JPH07331006A - ハロゲン含有樹脂組成物 - Google Patents

ハロゲン含有樹脂組成物

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JPH07331006A
JPH07331006A JP6125597A JP12559794A JPH07331006A JP H07331006 A JPH07331006 A JP H07331006A JP 6125597 A JP6125597 A JP 6125597A JP 12559794 A JP12559794 A JP 12559794A JP H07331006 A JPH07331006 A JP H07331006A
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Japan
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halogen
zinc
tert
containing resin
butyl
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JP6125597A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Tsuboi
哲夫 坪井
Tarou Midera
太朗 三寺
Takahiro Aihara
孝宏 相原
Yasuhiro Kishimoto
靖弘 岸本
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着色性および熱安定性に優れたハロゲン含有
樹脂組成物を提供すること。 【構成】 本発明のハロゲン含有樹脂組成物は、ハロゲ
ン含有樹脂に、グリセリンの亜鉛塩またはグリセリン誘
導体の亜鉛塩を添加してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン含有樹脂組成
物に関し、詳しくは、ハロゲン含有樹脂に、グリセリン
の亜鉛塩またはグリセリン誘導体の亜鉛塩を添加したこ
とを特徴とするハロゲン含有樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ハロゲ
ン含有樹脂は、難燃性や耐薬品性に優れた樹脂であり、
種々の用途に用いられている。しかし、上記ハロゲン含
有樹脂は、熱的に不安定でハロゲン化水素を脱離して、
着色したり機械的強度の低下を起こし、その商品性を損
なう欠点を有する。このため、種々の安定剤が開発さ
れ、特に鉛化合物やカドミウム化合物とバリウム化合物
との混合物等が優れた安定化効果を持つことが知られて
いる。しかし、近年、安全性の観点から鉛化合物やカド
ミウム化合物の使用が制限される傾向にあり、安全性の
高い亜鉛化合物とアルカリ土類金属化合物とを併用した
安定剤(亜鉛化合物含有安定剤)の使用へと変更されつ
つある。
【0003】上記亜鉛化合物含有安定剤に用いられる亜
鉛化合物としては、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛
やオレイン酸亜鉛等の亜鉛の脂肪族カルボン酸塩や、安
息香酸亜鉛、p−第三ブチル安息香酸亜鉛等の芳香族カ
ルボン酸亜鉛、リン酸エステル亜鉛塩のような有機酸の
亜鉛塩、酸化亜鉛、炭酸亜鉛等の無機亜鉛塩等が知られ
ている。上記亜鉛化合物は、着色性に優れるものの、亜
鉛バーニングと呼ばれる急激な黒化現象を起こして熱安
定性を損なう欠点を有しており、この性質は亜鉛の量に
のみ依存し、透明性やブルーム等の点において、残りの
構造が影響を示していた。上記アルカリ土類金属化合物
は、上記亜鉛バーニングを抑制するために用いられるも
のであるが、添加量に比例して樹脂を黄色に着色する欠
点を有している。このように、着色性と熱安定性との両
立は、上記亜鉛化合物含有安定剤では困難であった。こ
のため、通常安定剤として用いられる亜鉛化合物より
も、亜鉛バーニングを起こしにくい亜鉛化合物または着
色性により優れる亜鉛化合物が要望されていた。
【0004】従って、本発明の目的は、着色性および熱
安定性に優れたハロゲン含有樹脂組成物を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
を重ねた結果、グリセリンの亜鉛塩またはグリセリン誘
導体の亜鉛塩が前記の要望に応え得る亜鉛化合物であ
り、ハロゲン含有樹脂に、該亜鉛化合物を添加してなる
ハロゲン含有樹脂組成物が、上記目的を達成し得ること
を見出し、本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、グリセリンの亜鉛塩また
はグリセリンの誘導体の亜鉛塩を添加してなるハロゲン
含有樹脂組成物を提供するものである。
【0007】以下、本発明のハロゲン含有樹脂組成物に
ついて詳述する。
【0008】本発明に用いられるハロゲン含有樹脂とし
ては、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−エチレン共重
合体、塩化ビニル−プロピレン共重合体、塩化ビニル−
ブタジエン共重合体、塩化ビニル−スチレン共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−ウ
レタン共重合体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロ
ピレン、および上記ハロゲン含有樹脂と塩化ビニルとの
共重合体、塩化ビニル−スチレン−無水マレイン酸三元
共重合体等が挙げられる。
【0009】本発明に用いられるグリセリンの亜鉛塩ま
たはグリセリン誘導体の亜鉛塩は、好ましくは下記〔化
1〕の一般式(I)で表されるものである。
【0010】
【化1】
【0011】従って、本発明のグリセリンの亜鉛塩また
はグリセリン誘導体の亜鉛塩の具体例としては、例え
ば、下記〔化2〕〜〔化5〕に示す化合物(化−1〜化
−4)等が挙げられる。
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】上記グリセリンの亜鉛塩またはグリセリン
誘導体の亜鉛塩の添加量は、ハロゲン含有樹脂100重
量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部が用い
られ、更に好ましくは0.01〜5重量部である。上記
添加量が、0.01重量部未満では、添加効果が認めら
れず、また、10重量部超では、亜鉛バーニングを抑え
るための併用剤が多くなるために、ブルーム等の問題が
起きる。
【0017】本発明のハロゲン含有樹脂組成物には、通
常該組成物に用いられる安定剤、可塑剤、フェノール系
酸化防止剤、リン系酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定
剤、防曇剤、帯電防止剤、難燃剤、滑剤、改質剤、強化
剤、顔料、発泡剤等を添加することができる。また、本
発明のハロゲン含有樹脂組成物には、ハロゲン含有樹脂
の機械的特性を損なわない範囲であれば、他の樹脂を混
合することができる。
【0018】上記安定剤としては、周知のものを用いる
ことができ、具体的には、カルシウム石鹸、バリウム石
鹸等のアルカリ土類金属の石鹸やアルミニウム石鹸、有
機リン酸金属塩等の有機金属塩、金属酸化物、金属水酸
化物、金属炭酸塩、ハイドロタルサイトやゼオライト等
の無機複合金属塩等の無機金属塩、塩素酸バリウム、過
塩素酸バリウム、過塩素酸ナトリウム等のハロゲン酸素
酸塩、β−ジケトン、多価アルコール、エポキシ化合物
等の非金属安定剤等が挙げられる。
【0019】上記可塑剤としては、エステル系可塑剤、
エーテル系可塑剤、エポキシ系可塑剤やリン酸エステル
系可塑剤等が挙げられる。上記可塑剤は、本発明のハロ
ゲン含有樹脂組成物の用途に応じて、ハロゲン含有樹脂
100重量部に対して、好ましくは0〜300重量部用
いられる。
【0020】上記エステル系可塑剤としては、フタル
酸,トリメリット酸,ピロメリット酸,アジピン酸,セ
バチン酸,アゼライン酸等の酸と、n−プロパノール,
イソプロパノール,nーブタノール,イソブタノール,
tert−ブタノール,n−ペンタノール,イソペンタ
ノール,tert−ペンタノール,n−ヘキサノール,
イソヘキサノール,n−ヘプタノール,イソヘプタノー
ル,n−オクタノール,イソオクタノール,2ーエチル
ヘキサノール,n−ノナノール,イソノナノール,n−
デカノール,イソデカノール,ラウリルアルコール,ミ
リスチルアルコール,パルミチルアルコール,ステアリ
ルアルコール等の直鎖および分岐のアルキルアルコール
の単独または混合物とからなるエステルやブタンジオー
ルとアジピン酸とのエステル等のポリエステル可塑剤等
が挙げられる。
【0021】また、上記エポキシ系可塑剤としては、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ヒマ
シ油、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル、オクチルエポ
キシステアレート、エポキシトリグリセライド、エポキ
シヘキサヒドロフタル酸ジイソデシルや、エピクロルヒ
ドリンとビスフェノールAの低分子量反応生成物樹脂等
のエポキシ樹脂が挙げられる 。
【0022】また、上記リン酸エステル系可塑剤として
は、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフ
ェート、モノブチルジキシレニルホスフェート、トリオ
クチルホスフェート等が挙げられる。
【0023】上記フェノール系酸化防止剤としては、通
常用いられるものであれば何れでもよく、例えば、2,
6−ジ第三ブチル−p−クレゾール、2,6−ジフェニ
ル−4−オクタデシロキシフェノール、ステアリル
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−
プロピオネート、ジステアリル(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ホスホネート、チオジエチ
レングリコールビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサ
メチレンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサメチレ
ンビス〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオン酸アミド〕、4,4’−チオビス(6
−第三ブチル−m−クレゾール) 、2,2’−メチレン
ビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス(4−エチル−6−第三ブチルフェ
ノール)、ビス〔3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−
第三ブチルフェニル)ブチリックアシッド〕グリコール
エステル、4,4’−ブチリデンビス(6−第三ブチル
−m−クレゾール)、2,2’−エチリデンビス(4,
6−ジ第三ブチルフェノール)、2,2’−エチリデン
ビス(4−第二ブチル−6−第三ブチルフェノール) 、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス〔2−第三ブチル
−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル
−5−メチルベンジル)フェニル〕テレフタレート、
1,3,5−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキ
シ−4−第三ブチルベンジル)イソシアヌレート、1,
3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドルキ
シベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−トリス
(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−
2,4,6−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリス
〔(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニルオキシエチル〕イソシアヌレート、テトラ
キス〔メチレン−3−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン、2−第三
ブチル−4−メチル−6−(2−アクリロイルオキシ−
3−第三ブチル−5−メチルベンジル) フェノール、
3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{(3−第三ブ
チル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオ
ニルオキシ}エチル〕−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ〔5. 5〕ウンデカン、トリエチレングリコー
ルビス〔(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオネート〕等が挙げられる。上記フ
ェノール系酸化防止剤は、ハロゲン含有樹脂100重量
部に対して、好ましくは0.01〜5重量部、更に好ま
しくは0.1〜3重量部が用いられる。
【0024】上記リン系酸化防止剤としては、通常用い
られるものであれば何れでもよく、例えば、トリスノニ
ルフェニルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチ
ルフェニル)ホスファイト、トリス〔2−第三ブチル−
4−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニルチオ)−5−メチルフェニル〕ホスファイト、ト
リデシルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイ
ト、ジ(デシル)モノフェニルホスファイト、ジ(トリ
デシル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステ
アリルペンタエリスリトールジホスファイト、ジ (ノニ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(2,4−ジ第三ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4
−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(2,4,6−トリ第三ブチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、テトラ(トリデシ
ル)イソプロピリデンジフェノールジホスファイト、テ
トラ(トリデシル)−4,4’−n−ブチリデンビス
(2−第三ブチル−5−メチルフェノール) ジホスファ
イト、ヘキサ(トリデシル)−1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)
ブタントリホスファイト、テトラキス(2,4−ジ第三
ブチルフェニル)ビフェニレンジホスホナイト、9,1
0−ジハイドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナン
スレン−10−オキサイド、2,2’ーメチレンビス
(4ーメチルー6ーtertーブチルフェニル)−2−エチ
ルヘキシルホスファイト、その他、特開昭57−192
460号公報に提案されている高分子量リン化合物等が
挙げられる。上記リン系酸化防止剤は、ハロゲン含有樹
脂100重量部に対して、好ましくは0.001〜5重
量部、更に好ましくは0.005〜3重量部用いられ
る。
【0025】上記紫外線吸収剤としては、例えば、2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オク
トキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒ
ドロキシ−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフ
ェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−
ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ
−3,5−ジクミルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2,2’−メチレンビス(4−第三オクチル−6−ベン
ゾトリアゾリル)フェノール、2−(2−ヒドロキシ−
3−第三ブチル−5−カルボキシフェニル)ベンゾトリ
アゾールのポリエチレングリコールエステル等の2−
(2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール類;フ
ェニルサリシレート、レゾルシノールモノベンゾエー
ト、2,4−ジ第三ブチルフェニル−3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等
のベンゾエート類;2−エチル−2’−エトキシオキザ
ニリド、2−エトキシ−4’−ドデシルオキザニリド等
の置換オキザニリド類;エチル−α−シアノ−β,β−
ジフェニルアクリレート、メチル−2−シアノ−3−メ
チル−3−(p−メトキシフェニル)アクリレート等の
シアノアクリレート類等が挙げられる。上記紫外線吸収
剤は、ハロゲン含有樹脂100重量部に対して、好まし
くは0.005〜10重量部、更に好ましくは0.01
〜5重量部用いられる。
【0026】上記光安定剤としては、例えば、2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジルステアレート、
1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジルス
テアレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジルベンゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)ブタンテトラカルボキシレート、テトラテ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)ブタンテトラカルボキシレート、ビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)・ジ(ト
リデシル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシ
レート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4
−ピペリジル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2
−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、
1,6−ビス(2,2,6,6−テトラエチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサン/ジブロモエタン重縮合物、
1,6−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピ
ペリジルアミノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モ
ルホリノ−s−トリアジン重縮合物、1,6−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミ
ノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−第三オクチルア
ミノ−s−トリアジン重縮合物、1,5,8,12−テ
トラキス〔2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s
−トリアジン−6−イル〕−1,5,8,12−テトラ
アザドデカン、1,5,8,12−テトラキス〔2,4
−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン
−6−イル〕−1,5,8,12−テトラアザドデカ
ン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブチル
−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミノ〕ウン
デカン、1,6,11−トリス〔2,4−ビス(N−ブ
チル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イルアミ
ノ〕ウンデカン等のヒンダードアミン化合物等が挙げら
れる。上記光安定剤は、ハロゲン含有樹脂の種類や用途
に応じて、該樹脂100重量部に対して、好ましくは
0.001〜5重量部、更に好ましくは0.05〜3重
量部用いられる。
【0027】本発明のハロゲン含有樹脂組成物の加工方
法としては、押し出し加工、カレンダー加工、ブロー成
形、プレス加工、粉体成形、射出成形等が挙げられる。
【0028】本発明のハロゲン含有樹脂組成物は、食品
包装用ラップフィルム等の包装用資材、床材、天井材、
壁材、窓枠、波板、雨樋等の建材、自動車外装材、自動
車内装材、農業用資材、電線被覆材料、塗料、粘着テー
プ、ラベル用フィルム、シュリンク用フィルム、ホー
ス、チューブ、パッキン、ガスケット、パイプ、レザ
ー、玩具等の日用雑貨等の通常ハロゲン含有樹脂組成物
が用いられる用途であれば何の用途にも用いることがで
きる。
【0029】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
更に詳細に説明する。しかしながら、本発明はこれらの
実施例によって何ら制限を受けるものではない。
【0030】実施例1および比較例1 下記〔基本配合1〕の組成に、下記〔表1〕に示す亜鉛
化合物またはグリセリンを加えてヘンシェルミキサーで
ブレンド後、180℃×30rpm×0.6mm×5分
の条件でロール混練して熱安定性試験用のシートを得
た。このシートを180℃×5分×70Kg/cm2 ×
1mmにプレスして着色性試験用のシート(プレスシー
ト)を得た。
【0031】熱安定性試験:ロール混練して得られたシ
ートを190℃ギヤオーブン中での黒化までの時間を1
0分間隔で評価した。
【0032】着色性試験:上記プレスシートのハンター
黄色度を測定して着色性を評価した。
【0033】それらの結果を下記〔表1〕に示す。
【0034】尚、下記〔表1〕には、評価に用いた亜鉛
化合物またはグリセリンの種類と樹脂100重量部に対
する添加重量部を示し、また、比較例1−2,1−3と
実施例1−2とは亜鉛の添加量が等量になるよう添加し
た。
【0035】 〔基本配合1〕(軟質塩化ビニル樹脂における評価の基本配合) 塩化ビニル樹脂 100 重量部 ジオクチルフタレート 40 〃 エポキシ化大豆油 2 〃 カルシウムステアレート 0.5 〃 フェノール系酸化防止剤*1 0.1 〃 リン系酸化防止剤*2 0.3 ジベンゾイルメタン 0.2 〃
【0036】*1:アデカスタブAO−50(旭電化工
業株式会社製)<下記〔化6〕に示す構造>、以下同
じ。
【0037】
【化6】
【0038】*2:アデカスタブ 1500(旭電化工
業株式会社製)<下記〔化7〕に示す構造>、以下同
じ。
【0039】
【化7】
【0040】
【表1】
【0041】実施例2および比較例2 下記〔基本配合2〕の組成に、下記〔表2〕に示す亜鉛
化合物を加えて、実施例1の軟質塩化ビニル樹脂と同様
の加工条件および評価方法により、熱安定性試験および
着色性試験を行った。それらの結果を下記〔表2〕に示
す。
【0042】 〔基本配合2〕(半硬質塩化ビニル樹脂における評価の基本配合) 塩化ビニル樹脂 100 重量部 ジオクチルフタレート 5 〃 エポキシ化大豆油 5 〃 二酸化チタン 15 〃 オレイン酸バリウム 0.7 〃 安息香酸バリウム 0.2 〃 フェノール系酸化防止剤*1 0.1 〃 リン系酸化防止剤*2 0.3 〃 ステアロイルベンゾイルメタン 0.3 〃
【0043】
【表2】
【0044】実施例3および比較例3 下記〔基本配合3〕の組成に、下記〔表3〕に示す亜鉛
化合物を加えて、実施例1の軟質塩化ビニル樹脂と同様
の加工条件および評価方法により、熱安定性試験および
着色性試験を行った。それらの結果を下記〔表3〕に示
す。
【0045】 〔基本配合3〕(硬質塩化ビニル樹脂における評価の基本配合) 塩化ビニル樹脂 100 重量部 二酸化チタン 0.3 〃 ステアリン酸カルシウム 0.4 〃 フェノール系酸化防止剤*1 0.1 〃 ジペンタエリスリトール 0.3 〃 アルカマイザー1*3 0.3 〃 ジベンゾイルメタン 0.1 〃 ポリエチレンワックス 0.5 〃 グリセリンジステアリン酸エステル 0.2 〃 *3:ハイドロタルサイトMg4Al2(OH)12CO3 ・3H2O(協
和化学株式会社製)
【0046】尚、評価に用いた試験片の加工条件および
評価方法は軟質塩化ビニル樹脂と同様に行なった。
【0047】
【表3】
【0048】実施例4および比較例4 下記〔基本配合4〕の組成に、下記〔表4〕に示す亜鉛
化合物またはグリセリンを、亜鉛として等量の添加にな
るように加えてミキサーで混合後、減圧脱泡して評価用
塩化ビニルペースト(試験片)を調製した。このペース
トを220℃オーブン中で100分間加熱発泡させた。
このときの発泡、セル荒れおよびプレートアウトについ
て、下記の基準にて評価した。それらの結果を下記〔表
4〕に示す。
【0049】 〔基本配合4〕(発泡塩化ビニル樹脂における評価配合) ペースト用塩化ビニル樹脂*4 100 重量部 ジオクチルフタレート 60 〃 CaCO3 50 〃 TiO2 15 〃 発泡剤(アゾジカーボンアミド) 3.0 〃 ステアリン酸バリウム 1.0 〃 *4:カネカPSL−280(鐘淵化学株式会社製)
【0050】(評価基準) ・発泡・・・加熱時間毎の厚みの変化率を発泡前を1と
して倍率で示した。 ・セル荒れ・・・加熱時間毎のセルの均一性を下記の1
0段階で評価した。 均一なセルのみ 1←→10 セルの大きさのムラが
大きい ・プレートアウト・・・下記の10段階で評価した。 プレートアウト無し 1←→10 全体にプレートアウ
【0051】
【表4】
【0052】ハロゲン含有樹脂に、グリセリンの亜鉛塩
またはグリセリン誘導体の亜鉛塩を添加してなる本発明
のハロゲン含有樹脂組成物(実施例 1-1〜1-3, 2-1〜2-
3, 3-1〜3-3 )は、硬質、半硬質、軟質のいずれの場合
においても、着色性および熱安定性について、通常ハロ
ゲン含有樹脂の安定化に用いられる他の亜鉛化合物であ
る亜鉛石鹸および酸化亜鉛を添加したハロゲン含有樹脂
組成物(比較例 1-2〜1-4, 2-2,2-3,3-2,3-3)より優
れ、また、亜鉛化合物無添加のハロゲン含有樹脂組成物
(比較例1-1,2-1,3-1 )よりも着色性が著しく優れるこ
とが明らかである。さらに、本発明のハロゲン含有樹脂
組成物で発泡配合の場合(実施例 4-1〜4-3 )は、セル
荒れがなく、プレートアウトもなく、発泡性においては
他の亜鉛化合物またはグリセリンを添加したハロゲン含
有樹脂組成物(比較例 4-1〜4-3 )と同等の性能を示
し、グリセリンの亜鉛塩またはグリセリン誘導体の亜鉛
塩が、ハロゲン含有樹脂の安定剤としての亜鉛化合物の
中でも、特に有用であることが明らかである。
【0053】
【発明の効果】本発明のハロゲン含有樹脂組成物は、グ
リセリンの亜鉛塩またはグリセリン誘導体の亜鉛塩を用
いることにより、着色性および熱安定性に優れ、さらに
発泡配合におけるプレートアウトやセル荒れのないもの
である。
フロントページの続き (72)発明者 岸本 靖弘 埼玉県浦和市白幡5丁目2番13号 旭電化 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン含有樹脂に、グリセリンの亜鉛
    塩またはグリセリン誘導体の亜鉛塩を添加してなるハロ
    ゲン含有樹脂組成物。
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