JPH0733199B2 - めっき板の反り矯正方法 - Google Patents

めっき板の反り矯正方法

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JPH0733199B2
JPH0733199B2 JP8614389A JP8614389A JPH0733199B2 JP H0733199 B2 JPH0733199 B2 JP H0733199B2 JP 8614389 A JP8614389 A JP 8614389A JP 8614389 A JP8614389 A JP 8614389A JP H0733199 B2 JPH0733199 B2 JP H0733199B2
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roll
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plating
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泰志 前田
重夫 服部
正之 岡野
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に金属帯板を溶融金属めっき用のめっき層
内に通板した際に、該金属帯板に生じるめっき板の反り
を矯正するようにしためっき板の反り矯正方法に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、金属帯板に溶融金属めっきするめっきラインに
おいては、多数ロールが設置されており、この板はそれ
らのロールを通過する毎に張力が懸けられた状態で曲げ
と曲げ戻しを受ける。
このときの変形が弾性変形であればロール通過後のこの
板は弾性により元の状態に復元されるのでロール通過前
と変わることがないが、曲げにより塑性変形が生じる
と、ロール通過後の金属帯板には反りが発生する。めっ
き板にこのような反りが発生すると、エアワイパーの気
体の噴射口とめっき層の表面との間の距離が変化する
為、めっき層の厚さを均一にできない。従って、このめ
っき層の厚さを一定にする為にはめき板の反りを予め矯
正することが必要不可欠である。
めっき板の反りを予め矯正することが必要不可欠であ
る。
めっき板の反りを矯正するようにしたこの種装置の具体
例としては、例えば特開昭63−262498号公報にて開示さ
れた技術が公知である。
この従来の技術を、その概要説明図の第5図と、自走式
レーザー距離計を表す第6図と、固定式レーザー距離計
を表す第7図とを参照しながら以下に説明すると、第5
図に示す符号(1)はストリップであり、このストリッ
プ(1)は通電ロール(3)により通電され、矯正ロー
ル(5)により幅反り矯正された後に、パス安定ロール
(12)を介してめっきセル中の電極(2)、(2)の間
に通板されて、その表面にめっきが施される。次いで、
シンクロール(6)により進行方向が変換され、電極
(2a)、(2a)の間において再度めっきが施された後、
通電ロール(3a)を介して次工程に送られる。また、前
記通電ロール(3)、(3a)にはストリップ(1)の入
側と出側とにホールドダウンロール(10)が設けられ、
これによりストリップ(1)のパスラインが安定化さ
れ、このストリップ(1)に付着した過剰のめっき液は
めっき液面上から通電ロール(3a)に至るまでの途中に
設けられているシールロール(11)によって払拭され
る。
そして、めっきセルのめっき液上のストリップ(1)の
幅反り状態を、例えば第6図に示すように、このストリ
ップ(1)の幅方向にレーザー距離計(4)を移動させ
て測定し、或いは第7図に示すように、ストリップ
(1)の幅方向に複数のレーザー距離計(4)を配列し
て測定し、その測定結果をフィードバックして矯正ロー
ルの押圧力を制御することによりストリップ(1)に生
じた反りを矯正している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記した装置ではめっき板の反りを矯正ロー
ルの位置調整のみで矯正する構成である為、この反りの
矯正能力に限度があり、金属帯板の板厚、強度によって
はその反りを十分に矯正することができなくなるという
問題点がある。
また、レーザー距離計ではこの距離計の先端からめっき
層表面までの距離を測定することにより、めっき板の反
りを検出しているので、めっき層の圧さを検出しようと
すれば、さらにめっき量検出器を設けなければならず、
めっき板の生産工程が複雑になるという問題点も生じて
くる。
従って、本発明は金属帯板の板厚、強度に関わりなく高
精度で反りを矯正すると共に、生産工程の複雑化を回避
し得るめっき板の反り矯正方法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、めっき層の厚さに基づいて金属帯板の反りを
矯正することにより上記した問題点を解決を図ったもの
であって、従って本発明に係るめっき板の反り矯正方法
の要旨は、めっき層内に設けたシンクロールにより金属
帯板の通板方向を変換し、方向変換後の該金属帯板をパ
ス安定化ロールと位置調整自在な矯正ロールの間に通板
して該板の反りを矯正するめっき板の反り矯正方法にお
いて、前記シンクロールを位置調整可能に支持し、前記
矯正ロールを予め設定した位置にプリセットして、金属
帯板の通板に際してシンクロールの位置を所定量づつ変
化させ、その都度余剰付着層を除去した後の該板の幅方
向の端部と中央部とのめっき層の厚さを検出すると共
に、該検出値の差の最小値が得られる位置にシンクロー
ルをセットする一方、前記矯正ロール前記検出値の差に
基づいて制御することを特徴とする。
〔作用〕
本発明ではめっき板の反り矯正方法を以上のようにした
ので、シンクロールの位置の所定量づつ変化に応じて金
属帯板の反りが少しづつ変化し、この金属帯板の幅方向
の端部と中央部のめっき層の厚さの差が変化するが、こ
の変化するめっき層の厚さの差が求められ、このめっき
層の厚さの差が最低値になった位置にシンクロールの位
置がセットされる一方、このめっき層の厚さの差に基づ
いて矯正ロールの位置が制御される。しかも、前記シン
クロールの位置セットに際して金属帯板には大きな張力
が付与される。
また、この金属帯板の端部と中央部のめっき層の厚さが
常に測定されているので、後工程においてこのめっき層
の厚さを測定する必要がない。
〔実施例〕
本発明に係る実施例を、その主要部の構成説明図の第1
図と、反り矯正のフローを示すブロック図の第2図と、
矯正ロール押込み量と反り量の関係説明図、第3図と、
矯正ロール押込み量と金属帯板の端部と中央部のめっき
厚さの差を関係説明図の第4図とを参照しながら以下に
説明する。
即ち、第1図に示す符号(1)は金属帯板であり、この
帯板(1)は溶融金属めっき用のめっき槽(2)内に入
れられた溶融金属(m)に浸漬された状態で位置決めサ
ポート(3a)により位置調整自在に支持されているシン
クロール(3)に掛装されると共に、金属帯板(1)の
通板方向が上方向きに変換される。次いで、方向変換さ
れた後の前記金属帯板(1)はその通板側であって、か
つ溶融金属(m)に浸漬された状態で設けられたパス安
定化ロール(4)の位置決めサポート(5a)により位置
調整自在に支持されている矯正ロール(5)との間に通
板される。次いで、溶融金属(m)から出た金属帯板
(1)の両面から所定間隔隔てた位置にエアワイパー
(6)を配設すると共に、エアワイパー(6)の上方に
このエアワイパー(6)と同様に、この金属帯板(1)
の両面から所定間隔隔てた位置にめっき量検出器(7)
を配設し、このめっき量検出器(7)による検出値に基
づき矯正ロール(5)の位置、つまり金属帯板(1)方
向向きに位置決めサポート(5a)を介して矯正ロール
(5)を押込む構成とした。
なお、上記しためっき量検出器(8)は周知の構成にな
るものであって、例えばX線を用いた3点測定法による
付着量計等を使用すれば良い。
そして、このようなめっき装置により金属帯板(1)の
反りの矯正は以下の如くにして行われる。
先ず、金属帯板(1)は溶融金属めっき用のめっき槽
(2)内にてシンクロール(3)、矯正ロール(5)、
パス安定化ロール(4)により順次曲げ加工を受けた
後、エアワイパー(6)によってこの金属帯板(1)に
付着した過剰な溶融金属めっき層が除去され、この状態
でこの金属帯板(1)の端部のめっき層の厚さqeと中央
部におけるめっき層の厚さqcとがめっき量検出器(7)
により各々検出される。そして、この時の金属帯板
(1)の反りは、第3図に示すように、矯正ロール
(5)の押込み量、つまりインターメッシュ(以下、IM
という)を変化させることにより、実線で示す金属帯板
(1)の通板方向の反り(以下、L反りという)はIMが
0で正のL反りが、IMが2mm弱で0になり、IMが2mm強で
最大の負のL反りを示してその後反転し、次いでIMが5m
m程度で0になり、それよりIMが大きくなると正のL反
りに変化する。一方、同図において破線で示す金属帯板
(1)の幅横行の反り(以下、C反りという)は反り量
自体の絶対値は小さいが、C反りは前記L反りと逆の傾
向で変化する。
さらに、このIMと、L反りした金属帯板(1)の幅方向
の端部と中央部とのめっき層の厚さの差の関係、つまり
IMとδ=qe−qcとの関係が第4図に示すように、この金
属帯板(1)のL反りと同様の傾向になることが判り、
これにより矯正ロール(5)の位置調整を行って金属帯
板(1)のL反りを矯正することが効果的であることを
知見した。
また、第4図から良く理解されるように、めっき層厚さ
の差δ=0となる位置が2箇所あるので、何れか一方の
位置にシンクロール(3)の位置を位置決めサポート
(3a)を介してプリセットすると共に、第2図に示すよ
うに、この矯正ロール(5)をシンクロール(3)のIM
Fの最大値IMF-MAXの0.5倍にセットして金属帯板(1)
を通板し、その後シンクロール(3)のIMSを一定量ΔI
MSづつ変化させ、その時々のqeとqcとをめっき量検出器
(8)により検出すると共に、これらの検出値を演算器
(図示省略)に入力して、これによりそれらの検出値の
差δからδ2を求める。そして、i番目にセットしたIM
Siとδiとに対して、imax、δmaxの各々の制限値を設
定すると共に、何れか一方がこれらの制限値を超えたと
きに、つまりi>imaxになるか、あるいはδi2>δmax2
になったときに、これまでに検出したδiのうちでその
2乗のδi2が最も小さくなるiをifixとして固定すると
共に、IMSをIMS-ifixとして設定して位置決めサポート
(3a)を介してシンクロール(3)の位置を制御する一
方、さらに高精度で金属帯板(1)の反りを微調整する
為に、差δをフィードバックして矯正ロール(5)をIM
F+ΔIMFの押込み量で制御するようにした。
このように、金属帯板(1)の反り量に応じて変化する
金属帯板(1)の端部と中央部のめっき層の厚さの僅か
な差に基づいて金属帯板(1)の反りを矯正するので、
従来方法よりも精度良く金属帯板(1)の反りを矯正す
ることができるのに加えて、金属帯板(1)に大きな張
力を付与し得るので板厚の厚い金属帯板(1)に対し
て、また高強度の金属帯板(1)に対しても適用できる
ようになった。
しかも、上記したようにめっき層を厚さの検出値に基づ
いて金属帯板(1)の反りを矯正する方法である為、そ
の後の後工程においてめっき層の厚さを確認する必要も
なくなり、故に従来のめっき装置の場合のようにめっき
層の厚さの確認の為にわざわざその層厚さを測定する必
要がなくなった。
また。上記制御は常に行う必要がなく、例えばIMのデー
タを記憶させ、必要に応じて記憶しているIMの値を活用
するようにすれば良い。
なお、以上では溶融金属めっきを例として説明したが、
電気めっき板の反りの矯正にも本発明の技術思想を適用
することができる。
従って、上記した実施例によって本発明の技術思想の範
囲が限定されるものでなく、しかもこの技術思想を逸脱
しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
〔発明の効果〕
本発明になるめっき板の反り矯正方法によれば、従来の
反り矯正方法のように矯正ロールの位置調整のみでな
く、矯正ロールの位置調整に加えてシンクロールをも位
置調整するようにしたので、めっき板の反りの矯正能力
が大になり、通板する金属帯板の板厚、その強度の如何
を問わずその反りを十分に矯正することができるように
なった。
また、金属帯板の幅方向の端部と中央部のめっき層の厚
さが常に測定されているので、従来の矯正方法のように
めっき層厚さの確認の為に後工程においてめっき層の厚
さおを測定する必要がなくなり、工程の複雑化を回避す
ることが可能になる。
従って、本発明によって金属帯板の板厚、強度に関わり
なく高精度で反りを矯正すると共に、生産工程の複雑化
を回避し得る極めて優れ、かつ有用なめっき板の反り矯
正方法を確立することができたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例になる主要部の構成説明図、第
2図は反り矯正のフローを示すブロック図、第3図は矯
正ロールの押込量と反り量の関係説明図、第4図は矯正
ロール押込量と金属帯板の端部と中央部のめっき層厚さ
の差の関係説明図、第5図は従来のめっき装置の概要説
明図、第6図は従来のめっき装置の自走式レーザー距離
計を表す図、第7図は従来のめっき装置の固定式レーザ
ー距離計を表す図である。 (1)……金属帯板、(2)……めっき槽、(3)……
シンクロール、(3a)、(5a)……位置決めサポート、
(4)……パス安定化ロール、(5)……矯正ロール、
(6)……エアワイパー、(7)……めっき量検出器、
(m)……溶融金属。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】めっき槽内に設けたシンクロールにより金
    属帯板の通板方向を変換し、方向変換後の該金属帯板を
    パス安定化ロールと位置調整自在な矯正ロールの間に通
    板して該板の反りを矯正するめっき板の反り矯正方法に
    おいて、前記シンクロールを位置調整可能に支持し、前
    記矯正ロールを予め設定した位置にプリセットして、金
    属帯板の通板に際してシンクロールの位置を所定量づつ
    変化させ、その都度余剰付着層を除去した後の該板の幅
    方向の端部と中央部とのめっき層の厚さを検出すると共
    に、該検出値の差の最小値が得られる位置にシンクロー
    ルをセットする一方、前記矯正ロールを前記検出値の差
    に基づいて制御することを特徴とするめっき板の反り矯
    正方法。
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