動するから、左右の支持爪4,
4が被挾持物品Wから離反する方向に後退し、挾持状態
が開放される。同時に、縦杆3の下降に連れてレバー2
0も下降するが、切換え駒19は依然として右側に傾倒
しているから、レバー20の下部に設けたローラー28
が、ガイド24の左側の稜線を伝い左側の翼片23を押
圧することから、切換え駒19が左側に傾倒され、図7
のように係止フック21が起立するものである。
【0028】そこで縦杆3を引き揚げると、図8のよう
に縦杆3の係止ピン22が係止フック21に係合する間
は、無端チェーン16が回動して左右の支持爪4,4が
前進するが、被挾持物品Wを挾持する以前に係止ピン2
2が係止フック21に係合するから、縦杆3とフレーム
1とが係止フック21を介して一体化される。即ち、ク
ラッチ7が入って運動変換機構6の作動が絶たれるた
め、支持爪4,4が開いたままで縦杆3と共にフレーム
1が上昇するものである。
【0029】以上のようにクラッチ7が入っていて係止
ピン22が係止フック21に係合している状態の下で、
フレーム1を降ろして、図8のように被挾持物品W上に
載置し、更に縦杆3を下降すると、縦杆3が単独で下降
するから左右の支持爪4,4が前進すると同時に、レバ
ー20のローラー28がガイド24の右側稜線に沿って
下降し、右側の翼片23を押圧するから、切換え駒19
が右側に傾倒し、同時に係止フック21も傾倒し、図5
の状態に戻るものである。
【0030】次に位置決め部材8は、図1と図9に示す
ように、フレーム1における支持爪4,4の進退する方
向と直交する側壁に支持杆30を上下動自在に設け、支
持杆30の下端に設けたもので、その形状は被挾持部品
Wの形状によって異なり、図示の鋼矢板であれば、その
中に嵌まる逆台形型の板体で形成するものである。
【0031】また方向変換装置9は、クレーンのフック
Fに吊り下げたトングAの方向をモーターの駆動力で変
換しようとするもので、フックFは既成のもので滑車P
に対して回転するように取付けてある。該装置9は図9
と図10に示しているように、トングAの縦杆3の上端
部に連結ピン31で連結する吊杆32の中間部に箱体よ
りなる支持体33を設け、吊杆32の支持体33内部に
位置する部位に円盤34を固着し、円盤34の上面に固
定歯車35を水平に回転自在に設置して、固定歯車35
に噛合する遊星歯車36を、モーター37、ウォーム3
8及びウォームホイール39を介して回転自在に設け、
更に固定歯車35に左右それぞれ一対の支杆40を、箱
体33の上壁に設けた環状孔41を通じて起立し、双方
における同側の支杆40同志を横杆42で連結し、横杆
42に螺合したねじを有する一対の押し杆43を、フッ
クFの両側を覆うカバーCに当接したもので、従って、
左右を覆うカバーCを左右の各押し杆43で挾持するも
のである。
【0032】方向を変換する時には、モーター37を駆
動して遊星歯車36を回転すれば、固定歯車35がカバ
ーCに圧接する押し杆43によって回転が阻止されてい
るので、遊星歯車36が固定歯車35の外周を周回し、
支持体33及び吊杆32が図11の如く回転(図では9
0°回転)して、トングAの吊り下げた方向を変えるこ
とができるものである。
【0033】尚、被挾持物品Wが長尺のものであれば、
その前後部をそれぞれトングAで挾持することが好まし
く、その場合図12のように、方向変換装置9の吊杆3
2の下端部に一対のワイヤーYで吊った担架材44の両
端部にそれぞれトングAの縦杆3を支持すれば良い。
【0034】
【発明の効果】本発明によるトングは、左右対向する支
持爪を持ったフレーム内に縦杆を上下動自在に設け、縦
杆の上下動を運動変換機構によって対向する支持爪を前
進及び後退し、またクラッチによって運動変換機構を停
止及び起動する作動を交互に切換えるように構成してあ
り、しかもクラッチの切換えは縦杆の下降時に行われる
ように構成したもので、被挾持物品を支持爪で保持して
所定位置に搬送し、フレームを着地した後に更に縦杆を
下降することにより、支持爪が開放され且つクラッチが
切れて、運動変換機構の作動を停止し、再び縦杆を上昇
する時には支持爪が開放された状態のままに上昇するも
ので、搬送後にそのまま上昇しても再び挾持することが
ない。以上の状態でフレームを設置し更に縦杆を下降す
ることにより、支持爪が前進し且つクラッチが入り、運
動変換機構の動作が起動して被挾持物品を掴み、その状
態を保持するものである。従って搬送元及び搬送先に作
業者が不用となり、高所や危険な位置での搬送作業が安
全にしかも確実に行うことができるようになる。
【0035】運動変換機構をラックギアー、ピニオンギ
アー、無端チェーンで構成することにより、構造が簡単
になるは勿論であるが、無端チェーンで被挾持物品を吊
り揚げることになるため、大きな荷重にも耐え、重量物
をも安全に搬送することができる。
【0036】クラッチを縦杆とフレームを係脱する係止
フック、切換え駒、レバーとで構成し、縦杆の下降ごと
にレバーを介して切換え駒を右左へ交互に傾倒し、しか
も切換え駒の傾倒に伴って係止フックも起立及び傾倒す
るもので、フックの起立によってフレームと縦杆が連繋
され、運動変換機構の作動を絶つもので、即ち、クラッ
チが切の状態となり、一方フックが傾倒することによ
り、フレームと縦杆の連繋が絶たれ、運動変換機構が作
動するもので、即ちクラッチが入の状態となるもので、
以上のように縦杆の降下ごとにクラッチを入、切に交互
に切り替わることから、他の動力を与えることなくして
切り換えることができ、支持爪で挾持している状態、及
び開放している状態が確実に保持され、安全に搬送する
ことができるようになる。
【0037】また、フレームに位置決め部材を取付けた
ものであれば、フレームを被挾持物品上に着地する前
に、位置決め部材が被挾持物品に係合することから、フ
レームを被挾持物品に正確に設定することができるよう
になる。
【0038】更に、本発明のトングをクレーンなどの昇
降装置のフックに吊り下げて搬送する際、昇降装置のフ
ックに方向変換装置を介して吊せば、被挾持物品の搬送
先で方向を替えて設置することができるものである。し
かもその方向変換装置は、フックのカバーに双方より挟
む押し杆を備えた固定歯車と、モーターで回転する遊星
歯車とで構成するものであれば、モーターを遠隔操作す
ることができることから、搬送中の高所空間で方向を変
換することができ、所定の位置に所定の方向性をもって
搬送することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトングを示す縦断面図である。
【図2】同じくトングの上部における拡大横断面図であ
る。
【図3】同じくトングの下部における一部を拡大して示
す横断面図である。
【図4】クラッチを分解して示す斜視図である。
【図5】被挾持物品を挾持する前の状態を示す説明図で
ある。
【図6】被挾持物品を挾持した時の状態を示す説明図で
ある。
【図7】被挾持物品の挾持を開放した時の状態を示す説
明図である。
【図8】被挾持物品の挾持を開放して上昇する時の状態
を示す説明図である。
【図9】方向切換装置を示す断面図である。
【図10】同じく一部切欠して示す平面図である。
【図11】図10の状態から方向を90°変換した時の
状態を示す平面図である。
【図12】本発明によるトングで長尺の被挾持物品を搬
送する時の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 3 縦杆 4 支持爪 6 運動変換機構 7 クラッチ 8 位置決め部材 9 方向変換装置 10 ラックギアー 11 ピニオンギアー 16 無端チェーン 19 切換え駒 20 レバー 21 係止フック 22 係止ピン 23 翼片 25 突出片 27 引張りスプリング 29 スプリング 32 吊杆 33 支持体 34 円盤 35 固定歯車 36 遊星歯車 37 モーター 40 支杆 43 押し杆 A トング C カバー F フック P 滑車 W 被挾持物品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被挾持物品(W)を左右より挟み付ける
    一対の支持爪(4,4)を持つフレーム(1)内に上下
    動する縦杆(3)を設け、縦杆(3)の昇降により一対
    の支持爪(4,4)を寄り合う方向に及び離反する方向
    に送る運動変換機構(6)をフレームと縦杆に亘って設
    け、フレームと縦杆とを連結する係止フック(21)
    を、フレームまたは縦杆の何れか一方の部材に揺動自在
    に設け、縦杆の昇降により係止フック(21)を介して
    フレームと縦杆を連結して前記運動変換機構(6)の作
    動を停止する場合と、係止フック(21)によるフレー
    ムと縦杆との連結を絶って運動変換機構(6)を作動す
    る場合とに切り換えるクラッチ(7)をフレームと縦杆
    に亘って設けていることを特徴とするトング。
  2. 【請求項2】 前記運動変換機構(6)は、縦杆(3)
    の左右縁にラックギアー(10)を備え、各ラックギア
    ーに噛合したピニオンギアー(11)で回動する無端チ
    ェーン(16)にフレームの底に摺動自在に設けた支持
    爪(4)の摺動方向に沿う水平走行部を設け、水平走行
    部に前記支持爪(4)を固着してなる請求項1に記載の
    トング。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ(7)はV字状に左右に拡
    がる両翼片(23)と、両翼片間に三角状に突出するガ
    イド(24)と、先端部を屈曲する係止フック(21)
    及び突出片(25)とを備えた切換え駒(19)を、フ
    レーム(1)または縦杆(3)の何れか一方の部材に相
    手の部材に向けて突出すると共に、両翼片(23)、ガ
    イド(24)、係止フック(21)及び突出片(25)
    が互いに同位相を保って左右に揺動可能に軸支し、突出
    片(25)の先端部と前記切換え駒取付け部材間に、引
    張りスプリング(27)を突出片の長手方向中心線より
    一方に傾斜した状態で掛けて、切換え駒(19)が左右
    何れにも傾倒した状態を保持するように付勢してあり、
    前記切換え駒非取付け側の部材に係止フック(21)が
    掛かる係止ピン(22)を設け、同じく切換え駒非取付
    け側の部材にレバー(20)を回転自在に、且つレバー
    の先端が切換え駒のガイド(24)から翼片(23)に
    亘って摺動可能に設け、レバー(20)の中間部に両側
    よりスプリング(29)でレバーを垂直に起立するよう
    に付勢してなる請求項1または2に記載のトング。
  4. 【請求項4】 フレーム(1)の支持爪(4)の摺動方
    向に対して直交する側面に、被挾持物品(W)に係合す
    る位置決め部材(8)を上下動自在に設けていることを
    特徴とする請求項1,2または3に記載のトング。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載のトング
    に設けた縦杆(3)の上端部に、昇降装置の滑車(P)
    に回転自在に設けているフック(F)に係止される吊杆
    (32)を連結し、吊杆の中間部に支持体(33)と円
    盤(34)とを固着し、円盤(34)上には固定歯車
    (35)を回転自在に設け、支持体(33)にモーター
    (37)で回転され固定歯車に噛合する遊星歯車(3
    6)を軸支し、固定歯車より一対の支杆(40)を前記
    フック付き滑車を覆うカバー(C)に対向して突設し、
    各支杆(40)にはカバー(C)に当接する押し杆(4
    3)を設けている方向変換装置(9)を兼備しているこ
    とを特徴とするトング。
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