JPH07334370A - ファジィ推論装置 - Google Patents

ファジィ推論装置

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JPH07334370A
JPH07334370A JP6127417A JP12741794A JPH07334370A JP H07334370 A JPH07334370 A JP H07334370A JP 6127417 A JP6127417 A JP 6127417A JP 12741794 A JP12741794 A JP 12741794A JP H07334370 A JPH07334370 A JP H07334370A
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JP
Japan
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reg
minimum value
maximum value
fuzzy inference
circuit
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Withdrawn
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JP6127417A
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English (en)
Inventor
Masanori Ishizuka
正則 石塚
Yoshio Hirose
佳生 広瀬
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はファジィ推論装置に関し、ルールの
前件部に記述されているラベルの数がいかなる場合であ
っても、演算の並列性を維持して、高速にファジィ推論
を実現可能にすることを目的とする。 【構成】 最小値演算回路Min.1〜Min.4と、最小値演
算結果を記憶するレジスタReg.1〜Reg.4と、マルチプ
レクサMpx.1〜Mpx.4と、最大値演算回路Max と、最大
値演算結果を記憶するαレジスタ群と、マルチプレクサ
Mpx.5を設けた。最小値演算回路は、複数のファジィ推
論ルールについてその入力値(グレード値)と、各レジ
スタReg.1〜Reg.4の値との最小値演算を並列に実行
し、最大値演算回路Max は、マルチプレクサMpx.1〜Mp
x.5の出力を基に、最小値演算の終了したルールに関し
て、そのルールの最後の最小値演算の結果と、前記αレ
ジスタ群の対応した値との最大値演算を行う回路とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器、電気機
器、各種制御システム等の制御を行う場合に使用される
ファジィ推論装置に関する。特に、本発明は、前記ファ
ジィ推論装置を構成する前件部演算回路を改善したファ
ジィ推論装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファジィ推論装置は、各種電子機
器、電気機器、各種制御システム等の制御に使用されて
いる。このようなファジィ推論装置では、ファジィ推論
の前件部の処理と、後件部の処理を実行する必要があ
る。
【0003】ところで、一般的に、ファジィ推論ルール
の基本的な形式は「if(前件部)then(後件
部)」の形式で表現される。そして、前記前件部は、例
えば「(A)is(B)」のような条件を記述し、後件
部は、前件部の条件を満たした場合の結論を記述する。
【0004】前記ファジィ推論の前件部の処理を行う場
合、ソフトウェアにより実行させるものと、ファジィ推
論専用プロセッサによりハードウェアで実行するものと
がある。
【0005】前記ファジィ推論の前件部の処理をソフト
ウェアで実行する場合は、ファジィ推論ルールを1個ず
つ、しかもこれらのルールの前件部に記述されているレ
ベルのグレード値を1個ずつ順番に、最小値演算を施し
て、各々のファジィ推論ルールの有効度を得ていた。
【0006】また、前記ファジィ推論専用プロセッサを
構成する前件部演算回路の1例として、例えば、特開平
4−354028号公報に開示された前件部演算回路
(前記公報の図1参照)が知られていた。
【0007】この前件部演算回路は、メンバシップ関数
前件部の度合い演算を行った結果得られるメンバシップ
値を保持するための複数のレジスタ群と、前記レジスタ
群のメンバシップ値を選択する複数の選択回路(MU
X)と、前記複数の選択回路で得られる複数のメンバシ
ップ値中の最小値を求める最小演算回路(MIN)と、
最小値演算回路の演算結果を記憶するレジスタ(RE
G)と、前記最小演算回路(MIN)で順次得られるメ
ンバシップ値中の最大値を求める最大演算回路(MA
X)と、最大値演算回路の演算結果を記憶するレジスタ
(REG)を備えている。
【0008】そして、前記最小演算回路、及び最大演算
回路が、前記レジスタ群から送られてくるメンバシップ
値の数に応じて演算処理を行うことにより、レジスタ群
から送られてくるメンバシップ値の数が少ない場合に
も、最小演算回路、及び最大演算回路を有効利用して、
演算速度を向上させている。
【0009】しかし、前記前件部演算回路では、前件部
の条件の数(入力数)が所定数(例えば、8個)までし
か許されず、前件部所定数より少ない場合は、回路(ハ
ードウェア)が無駄になってしまう。
【0010】そこで、前記最小値演算回路、及び最大値
演算回路の組み合わせを複数設け、前記レジスタ群から
送られてくるメンバシップ値の数に応じて並列処理を行
う回路も考えられていた(前記公報の図2参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :ファジィ推論の前件部の処理をソフトウェアで実
行する場合は、ファジィ推論ルールを1個ずつ、しかも
それらの前件部のラベルについて、順番に最小演算処理
(MIN演算処理)を実行していた。従って、多数の推
論ルールを処理するのに多くの処理時間を必要としてい
た。
【0012】(2) :ファジィ推論専用プロセッサにより
ハードウェアで実行する場合は、最小値演算回路の数の
制限があるために、ファジィ推論ルールの前件部に記述
されているラベルの数にも制限をつける必要があった。
【0013】また、ファジィ推論ルールの前件部に記述
されているラベルの数によっては、使用しない最小演算
ユニットが生じてしまい、その分、ハードウェアが無駄
になる場合もあった。
【0014】例えば、前記の前件部演算回路の例では、
前件部の条件の数(入力数)が8個までしか許されず、
8個より少ないと、回路(ハードウェア)が無駄になっ
てしまう。
【0015】(3) :前記ファジィ推論専用プロセッサを
構成する前件部演算回路、すなわち、最小値演算回路、
及び最大値演算回路の組み合わせを複数設け、前記レジ
スタ群から送られてくるメンバシップ値の数に応じて並
列処理を行う回路では、メンバシップ値の数が増える
と、回路が複雑になり、かつハードウェアの量が極めて
多くなる。
【0016】本発明は、このような従来の課題を解決
し、ファジィ推論ルールの前件部に記述されているラベ
ルの数がいかなる場合であっても、常に演算の並列性を
維持して、高速でファジィ推論処理ができるようにする
ことを目的とする。
【0017】また、本発明は、無駄なく、ハードウェア
を使用し、かつ、少ないハードウェアで、高速にファジ
ィ推論処理ができるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、Min.1〜Min.4は最小値演算回路、
Reg.1〜Reg.4はレジスタ、Mpx.1〜Mpx.4、Mpx.5は
マルチプレクサ、Maxは最大値演算回路、Reg.αNL、R
eg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αPS、Re
g.αPM、Reg.αPLはレジスタ(αレジスタ群)を示
す。
【0019】本発明は前記の目的を達成するため、ファ
ジィ推論装置の前件部演算回路に、予め決められた処理
の順番で、順次入力するファジィ推論ルールの入力値
(グレード値)に対して、最小値を求める演算を行う複
数の最小値演算回路Min.1〜Min.4と、各最小値演算回
路Min.1〜Min.4の出力を記憶する複数のレジスタReg.
1〜Reg.4と、各最小値演算回路Min.1〜Min.4の出
力、及びデータ0を入力して選択処理を行い、最小値演
算の終了したルールに関して、そのルールの最後の最小
値演算結果を出力する複数のマルチプレクサMpx.1〜Mp
x.4と、マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4の出力を基に、
最大値を求めるための最大値演算を行う最大値演算回路
Max と、後件部のラベルに対応して、最大値演算回路Ma
x の出力(最大値)を記憶する複数のレジスタReg.αN
L、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αP
S、Reg.αPM、Reg.αPL(αレジスタ群)と、前記
レジスタ(αレジスタ群)に記憶された値(最大値)の
内、最小値演算の終了したルールに対応した値を選択し
て出力するマルチプレクサMpx.5とを設けた。
【0020】そして、前記最小値演算回路Min.1〜Min.
4は、複数のファジィ推論ルールについて、その入力値
(グレード値)と、各レジスタReg.1〜Reg.4の値との
最小値演算を並列に実行する回路とし、前記最大値演算
回路Max は、マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4の出力、及
びマルチプレクサMpx.5の出力を基に、最小値演算の終
了したルールに関して、そのルールの最後の最小値演算
の結果と、前記レジスタ(最大値αレジスタ群)の対応
した値との最大値演算を行う回路とした。
【0021】
【作用】前記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。複数のファジィ推論ルールに関して、先
ず並列に処理するルールの順番を決める。この場合、ル
ールが複数同時に終了する場合、それらは等しい後件部
のラベルを持たなければならないという制約がある。
【0022】各最小値演算回路Min.1〜Min.4では、前
記ファジィ推論ルールを入力し、この入力値(グレード
値)と、各レジスタReg.1〜Reg.4の値との最小値演算
を並列に実行し、最小値演算の結果を、各最小値演算回
路Min.1〜Min.4に対応したレジスタReg.1〜Reg.4に
記憶して保存する。
【0023】この時、マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4で
は、各最小値演算回路Min.1〜Min.4の出力と、0デー
タを入力して選択処理を行い、最小値演算の終了したル
ールに関して、そのルールの最後の最小値演算結果を出
力する。
【0024】そして、最大値演算回路Max では、前記マ
ルチプレクサMpx.1〜Mpx.4の出力と、マルチプレクサ
Mpx.5の出力とを入力して最大値演算を行う。すなわ
ち、最大値演算回路Max では、最小値演算処理の終了し
たルールに関して、このルールの最後の最小値演算の結
果と、レジスタReg.αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、
Reg.αZR、Reg.αPS、Reg.αPM、Reg.αPL(α
レジスタ群)の対応する値との最大値演算を行い、その
結果を前記レジスタ(αレジスタ群)に記憶して保存す
る。
【0025】このような並列処理を繰り返すことによっ
て、前件部に記述されるラベルの数が任意のファジィ推
論ルールについて、等しい後件部のラベルを持つルール
の適合度の最大値αを高速に得ることができる。
【0026】従って、ファジィ推論ルールの前件部に記
述されているラベルの数がいかなる場合であっても、常
に演算の並列性を維持して、高速にファジィ推論処理が
できるようにすることが可能となる。また、無駄なく、
ハードウェアを使用し、かつ、少ないハードウェアで、
高速にファジィ推論処理を行うことが可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1の説明)図2〜図10は、本発明の実施例1
を示した図であり、図2〜図10中、Min.1〜Min.4は
最小値演算回路、Reg.1〜Reg.4はレジスタ、Mpx.1〜
Mpx.5はマルチプレクサ、Max は最大値演算回路、Reg.
αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.α
PS、Reg.αPM、Reg.αPLはα(最大値)レジスタ
群の各レジスタを示す。また、ffは最大値を示し、図
の8は、8ビット構成であることを示す。
【0028】§1:実施例1の装置(前件部の演算回
路)の構成説明・・・図2参照 図2は実施例1の装置構成図である。以下、図2に基づ
いて、実施例1のファジィ推論装置の構成を説明する。
【0029】図2に示した回路は、ファジィ推論装置の
前件部演算回路である。この回路には、4個の最小値演
算回路Min.1〜Min.4と、4個のレジスタReg.1〜Reg.
4と、4個のマルチプレクサMpx.1〜Mpx.4と、5入力
の最大値演算回路Max と、7個のレジスタReg.αNL、
Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αPS、Re
g.αPM、Reg.αPLからなるαレジスタ群(α:最大
値)と、1個のマルチプレクサMpx.5が設けてある。前
記各部は次の通りである。
【0030】(1) :最小値演算回路Min.1〜Min.4は、
2入力(入力1、入力2)の回路であり、それぞれ、入
力値に対応したグレード値(8ビット)と、レジスタRe
g.1〜Reg.4の値(8ビット)とを入力して、各入力の
最小値を求める演算を行い、演算結果のデータ(最小値
データ)を出力(8ビット)する回路である。
【0031】なお、これらの最小値演算回路は、複数の
ファジィ推論ルールに対し、並列に実行する回路であ
る。 (2) :レジスタReg.1〜Reg.4は、それぞれ、最小値演
算回路Min.1〜Min.4の数と同数だけ設けられ、該最小
値演算回路の出力データを格納(記憶)するレジスタで
ある。
【0032】なお、このレジスタは、それぞれ、制御装
置(図示省略)からの制御信号(クリア、ライトイネー
ブル等の信号)により、データの書き込み/読み出しが
制御される。
【0033】例えば、ライトイネーブル信号(write en
able)がオフ(ローレベル)の状態で、クリア信号(cl
ear )がオン(ハイレベル)になると、該当するレジス
タの値が最大値ffにセットされる。また、クリア信号
がオフ(ローレベル)の状態で、ライトイネーブル信号
がオンになると、該当するレジスタの入力データ(最小
値演算回路の出力)がレジスタに書き込まれる。
【0034】(3) :マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4は、
前記最小値演算回路の数と同数だけ設けた2入力の回路
であり、前記最小値演算回路Min.1〜Min.4の各出力
(8ビット)と、データ0とを選択する回路である。
【0035】なお、このマルチプレクサは、それぞれ、
制御装置(図示省略)からの制御信号により、データの
選択動作が制御される。また、前記データ0は、前記制
御装置から送られる。
【0036】例えば、各マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4
に対し、前記制御装置より、セレクト信号(select)が
送られ、このセレクト信号がオフ(ローレベル)なら
ば、該当するマルチプレクサでは、前記データ0を出力
し、セレクト信号がオン(ハイレベル)ならば、最小値
演算回路の演算結果を出力する。
【0037】(4) :最大値演算回路Max は、5入力の回
路であり、前記マルチプレクサMpx.1〜Mpx.4の出力
(8ビット)と、Mpx.5の出力(8ビット)を入力し
て、各入力の最大値を求める演算を行い、演算結果のデ
ータ(最大値データ)を出力するものである。
【0038】(5) :αレジスタ群を構成する7個のレジ
スタReg.αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZ
R、Reg.αPS、Reg.αPM、Reg.αPLは、それぞれ
後件部のラベルに対応して、最大値演算回路Max の出力
(8ビット)を記憶しておくレジスタである(α:最大
値)。
【0039】例えば、レジスタReg.αNLは、後件部の
ラベルNL(Negative Large)に対応した値(最大値)
を記憶するレジスタであり、レジスタReg.αNMは、後
件部のラベルNM(Negative Medium )に対応した値
(最大値)を記憶するレジスタであり、レジスタReg.α
NSは、後件部のラベルNS(Negative Small)に対応
した値(最大値)を記憶するレジスタであり、レジスタ
Reg.αZRは、後件部のラベルZR(Zero)に対応した
値(最大値)を記憶するレジスタである。
【0040】また、レジスタReg.αPSは、後件部のラ
ベルPS(Positive Small)に対応した値(最大値)を
記憶するレジスタであり、レジスタReg.αPMは、後件
部のラベルPM(Positive Medium )に対応した値(最
大値)を記憶するレジスタであり、レジスタReg.αPL
は、後件部のラベルPL(Positive Large)に対応した
値(最大値)を記憶するレジスタである。
【0041】なお、このレジスタは、それぞれ、制御装
置(図示省略)からの制御信号により、データの読み出
し/書き込みが制御される。例えば、ライトイネーブル
信号(write enable)がオフ(ローレベル)の状態で、
クリア信号(clear )がオン(ハイレベル)になると、
該当するレジスタの値がクリア(00にリセット)され
る。また、クリア信号がオフ(ローレベル)の状態で、
ライトイネーブル信号がオンになると、最大値演算回路
Max の出力が該当するレジスタに書き込まれる。
【0042】(6) :マルチプレクサMpx.5は、前記αレ
ジスタ群の各レジスタの出力(8ビット)を選択するも
のである。なお、このマルチプレクサは、それぞれ、制
御装置(図示省略)からの制御信号により、データの選
択動作が制御される。
【0043】例えば、各マルチプレクサMpx.5に対し、
前記制御装置より、セレクト信号(select)が送られ、
このセレクト信号がオフ(ローレベル)ならば、該当す
るレジスタ(αレジスタ群のレジスタ)の値は出力しな
いが、セレクト信号がオン(ハイレベル)ならば、該当
するレジスタ(αレジスタ群のレジスタ)の値を出力す
る。
【0044】§2:ファジィ推論ルールの説明・・・図
3参照 図3は実施例1のファジィ推論ルール例を示した図であ
る。以下、図3に基づいて、ファジィ推論ルールについ
て説明する。なお、図3において、NLはネガティブ・
ラージ(Negative Large)、NMはネガティブ・ミディ
アム(NegativeMedium )、NSはネガティブ・スモー
ル(Negative Small)、ZRはゼロ(Zero)、PSはポ
ジティブ・スモール(Positive Small)、PMはポジテ
ィブ・ミディアム(Positive Medium )、PLはポジテ
ィブ・ラージ(Positive Large)を示す。
【0045】例えば、後件部出力変数Y=NLのルール
は、ルール1が「If X1=NS and X3=PM and X6=ZR and X
7=NS Then Y=NL」、ルール2が「If X4=PL and X6=ZR T
henY=NL」、ルール3が「If X2=NS and X3=NS and X4=Z
R and X5=PL and X7=PM andX8=NS Then Y=NL」、ルール
4が「If X5=ZR and X7=PM Then Y=NL」である。
【0046】また、後件部出力変数Y=NMのルール
は、ルール5が「If X1=PM and X3=PMand X4=ZR and X5
=NL and X7=PS Then Y=NM」、ルール6 が「If X2=NM an
d X3=ZR and X6=NL and X8=NS Then Y=NM」である。
【0047】更に、後件部出力変数Y=NSのルール
は、ルール7が「If X2=NM and X3=ZRand X4=PS and X6
=NL and X8=NS Then Y=NS」・・・である。例えば、前
記後件部出力変数Y=NLのルールにおいて、ルール1
は、もし X1=NS and X3=PM and X6=ZR and X7=NSの条件
を満たしたら、Y=NLとなることを示しており、ルール2
は、もし X4=PL and X6=ZRの条件を満たしたら、Y=NLと
なることを示している。なお、他のルールについても同
様である。
【0048】§3:前件部の処理説明・・・図4参照 図4は実施例1の前件部処理説明図である。図4におい
て、Min.1、Min.2、Min.3、Min.4は、図2に示した
前件部の最小値演算回路であり、S1〜S9は処理の順
番を示す。以下、図4に基づいて、図2に示した前件部
演算回路の処理を説明する。
【0049】前件部回路には、図2に示したように、最
小値演算回路を4個、5入力の最大値演算回路を1個使
用する。この前件部回路で、例えば、図3に示したファ
ジィ推論ルールを処理する場合について説明する。な
お、以下に示すffは最大値である。
【0050】ファジィ推論を実行する前に、先ず、図4
に示すように、処理するルールの順番を決める。図中、
S1〜S9の順に、入力に対して得られた4個のグレー
ド値が同時に、最小値演算回路Min.1〜Min.4へ送ら
れ、各最小値演算回路で最小値演算が実行される。この
場合、前記複数(4種類)のファジィ推論ルール(ルー
ル1〜ルール4)に関して同時に最小値演算を実行する
(並列処理)。
【0051】前記最小値演算の結果、最小値演算回路Mi
n.1〜Min.4の出力は、それぞれレジスタReg.1〜Reg.
4へ書き込まれ、同時にマルチプレクサMpx.1〜Mpx.4
へ送られる。
【0052】そして、S1では、最小値演算回路Min.1
〜Min.4の出力は、それぞれレジスタReg.1〜Reg.4へ
書き込まれる。この時、どのルールもまだ終了しないの
で、最大値演算回路Max の出力は、どのレジスタ(αレ
ジスタ群)へも書き込まれない。
【0053】S2では、最小値演算回路Min.1とMin.3
の値は、それぞれレジスタReg.1とReg.3へ書き込まれ
る。この時、ルール2、ルール4は処理が終了するの
で、レジスタReg.2とReg.4はff(最大値)にセット
される。
【0054】また、マルチプレクサMpx.2とMpx.4は、
それぞれ最小値演算回路Min.2とMin.4の値を選択し、
それ以外のマルチプレクサMpx.1とMpx.3は0を選択
し、マルチプレクサMpx.5はレジスタReg.αNLを選択
し、最大値演算回路Max の出力はレジスタReg.αNLへ
書き込まれる。
【0055】S3では、最小値演算回路Min.1、Min.
2、Min.3の出力は、それぞれレジスタReg.1、Reg.
2、Reg.3へ書き込まれ、レジスタReg.4はffにセッ
トされたままである。この時、どのルールも終了しない
ので、最大値演算回路Max の出力は、どのレジスタ(α
レジスタ群)へも書き込まれない。
【0056】S4では、最小値演算回路Min.2、Min.
3、Min.4の出力は、それぞれレジスタReg.2、Reg.
3、Reg.4へ書き込まれる。この時、ルール1が終了す
るので、レジスタReg.1はffにセットされ、マルチプ
レクサMpx.1のみは、最小値演算回路Min.1の結果を出
力し、マルチプレクサMpx.5はレジスタReg.αNLを選
択し、最大値演算回路Max の演算結果はレジスタReg.α
NLへ書き込まれる。
【0057】S5では、最小値演算回路Min.1〜Min.4
の出力は、それぞれ、レジスタReg.1〜Reg.4へ書き込
まれる。この時、どのルールも終了しないので、最大値
演算回路Max の出力はどのレジスタ(αレジスタ群)へ
も書き込まれない。
【0058】S6では、最小値演算回路Min.1、Min.
2、Min.4の出力は、それぞれレジスタReg.1、Reg.
2、Reg.4へ書き込まれる。この時、ルール3が終了し
たので、レジスタReg.3はffにセットされ、マルチプ
レクサMpx.3は最小値演算回路Min.3の値を選択し、マ
ルチプレクサMpx.5はレジスタReg.αNL値を選択し、
最大値演算回路Max の出力は、レジスタReg.αNLへ書
き込まれる。
【0059】ここで、ルール3が終了した時点で、後件
部のラベルにNLを持つルールの処理は終了したことに
なり、レジスタReg.αNLの値が決定し、この値は、こ
の後の後件部の処理へ送られることになる。
【0060】以下、前記と同様に処理を行い、レジスタ
(αレジスタ群)の値が順次決定されて行く。ここで、
前記図3に示したファジィ推論ルールに関して1つの制
約がある。これは、同時に複数のルールが終了する場合
には、そのルールは、同じ後件部のラベルを持ったもの
でなければならないということである。
【0061】しかし、この制約は極めて緩いものである
から、前記の処理により、ファジィ推論ルールの前件部
のラベル数が幾つあっても、隙間なく並列処理を実行す
ることが可能となる。
【0062】§4:タイムチャートによる前件部の処理
説明・・・図5〜図10参照 図5〜図10は実施例1のタイムチャートを示した図で
ある。以下、図5〜図10に基づいて、実施例1の処理
を説明する。
【0063】なお、t0〜t4はクロックの立ち上がる
各タイミングを示す。また、各図において、ffは最大
値を示す。例えば、ff(Reg.1)は、レジスタReg.1の
値をff(最大値)にセットすることを示す。更に、
「clear 」はクリア信号、「write enable」はライトイ
ネーブル信号、「select」はセレクト信号、「Clock 」
はクロック信号を示す。
【0064】先ず、タイミングt0のクロックの立ち上
がり直後では、レジスタReg.1〜Reg.4の値がffにセ
ットされ、レジスタReg.αNL、Reg.αNM、Reg.αN
S、Reg.αZR、Reg.αPS、Reg.αPM、Reg.αPL
はクリア(00にリセット)される。
【0065】タイミングt1のクロックの立ち上がりま
でに、最初のグレード値が、それぞれ最小値演算回路Mi
n.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小値演算回路Min.
1〜Min.4の出力と最大値演算回路Max の出力が確定す
る。そして、タイミングt1のクロックの立ち上がり直
後では、レジスタReg.1〜Reg.4の出力は、それぞれ最
小値演算回路Min.1〜Min.4の演算結果が出力されるよ
うになる。
【0066】ここで、最小値演算回路Min.1〜Min.4の
入力1へ入力されている値は、ルールの最後ではないの
で、ここでは、αレジスタ群(Reg.αNL〜Reg.αP
L)はインヒビット状態(禁止状態)となる。
【0067】タイミングt2のクロック立ち上がりまで
に、2番目のグレード値がそれぞれ、最小値演算回路Mi
n.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小値演算回路Min.
1〜Min.4の出力と、最大値演算回路Max の出力が確定
する。そして、タイミングt2のクロックの立ち上がり
直後では、レジスタReg.1とReg.3の出力は、それぞれ
最小値演算回路Min.1とMin.3の結果が出力されるよう
になる。
【0068】ここで、最小値演算回路Min.2とMin.4の
入力1へ入力されている値は、それぞれルール2とルー
ル4の最後の値なので、レジスタReg.2とReg.4は、f
fにセットされる。
【0069】また、タイミングt2のクロックの立ち上
がりまでに、マルチプレクサMpx.5は入力1(Reg.αN
Lの出力)を選択し、マルチプレクサMpx.2とMpx.4は
それぞれ、入力2(Min.2、Min.4の出力)を選択し、
マルチプレクサMpx.1とMpx.3は、それぞれ入力1(デ
ータ0)を選択する。
【0070】従って、タイミングt2のクロックの立ち
上がり直後では、レジスタReg.αNLには、最小値演算
回路Min.2の出力、最小値演算回路Min.4の出力、及び
αNL(レジスタReg.αNL内のラベルNLに対応した
クロック2の立ち上がり直前の最大値)の内の最大値
(最大値演算回路Max の出力)が書き込まれる。
【0071】タイミングt3のクロックの立ち上がりま
でに、3番目のグレード値が、それぞれ、最小値演算回
路Min.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小値演算回路
Min.1〜Min.4の出力と最大値演算回路Max の出力が確
定する。
【0072】そして、タイミングt3のクロックの立ち
上がり直後では、レジスタReg.1〜Reg.4の出力は、そ
れぞれ、最小値演算回路Min.1〜Min.4の演算結果が出
力されるようになる。ただし、最小値演算回路Min.4に
関しては、レジスタReg.4にffをセットすることによ
って、その出力を無視する。
【0073】ここで、最小値演算回路Min.1〜Min.4の
入力1へ入力されている値は、ルールの最後ではないの
で、ここでは、レジスタReg.αNLや、Reg.αNMは書
き込み不可能な状態にする。
【0074】タイミングt4のクロックの立ち上がりま
でに、4番目の入力値(グレード値)が、それぞれ、最
小値演算回路Min.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小
値演算回路Min.1〜Min.4の出力と最大値演算回路Max
の出力が確定する。以下、同様に処理が続き、レジスタ
Reg.αNL〜Reg.αPLの値を順次求めていく。
【0075】(実施例2の説明)図11〜図17は、本
発明の実施例2を示した図であり、図11〜図17中、
Min.1〜Min.4は最小値演算回路、Mpx.1、Mpx.2はマ
ルチプレクサ、Reg.1〜Reg.4はレジスタ、Max は最大
値演算回路、Reg.αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、Re
g.αZR、Reg.αPS、Reg.αPM、Reg.αPLはレジ
スタ(αレジスタ群)を示す。また、図の8は、8ビッ
ト構成であることを示している。
【0076】§1:前件部演算回路の説明・・・図11
参照 図11は実施例2の装置構成図である。以下、図11に
基づいて、実施例2のファジィ推論装置の構成を説明す
る。図11に示した回路は、ファジィ推論装置の前件部
演算回路である。
【0077】この回路には、4個の最小値演算回路Min.
1〜Min.4と、4個のレジスタReg.1〜Reg.4と、2個
のマルチプレクサMpx.1、Mpx.2と、2入力の最大値演
算回路Max と、7個のレジスタReg.αNL、Reg.αN
M、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αPS、Reg.αP
M、Reg.αPLからなるαレジスタ群とが設けてある。
前記各部は次の通りである。
【0078】(1) :最小値演算回路Min.1〜Min.4は、
それぞれ、入力値に対応するグレード値(8ビット)
と、レジスタReg.1〜Reg.4の値(8ビット)とを入力
して、各入力の最小値を求める演算を行い、演算結果の
データ(最小値データ)を出力(8ビット)する回路で
ある。
【0079】(2) :レジスタReg.1〜Reg.4は、それぞ
れ、最小値演算回路Min.1〜Min.4の出力データを格納
(記憶)するレジスタである。なお、このレジスタは、
それぞれ、制御装置(図示省略)からの制御信号によ
り、データの書き込み/読み出しが制御される。この制
御方法は前記実施例1と同じである。
【0080】(3) :マルチプレクサMpx.1は、Min.1〜
Min.4の出力を選択して出力するものである。なお、こ
のマルチプレクサは、それぞれ、制御装置(図示省略)
からの制御信号により、データの選択動作が制御され
る。
【0081】例えば、各マルチプレクサMpx.1に対し、
前記制御装置より、セレクト信号(select)が送られ、
このセレクト信号がオフ(ローレベル)ならば、最小値
演算回路の出力を選択せず、セレクト信号がオン(ハイ
レベル)ならば、該当する最小値演算回路の演算結果を
出力する。
【0082】(4) :最大値演算回路Max は、前記マルチ
プレクサMpx.1の出力(8ビット)と、Mpx.2の出力
(8ビット)を入力して、各入力の最大値を求める演算
を行い、演算結果のデータ(最大値データ)を出力する
ものである。
【0083】(5) :αレジスタ群を構成する各レジスタ
Reg.αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Re
g.αPS、Reg.αPM、Reg.αPLは、それぞれ後件部
のラベルに対応したレジスタであり、前記最大値演算回
路Max の出力(8ビット)を保持するもの(最大値保持
用のレジスタ)である。
【0084】なお、このレジスタは、それぞれ、制御装
置(図示省略)からの制御信号により、データの読み出
し/書き込みが制御される。この制御方法は、前記実施
例1と同じである。
【0085】(6) :マルチプレクサMpx.2は、前記αレ
ジスタ群の各レジスタの出力(8ビット)を選択するも
のである。なお、このマルチプレクサは、それぞれ、制
御装置(図示省略)からの制御信号により、データの選
択動作が制御される。この制御方法は、前記実施例1と
同じである。
【0086】§2:前件部の処理説明・・・図12参照 図12は実施例2の前件部処理説明図である。図12に
おいて、Min.1、Min.2、Min.3、Min.4は、図11に
示した前件部の最小値演算回路であり、S1〜S9は順
番を示す。以下、図12に基づいて、図11に示した前
件部演算回路の処理を説明する。
【0087】前件部演算回路には、図11に示したよう
に、最小値演算回路を4個、2入力の最大値演算回路を
1個使用する。この前件部演算回路において、図3に示
したファジィ推論ルール(実施例1のルールと同じ)を
処理する場合について説明する。このファジィ推論ルー
ルは、後件部に同じラベルを持つルールをまとめて順に
記述してある。
【0088】ファジィ推論を実行する前に、先ず、図1
2に示すように、処理するルールの順番を決める。図
中、S1〜S9の順に、入力に対して得られた4個のグ
レード値が同時に、Min.1〜Min.4へ送られ、各回路で
最小値演算が実行される。この場合、前記複数(4種
類)のルールに関して同時に最小値演算を実行する(並
列処理)。
【0089】また、実施例2では、ルールをうまく並び
換えることによって、前記実施例1に比べ、5入力の最
大値演算回路を、2入力の最大値演算回路に置き換える
ことが可能となる。従って、実施例1に比べて、回路規
模が小さくなる。前記最小値演算回路Min.1〜Min.4の
出力は、それぞれレジスタReg.1〜Reg.4へ書き込ま
れ、同時にマルチプレクサMpx.1へ送られる。
【0090】先ず、S1では、最小値演算回路Min.1〜
Min.3の出力は、それぞれレジスタReg.1〜Reg.3へ書
き込まれる。この時、どのルールもまだ終了しないの
で、最大値演算回路Max の出力は、どのレジスタ(αレ
ジスタ群)へも書き込まれない。最小値演算回路Min.4
には、グレード値が入力されず、最小値演算回路Min.4
の出力は無視される。
【0091】S2では、最小値演算回路Min.1とMin.3
とMin.4の値は、それぞれレジスタReg.1とReg.3とRe
g.4へ書き込まれ、ルール2は終了するので、レジスタ
Reg.2はffにセットされる。
【0092】マルチプレクサMpx.1は、最小値演算回路
Min.2の値を選択し、マルチプレクサMpx.2はレジスタ
Reg.αNLを選択し、最大値演算回路Max の出力はレジ
スタReg.αNLへ書き込まれる。
【0093】S3では、最小値演算回路Min.1、Min.
2、Min.3の出力は、それぞれレジスタReg.1、Reg.
2、Reg.3へ書き込まれる。この時、ルール4が終了す
るので、レジスタReg.4はffにセットされる。マルチ
プレクサMpx.1は最小値演算回路Min.4の値を選択し、
マルチプレクサMpx.2はレジスタReg.αNLを選択し、
最大値演算回路Max の出力はレジスタReg.αNLへ書き
込まれる。
【0094】S4では、最小値演算回路Min.2、Min.3
の出力は、それぞれレジスタReg.2、Reg.3へ書き込ま
れる。この時、ルール1が終了するので、レジスタReg.
1はffにセットされ、最小値演算回路Min.4からの出
力は無視するので、レジスタReg.4もffにセットす
る。
【0095】マルチプレクサMpx.1は、最小値演算回路
Min.1の結果を出力し、マルチプレクサMpx.2はレジス
タReg.αNLを選択し、最大値演算回路Max の結果はレ
ジスタReg.αNLへ書き込まれる。
【0096】S5では、最小値演算回路Min.1〜Min.4
の出力は、それぞれ、レジスタReg.1〜Reg.4へ書き込
まれる。この時、どのルールも終了しないので、最大値
演算回路Max の出力はどのレジスタ(αレジスタ群)へ
も書き込まれない。
【0097】S6では、最小値演算回路Min.1、Min.
2、Min.4の出力は、それぞれレジスタReg.1、Reg.
2、Reg.4へ書き込まれる。この時、ルール3が終了し
たので、レジスタReg.3はffにセットされ、マルチプ
レクサMpx.1は最小値演算回路Min.3の値を選択し、マ
ルチプレクサMpx.2はレジスタReg.αNL値を選択し、
最大値演算回路Max の出力は、レジスタReg.αNLへ書
き込まれる。
【0098】ここで、ルール3が終了した時点で、後件
部のラベルにNLを持つルールの処理は終了したことに
なり、レジスタReg.αNLの値が決定し、この値は、こ
の後の後件部の処理へ送られることになる。
【0099】以下、前記と同様に処理を行い、αレジス
タ群の値が順次決定されて行く。ここで、前記図12に
示したファジィ推論ルールの処理の順番に関して1つの
制約がある。これは、同時に2個以上の複数のルールが
終了してはならず、1個以下のルールしか終了できない
ということである。
【0100】従って、前記の処理により、ファジィ推論
ルールの前件部のラベル数が幾つあっても、隙間なく並
列処理を実行することが可能となる。また、同時に2つ
以上のルールが終了してはいけないという制約は、それ
ほどきつくなく、ルールの処理順をうまく考えれば、殆
ど隙間なく処理ができる。特に、1個のルールの前件部
に多くのラベルが記述される程、隙間を無くすことが容
易となる。
【0101】§3:タイムチャートによる前件部の処理
説明・・・図13〜図17参照 図13〜図17は実施例2のタイムチャートを示した図
である。以下、図13〜図17に基づいて、実施例2の
処理を説明する。なお、t0〜t4はクロックの立ち上
がる各タイミングを示す。
【0102】タイミングt0のクロックの立ち上がり直
後では、レジスタReg.1〜Reg.4の値がffにセットさ
れ、αレジスタ群(レジスタReg.αNL〜Reg.αPL)
はクリア(00にリセット)される。
【0103】タイミングt1のクロックの立ち上がりま
でに、ルール1〜ルール3の最初のグレード値が、それ
ぞれ最小値演算回路Min.1〜Min.3の入力1へ入力さ
れ、最小値演算回路Min.1〜Min.3の出力と最大値演算
回路Max の出力が確定する。
【0104】そして、タイミングt1のクロックの立ち
上がり直後では、レジスタReg.1〜Reg.3の出力は、そ
れぞれ最小値演算回路Min.1〜Min.3の結果が出力され
るようになる。また、レジスタReg.4は、最小値演算回
路Min.4の出力を無視するため、ffにセットされる。
【0105】ここで、最小値演算回路Min.1〜Min.4の
入力1へ入力されている値は、ルールの最後ではないの
で、ここでは、αレジスタ群(レジスタReg.αNL〜Re
g.αPL)はインヒビット状態(禁止状態)となる。
【0106】タイミングt2のクロックの立ち上がりま
でに、2番目のグレード値がそれぞれ、最小値演算回路
Min.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小値演算回路Mi
n.1〜Min.4の出力と、最大値演算回路Max の出力が確
定する。そして、タイミングt2のクロックの立ち上が
り直後では、レジスタReg.1、Reg.3、及びReg.4の出
力は、それぞれ最小値演算回路Min.1、Min.3、及びMi
n.4の結果が出力されるようになる。
【0107】ここで、最小値演算回路Min.2の入力1へ
入力されている値は、それぞれルール2の最後の値なの
で、レジスタReg.2は、ffにセットされる。また、タ
イミングt2のクロックの立ち上がるまでに、マルチプ
レクサMpx.1は入力1を選択し、マルチプレクサMpx.2
は入力1を選択するので、タイミングt2のクロックの
立ち上がりの直後では、レジスタReg.αNLには、最小
値演算回路Min.2の出力と、αNL(レジスタReg.αN
L内のラベルNLに対応したタイミングt2のクロック
の立ち上がり直前の最大値)の内の最大値(最大値演算
回路Max の出力)が書き込まれる。
【0108】タイミングt3のクロックの立ち上がりま
でに、3番目のグレード値が、それぞれ、最小値演算回
路Min.1〜Min.4の入力1へ入力され、最小値演算回路
Min.1〜Min.4の出力と最大値演算回路Max の出力が確
定する。
【0109】そして、タイミングt3のクロックの立ち
上がり直後では、レジスタReg.1〜Reg.3の出力は、そ
れぞれ、最小値演算回路Min.1〜Min.3の結果が出力さ
れるようになる。
【0110】ただし、最小値演算回路Min.4に関して
は、ルール4の最後のラベルなので、レジスタReg.4を
ffにセットする。また、タイミングt3のクロックの
立ち上がりまでに、マルチプレクサMpx.1は入力4を選
択し、マルチプレクサMpx.2は入力1を選択するので、
タイミングt3のクロックの立ち上がりの直後では、レ
シジスタReg.αNLには、最小値演算回路Min.4の出力
と、αNL(レシジスタReg.αNL内のラベルNLに対
応したタイミングt3のクロックの立ち上がり直前の最
大値)の内の最大値(最大値演算回路Max の出力)が書
き込まれる。
【0111】タイミングt4のクロックの立ち上がりま
でに、4番目のグレード値が、それぞれ、最小値演算回
路Min.1〜Min.3の入力1へ入力され、最小値演算回路
Min.1〜Min.3の出力と最大値演算回路Max の出力が確
定する。以下、同様に処理が続き、レジスタReg.αNL
〜Reg.αPLの値を順次求めていく。
【0112】(他の実施例)以上実施例について説明し
たが、本発明は次のようにしても実施可能である。 (1) :前記実施例では、最小値演算回路の数は4個の例
について説明したが、本発明は、このような例に限定す
るものではなく、任意の個数(複数)で実施可能であ
る。
【0113】(2) :前記実施例では、最小値演算回路の
出力を記憶する最小値記憶手段、及び最大値記憶手段と
して、レジスタを使用したが、他の記憶手段(メモリ)
を使用しても実施可能である。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) :前記本発明の構成により、ファジィ推論ルールの
前件部に記述されているラベルの数が、いかなる場合で
あっても、演算の並列性を維持して、しかも、無駄なく
ハードウェアを使用することにより、高速にファジィ推
論を行うことができる。
【0115】(2) :前件部演算回路では、前記のような
並列処理を繰り返すことによって、前件部に記述される
ラベルの数が任意のファジィ推論ルールについて、等し
い後件部のラベルを持つルールの適合度の最大値を高速
に得ることができる。
【0116】(3) :前記本発明の構成により、無駄な
く、ハードウェアを使用し、前記従来の回路より、少な
いハードウェアで、高速にファジィ推論処理を行うこと
が可能となる。
【0117】(4) :ファジィ推論ルールに関して、並列
に処理するルールの順番を決めるが、この場合、同時に
複数のルールが終了する場合には、そのルールは、同じ
後件部のラベルを持ったものでなければならないという
制約がある(実施例1参照)。
【0118】しかし、この制約は極めて緩いものである
から、前記の処理により、ファジィ推論ルールの前件部
のラベル数が幾つあっても、隙間なく並列処理を実行す
ることが可能となる。従って、少ないハードウェアで、
高速にファジィ推論を行うことができる。
【0119】(5) :ファジィ推論ルールに関して、並列
に処理するルールの順番を決める際、ルールが同時に2
個以上終了してはいけないという制約をつけると(実施
例2参照)、更に、回路構成が簡単になり、より少ない
ハードウェアで、高速にファジィ推論を行うことができ
る。
【0120】例えば、前記実施例2では、前記実施例1
に比べ、5入力の最大値演算回路を、2入力の最大値演
算回路に置き換えることが可能となる。従って、実施例
1に比べて、更に回路規模が小さくなる。
【0121】また、同時に2個以上のルールが終了して
はいけないという制約は、それほどきつくなく、ルール
の処理順をうまく考えれば、殆ど隙間なく処理ができ
る。特に、1個のルールの前件部に多くのラベルが記述
される程、隙間を無くすことが容易となり、高速処理が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例1の装置構成図である。
【図3】実施例1のファジィ推論ルール例である。
【図4】実施例1の前件部処理説明図である。
【図5】実施例1のタイムチャート1である。
【図6】実施例1のタイムチャート2である。
【図7】実施例1のタイムチャート3である。
【図8】実施例1のタイムチャート4である。
【図9】実施例1のタイムチャート5である。
【図10】実施例1のタイムチャート6である。
【図11】実施例2の装置構成図である。
【図12】実施例2の前件部処理説明図である。
【図13】実施例2のタイムチャート1である。
【図14】実施例2のタイムチャート2である。
【図15】実施例2のタイムチャート3である。
【図16】実施例2のタイムチャート4である。
【図17】実施例2のタイムチャート5である。
【符号の説明】
Min.1〜Min.4 最小値演算回路 Reg.1〜Reg.4 レジスタ Mpx.1〜Mpx.5 マルチプレクサ Max 最大値演算回路 Reg.αNL、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Re
g.αPS、Reg.αPM、Reg.αPL レジスタ(最大値
αレジスタ群)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファジィ推論ルールのグレード値に対し
    て演算を行うことにより、ファジィ推論処理を行うファ
    ジィ推論装置において、 ファジィ推論ルールの前件部の演算を行う前件部演算回
    路に、 予め決められた処理の順番で、順次入力するファジィ推
    論ルールの入力値(グレード値)に対して、最小値を求
    めるための最小値演算を行う複数の最小値演算回路(Mi
    n.1〜Min.4)と、 前記各最小値演算回路の出力(最小値)を記憶する複数
    の最小値記憶手段(Reg.1〜Reg.4)と、 前記各最小値演算回路の出力、及びデータ0を入力して
    選択処理を行い、前記最小値演算の終了したルールに関
    して、そのルールの最後の最小値演算結果を選択して出
    力する複数の最小値選択手段(Mpx.1〜Mpx.4)と、 前記最小値選択手段の出力を基に、最大値を求めるため
    の最大値演算を行う最大値演算回路(Max )と、 後件部のラベルに対応して、前記最大値演算回路の出力
    (最大値)を記憶する複数の最大値記憶手段(Reg.αN
    L、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αP
    S、Reg.αPM、Reg.αPL)と、 前記最大値記憶手段に記憶された値(最大値)の内、前
    記最小値演算の終了したルールに対応した値を選択して
    出力する最大値選択手段(Mpx.5)とを設けると共に、 前記最小値演算回路が、複数のファジィ推論ルールにつ
    いて、その入力値(グレード値)と、前記各最小値記憶
    手段の値との最小値演算を並列に実行する最小値演算回
    路であり、 前記最大値演算回路(Max )が、最小値選択手段の出
    力、及び最大値選択手段の出力を基に、最小値演算の終
    了したルールに関して、そのルールの最後の最小値演算
    の結果と、最大値記憶手段の対応した値との最大値演算
    を行う最大値演算回路であることを特徴としたファジィ
    推論装置。
  2. 【請求項2】 前記前件部演算回路は、 ファジィ推論ルールが複数同時に終了する場合、それら
    が等しい後件部のラベルを持つように、予め処理の順番
    が決められた複数のファジィ推論ルールについて、並列
    に演算を行う前件部演算回路であることを特徴とした請
    求項1記載のファジィ推論装置。
  3. 【請求項3】 ファジィ推論ルールのグレード値に対し
    て演算を行うことにより、ファジィ推論処理を行うファ
    ジィ推論装置において、 ファジィ推論ルールの前件部の演算を行う前件部演算回
    路に、 予め決められた処理の順番で、順次入力するファジィ推
    論ルールの入力値(グレード値)に対して、最小値を求
    めるための最小値演算を行う複数の最小値演算回路(Mi
    n.1〜Min.4)と、 前記各最小値演算回路の出力(最小値)を記憶する複数
    の最小値記憶手段(Reg.1〜Reg.4)と、 前記各最小値演算回路の出力を入力して選択処理を行
    い、最小値演算の終了したルールに関して、そのルール
    の最後の最小値演算結果を選択して出力する最小値選択
    手段(Mpx.1)と、 前記最小値選択手段の出力を基に、最大値を求めるため
    の最大値演算を行う最大値演算回路(Max )と、 後件部のラベルに対応して、前記最大値演算回路の出力
    (最大値)を記憶する複数の最大値記憶手段(Reg.αN
    L、Reg.αNM、Reg.αNS、Reg.αZR、Reg.αP
    S、Reg.αPM、Reg.αPL)と、 前記最大値記憶手段に記憶された値(最大値)の内、前
    記最小値演算の終了したルールに対応した値を選択して
    出力する最大値選択手段(Mpx.2)とを備えると共に、 前記各最小値演算回路が、複数のファジィ推論ルールに
    ついて、その入力値(グレード値)と、前記各最小値記
    憶手段の値との最小値演算を並列に実行する最小値演算
    回路であり、 前記最大値演算回路(Max )が、最小値選択回路の出
    力、及び最大値選択手段の出力を基に、最小値演算の終
    了したルールに関して、そのルールの最後の最小値演算
    の結果と、最大値記憶手段の対応した値との最大値演算
    を行う最大値演算回路であることを特徴としたファジィ
    推論装置。
  4. 【請求項4】 前記前件部演算回路は、 2個以上のファジィ推論ルールが同時に終了しないよう
    に、予め処理の順番が決められた複数のファジィ推論ル
    ールについて、並列に演算を行う前件部演算回路である
    ことを特徴とした請求項3記載のファジィ推論装置。
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