JPH0734504Y2 - テーププレーヤのモード切換装置 - Google Patents

テーププレーヤのモード切換装置

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JPH0734504Y2
JPH0734504Y2 JP15998088U JP15998088U JPH0734504Y2 JP H0734504 Y2 JPH0734504 Y2 JP H0734504Y2 JP 15998088 U JP15998088 U JP 15998088U JP 15998088 U JP15998088 U JP 15998088U JP H0734504 Y2 JPH0734504 Y2 JP H0734504Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は留守番電話機などに装備されるテーププレーヤ
であって1個のモータにより一対のリール台の駆動なら
びにヘッドベースの駆動の全てを行なうことができ、し
かもプレイモードからストップモードへ移行する際にテ
ープの不要走行を防止できるようにしたテーププレーヤ
に関する。
〔従来の技術〕
テーププレーヤのカセット駆動ユニットに装備されるべ
き機構としては、キャプスタンの駆動、テープリールを
駆動するための一対のリール台の駆動,、さらには磁気
ヘッドをテープに接離させるまたピンチローラをキャプ
スタンに接離させるためのヘッドベースの駆動を行なう
ものが必要である。それまで、上記のテーププレーヤの
基本的な動作をさせるための最少限の動力源としては、
キャプスタンの駆動ならびに一対のリール台の駆動を兼
用する1個のモータ、ヘッドベースを駆動するための1
個のソレノイドなどが使用されている。この種のテープ
プレーヤの従来例としては、例えば実開昭61−174036号
に開示されているものがある。
しかしながら、1個のモータと1個のソレノイドを備え
ている従来のテーププレーヤでは、まだ機構の簡略化と
低コスト化には不十分であり、留守番電話機などに使用
される簡易型のテーププレーヤを製作するにあたりコス
トが高くなりすぎている。
そこで、1個のモータによってキャプスタンならびに一
対のリール台さらにはヘッドベースを駆動できるものと
して、特願昭63−28354号が出願されている。この先願
発明は、駆動ギヤの回りを周回する遊星ギヤを設けて、
この遊星ギヤによって一対のリールギヤを選択的に駆動
している。またこの遊星ギヤの周回動作の際に、この遊
星ギヤがモード切換ギヤに噛み合い、遊星ギヤによりモ
ード切換ギヤが駆動されてこれと共に切換カムが駆動さ
れるようになっている。そしてこの切換カムによりヘッ
ドベースが駆動されてヘッドベースに搭載されている磁
気ヘッドが磁気テープに接触する位置へ移動させられる
ようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の先願発明では遊星ギヤの周回によ
って一対のリールギヤを選択的に駆動しているため、駆
動ギヤによって上記遊星ギヤを周回させているときに、
この遊星ギヤがリールギヤに不要に噛み合ってリールギ
ヤを回動させてしまう現象が生じる。例えば巻取り側リ
ール台を駆動しているプレイモードのときに遊星ギヤを
逆方向へ周回させたような場合には、遊星ギヤが供給側
のリールギヤに不要に噛み合って、供給側のリール台が
駆動され、テープが巻き取られてしまうことになる。こ
のような現象は特に留守番電話機の場合に問題となる。
通常の留守番電話機では、リール台の回転数などが検知
されてメッセージの終りの位置や通話の数などが制御さ
れている。よってプレイモードから停止モードへ移行し
たようなときにリールギヤが駆動されてテープが不要に
巻き取られてしまうと、上記の制御が困難になってテー
プの位置出しなどができなくなる。
本考案は上記課題を解決するものであり、1個のモータ
だけで一対のリール台の回転駆動ならびにヘッドベース
の駆動ができるものにおいて、プレイモードからストッ
プモードへ移行するときに、リール台によって磁気テー
プが予測不能に巻き取られることを防止できるようにし
たテーププレーヤのモード切換装置を提供することを目
的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案のテーププレーヤのモ
ード切換装置は、 モータによって回転駆動される駆動ギヤならびに、この
駆動ギヤと常に噛み合いながら駆動ギヤの回転方向に応
じて駆動ギヤの回りを周回する遊星ギヤと、 駆動ギヤの一方向への回転において周回させられた遊星
ギヤが噛み合う位置ならびに駆動ギヤの逆方向への回転
において周回させられた遊星ギヤが噛み合う位置にそれ
ぞれ配置された巻取り側リールギヤならびに供給側リー
ルギヤ、および各々のリールギヤによって回転させられ
る巻取り側リール台ならびに供給側リール台と、 遊星ギヤが一方のリールギヤと噛み合う位置から他方の
リールギヤに噛み合う位置へ移動する周回軌跡の途中に
て遊星ギヤと噛み合うように配置され且つ、遊星ギヤに
よってある角度だけ回転させられるように歯が部分的に
設けられているモード切換ギヤと、 前記モード切換ギヤと共に回動して磁気ヘッドが搭載さ
れているヘッドベースを移動させる切換カムと、が設け
られており且つ、 前記遊星ギヤが巻取り側リールギヤと噛み合って巻取り
側リール台が回転駆動されているモード中に停止指令が
出されたときに、モータを一定時間駆動して巻取り側の
リール台によってテープを一定量オーバ走行させ、その
後にモータを逆転させて駆動ギヤを逆転させ、遊星ギヤ
を供給側リールギヤに噛み合わせ、供給側リール台によ
って前記オーバ走行量だけテープを巻き戻してからセー
タを停止させる制御回路が設けられて成るものである。
さらに好ましくは、テープを一定量オーバ走行させると
きに、モータをプレイモードよりも高速にて駆動させる
ものである。
〔作用〕
このテーププレーヤでは、遊星ギヤによって巻取り側リ
ール台が駆動されているプレイモードあるいはFFモード
(早送りモード)の設定中に、CPUなどから停止指令が
出されたときに、磁気ヘッドの信号を断って巻取り側リ
ール台をそのまま駆動して磁気テープを一定量だけオー
バ走行させる。そしてこのオーバ走行量をリール台回転
検知器またはモータ制御回路などによって検知してお
く。そして、モータを逆転させ、遊星ギヤを供給側リー
ルギヤに噛み合わせて供給側リール台を駆動する。そし
て供給側リール台によって上記オーバ走行量だけ磁気テ
ープを巻き戻す。これにより磁気テープの位置を停止指
令が出された位置と同じにでき、テープ走行制御が誤差
なく行なえるようになる。すなわち、上記手段では、巻
取り側リール台が駆動されているときにモータを逆転す
ると、遊星ギヤが供給側のリールギヤに噛み合うことを
積極的に利用し、予めオーバ走行量を決めてテープをそ
の量だけ走行させておき、その後に遊星ギヤが供給側リ
ールギヤに噛み合ったときに、この噛み合いを利用して
オーバ走行量だけテープを巻き戻すようにしたものであ
る。
さらに、遊星ギヤが巻取り側リール台に噛み合った状態
でテープをオーバ走行させるときに、モータをプレイモ
ードのときよりも高速にて回転させ、オーバ走行させる
動作時間を短時間にすることにより、モード切換時間を
短縮できるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案によるテーププレーヤのモード切換装置
を示すための斜視図、第2図〜第6図は上記実施例のテ
ーププレーヤにおいて各モードへの切換え動作を示す平
面図である。
この実施例に示しているテーププレーヤは、いわゆるマ
イクロサイズのカセットハーフが装填されるものであ
る。
テーププレーヤの構造 第1図において、符号1は板金製のシャーシである。こ
のシャーシ1はその側断面がクランク形状に折り曲げら
れており、低部設置面1aと上部設置面1bとの2段構造に
なっている。
低部設置面1aには、巻取り側のリール台2と供給側のリ
ール台3とが回転自在に支持されている。巻取り側のリ
ール台2の基部には巻取り側のリールギヤ4が、供給側
のリール台3の基部には供給側のリールギヤ5が設けら
れている。巻取り側のリールギヤ4とリール台2との
間、ならびに供給側のリールギヤ5とリール台3との間
には各々スリップ機構が設けられており、リール台2ま
たは3にテープテンションが作用した場合には、リール
台2,3とリールギヤ4,5とがスリップし、テープ巻き取り
速度とリールギヤの回転速度との差が吸収されるように
なっている。
シャーシ1の上部設置面1bにはハウジング6aによって保
持された軸受が設けられており、この軸受によってキャ
プスタン6が回転自在に支持されている。上部設置面1b
の下側にはキャプスタン6と一体化されたフライホイー
ル7が設けられている。シャーシ1の側方には1個のモ
ータMが設けられており、このモータMの駆動プーリと
フライホイール7との間にベルト8が掛けられて、モー
タMによってフライホイール7とともにキャプスタン6
が回転駆動されるようになっている。フライホイール7
の上面にはキャプスタン6と共に回転する駆動ギヤ9が
設けられている。またシャーシ1の上部設置面1bに設け
られた前記ハウジング6aにはアイドルアーム11が支持さ
れて、このアイドルアーム11の先に駆動ギヤ9と常に噛
み合っている遊星ギヤ12が設けられている。アイドルア
ーム11に設けられた軸11aとこれに支持されて回転する
遊星ギヤ12との間にはばねなどによって軽い回転負荷が
与えられており、この負荷の存在により、キャプスタン
6ならびに駆動ギヤ9がいずれかの方向へ回転すると、
アイドルアーム11がその回転方向へ追従し、これに伴な
って遊星ギヤ12が駆動ギヤ9の回りを周回するようにな
っている。そして、駆動ギヤ9が時計方向へ回動する
と、その回りを周回する遊星ギヤ12が巻き取り側のリー
ルギヤ4に噛み合う位置に至り(第3図参照)、駆動ギ
ヤ9が反時計方向へ回転すると、遊星ギヤ12が供給側の
リールギヤ5と噛み合う位置へ至る(第5図参照)。
シャーシ1の上部設置面1bの下側にはモード切換ギヤ15
が設けられている。このモード切換ギヤ15は、前記遊星
ギヤ12が一方のリールギヤ4に噛み合う位置から他方の
リールギヤ5に噛み合う位置へ至る周回軌跡の途中にて
この遊星ギヤ12が噛み合う位置に配置されている。モー
ド切換ギヤ15には歯の欠損部15aが設けられており、こ
れ以外の部分に歯15bが部分的に設けられた構造になっ
ている。駆動ギヤ9の回りを周回する遊星ギヤ12に対し
歯15bの部分が対向している場合には、遊星ギヤ12の回
転力が歯15bを介してモード切換ギヤ15に伝達される
が、周回する遊星ギヤ12に対して歯の欠損部15aが対向
している場合には、遊星ギヤ12がこの歯の欠損部15aを
通過し、遊星ギヤ12はモード切換ギヤ15を駆動すること
なく周回軌跡を移動するようになっている。
上記モード切換ギヤ15の上面には第1の切換カム16と第
2の切換カム17が設けられている。第2図に示すよう
に、第2の切換カム17の半径は第1の切換カム16の半径
よりもわずかな寸法tだけ小さく形成されている。また
モード切換ギヤ15の歯の欠損部15aの縁部下面から裏面
方向にストッパ18が突設されている。このストッパ18と
各切換カム16ならびに17との位置関係は第2図に示す通
りである。
第1図に示すように、シャーシ1の上部設置面1bの上面
にはヘッドドベース20が設けられている。このヘッドベ
ース20はシャーシ1の上部設置面1bに設けられた位置決
めピン19a,19bなどにガイドされてA−B方向へ摺動自
在となっている。ヘッドベース20の後端部とシャーシ1
との間にはスプリング21が介装されており、このスプリ
ング21によってヘッドベース20はB方向へ付勢されてい
る。またヘッドベース20の後端部には折曲げ片20aが折
曲げ形成されており、この折曲げ片20aが前記第1の切
換カム16ならびに第2の切換カム17に対向する位置に延
びている。そしてヘッドベース20上には磁気ヘッドH、
ならびに前記キャプスタン6に対向するピンチローラ22
が支持されている。
第7図に示すように、カセットパックC内のテープリー
ルRaとRbはそれぞれリール台2と3に設置される。また
供給側リールギヤ5の裏面には、検知パターン5aが設け
られている。この検知パターン5aは反射部と非反射部と
が一定のピッチにて繰り返して形成されているものであ
る。そしてこの検知パターン5aに回転検出器31が対向し
ている。この回転検出器31は発光部と受光部とから構成
されているものであり、前記検知パターン5Aの反射部と
光反射部とを認識できるようになっている。
さらに第2図以下に示すように、ヘッドベース20の端部
には検知スイッチSWが対向して設けられており、この検
知スイッチSWによってヘッドベース20の位置が検知さ
れ、設定モードの検出ができるようになっている。
第8図に示すように、前記回転検出器31による検知信
号、検知スイッチSWによる検知信号ならびに各種モード
設定指令32はマイクロコンピュータのCPU33に入力され
る。さらにこのCPU33から発せられるモータ制御信号は
モータ駆動回路34に送られ、このモータ駆動回路34によ
ってモータMが駆動されるようになっている。
次に、上記構造のテーププレーヤのモード動作を第2図
以下の図面によって順次説明する。
いわゆるマイクロサイズのカセットハーフC(第7図参
照)は、位置決めピン19aと19bとによって位置決めされ
た状態で装填される。そしてカセットハーフ内のテープ
リールRaとRbは各リール台2と3の上に設置される。
ストップモード 第2図はストップモードを示している。このとき、モー
ド切換ギヤ15上の第1の切換カム16と第2の切換カム17
はヘッドベース20の折曲げ片20aから外れており、ヘッ
ドベース20はスプリング21の力によってB方向へ引かれ
ている。ヘッドベース20がこの位置にあるときには、磁
気ヘッドHがカセットハーフ内の磁気テープから離れて
おり且つピンチローラ22がキャプスタン6から離れてい
る。
ストップモードからプレイモードへの切換え 第2図のストップモードから録音または再生モード(プ
レイモード)へ切換えるときには、第2図の状態にて、
モータを時計方向へ駆動する(第2図において破線矢印
にて図示している)。モータMによって駆動ギヤ9が時
計方向へ駆動されると、これに追従して遊星ギヤ12が時
計方向へ周回する力を受けてモード切換ギヤ15の歯15b
に確実に噛み合う。そしてモータMの動力が駆動ギヤ
9、遊星ギヤ12を介してモード切換15に伝達され、モー
ド切換ギヤ15が時計方向へ駆動される。モード切換ギヤ
15が駆動される間、遊星ギヤ15はこの位置で留まること
になる。そしてモード切換ギヤ15が第3図に示す位置ま
で回転されると、モード切換ギヤ15の歯の欠損部15aが
遊星ギヤ12の位置まで移動し、遊星ギヤ12がモード切換
ギヤ15の歯15bの縁部Eaから離れることができるように
なる。縁部Eaから離れた遊星ギヤ22はそのまま駆動ギヤ
9の回りを時計方向へ周回し、第3図(プレイモード)
に示すように遊星ギヤ12が巻取り側のリールギヤ4に噛
み合う位置に至る。前記第2図から第3図に至るまでの
間、時計方向へ回動する駆動ギヤ15とともに第1の切換
カム16が時計方向へ回動し、この第1の切換カム16がヘ
ッドベース20の折曲げ片20aに当接し、ヘッドベース20
がスプリング21の力に対抗してA方向へ押し出される。
この切換え動作の途中で遊星ギヤ12が歯15bの縁部Eaか
ら離れるが、このとき、モード切換ギヤ15に設けられた
ストッパ18がヘッドベース20の折曲げ片20aの右縁部に
当たる。したがって第3図のプレイモードでは、モード
切換ギヤ15がそれ以上時計方向へ回動できなくなり、歯
15bの縁部Eaが時計方向へ移動しなくなる。よって、後
のモード切換え動作において、遊星ギヤ12が反時計方向
へ周回してきたときに、この遊星ギヤ12が歯15bの縁部E
aに確実に噛み合うことができるようになる。またスト
ッパ18が折曲げ片20aの縁部に掛止されていることによ
り、ヘッドベース20が位置決めできるようにもなる。
第3図のプレイモードでは、ヘッドベース20がA方向へ
前進しているため、ヘッドベース20上に設けられた磁気
ヘッドHがカセットハーフ内のテープTに接触する。ま
たピンチローラ22がテープTをキャプスタン6に押し付
けるようになる。モータMは時計方向へ回り続けるた
め、キャプスタン6は同じく時計方向へ回転し、ピンチ
ローラ22とで挟まれたテープTがキャプスタン6の回転
速度に応じて一定速度にて図の右方向へ走行させられ
る。またモータMの動力は駆動ギヤ9、遊星ギヤ12を介
してリールギヤ4に伝達され、巻取り側のリール台2が
時計方向へ駆動される。そしてカセットハーフ内の巻取
り側のテープリールRaが時計方向へ駆動され、テープの
巻き取りが行なわれる。なお、リール台2の回転速度と
キャプスタン6によって送られるテープ走行速度との差
は、リールギヤ4とリール台2との間に設けられたスリ
ップ機構によって吸収される。
このようにしてキャプスタン6にて図の右方向へ走行さ
せられるテープTに対し、磁気ヘッドHによる録音動作
または再生動作が行なわれる。磁気ヘッドHとしては、
例えば、録音再生ヘッドならびに消去ヘッドが一体化さ
れたものが使用される。
プレイモードの解除 第3図に示すプレイモードを解除する場合には、モータ
Mの回転方向を反時計方向へ切換える。モータMによっ
て駆動ギヤ9が反時計方向へ駆動されると、この駆動ギ
ヤ9の回転方向に沿って遊星ギヤ12が周回動作を始め、
リールギヤ4から離れて巻取り側リール台2に対する動
力が断たれる。さらに遊星ギヤ12が反時計方向へ周回し
てモード切換ギヤ15の歯15bの縁部Eaに噛み合うに至
る。遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯15bに噛み合う
と、その後はモータMの動力が駆動ギヤ9から遊星ギヤ
12を介してモード切換ギヤ15に伝達され、モード切換ギ
ヤ15が反時計方向へ駆動される。このときの遊星ギヤ12
の位置は第4図にて破線で示している。またこのときの
各ギヤの回転方向は第4図において破線矢印で示す通り
である。そしてモード切換ギヤ15が第4図の角度まで回
転すると、第1の切換カム16の折曲げ片20aに対する押
圧力が解除され、ヘッドベース20はスプリング21の力に
よってB方向へ戻され、磁気ヘッドHがテープTに当た
らない位置へ後退しまたピンチローラ22がキャプスタン
6から離れる。
FFモードへの切換え テープの早送りモード(FFモード)へ移行させるときに
は、第4図の状態からモータMを時計方向へ逆転させる
(このときの回転方向は第4図において実線の矢印で示
す)。駆動ギヤ9の時計方向への回転により、遊星ギヤ
12は駆動ギヤ9の回りを時計方向へ周回し、モード切換
ギヤ15から離れてリールギヤ4に噛み合う状態となる。
このときヘッドベース20は第4図に示すようにB方向へ
後退したままであるから、磁気ヘッドHならびにピンチ
ローラ22はテープTから離れる位置に後退している。こ
の状態で遊星ギヤ12によってリールギヤ4が時計方向へ
駆動され、リール台2によりテープの巻取りが行なわれ
る。このときはモータMは高速にて駆動され、テープ1
は高速走行させられる。
レビューモードへの切換え レビューモードとは、テープが高速にて巻戻され且つ磁
気ヘッドHがテープTに軽く接触している状態をいう。
このレビューモードによって、録音内容の頭出し制御な
どが行なえるようになる。
このレビューモードへの切換えは、第3図に示すプレイ
モードまたは第4図に実線で示すFFモードから移行す
る。プレイモードあるいはFFモードにてモータMを反時
計方向へ駆動すると、駆動ギヤ6が反時計方向へ駆動さ
れる。よって遊星ギヤ12は反時計方向へ周回する力を受
け、この力によって遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯
15bに噛み合う。このままモータMが反時計方向へ回転
し続けると、遊星ギヤ12は第4図にて鎖線で示す位置に
回転し続け、モード切換ギヤ15が反時計方向へ駆動され
る。そしてモード切換ギヤ15が第5図に示す角度まで回
動すると、歯の欠損部15aが遊星ギヤ12の位置まで移動
し、遊星ギヤ12が歯15bの縁部Ebから外れ、遊星ギヤ12
がそのまま駆動ギヤ9の回りを反時計方向へ周回して図
示左側のリールギヤ5に噛み合うに至る。第5図に示す
ように、遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯15bから離
れたときには、モード切換ギヤ15に設けられたストッパ
18がヘッドベース20の折曲げ片20aの左縁部に掛止され
る。よってモード切換ギヤ15はそれ以上反時計方向へ回
動できなくなり、歯15bの縁部Ebはそれ以上反時計方向
へ移動できないように規制される。よってその後の切換
え動作において遊星ギヤ12が時計方向へ周回した場合
に、この遊星ギヤ12が歯15bの縁部Ebに確実に噛み合う
ことができるようになる。またストッパ18によりヘッド
ベース20も位置決めされることになる。第5図に示す状
態に移行する間に、モード切換ギヤ15に設けられた第2
の切換カム17がヘッドベース20の折曲げ片20aを押圧
し、ヘッドベース20がA方向へ移動させられる。ただし
第2の切換カム17の回転半径は、プレイモードへの切換
えに使用される第1の切換カム16よりもtだけ小さくな
っているため(第2図参照)、第5図のときのヘッドベ
ース20のA方向への移動量は第3図に示すプレイモード
のときのヘッドベース20の移動量よりもわずかに短くな
る。よってヘッドベース20がA方向へ移動したときには
ピンチローラ22がキャプスタン6から離れてキャプスタ
ン6の回転力がテープTに伝達されないようになってい
る。また磁気ヘッドHはテープTに軽く接触している
(第3図に示すプレイモードでは磁気ヘッドHはテープ
Tが撓む程度に接触している)。第5図に示す状態にて
モータMが反時計方向へ駆動されると、遊星ギヤ12を介
してリールギヤ5が反時計方向へ駆動され、供給側リー
ル台3によってテープリールRbが駆動されテープTが巻
き戻される。このときのモータMの回転速度は高速に切
換えられる。このようにテープTが高速にて巻き戻され
る間に磁気ヘッドHによってテープTへの記録信号が読
まれ、これによって記録の頭しなどができるようにな
る。
レビューモードからストップモードへの切換え、さらに
はREWモードへの切換え REWモードへ切換えるときには、第5図に示すレビュー
モードの状態からモータMを時計方向へ回転させる。駆
動ギヤ9が時計方向へ回動し、遊星ギヤ12が時計方向へ
周回して遊星ギヤ12がモード切換ギヤ15の歯15bに噛み
合う。そのままモータMの回転によってモード切換ギヤ
15が時計方向へ回動する。そして第2の切換カム17がヘ
ッドベースの折曲げ片20aから外れ、ヘッドベース20が
スプリング21の力によってB方向へ戻され、磁気ヘッド
HがテープTから離れる(第6図参照)。このままの状
態は第2図に示すストップモードと同じである。そして
さらにモータMを反時計方向へ駆動させ、駆動ギヤ9を
反時計方向へ回転させると、第6図において破線で示す
位置にある遊星ギヤ12が反時計方向へ周回し、リールギ
ヤ5に噛み合う位置に至る。モータMの回転力は駆動ギ
ヤ9から遊星ギヤ12を経てリールギヤ5に伝達され、リ
ールギヤ5とともに供給側のリール台3が反時計方向へ
駆動される。そしてカセットハーフ内の供給側テープリ
ールRbが反時計方向へ回動し、テープの巻き戻しが行わ
れる。このときのモータMの回転数は高速であり、テー
プTの巻戻しは高速走行にて行なわれることになる。
プレイモードからストップモードへ移行するときのモー
タ制御 このときの制御動作は、第9図に示すフローチャートに
よって説明する。以下に示す(A)〜(I)の符号はフ
ローチャートに示す符号と対応している。
第2図に示すプレイモード(A)においてCPU33から停
止指令(B)が出されると、記録または再生動作が停止
する(C)。このときは磁気ヘッドHによる記録または
再生動作が停止するだけであり、(D)で示すようにモ
ータMは第2図の状態においてそのまま継続して時計方
向へ駆動され、巻取り側リール台2によってテープが負
かれ続ける。この継続的な駆動時間はテープを一定量オ
ーバ走行させるために設定される。このオーバ走行量は
供給側のリールギヤ5の回転数によって求められる。リ
ールギヤ5が回転すると、その裏面に形成されている検
知パターン5aが回転し、回転検知器31によって反射部と
非反射部との通過に対応したパルスが出力される。この
パルスが波形整形されて第8図に示すCPU33に入力され
る。CPU33によるパルスカウント数が所定量になったか
否か判定され(E)、所定数になったときにモータMが
短時間停止した後に反時計方向へ駆動される(F)。
なお、このときの巻取り側リールギヤ4の駆動速度であ
るが、これをプレイモードのときと同じ速度にしても良
いし、プレイモードのときよりも高速となるようにモー
タMを制御することも可能である。このようにモータM
を高速にて駆動することにより、テープのオーバ走行量
の設定を短時間に完了できるようになる。
前述のように、モータMが反時計方向へ駆動されると、
遊星ギヤ12が反時計方向へ周回してモード切換ギヤ15の
歯15bと噛み合い、モード切換ギヤ15が反時計方向へ駆
動される。そしてモード切換ギヤ15が反時計方向へ一定
角度駆動されると、第5図に示すように遊星ギヤ12がモ
ード切換ギヤ15の歯15bの縁部Ebから外れる。本考案で
は、そのままモータMを反時計方向へ駆動し、遊星ギヤ
12を供給側のリールギヤ5へ噛み合わさせる。すなわ
ち、プレイモードからモータMを反時計方向へ駆動する
と、遊星ギヤ12がそのまま供給側のリールギヤ5に噛み
合うに至り、供給側のリール台3が反時計方向へ駆動さ
れ、レビューモード(第5図)が設定されることになる
(G)。このように供給側のリール台3が回動し始めた
ときに、第7図に示す回転検知器31によって供給側のリ
ールギヤ5の回転が検知され、この検知信号がCPU33に
入力される。CPU33では上記回転検知器31からの出力パ
ルスがカウントされ、このカウント量が前記プレイモー
ドにおけるテープのオーバー走行量に等しくなるか否か
比較される(H)。そして供給側のリールギヤ5の回転
数がオーバ走行量を吸収できる値になったときに、モー
タMを短時間停止させ、その後に時計方向へ逆転させ
て、第2図に示すストップモードへ移行する(I)。
上記の一連の動作により、巻取り側のリール台2によっ
て巻き取られたオーバ走行量に相当するテープが供給側
のリール台3によって巻き取られる。よってストップモ
ードになったときにおけるテープ停止位置は、プレイモ
ードにて停止指令(B)が出された位置と全く同じにな
る。このように、一旦レビューモードに設定して積極的
にテープを巻き取ることにより、テープ停止位置を正確
に出せることになり、留守番電話機におけるテープ停止
位置などを高精度に設定できるようになる。
なお、上記実施例ではプレイモードのときに停止指令が
出された場合を示しているが、第4図に示すFFモードに
おいて停止指令が出されたときにも同様の制御が可能で
ある。すなわち、停止指令が出されたときにそのままモ
ータMによってテープをFF走行させて、一定量のテープ
をオーバ走行させ、その後にレビューモード設定によっ
てオーバ走行分だけ巻き戻すようにする。
さらに、図の実施例では回転検知器31が供給側のリール
ギヤ5に対向しているが、この回転検知器31が巻取り側
のリールギヤ4にのみ対向していてもよいし、あるいは
両リールギヤ4と5の双方に回転検知器31が対向してい
てもよい。さらには回転検知器31を使用せず、モータM
の回転数を検知することによって、テープのオーバ走行
量と巻き取り量とを検知するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、プレイモードあるいは
FFモードにおいて停止指令が出されたときに、テープを
一定量オーバ走行させ、その後に、モータを逆転させて
遊星ギヤによって供給側のリールギヤを駆動し、前記オ
ーバ走行量に対応するテープの巻き戻しを行なってい
る。このように供給側のリール台を積極的に回転させて
テープのオーバ走行量を巻き戻して吸収しているため、
従来のように不用意に遊星ギヤが供給側リールギヤに噛
み合ってテープが不要に走行することを防止できるよう
になる。よって留守番電話機などにおいてテープ停止位
置を正確に設定できるようになる。
さらに請求項2に示すように、テープのオーバ走行量を
設定するときに、モータの回転数をプレイモードよりも
高速にすることにより、オーバ走行の設定を短時間にで
きるようになってモード切換時間を短縮できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1図は本考
案の実施例によるテーププレーヤの全体構造を示す斜視
図、第2図〜第6図は上記実施例によるテーププレーヤ
の駆動機構部分を動作モード別に示す平面図であり、第
2図はストップモード、第3図はプレイモード、第4図
はFFモード、第5図はレビューモード、第6図はREWモ
ードである。第7図はリール台の回転検知機構を示す平
面図、第8図モータの制御回路を示す回路ブロック図、
第9図はモータの制御を示すフローチャートである。 1…シャーシ、2,3…リール台、4,5…リールギヤ、5a…
検知パターン、6…キャプスタン、7…フライホイー
ル、8…ベルト、9…駆動ギヤ、12…遊星ギヤ、15…モ
ード切換ギヤ、15a…歯の欠損部、15b…歯、16…第1の
切換カム、17…第2の切換カム、18…ストッパ、20…ヘ
ッドベース、20a…折曲げ片、21…スプリング、22…ピ
ンチローラ、31…回転検知器、33…CPU、34…モータ駆
動回路、H…磁気ヘッド、M…モータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって回転駆動される駆動ギヤな
    らびに、この駆動ギヤと常に噛み合いながら駆動ギヤの
    回転方向に応じて駆動ギヤの回りを周回する遊星ギヤ
    と、 駆動ギヤの一方向への回転において周回させられた遊星
    ギヤが噛み合う位置ならびに駆動ギヤの逆方向への回転
    において周回させられた遊星ギヤが噛み合う位置にそれ
    ぞれ配置された巻取り側リールギヤならびに供給側リー
    ルギヤ、および各々のリールギヤによって回転させられ
    る巻取り側リール台ならびに供給側リール台と、 遊星ギヤが一方のリールギヤと噛み合う位置から他方の
    リールギヤに噛み合う位置へ移動する周回軌跡の途中に
    て遊星ギヤと噛み合うように配置され且つ、遊星ギヤに
    よってある角度だけ回転させられるように歯が部分的に
    設けられているモード切換ギヤと、 前記モード切換ギヤと共に回動して磁気ヘッドが搭載さ
    れているヘッドベースを移動させる切換カムと、が設け
    られており且つ、 前記遊星ギヤが巻取り側リールギヤと噛み合って巻取り
    側リール台が回転駆動されているモード中に停止指令が
    出されたときに、モータを一定時間駆動して巻取り側の
    リール台によってテープを一定量オーバ走行させ、その
    後にモータを逆転させて駆動ギヤを逆転させ、遊星ギヤ
    を供給側リールギヤに噛み合わせ、供給側リール台によ
    って前記オーバ走行量だけテープを巻き戻してからモー
    タを停止させる制御回路が設けられて成るテーププレー
    ヤのモード切換装置
  2. 【請求項2】テープを一定量オーバ走行させるときに、
    モータをプレイモードよりも高速にて駆動させる請求項
    1記載のテーププレーヤのモード切換装置
JP15998088U 1988-12-08 1988-12-08 テーププレーヤのモード切換装置 Expired - Lifetime JPH0734504Y2 (ja)

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JPH0280332U JPH0280332U (ja) 1990-06-20
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