JPH0733660A - 脂質代謝改善剤 - Google Patents
脂質代謝改善剤Info
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- JPH0733660A JPH0733660A JP5182964A JP18296493A JPH0733660A JP H0733660 A JPH0733660 A JP H0733660A JP 5182964 A JP5182964 A JP 5182964A JP 18296493 A JP18296493 A JP 18296493A JP H0733660 A JPH0733660 A JP H0733660A
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- lipid metabolism
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(I):
【化1】
で表されるアミノピリジン誘導体の(+)−対掌体、あ
るいはその酸付加塩を有効成分とする脂質代謝改善剤。 【効果】 短期間の連続投与で、強力なTG、ならびに
TG−豊富なリポタンパク質低下作用を発揮し、且つ低
毒性である。従って、脂質代謝異常によって引き起こさ
れる疾患、例えば、高脂血症、虚血性心疾患、脳血管疾
患、粥状動脈硬化等の予防、治療に有用である。
るいはその酸付加塩を有効成分とする脂質代謝改善剤。 【効果】 短期間の連続投与で、強力なTG、ならびに
TG−豊富なリポタンパク質低下作用を発揮し、且つ低
毒性である。従って、脂質代謝異常によって引き起こさ
れる疾患、例えば、高脂血症、虚血性心疾患、脳血管疾
患、粥状動脈硬化等の予防、治療に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノピリジン系化合
物の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩の新規用
途、詳しくは、後述の特定構造を有するアミノピリジン
系化合物の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩を有
効成分とする脂質代謝改善剤に関する。
物の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩の新規用
途、詳しくは、後述の特定構造を有するアミノピリジン
系化合物の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩を有
効成分とする脂質代謝改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】脂質は、
アポリポタンパク質と結合して、リポタンパク質となり
転送される。リポタンパク質は、その密度の違いによ
り、カイロミクロン、VLDL(超低比重リポタンパク
質)、LDL(低比重リポタンパク質)、HDL(高比
重リポタンパク質)などに分類され、それぞれの役目を
持って脂質の転送に働いている。中でもLDLは、コレ
ステロールとリン脂質の組織への供給に、またHDLは
これらを組織から除去するのに役立っているといわれて
いる。脂質代謝異常とは、これらのリポタンパク質の代
謝に異常をきたすことをいい、高脂血症、脳梗塞、動脈
硬化、虚血性の心臓病などが引き起こされる。中でも高
脂血症は近年、西欧型生活様式の普及に伴う食生活の変
化に伴い、大きな問題となっている。高脂血症は、血清
コレステロール、トリグリセリド(TG)のいずれか、
あるいは両方が増加した病態を指す。コレステロール、
TGはタンパク質との複合体(リポタンパク質)として
血中に存在し、よって、カイロミクロン、VLDL、L
DL等のリポタンパク質の血中含量の上昇が、当病態の
一つの指標となっている。
アポリポタンパク質と結合して、リポタンパク質となり
転送される。リポタンパク質は、その密度の違いによ
り、カイロミクロン、VLDL(超低比重リポタンパク
質)、LDL(低比重リポタンパク質)、HDL(高比
重リポタンパク質)などに分類され、それぞれの役目を
持って脂質の転送に働いている。中でもLDLは、コレ
ステロールとリン脂質の組織への供給に、またHDLは
これらを組織から除去するのに役立っているといわれて
いる。脂質代謝異常とは、これらのリポタンパク質の代
謝に異常をきたすことをいい、高脂血症、脳梗塞、動脈
硬化、虚血性の心臓病などが引き起こされる。中でも高
脂血症は近年、西欧型生活様式の普及に伴う食生活の変
化に伴い、大きな問題となっている。高脂血症は、血清
コレステロール、トリグリセリド(TG)のいずれか、
あるいは両方が増加した病態を指す。コレステロール、
TGはタンパク質との複合体(リポタンパク質)として
血中に存在し、よって、カイロミクロン、VLDL、L
DL等のリポタンパク質の血中含量の上昇が、当病態の
一つの指標となっている。
【0003】脂質代謝改善剤とは、血中脂質の低下作
用、具体的には、TG、ならびにTG−豊富なリポタン
パク質(カイロミクロン、VLDL等)の低下作用を有
し、同時に、コレステロールプールと逆相関を示すHD
L−C(高比重リポタンパク質コレステロール)を上昇
させて、脂質の代謝を円滑な状態にさせるものをいう。
脂質代謝異常の一病態である高脂血症には、イオン交換
樹脂、コレステロール合成阻害剤(HMG−CoA還元
阻害剤)、プロブコール、クロフィブラート系製剤、ニ
コチン酸系製剤等が有効であることが知られており、こ
れらはいずれもTG、カイロミクロン、VLDL、LD
Lの低下作用によるものである。
用、具体的には、TG、ならびにTG−豊富なリポタン
パク質(カイロミクロン、VLDL等)の低下作用を有
し、同時に、コレステロールプールと逆相関を示すHD
L−C(高比重リポタンパク質コレステロール)を上昇
させて、脂質の代謝を円滑な状態にさせるものをいう。
脂質代謝異常の一病態である高脂血症には、イオン交換
樹脂、コレステロール合成阻害剤(HMG−CoA還元
阻害剤)、プロブコール、クロフィブラート系製剤、ニ
コチン酸系製剤等が有効であることが知られており、こ
れらはいずれもTG、カイロミクロン、VLDL、LD
Lの低下作用によるものである。
【0004】今日、抗高血圧薬と脂質代謝との関係が注
目されている。抗高血圧薬とは、血管の緊張を緩和して
高血圧症の血圧を下降させる薬物を指すが、その機序に
より、降圧利尿薬、β遮断薬、α1 遮断薬、カルシウム
拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬に分類され
る。抗高血圧薬の中で、降圧利尿薬、β遮断薬は、脂質
代謝に悪影響を与えることが明らかにされている一方
[Glimm, R. H., 他:Am. J. Med., 87 (suppl 2A):56-6
3, 1986]、α1 遮断薬は、脂質代謝改善作用を有するこ
とが明らかにされている[Glimm, R. H.,他:Am. J. Me
d., 80 (suppl 2A): 62S-65S, 1989]。
目されている。抗高血圧薬とは、血管の緊張を緩和して
高血圧症の血圧を下降させる薬物を指すが、その機序に
より、降圧利尿薬、β遮断薬、α1 遮断薬、カルシウム
拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬に分類され
る。抗高血圧薬の中で、降圧利尿薬、β遮断薬は、脂質
代謝に悪影響を与えることが明らかにされている一方
[Glimm, R. H., 他:Am. J. Med., 87 (suppl 2A):56-6
3, 1986]、α1 遮断薬は、脂質代謝改善作用を有するこ
とが明らかにされている[Glimm, R. H.,他:Am. J. Me
d., 80 (suppl 2A): 62S-65S, 1989]。
【0005】したがって、本発明の課題は、近年、高脂
血症、脳梗塞、動脈硬化、肥満、糖尿といった脂質代謝
異常により引き起こされる疾患が問題視される状況下、
抗高血圧薬と脂質代謝との関係に着目し、抗高血圧薬の
降圧作用以外の有用性として、優れた脂質代謝作用を有
するものを見出し、副作用のない脂質代謝改善剤として
提供することにある。
血症、脳梗塞、動脈硬化、肥満、糖尿といった脂質代謝
異常により引き起こされる疾患が問題視される状況下、
抗高血圧薬と脂質代謝との関係に着目し、抗高血圧薬の
降圧作用以外の有用性として、優れた脂質代謝作用を有
するものを見出し、副作用のない脂質代謝改善剤として
提供することにある。
【0006】ところで、後記アミノピリジン系化合物の
(+)−対掌体は、カリウムイオンチャンネルオープナ
ーという機序に基づく循環器用剤、特に高血圧治療剤と
して有用であることを既に見出されている(特願平4−
327013号)。
(+)−対掌体は、カリウムイオンチャンネルオープナ
ーという機序に基づく循環器用剤、特に高血圧治療剤と
して有用であることを既に見出されている(特願平4−
327013号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、アミノピリジン系化合物の(+)−対掌体に関し、
さらに研究を進めた結果、当該化合物は、血中脂質低下
作用、すなわち血中のトリグリセリド、カイロミクロ
ン、およびVLDL低下作用を有しており、臨床上脂質
代謝改善剤として有用であることを見出して本発明を完
成した。
は、アミノピリジン系化合物の(+)−対掌体に関し、
さらに研究を進めた結果、当該化合物は、血中脂質低下
作用、すなわち血中のトリグリセリド、カイロミクロ
ン、およびVLDL低下作用を有しており、臨床上脂質
代謝改善剤として有用であることを見出して本発明を完
成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の脂質代
謝改善剤は、その有効成分が一般式(I):
謝改善剤は、その有効成分が一般式(I):
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 およびR2 は同一または異な
っていてもよく、それぞれ、水素、炭素数1〜6のアル
キル基またはアミノ基の保護基を、R3 は水素または炭
素数1〜6のアルキル基を、ZはSまたはNCNを、m
は1または2を、およびnは0または1を示す)で表さ
れるアミノピリジン誘導体の(+)−対掌体〔以下、化
合物(I)ともいう〕、あるいはその酸付加塩を有効成
分とする脂質代謝改善剤に関する。
っていてもよく、それぞれ、水素、炭素数1〜6のアル
キル基またはアミノ基の保護基を、R3 は水素または炭
素数1〜6のアルキル基を、ZはSまたはNCNを、m
は1または2を、およびnは0または1を示す)で表さ
れるアミノピリジン誘導体の(+)−対掌体〔以下、化
合物(I)ともいう〕、あるいはその酸付加塩を有効成
分とする脂質代謝改善剤に関する。
【0011】本発明に使用されるアミノピリジン誘導体
の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩は、強力な作
用発現を有し、しかも低毒性であるので、有効性、安全
性の極めて高いものである点に大きな特徴を有している
の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩は、強力な作
用発現を有し、しかも低毒性であるので、有効性、安全
性の極めて高いものである点に大きな特徴を有している
【0012】一般式(I)において、R1 およびR2 に
関して、炭素数1〜6のアルキルは直状または分枝状の
いずれでもよく、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、t−ブチル基
等が挙げられ、アミノ基の保護基としては、自体既知の
アミノ基の保護基、例えばアシル基(アセチル基、ホル
ミル基、ベンゾイル基、t−ブトキシカルボニル基
等)、ベンジル基、フタルイミド基等が挙げられる。R
3 に関して、炭素数1〜6のアルキル基は、R1 あるい
はR2 のアルキル基同様直状または分枝状のいずれでも
よく、同じものが例示される。この明細書において
(+)−対掌体とは、ナトリウムD線の線状に偏光され
ている光線の振動面を右に回転するエナンチオマーを意
味する。
関して、炭素数1〜6のアルキルは直状または分枝状の
いずれでもよく、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、t−ブチル基
等が挙げられ、アミノ基の保護基としては、自体既知の
アミノ基の保護基、例えばアシル基(アセチル基、ホル
ミル基、ベンゾイル基、t−ブトキシカルボニル基
等)、ベンジル基、フタルイミド基等が挙げられる。R
3 に関して、炭素数1〜6のアルキル基は、R1 あるい
はR2 のアルキル基同様直状または分枝状のいずれでも
よく、同じものが例示される。この明細書において
(+)−対掌体とは、ナトリウムD線の線状に偏光され
ている光線の振動面を右に回転するエナンチオマーを意
味する。
【0013】本発明の有効成分である化合物(I)の代
表的な合成方法を以下に示す。合成法(イ)
表的な合成方法を以下に示す。合成法(イ)
【0014】
【化3】
【0015】(式中、Rは、
【0016】
【化4】
【0017】で表される基を示し、R1 、R2 およびR
3 は前記と同じ。) 一般式(II)の化合物と一般式(III)の化合物を反応さ
せる。反応は通常、溶媒中で行われる。溶媒としては、
反応に悪影響を及ぼさないものであれば何れのものも使
用することができ、例えば、メタノール、エタノール等
のプロトン性極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピペリジン等の複素環
式化合物、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が例示され
る。化合物(III)の使用量は、化合物(II)に対して
0.9倍モル〜5倍モル程度、好ましくは等モル〜3倍
モル程度とするのがよい。この反応は、10〜80℃程
度、好ましくは室温程度(すなわち、15〜25℃程
度)の温度条件下に、1〜200時間程度の反応時間で
行われる。化合物(III)は、例えば以下に示すように
M. L. Moore et al, Org. Synth.III 599(1955) 記載の
方法で調製することができる。
3 は前記と同じ。) 一般式(II)の化合物と一般式(III)の化合物を反応さ
せる。反応は通常、溶媒中で行われる。溶媒としては、
反応に悪影響を及ぼさないものであれば何れのものも使
用することができ、例えば、メタノール、エタノール等
のプロトン性極性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素類、ピリジン、ピペリジン等の複素環
式化合物、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が例示され
る。化合物(III)の使用量は、化合物(II)に対して
0.9倍モル〜5倍モル程度、好ましくは等モル〜3倍
モル程度とするのがよい。この反応は、10〜80℃程
度、好ましくは室温程度(すなわち、15〜25℃程
度)の温度条件下に、1〜200時間程度の反応時間で
行われる。化合物(III)は、例えば以下に示すように
M. L. Moore et al, Org. Synth.III 599(1955) 記載の
方法で調製することができる。
【0018】
【化5】
【0019】(式中、RおよびR3は前記と同じ。) 出発化合物であるアミン誘導体(IIIa)は、T. Pol
l et al, Tetrahedron.Lett., 30 5595(1989)に記載
されたカルボン酸誘導体を特開昭63−287794号
公報に記載された方法またはこれに準じる方法にてアミ
ン誘導体に変換して得られる。
l et al, Tetrahedron.Lett., 30 5595(1989)に記載
されたカルボン酸誘導体を特開昭63−287794号
公報に記載された方法またはこれに準じる方法にてアミ
ン誘導体に変換して得られる。
【0020】合成法(ロ)
【0021】
【化6】
【0022】 (式中、R、R1 およびR2 は前記と同じ。)
【0023】第一工程 本反応の第一工程は、一般式(I−1)のチオウレア化
合物から一般式(IV)のカルボジイミド化合物を得る
反応である。この反応は、チオウレア化合物からカルボ
ジイミド化合物を合成する慣用の方法で行うことができ
る。例えば、チオウレア化合物と、例えば酸化水銀や酸
化鉛等の金属酸化物とを、必要に応じて硫黄の存在下で
反応させる方法、四塩化炭素およびトリエチルアミンの
存在下、チオウレア化合物とトリフェニルホスフィンと
を反応させる方法などにより行うことができる。反応
は、通常溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に悪影
響を及ぼさないものであれば何れのものも使用すること
ができ、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、エー
テル、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、エタノール等のア
ルコール類、ピリジン等が例示される。金属酸化物また
はトリフェニルホスフィンの使用量は、チオウレア化合
物(I−1)に対して当該試薬を0.9倍モル〜2倍モ
ル程度、好ましくは等モル〜1.2倍モル程度とするの
がよい。反応は、室温(15〜25℃程度)から溶媒の
沸点、好ましくは30〜60℃の温度条件下、10〜1
00時間程度の反応時間で行われる。
合物から一般式(IV)のカルボジイミド化合物を得る
反応である。この反応は、チオウレア化合物からカルボ
ジイミド化合物を合成する慣用の方法で行うことができ
る。例えば、チオウレア化合物と、例えば酸化水銀や酸
化鉛等の金属酸化物とを、必要に応じて硫黄の存在下で
反応させる方法、四塩化炭素およびトリエチルアミンの
存在下、チオウレア化合物とトリフェニルホスフィンと
を反応させる方法などにより行うことができる。反応
は、通常溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に悪影
響を及ぼさないものであれば何れのものも使用すること
ができ、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、エー
テル、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、エタノール等のア
ルコール類、ピリジン等が例示される。金属酸化物また
はトリフェニルホスフィンの使用量は、チオウレア化合
物(I−1)に対して当該試薬を0.9倍モル〜2倍モ
ル程度、好ましくは等モル〜1.2倍モル程度とするの
がよい。反応は、室温(15〜25℃程度)から溶媒の
沸点、好ましくは30〜60℃の温度条件下、10〜1
00時間程度の反応時間で行われる。
【0024】第二工程 第二工程は、上記で得られたカルボジイミド化合物(I
V)にシアナミドを反応させて、一般式(I−2)の化
合物を得るものである。反応は、通常溶媒中で行われ
る。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであ
れば何れのものも使用することができ、例えばジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、エーテル、ジオキサン等のエ
ーテル類、エタノール等のアルコール類、ピリジン等が
例示される。シアナミドの使用量は、カルボジイミド化
合物(IV)に対して0.9倍モル〜2倍モル程度、好
ましくは等モル〜1.2倍モル程度とするのがよい。反
応は好ましくはジイソプロピルエチルアミン等の塩基性
物質の存在下に行われ、反応条件としては、10〜30
℃で1〜50時間程度が例示される。
V)にシアナミドを反応させて、一般式(I−2)の化
合物を得るものである。反応は、通常溶媒中で行われ
る。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであ
れば何れのものも使用することができ、例えばジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、エーテル、ジオキサン等のエ
ーテル類、エタノール等のアルコール類、ピリジン等が
例示される。シアナミドの使用量は、カルボジイミド化
合物(IV)に対して0.9倍モル〜2倍モル程度、好
ましくは等モル〜1.2倍モル程度とするのがよい。反
応は好ましくはジイソプロピルエチルアミン等の塩基性
物質の存在下に行われ、反応条件としては、10〜30
℃で1〜50時間程度が例示される。
【0025】合成法(ハ)
【0026】
【化7】
【0027】 (式中、Z、R、R1 およびR2 は前記と同じ)
【0028】第一工程 本反応の第一工程は、一般式(II)の化合物と一般式
(V)の化合物を反応させて、一般式(VI)の化合物を
得るものである。反応は、通常溶媒中で行われる。溶媒
としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば何れ
のものも使用することができ、例えば合成法(イ)にお
いて記載される溶媒が例示され、特にピリジン、ジメチ
ルホルムアミド(DMF)、エタノール等の極性溶媒等
が好適に使用される。化合物(V)の使用量は、化合物
(II)に対して0.9倍モル〜5倍モル程度、好ましく
は等モル〜2倍モル程度とするのがよい。反応は、10
〜80℃程度、好ましくは室温程度(すなわち、15〜
25℃程度)の温度条件下に、1〜200時間程度の反
応時間で行われる。
(V)の化合物を反応させて、一般式(VI)の化合物を
得るものである。反応は、通常溶媒中で行われる。溶媒
としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば何れ
のものも使用することができ、例えば合成法(イ)にお
いて記載される溶媒が例示され、特にピリジン、ジメチ
ルホルムアミド(DMF)、エタノール等の極性溶媒等
が好適に使用される。化合物(V)の使用量は、化合物
(II)に対して0.9倍モル〜5倍モル程度、好ましく
は等モル〜2倍モル程度とするのがよい。反応は、10
〜80℃程度、好ましくは室温程度(すなわち、15〜
25℃程度)の温度条件下に、1〜200時間程度の反
応時間で行われる。
【0029】第二工程 第二工程は、上記で得られた一般式(VI) の化合物に一
般式(VII)の化合物を反応させて、一般式(I−1)ま
たは(I−2)の化合物を得るものである。反応は、溶
媒中または無溶媒中で行われる。溶媒を使用する場合、
使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないも
のであれば何れのものも使用することができ、例えばピ
リジン、ジメチルホルムアミド(DMF)、エタノール
等の極性溶媒等が好適に使用される。化合物(VII)の使
用量は、化合物(VI)に対して0.9倍モル〜10倍モ
ル程度、好ましくは等モル〜3倍モル程度とするのがよ
い。反応は、10〜90℃の温度条件下に、1〜100
時間程度の反応時間で行われる。
般式(VII)の化合物を反応させて、一般式(I−1)ま
たは(I−2)の化合物を得るものである。反応は、溶
媒中または無溶媒中で行われる。溶媒を使用する場合、
使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないも
のであれば何れのものも使用することができ、例えばピ
リジン、ジメチルホルムアミド(DMF)、エタノール
等の極性溶媒等が好適に使用される。化合物(VII)の使
用量は、化合物(VI)に対して0.9倍モル〜10倍モ
ル程度、好ましくは等モル〜3倍モル程度とするのがよ
い。反応は、10〜90℃の温度条件下に、1〜100
時間程度の反応時間で行われる。
【0030】合成法(ニ)
【0031】
【化8】
【0032】 (式中、Z,R,R1 及びR2 は前記と同じ) 一般式(I−3)の化合物は、一般式(I−1)または
(I−2)の化合物を酸化反応に付することによって得
られる。酸化反応は、酸化剤の存在下に行われる。酸化
反応は、通常溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に
悪影響を及ぼさないものであれば何れのものも使用する
ことができ、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、
クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、
メタノール、エタノール等のアルコール類、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸、プロ
ピオン酸等の脂肪酸類等が例示される。反応に使用され
る酸化剤としては、例えば、過酢酸、過安息香酸、m−
クロロ過安息香酸等の過酸類、過酸化水素等が挙げられ
る。酸化剤の使用量は、化合物(I−1)または化合物
(I−2)に対して0.9倍モル〜2倍モル程度、好ま
しくは等モル〜1.2倍モル程度とするのがよい。反応
は、氷冷下〜加温下、好ましくは氷冷下〜室温程度(1
5〜25℃程度)の温度条件下に、1〜10時間程度の
反応時間で行われる。
(I−2)の化合物を酸化反応に付することによって得
られる。酸化反応は、酸化剤の存在下に行われる。酸化
反応は、通常溶媒中で行われる。溶媒としては、反応に
悪影響を及ぼさないものであれば何れのものも使用する
ことができ、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、
クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、
メタノール、エタノール等のアルコール類、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸、プロ
ピオン酸等の脂肪酸類等が例示される。反応に使用され
る酸化剤としては、例えば、過酢酸、過安息香酸、m−
クロロ過安息香酸等の過酸類、過酸化水素等が挙げられ
る。酸化剤の使用量は、化合物(I−1)または化合物
(I−2)に対して0.9倍モル〜2倍モル程度、好ま
しくは等モル〜1.2倍モル程度とするのがよい。反応
は、氷冷下〜加温下、好ましくは氷冷下〜室温程度(1
5〜25℃程度)の温度条件下に、1〜10時間程度の
反応時間で行われる。
【0033】本発明における一般式(I)に関して、R
1 および/またはR2 がアミノ基の保護基である化合物
は、自体既知の方法による脱保護反応に付することによ
って、R1 および/またはR2 が水素である化合物とす
ることができる。当該保護基の脱離手段は、保護基の種
類によって異なり、具体的には酸(例えば、塩酸)によ
り処理する方法、ヒドラジンを使用するインゲマンス法
等から適宜選択すればよい。本発明の有効成分であるア
ミノピリジン系化合物の(+)−対掌体は、上記合成法
(イ)〜(ニ)の他に、光学分割によっても製造でき
る。
1 および/またはR2 がアミノ基の保護基である化合物
は、自体既知の方法による脱保護反応に付することによ
って、R1 および/またはR2 が水素である化合物とす
ることができる。当該保護基の脱離手段は、保護基の種
類によって異なり、具体的には酸(例えば、塩酸)によ
り処理する方法、ヒドラジンを使用するインゲマンス法
等から適宜選択すればよい。本発明の有効成分であるア
ミノピリジン系化合物の(+)−対掌体は、上記合成法
(イ)〜(ニ)の他に、光学分割によっても製造でき
る。
【0034】かくして製造される本発明の有効成分であ
る化合物(I)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、
抽出、クロマトグラフィー、再沈殿、再結晶等を適宜用
いることにより任意の純度のものとして採取できる。
る化合物(I)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、
抽出、クロマトグラフィー、再沈殿、再結晶等を適宜用
いることにより任意の純度のものとして採取できる。
【0035】また、本発明の有効成分である化合物
(I)は塩基性基を有するので、公知の手段により酸付
加塩とすることもできる。かかる塩としては、薬理学的
に許容され得る無毒性のものであれば特に制限されず、
例えば、無機酸との塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸
塩、硫酸塩等)、有機酸との塩(酢酸塩、コハク酸塩、
マレイン酸塩、フマール酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩
等)などが挙げられる。
(I)は塩基性基を有するので、公知の手段により酸付
加塩とすることもできる。かかる塩としては、薬理学的
に許容され得る無毒性のものであれば特に制限されず、
例えば、無機酸との塩(塩酸塩、臭化水素酸塩、リン酸
塩、硫酸塩等)、有機酸との塩(酢酸塩、コハク酸塩、
マレイン酸塩、フマール酸塩、リンゴ酸塩、酒石酸塩
等)などが挙げられる。
【0036】本発明の有効成分である化合物(I)およ
びその酸付加塩は、例えばマウス、ラット、ウサギ、イ
ヌ、ネコ、ヒト等の哺乳動物において、HDL−C(高
比重リポタンパク質コレステロール)の増加を伴った、
顕著なTG及びTG−豊富なリポタンパク質であるカイ
ロミクロン、VLDLの低下が認められる。また、その
作用機序のひとつとして血中LPL(リポタンパク質リ
パーゼ)、H−TGL(肝性トリグリセリドリパーゼ)
の活性亢進を示す。
びその酸付加塩は、例えばマウス、ラット、ウサギ、イ
ヌ、ネコ、ヒト等の哺乳動物において、HDL−C(高
比重リポタンパク質コレステロール)の増加を伴った、
顕著なTG及びTG−豊富なリポタンパク質であるカイ
ロミクロン、VLDLの低下が認められる。また、その
作用機序のひとつとして血中LPL(リポタンパク質リ
パーゼ)、H−TGL(肝性トリグリセリドリパーゼ)
の活性亢進を示す。
【0037】本発明の化合物(I)およびその酸付加塩
を有効成分とする脂質代謝改善剤は、薬理的に許容され
うる添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤等)等製薬
上必要な成分を適宜混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセ
ル剤、注射剤等の態様で医薬組成物とし、経口的または
非経口的に投与することができる。上記製剤中には本発
明の化合物(I)およびその酸付加塩はその有効量が配
合される。
を有効成分とする脂質代謝改善剤は、薬理的に許容され
うる添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤等)等製薬
上必要な成分を適宜混合し、粉末、顆粒、錠剤、カプセ
ル剤、注射剤等の態様で医薬組成物とし、経口的または
非経口的に投与することができる。上記製剤中には本発
明の化合物(I)およびその酸付加塩はその有効量が配
合される。
【0038】投与量は投与ルート、症状、患者の体重あ
るいは年齢等によっても異なるが、例えば、成人患者に
経口投与する場合は、0.05〜50mg/kg体重/日、
特に1〜20mg/kg体重/日を1日1〜数回に分けて投
与するのが望ましい。また、静脈投与する場合は、0.
05〜5mg/kg体重/日、特に0.1〜2mg/kg体重/
日を1日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。
るいは年齢等によっても異なるが、例えば、成人患者に
経口投与する場合は、0.05〜50mg/kg体重/日、
特に1〜20mg/kg体重/日を1日1〜数回に分けて投
与するのが望ましい。また、静脈投与する場合は、0.
05〜5mg/kg体重/日、特に0.1〜2mg/kg体重/
日を1日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。
【0039】
【実施例】以下、実験例、実施例、参考例を以て本発明
をさらに詳しく説明するが、これらの実施例、実験例は
本発明を限定するものではない。
をさらに詳しく説明するが、これらの実施例、実験例は
本発明を限定するものではない。
【0040】実験例1血中脂質改善作用 1.実験動物 10から11週令の雌性Obese Zucker rats を購入し
(チャールズ・リバー)、1週間以上予備飼育の後、実
験に供した。Obese Zucker ratは、常染色体劣性遺伝肥
満動物で高インシュリン血症や高TG血症を示す。
(チャールズ・リバー)、1週間以上予備飼育の後、実
験に供した。Obese Zucker ratは、常染色体劣性遺伝肥
満動物で高インシュリン血症や高TG血症を示す。
【0041】2.供試薬剤 後記参考例で得られる化合物(I)を用いた。また、降
圧薬のなかで臨床上比較的血中脂質改善作用を有すると
されているα1 遮断薬であるprazosinを比較薬
剤として用いた。この時のprazosinの投与量
は、SHRラットにおいて化合物(I)の5mg/kg
を経口投与した時と同程度の降圧作用を示す投与量(1
mg/kg/day)を設定した。尚、化合物(I)は
生理食塩水に溶解し、またprazosinはジメチル
スルホキシド(DMSO)に溶解後、生理食塩水にて1
00倍希釈して使用した。
圧薬のなかで臨床上比較的血中脂質改善作用を有すると
されているα1 遮断薬であるprazosinを比較薬
剤として用いた。この時のprazosinの投与量
は、SHRラットにおいて化合物(I)の5mg/kg
を経口投与した時と同程度の降圧作用を示す投与量(1
mg/kg/day)を設定した。尚、化合物(I)は
生理食塩水に溶解し、またprazosinはジメチル
スルホキシド(DMSO)に溶解後、生理食塩水にて1
00倍希釈して使用した。
【0042】3.測定項目 血中脂質は、全コレステロール(TC)、血清リポタン
パク質分画〔カイロミクロン(Chy)、VLDL、L
DL〕、高比重リポタンパク質コレステロール(HDL
−C)について測定を行った。また、肝重量についても
測定を行い、各薬剤投与群と溶媒投与群とを比較した。
パク質分画〔カイロミクロン(Chy)、VLDL、L
DL〕、高比重リポタンパク質コレステロール(HDL
−C)について測定を行った。また、肝重量についても
測定を行い、各薬剤投与群と溶媒投与群とを比較した。
【0043】4.実験方法 溶媒に溶解させた薬物をラットあたり10ml/kgで
1日1回2週間連続経口投与した。最終投与後16時間
絶食して摂食直後の急激なTG豊富なリポタンパク質の
上昇を防ぎ、その後ラットを断頭致死せしめ、その放血
した血液を採取した。4℃、2時間以上の放置によって
血液を凝固させた後、1500g、15分間、4℃にて
遠心分離を行い、血清を分離した。各血清中のTCは酵
素法 [吉峯徳,葛谷文男,加藤庄志、藤田勝成;動脈硬
化 8, 737-743 (1981)] 、TGはFossatiらの方
法 [Fossati P, Prencipe L; Clin. Chem. 28, 2077-20
80(1982)]、血清リポタンパク質分画はヘパリン−Ca
比濁度法 [Burstein M, Scholnick HR ; Avanses in Li
pid Research, Vol.11 ed, New York: Academic Press,
p.81-83 (1973)]、HDL−Cは沈降法 [Burstein M e
t al. ; J. Lipid Res. 11, 583 (1970)] にて測定し
た。また、肝臓を摘出し、その重量測定も行った。
1日1回2週間連続経口投与した。最終投与後16時間
絶食して摂食直後の急激なTG豊富なリポタンパク質の
上昇を防ぎ、その後ラットを断頭致死せしめ、その放血
した血液を採取した。4℃、2時間以上の放置によって
血液を凝固させた後、1500g、15分間、4℃にて
遠心分離を行い、血清を分離した。各血清中のTCは酵
素法 [吉峯徳,葛谷文男,加藤庄志、藤田勝成;動脈硬
化 8, 737-743 (1981)] 、TGはFossatiらの方
法 [Fossati P, Prencipe L; Clin. Chem. 28, 2077-20
80(1982)]、血清リポタンパク質分画はヘパリン−Ca
比濁度法 [Burstein M, Scholnick HR ; Avanses in Li
pid Research, Vol.11 ed, New York: Academic Press,
p.81-83 (1973)]、HDL−Cは沈降法 [Burstein M e
t al. ; J. Lipid Res. 11, 583 (1970)] にて測定し
た。また、肝臓を摘出し、その重量測定も行った。
【0044】5.結果 (i) TC 化合物(I)とprazosin共に殆ど影響を及ぼさ
なかった(図1)。
なかった(図1)。
【0045】(ii) TG 化合物(I)においては、用量依存的にTGを低下さ
せ、5mg/kg/day投与群については溶媒投与群
の約2分の1にまで有意にこれを低下させた。一方、α
1 遮断薬のprazosin においては、殆ど変化が
見られなかった(図2)。
せ、5mg/kg/day投与群については溶媒投与群
の約2分の1にまで有意にこれを低下させた。一方、α
1 遮断薬のprazosin においては、殆ど変化が
見られなかった(図2)。
【0046】(iii)血清リポタンパク質分画(Chy,
VLDL,LDL) 化合物(I)においては、5mg/kg/day投与群
において、TG豊富なChy及びVLDLの有意な低下
が観察された(図3)が、prazosinにおいては
影響は見られなかった(図4)。
VLDL,LDL) 化合物(I)においては、5mg/kg/day投与群
において、TG豊富なChy及びVLDLの有意な低下
が観察された(図3)が、prazosinにおいては
影響は見られなかった(図4)。
【0047】 (iv) ヘパリン凝集リポタンパク質(HPL) 一般に、“悪玉”コレステロールの指標となると思われ
るChy+VLDL+LDLの総和をHPLとして示し
た。その結果、化合物(I)は、これを約4分の1まで
有意に抑制した。しかし、prazosinにはこのよ
うな作用は認められなかった(図5)。
るChy+VLDL+LDLの総和をHPLとして示し
た。その結果、化合物(I)は、これを約4分の1まで
有意に抑制した。しかし、prazosinにはこのよ
うな作用は認められなかった(図5)。
【0048】(v) HDL−C TGの低下と逆相関的に、化合物(I)の5mg/kg
/day投与群において、HDL−Cの有意な増加が認
められた(図6)。
/day投与群において、HDL−Cの有意な増加が認
められた(図6)。
【0049】(vi) 肝重量 2薬物投与群において、肝重量には殆ど影響がみられな
かった(図7)。
かった(図7)。
【0050】尚、化合物(I)及びprazosinの
血中脂質に対する影響を表1にまとめた。
血中脂質に対する影響を表1にまとめた。
【0051】
【表1】
【0052】また、本化合物(I)の有する強力なTG
低下作用は、5mg/kg/day投与で1週間という
更に短い投与期間で発現することも明らかになった(図
8)。
低下作用は、5mg/kg/day投与で1週間という
更に短い投与期間で発現することも明らかになった(図
8)。
【0053】実験例2リポタンパク質リパーゼ(LPL)および肝性トリグリ
セリドリパーゼ(H−TGL)活性亢進作用 1.実験動物 上記血中脂質改善作用と同様、10から11週令の雌性
Obese Zucker rats を購入し(チャールズ・リバー)、
1週間以上予備飼育の後、実験に供した。
セリドリパーゼ(H−TGL)活性亢進作用 1.実験動物 上記血中脂質改善作用と同様、10から11週令の雌性
Obese Zucker rats を購入し(チャールズ・リバー)、
1週間以上予備飼育の後、実験に供した。
【0054】2.供試薬剤 化合物(I)は、血中脂質代謝改善作用の見られたdo
se(5mg/kg/day,p.o.)を投与した。
尚、化合物(I)は生理食塩水に溶解し、これを使用し
た。
se(5mg/kg/day,p.o.)を投与した。
尚、化合物(I)は生理食塩水に溶解し、これを使用し
た。
【0055】3.測定項目 酵素活性は、血中に存在するLPLとH−TGL及び腸
管膜脂肪組織中に存在うるLPL活性について測定し、
溶媒投与群と薬剤投与群とで比較した。
管膜脂肪組織中に存在うるLPL活性について測定し、
溶媒投与群と薬剤投与群とで比較した。
【0056】4.実験方法 ラットに溶媒および化合物(I)を1週間にわたり経口
投与した。7日目投与後に16時間の絶食を行い、続い
て溶媒および化合物(I)を投与、その2時間後に尾静
脈より1000単位/kgのヘパリンを投与した。ヘパ
リン投与10〜30分後にラットをCO2 麻酔し、心臓
より全採血を行った(抗凝固剤としてEDTA1mg/
mlを用いた)。血液は速やかに1,500g、10
分、4℃にて遠心分離を行い、得られた血漿(ポストヘ
パリン血漿)を実験に供した。尚、酵素活性の測定方法
は、Yamadaらの方法 [La Cossa, J. C., Levy,
R.J.,Windmueller, H.G., Fredickson, D.S.; J. Lipi
d. Res. 13, 356 (1972)]にて従い、14Cラベルした基
質を用いて行った。
投与した。7日目投与後に16時間の絶食を行い、続い
て溶媒および化合物(I)を投与、その2時間後に尾静
脈より1000単位/kgのヘパリンを投与した。ヘパ
リン投与10〜30分後にラットをCO2 麻酔し、心臓
より全採血を行った(抗凝固剤としてEDTA1mg/
mlを用いた)。血液は速やかに1,500g、10
分、4℃にて遠心分離を行い、得られた血漿(ポストヘ
パリン血漿)を実験に供した。尚、酵素活性の測定方法
は、Yamadaらの方法 [La Cossa, J. C., Levy,
R.J.,Windmueller, H.G., Fredickson, D.S.; J. Lipi
d. Res. 13, 356 (1972)]にて従い、14Cラベルした基
質を用いて行った。
【0057】 脂肪組織抽出物の調製 採血後のラットから腸管膜の脂肪組織を採取し、ただち
に液体窒素にて凍結、細片した。脂肪1gに対し、2m
lのクレブス−リンゲル(Krebs-Ringer) 溶液(500
IU/mlヘパリン含有、pH7.4)を加え、37
℃、1時間振盪しながら組織中LPL抽出を行った。抽
出液0.15mlを採取し、実験に供した。
に液体窒素にて凍結、細片した。脂肪1gに対し、2m
lのクレブス−リンゲル(Krebs-Ringer) 溶液(500
IU/mlヘパリン含有、pH7.4)を加え、37
℃、1時間振盪しながら組織中LPL抽出を行った。抽
出液0.15mlを採取し、実験に供した。
【0058】 基質の調製 トリオレイン89mg〔ストック溶液(1g/5mlヘ
プタン)0.444ml〕に対し、[ 14C ] トリオレイ
ン37kBq〔ストック溶液(1.85MBq/5ml
ヘキサン)0.1ml〕を加え、窒素下溶媒を留去し
た。ここに、1%Triton X−100を0.6m
l、4%BSA/Tris−HCl(0.2M,pH
8.6)0.6ml、0.2M Tris−HCl(p
H8.6)6.8mlを加え、氷冷下3分間超音波処理
し、基質エマルジョンを作成した(用時調製)。
プタン)0.444ml〕に対し、[ 14C ] トリオレイ
ン37kBq〔ストック溶液(1.85MBq/5ml
ヘキサン)0.1ml〕を加え、窒素下溶媒を留去し
た。ここに、1%Triton X−100を0.6m
l、4%BSA/Tris−HCl(0.2M,pH
8.6)0.6ml、0.2M Tris−HCl(p
H8.6)6.8mlを加え、氷冷下3分間超音波処理
し、基質エマルジョンを作成した(用時調製)。
【0059】 酵素測定 基質エマルジョン0.2ml(2.5μmol,500
0dpm)に対し、0.15mlの4%BSA/Tri
s−HCl(0.2M,pH7.4)及びラット血清
(別途作成)0.05mlを混和し、ここに被験血漿ま
たは脂肪からの抽出液0.15mlを加え、37℃、1
時間振盪しながら反応を行った。3N硫酸−イソプロパ
ノール2mlにて反応を停止させ、水1ml、ヘキサン
2mlを加え、さらに抽出効率を算出するために内部標
準として10μlの3H−オレイン酸(300nmol,
30000dpm,用時調製)を加えた。15分間の振
盪(200rpm)にて抽出、ヘキサン分画を採取し、
さらに0.1N KOH 1mlにて生成物の抽出を行
った。1時間以上の放置にて液層を分離させ、水層を採
取し、シンチレーター(ACSII)10mlを添加
後、液体シンチレーションカウンターにて放射活性を測
定し、酵素活性を測定した。なお、ポストヘパリン血漿
中にはLPLの他、肝性トリグリセリドリパーゼ(H−
TGL)も存在する。そこで両者の区別を行うために抗
LPLモノクローナル抗体(100 μg/ml,Oncogene
Sci.)を反応させてLPLを不活化(150μl血漿中
20μl抗体溶液、1時間4℃にてインキュベーショ
ン)させたポストヘパリン血漿を同時に測定し、酵素活
性の分離も行った。酵素活性の算出は以下の式に代入し
て行った
0dpm)に対し、0.15mlの4%BSA/Tri
s−HCl(0.2M,pH7.4)及びラット血清
(別途作成)0.05mlを混和し、ここに被験血漿ま
たは脂肪からの抽出液0.15mlを加え、37℃、1
時間振盪しながら反応を行った。3N硫酸−イソプロパ
ノール2mlにて反応を停止させ、水1ml、ヘキサン
2mlを加え、さらに抽出効率を算出するために内部標
準として10μlの3H−オレイン酸(300nmol,
30000dpm,用時調製)を加えた。15分間の振
盪(200rpm)にて抽出、ヘキサン分画を採取し、
さらに0.1N KOH 1mlにて生成物の抽出を行
った。1時間以上の放置にて液層を分離させ、水層を採
取し、シンチレーター(ACSII)10mlを添加
後、液体シンチレーションカウンターにて放射活性を測
定し、酵素活性を測定した。なお、ポストヘパリン血漿
中にはLPLの他、肝性トリグリセリドリパーゼ(H−
TGL)も存在する。そこで両者の区別を行うために抗
LPLモノクローナル抗体(100 μg/ml,Oncogene
Sci.)を反応させてLPLを不活化(150μl血漿中
20μl抗体溶液、1時間4℃にてインキュベーショ
ン)させたポストヘパリン血漿を同時に測定し、酵素活
性の分離も行った。酵素活性の算出は以下の式に代入し
て行った
【0060】
【数1】
【0061】尚、ポストヘパリン血漿においては全リパ
ーゼ活性と抗LPL抗体添加血漿のリパーゼ活性を測定
し、抗LPL抗体添加血漿のリパーゼ活性をH−TGL
活性、全リパーゼ活性から抗LPL抗体添加血漿のリパ
ーゼ活性を差し引いた残りの活性をLPL活性として表
示した。
ーゼ活性と抗LPL抗体添加血漿のリパーゼ活性を測定
し、抗LPL抗体添加血漿のリパーゼ活性をH−TGL
活性、全リパーゼ活性から抗LPL抗体添加血漿のリパ
ーゼ活性を差し引いた残りの活性をLPL活性として表
示した。
【0062】5.結果 化合物(I)の1週間連続投与によってObese Zucker r
atの血漿中のLPL及びH−TGL活性は有意な上昇を
示した。他方、脂肪組織中LPL活性については溶媒投
与群と化合物(I)投与群とで殆ど変化がみられなった
(図9)。さらに、化合物(I)を16時間絶食のObes
e Zucker ratに単回投与し、2時間後の酵素活性を測定
したところ、LPL及びH−TGL活性には変化が認め
られなった(図10)。この結果より、化合物(I)の
LPL及びH−TGL活性亢進作用は、単回投与では認
められず、連続投与によって初めて発現することが明ら
かとなった。
atの血漿中のLPL及びH−TGL活性は有意な上昇を
示した。他方、脂肪組織中LPL活性については溶媒投
与群と化合物(I)投与群とで殆ど変化がみられなった
(図9)。さらに、化合物(I)を16時間絶食のObes
e Zucker ratに単回投与し、2時間後の酵素活性を測定
したところ、LPL及びH−TGL活性には変化が認め
られなった(図10)。この結果より、化合物(I)の
LPL及びH−TGL活性亢進作用は、単回投与では認
められず、連続投与によって初めて発現することが明ら
かとなった。
【0063】実験例3ラットを用いた単回投与毒性試験 本発明の化合物(塩酸塩)を450mg/kg 経口投与して
も死亡例はみられなかった。
も死亡例はみられなかった。
【0064】実施例1錠剤 (1) 化合物(I) 10mg (2) 直打用微粒No. 209 (富士化学社製) 46.6mg メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 20% トウモロコシデンプン 30% 乳糖 50% (3) 結晶セルロース 24.0mg (4) カルボキシルメチルセルロース・カルシウム 4.0mg (5) ステアリン酸マグネシウム 0.4mg (1) 、(3) および(4) はいずれも予め100メッシュの
篩に通す。この(1) 、(3) 、(4) と(2) をそれぞれ乾燥
して一定含水率にまで下げた後、上記の重量割合で混合
機を用いて混合する。全質均等にした混合末に(5) を添
加して短時間(30秒間)混合し、混合末を打錠(杵:
6.3mmφ、6.0mmR)して、1錠85mgの錠剤とし
た。この錠剤は必要に応じて通常用いられる胃溶性フィ
ルムコーティング剤(例えば、ポリビニルアセタールジ
エチルアミノアセテート)や食用性着色剤でコーティン
グしてもよい。
篩に通す。この(1) 、(3) 、(4) と(2) をそれぞれ乾燥
して一定含水率にまで下げた後、上記の重量割合で混合
機を用いて混合する。全質均等にした混合末に(5) を添
加して短時間(30秒間)混合し、混合末を打錠(杵:
6.3mmφ、6.0mmR)して、1錠85mgの錠剤とし
た。この錠剤は必要に応じて通常用いられる胃溶性フィ
ルムコーティング剤(例えば、ポリビニルアセタールジ
エチルアミノアセテート)や食用性着色剤でコーティン
グしてもよい。
【0065】実施例2カプセル剤 (1) 化合物(I) 50g (2) 乳糖 935g (3) ステアリン酸マグネシウム 15g 上記成分をそれぞれ秤量した後均一に混合し、混合粉体
をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填した。
をハードゼラチンカプセルに200mgずつ充填した。
【0066】実施例3注射剤 (1) 化合物(I)塩酸塩 5mg (2) ブドウ糖 100mg (3) 生理食塩水 10ml 上記の混合液をメンブランフィルターでろ過後、再び徐
菌ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填して静脈内注射剤とした。
菌ろ過を行い、そのろ過液を無菌的にバイアルに分注
し、窒素ガスを充填して静脈内注射剤とした。
【0067】参考例1N−(6−アミノ−3−ピリジル)−N''−シアノ−
N'-(エンド−2−ノルボルニル)グアニジン(+)対
掌体(化合物I)およびその塩酸塩の製造: (1)光学活性−エンド−2−ノルボルニルイソチオシ
アネートの製造
N'-(エンド−2−ノルボルニル)グアニジン(+)対
掌体(化合物I)およびその塩酸塩の製造: (1)光学活性−エンド−2−ノルボルニルイソチオシ
アネートの製造
【0068】
【化9】
【0069】水酸化ナトリウム2.904gを水17ml
に溶解し、これに氷冷下、二硫化炭素5.240mlを加
えた。さらに氷冷下、(2R)−(−)−エンド−2−
ノルボルニルアミン8gを徐々に加えると、白色結晶が
析出した。室温で1時間攪拌した後、70℃で1時間攪
拌した結果、一層のオレンジ色の液体を得た。室温にも
どし、クロロ炭酸エチル7.636mlを滴下、さらに室
温で1時間攪拌して、2層に分離した黄色液体を得た。
下層に沈んだ油状物を分液ロートで取り出し、20%水酸
化ナトリウム水溶液20ml中に懸濁させ、16時間激し
く攪拌した。水20mlを加えヘキサンで抽出した。硫酸マ
グネシウムで乾燥させた後、溶媒を留去し、カラム精製
(ヘキサン)し、目的物である光学活性−エンド−2−
ノルボルニルイソチオシアネートの白色粉末を得た。 収量:5.109g(46.5%)
に溶解し、これに氷冷下、二硫化炭素5.240mlを加
えた。さらに氷冷下、(2R)−(−)−エンド−2−
ノルボルニルアミン8gを徐々に加えると、白色結晶が
析出した。室温で1時間攪拌した後、70℃で1時間攪
拌した結果、一層のオレンジ色の液体を得た。室温にも
どし、クロロ炭酸エチル7.636mlを滴下、さらに室
温で1時間攪拌して、2層に分離した黄色液体を得た。
下層に沈んだ油状物を分液ロートで取り出し、20%水酸
化ナトリウム水溶液20ml中に懸濁させ、16時間激し
く攪拌した。水20mlを加えヘキサンで抽出した。硫酸マ
グネシウムで乾燥させた後、溶媒を留去し、カラム精製
(ヘキサン)し、目的物である光学活性−エンド−2−
ノルボルニルイソチオシアネートの白色粉末を得た。 収量:5.109g(46.5%)
【0070】(2)光学活性−N-(6−アミノ−3−ピ
リジル)−N'-(エンド−2−ノルボルニル)チオウレ
アの製造
リジル)−N'-(エンド−2−ノルボルニル)チオウレ
アの製造
【0071】
【化10】
【0072】2,5−ジアミノピリジン・塩酸塩4gを
ジメチルホルムアミド(DMF)20mlに溶解し、これに
前記(1)で得た光学活性−エンド−2−ノルボルニル
イソチオシアネートを3.655g加え、トリエチルア
ミン6.125mlを加えた。該混合物を室温で16時間
攪拌し、5%炭酸カリウム水溶液80mlおよび水80ml
を加え、酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去し、カラム
精製(クロロフォルム:メタノール=10:1)し、さ
らに塩化メチレン−メタノール−ジエチルエーテルで再
結晶し、目的物質である光学活性−N-(6−アミノ−3
−ピリジル) −N'-(エンド−2−ノルボルニル)チオ
ウレアの淡桃色粉末を得た。 収量:3.402g(59.0%) 融点:173.0〜174.0℃ また、目的物質の 1H−NMRを以下に示す。1 H−NMR(DMSO): 0.7-1.7 (7H, m), 1.8-2.1 (1H,
m), 2.1-2.25 (1H, m),2.4-2.6 (1H, m), 4.2-4.45 (1
H, m), 5.77 (2H, brs),6.40 (1H, d, J=8.0Hz), 7.37
(1H, dd, J=2.0, 8.0Hz), 7.55 (1H, brs),7.77 (1H,
d, J=2.0Hz), 8.84 (1H, brs) IR(KBr): 3500-3000, 2900, 2850, 1630, 150
0, 1530
ジメチルホルムアミド(DMF)20mlに溶解し、これに
前記(1)で得た光学活性−エンド−2−ノルボルニル
イソチオシアネートを3.655g加え、トリエチルア
ミン6.125mlを加えた。該混合物を室温で16時間
攪拌し、5%炭酸カリウム水溶液80mlおよび水80ml
を加え、酢酸エチルで抽出した。溶媒を留去し、カラム
精製(クロロフォルム:メタノール=10:1)し、さ
らに塩化メチレン−メタノール−ジエチルエーテルで再
結晶し、目的物質である光学活性−N-(6−アミノ−3
−ピリジル) −N'-(エンド−2−ノルボルニル)チオ
ウレアの淡桃色粉末を得た。 収量:3.402g(59.0%) 融点:173.0〜174.0℃ また、目的物質の 1H−NMRを以下に示す。1 H−NMR(DMSO): 0.7-1.7 (7H, m), 1.8-2.1 (1H,
m), 2.1-2.25 (1H, m),2.4-2.6 (1H, m), 4.2-4.45 (1
H, m), 5.77 (2H, brs),6.40 (1H, d, J=8.0Hz), 7.37
(1H, dd, J=2.0, 8.0Hz), 7.55 (1H, brs),7.77 (1H,
d, J=2.0Hz), 8.84 (1H, brs) IR(KBr): 3500-3000, 2900, 2850, 1630, 150
0, 1530
【0073】(3)光学活性−N−(6−アミノ−3−
ピリジル)−N’−(エンド−2−ノルボルニル)カル
ボジイミドの製造
ピリジル)−N’−(エンド−2−ノルボルニル)カル
ボジイミドの製造
【0074】
【化11】
【0075】青色シリカゲルおよびジムロート冷却管を
装着した1リットルのナス型フラスコに前記(2)で得
た光学活性- N-(6−アミノ−3−ピリジル)-N'-(エ
ンド−2−ノルボルニル)チオウレア(29.7g、1
13.2mmol)のエタノール(150ml)−塩化メチレ
ン(150ml)溶液を入れ、これに酸化水銀(49.0g、
226.4mmol)および硫黄粉末(1.82g、56.
6mmol)を加えた。還流下、15時間攪拌し、さらに酸
化水銀(20.0g、92.3mmol)および硫黄粉末
(500mg、15.6mmol)を加え、還流下、2.5時
間攪拌した。不溶物をセライトでろ過によって除去し、
ろ液を濃縮し、約100mlのエタノールを残し、目的化
合物のエタノール溶液を得た。
装着した1リットルのナス型フラスコに前記(2)で得
た光学活性- N-(6−アミノ−3−ピリジル)-N'-(エ
ンド−2−ノルボルニル)チオウレア(29.7g、1
13.2mmol)のエタノール(150ml)−塩化メチレ
ン(150ml)溶液を入れ、これに酸化水銀(49.0g、
226.4mmol)および硫黄粉末(1.82g、56.
6mmol)を加えた。還流下、15時間攪拌し、さらに酸
化水銀(20.0g、92.3mmol)および硫黄粉末
(500mg、15.6mmol)を加え、還流下、2.5時
間攪拌した。不溶物をセライトでろ過によって除去し、
ろ液を濃縮し、約100mlのエタノールを残し、目的化
合物のエタノール溶液を得た。
【0076】(4)N−(6−アミノ−3−ピリジル)
−N''−シアノ−N'-(エンド−2−ノルボルニル)グ
アニジンの(+)対掌体の製法
−N''−シアノ−N'-(エンド−2−ノルボルニル)グ
アニジンの(+)対掌体の製法
【0077】
【化12】
【0078】窒素風船を装着した2リットルのセパレー
ト式3口フラスコに、前記(3)で得た光学活性−N−
(6−アミノ−3−ピリジル)−N’−(エンド−2−
ノルボルニル)カルボジイミド(25.8g 、113.
2mmol)のエタノール(200ml)−塩化メチレン(25
0ml)溶液を入れ、シアナミド(5.23g 、124.5mmo
l)、ジイソプロピルエチルアミン(9.9ml、56.
6mmol)を加え、室温で18時間攪拌し、さらにシアナ
ミド(2.5g 、59.5mmol)を加え、72時間攪拌
した。析出物質をろ過し、再結晶し、白色針状結晶であ
る目的物を得た。収量:22.5g(74%) 〔α〕D =+12.0(c=0.6 エタノール) 融点:184〜185℃1 H−NMR(DMSO) : 0.9-1.6 (7H, m), 1.7-2.05 (1
H, m),2.05-2.2 (1H, brs), 2.3-2.45 (1H, m), 3.85-
4.1 (1H, m),5.91 (2H, s), 6.43 (1H, d, J=8.0Hz),
6.58 (1H, d, J=4.0Hz),7.21 (1H, dd, J=2.0, 8.0Hz),
7.73 (1H, d, J=2.0Hz),8.46 (1H, s) IR(KBr): 3500-3000, 2900, 2850, 2150, 1600,
1500
ト式3口フラスコに、前記(3)で得た光学活性−N−
(6−アミノ−3−ピリジル)−N’−(エンド−2−
ノルボルニル)カルボジイミド(25.8g 、113.
2mmol)のエタノール(200ml)−塩化メチレン(25
0ml)溶液を入れ、シアナミド(5.23g 、124.5mmo
l)、ジイソプロピルエチルアミン(9.9ml、56.
6mmol)を加え、室温で18時間攪拌し、さらにシアナ
ミド(2.5g 、59.5mmol)を加え、72時間攪拌
した。析出物質をろ過し、再結晶し、白色針状結晶であ
る目的物を得た。収量:22.5g(74%) 〔α〕D =+12.0(c=0.6 エタノール) 融点:184〜185℃1 H−NMR(DMSO) : 0.9-1.6 (7H, m), 1.7-2.05 (1
H, m),2.05-2.2 (1H, brs), 2.3-2.45 (1H, m), 3.85-
4.1 (1H, m),5.91 (2H, s), 6.43 (1H, d, J=8.0Hz),
6.58 (1H, d, J=4.0Hz),7.21 (1H, dd, J=2.0, 8.0Hz),
7.73 (1H, d, J=2.0Hz),8.46 (1H, s) IR(KBr): 3500-3000, 2900, 2850, 2150, 1600,
1500
【0079】(5)N−(6−アミノ−3−ピリジル)
−N''−シアノ−N'-(エンド−2−ノルボルニル)グ
アニジン(+)対掌体の塩酸塩の製法
−N''−シアノ−N'-(エンド−2−ノルボルニル)グ
アニジン(+)対掌体の塩酸塩の製法
【0080】
【化13】
【0081】1リットルのナス型フラスコにN−(6−
アミノ−3−ピリジル)−N''−シアノ−N'-(エンド
−2−ノルボルニル)グアニジン(+)対掌体(21.
9g、81.0mmol)の塩化メチレン(250ml)−メ
タノール(100ml)溶液を入れ、氷冷下、4.74N
の塩酸のエタノール溶液(17.1ml、81.0mmol)
を徐々に滴下した。室温で1時間攪拌し、溶媒を減圧留
去し、析出物質をろ取し、78℃で真空ポンプで6時間
乾燥し、目的物である白色粉末を得た。 収量:21.22g(85%) [α] D = +26.5 (C=0.5 エタノール)1 H−NMR(DMSO) : 0.9-1.7 (7H, m), 1.75-2.05 (1
H, m),2.05-2.25 (1H, m), 2.35-2.50 (1H, m), 3.9-4.
2 (1H, m),7.03 (1H, d, J=10.0Hz), 7.44 (1H, d, J=
6.0Hz),7.84 (1H, d, J=10.0Hz), 7.98 (1H, s), 8.0-
8.4 (2H, brs),9.31 (1H, brs) IR(KBr): 3600-2200, 2150
アミノ−3−ピリジル)−N''−シアノ−N'-(エンド
−2−ノルボルニル)グアニジン(+)対掌体(21.
9g、81.0mmol)の塩化メチレン(250ml)−メ
タノール(100ml)溶液を入れ、氷冷下、4.74N
の塩酸のエタノール溶液(17.1ml、81.0mmol)
を徐々に滴下した。室温で1時間攪拌し、溶媒を減圧留
去し、析出物質をろ取し、78℃で真空ポンプで6時間
乾燥し、目的物である白色粉末を得た。 収量:21.22g(85%) [α] D = +26.5 (C=0.5 エタノール)1 H−NMR(DMSO) : 0.9-1.7 (7H, m), 1.75-2.05 (1
H, m),2.05-2.25 (1H, m), 2.35-2.50 (1H, m), 3.9-4.
2 (1H, m),7.03 (1H, d, J=10.0Hz), 7.44 (1H, d, J=
6.0Hz),7.84 (1H, d, J=10.0Hz), 7.98 (1H, s), 8.0-
8.4 (2H, brs),9.31 (1H, brs) IR(KBr): 3600-2200, 2150
【発明の効果】本発明の脂質代謝改善剤は、短期間の連
続投与で、強力なTG、ならびにTG−豊富なリポタン
パク質低下作用を発揮し、且つ低毒性である。従って、
脂質代謝異常によって引き起こされる疾患、例えば、高
脂血症、虚血性心疾患、脳血管疾患、粥状動脈硬化等の
予防、治療に有用である。
続投与で、強力なTG、ならびにTG−豊富なリポタン
パク質低下作用を発揮し、且つ低毒性である。従って、
脂質代謝異常によって引き起こされる疾患、例えば、高
脂血症、虚血性心疾患、脳血管疾患、粥状動脈硬化等の
予防、治療に有用である。
【図1】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)とprazosinの全コレステロール(TC)
に対する影響を示す。
(I)とprazosinの全コレステロール(TC)
に対する影響を示す。
【図2】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)とprazosinのトリグリセリド(TG)に
対する影響を示す。
(I)とprazosinのトリグリセリド(TG)に
対する影響を示す。
【図3】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)の血清リポタンパク質分画に対する影響を示す。
(I)の血清リポタンパク質分画に対する影響を示す。
【図4】絶食のObese Zucker Rats における、praz
osinの血清リポタンパク質分画に対する影響を示
す。
osinの血清リポタンパク質分画に対する影響を示
す。
【図5】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)とprazosinの血漿ヘパリン凝集リポタン
パク質(HPL)に対する影響を示す。
(I)とprazosinの血漿ヘパリン凝集リポタン
パク質(HPL)に対する影響を示す。
【図6】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)とprazosinの高比重リポタンパク質−コ
レステロール(HDL−C)に対する影響を示す。
(I)とprazosinの高比重リポタンパク質−コ
レステロール(HDL−C)に対する影響を示す。
【図7】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)とprazosinの肝重量に対する影響を示
す。
(I)とprazosinの肝重量に対する影響を示
す。
【図8】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)のTC、TG、HDL−Cに対する短期間での影
響を示す。
(I)のTC、TG、HDL−Cに対する短期間での影
響を示す。
【図9】絶食のObese Zucker Rats から採取した脂肪組
織ならびにポストヘパリン血漿における、化合物(I)
とprazosinのLPLならびにH−TGL活性に
対する影響を示す。
織ならびにポストヘパリン血漿における、化合物(I)
とprazosinのLPLならびにH−TGL活性に
対する影響を示す。
【図10】絶食のObese Zucker Rats における、化合物
(I)単回投与のLPLならびにH−TGL活性に対す
る影響を示す。
(I)単回投与のLPLならびにH−TGL活性に対す
る影響を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 憲史 大阪府枚方市招提大谷2丁目25番1号 株 式会社ミドリ十字中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 およびR2 は同一または異なっていてもよ
く、それぞれ、水素、炭素数1〜6のアルキル基または
アミノ基の保護基を、R3 は水素または炭素数1〜6の
アルキル基を、ZはSまたはNCNを、mは1または2
を、およびnは0または1を示す)で表されるアミノピ
リジン誘導体の(+)−対掌体、あるいはその酸付加塩
を有効成分とする脂質代謝改善剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182964A JPH0733660A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 脂質代謝改善剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5182964A JPH0733660A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 脂質代謝改善剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733660A true JPH0733660A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16127409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5182964A Pending JPH0733660A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 脂質代謝改善剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733660A (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5182964A patent/JPH0733660A/ja active Pending
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