JPH0734601B2 - リニアモータ式電気車の制御装置 - Google Patents

リニアモータ式電気車の制御装置

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JPH0734601B2
JPH0734601B2 JP60070970A JP7097085A JPH0734601B2 JP H0734601 B2 JPH0734601 B2 JP H0734601B2 JP 60070970 A JP60070970 A JP 60070970A JP 7097085 A JP7097085 A JP 7097085A JP H0734601 B2 JPH0734601 B2 JP H0734601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電気車推進用リニアモータの周波数制御方式に
係り、特にリニア誘導モータ式電気車に好適な同期速度
検出車輪の直径誤差補正装置を備えたリニアモータ式電
気車の周波数制御方式に関する。
〔発明の背景〕
リニア誘導モータは、原理的には回転形の誘導モータを
直線に展開しただけのものであり、制御方法も全く同じ
でよい。誘導モータ式の電気車の周波数制御について
は、モータ軸の回転数を検出して同期周波数を知り、そ
れにすべり周波数を加え(回生制動時は減算し)た周波
数でインバータ等の電力変換装置を運転するのが一般的
である。しかしモータ軸回転数は、車輪が空転した時に
車体速度に関係なく上昇するので、これを基準に周波数
制御を行うと益々周波数を高めて大空転に至るという欠
点がある。これを解決する一方法として特開56−107707
号公報に示したように、非駆動車輪の回転数を周波数基
準に用いる方法がある。この場合駆動車輪と速度検出車
輪の直径の差による誤差を補正する事が必要であり、そ
の具体的な方法が上記公開公報に述べられている。
ところでリニア誘導モータを制御するには、車輪(この
場合全て非駆動車輪である)の回転数を基準に周波数制
御すればよいが、車輪径が磨耗により変化した場合の補
正については、回転形モータのように容易ではない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、リニア誘導モータ式電気車に適した周
波数制御方式を提供することである。
〔発明の概要〕
このため本発明においては所定のレール位置に車体絶対
速度を測定するための地上子を設置する。リニア誘導モ
ータの同期周波数f0(Hz)は、車体速度をv(m/s)ボ
ールピツチをτ(m)とすると f0=v/2τ ……(1) で表わされるので車体速度を直接測れば求められる。こ
のため所定の間隔をおいて設置した複数の地上子間を通
過する時間から車体速度を測定することにする。
〔発明の実施例〕
以下本発明の一実施例を図により説明する。
第1図において、リニア誘導モータ1はリアクシヨンプ
レート2と所定の空隙を保つよう台車3に装着されてい
る。車輪4は車体5の荷重を支えるのが主な目的で、駆
動力を伝える役目はしない。車輪4の軸端には速度検出
器としてのパルスエンコーダ6が設けられ、速度に比例
した周波数のパルスを発生する。
またレール近くに地上子7,7′を所定の間隔lだけ離し
て設置する。この地上子に対向して車体に車上子8を設
けておく。
なおリニア誘導モータ1は車体に取付けられたインバー
タ又はサイクロコンバータ等の電力変換装置9で付勢さ
れる。
このような構成のものにおいて、周波数制御に関する信
号は第2図のようなブロックダイアグラムの周波数制御
装置10で処理される。パルスエンコーダ6より得られる
パルス列の周波数は車体速度すなわちリニアモータの移
動速度を表わしている。車輪4の直径が設計値通りであ
れば正確に移動速度を表わしており、その移動速度に対
する周波数をfpとすると、fpはその時の速度における同
期周波数f0に等しく作ることができる。しかし車輪4は
磨耗するし、特にブレーキが効きすぎて滑走したりする
と踏面に局所的フラツトが出来るので時々研削が行われ
直径が小さくなる。そうするともはやパルスエンコーダ
出力fpは同期周波数f0と正確には対応しなくなる。
このため運転中は常時、周波数補正回路11で車輪径変化
による誤差を補正し、正確な同期周波数f0に直すことが
必要になる。補正係数kは記憶回路12に収納されており
時々書換えられる。
同期周波数f0が得られると、それにすべり周波数fsを加
減算してインバータ周波数fとしゲート制御装置13に与
える。ゲート制御装置13はこの他に電流指令、電圧指
令、ノツチ止指令などが入力され、インバータのサイリ
スタのゲート信号を制御する。
これらの構成は回転型誘導モータの制御としてはよく知
られており、リニアモータも同じ原理で動くので容易に
理解されよう。
さて記憶回路12に格納された補正係数kを書換える方法
について説明する。
車上子8は地上子7の上を通過する時にパルスを発生
し、さらに地上子7′の上を通過する時にもパルスを発
生する。このパルス間かくt(s)より車体速度v(m/
s)は次のようになる。
v=l/t(m/s) ……(2) 但しl(m)は地上子の間隔である。
これを(1)式に代入すれば同期周波数f0が求まるが、
このようにパルス間かくtから同期周波数f0を求める回
路を同期周波数演算回路14と呼ぶことにする。
この同期周波数演算回路14の出力f0と、パルスエンコー
ダ6の出力周波数fpとを比較すると、車輪4の直径が設
計値通りであれば両者は等しい筈である。しかし車輪径
に誤差があると、fpとf0は多少異なるので、その比 k=f0/fp ……(3) を計算することができる。このkを補正係数、(3)式
の演算を行う部分を補正係数演算回路15と呼ぶことにす
る。
一度補正係数kが定まると、しばらくの間はそのkを使
つて周波数補正部11では f0=kfp ……(4) の計算を常に行い、入力するfpをf0に変換する。
以上本説明の一実施例を原理的に述べ各部の構成を回路
として説明したが、マイクロコンピユータを用いてソフ
トウエアで処理する方が便利である。以下第2の実施例
として第3図により説明する。第3図は第2図の周波数
制御装置10に相当する部分だけを示したもので、同じ機
能をもつ部分には同一符号をつけてある。
パルスエンコーダ6より得られるパルス列を、F/D変換
器16に通し、パルス列のもつ周波数fpに比例したデイジ
タル量Fpに変換し、マイクロコンピユータ17に与える。
通常走行中はソフトウエアで構成した補正演算ルーチン
11により、デイジタル量Fpは補正係数Kを用いて補正演
算を施され、同期周波数と正しく対応するデイジタル量
F0に変換される。このゲート制御装置13(図示しない)
から与えられるすべり周波数fsに対応したデイジタル量
Fsを加減算し、その演算結果FをDF変換回路18でFに対
応した周波数fのパルス列に変換してゲート制御装置13
に与える。
このように通常は決められた補正係数Kを用いていれば
よいが、これは車輪の磨耗,研削等で直径が変わると違
つた値になるので、時々補正係数の修正を行わなければ
ならない。この較正は次のようにして行う。
前述のごとく車上子8から出たパルスの間かくはt
(s)である。このパルス間かくより速度を演算する速
度演算ルーチン19により車体速度vに対応したデイジタ
ル量Vが求められる。速度vとポールピツチτより
(1)式の関係を用いて、現在の速度にあるべき同期周
波数が求まるので、その演算を行う同期周波数演算ルー
チン20によりF0を算出する。この出力F0と前述のFpとの
違いは、車輪径の変動による誤差を表わすので補正係数
を計算することができる。最も単純な演算式は、較正時
に補正係数演算ルーチン15を通して、 K=F0/Fp ……(5) としてKを求めてメモリ12に格納しておき、走行時は入
力したFpとメモリ12から取出したKにより F0=KFp ……(6) としてFpに補正を施す方法である。
実際には精度良く補正するために単なる割算・掛算では
なく、差分を取出してそれに割算を施す方法が用いられ
るが、原理的には(5),(6)式で充分であるので省
略する。
この較正を何時行うかが問題である。メモリ16の書換を
行うから出力周波数fは突然変化することになるので、
インバータが停止している惰行中がよい。さらに車上子
8の出すパルスの間かくは比較的大きいので、その間に
車体速度の変化があつてはならない。従つて等速惰行す
るような平坦路線が望ましい。このようなところに地上
子を設置しておくと、運転台のマスターコントローラ
(図示しない)からの惰行信号と、地上子7を通過した
パルス信号をとらえて条件が整つたことを判断する較正
指令ルーチン21から較正信号が出され、補正係数の演算
およびメモリ12の書換が行われる。
第3図の動作を表わすフローチャートを第4図に示す。
力行又は回生運転中は周波数補正モードとなり、メモリ
の中の補正係数Kを用いてFpに補正演算を行い同期周波
数F0を算出する。惰行中に地上子の上を通過すると補正
係数修正モードとなり、地上子間を通過する時間tを読
込んで同期周波数F0を算出し、これとFpから補正係数K
を計算する。ここで手動修正の場合は修正指令が有るこ
とを判定して補正係数の修正を行う。自動修正の場合は
較正信号が成立していることで修正を行う。
これらの動作は短サイクル(数ms間隔)でくり返し行な
われているので、刻々変化する車体速度に充分対応して
周波数補正を行うことができる。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、車輪径の変化により生ずる
速度検出誤差を修正して、車体速度に正確に合わせた周
波数制御ができるので、リニアモームの特性を充分に引
出し円滑な運転が行える。また地上子のある場所を惰行
通過するだけで自動的に較正を行うことができるので、
調整のためのメンテナンス作業が不要である。
【図面の簡単な説明】
第1図はリニアモータ式電車の台車及び本発明の方法に
関する速度検出用センサ類を示すシステム構成図、第2
図は本発明の方法による信号の流れを示すブロック図、
第3図は本発明の第2の実施例としてマイクロコンピユ
ータを用いた場合の信号の流れを示すブロック図、第4
図は第3図の動作を説明するフローチャート、 1……リニア誘導モータ、6……パルスエンコーダ、7,
7′……地上子、8……車上子、14……同期周波数演算
部、15……補正係数演算部、12……記憶部、11……周波
数補正部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進力を発生するリニアモータ、該リニア
    モータを装着し車輪により走行する台車、該台車のより
    支持される車体、前記リニアモータを付勢するインバー
    タ、前記車輪に結合され速度信号を発生する速度検出
    器、該速度検出器出力を入力して前記インバータのゲー
    ト信号を制御するゲート制御装置を備えたリニアモータ
    式電気車の制御装置において、前記車体又は台車に設け
    られた車上子、前記電気車が等速惰行する区間に所定の
    間隔を置いて前記車上子に対向して設けられた複数の地
    上子、前記電気車が惰行中であってかつ前記地上子を通
    過したとき、前記車上子の出力から車体速度を算出し、
    この出力と前記速度検出器の出力とを比較して周波数補
    正係数を演算する補正係数演算部、前記周波数補正係数
    を保持しておく記憶部、該記憶部に収納された補正係数
    を用いて前記速度検出器出力周波数を補正する周波数補
    正部を設け、該周波数補正部出力に前記ゲート制御装置
    より与えられるすべり周波数を加減算して前記ゲート制
    御装置に与える周波数とすることを特徴とするリニアモ
    ータ式電気車の制御装置。
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