JPH07335277A - 電線の導体接続構造 - Google Patents
電線の導体接続構造Info
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- JPH07335277A JPH07335277A JP6131600A JP13160094A JPH07335277A JP H07335277 A JPH07335277 A JP H07335277A JP 6131600 A JP6131600 A JP 6131600A JP 13160094 A JP13160094 A JP 13160094A JP H07335277 A JPH07335277 A JP H07335277A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電線の導体接続構造において、電線の導体接
続時において生じ得る、非磁性体からなるテンションメ
ンバの変形等や、この変形等による導体の緩みなどを無
くして、テンションメンバとして非磁性体を備えた電線
の実用化を可能にする。 【構成】 中心部にテンションメンバ2を備えると共に
テンションメンバ2の周囲に導体4が配置されてなる電
線6の分岐接続構造であって、導体4の外周面を把持
し、かつ、圧縮する分岐スリーブ8を備えたものであっ
て、テンションメンバ2は、非磁性体であると共に、テ
ンションメンバ2と導体4との間には、ほぼ円筒形状の
パイプ10が介在されている。したがって、このパイプ
10により、テンションメンバ2は圧縮力から保護さ
れ、テンションメンバ2が例えばカーボンファイバーや
アラミド繊維等であっても、テンションメンバ2は導体
接続時に大きく変形することがない。
続時において生じ得る、非磁性体からなるテンションメ
ンバの変形等や、この変形等による導体の緩みなどを無
くして、テンションメンバとして非磁性体を備えた電線
の実用化を可能にする。 【構成】 中心部にテンションメンバ2を備えると共に
テンションメンバ2の周囲に導体4が配置されてなる電
線6の分岐接続構造であって、導体4の外周面を把持
し、かつ、圧縮する分岐スリーブ8を備えたものであっ
て、テンションメンバ2は、非磁性体であると共に、テ
ンションメンバ2と導体4との間には、ほぼ円筒形状の
パイプ10が介在されている。したがって、このパイプ
10により、テンションメンバ2は圧縮力から保護さ
れ、テンションメンバ2が例えばカーボンファイバーや
アラミド繊維等であっても、テンションメンバ2は導体
接続時に大きく変形することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線の導体接続構造に
関し、詳しくは、接続スリーブを使用した電線の直線接
続または分岐接続等に係る導体接続構造に関する。
関し、詳しくは、接続スリーブを使用した電線の直線接
続または分岐接続等に係る導体接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送電用電線、配電用電線等とし
て、電気用アルミニウムを導体とした鋼心アルミ縒り線
(略称、ACSR)が広く利用されている。図10
(a)に従来の鋼心アルミ縒り線の横断面図を示す。
て、電気用アルミニウムを導体とした鋼心アルミ縒り線
(略称、ACSR)が広く利用されている。図10
(a)に従来の鋼心アルミ縒り線の横断面図を示す。
【0003】図10(a)に示す鋼心アルミ縒り線a
は、その中心部に位置する亜鉛メッキ鋼線等のテンショ
ンメンバbと、扇形に圧縮成形されてテンションメンバ
bの周りに配置された複数の導体cとを有し、テンショ
ンメンバbによって、その機械的強度の向上が図られた
ものである。
は、その中心部に位置する亜鉛メッキ鋼線等のテンショ
ンメンバbと、扇形に圧縮成形されてテンションメンバ
bの周りに配置された複数の導体cとを有し、テンショ
ンメンバbによって、その機械的強度の向上が図られた
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この鋼
心アルミ縒り線aにおいては、そのテンションメンバb
が鋼線であるため、導体cに交流電流が流れたときに、
テンションメンバbに鉄損が生じ、電力損失が起こる恐
れがある。そこで、テンションメンバとして、非磁性体
であるカーボンファイバーやアラミド繊維等を前記鋼線
の代わりに使用することが考えられ、このような技術を
導入すれば、テンションメンバに鉄損が生じる問題は解
消し得る。
心アルミ縒り線aにおいては、そのテンションメンバb
が鋼線であるため、導体cに交流電流が流れたときに、
テンションメンバbに鉄損が生じ、電力損失が起こる恐
れがある。そこで、テンションメンバとして、非磁性体
であるカーボンファイバーやアラミド繊維等を前記鋼線
の代わりに使用することが考えられ、このような技術を
導入すれば、テンションメンバに鉄損が生じる問題は解
消し得る。
【0005】よって、これに伴い、非磁性体であるテン
ションメンバを備えた電線の直線接続や分岐接続におい
ても、各種の接続スリーブが必要となる。しかしなが
ら、鋼心アルミ縒り線aに用いられる接続スリーブをそ
のまま使用すると、図10(b)に示すように(図で
は、接続スリーブの一例としてE形分岐スリーブを用い
た分岐接続を示す)、電線eが接続スリーブdによって
圧縮される際、前記カーボンファイバー等の圧縮強度が
弱いために、カーボンファイバー等からなるテンション
メンバfが大きく変形したり、この変形等によって導体
cの緩みなどが生じたりする恐れがある。なお、このよ
うな問題は、当該E形分岐スリーブ以外の他の分岐スリ
ーブあるいは直線スリーブにおいても、変わりなく生じ
得る。
ションメンバを備えた電線の直線接続や分岐接続におい
ても、各種の接続スリーブが必要となる。しかしなが
ら、鋼心アルミ縒り線aに用いられる接続スリーブをそ
のまま使用すると、図10(b)に示すように(図で
は、接続スリーブの一例としてE形分岐スリーブを用い
た分岐接続を示す)、電線eが接続スリーブdによって
圧縮される際、前記カーボンファイバー等の圧縮強度が
弱いために、カーボンファイバー等からなるテンション
メンバfが大きく変形したり、この変形等によって導体
cの緩みなどが生じたりする恐れがある。なお、このよ
うな問題は、当該E形分岐スリーブ以外の他の分岐スリ
ーブあるいは直線スリーブにおいても、変わりなく生じ
得る。
【0006】したがって、前述した鉄損の問題を解消す
るためにテンションメンバとして鋼線の代わりに非磁性
体を使用する場合には、前記電線の導体接続構造の問題
を解決する必要がある。本発明は、従来の電線の導体接
続構造に係る問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、電線の導体接続時において生じ得る、非磁性
体からなるテンションメンバの変形等や、この変形等に
よる導体の緩みなどを無くして、テンションメンバとし
て非磁性体を備えた電線の実用化を可能にした電線の導
体接続構造を提供することである。
るためにテンションメンバとして鋼線の代わりに非磁性
体を使用する場合には、前記電線の導体接続構造の問題
を解決する必要がある。本発明は、従来の電線の導体接
続構造に係る問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、電線の導体接続時において生じ得る、非磁性
体からなるテンションメンバの変形等や、この変形等に
よる導体の緩みなどを無くして、テンションメンバとし
て非磁性体を備えた電線の実用化を可能にした電線の導
体接続構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、中心部にテンションメンバを備えると共
に該テンションメンバの周囲に導体が配置されてなる電
線の導体接続構造であって、前記導体の外周面を把持し
かつ圧縮する接続スリーブを備えたものにおいて、前記
テンションメンバは、非磁性体であると共に、前記テン
ションメンバと前記導体との間には、ほぼ円筒形状の保
護部材が介在されたことを特徴とする電線の導体接続構
造である。
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、中心部にテンションメンバを備えると共
に該テンションメンバの周囲に導体が配置されてなる電
線の導体接続構造であって、前記導体の外周面を把持し
かつ圧縮する接続スリーブを備えたものにおいて、前記
テンションメンバは、非磁性体であると共に、前記テン
ションメンバと前記導体との間には、ほぼ円筒形状の保
護部材が介在されたことを特徴とする電線の導体接続構
造である。
【0008】また、請求項2の発明は、前記保護部材
は、前記接続スリーブに一体形成されたものであること
を特徴とする請求項1記載の電線の導体接続構造であ
る。
は、前記接続スリーブに一体形成されたものであること
を特徴とする請求項1記載の電線の導体接続構造であ
る。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、前記テンションメン
バと前記導体との間には、前記保護部材が介在されてい
るので、電線の導体接続時において前記接続スリーブが
導体を圧縮する際、テンションメンバは、保護部材によ
って保護されるため、導体から圧縮力を直接受けること
がない。また、保護部材がほぼ円筒形状を呈し、かつ、
導体からテンションメンバに伝わる圧縮力を吸収するた
め、テンションメンバが保護部材内周面から受ける圧縮
力は、テンションメンバ外周面において均一で、しかも
小さいものとなる。したがって、テンションメンバが、
圧縮変形率の比較的大きい非磁性体、例えばカーボンフ
ァイバーやアラミド繊維等であっても、テンションメン
バが導体接続時に大きく変形することはない。
バと前記導体との間には、前記保護部材が介在されてい
るので、電線の導体接続時において前記接続スリーブが
導体を圧縮する際、テンションメンバは、保護部材によ
って保護されるため、導体から圧縮力を直接受けること
がない。また、保護部材がほぼ円筒形状を呈し、かつ、
導体からテンションメンバに伝わる圧縮力を吸収するた
め、テンションメンバが保護部材内周面から受ける圧縮
力は、テンションメンバ外周面において均一で、しかも
小さいものとなる。したがって、テンションメンバが、
圧縮変形率の比較的大きい非磁性体、例えばカーボンフ
ァイバーやアラミド繊維等であっても、テンションメン
バが導体接続時に大きく変形することはない。
【0010】また、請求項2の発明によれば、前記保護
部材が接続スリーブに一体形成されているので、導体と
テンションメンバとの間に保護部材を介在させる作業工
程と、接続スリーブを導体に圧着する作業工程とを一つ
の工程で行える。また、保護部材が接続スリーブと一体
であるため、テンションメンバが接続スリーブの中心部
で安定して把持される。さらに、接続スリーブに保護部
材を一体形成することにより、部品点数が削減される。
部材が接続スリーブに一体形成されているので、導体と
テンションメンバとの間に保護部材を介在させる作業工
程と、接続スリーブを導体に圧着する作業工程とを一つ
の工程で行える。また、保護部材が接続スリーブと一体
であるため、テンションメンバが接続スリーブの中心部
で安定して把持される。さらに、接続スリーブに保護部
材を一体形成することにより、部品点数が削減される。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の電線の導体接
続構造の実施例について説明する。まず、第1実施例に
ついて説明する。図1は、第1実施例に係る電線の導体
接続構造の圧縮前における横断面図、図2は、同導体接
続構造の圧縮後における横断面図である。図3は、同導
体接続構造に係る分岐スリーブの斜視図、図4は第1実
施例の変形例に係る分岐スリーブの斜視図である。
続構造の実施例について説明する。まず、第1実施例に
ついて説明する。図1は、第1実施例に係る電線の導体
接続構造の圧縮前における横断面図、図2は、同導体接
続構造の圧縮後における横断面図である。図3は、同導
体接続構造に係る分岐スリーブの斜視図、図4は第1実
施例の変形例に係る分岐スリーブの斜視図である。
【0012】第1実施例は、図1に示すように、中心部
にテンションメンバ2を備えると共にテンションメンバ
2の周囲に導体4が配置されてなる配電用電線6の導体
接続構造であって、導体4の外周面を把持しかつ圧縮す
る分岐スリーブ(接続スリーブの一例)8を備えたもの
である。
にテンションメンバ2を備えると共にテンションメンバ
2の周囲に導体4が配置されてなる配電用電線6の導体
接続構造であって、導体4の外周面を把持しかつ圧縮す
る分岐スリーブ(接続スリーブの一例)8を備えたもの
である。
【0013】テンションメンバ2は、例えばカーボンフ
ァイバーや、アラミド繊維等の非磁性体であり、また、
導体4は、電気用アルミニウムからなる扇形の圧縮成形
導体であってテンションメンバ2の外周に沿って六分割
されたものである。
ァイバーや、アラミド繊維等の非磁性体であり、また、
導体4は、電気用アルミニウムからなる扇形の圧縮成形
導体であってテンションメンバ2の外周に沿って六分割
されたものである。
【0014】分岐スリーブ8は、図3に示すように、い
わゆるE形分岐スリーブであって、導体接続時に電線6
の導体4および分岐接続される電線12の導体14それ
ぞれの外周面に圧着される、ほぼC字形状の圧着面8a
および圧着面8bと、電線6と電線12とを離隔する隔
壁8cとを有する。この分岐スリーブ8が使用される電
圧範囲は、例えば配電線を対象とした場合、低圧が60
0(V)以下、高圧が600(V)〜7.7(kV)で
ある。
わゆるE形分岐スリーブであって、導体接続時に電線6
の導体4および分岐接続される電線12の導体14それ
ぞれの外周面に圧着される、ほぼC字形状の圧着面8a
および圧着面8bと、電線6と電線12とを離隔する隔
壁8cとを有する。この分岐スリーブ8が使用される電
圧範囲は、例えば配電線を対象とした場合、低圧が60
0(V)以下、高圧が600(V)〜7.7(kV)で
ある。
【0015】そして、この第1実施例においては、分岐
スリーブ8には、圧着面8aに一方の側辺部が一体的に
連結した平板状の連結部8dと、この連結部8dの他方
の側辺部に一体に設けられ、かつ、テンションメンバ2
と導体4との間に介在されたパイプ10(ほぼ円筒形状
の保護部材の一例)とが備えられている。
スリーブ8には、圧着面8aに一方の側辺部が一体的に
連結した平板状の連結部8dと、この連結部8dの他方
の側辺部に一体に設けられ、かつ、テンションメンバ2
と導体4との間に介在されたパイプ10(ほぼ円筒形状
の保護部材の一例)とが備えられている。
【0016】パイプ10は、その内周面でテンションメ
ンバ2を把持し、かつ、その外周面に各導体4の扇形中
心角部が当接しており、導体4とテンションメンバ2と
を完全に離隔するものである。また、パイプ10の長手
方向の寸法は、分岐スリーブ8の同寸法とほぼ同じ大き
さとされている。また、連結部8dは、二つの導体4の
間に密接状態で介在するようになっている。
ンバ2を把持し、かつ、その外周面に各導体4の扇形中
心角部が当接しており、導体4とテンションメンバ2と
を完全に離隔するものである。また、パイプ10の長手
方向の寸法は、分岐スリーブ8の同寸法とほぼ同じ大き
さとされている。また、連結部8dは、二つの導体4の
間に密接状態で介在するようになっている。
【0017】以上のような構成を有する第1実施例によ
れば、テンションメンバ2と導体4との間に介在された
パイプ10によって、テンションメンバ2が圧縮力から
保護される。すなわち、電線6の導体接続時において、
図2に示すように、分岐スリーブ8の圧着面8aが導体
4の外周面を圧縮する際、テンションメンバ2は、パイ
プ10によって保護されるため、導体4から圧縮力を直
接受けることがない。また、パイプ10が円筒形状を呈
し、かつ、導体4からテンションメンバ2に伝わる圧縮
力を吸収するため、テンションメンバ2がパイプ10の
内周面から受ける圧縮力は、テンションメンバ2外周面
において均一で、しかも小さいものとなる。したがっ
て、圧縮変形率の比較的大きいカーボンファイバーやア
ラミド繊維等からなるテンションメンバ2が、導体接続
時に大きく変形することはない。
れば、テンションメンバ2と導体4との間に介在された
パイプ10によって、テンションメンバ2が圧縮力から
保護される。すなわち、電線6の導体接続時において、
図2に示すように、分岐スリーブ8の圧着面8aが導体
4の外周面を圧縮する際、テンションメンバ2は、パイ
プ10によって保護されるため、導体4から圧縮力を直
接受けることがない。また、パイプ10が円筒形状を呈
し、かつ、導体4からテンションメンバ2に伝わる圧縮
力を吸収するため、テンションメンバ2がパイプ10の
内周面から受ける圧縮力は、テンションメンバ2外周面
において均一で、しかも小さいものとなる。したがっ
て、圧縮変形率の比較的大きいカーボンファイバーやア
ラミド繊維等からなるテンションメンバ2が、導体接続
時に大きく変形することはない。
【0018】したがって、テンションメンバ2の変形等
による導体4の緩みなどが無なくなり、テンションメン
バ2として非磁性体を使用した電線の導体接続が行え
る。これにより、鉄損発生の問題を解消した電線を実用
化できる。
による導体4の緩みなどが無なくなり、テンションメン
バ2として非磁性体を使用した電線の導体接続が行え
る。これにより、鉄損発生の問題を解消した電線を実用
化できる。
【0019】また、パイプ10が分岐スリーブ8に一体
形成されているので、導体4とテンションメンバ2との
間にパイプ10を介在させる作業工程と、分岐スリーブ
8を導体4に圧着する作業工程と同時に行える。したが
って、導体接続の作業効率を向上させることができる。
また、テンションメンバ2が分岐スリーブ8の中心部で
安定して把持されるので、分岐スリーブ8内での導体4
のずれや変形等を防止できる。さらに、分岐スリーブ8
にパイプ10を一体形成することにより、部品点数が削
減され、安価な構成で導体接続を行うことができる。
形成されているので、導体4とテンションメンバ2との
間にパイプ10を介在させる作業工程と、分岐スリーブ
8を導体4に圧着する作業工程と同時に行える。したが
って、導体接続の作業効率を向上させることができる。
また、テンションメンバ2が分岐スリーブ8の中心部で
安定して把持されるので、分岐スリーブ8内での導体4
のずれや変形等を防止できる。さらに、分岐スリーブ8
にパイプ10を一体形成することにより、部品点数が削
減され、安価な構成で導体接続を行うことができる。
【0020】なお、第1実施例は、一つの連結部8dを
分岐スリーブ8に設けたものであるが、これに対して、
例えば図4に示す変形例のように分岐スリーブ8に連結
部8dを三つ設けるなど複数設けたものであっても、本
発明の技術的範囲内である。この場合、特にパイプ10
の剛性が高まるので、分岐スリーブ8の強度が向上す
る。
分岐スリーブ8に設けたものであるが、これに対して、
例えば図4に示す変形例のように分岐スリーブ8に連結
部8dを三つ設けるなど複数設けたものであっても、本
発明の技術的範囲内である。この場合、特にパイプ10
の剛性が高まるので、分岐スリーブ8の強度が向上す
る。
【0021】次に第2実施例について説明する。図5
は、第2実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮後にお
ける横断面図である。また、図6は、第2実施例の変形
例に係る切り込みパイプを示すものであって、(a)は
切り込みパイプをその長手方向から見た図、(b)は切
り込みパイプをその長手方向に対する垂直方向から見た
図である。
は、第2実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮後にお
ける横断面図である。また、図6は、第2実施例の変形
例に係る切り込みパイプを示すものであって、(a)は
切り込みパイプをその長手方向から見た図、(b)は切
り込みパイプをその長手方向に対する垂直方向から見た
図である。
【0022】第2実施例は、図5に示すように、前記第
1実施例の基本構成において、分岐スリーブ8とは別体
のアルミニウム製のパイプ10Aを備えた導体接続構造
である。すなわち、分岐スリーブ8にはパイプ10Aと
を連結する連結部が無く、単体のパイプ10Aがテンシ
ョンメンバ2外周面と導体4との間に介在されたもので
ある。したがって、第2実施例によれば、前記第1実施
例と同様にパイプ10Aがテンションメンバ2を保護す
る等の効果と共に、この場合は、電線6の内部構造を簡
略化できるという独自の効果がある。なお、本発明者ら
によれば、パイプ10Aは、その内径寸法が約4mm、
外径寸法が約4.2mm、長さが100〜200mm程
度の大きさを有することが好適であると思量される。
1実施例の基本構成において、分岐スリーブ8とは別体
のアルミニウム製のパイプ10Aを備えた導体接続構造
である。すなわち、分岐スリーブ8にはパイプ10Aと
を連結する連結部が無く、単体のパイプ10Aがテンシ
ョンメンバ2外周面と導体4との間に介在されたもので
ある。したがって、第2実施例によれば、前記第1実施
例と同様にパイプ10Aがテンションメンバ2を保護す
る等の効果と共に、この場合は、電線6の内部構造を簡
略化できるという独自の効果がある。なお、本発明者ら
によれば、パイプ10Aは、その内径寸法が約4mm、
外径寸法が約4.2mm、長さが100〜200mm程
度の大きさを有することが好適であると思量される。
【0023】また、このパイプ10Aの代わりに、図6
(a)および(b)に示すような切り込みパイプ10B
をテンションメンバ2外周面と導体4との間に介在させ
てもよい。この場合は、導体接続時において、切り込み
パイプ10Bの長手方向に沿って形成されたスリット1
0B1が、切り込みパイプ10Bの変形の逃げになるた
め、切り込みパイプ10Bは圧縮力を受けても横断面視
で円形に変形する。したがって、切り込みパイプ10B
がその内周面で導体4の外周面に加える圧縮力は、より
均一化される。
(a)および(b)に示すような切り込みパイプ10B
をテンションメンバ2外周面と導体4との間に介在させ
てもよい。この場合は、導体接続時において、切り込み
パイプ10Bの長手方向に沿って形成されたスリット1
0B1が、切り込みパイプ10Bの変形の逃げになるた
め、切り込みパイプ10Bは圧縮力を受けても横断面視
で円形に変形する。したがって、切り込みパイプ10B
がその内周面で導体4の外周面に加える圧縮力は、より
均一化される。
【0024】なお、以上説明した第1実施例および第2
実施例は、本発明の導体接続構造の好適な実施の態様で
あり、本発明の技術的範囲は、第1実施例および第2実
施例に限定されない。第1実施例および第2実施例は、
E形分岐スリーブを用いた導体接続構造であるが、H形
またはC形分岐スリーブや、直線接続に使用される直線
スリーブ等による導体接続構造にも、本発明は適用でき
る。例えば、図7〜図9に示す第3実施例のように、横
断面視でC字形状を呈した直線スリーブ8Aの圧着面8
A1に連結部8Adおよびパイプ10を一体形成しても
よい。
実施例は、本発明の導体接続構造の好適な実施の態様で
あり、本発明の技術的範囲は、第1実施例および第2実
施例に限定されない。第1実施例および第2実施例は、
E形分岐スリーブを用いた導体接続構造であるが、H形
またはC形分岐スリーブや、直線接続に使用される直線
スリーブ等による導体接続構造にも、本発明は適用でき
る。例えば、図7〜図9に示す第3実施例のように、横
断面視でC字形状を呈した直線スリーブ8Aの圧着面8
A1に連結部8Adおよびパイプ10を一体形成しても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上の説明のとおり、請求項1の発明に
よれば、テンションメンバが例えばカーボンファイバー
やアラミド繊維等の非磁性体である場合でも、導体接続
時にテンションメンバが大きく変形することがないの
で、テンションメンバの変形等による導体の緩みなどを
無なすことができ、これにより、テンションメンバとし
て非磁性体を用いた電線を実用化することが可能にな
る。
よれば、テンションメンバが例えばカーボンファイバー
やアラミド繊維等の非磁性体である場合でも、導体接続
時にテンションメンバが大きく変形することがないの
で、テンションメンバの変形等による導体の緩みなどを
無なすことができ、これにより、テンションメンバとし
て非磁性体を用いた電線を実用化することが可能にな
る。
【0026】請求項2の発明によれば、導体とテンショ
ンメンバとの間に前記保護部材を介在させる作業工程
と、接続スリーブを導体に圧着させる作業工程とを同時
に行えるので、導体接続の作業効率を向上させることが
できる。また、テンションメンバが接続スリーブの中心
部で安定して把持されるので、接続スリーブ内での導体
のずれや変形等を防止できる。さらに、部品点数が削減
されるので、安価に導体接続構造を構成することができ
る。
ンメンバとの間に前記保護部材を介在させる作業工程
と、接続スリーブを導体に圧着させる作業工程とを同時
に行えるので、導体接続の作業効率を向上させることが
できる。また、テンションメンバが接続スリーブの中心
部で安定して把持されるので、接続スリーブ内での導体
のずれや変形等を防止できる。さらに、部品点数が削減
されるので、安価に導体接続構造を構成することができ
る。
【図1】第1実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮前
における横断面図である。
における横断面図である。
【図2】第1実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮後
における横断面図である。
における横断面図である。
【図3】第1実施例に係る電線の導体接続構造に係る分
岐スリーブの斜視図である。
岐スリーブの斜視図である。
【図4】第1実施例の変形例に係る分岐スリーブの斜視
図である。
図である。
【図5】第2実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮後
における横断面図である。
における横断面図である。
【図6】第2実施例の変形例に係る切り込みパイプを示
すものであって、(a)は切り込みパイプをその長手方
向から見た図、(b)は切り込みパイプをその長手方向
に対する垂直方向から見た図である。
すものであって、(a)は切り込みパイプをその長手方
向から見た図、(b)は切り込みパイプをその長手方向
に対する垂直方向から見た図である。
【図7】第3実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮前
における横断面図である。
における横断面図である。
【図8】第3実施例に係る電線の導体接続構造の圧縮後
における横断面図である。
における横断面図である。
【図9】第3実施例に係る電線の導体接続構造に係る直
線スリーブの斜視図である。
線スリーブの斜視図である。
【図10】(a)は従来の鋼心アルミ縒り線の横断面
図、(b)はテンションメンバとして非磁性体を備えた
電線の導体圧縮時における横断面図である。
図、(b)はテンションメンバとして非磁性体を備えた
電線の導体圧縮時における横断面図である。
2 テンションメンバ 4 導体 6 電線 8 分岐スリーブ(接続スリーブの一例) 8d 連結部 8A 直線スリーブ(接続スリーブの一例) 8Ad 連結部 10 パイプ(保護部材の一例) 10A パイプ(保護部材の一例) 10B 切り込みパイプ(保護部材の一例)
Claims (2)
- 【請求項1】 中心部にテンションメンバを備えると共
に該テンションメンバの周囲に導体が配置されてなる電
線の導体接続構造であって、前記導体の外周面を把持し
かつ圧縮する接続スリーブを備えたものにおいて、 前記テンションメンバは、非磁性体であると共に、前記
テンションメンバと前記導体との間には、ほぼ円筒形状
の保護部材が介在されたことを特徴とする電線の導体接
続構造。 - 【請求項2】 前記保護部材は、前記接続スリーブに一
体形成されたものであることを特徴とする請求項1記載
の電線の導体接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6131600A JPH07335277A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 電線の導体接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6131600A JPH07335277A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 電線の導体接続構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335277A true JPH07335277A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15061857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6131600A Pending JPH07335277A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 電線の導体接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335277A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100821720B1 (ko) * | 2006-07-20 | 2008-04-15 | 대한민국상이군경회 | 전선용 분기 슬리브 |
| WO2016089016A1 (ko) * | 2014-12-04 | 2016-06-09 | 박미란 | 전선 접속용 분기 슬리브 및 그 제조방법 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP6131600A patent/JPH07335277A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100821720B1 (ko) * | 2006-07-20 | 2008-04-15 | 대한민국상이군경회 | 전선용 분기 슬리브 |
| WO2016089016A1 (ko) * | 2014-12-04 | 2016-06-09 | 박미란 | 전선 접속용 분기 슬리브 및 그 제조방법 |
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