JPH0733767A - チオクロマン誘導体 - Google Patents
チオクロマン誘導体Info
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- JPH0733767A JPH0733767A JP5179425A JP17942593A JPH0733767A JP H0733767 A JPH0733767 A JP H0733767A JP 5179425 A JP5179425 A JP 5179425A JP 17942593 A JP17942593 A JP 17942593A JP H0733767 A JPH0733767 A JP H0733767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- substituent
- benzo
- dihydro
- thiopyran
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 一般式(I)
【化1】
(R1 はH、置換基を有していてもよいアルキル基また
は置換基を有していてもよいアルケニル基;R2 はHま
たはOHの保護基;R3 およびR4 はH、置換基を有し
ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
ルケニル基、アルコキシル基または置換基を有していて
もよいアリール基を表すか、またはR3 とR4 とが一緒
になって式−CH=CH−CH=CH−で表される基;
R5 はHまたはアルキル基;Qは含窒素複素環基;nは
1〜4の整数)で示されるチオクロマン誘導体またはそ
の医薬として許容される塩。 【効果】 高いリポキシゲナーゼ阻害作用、トロンボキ
サンA2 合成阻害作用、活性酸素種の消去作用等の薬理
作用を有するか、またはかかる作用を有する化合物の合
成中間体として有用。
は置換基を有していてもよいアルケニル基;R2 はHま
たはOHの保護基;R3 およびR4 はH、置換基を有し
ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
ルケニル基、アルコキシル基または置換基を有していて
もよいアリール基を表すか、またはR3 とR4 とが一緒
になって式−CH=CH−CH=CH−で表される基;
R5 はHまたはアルキル基;Qは含窒素複素環基;nは
1〜4の整数)で示されるチオクロマン誘導体またはそ
の医薬として許容される塩。 【効果】 高いリポキシゲナーゼ阻害作用、トロンボキ
サンA2 合成阻害作用、活性酸素種の消去作用等の薬理
作用を有するか、またはかかる作用を有する化合物の合
成中間体として有用。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬として有用な、ま
たは医薬として有用な化合物の合成用の中間体として有
用な新規チオクロマン誘導体およびその医薬として許容
される塩に関するものである。
たは医薬として有用な化合物の合成用の中間体として有
用な新規チオクロマン誘導体およびその医薬として許容
される塩に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の炎症性疾患の発症において、アラ
キドン酸から5−リポキシゲナーゼの作用によって生成
するロイコトリエン、シクロオキシゲナーゼ等の作用に
よって生成するトロンボキサンA2 が、重要な因子とし
て関与していることが知られている。また、これらの疾
患においては、活性酸素種等の関与も大きいことが知ら
れている。従来、側鎖に置換基を有するクロマン誘導体
がリポキシゲナーゼ阻害作用、抗酸化作用等を示すこと
が知られており〔特開昭63−264476号公報、特
開平2−215778号公報など参照〕、また、チオク
ロマンカルボン酸アミド誘導体が抗ヒスタミン作用、リ
ポキシゲナーゼ阻害作用等を示すことが知られている
〔特開平2−215779号公報参照〕が、その活性は
必ずしも十分とはいえない。また、ビタミンEにおいて
も対応するチオクロマン誘導体が知られているが、その
抗酸化作用はビタミンEよりも弱いとされている〔H.
A.Zahalkaら、ジャーナル オブ オーガニッ
ク ケミストリー(Journal of Organ
ic Chemistry)、53巻、3789−37
45頁(1988年)〕。従って、これらの薬理活性が
より高い化合物、さらにはより多くの薬理活性を有する
化合物が待望されている。
キドン酸から5−リポキシゲナーゼの作用によって生成
するロイコトリエン、シクロオキシゲナーゼ等の作用に
よって生成するトロンボキサンA2 が、重要な因子とし
て関与していることが知られている。また、これらの疾
患においては、活性酸素種等の関与も大きいことが知ら
れている。従来、側鎖に置換基を有するクロマン誘導体
がリポキシゲナーゼ阻害作用、抗酸化作用等を示すこと
が知られており〔特開昭63−264476号公報、特
開平2−215778号公報など参照〕、また、チオク
ロマンカルボン酸アミド誘導体が抗ヒスタミン作用、リ
ポキシゲナーゼ阻害作用等を示すことが知られている
〔特開平2−215779号公報参照〕が、その活性は
必ずしも十分とはいえない。また、ビタミンEにおいて
も対応するチオクロマン誘導体が知られているが、その
抗酸化作用はビタミンEよりも弱いとされている〔H.
A.Zahalkaら、ジャーナル オブ オーガニッ
ク ケミストリー(Journal of Organ
ic Chemistry)、53巻、3789−37
45頁(1988年)〕。従って、これらの薬理活性が
より高い化合物、さらにはより多くの薬理活性を有する
化合物が待望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、より
高いリポキシゲナーゼ阻害作用、トロンボキサンA2 合
成阻害作用、活性酸素種の消去作用等の薬理作用を有す
る新規チオクロマン誘導体およびその医薬として許容さ
れる塩またはその合成中間体化合物を提供することであ
る。本発明者らはこの目的を達成するために鋭意研究を
重ねてきたところ、驚くべきことに後記の一般式(I)
で示されるチオクロマン誘導体およびその医薬として許
容される塩が、極めて高いリポキシゲナーゼ阻害作用、
トロンボキサンA2合成阻害作用、活性酸素種の消去作
用等の薬理作用を有するか、またはそれらの作用を有す
る化合物の合成用中間体となることを見出し本発明を完
成するに至った。
高いリポキシゲナーゼ阻害作用、トロンボキサンA2 合
成阻害作用、活性酸素種の消去作用等の薬理作用を有す
る新規チオクロマン誘導体およびその医薬として許容さ
れる塩またはその合成中間体化合物を提供することであ
る。本発明者らはこの目的を達成するために鋭意研究を
重ねてきたところ、驚くべきことに後記の一般式(I)
で示されるチオクロマン誘導体およびその医薬として許
容される塩が、極めて高いリポキシゲナーゼ阻害作用、
トロンボキサンA2合成阻害作用、活性酸素種の消去作
用等の薬理作用を有するか、またはそれらの作用を有す
る化合物の合成用中間体となることを見出し本発明を完
成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、一般式
(I)
(I)
【0005】
【化2】
【0006】(式中、R1 は水素原子、置換基を有して
いてもよいアルキル基または置換基を有していてもよい
アルケニル基を表し、R2 は水素原子または水酸基の保
護基を表し、R3 およびR4 は水素原子、置換基を有し
ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
ルケニル基、アルコキシル基または置換基を有していて
もよいアリール基を表すか、またはR3 とR4 とが一緒
になって式−CH=CH−CH=CH−で表される基を
表し、R5 は水素原子またはアルキル基を表し、Qは含
窒素複素環基を表し、nは1から4の整数を表す。)で
示されるチオクロマン誘導体〔以下、チオクロマン誘導
体(I)という〕またはその医薬として許容される塩
〔以下、単に塩という〕を提供することにより達成され
る。
いてもよいアルキル基または置換基を有していてもよい
アルケニル基を表し、R2 は水素原子または水酸基の保
護基を表し、R3 およびR4 は水素原子、置換基を有し
ていてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいア
ルケニル基、アルコキシル基または置換基を有していて
もよいアリール基を表すか、またはR3 とR4 とが一緒
になって式−CH=CH−CH=CH−で表される基を
表し、R5 は水素原子またはアルキル基を表し、Qは含
窒素複素環基を表し、nは1から4の整数を表す。)で
示されるチオクロマン誘導体〔以下、チオクロマン誘導
体(I)という〕またはその医薬として許容される塩
〔以下、単に塩という〕を提供することにより達成され
る。
【0007】本明細書において、各記号はそれぞれ次の
ことを意味する。R1 、R3 およびR4 が表す置換基を
有していてもよいアルキル基におけるアルキル基は、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−
ブチル基、イソアミル基等の直鎖状または分岐鎖状のア
ルキル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルキル
基が好ましい。R1 、R3 およびR4 が表す置換基を有
していてもよいアルケニル基におけるアルケニル基とし
ては、ビニル基、アリル基、メタリル基、プレニル基等
の直鎖状または分岐鎖状のアルケニル基であり、中でも
炭素数5個以下の低級アルケニル基が好ましい。これら
が有していてもよい置換基としては、保護されていても
よい水酸基、低級アルコキシル基、置換基を有していて
もよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル
基、アリール基等を挙げることができる。
ことを意味する。R1 、R3 およびR4 が表す置換基を
有していてもよいアルキル基におけるアルキル基は、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−
ブチル基、イソアミル基等の直鎖状または分岐鎖状のア
ルキル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルキル
基が好ましい。R1 、R3 およびR4 が表す置換基を有
していてもよいアルケニル基におけるアルケニル基とし
ては、ビニル基、アリル基、メタリル基、プレニル基等
の直鎖状または分岐鎖状のアルケニル基であり、中でも
炭素数5個以下の低級アルケニル基が好ましい。これら
が有していてもよい置換基としては、保護されていても
よい水酸基、低級アルコキシル基、置換基を有していて
もよいアミノ基、保護されていてもよいカルボキシル
基、アリール基等を挙げることができる。
【0008】ここに保護されていてもよい水酸基におけ
る保護基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブタ
ノイル基、ベンゾイル基等のアシル基;メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニ
ル基;アミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル
基等のアミノカルボニル基等を挙げることができる。低
級アルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等の直鎖
状または分岐鎖状のアルコキシル基を挙げることがで
き、中でも炭素数5個以下の低級アルコキシル基が好ま
しい。置換基を有していてもよいアミノ基における置換
基としては、メチル基、エチル基等の低級アルキル基;
アセチル基、ベンゾイル基等のアシル基等を挙げること
ができ、当該置換基はモノ置換、ジ置換のいずれでもよ
く、かかるアミノ基としては具体的には、メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基等を挙げることができる。保護されていてもよ
いカルボキシル基における保護基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基等
を挙げることができる。アリール基としては、フェニル
基、ナフチル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基等を挙げることができる。R2 が表す水酸基
の保護基としては、上記と同様のものが挙げられる。
る保護基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブタ
ノイル基、ベンゾイル基等のアシル基;メトキシカルボ
ニル基、エトキシカルボニル基等のアルコキシカルボニ
ル基;アミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル
基等のアミノカルボニル基等を挙げることができる。低
級アルコキシル基としては、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等の直鎖
状または分岐鎖状のアルコキシル基を挙げることがで
き、中でも炭素数5個以下の低級アルコキシル基が好ま
しい。置換基を有していてもよいアミノ基における置換
基としては、メチル基、エチル基等の低級アルキル基;
アセチル基、ベンゾイル基等のアシル基等を挙げること
ができ、当該置換基はモノ置換、ジ置換のいずれでもよ
く、かかるアミノ基としては具体的には、メチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイル
アミノ基等を挙げることができる。保護されていてもよ
いカルボキシル基における保護基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基等
を挙げることができる。アリール基としては、フェニル
基、ナフチル基、p−メトキシフェニル基、p−クロロ
フェニル基等を挙げることができる。R2 が表す水酸基
の保護基としては、上記と同様のものが挙げられる。
【0009】R3 およびR4 が表すアルコキシル基は、
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基等の直鎖状または分岐鎖状のアルコキ
シル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルコキシ
ル基が好ましい。R3 およびR4 が表す置換基を有して
いてもよいアリール基におけるアリール基としては、フ
ェニル基が好ましく、アリール基が有していてもよい置
換基としては、低級アルキル基、低級アルコキシル基、
ハロゲン原子、保護されていてもよいカルボキシル基等
が挙げられる。ここに低級アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基等の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基が挙げら
れ、中でも炭素数4個以下の低級アルキル基が好まし
い。低級アルコキシル基としては、上記と同様のものが
挙げられる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等が挙げられる。保護されていてもよい
カルボキシル基としては、上記と同様のものが挙げられ
る。
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基等の直鎖状または分岐鎖状のアルコキ
シル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルコキシ
ル基が好ましい。R3 およびR4 が表す置換基を有して
いてもよいアリール基におけるアリール基としては、フ
ェニル基が好ましく、アリール基が有していてもよい置
換基としては、低級アルキル基、低級アルコキシル基、
ハロゲン原子、保護されていてもよいカルボキシル基等
が挙げられる。ここに低級アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基等の直鎖状または分岐鎖状のアルキル基が挙げら
れ、中でも炭素数4個以下の低級アルキル基が好まし
い。低級アルコキシル基としては、上記と同様のものが
挙げられる。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等が挙げられる。保護されていてもよい
カルボキシル基としては、上記と同様のものが挙げられ
る。
【0010】R5 が表すアルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基、イソアミル基等の直鎖状または分岐鎖状のアルキ
ル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルキル基が
好ましい。
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基、イソアミル基等の直鎖状または分岐鎖状のアルキ
ル基であり、中でも炭素数5個以下の低級アルキル基が
好ましい。
【0011】Qが表す含窒素複素環基は、ヘテロ原子と
して少なくとも1個の窒素原子を含んでいる基であれば
よく、好適には1〜4個の窒素原子、より好適には1〜
3個の窒素原子が含まれる。ヘテロ原子としては、窒素
原子以外のもの(例えば、酸素原子、硫黄原子)を、少
なくとも1個含んでいてもよい。含窒素複素環基は、好
適には5員環、6員環であることが好ましく、また5員
環、6員環の縮合環であってもよい。当該複素環基は、
前述した如き低級アルキル基、置換されていてもよいア
ミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基等で置換
されていてもよい。含窒素複素環基としては、具体的に
はイミダゾリル基、ピリジル基、ピロリジニル基、ピペ
リジニル基、モルホリノ基、トリアゾリル基、チアゾリ
ル基、ピラゾリル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、
トリアジニル基、ピロリル基等が挙げられ、中でも、イ
ミダゾリル基、ピリジル基、トリアゾリル基、チアゾリ
ル基等が好ましい。nは1から4の整数を表し、好まし
くは1または2の整数を表わす。
して少なくとも1個の窒素原子を含んでいる基であれば
よく、好適には1〜4個の窒素原子、より好適には1〜
3個の窒素原子が含まれる。ヘテロ原子としては、窒素
原子以外のもの(例えば、酸素原子、硫黄原子)を、少
なくとも1個含んでいてもよい。含窒素複素環基は、好
適には5員環、6員環であることが好ましく、また5員
環、6員環の縮合環であってもよい。当該複素環基は、
前述した如き低級アルキル基、置換されていてもよいア
ミノ基、保護されていてもよいカルボキシル基等で置換
されていてもよい。含窒素複素環基としては、具体的に
はイミダゾリル基、ピリジル基、ピロリジニル基、ピペ
リジニル基、モルホリノ基、トリアゾリル基、チアゾリ
ル基、ピラゾリル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、
トリアジニル基、ピロリル基等が挙げられ、中でも、イ
ミダゾリル基、ピリジル基、トリアゾリル基、チアゾリ
ル基等が好ましい。nは1から4の整数を表し、好まし
くは1または2の整数を表わす。
【0012】チオクロマン誘導体(I)およびその塩
は、下記のスキームに従って製造される。
は、下記のスキームに従って製造される。
【0013】
【化3】
【0014】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、
Qおよびnは前記定義のとおりであり、R6 は水素原子
または低級アルキル基を表し、R7 は水酸基の保護基を
表し、Xはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ
基、アリールスルホニルオキシ基等の反応性基を表す。
なお、R6 に関して、低級アルキル基としては上記と同
様のものが挙げられる。R7 に関して、水酸基の保護基
としては上記と同様のものが挙げられる。)即ち、チオ
クロマンカルボン酸誘導体(II)を原料として、テトラ
ヒドロフランなどの不活性溶媒中、水素化リチウムアル
ミニウムなどの還元剤を反応させて対応するチオクロマ
ンアルコール誘導体(III)とし、ついで、該アルコール
誘導体(III)を有機アミンの存在下または不存在下にハ
ロゲン化剤と反応させるか、または、ピリジン等の有機
塩基の存在下に、有機スルホニルハライドと反応させる
ことにより、ハライドまたはスルホネート等の反応性化
合物(IV)に変換し、反応性化合物(IV)を含窒素複素
環化合物自体またはそのアニオンと反応させ、必要に応
じ脱保護または保護することにより得ることができる。
また、例えば、トリフェニルホスフィンとともにチオク
ロマンアルコール誘導体(III)と含窒素複素環化合物自
体とを四塩化炭素中で反応させる方法のような反応性化
合物(IV)を単離しない方法によってもチオクロマン誘
導体(I)を得ることができる。
Qおよびnは前記定義のとおりであり、R6 は水素原子
または低級アルキル基を表し、R7 は水酸基の保護基を
表し、Xはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ
基、アリールスルホニルオキシ基等の反応性基を表す。
なお、R6 に関して、低級アルキル基としては上記と同
様のものが挙げられる。R7 に関して、水酸基の保護基
としては上記と同様のものが挙げられる。)即ち、チオ
クロマンカルボン酸誘導体(II)を原料として、テトラ
ヒドロフランなどの不活性溶媒中、水素化リチウムアル
ミニウムなどの還元剤を反応させて対応するチオクロマ
ンアルコール誘導体(III)とし、ついで、該アルコール
誘導体(III)を有機アミンの存在下または不存在下にハ
ロゲン化剤と反応させるか、または、ピリジン等の有機
塩基の存在下に、有機スルホニルハライドと反応させる
ことにより、ハライドまたはスルホネート等の反応性化
合物(IV)に変換し、反応性化合物(IV)を含窒素複素
環化合物自体またはそのアニオンと反応させ、必要に応
じ脱保護または保護することにより得ることができる。
また、例えば、トリフェニルホスフィンとともにチオク
ロマンアルコール誘導体(III)と含窒素複素環化合物自
体とを四塩化炭素中で反応させる方法のような反応性化
合物(IV)を単離しない方法によってもチオクロマン誘
導体(I)を得ることができる。
【0015】ここで、反応性誘導体(IV)と含窒素複素
環化合物自体またはそのアニオンとの反応は、無溶媒ま
たは好ましくはジオキサン、テトラヒドロフラン、トル
エン、ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中で行うこ
とができる。反応性誘導体(IV)を、イミダゾール、ピ
ロール、ピラゾール等の含窒素複素環化合物自体と反応
させる場合は、塩基の存在下または不存在下で室温ない
し150℃の温度範囲で行うことができ、また1−イミ
ダゾリルカリウム、3−ピリジルリチウム等の含窒素複
素環化合物のアニオンと反応させる場合は、通常−78
℃ないし70℃の範囲で行うことができる。なお、チオ
クロマンカルボン酸誘導体(II)は、テトラヘドロン
レターズ(Tetrahedoron Letters) 、27巻、25号、
2817頁(1986年)および特開平2−21248
3号公報に記載の方法に準じて製造される。
環化合物自体またはそのアニオンとの反応は、無溶媒ま
たは好ましくはジオキサン、テトラヒドロフラン、トル
エン、ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中で行うこ
とができる。反応性誘導体(IV)を、イミダゾール、ピ
ロール、ピラゾール等の含窒素複素環化合物自体と反応
させる場合は、塩基の存在下または不存在下で室温ない
し150℃の温度範囲で行うことができ、また1−イミ
ダゾリルカリウム、3−ピリジルリチウム等の含窒素複
素環化合物のアニオンと反応させる場合は、通常−78
℃ないし70℃の範囲で行うことができる。なお、チオ
クロマンカルボン酸誘導体(II)は、テトラヘドロン
レターズ(Tetrahedoron Letters) 、27巻、25号、
2817頁(1986年)および特開平2−21248
3号公報に記載の方法に準じて製造される。
【0016】チオクロマン誘導体(I)の塩としては、
医薬として許容される塩であれば特に制限はなく、例え
ば塩酸塩、硫酸塩等の無機酸との塩;酢酸塩、クエン酸
塩、コハク酸塩等の有機酸との塩が例示される。チオク
ロマン誘導体(I)の塩は、自体既知の手段によってチ
オクロマン誘導体(I)から製造される。
医薬として許容される塩であれば特に制限はなく、例え
ば塩酸塩、硫酸塩等の無機酸との塩;酢酸塩、クエン酸
塩、コハク酸塩等の有機酸との塩が例示される。チオク
ロマン誘導体(I)の塩は、自体既知の手段によってチ
オクロマン誘導体(I)から製造される。
【0017】チオクロマン誘導体(I)またはその塩の
反応混合液からの単離は、常法によって行うことがで
き、例えば反応液に水を加え、酢酸エチル等で抽出し、
抽出液を水洗したのち、乾燥し、減圧下に濃縮し、再結
晶またはクロマトグラフィで分離精製することにより、
チオクロマン誘導体(I)またはその塩を得ることがで
きる。
反応混合液からの単離は、常法によって行うことがで
き、例えば反応液に水を加え、酢酸エチル等で抽出し、
抽出液を水洗したのち、乾燥し、減圧下に濃縮し、再結
晶またはクロマトグラフィで分離精製することにより、
チオクロマン誘導体(I)またはその塩を得ることがで
きる。
【0018】一般式(I)におけるR1 、R2 、R3 お
よびR4 に関して、そのいずれの基もが保護基を有しな
いチオクロマン誘導体(I)およびその塩は、一般にヒ
トをはじめとするウマ、ウシ、イヌ、モルモット、マウ
ス等の動物に対して、トロンボキサンA2 の生合成阻害
作用、5−リポキシゲナーゼの阻害作用、活性酸素種の
消去作用等の薬理作用を有し、その作用は対応するクロ
マン化合物に比べ、より高いものである。従って,当該
化合物は、トロンボキサンA2 、ロイコトリエン、活性
酸素種等のうち少なくとも一種に起因する疾病の治療・
予防剤として有用である。かかる疾病としては、具体的
には例えば気管支喘息、血栓症、虚血性疾患(例えば、
脳卒中、心筋梗塞等)、腎炎、肺不全、乾癬、アレルギ
ー性疾患、アナフィラキシーショック、動脈硬化、脂肪
肝、肝炎、肝硬変、自己免疫性疾患(例えば、リウマ
チ、関節炎等)、癌、脳打撲、脊髄損傷等の脳、肺、
腎、肝、関節、皮膚などの疾患が挙げられる。
よびR4 に関して、そのいずれの基もが保護基を有しな
いチオクロマン誘導体(I)およびその塩は、一般にヒ
トをはじめとするウマ、ウシ、イヌ、モルモット、マウ
ス等の動物に対して、トロンボキサンA2 の生合成阻害
作用、5−リポキシゲナーゼの阻害作用、活性酸素種の
消去作用等の薬理作用を有し、その作用は対応するクロ
マン化合物に比べ、より高いものである。従って,当該
化合物は、トロンボキサンA2 、ロイコトリエン、活性
酸素種等のうち少なくとも一種に起因する疾病の治療・
予防剤として有用である。かかる疾病としては、具体的
には例えば気管支喘息、血栓症、虚血性疾患(例えば、
脳卒中、心筋梗塞等)、腎炎、肺不全、乾癬、アレルギ
ー性疾患、アナフィラキシーショック、動脈硬化、脂肪
肝、肝炎、肝硬変、自己免疫性疾患(例えば、リウマ
チ、関節炎等)、癌、脳打撲、脊髄損傷等の脳、肺、
腎、肝、関節、皮膚などの疾患が挙げられる。
【0019】本発明のチオクロマン誘導体(I)および
その塩を上記の医薬品として用いる場合、薬理的に許容
される添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤等)等
を、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、顆粒、錠
剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤等の態様で医薬組
成物とし、経口的または非経口的に投与することができ
る。上記製剤中には、チオクロマン誘導体(I)および
その塩はその有効量が配合される。投与量は、投与ルー
ト、症状、患者の体重あるいは年令等によっても異なる
が、例えば成人患者に経口投与する場合は、1〜100
0mg/ヒト/日、特に5〜100mg/ヒト/日を1
日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。また、静脈
内投与の場合は、0.1〜100g/ヒト/日、特に1
〜50mg/ヒト/日を1日1〜数回に分けて投与する
のが望ましい。
その塩を上記の医薬品として用いる場合、薬理的に許容
される添加剤(例えば、担体、賦形剤、希釈剤等)等
を、製薬上必要な成分と適宜混合し、粉末、顆粒、錠
剤、カプセル剤、シロップ剤、注射剤等の態様で医薬組
成物とし、経口的または非経口的に投与することができ
る。上記製剤中には、チオクロマン誘導体(I)および
その塩はその有効量が配合される。投与量は、投与ルー
ト、症状、患者の体重あるいは年令等によっても異なる
が、例えば成人患者に経口投与する場合は、1〜100
0mg/ヒト/日、特に5〜100mg/ヒト/日を1
日1〜数回に分けて投与するのが望ましい。また、静脈
内投与の場合は、0.1〜100g/ヒト/日、特に1
〜50mg/ヒト/日を1日1〜数回に分けて投与する
のが望ましい。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
これらの実施例により本発明は何ら制限されるものでは
ない。
これらの実施例により本発明は何ら制限されるものでは
ない。
【0021】参考例1〔(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)メタノールの合成〕 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム3gをテト
ラヒドロフラン500mlに懸濁させた液に、3,4−
ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−
2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−カルボン酸18g
をテトラヒドロフラン300mlに溶解させた液を滴下
した。滴下後、反応液を1時間加熱還流し、冷却したの
ちテトラヒドロフランで希釈した水を滴下し、ついで希
塩酸を加えてジエチルエーテルで抽出した。抽出液を食
塩水で洗浄したのち、乾燥濃縮し、得られた残渣を酢酸
エチルに懸濁し、濾過することにより結晶を得た。濾液
はシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、上記の
結晶と合わせて下記の物性を有する(3,4−ジヒドロ
−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−2−イル)メタノールを12g
得た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.68−1.83(m,1H),2.16(s,3
H),2.19(s,3H),2.29(s,3H),
2.55−2.69(m,1H),2.81−2.93
(m,1H),3.40(m,1H),3.59(d
d,1H),3.71(dd,1H),4.55(b
r.s,1H)
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)メタノールの合成〕 窒素雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム3gをテト
ラヒドロフラン500mlに懸濁させた液に、3,4−
ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−
2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−カルボン酸18g
をテトラヒドロフラン300mlに溶解させた液を滴下
した。滴下後、反応液を1時間加熱還流し、冷却したの
ちテトラヒドロフランで希釈した水を滴下し、ついで希
塩酸を加えてジエチルエーテルで抽出した。抽出液を食
塩水で洗浄したのち、乾燥濃縮し、得られた残渣を酢酸
エチルに懸濁し、濾過することにより結晶を得た。濾液
はシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、上記の
結晶と合わせて下記の物性を有する(3,4−ジヒドロ
−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−2−イル)メタノールを12g
得た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.68−1.83(m,1H),2.16(s,3
H),2.19(s,3H),2.29(s,3H),
2.55−2.69(m,1H),2.81−2.93
(m,1H),3.40(m,1H),3.59(d
d,1H),3.71(dd,1H),4.55(b
r.s,1H)
【0022】参考例2〔(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベンゾ
−1−チオピラン−2−イル)メタノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、3,4−ジヒドロ−
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−2−カルボン酸を用いた以
外は参考例1と同様に反応および分離精製を行うことに
より、下記の物性を有する(3,4−ジヒドロ−6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベン
ゾ−1−チオピラン−2−イル)メタノールを11.5
g得た。 FD質量スペクトル〔M〕+ 252
ロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベンゾ
−1−チオピラン−2−イル)メタノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、3,4−ジヒドロ−
6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−2−カルボン酸を用いた以
外は参考例1と同様に反応および分離精製を行うことに
より、下記の物性を有する(3,4−ジヒドロ−6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベン
ゾ−1−チオピラン−2−イル)メタノールを11.5
g得た。 FD質量スペクトル〔M〕+ 252
【0023】参考例3〔2−(3,4−ジヒドロ−6−
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エタノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、(3,4−ジヒドロ
−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−2−イル)酢酸を用いた以外は
参考例1と同様に反応および分離精製を行うことによ
り、下記の物性を有する2−(3,4−ジヒドロ−6−
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エタノールを11.5g得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 252
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エタノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、(3,4−ジヒドロ
−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−2−イル)酢酸を用いた以外は
参考例1と同様に反応および分離精製を行うことによ
り、下記の物性を有する2−(3,4−ジヒドロ−6−
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エタノールを11.5g得
た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 252
【0024】参考例4〔(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5−(2−プロペニル)−7−(1−メチルエ
チル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)メ
タノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、3,4−ジヒドロ−
6−ヒドロキシ−5−(2−プロペニル)−7−(1−
メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−
カルボン酸メチルを用いた以外は参考例1と同様に反応
および分離精製を行うことにより、下記の物性を有する
(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5−(2−プロ
ペニル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)メタノールを11.5g得
た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.66−1.83(m,1H),2.17(s,3
H),2.2(s,3H),2.28(s,3H),
2.55−2.69(m,1H),2.8−2.93
(m,1H),3.33−3.46(m,1H),3.
59(dd,1H),3.71(dd,1H),4.5
2(br.s,1H)
ロキシ−5−(2−プロペニル)−7−(1−メチルエ
チル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)メ
タノールの合成〕 参考例1において、3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−2−カルボン酸の代わりに、3,4−ジヒドロ−
6−ヒドロキシ−5−(2−プロペニル)−7−(1−
メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−
カルボン酸メチルを用いた以外は参考例1と同様に反応
および分離精製を行うことにより、下記の物性を有する
(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5−(2−プロ
ペニル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)メタノールを11.5g得
た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.66−1.83(m,1H),2.17(s,3
H),2.2(s,3H),2.28(s,3H),
2.55−2.69(m,1H),2.8−2.93
(m,1H),3.33−3.46(m,1H),3.
59(dd,1H),3.71(dd,1H),4.5
2(br.s,1H)
【0025】参考例5〔2−(3,4−ジヒドロ−6−
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エチル p−トルエンスル
ホナートの合成〕 参考例3で得られた2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)エタノール2.52gおよびピ
リジン0.85gを塩化メチレン200mlに溶解し、
氷冷下塩化p−トルエンスルホニル1.95gを加えて
室温で一夜攪拌した。得られた反応液を水洗し、乾燥、
濃縮したのち、シリカゲルカラムクロマトグラフィで精
製することにより、下記の物性を有する2−(3,4−
ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−
2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)エチル p
−トルエンスルホナートを3.1g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 406
ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)エチル p−トルエンスル
ホナートの合成〕 参考例3で得られた2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)エタノール2.52gおよびピ
リジン0.85gを塩化メチレン200mlに溶解し、
氷冷下塩化p−トルエンスルホニル1.95gを加えて
室温で一夜攪拌した。得られた反応液を水洗し、乾燥、
濃縮したのち、シリカゲルカラムクロマトグラフィで精
製することにより、下記の物性を有する2−(3,4−
ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−トリメチル−
2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)エチル p
−トルエンスルホナートを3.1g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 406
【0026】参考例6〔3,4−ジヒドロ−2−(2−
ヨードエチル)−5,7,8−トリメチル−2H−ベン
ゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 参考例5で得られた2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)エチル p−トルエンスルホナ
ート406mgをジメチルホルムアミド5mlに溶解
し、ヨウ化ナトリウム450mgを加えて室温で3時間
攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、抽
出液を水洗し、乾燥後濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する3,4−ジヒドロ−2−(2−ヨードエ
チル)−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを324mg得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 362
ヨードエチル)−5,7,8−トリメチル−2H−ベン
ゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 参考例5で得られた2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−2−イル)エチル p−トルエンスルホナ
ート406mgをジメチルホルムアミド5mlに溶解
し、ヨウ化ナトリウム450mgを加えて室温で3時間
攪拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、抽
出液を水洗し、乾燥後濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィで精製することにより、下記
の物性を有する3,4−ジヒドロ−2−(2−ヨードエ
チル)−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを324mg得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 362
【0027】実施例1〔3,4−ジヒドロ−2−(1−
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 (3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−ト
リメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)
メタノール1gを四塩化炭素50mlおよびクロロホル
ム150mlの混合溶媒に溶解し、トリフェニルホスフ
ィン1.2gおよびイミダゾール1.5gを加えて、6
時間加熱還流した。反応液を濃縮したのち、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィで精製することにより、
下記の物性を有する3,4−ジヒドロ−2−(1−イミ
ダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−6−オールを510mg得た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.60−1.75(m,1H),2.18(s,3
H),2.20(s,3H),2.24(s,3H),
2.56−2.70(m,1H),2.80−2.92
(m,1H),3.50(m,1H),4.10(d,
2H),5.32(br.s,1H),6.98(s.
1H),7.09(s,1H),7.52(s,1H)
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 (3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8−ト
リメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)
メタノール1gを四塩化炭素50mlおよびクロロホル
ム150mlの混合溶媒に溶解し、トリフェニルホスフ
ィン1.2gおよびイミダゾール1.5gを加えて、6
時間加熱還流した。反応液を濃縮したのち、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィで精製することにより、
下記の物性を有する3,4−ジヒドロ−2−(1−イミ
ダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−チオピラン−6−オールを510mg得た。 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.60−1.75(m,1H),2.18(s,3
H),2.20(s,3H),2.24(s,3H),
2.56−2.70(m,1H),2.80−2.92
(m,1H),3.50(m,1H),4.10(d,
2H),5.32(br.s,1H),6.98(s.
1H),7.09(s,1H),7.52(s,1H)
【0028】実施例2〔3,4−ジヒドロ−2−(1−
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−オール塩酸塩の合成〕 3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−
5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラ
ン−6−オール1.1gをエタノール100mlに溶解
し、氷冷下に塩化水素ガスを吹き込んだ。反応液を濃縮
し、残渣をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥することに
より、3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メ
チル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チ
オピラン−6−オール塩酸塩を1.13g得た。 NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6)δ 1.53−1.7(m,1H),2.09(s,9
H),2.0−2.2(m,1H),2.5−2.61
(m,1H),2.73−2.86(m,1H),3.
38(br.s,1H),3.79(m,1H),4.
30(dd,1H),4.45(dd,1H),7.7
2(s,1H),7.84(s,1H),9.20
(s,1H)
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−オール塩酸塩の合成〕 3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−
5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラ
ン−6−オール1.1gをエタノール100mlに溶解
し、氷冷下に塩化水素ガスを吹き込んだ。反応液を濃縮
し、残渣をジエチルエーテルで洗浄し、乾燥することに
より、3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メ
チル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チ
オピラン−6−オール塩酸塩を1.13g得た。 NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6)δ 1.53−1.7(m,1H),2.09(s,9
H),2.0−2.2(m,1H),2.5−2.61
(m,1H),2.73−2.86(m,1H),3.
38(br.s,1H),3.79(m,1H),4.
30(dd,1H),4.45(dd,1H),7.7
2(s,1H),7.84(s,1H),9.20
(s,1H)
【0029】実施例3〔3,4−ジヒドロ−2−(1−
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−イル モノサクシネー
トの合成〕 3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−
5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラ
ン−6−オール0.5gをピリジン5mlに溶解し、無
水コハク酸0.21gを加えて一夜加熱還流した。無水
コハク酸0.1gを追加して一日加熱還流し、さらに無
水コハク酸0.2gを追加して一日加熱還流した。反応
液を減圧下に濃縮し、水を加えて1N塩酸で中和した。
析出した結晶を濾過し、水洗したのち乾燥し、エタノー
ルより再結晶することにより、下記の物性を有する3,
4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−5,
7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−
6−イル モノサクシネートを0.15g得た。 NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6)δ 1.51−1.67(m,1H),1.96(s,3
H),1.98(s,3H),2.12(s,3H),
2.0−2.15(m,1H),2.53−2.64
(m,3H),2.72−2.90(m,3H),3.
62−3.75(m,1H),4.1−4.3(m,2
H),6.92(s,1H),7.27(s,1H),
7.70(s,1H)
イミダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H
−ベンゾ−1−チオピラン−6−イル モノサクシネー
トの合成〕 3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−
5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラ
ン−6−オール0.5gをピリジン5mlに溶解し、無
水コハク酸0.21gを加えて一夜加熱還流した。無水
コハク酸0.1gを追加して一日加熱還流し、さらに無
水コハク酸0.2gを追加して一日加熱還流した。反応
液を減圧下に濃縮し、水を加えて1N塩酸で中和した。
析出した結晶を濾過し、水洗したのち乾燥し、エタノー
ルより再結晶することにより、下記の物性を有する3,
4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−5,
7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−
6−イル モノサクシネートを0.15g得た。 NMRスペクトル(400MHz,DMSO−d6)δ 1.51−1.67(m,1H),1.96(s,3
H),1.98(s,3H),2.12(s,3H),
2.0−2.15(m,1H),2.53−2.64
(m,3H),2.72−2.90(m,3H),3.
62−3.75(m,1H),4.1−4.3(m,2
H),6.92(s,1H),7.27(s,1H),
7.70(s,1H)
【0030】実施例4〔3,4−ジヒドロ−2−(2−
(1−イミダゾリル)エチル)−5,7,8−トリメチ
ル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合
成〕 2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8
−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イ
ル)エチル p−トルエンスルホナート406mgとイ
ミダゾール200mgをトルエン中で一夜加熱還流し
た。反応液を重曹水、水、食塩水で順次洗浄し、乾燥後
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィで精製することにより、下記の物性を有する3,4
−ジヒドロ−2−(2−(1−イミダゾリル)エチル)
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−6−オールを182mg得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 302
(1−イミダゾリル)エチル)−5,7,8−トリメチ
ル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合
成〕 2−(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5,7,8
−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イ
ル)エチル p−トルエンスルホナート406mgとイ
ミダゾール200mgをトルエン中で一夜加熱還流し
た。反応液を重曹水、水、食塩水で順次洗浄し、乾燥後
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィで精製することにより、下記の物性を有する3,4
−ジヒドロ−2−(2−(1−イミダゾリル)エチル)
−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピ
ラン−6−オールを182mg得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 302
【0031】実施例5〔3,4−ジヒドロ−2−(1−
イミダゾリル)メチル−2,5,7,8−テトラメチル
−2H−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 実施例1において、(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオ
ピラン−2−イル)メタノール1gの代わりに(3,4
−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラ
メチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)メ
タノール1.06gを用いた以外は実施例1と同様に反
応および分離精製を行うことにより、下記の物性を有す
る3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル
−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを0.34g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 302
イミダゾリル)メチル−2,5,7,8−テトラメチル
−2H−ベンゾ−1−チオピラン−6−オールの合成〕 実施例1において、(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオ
ピラン−2−イル)メタノール1gの代わりに(3,4
−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラ
メチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−2−イル)メ
タノール1.06gを用いた以外は実施例1と同様に反
応および分離精製を行うことにより、下記の物性を有す
る3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル
−2,5,7,8−テトラメチル−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを0.34g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 302
【0032】実施例6〔3,4−ジヒドロ−2−(1−
イミダゾリル)メチル−5−(2−プロペニル)−7−
(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン
−6−オールの合成〕 実施例1において、(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオ
ピラン−2−イル)メタノール1gの代わりに2−
(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5−(2−プロ
ペニル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)メタノール1.17gを用
いた以外は実施例1と同様に反応および分離精製を行う
ことにより、下記の物性を有する3,4−ジヒドロ−2
−(1−イミダゾリル)メチル−5−(2−プロペニ
ル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを0.54g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 328 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.21(d,3H),1.23(d,3H),1.6
3−1.8(m,1H),2.1−2.44(m,1
H),2.58−2.72(m,1H),2.77−
2.9(m,1H),3.09−3.22(m,1
H),3.45(d,2H),3.48−3.58
(m,1H),4.11(d,2H),5.0(dd,
1H),5.1(dd,1H),5.27(br.s,
1H),5.87−6.03(m,1H),6.9
(s,1H),6.99(s,1H),7.1(s,1
H),7.52(s,1H)
イミダゾリル)メチル−5−(2−プロペニル)−7−
(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−チオピラン
−6−オールの合成〕 実施例1において、(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキ
シ−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオ
ピラン−2−イル)メタノール1gの代わりに2−
(3,4−ジヒドロ−6−ヒドロキシ−5−(2−プロ
ペニル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−2−イル)メタノール1.17gを用
いた以外は実施例1と同様に反応および分離精製を行う
ことにより、下記の物性を有する3,4−ジヒドロ−2
−(1−イミダゾリル)メチル−5−(2−プロペニ
ル)−7−(1−メチルエチル)−2H−ベンゾ−1−
チオピラン−6−オールを0.54g得た。 FD質量スペクトル 〔M〕+ 328 NMRスペクトル(400MHz,CDCl3 )δ 1.21(d,3H),1.23(d,3H),1.6
3−1.8(m,1H),2.1−2.44(m,1
H),2.58−2.72(m,1H),2.77−
2.9(m,1H),3.09−3.22(m,1
H),3.45(d,2H),3.48−3.58
(m,1H),4.11(d,2H),5.0(dd,
1H),5.1(dd,1H),5.27(br.s,
1H),5.87−6.03(m,1H),6.9
(s,1H),6.99(s,1H),7.1(s,1
H),7.52(s,1H)
【0033】試験例1(5−リポキシゲナーゼ抑制作
用) 越智らの方法(ジャーナル オブ バイオロジカル ケ
ミストリー (Journalof Biological Chemistry)、25
8巻、5754頁(1983年))に従い、RBL−1
細胞を用いて5−リポキシゲナーゼの抑制作用を5−ヒ
ドロキシエイコサテトラエン酸(5−HETE)生成量
の減少により評価した。被験化合物として本発明の3,
4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−5,
7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−
6−オール(発明化合物1)および対応するクロマン化
合物として3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリ
ル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−ピラン−6−オール(対照化合物1)を用い、それ
ぞれの50%阻害濃度を求めた。その結果を表1に示
す。
用) 越智らの方法(ジャーナル オブ バイオロジカル ケ
ミストリー (Journalof Biological Chemistry)、25
8巻、5754頁(1983年))に従い、RBL−1
細胞を用いて5−リポキシゲナーゼの抑制作用を5−ヒ
ドロキシエイコサテトラエン酸(5−HETE)生成量
の減少により評価した。被験化合物として本発明の3,
4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メチル−5,
7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チオピラン−
6−オール(発明化合物1)および対応するクロマン化
合物として3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリ
ル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−ピラン−6−オール(対照化合物1)を用い、それ
ぞれの50%阻害濃度を求めた。その結果を表1に示
す。
【0034】
【表1】
【0035】試験例2(トロンボキサン合成酵素阻害作
用) 試験管1および2には50mMトリス−0.1MNaC
l緩衝液(pH7.5)100μlおよび溶媒のジメチ
ルスルホキシド2μlを、試験管3および4には酵素液
であるヒト血小板ミクロゾームの10倍希釈液(200
μg/ml)100μlおよびジメチルスルホキシド2
μlを、試験管5および6には酵素液であるヒト血小板
ミクロゾームの10倍希釈液(200μg/ml)10
0μlおよび3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリ
ル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−6−オール(発明化合物1)のジメチ
ルスルホキシド溶液2μlを、試験管7および8には酵
素液であるヒト血小板ミクロゾームの10倍希釈液(2
00μg/ml)100μlおよび発明化合物1に対応
するクロマン化合物3,4−ジヒドロ−2−(1−イミ
ダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−ピラン−6−オール(対照化合物1)のジメ
チルスルホキシド溶液2μlを入れ攪拌したのち、22
−25℃のシェーキング・バス中で3分間インキュベー
トした。各試験管に2μlのプロスタグランジンH2 の
アセトン溶液(50μg/ml)を加え攪拌したのち、
22−25℃のシェーキング・バス中で3分間インキュ
ベートした。次いで10μlの塩化第一鉄水溶液(6.
3mg/ml)を加えて反応を停止させ、室温で15分
間放置したのち氷冷した。4℃にて3000r.p.
m.で10分間遠心し、その上清中に生成されたトロン
ボキサンB2 を10倍希釈してラジオイムノアッセイで
測定した。試験管1および2をブランクとして試験管3
および4を対照にトロンボキサンB2 の生成量の阻害率
を算出した。その結果を表2に示す。
用) 試験管1および2には50mMトリス−0.1MNaC
l緩衝液(pH7.5)100μlおよび溶媒のジメチ
ルスルホキシド2μlを、試験管3および4には酵素液
であるヒト血小板ミクロゾームの10倍希釈液(200
μg/ml)100μlおよびジメチルスルホキシド2
μlを、試験管5および6には酵素液であるヒト血小板
ミクロゾームの10倍希釈液(200μg/ml)10
0μlおよび3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリ
ル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−
1−チオピラン−6−オール(発明化合物1)のジメチ
ルスルホキシド溶液2μlを、試験管7および8には酵
素液であるヒト血小板ミクロゾームの10倍希釈液(2
00μg/ml)100μlおよび発明化合物1に対応
するクロマン化合物3,4−ジヒドロ−2−(1−イミ
ダゾリル)メチル−5,7,8−トリメチル−2H−ベ
ンゾ−1−ピラン−6−オール(対照化合物1)のジメ
チルスルホキシド溶液2μlを入れ攪拌したのち、22
−25℃のシェーキング・バス中で3分間インキュベー
トした。各試験管に2μlのプロスタグランジンH2 の
アセトン溶液(50μg/ml)を加え攪拌したのち、
22−25℃のシェーキング・バス中で3分間インキュ
ベートした。次いで10μlの塩化第一鉄水溶液(6.
3mg/ml)を加えて反応を停止させ、室温で15分
間放置したのち氷冷した。4℃にて3000r.p.
m.で10分間遠心し、その上清中に生成されたトロン
ボキサンB2 を10倍希釈してラジオイムノアッセイで
測定した。試験管1および2をブランクとして試験管3
および4を対照にトロンボキサンB2 の生成量の阻害率
を算出した。その結果を表2に示す。
【0036】
【表2】
【0037】試験例3(抗喘息作用) 抗卵白アルブミン家兎血清をハートレー系モルモット
(体重238−278g)の前腕静脈内に投与し、受動
的に感作した。24時間後に薬剤をスプレーにより、鼻
腔および口腔内に噴射した。薬剤投与5分後に抗原卵白
アルブミンの2%生理食塩水溶液を超音波ネブライザー
を用いて噴霧吸入させ、移行10分間にわたりアナフィ
ラキシー症状惹起の有無を観察した。アナフィラキシー
症状惹起の有無は鈴木の方法(「アレルギー実験法
(1)、蛋白質・核酸・酵素、増刊」、14巻、580
頁(1969年))により判定し、あわせて横転時間お
よび致死時間を測定した。なお、被験化合物として、本
発明の3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メ
チル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チ
オピラン−6−オール(発明化合物1)および対照薬と
してプロピオン酸ベクロメタゾン(対照化合物2)を用
いた。結果を表3、表4および表5に示す。
(体重238−278g)の前腕静脈内に投与し、受動
的に感作した。24時間後に薬剤をスプレーにより、鼻
腔および口腔内に噴射した。薬剤投与5分後に抗原卵白
アルブミンの2%生理食塩水溶液を超音波ネブライザー
を用いて噴霧吸入させ、移行10分間にわたりアナフィ
ラキシー症状惹起の有無を観察した。アナフィラキシー
症状惹起の有無は鈴木の方法(「アレルギー実験法
(1)、蛋白質・核酸・酵素、増刊」、14巻、580
頁(1969年))により判定し、あわせて横転時間お
よび致死時間を測定した。なお、被験化合物として、本
発明の3,4−ジヒドロ−2−(1−イミダゾリル)メ
チル−5,7,8−トリメチル−2H−ベンゾ−1−チ
オピラン−6−オール(発明化合物1)および対照薬と
してプロピオン酸ベクロメタゾン(対照化合物2)を用
いた。結果を表3、表4および表5に示す。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】これらの試験結果より、本発明のチオクロ
マン誘導体(I)およびその塩は、対応するクロマン化
合物に比べ、高いリポキシゲナーゼ阻害作用またはトロ
ンボキサン合成酵素阻害作用を有しており、またステロ
イドと同等の高い抗アナフィラキシー作用を有している
ことから、ロイコトリエン、トロンボキサンA2 、活性
酸素種などの関与する心、脳、肺、腎、肝、関節、皮膚
などの疾患の治療薬として有用であることが確認され
た。また、本発明のチオクロマン誘導体(I)は、毒性
試験においても低毒性であることが確認された。
マン誘導体(I)およびその塩は、対応するクロマン化
合物に比べ、高いリポキシゲナーゼ阻害作用またはトロ
ンボキサン合成酵素阻害作用を有しており、またステロ
イドと同等の高い抗アナフィラキシー作用を有している
ことから、ロイコトリエン、トロンボキサンA2 、活性
酸素種などの関与する心、脳、肺、腎、肝、関節、皮膚
などの疾患の治療薬として有用であることが確認され
た。また、本発明のチオクロマン誘導体(I)は、毒性
試験においても低毒性であることが確認された。
【0042】
【発明の効果】本発明の化合物は、リポキシゲナーゼ阻
害作用、トロンボキサンA2 合成阻害作用、活性酸素種
の消去作用等の薬理作用を有するので、ロイコトリエ
ン、トロンボキサンA2 、活性酸素種などの関与する
心、脳、肺、腎、肝、関節、皮膚などの疾患の治療に効
果が期待される。
害作用、トロンボキサンA2 合成阻害作用、活性酸素種
の消去作用等の薬理作用を有するので、ロイコトリエ
ン、トロンボキサンA2 、活性酸素種などの関与する
心、脳、肺、腎、肝、関節、皮膚などの疾患の治療に効
果が期待される。
フロントページの続き (72)発明者 塩野 万蔵 岡山県倉敷市酒津2045番地の1 株式会社 クラレ内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、置換基を有していてもよいア
ルキル基または置換基を有していてもよいアルケニル基
を表し、R2 は水素原子または水酸基の保護基を表し、
R3 およびR4 は水素原子、置換基を有していてもよい
アルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、
アルコキシル基または置換基を有していてもよいアリー
ル基を表すか、またはR3 とR4 とが一緒になって式−
CH=CH−CH=CH−で表される基を表し、R5 は
水素原子またはアルキル基を表し、Qは含窒素複素環基
を表し、nは1から4の整数を表す。)で示されるチオ
クロマン誘導体またはその医薬として許容される塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5179425A JPH0733767A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | チオクロマン誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5179425A JPH0733767A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | チオクロマン誘導体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733767A true JPH0733767A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16065640
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5179425A Pending JPH0733767A (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | チオクロマン誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733767A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002096362A3 (en) * | 2001-05-30 | 2003-05-22 | Alteon Inc | Method for treating fibrotic diseases or other indications vi |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP5179425A patent/JPH0733767A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002096362A3 (en) * | 2001-05-30 | 2003-05-22 | Alteon Inc | Method for treating fibrotic diseases or other indications vi |
| US6596745B2 (en) | 2001-05-30 | 2003-07-22 | Alteon, Inc. | Method for treating fibrotic diseases with azolium chroman compounds |
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