JPH0733834A - 光学材料用重合組成物 - Google Patents

光学材料用重合組成物

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JPH0733834A
JPH0733834A JP5180422A JP18042293A JPH0733834A JP H0733834 A JPH0733834 A JP H0733834A JP 5180422 A JP5180422 A JP 5180422A JP 18042293 A JP18042293 A JP 18042293A JP H0733834 A JPH0733834 A JP H0733834A
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diallyl
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allyl
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monomer
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JP5180422A
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Hiroshi Uchida
博 内田
Toru Takahashi
徹 高橋
Kazufumi Kai
和史 甲斐
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Showa Denko KK
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 屈折率が高くしかも耐衝撃性の優れた光学材
料として好適な有機ガラスを提供する。 【構成】 (1)下記不飽和二塩基酸系オリゴマー 3
0〜70重量部 RO(COCH=CHCOOR'O)nCOCH=CHCOOR (2)ROCOCH=CHCOOR 0〜30重量部 (ただし、(1)、(2)中R’は芳香族炭化水素を有
するジオールから誘導された2価の有機残基であって、
Rは炭素数が水素または1から8の不飽和または不飽和
アルキル基を表わす。nは1〜20の数を示す。) (3)安息香酸アリル、2−、3−、4−フェニル安息
香酸アリルの1種 10〜50重量部。 (4)ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
ト、ビニルベンゾエート、ジアリルテレフタレート、ジ
アリルイソフタレート、ジアリルフタレートモノマー、
1,2−、1,3−、1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸ジアリルモノマー、ジエチレングリコールジアリル
カーボネートの1種 0〜50重量部からなる光学材料
用重合組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は眼鏡用レンズ材料やその
他の光学用材料に使用できる、軽比重で屈折率が高く、
しかも耐衝撃性の優れた光学材料として好適な有機ガラ
スを与える素材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機ガラスは無機ガラスに比
較して軽量であるために、ジエチレングリコールビス
(アリルカーボネート)(以下「CR−39」と略す)
やメチルメタクリレート等の重合体からなる有機ガラス
が使用されている。しかし、これらの有機ガラスの屈折
率は1.49〜1.50と無機ガラス(ホワイトクラウ
ンガラスの場合1.523)に比較して低く、無機ガラ
スの場合よりも厚くなり軽量化のメリットが損なわれ、
また視力矯正用レンズとして用いた場合、度が強くなる
と見かけが悪くなるという欠点があった。
【0003】これに対処するためにジアリルフタレート
系モノマーを用いた有機ガラスが種々提案されている
が、脆かったり透過率の点で問題があり、これを改良す
るために、単官能重合性モノマーで希釈した場合には、
耐熱性、耐溶剤についての性能に支障をきたし、有機ガ
ラスとしては不十分な性能であった。また、末端にアリ
ルエステル基を有し、内部が多価飽和カルボン酸と多価
飽和アルコールから誘導されたアリルエステルも知られ
ていて、耐衝撃性に非常に優れた硬化物を与えるが、こ
の場合、屈折率の割にアッベ数が低いという欠点があっ
た。また、アリルベンゾエートやフェニル安息香酸アリ
ルは、ポリマーになった場合、高い屈折率を持ってお
り、硬化時の着色も低いという利点を有しているが、ラ
ジカル重合を行った場合、重合度のあがりにくいアリル
基を一個しか有していないために、使用比率を上げた場
合には、残存モノマーが多くなり実用に供しえないよう
な硬化物しか得られなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題点を解決し、屈折率−アッベ数のバランスが良く、し
かも耐衝撃性の優れた光学材料として好適な有機ガラス
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成するために鋭意研究を行なった結果、ついに本発明
を完成するに至った。すなわち本発明は、アリルベンゾ
エートやフェニル安息香酸アリルをモノマーとして必須
成分として用い、それと共重合性が優れた特定の構造を
持つ不飽和二塩基酸系オリゴマーを組み合わせることに
よって、屈折率−アッベ数のバランスが良く、しかも耐
衝撃性の優れた光学材料として好適な有機ガラスを与え
る素材になり得ることを見いだした。
【0006】ここで特定の構造を持つ不飽和二塩基酸系
オリゴマーは一般式として下記構造式で表わされる。 RO(COCH=CHCOOR'O)nCOCH=CHCOOR ただし、式中R’は芳香族炭化水素を有するジオールか
ら誘導された2価の有機残基であって、Rは水素または
炭素数が1から8の不飽和または不飽和アルキル基を表
わす。nは1〜20の数。
【0007】このような不飽和二塩基酸系オリゴマー
は、対応する不飽和二塩基酸と芳香族炭化水素を有する
ジオールとの間でエステル化反応を行うか、または対応
する不飽和二塩基酸のジアルキルエステルと、芳香族炭
化水素を有するジオールとをエステル交換反応触媒の存
在下に、副生するアルカノールを留去させながら反応さ
せて得ることができる。光学材料として使用する上で
は、着色の点からいけば後者の方法が優れている。
【0008】芳香族炭化水素を有するジオールとして
は、p−キシレングリコール、m−キシレングリコー
ル、o−キシレングリコール、スチレングリコール等の
炭化水素のみからなるジオール、ハイドロキノン、レゾ
ルシン、ビスフェノール−A、ビスフェノール−F等の
二価のジフェノール類のエチレンオキサイドまたはプロ
ピレンオキサイド付加体等がある。
【0009】また、不飽和二塩基酸及びそのジアルキル
エステルとしては、マレイン酸、フマル酸、ジメチルマ
レート、ジエチルマレート、ジ−n−プロピルマレー
ト、ジイソプロピルマレート、ジアリルマレート、ジ−
n−ブチルマレート、ビス(2−エチルヘキシル)−マ
レート、ジメチルフマレート、ジエチルフマレート、ジ
−n−プロピルフマレート、ジイソプロピルフマレー
ト、ジアリルフマレート、ジ−n−ブチルフマレート、
ビス(2−エチルヘキシル)−フマレート等がある。
【0010】また、ジオールとして屈折率の低下がない
範囲で他の化合物も使用することができ、そのような二
価の飽和アルコールとしては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、ヘキサ
メチレングリコール、ヘプタメチレングリコール、オク
タメチレングリコール、ノナメチレングリコール、デカ
メチレングリコール、ウンデカメチレングリコール、ド
デカメチレングリコール、トリデカメチレングリコー
ル、エイコサメチレングリコール、水素化ビスフェノー
ル−A、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−エ
チル−2,5−ペンタンジオール、2−エチル−1,3
−ヘキサンジオール等の炭素だけからなる飽和グリコー
ルと、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等のエーテル基を含んだ二価の飽和アルコールやジブロ
モネオペンチルグリコール等の臭素を含んだグリコール
も含まれる。ただし、これらのジオールの使用は、屈折
率の低下を招く場合もあるので、少量の使用にとどめた
ほうがよい。
【0011】同様に、不飽和二塩基酸及びそのジアルキ
ルエステルの一部を、重合性の大幅な低下がない範囲
で、芳香族および/または飽和脂肪族二塩基酸及びその
ジアルキルエステルを使用することができる。このよう
な化合物としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタ
ル酸のような芳香族二塩基酸及びそのジアルキルエステ
ル、アジピン酸、セバシン酸、1,4−または1,3−
または1,2−シクロヘキサンジカルボン酸のような飽
和脂肪族二塩基酸及びそのジアルキルエステルが挙げら
れる。
【0012】これら化合物は芳香族二塩基酸は屈折率を
上げる点で、飽和脂肪族二塩基酸は耐衝撃性を上げるう
えで好ましいが、あまりに多く用いると重合性が著しく
低下して、アリルベンゾエートやフェニル安息香酸アリ
ルの使用量に制限を受けるという問題が起こる。そこで
この使用量としては、不飽和二塩基酸及び/またはその
ジアルキルエステルの2倍重量以下より好ましくは当重
量以下にとどめた方がよい。
【0013】ここでこれらの使用比率としては、不飽和
二塩基酸のカルボキシル基よりも、ジオールのヒドロキ
シル基の使用比率があまりに近いと、生成した不飽和二
塩基酸系オリゴマーの分子量が著しく上がりすぎてしま
い、光学材料用原料として使用するには、粘度が高くな
りすぎてしまう。また、ジオールの使用量があまりに多
すぎる場合には、生成したオリゴマー中に二重結合を全
く持たない未反応ジオールが残存するという問題があ
る。そこでこれらの比率はカルボキシル基/ヒドロキシ
ル基の割合が、10/9から5/1、より好ましくは5
/4から3/1の間に入ることが望ましい。
【0014】エステル化反応を行う場合には、原料の不
飽和二塩基酸とジオールを、無触媒下又は酸触媒存在下
に、加熱して生成する水を系外に除去しながら反応を行
う。この場合には無触媒の場合には反応初期は170〜
180℃、最終的には200℃以上の温度まで上げて反
応を行うが、触媒を用いなくても、着色がひどいので好
ましい方法とはいえない。
【0015】また、エステル交換反応の場合には、使用
する触媒としては、従来知られているエステル交換触媒
が使用できるが、特に好ましいのはアルカリ金属、アル
カリ土類金属及びそれらの酸化物、及び弱酸塩、Mn、
U、Zn、Cd、Zr、Pb、Ti、CoおよびSnの
酸化物、水酸化物、無機酸塩、アルコラート、有機酸
塩、ジブチル錫オキサイド、ジオクチル錫オキサイド、
ジブチル錫ジクロライド等の有機錫化合物等である。着
色の点を考慮すると特に錫、チタン化合物が好ましい。
使用量としては、触媒の活性によっても違うが適度な速
度でアルカノールを留出させえるような量を使用すべき
である。一般的には、ジアルキルエステルに対して0.
0001wt%〜1wt%、特に好ましくは0.001wt%
〜0.1wt%程度を使用することが好ましい。
【0016】反応の実施形態としては、ジアルキルエス
テルに対応するアルコールの沸点以上に加熱して、エス
テル交換を行なわせオリゴマーの生成に有利なように生
成するアルコールを反応蒸留により反応器から系外に留
去する。一般に常圧か、加圧下に反応を行なうが、反応
の転化率が上がってくるとともに、反応系内を減圧にし
てアルコールの留去を速やかに行なう方法も効果的であ
る。反応温度はあまりに低いと対応するアルコールの留
去を効果的に行なうことができず、また、あまりに温度
が高いと熱重合等の問題があるので、一般には100℃
〜300℃の間、より好ましくは130℃〜250℃の
間から選択される。また、反応温度によってはハイドロ
キノンのような重合禁止剤を反応液中に共存させてもよ
い。
【0017】反応終了後のオリゴマーの取り出し方法と
しては、種々の方法が実施できる。例えば生成した不飽
和二塩基酸系オリゴマーから蒸留や再沈によりモノマー
を抜いて精製することも可能であるが、通常は原料とし
て用いたジアルキルエステルモノマーが共存した状態で
も使用することができ、工業的にはこちらのほうが有利
である。
【0018】このようにして得られたオリゴマーは、高
粘度ではあるがアリル基との共重合体の優れたマレイン
酸エステル、フマル酸エステルタイプの二重結合を多数
個有姿、単官能アリル化合物と組み合わせても硬化を完
全に進行させることが容易であるという利点を有する。
そこで、この系の持っている良さを生かして、粘度の低
い配合系として、以下の組み合わせを見出した。
【0019】(1)下記不飽和二塩基酸系オリゴマー
30〜70重量部 RO(COCH=CHCOOR'O)nCOCH=CHCOOR (2)ROCOCH=CHCOOR 0〜30重量部 (ただし、(1)、(2)中R’は芳香族炭化水素を有
するジオールから誘導された2価の有機残基を表わし、
Rは炭素数が水素または1から8の不飽和または不飽和
アルキル基を表わす。nは1〜20の数を示す。) (3)安息香酸アリルおよび/または2−および/また
は3−および/または4−フェニル安息香酸アリルの少
なくとも1種 10〜50重量部。 (4)ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
ト、ビニルベンゾエート、ジアリルテレフタレート、ジ
アリルイソフタレート、ジアリルフタレートモノマー、
1,2−、1,3−および1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸ジアリルモノマーおよびジエチレングリコール
ジアリルカーボネートの少なくとも1種0〜50重量
部。
【0020】まず(1)の不飽和二塩基酸系オリゴマー
は高粘度のために70重量部以上の使用は困難である
が、30重量部以下では、アリル基の重合性の悪さを補
うことができない上に、耐衝撃性及び組み合わせるモノ
マーによっては屈折率が低下してしまう。そのため使用
量としては、30〜70重量部、より好ましくは35〜
60重量部の範囲から選択するべきである。
【0021】(2)は原料に用いて残存した不飽和二塩
基酸のジアリルエステルの他に、反応終了後の新たに他
の不飽和二塩基酸のジアリルエステルを添加することも
可能であるが、あまりに多く用いた場合には重合のバラ
ンスが崩れてしまうので30重量部以下、より好ましく
は25重量部以下の使用量にとどめるべきである。
(3)の安息香酸アリルおよび/または2−および/ま
たは3−および/または4−フェニル安息香酸アリル
は、屈折率を向上させる上で必須の存在であるが、あま
りに多く用いすぎた場合には、不飽和二塩基酸系オリゴ
マーを用いても、硬化を完全に行うことができない。ま
た、その配合量があまりに少なすぎた場合には、このも
のの持つ屈折率の高さ、硬化着色の低さ、耐衝撃性の良
さを発現できない。そこで、使用量としては、10〜5
0重量部、より好ましくは15〜40重量部の範囲から
選択するべきである。
【0022】(4)中のベンジルメタクリレートまたは
フェニルメタクリレートまたはビニルベンゾエートは、
耐衝撃性を落とさずに粘度を低下させる方法としては非
常に優れているが、過度に使用した場合には、耐溶剤
性、表面硬度や染色性が著しく悪くなる欠点がある。そ
のため使用量としては、0〜50重量部、より好ましく
は10〜30重量部の範囲から選択するべきである。
【0023】(4)中のジアリルテレフタレートまたは
ジアリルイソフタレートまたはジアリルフタレートモノ
マーは、重合のバランスを取る上では好ましく、耐熱性
も向上することができるが、あまりに多く使用するとこ
のモノマーの持っている脆い性質が出てしまい、耐衝撃
性が著しく低下してしまう。そのため使用量としては、
0〜50重量部、より好ましくは10〜30重量部の範
囲から選択するべきである。(4)中の1,2−および
/または1,3−および/または1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸ジアリルモノマーおよび/またはジエチ
レングリコールジアリルカーボネートも耐衝撃性を落と
さず粘度を低下させる効果は大きいが、その使用量を多
くした場合には屈折率が著しく悪くなってしまうので5
0重量部以下、より好ましくは20重量部以下の使用量
にとどめるべきである。
【0024】ここで、配合後の粘度は重要であり、あま
りに高すぎる場合にはCR−39で一般に行われている
注型重合を実施できなくなるし、あまりに低すぎる場合
には注型を行う前にCR−39と同じように予備重合に
より、粘度を上げるという操作が必要となってくる。そ
こで、配合後の粘度としては、前記重量比の範囲内で2
0〜20000cP(20℃)、より好ましくは50〜
500cP(20℃)になるように配合物を調整するこ
とが望ましい。
【0025】また、他の重合性モノマーによる希釈も当
然可能であり、このようなモノマーとしてはジアリルア
ジペート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルト
リメリテートモノマー、エンディック酸ジアリル等のア
リルエステル系モノマー類、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル
酸エステル類、マジピン酸ジビニル等のビニルエステル
類が挙げられる。ただし、これらの配合量は、あくまで
本組成物の物性が変わらない範囲にとどめるべきであ
る。
【0026】また、本発明の組成物にはラジカル硬化剤
を添加して硬化を行う。この硬化剤としては、熱、マイ
クロ波、赤外線、または紫外線によってラジカルを生成
し得るものであればいずれのラジカル重合開始剤の使用
も可能であり、硬化性組成物の用途、目的、成分の配合
比および硬化性組成物の硬化方法等によって適宜選択す
ることができる。
【0027】実用上は、CR−39の重合で行われてい
るように、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、
ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジ−se
c−ブチルパーオキシジカーボネート等のパーカーボネ
ート類を該重合性組成物に対して1〜10重量部用い、
30℃から100℃の温度範囲で注型重合法により、硬
化させて有機レンズを得ることが、現状の有機ガラスの
生産ラインを変える必要がないので好ましいが、配合物
の粘度によっては高温で注型を行わなければならない場
合もあるので、このような場合にはジクミルパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイドのような分解温度
の高い開始剤を用いる必要がある。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例により更に詳しく説
明する。 参考例−1 蒸留装置のついた1リットル三ツ口フラスコにジメチル
マレートモノマー300g、ビスフェノール−Aのエチ
レンオキサイド2モル付加体383g、ジブチル錫オキ
サイド0.3gを仕込んで窒素気流下で180℃に加熱
し、生成してくるメタノールを留去した。メタノールが
60g程度留出したところで、反応系内を50mmHg
で減圧にし、メタノールの留出速度を速めた。理論量の
メタノールが留出した後、更に1時間加熱を続け、最終
的に190℃−1mmHgで1時間保持した後、反応機
を冷却したマレイン酸ジメチルモノマー12wt%を含ん
だ重合性オリゴマー約600gを得た。これを以下、原
料−Aとする。
【0029】参考例−2 参考例−1のマレイン酸ジメチルモノマーの代わりにフ
マル酸ジメチルモノマーを用いて参考例−1と同様に反
応を行い、フマル酸ジメチルモノマーを13wt%を含ん
だ重合性オリゴマー約600gを得た。これを以下、原
料−Bとする。
【0030】参考例−3 参考例−1のビスフェノール−Aのエチレンオキサイド
2モル付加体383gの代わりにビスフェノール−Aの
プロピレンオキサイド2モル付加体417gを用いて参
考例−1と同様に反応を行い、マレイン酸ジメチルモノ
マーを10wt%を含んだ重合性オリゴマー約600gを
得た。これを以下、原料−Cとする。
【0031】参考例−4 参考例−1のビスフェノール−Aのエチレンオキサイド
2モル付加体383gの代わりにp−キシレングリコー
ル167gを用いて参考例−1と同様に反応を行い、マ
レイン酸ジメチルモノマーを15wt%を含んだ重合性オ
リゴマー約400gを得た。これを以下、原料−Dとす
る。
【0032】参考例−5 参考例−1のマレイン酸ジメチルモノマー300gの代
わりにマレイン酸ジアリルモノマー387gを用いてメ
タノールの代わりにアリルアルコールを留出させながら
参考例−1と同様に反応を行い、マレイン酸ジメチルモ
ノマーを12wt%を含んだ重合性オリゴマー約600g
を得た。これを以下、原料−Eとする。
【0033】参考例−6 蒸留装置のついた1リットル三ツ口フラスコにジアリル
テレフタレートモノマー100g、マレイン酸ジアリル
200g、ビスフェノール−Aのエチレンオキサイド2
モル付加体378g、ジブチル錫オキサイド0.3gを
仕込んで窒素気流下で180℃に加熱し、生成してくる
アリルアルコールを留去した。アリルアルコールが10
0g程度留出したところで、反応系内を10mmHgま
で減圧にし、アリルアルコールの留出速度を速めた。理
論量のアリルアルコールが留出した後、更に1時間加熱
を続け、最終的に190℃−1mmHgで1時間保持し
た後、反応機を冷却しジアリル系モノマー11wt%を含
んだ重合性オリゴマー約530gを得た。これを以下、
原料−Fとする。
【0034】実施例および比較例 表1に示す配合で重合用組成物を調整し、この組成物に
さらにジイソプロピルパーオキシジカーボネート(表1
ではIPPと略)を表1に示した量だけ混合し、セロハ
ン張りのガラス板を用いて注型重合により、2時間で4
0℃から120℃まで昇温させて、120℃で1時間保
持した後、有機ガラス成形品を得た。各実施例の諸物性
を表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】なお、諸物性の測定は以下の試験方法によ
って行った。 1.透過率 ASTM D−1003に準じて測定を行った。 2.屈折率およびアッベ数 アッベ屈折率計(アタゴ製)を用いて測定した。 3.表面硬度(鉛筆硬度) JIS K−5400に準じて、荷重1kgfで実施
し、傷の付かない最高の鉛筆硬度で示した。 4.耐衝撃性 JIS K−7211の落鐘衝撃試験方法に準じて、デ
ュポン衝撃試験機(東洋精機製作所製)を用い、試験片
厚3mm、落下重鐘質量500gで試験を行い、50%
破壊高さを求めた。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、従来の有機ガラスに比
較して、屈折率が高く、耐衝撃性の高い透明な硬化物が
得られ、眼鏡レンズに限らず、プロズム、光ディスク等
の光学的な性質を重視する分野に使用でき、その産業上
の利用価値は甚だ大きい。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)下記不飽和二塩基酸系オリゴマー
    30〜70重量部 RO(COCH=CHCOOR'O)nCOCH=CHCOOR (2)ROCOCH=CHCOOR 0〜30重量部 (上記(1)及び(2)中、R’は芳香族炭化水素を有
    するジオールから誘導された2価の有機残基を表わし、
    Rは炭素数が水素または1から8の不飽和または不飽和
    アルキル基を表わす。nは1〜20の数を示す。) (3)安息香酸アリル、2−、3−および4−フェニル
    安息香酸アリルの少なくとも1種 10〜50重量部 (4)ベンジルメタクリレート、フェニルメタクリレー
    ト、ビニルベンゾエート、ジアリルテレフタレート、ジ
    アリルイソフタレート、ジアリルフタレートモノマー、
    1,2−、1,3−および1,4−シクロヘキサンジカ
    ルボン酸ジアリルモノマーおよびジエチレングリコール
    ジアリルカーボネートの少なくとも1種0〜50重量部 から本質的になることを特徴とする光学材料用重合組成
    物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003012782A (ja) * 2001-04-24 2003-01-15 Showa Denko Kk 新規(メタ)アリルエステル化合物、該化合物の製造方法、該化合物を用いたプラスチックレンズ用組成物、該組成物を硬化してなるプラスチックレンズ及び該プラスチックレンズの製造方法
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