JPH0733654A - 麻薬常用癖の処置用薬剤 - Google Patents
麻薬常用癖の処置用薬剤Info
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- JPH0733654A JPH0733654A JP6141570A JP14157094A JPH0733654A JP H0733654 A JPH0733654 A JP H0733654A JP 6141570 A JP6141570 A JP 6141570A JP 14157094 A JP14157094 A JP 14157094A JP H0733654 A JPH0733654 A JP H0733654A
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- drug
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/21—Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
- A61K31/215—Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
- A61K31/22—Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/30—Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 麻薬常用者の禁断症状および麻薬性物質の自
己投与渇望を抑制する薬剤を提供する。 【構成】 アシル基が、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルであるアシルL−カルニチンとγ−ヒドロ
キシ酪酸との例えば、次式のエステルを、麻薬常用者の
禁断症状および麻薬性物質の自己投与渇望を抑制する薬
剤として用いること。 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕
己投与渇望を抑制する薬剤を提供する。 【構成】 アシル基が、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルであるアシルL−カルニチンとγ−ヒドロ
キシ酪酸との例えば、次式のエステルを、麻薬常用者の
禁断症状および麻薬性物質の自己投与渇望を抑制する薬
剤として用いること。 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式(I)
【化7】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルであり、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルである〕で示され、分子内塩の形で表され
るか、または、式(I')
は分枝状アシルであり、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルである〕で示され、分子内塩の形で表され
るか、または、式(I')
【化8】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、酸などのア
ニオンである〕で示され、塩の形で表される、アシルL
−カルニチンとγ−ヒドロキシ酪酸とのエステルを、新
しい医療用途に用いることに関する。
ニオンである〕で示され、塩の形で表される、アシルL
−カルニチンとγ−ヒドロキシ酪酸とのエステルを、新
しい医療用途に用いることに関する。
【0002】X-は、例えば、塩化物、臭化物、ヨウ化
物、アスパルテート(特に、酸性アスパルテート)、サ
イトレート(特に、酸性サイトレート)、タートレー
ト、ホスフェート(特に、酸性ホスフェート)、フマレ
ート(特に、酸性フマレート)、グリセロホスフェー
ト、グルコースホスフェート、ラクテート、マレエート
(特に、酸性マレエート)、オロテート、オキサレート
(特に、酸性オキサレート)、サルフェート(特に、酸
性サルフェート)、トリクロロアセテート、トリフルオ
ロアセテートおよびメタンスルホネートである。
物、アスパルテート(特に、酸性アスパルテート)、サ
イトレート(特に、酸性サイトレート)、タートレー
ト、ホスフェート(特に、酸性ホスフェート)、フマレ
ート(特に、酸性フマレート)、グリセロホスフェー
ト、グルコースホスフェート、ラクテート、マレエート
(特に、酸性マレエート)、オロテート、オキサレート
(特に、酸性オキサレート)、サルフェート(特に、酸
性サルフェート)、トリクロロアセテート、トリフルオ
ロアセテートおよびメタンスルホネートである。
【0003】式(I)または式(I')のエステルは、
麻薬常用癖の処置用薬剤を調製するために使用され、そ
れにより向精神性および麻薬性物質に対する常用癖に対
処するものである。この薬剤は、麻薬常用者における禁
断症状(震顫、発汗、反射亢進、吐き気、不安および痙
攣)、麻薬常用癖および麻薬性物質の自己投与渇望を抑
制するものである。
麻薬常用癖の処置用薬剤を調製するために使用され、そ
れにより向精神性および麻薬性物質に対する常用癖に対
処するものである。この薬剤は、麻薬常用者における禁
断症状(震顫、発汗、反射亢進、吐き気、不安および痙
攣)、麻薬常用癖および麻薬性物質の自己投与渇望を抑
制するものである。
【0004】式(I)または式(I')のエステルは、
知られている化合物である。ヨーロッパ特許出願番号0
442 850 A1(1991年8月21日に公開され
た)では、これらの合成、理化学的特徴およびニューロ
ン変性(代表的には、アルツハイマー性痴呆およびパー
キンソン病で生じる)の阻害および昏睡の処置における
薬理学的活性が記載されている。
知られている化合物である。ヨーロッパ特許出願番号0
442 850 A1(1991年8月21日に公開され
た)では、これらの合成、理化学的特徴およびニューロ
ン変性(代表的には、アルツハイマー性痴呆およびパー
キンソン病で生じる)の阻害および昏睡の処置における
薬理学的活性が記載されている。
【0005】ヨーロッパ特許出願番号0514 357
A1(1992年11月19日に公開された)では、更
に、肝臓疾患の処置用薬剤を製造することを目的とす
る、これらの式(I)および(I')のエステルの医療
的使用が記載されている。これらの知られている用途と
本発明において認識される用途との間には、何も関係が
無い。
A1(1992年11月19日に公開された)では、更
に、肝臓疾患の処置用薬剤を製造することを目的とす
る、これらの式(I)および(I')のエステルの医療
的使用が記載されている。これらの知られている用途と
本発明において認識される用途との間には、何も関係が
無い。
【0006】オピオイド類、アンフェタミン類、コカイ
ン等のような様々な向精神性および麻薬性物質に対する
常用癖の基礎となるメカニズムは、複雑で、おそらく、
各物質の種類に特異的であろう。しかしながら、中央辺
縁系(mesolimbic system)のドーパミン作用性ニュー
ロンの活性化は、これらの物質全ての効果に共通する過
程のようであり、薬剤常用癖の原因である生化学的かつ
行動的変化を引き起こす主要な役割を果たしている。科
学的証拠の多くは、そのような物質を慢性的に濫用する
とドーパミン放出の増加を引き起こすこと、および、渇
望の開始、即ち、麻薬性および向精神性薬物の投与を止
めたために、その薬物が欲しくてたまらなくなったり、
強く要求したりすることが、実際に、脳の様々な領域に
おけるニューロン終末レベルでドーパミン濃度を低減す
ることにより、主として引き起こされることを示してい
る。
ン等のような様々な向精神性および麻薬性物質に対する
常用癖の基礎となるメカニズムは、複雑で、おそらく、
各物質の種類に特異的であろう。しかしながら、中央辺
縁系(mesolimbic system)のドーパミン作用性ニュー
ロンの活性化は、これらの物質全ての効果に共通する過
程のようであり、薬剤常用癖の原因である生化学的かつ
行動的変化を引き起こす主要な役割を果たしている。科
学的証拠の多くは、そのような物質を慢性的に濫用する
とドーパミン放出の増加を引き起こすこと、および、渇
望の開始、即ち、麻薬性および向精神性薬物の投与を止
めたために、その薬物が欲しくてたまらなくなったり、
強く要求したりすることが、実際に、脳の様々な領域に
おけるニューロン終末レベルでドーパミン濃度を低減す
ることにより、主として引き起こされることを示してい
る。
【0007】薬剤常用者の処置のために現在迄に用いら
れた物質(麻酔薬類、ベンゾジアゼピン類等)は、非特
異的作用を有しており、しばしばその麻薬性物質自身に
対して交差常用癖または交差耐薬性を表す。これらの処
置の臨床的使用は、過度の中枢神経系(CNS)抑制お
よび習慣性のような逆向反応を生じること、また、作用
持続期間が短く、安全性指数が低いことにより制約され
る。
れた物質(麻酔薬類、ベンゾジアゼピン類等)は、非特
異的作用を有しており、しばしばその麻薬性物質自身に
対して交差常用癖または交差耐薬性を表す。これらの処
置の臨床的使用は、過度の中枢神経系(CNS)抑制お
よび習慣性のような逆向反応を生じること、また、作用
持続期間が短く、安全性指数が低いことにより制約され
る。
【0008】現在迄、薬剤常用癖の処置のために用いら
れた薬剤は全て、本質的に欠点がある。従って、薬剤常
用癖の処置用に安全で効果的な薬剤の発見は、主要な臨
床的かつ社会的に重要な目的である。この度、式(I)
および式(I')のエステルを非催眠性投与量で、経口
的または非経口的に投与すると、上記の逆向反応や毒性
反応を引き起こすことなく、麻薬常用者、または向精神
性または麻薬性物質を濫用する患者における、禁断症状
および渇望を抑制することが見い出された。
れた薬剤は全て、本質的に欠点がある。従って、薬剤常
用癖の処置用に安全で効果的な薬剤の発見は、主要な臨
床的かつ社会的に重要な目的である。この度、式(I)
および式(I')のエステルを非催眠性投与量で、経口
的または非経口的に投与すると、上記の逆向反応や毒性
反応を引き起こすことなく、麻薬常用者、または向精神
性または麻薬性物質を濫用する患者における、禁断症状
および渇望を抑制することが見い出された。
【0009】以下は、多くのイン・ビボ生理学的研究を
詳細に記載したものであり、本発明による化合物の1
つ、即ちイソバレリルL−カルニチンとγ−ヒドロキシ
酪酸とのエステルの活性を示すものである。以下の記載
では、VCGBはイソバレリルL−カルニチンとγ−ヒ
ドロキシ酪酸とのエステルを表しており、GHBはγ−
ヒドロキシ酪酸、LACはアセチルL−カルニチン、V
CはイソバレリルL−カルニチンを表している。
詳細に記載したものであり、本発明による化合物の1
つ、即ちイソバレリルL−カルニチンとγ−ヒドロキシ
酪酸とのエステルの活性を示すものである。以下の記載
では、VCGBはイソバレリルL−カルニチンとγ−ヒ
ドロキシ酪酸とのエステルを表しており、GHBはγ−
ヒドロキシ酪酸、LACはアセチルL−カルニチン、V
CはイソバレリルL−カルニチンを表している。
【0010】ラットでのヘロイン自己投与挙動に対する
VCGBの効果本研究は、ラットでのヘロイン自己投与
挙動パターンに対するVCGBの効果を確認するために
行われた。VCGBによって発揮される作用を、γ−ヒ
ドロキシ酪酸とのエステルおよびアセチルL−カルニチ
ンを投与したときの結果と比較した。実験は、実験期間
の少なくとも2週間前から、21℃で一定の明暗変化の
ある条件で、ケージ当たり5匹のグループに分け、標準
実験用飼料と水を無制限に与えて飼育してきた、体重約
200g(±20g)の雄ウィスターラットを用いて行っ
た。
VCGBの効果本研究は、ラットでのヘロイン自己投与
挙動パターンに対するVCGBの効果を確認するために
行われた。VCGBによって発揮される作用を、γ−ヒ
ドロキシ酪酸とのエステルおよびアセチルL−カルニチ
ンを投与したときの結果と比較した。実験は、実験期間
の少なくとも2週間前から、21℃で一定の明暗変化の
ある条件で、ケージ当たり5匹のグループに分け、標準
実験用飼料と水を無制限に与えて飼育してきた、体重約
200g(±20g)の雄ウィスターラットを用いて行っ
た。
【0011】ヘロインの自己投与挙動パターンは、バン
・リーおよびデ・ウィードにより(Ree J.M. Van,Wied
D.de,1977,ヘロイン自己投与は、バソプレッシンの
制御下にある,ライフ・サイエンス(Life Sci.),2
1巻、315−320頁)に記載された方法に従い、研
究した。要するに、内在性頸部カニューレを外科的に移
植されたラットを3時間の実験にかけ、それを連続して
5日間行うものであった。ラットは防音室に入れ、自由
にヘロインを自己投与できるようにした。ラットが自由
に使用出来るレバーの動きは、0.25mlのヘロイン溶
液(生理食塩水中ヘロイン0.125mg/ml、pH7.
4)を15秒で静脈内投与出来るようにプログラムされ
ていた。
・リーおよびデ・ウィードにより(Ree J.M. Van,Wied
D.de,1977,ヘロイン自己投与は、バソプレッシンの
制御下にある,ライフ・サイエンス(Life Sci.),2
1巻、315−320頁)に記載された方法に従い、研
究した。要するに、内在性頸部カニューレを外科的に移
植されたラットを3時間の実験にかけ、それを連続して
5日間行うものであった。ラットは防音室に入れ、自由
にヘロインを自己投与できるようにした。ラットが自由
に使用出来るレバーの動きは、0.25mlのヘロイン溶
液(生理食塩水中ヘロイン0.125mg/ml、pH7.
4)を15秒で静脈内投与出来るようにプログラムされ
ていた。
【0012】動物をそれぞれ5匹のラットから成る5つ
のグループに分けた。第一グループ(A)には生理食塩
水、第二グループ(B)にはVCGB、第三グループ
(C)にはGHB、第4グループ(D)にはLAC、そ
して第5グループ(E)にはVCを投与した。これらの
物質(100mg/kg)の投与は、腹腔内ルートにより、
試験期間中毎日行われた。実験第3日目以後、3時間の
間にヘロインを自己投与した回数を測定した。この行動
試験の結果は、以下の表に示す:
のグループに分けた。第一グループ(A)には生理食塩
水、第二グループ(B)にはVCGB、第三グループ
(C)にはGHB、第4グループ(D)にはLAC、そ
して第5グループ(E)にはVCを投与した。これらの
物質(100mg/kg)の投与は、腹腔内ルートにより、
試験期間中毎日行われた。実験第3日目以後、3時間の
間にヘロインを自己投与した回数を測定した。この行動
試験の結果は、以下の表に示す:
【0013】
【表1】 実験第3日目以後のヘロイン自己投与回数の評価 動物グループ 第3日 第4日 第5日 A 生理食塩水 9.1±1.0 10.0±1.1 9.6±0.9 B VCGB 6.3±0.5* 6.8±0.4* 6.3±0.5* C GHB 7.5±0.6* 8.0±0.7* 9.0±0.6* D LAC 7.0±0.5* 9.2±0.5* 8.9±0.8* E VC 7.2±0.5* 9.5±0.5* 8.8±0.5* * 対照グループと比べて有意な差異を示す(P<0.0
5、複合比較のためのデュンネット試験(Dunnet's te
st))
5、複合比較のためのデュンネット試験(Dunnet's te
st))
【0014】この結果から、VCGBは長時間持続性の
自己投与回数低減作用を持ち、ヘロイン消費の効果的減
少を生ずるものであることが理解出来る。
自己投与回数低減作用を持ち、ヘロイン消費の効果的減
少を生ずるものであることが理解出来る。
【0015】モルヒネの急性投与により引き起こされる
痛覚脱失(analgesia)に対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前に、21℃で一
定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグルー
プに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育し
てきた体重約250g(±20g)の雄ウィスターラット
を用いて行った。モルヒネの抗侵害受容(antinocicept
ive)作用は、ホット−プレート試験方法により測定さ
れた。試験は、温度51℃に加熱したプレート上におい
た動物の反応時間を測定するものである。5グループの
動物にモルヒネ(10mg/kg)を腹腔内注射した。この
5つのグループには、更に生理食塩水溶液、VCGB、
GHB、LACまたはVCをそれぞれ腹腔内ルートで投
与した(100ml/kg)。各グループにおけるモルヒネ
誘発性痛覚脱失の評価は、注入後すぐ(T0)、処置後
30分(T30)および240分(T240)に、上記
試験に従ってなされた。モルヒネ誘発性痛覚脱失におけ
る効果は、以下の表に示す。:
痛覚脱失(analgesia)に対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前に、21℃で一
定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグルー
プに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育し
てきた体重約250g(±20g)の雄ウィスターラット
を用いて行った。モルヒネの抗侵害受容(antinocicept
ive)作用は、ホット−プレート試験方法により測定さ
れた。試験は、温度51℃に加熱したプレート上におい
た動物の反応時間を測定するものである。5グループの
動物にモルヒネ(10mg/kg)を腹腔内注射した。この
5つのグループには、更に生理食塩水溶液、VCGB、
GHB、LACまたはVCをそれぞれ腹腔内ルートで投
与した(100ml/kg)。各グループにおけるモルヒネ
誘発性痛覚脱失の評価は、注入後すぐ(T0)、処置後
30分(T30)および240分(T240)に、上記
試験に従ってなされた。モルヒネ誘発性痛覚脱失におけ
る効果は、以下の表に示す。:
【0016】
【表2】 平均潜伏時間(秒) 動物グループ T0 T30 T240 生理食塩水 6 15 6 VCGB 6.5 14.5 6 GHB 5.5 14.5 5 LAC 6.5 15 6 VC 6.5 15 6
【0017】得られた結果から、試験された物質はいず
れも、モルヒネ誘発性痛覚脱失において、何等有意な拮
抗効果を持たないことが理解出来る。
れも、モルヒネ誘発性痛覚脱失において、何等有意な拮
抗効果を持たないことが理解出来る。
【0018】モルヒネの痛覚脱失作用への依存性発症に
対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前から、21℃で
一定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグル
ープに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育
してきた体重約250g(±20g)の雄ウィスターラッ
トを用いて行った。15日間毎日注射することにより、
ラットにモルヒネ常用癖を起こさせた。
対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前から、21℃で
一定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグル
ープに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育
してきた体重約250g(±20g)の雄ウィスターラッ
トを用いて行った。15日間毎日注射することにより、
ラットにモルヒネ常用癖を起こさせた。
【0019】5つの異なる動物グループに、生理食塩
水、VCGB、GHB、LACまたはVC(100mg/
kg、腹膜内)をそれぞれ与えた。モルヒネの抗侵害受容
作用に対する常用癖の発展をホット・プレート試験法に
より測定した。試験は、温度51℃に加熱したプレート
上においた動物の反応時間を測定するものである。
水、VCGB、GHB、LACまたはVC(100mg/
kg、腹膜内)をそれぞれ与えた。モルヒネの抗侵害受容
作用に対する常用癖の発展をホット・プレート試験法に
より測定した。試験は、温度51℃に加熱したプレート
上においた動物の反応時間を測定するものである。
【0020】各グループにおけるモルヒネ誘発性痛覚脱
失効果への依存性の評価は、腹膜内にモルヒネ投与量1
0mg/kgを注入後すぐ(T0)、処置後30分(T3
0)および240分(T240)に、上記試験に従って
なされた。
失効果への依存性の評価は、腹膜内にモルヒネ投与量1
0mg/kgを注入後すぐ(T0)、処置後30分(T3
0)および240分(T240)に、上記試験に従って
なされた。
【0021】
【表3】 平均潜伏時間(秒) 動物グループ T0 T30 T240 生理食塩水 8 5 4 VCGB 6.5 14* 10* GHB 5.5 13* 6 LAC 6 10* 6 VC 6 10* 6
【0022】この結果から明らかに分かったことは、V
CGBが他の試験物質と比較して、モルヒネ誘発性痛覚
脱失に対する依存性をかなりの程度まで、かつ、明らか
に一層長い持続性で、低減する能力があることである。
CGBが他の試験物質と比較して、モルヒネ誘発性痛覚
脱失に対する依存性をかなりの程度まで、かつ、明らか
に一層長い持続性で、低減する能力があることである。
【0023】ラットでのナロキソン投与に起因する禁断
症状に対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前から、21℃で
一定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグル
ープに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育
してきた雄ウィスターラットを用いて行った。
症状に対するVCGBの効果 実験は、実験期間の少なくとも2週間前から、21℃で
一定の明暗変化のある条件で、ケージ当たり5匹のグル
ープに分け、標準実験用飼料と水を無制限に与えて飼育
してきた雄ウィスターラットを用いて行った。
【0024】モルヒネ処置を10日間繰り返した後、全
ラットの体重を測り、全ラットにナロキソン(生理食塩
水に溶解した1mg/kg)を皮下注射で投与した。生じる
禁断症状は、大きさ直径35cm、高さ70cmの円形台か
らの“ステレオタイプ・ジャンプ(stereotype jump
s)”開始の潜伏時間を測定することにより評価した。9
00秒の中断時間を採用した。動物の5グループで、生
理食塩水、VCGB、GHB、LACおよびVCそれぞ
れの投与と組み合わせてナロキソンを投与した。
ラットの体重を測り、全ラットにナロキソン(生理食塩
水に溶解した1mg/kg)を皮下注射で投与した。生じる
禁断症状は、大きさ直径35cm、高さ70cmの円形台か
らの“ステレオタイプ・ジャンプ(stereotype jump
s)”開始の潜伏時間を測定することにより評価した。9
00秒の中断時間を採用した。動物の5グループで、生
理食塩水、VCGB、GHB、LACおよびVCそれぞ
れの投与と組み合わせてナロキソンを投与した。
【0025】次に、動物の体重をナロキソン注射後1時
間で測定し、処置した各グループの動物で平均減少体重
を計算した。実験の結果は、以下の表に示す:
間で測定し、処置した各グループの動物で平均減少体重
を計算した。実験の結果は、以下の表に示す:
【0026】
【表4】 動物グループ ステレオタイプ・ジャンプの潜伏時間(秒) 体重減少(g) 生理食塩水 385±63 25.6±1.9 VCGB 564±69* 12.3±0.6* GHB 451±63* 15.5±0.6* LAC 465±99* 18.6±2.1* VC 480±99* 16.6±2.1*
【0027】本発明の化合物類は、当業者にはよく知ら
れている常法により調製される通常の薬剤形態のいずれ
かで、経口的または非経口的に投与される。これらの形
態には、錠剤類、カプセル類、溶液類、シロップ類など
のような固体および液体両方の経口単回投薬形態や、例
えばバイアルおよびアンプル用の滅菌溶液のような注射
可能形態を含んでいる。
れている常法により調製される通常の薬剤形態のいずれ
かで、経口的または非経口的に投与される。これらの形
態には、錠剤類、カプセル類、溶液類、シロップ類など
のような固体および液体両方の経口単回投薬形態や、例
えばバイアルおよびアンプル用の滅菌溶液のような注射
可能形態を含んでいる。
【0028】これらの薬剤形態のためには、通常の溶媒
類、希釈剤類および賦形剤類を用いる。所望により、保
存剤類、甘味剤類、および香料を加えても良い。これら
の物質の非限定的な例には、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、ポリソルベート、マンニトール、ソルビ
トール、澱粉、アビセル、タルクおよび当業者に自明の
その他のものがある。
類、希釈剤類および賦形剤類を用いる。所望により、保
存剤類、甘味剤類、および香料を加えても良い。これら
の物質の非限定的な例には、カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、ポリソルベート、マンニトール、ソルビ
トール、澱粉、アビセル、タルクおよび当業者に自明の
その他のものがある。
【0029】投与量は、患者の年令、体重および体調を
考慮して、適切な専門的評価に基づき、主たる担当医師
により決められるであろう。
考慮して、適切な専門的評価に基づき、主たる担当医師
により決められるであろう。
【0030】毎日5〜8mg/kg体重の投与量でも効果的
な結果が見られ得るが、10〜50mg/kg体重の範囲の
投与量が最適である。より多くの投与量が必要であると
判断すれば、本発明の化合物は毒性が低いので、それも
可能である。薬剤投与形態に従い認識される投薬量を以
下に示すが、それにより限定されるものではない。
な結果が見られ得るが、10〜50mg/kg体重の範囲の
投与量が最適である。より多くの投与量が必要であると
判断すれば、本発明の化合物は毒性が低いので、それも
可能である。薬剤投与形態に従い認識される投薬量を以
下に示すが、それにより限定されるものではない。
【0031】
【表5】 アンプル類: 5〜500mg カプセル類:15〜50mg 錠剤類 :15〜500mg 経口溶液 :15〜50mg
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I')
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I')
【化2】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、医薬的に許
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルの
使用。
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルの
使用。
【化3】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I')
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I')
【化4】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、医薬的に許
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルを
活性成分として含有して成る、麻薬常用癖の処置用薬
剤。
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルを
活性成分として含有して成る、麻薬常用癖の処置用薬
剤。
【化5】 で示されるアシルL−カルニチンとγ−ヒドロキシ酪酸
とのエステル分子内塩、または式(I')
とのエステル分子内塩、または式(I')
【化6】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルであり、X-は、医薬的に許容され得る
塩のアニオンである〕で示されるそれらの医薬的に許容
され得る塩、およびそれらの医薬的に許容され得る賦形
剤を含んで成る、麻薬常用者における、禁断症状および
麻薬性物質の自己投与渇望を抑制するための経口投与ま
たは非経口投与用医薬組成物。
は分枝状アシルであり、X-は、医薬的に許容され得る
塩のアニオンである〕で示されるそれらの医薬的に許容
され得る塩、およびそれらの医薬的に許容され得る賦形
剤を含んで成る、麻薬常用者における、禁断症状および
麻薬性物質の自己投与渇望を抑制するための経口投与ま
たは非経口投与用医薬組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式(I)
【化7】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルであり、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルである〕で示され、分子内塩の形で表され
るか、または、式(I')
は分枝状アシルであり、好ましくは、アセチル、プロピ
オニル、n−ブチリル、イソブチリル、バレリルまたは
イソバレリルである〕で示され、分子内塩の形で表され
るか、または、式(I')
【化8】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、酸などのア
ニオンである〕で示され、塩の形で表される、アシルL
−カルニチンとγ−ヒドロキシ酪酸とのエステルを、新
しい医療用途に用いることに関する。
ニオンである〕で示され、塩の形で表される、アシルL
−カルニチンとγ−ヒドロキシ酪酸とのエステルを、新
しい医療用途に用いることに関する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョバンニ・スカパニーニ イタリア90500カタニア、サンタ・アガ タ・リ・バティアティ、ビア・デル・ボス コ7番 (72)発明者 クラウジオ・カバザ イタリア00186ローマ、ピアッツァ・カム ピテリ2番
Claims (7)
- 【請求項1】 麻薬常用癖の処置用薬剤を調製するため
の、式(I) 【化1】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I') 【化2】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、医薬的に許
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルの
使用。 - 【請求項2】 Rがアセチル、プロピオニル、n−ブチ
リル、イソブチリル、バレリル、およびイソバレリルの
中から選ばれる、請求項1記載のエステルの使用。 - 【請求項3】 X-が塩化物、臭化物、ヨウ化物、アス
パルテート、サイトレート、タートレート、ホスフェー
ト、フマレート、グリセロホスフェート、グルコースホ
スフェート、ラクテート、マレエート、オロテート、オ
キサレート、サルフェート、トリクロロアセテート、ト
リフルオロアセテートおよびメタンスルホネートの中か
ら選ばれる、請求項1または2記載のエステルの使用。 - 【請求項4】 X-がアスパルテート、サイトレート、
ホスフェート、フマレート、マレエート、オキサレート
およびサルフェートが、それぞれ、酸性アスパルテー
ト、酸性サイトレート、酸性ホスフェート、酸性フマレ
ート、酸性マレエート、酸性オキサレートおよび酸性サ
ルフェートである、請求項3記載のエステルの使用。 - 【請求項5】 式(I) 【化3】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルである〕で示されるか、または式
(I') 【化4】 〔式中、Rは、上記の意味を有し、X-は、医薬的に許
容され得る酸のアニオンである〕で示されるエステルを
活性成分として含有して成る、麻薬常用癖の処置用薬
剤。 - 【請求項6】 活性成分として、式(I) 【化5】 または式(I') 【化6】 〔式中、Rは、2〜5個の炭素原子を有する直鎖状また
は分枝状アシルであり、X-は、医薬的に許容され得る
塩のアニオンおよびそれらの医薬的に許容され得る賦形
剤である〕で示されるアシルL−カルニチンとγ−ヒド
ロキシ酪酸とのエステル分子内塩を含んで成る、麻薬常
用者における、禁断症状および麻薬性物質の自己投与渇
望を抑制するための経口投与または非経口投与用医薬組
成物。 - 【請求項7】 活性成分として、イソバレリルL−カル
ニチンとγ−ヒドロキシ酪酸とのエステルを含んで成
る、請求項6記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| ITRM930412A IT1261485B (it) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | Uso di acil l-carnitine gamma-idrossibutirrato per il trattamento di tossicodipendenze. |
| IT93A000412 | 1993-06-24 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733654A true JPH0733654A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=11401821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6141570A Pending JPH0733654A (ja) | 1993-06-24 | 1994-06-23 | 麻薬常用癖の処置用薬剤 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0630648B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0733654A (ja) |
| AT (1) | ATE161719T1 (ja) |
| DE (1) | DE69407668T2 (ja) |
| DK (1) | DK0630648T3 (ja) |
| ES (1) | ES2111890T3 (ja) |
| GR (1) | GR3026443T3 (ja) |
| IT (1) | IT1261485B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004509900A (ja) | 2000-09-22 | 2004-04-02 | オーファン メディカル,インコーポレイティド | 炭水化物、脂質、またはアミノ酸キャリアを含むγ−ヒドロキシブチレート組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021211540A1 (en) * | 2020-04-14 | 2021-10-21 | The Regents Of The University Of California | Diagnosis and treatment of addiction |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1217783B (it) * | 1988-06-03 | 1990-03-30 | Farmaceutico Ct S R L Lab | Impiego di salo dell,acido gamma idrossi butirrico per la preparazione di composizioni farmaceutiche adatta ad essereimpiegate nella terapia dell,alcolismo e composizioni relative |
| IT1248321B (it) * | 1991-05-15 | 1995-01-05 | Sigma Tau Ind Farmaceuti | Uso di esteri di acil l-carnitine con l'acido gamma-idrossibutirrico per produrre composizioni farmaceutiche per il trattamento di epatopatie |
-
1993
- 1993-06-24 IT ITRM930412A patent/IT1261485B/it active IP Right Grant
-
1994
- 1994-06-20 ES ES94830299T patent/ES2111890T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-20 DK DK94830299T patent/DK0630648T3/da active
- 1994-06-20 DE DE69407668T patent/DE69407668T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-06-20 AT AT94830299T patent/ATE161719T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-06-20 EP EP94830299A patent/EP0630648B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-23 JP JP6141570A patent/JPH0733654A/ja active Pending
-
1998
- 1998-03-24 GR GR980400635T patent/GR3026443T3/el unknown
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004509900A (ja) | 2000-09-22 | 2004-04-02 | オーファン メディカル,インコーポレイティド | 炭水化物、脂質、またはアミノ酸キャリアを含むγ−ヒドロキシブチレート組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2111890T3 (es) | 1998-03-16 |
| HK1005902A1 (en) | 1999-01-29 |
| EP0630648A1 (en) | 1994-12-28 |
| DK0630648T3 (da) | 1998-09-07 |
| ITRM930412A0 (it) | 1993-06-24 |
| GR3026443T3 (en) | 1998-06-30 |
| IT1261485B (it) | 1996-05-23 |
| EP0630648B1 (en) | 1998-01-07 |
| DE69407668T2 (de) | 1998-04-16 |
| ITRM930412A1 (it) | 1994-12-24 |
| DE69407668D1 (de) | 1998-02-12 |
| ATE161719T1 (de) | 1998-01-15 |
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