JPH07334908A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH07334908A
JPH07334908A JP6145712A JP14571294A JPH07334908A JP H07334908 A JPH07334908 A JP H07334908A JP 6145712 A JP6145712 A JP 6145712A JP 14571294 A JP14571294 A JP 14571294A JP H07334908 A JPH07334908 A JP H07334908A
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motor
information recording
current
disc
moving
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JP6145712A
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Inventor
Hisaharu Kaneko
久治 金子
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない機械部品でディスク状情報記録媒体を
目標対象上にソフトに搬送することができる情報記録再
生装置を得る。 【構成】 ディスク状情報記録媒体を支持した状態で駆
動用電気モータにより荷重に対して順方向の第1方向と
逆方向の第2方向とに移動するローディング手段を備え
た情報記録再生装置。ローディング手段を第1方向へ移
動させるときのモータに流れる電流を、ローディング手
段を第2方向へ移動させるときのモータに流れる電流よ
りも低電流に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディスク状情報
記録媒体の情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置
に関するものであり、特に、ディスク状情報記録媒体を
予め定められた記録再生動作位置に装着するためのロー
ディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の一般的な情報記録再生装
置内に設けられているローディング装置の概略構成図で
ある。また、図7は図6に示す矢印A方向から見た従来
のローディング装置の内部の概略構成を示す正面図であ
る。また、図8は図6に示す矢印B方向へ向から見た従
来のローディング装置の内部の概略構成を示す側面図で
ある。図6、図7、図8に示すように、従来のローディ
ング装置は、モータ1(直流モータ)、ウォーム2、ウ
ォームホイール3、シャフト4、左右一対の支持板5、
左右一対の移動側板7、ディスクホルダ10より主に構
成されている。
【0003】モータ1とシャフト4は、ウォーム2及び
ウォームホイール3を介して接続されており、モータ1
の回転駆動トルクをシャフト4へ伝達している。また、
シャフト4の両端は、それぞれベアリング6を介して両
側の支持板5に対して回転可能に支持されており、更に
該シャフト4の両端近傍には、両側の移動側板7に各々
固定されたラック8と噛合するピニオン9がそれぞれ取
り付けられている。
【0004】各支持板5は、情報記録再生装置の内部側
面に固定されており、それぞれ上下方向に延在する一対
の案内溝5a(図6参照)を備えている。また、各移動
側板7は、前記支持板5の内面側に配置され、それぞれ
傾斜した一対の長孔7a(図8参照)を備えている。
【0005】ディスクホルダ10は、その両側面に前記
支持板5に形成された案内溝5aと前記移動側板7に形
成された長孔7aに共に係合する一対ずつの係合ピン1
1備えており、情報記録再生装置の挿入口から挿入され
るディスク状情報記録媒体(図示せず)を該ディスクホ
ルダ10内で保持する。
【0006】尚、ディスクホルダ10には、前記ディス
クの挿入を検知して、前記モータ1に電流を供給するデ
ィスク挿入検知器(図示せず)が設けられている。ま
た、図8に示すディスクホルダ10の位置は、ディスク
受け取り位置、即ち、挿入口近傍に位置する状態を示
す。
【0007】また、この従来の情報記録再生装置には、
図示していないが、内部下方に前記ディスクへ情報の記
録・再生を行う情報記録再生機構が配設されている。ま
た、前記挿入口は、装置の前面側上方に設けられてい
る。
【0008】上記のように構成された従来の情報記録再
生装置においては、ディスク状情報記録媒体が挿入口を
介してディスクホルダ10内に挿入されると、前記ディ
スク挿入検知器が作動し、モータ1に駆動電流が供給さ
れ、モータ1が回転する。
【0009】モータ1の回転は、ウォーム2及びウォー
ムホイール3を介してシャフト4に伝達される。シャフ
ト4の回転に伴って移動側板7が装置の前面側(図8に
おいて、紙面の右方向)に移動する。これは、シャフト
4に設けられたピニオン9と、移動側板7に設けられた
ラック8とが噛合しているため、シャフト4の回転に伴
ってピニオン9とラック8を介して移動側板7が直線移
動するためである。
【0010】移動側板7が移動するに伴って、ディスク
ホルダ10が、前記移動側板7に形成された長孔7a及
び支持板5に形成された案内溝5aに案内され、装置内
を上方から下方(荷重に対して順方向の第1方向)へ移
動する。そして、前記ディスクホルダ10は内部に保持
しているディスクを情報記録再生装置の内部下方に配設
された前記情報記録再生機構上に搬送する。これによ
り、ディスクホルダ10内に保持されたディスクの記録
・再生が行われる。
【0011】また、前記ディスクホルダ10内に保持さ
れたディスクを排出する場合は、情報記録再生装置の外
面に設けられた排出釦(図示せず)などの操作により、
前記モータ1へ、ディスクの挿入時に供給された電流と
逆極性となる電流を供給する。
【0012】これにより、シャフト4は、上述した回転
方向と逆方向に回転し、移動側板7も逆方向(図8にお
いて、紙面の左方向)に移動する。この結果、ディスク
ホルダ10は、装置内を下方から上方(荷重に対して逆
方向の第2方向)へ移動し、図8に示すディスク排出位
置(ディスク受け取り位置)までディスクを搬送する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の情報記録再生装置においては、ディスクホルダ10
の移動速度が、下方から上方へ移動する場合(第2方
向)に比べ、上方から下方へ移動する場合(第1方向)
に速くなり、ディスクホルダ10内で保持しているディ
スクを情報記録再生機構などの内部構造部品に接触さ
せ、ディスクに衝撃を与えて、該ディスクに悪影響を与
えるという問題点があった。
【0014】これは、内部にディスクを保持したディス
クホルダ10を上方から下方へ移動する場合に、モータ
1の回転駆動トルクによる機械的な引き下ろし作用に荷
重の作用が加わり、結果として、上方から下方へ移動す
る際の移動速度が速くなり、ディスクホルダ10が所定
静止位置に到達した時に大きな衝撃力が、該ディスクホ
ルダ10内に保持されているディスク状情報記録媒体に
伝達されるためである。
【0015】この問題点を解消するために、従来の情報
記録再生装置では、図6に示すように、支持板5と移動
側板7に荷重バランス用バネ12を取り付け、移動側板
7の一方への移動にバネ荷重を与えて、ディスクホルダ
10の下降速度を抑制していたが、ローディング装置の
構造が複雑になったり、保守管理面が煩雑となったり、
バネ12を取り付けるための機構を設けなければならな
いため装置の小型化及びコストの低減を阻害するという
問題点が残った。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みて成されたもの
であり、極力少ない機械部品でディスク状情報記録媒体
を目標対象上にソフトに搬送することができる情報記録
再生装置を得ることを目的とする。
【0017】本発明の別の目的は、荷重バランス用バネ
を用いることなく、ディスク状情報記録媒体を荷重に対
して順方向へ移動させる時に荷重の作用を相殺するよう
に制限された速度で搬送することができる情報記録再生
装置を得ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る情報記録再生装置は、上記目的を達成するために、
ディスク状情報記録媒体を支持した状態で駆動用電気モ
ータにより荷重に対して順方向の第1方向と逆方向の第
2方向とに移動するローディング手段を備えた情報記録
再生装置において、前記ローディング手段を前記第1方
向へ移動させるときの前記駆動用電気モータに流れる電
流を、前記ローディング手段を前記第2方向へ移動させ
るときの前記駆動用電気モータに流れる電流よりも低電
流に制限する電流制御手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0019】また、請求項2に記載の発明に係る情報記
録再生装置では、請求項1に記載の情報記録再生装置に
おいて、前記駆動用電気モータが供給電圧の極性に応じ
て前記ローディング手段を前記第1方向又は第2方向へ
移動させるように回転方向の正逆を変える直流モータか
らなり、前記電流制御手段が前記供給電圧の極性に応じ
て異なる値の電流を前記直流モータに供給する電流制御
回路を含むことを特徴とするものである。
【0020】また、請求項3に記載の発明に係る情報記
録再生装置では、請求項2に記載の情報記録再生装置に
おいて、前記電流制御回路が、前記直流モータに流す駆
動電流を前記供給電圧の極性に応じて異なるデューティ
比にパルス幅変調する電流変調回路を含むことを特徴と
するものである。
【0021】また、請求項4に記載の発明に係る情報記
録再生装置では、請求項2に記載の情報記録再生装置に
おいて、前記電流制御回路が、前記直流モータの端子電
圧を前記供給電圧の極性に応じて変化させる電圧制御回
路を含むことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明による情報記録再生装置
は、ローディング手段と、電流制御手段とから主に構成
される。
【0023】ローディング手段は、駆動用電気モータの
駆動トルクによって、挿入されたディスク状情報記録媒
体を支持した状態で前記荷重に対して順方向の第1方向
と逆方向の第2方向とに移動する。
【0024】電流制御手段は、前記ローディング手段を
前記第1方向へ移動させるときの前記駆動用電気モータ
に流れる電流を、前記ローディング手段を前記第2方向
へ移動させるときの前記駆動用電気モータに流れる電流
よりも低電流に制限する。
【0025】つまり、本発明においては、ローディング
手段の移動方向によって、該ローディング手段に駆動ト
ルクを与える駆動用電気モータに供給される電流が電流
制御手段によって適宣制御される。
【0026】即ち、電流制御手段は、例えば前記ローデ
ィング手段が荷重に対して順方向となる第1方向に移動
する場合には、前記駆動用電気モータに定格電流より制
限された低電流を供給するように制御し、また、前記ロ
ーディング手段が荷重に対して逆方向となる第2方向に
移動する場合には、前記駆動用電気モータに制限されな
い定格電流を供給するよう制御する。
【0027】これにより、前記駆動用電気モータの駆動
トルクが、ローディング手段の移動方向によって調整さ
れ、ローディング手段が荷重に対して順方向となる第1
方向に移動する場合に荷重の作用を相殺でき、従来、問
題となっていた速度の増大が防止され、ディスク状情報
記録媒体に過大な衝撃を与えることなく、安定にディス
ク状情報記録媒体を搬送することができる。
【0028】請求項2に記載の発明による情報記録再生
装置では、請求項1に記載の情報記録再生装置におい
て、前記駆動用電気モータは直流モータから構成され、
また前記電流制御手段は電流制御回路を備えている。
【0029】直流モータは、供給される電圧の極性に応
じて、前記ローディング手段を前記第1方向又は第2方
向へ移動させるように直流モータ自身の回転方向の正逆
を変える。
【0030】例えば、ローディング手段を荷重に対して
順方向となる第1方向に移動させるときの前記直流モー
タの両端電圧の極性を正極性とすると、この場合、前記
モータにの両端電圧を負極性に切り換えると、モータの
回転方向が逆転し、ローディング手段を第2方向に移動
させることが可能となる。
【0031】電流制御回路は、前記直流モータに供給さ
れる電圧の極性に応じて異なる値の電流を前記直流モー
タに供給する。
【0032】例えば、ローディング手段を前記第1方向
に移動させる場合に正極性の電圧が前記モータに供給さ
れることになっていれば、前記電流制御回路は、正極性
の電圧がモータに供給される時に、ローディング手段が
第2方向に移動する場合にモータに供給される電流に比
べ小さな値の電流をモータに供給する。これによって、
第1方向への移動時に直流モータの出力トルクを制限す
ることができる。
【0033】このように、ローディング手段の移動に荷
重の作用が加わる前記第1方向への移動時に、電流制御
回路によって直流モータの出力トルクを小さくするよう
に制限された電流をモータに供給すると、第1方向にロ
ーディング手段を移動させる場合に負荷を少なくしよう
とする荷重の作用が相殺され、ローディング手段を抑制
された速度で移動させることが可能となる。
【0034】請求項3に記載の発明による情報記録再生
装置では、請求項2に記載の情報記録再生装置におい
て、電流制御回路が、電流変調回路を備えている。この
電流変調回路は、前記直流モータに流す駆動電流を前記
供給電圧の極性に応じて異なるデューティ比にパルス幅
変調する。
【0035】例えば、ローディング手段を前記第1方向
に移動させる場合に正極性の電圧が前記モータに供給さ
れることになっていれば、正極性の電圧がモータに供給
されるときには、電流変調回路が、例えばデューティー
比50%のパルス電流を直流モータに供給する。これに
対して、ローディング手段が第2方向に移動する場合に
負極性の電圧がモータに供給されるときには、電流変調
回路が例えばデューティー比100%の連続電流をモー
タに供給する。これによってローディング手段が第1方
向に移動する場合のモータ電流は第2方向へ移動する場
合の1/2となり、それに応じて第1方向へのローディ
ング手段の移動速度が制限される。
【0036】請求項4に記載の発明による情報記録再生
装置では、請求項2に記載の情報記録再生装置におい
て、電流制御回路が、電圧制御回路を備えている。この
電圧制御回路は、前記直流モータの端子電圧を前記供給
電圧の極性に応じて変化させる。
【0037】例えば、ローディング手段を前記第1方向
に移動させる場合に、正極性の電圧が前記モータに供給
されることになっていれば、正極性の電圧がモータに供
給されるときには、電圧制御回路が、直流モータの端子
電圧を定格電圧より低い電圧に制限する。逆に第2方向
への移動時に負極性の電圧がモータに供給されるときに
は、電圧制御回路は定格電圧をモータに供給する。この
結果、第1方向への移動時にモータに流れる電流が制限
されることになり、ローディング手段が第2方向に移動
する場合に比べ第1方向に移動する速度が低減される。
【0038】
【実施例】図1,図2は、本発明の一実施例に係る情報
記録再生装置内に設けられたローディング装置の内部の
概略構成を示す正面図と側面図であり、従来例において
説明した図7,図8に対応する正面図及び側面図であ
る。
【0039】従来例との相違点は、図1,図2に示すよ
うに、モータ1に流れる電流を制御する電流制御装置2
0(電流制御手段)が設けられていることと、代わりに
ディスクホルダ10の下降速度を抑制するために移動側
板7及び支持板5に設けられていたバネ12が存在しな
い点である。
【0040】尚、図1,図2において、従来例と同一部
分については、同一符号を付し説明を省略する。また、
本実施例では、従来例において説明した情報記録再生装
置と同様、図示していないが、情報記録再生装置の内部
下方にディスク状情報記録媒体へ情報の記録・再生を行
う情報記録再生機構が配設されている。また、挿入口
は、装置の前面側上方に設けられているものとする。更
に、モータ1は、従来例において説明したように直流モ
ータを使用している。
【0041】前記電流制御装置20は、ローディング装
置内に組み込まれているディスクホルダ10が荷重に対
して順方向となる第1方向に移動する場合にモータ1に
流れる電流を、荷重に対して逆方向となる第2方向に移
動する場合にモータ1に流れる電流よりも低電流に制限
する。このような電流制御装置20は、例えば電流制御
抵抗又は電流リミッタ回路をディスクの挿入時のみ機能
させるように操作スイッチ等と共に、モータ回路中に組
み込むことで容易に実現可能である。
【0042】即ち、前記電流制御装置20は、前記ディ
スクホルダ10が、挿入口から挿入されたディスク状情
報記録媒体を該ディスクホルダ10内で保持して情報記
録再生装置の内部下方に設けられた情報記録再生機構上
の位置へ搬送する場合にモータ1に流れる電流を、ディ
スクの排出動作となる情報記録再生機構上の位置から情
報記録再生装置上方に設けられている挿入口へ搬送する
場合にモータ1に流れる電流よりも低電流に制限するも
のである。
【0043】従って、前記モータ1は、ディスクホルダ
10が第1方向に移動する場合には電流制御装置20に
よって低電流にされるため、該モータ1の駆動トルクが
小さくなる。この結果、前記ディスクホルダ10の移動
速度は遅くなり、前記ディスクを情報記録再生動作機構
上の位置へソフトに搬送することができ、従来問題とな
っていた装着時の振動による悪影響を低減することがで
きる。
【0044】前記電流制御装置20内は、モータ1に供
給される電圧の極性に応じて異なる値の電流を該モータ
1に供給する電流制御回路によって構成することもでき
る。これは、例えば先に述べた電流制御抵抗や電流リミ
ッタ回路をモータへの供給電圧の切り換えに応じてその
極性により選択的に機能させる切り換え回路を付設する
ことにより容易に実現可能である。
【0045】図3は、電流制御回路の構成例を示す図で
ある。図3において、第1の定電圧源31、第2の定電
圧源32は、それぞれ例えば+12V,+24Vといっ
た異なる電圧を出力する。切換回路33は、回転方向制
御信号(ディスクホルダ10の移動方向が第1方向か第
2方向かを示す信号)によってモータ駆動アンプ部34
に供給する電源電圧(例えば、+12Vまたは+24
V)を切り換える。以上のようにして、ディスクホルダ
10の移動方向によって、モータ駆動アンプ部34から
モータ1に供給される電流値を変化させる。
【0046】図4は、電流制御回路の別の構成例を示す
図である。図4においては、電源として第1の定電流源
41及び第2の定電流源42を用いている。第1の定電
流源41及び第2の定電流源42は、それぞれ異なった
大きさの電流を出力する。回転方向制御信号によって、
切替回路43がモータ駆動アンプ部44に供給する電源
電流を切り換え、モータ1に供給される電流値を変化さ
せる。
【0047】これは、本実施例に係る情報記録再生装置
内のローディング装置に設けられているモータ1が直流
モータであり、この直流モータ1は、該モータ1に供給
される電圧の極性に対応して、前記ローディング装置内
に組み込まれているディスクホルダ10を第1方向ある
いは第2方向に移動させることを利用するものである。
【0048】即ち、ローディング装置が、例えばディス
クホルダ10を第1方向に移動させる場合にモータ1に
供給される電圧を正極性のとすれば、前記電流制御回路
は、前記モータ1への供給電圧が負極性のときには該モ
ータ1に供給される電流値を例えば定格電流値とし、逆
にモータ1への供給電圧が正極性のときにはこのモータ
1に供給される電流値を定格電流値よりも小さくする。
これによりディスクホルダ10が第1方向へ移動すると
きのモータ1の駆動トルクが小さくなり、前記ディスク
ホルダ10の移動速度が抑制されて前記ディスクを情報
記録再生機構上の位置へソフトに搬送することができ
る。
【0049】前記直流モータ1に供給される電流を供給
電圧の極性に応じて異なる電流値にする別の例として、
前記電流制御回路をパルス幅変調による電流変調回路に
よって構成することもできる。
【0050】この場合、電流変調回路は、前記直流モー
タ1への供給電圧が正極性の時には該モータ1にデュー
ティー比A%のパルス状電流を供給し、モータ供給電圧
が負極性のときにはモータ1にデューティー比B%のパ
ルス状電流を供給する。この場合、A<Bを設定条件と
し、ディスクホルダ10が第1方向に移動する場合に正
極性の電圧をモータに供給すれば、モータ1にはデュー
ティー比A%のパルス状電流が供給され、これは第2方
向への移動時のモータ電流のデューティー比B%より小
さい値であるからディスクホルダ10が第2方向に移動
する時に比べて第1方向に移動する場合の移動速度が遅
くなり、ローディング手段によるディスクの搬送をソフ
トに行わせることが可能となる。尚、この場合のデュー
ティー比B%は100%を含むものであることは述べる
までもない。
【0051】図5は、モータ1に供給される電流−時間
特性グラフである。図5(a)は設定条件にて起動時か
らモータ1に流れる電流−時間特性グラフであり、図5
(b),(c)は本発明に係る装置でディスクホルダ1
0を第1方向(荷重に対して順方向となる方向)モータ
1に流れる電流−時間特性グラフである。
【0052】従来装置では、ディスクホルダ10を第1
方向に移動させる場合も第2方向へ移動させる場合も図
5(a)に示すように定格条件のままの電流をモータ1
に流していた。この場合、モータには始動時に大きな起
動電流が流れ、これが徐々に低下して安定状態に至って
いる。一般に、直流モータを駆動する際には、モータに
接触された負荷による起動トルクが必要である。起動ト
ルクは、一般の負荷の場合静止摩擦があるため、定常回
転時よりも大きい。従って、定常回転時に比べ大電流が
必要となる。また、モータが回転し始めると、回転数に
比例して逆起電力が生じるため、回転直後より急速に電
流が減る。
【0053】図5(a)のように、第1方向と第2方向
共に同じモータ電流を流す場合、モータ1の負荷はディ
スク及びディスクホルダ10の負荷の分だけ第1方向へ
の移動時の方が第2方向への移動時よりも軽負荷となる
からディスクホルダ10の移動速度は第1方向への移動
時の方が第2方向への移動時よりも高速となる。
【0054】これに対し、本発明の装置において例えば
前述変調回路による電流制御を行った場合は、第2方向
への移動時には図5(a)の通りであるが、ディスクホ
ルダ10を第1方向(荷重に対して順方向)に移動させ
る場合には、モータに流れる電流は、図5(b)に示す
ように予め定められたデューティー比で断続的にオン−
オフするパルス状の波形となっており、従って、単位時
間内に流れるモータ電流の平均値は図5(a)の場合に
比べてデューティー比に比例して低下する。
【0055】この結果、モータ電流の平均値の低下分だ
け、ディスクホルダ10の移動速度は遅くなり、これに
よって、荷重の作用を相殺もしくは更に減殺することが
できる。この場合のデューティー比の設定は、モータ1
から見た機会系の負荷変動に応じて定めれば良く、個々
の装置の設計により定められる。
【0056】また、図5(c)は、電流制御回路に起動
電流を制限する電流リミッタ回路を用いた場合の第1方
向への移動時におけるモータ電流の変化を示している。
これは、ディスクホルダ10に与えるモータ1の初期駆
動トルクを抑制することにより、ディスクホルダ10の
初速の増大を防止するものであり、このような起動電流
の抑制だけでも、第1方向に移動するディスクホルダ1
0の移動速度を制限することができ、ディスクを情報記
録再生動作機構におけるディスクの搬送をソフトにする
ことができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、ディスク
状情報記録媒体を目標位置上にソフトに搬送することが
でき、例えば荷重バランス用のバネなどの機械部品を省
くことができるという効果がある。
【0058】また、本発明は、荷重バランス用のバネを
用いることなくディスク状情報記録媒体を荷重に対して
順方向へ移動させるときに荷重の作用を減殺するように
制限された速度で搬送することができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る情報記録再生装置内に
設けられたローディング装置の内部の概略構成を示す正
面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る情報記録再生装置内に
設けられたローディング装置の内部の概略構成を示す側
面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る情報記録再生装置の電
流制御回路の構成例を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例に係る情報記録再生装置の電
流制御回路の別の構成例を示す説明図である。
【図5】ローディング装置のモータに供給される電流−
時間特性波形グラフあり、(a)は定格条件にて起動時
からモータに流れる電流−時間特性グラフ、(b),
(c)は本発明に係る装置でディスクホルダを荷重に対
して順方向へ移動させるときにモータに流れる電流−時
間特性グラフである。
【図6】従来の一般的な情報記録再生装置内に設けられ
ているローディング装置の概略構成図である。
【図7】図6に示す矢印A方向から見た従来のローディ
ング装置の内部の概略構成を示す正面図である。
【図8】図6に示す矢印B方向へ向から見た従来のロー
ディング装置の内部の概略構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1:モータ(直流モータ) 2:ウォーム 3:ウォームホイール 4:シャフト 5:支持板 7:移動側板 8:ラック 9:ピニオン 10:ディスクホルダ 20:電流制御装置(電流制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状情報記録媒体を支持した状態
    で駆動用電気モータにより荷重に対して順方向の第1方
    向と逆方向の第2方向とに移動するローディング手段を
    備えた情報記録再生装置において、 前記ローディング手段を前記第1方向へ移動させるとき
    の前記駆動用電気モータに流れる電流を、前記ローディ
    ング手段を前記第2方向へ移動させるときの前記駆動用
    電気モータに流れる電流よりも低電流に制限する電流制
    御手段を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動用電気モータが供給電圧の極性
    に応じて前記ローディング手段を前記第1方向又は第2
    方向へ移動させるように回転方向の正逆を変える直流モ
    ータからなり、前記電流制御手段が前記供給電圧の極性
    に応じて異なる値の電流を前記直流モータに供給する電
    流制御回路を含むことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記電流制御回路が、前記直流モータに
    流す駆動電流を前記供給電圧の極性に応じて異なるデュ
    ーティ比にパルス幅変調する電流変調回路を含むことを
    特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記電流制御回路が、前記直流モータの
    端子電圧を前記供給電圧の極性に応じて変化させる電圧
    制御回路を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報
    記録再生装置。
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