JPH07351B2 - シ−ト型押し装置 - Google Patents

シ−ト型押し装置

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JPH07351B2
JPH07351B2 JP62184398A JP18439887A JPH07351B2 JP H07351 B2 JPH07351 B2 JP H07351B2 JP 62184398 A JP62184398 A JP 62184398A JP 18439887 A JP18439887 A JP 18439887A JP H07351 B2 JPH07351 B2 JP H07351B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダンボール紙等のシート材に折れ線を克明に
形成するために用いられるシート型押し装置に関するも
のである。
〔従来技術〕
例えば、シート材の一例であるダンボール紙で箱を形成
する場合、第7図に示す如く、ダンボール紙1を折り曲
げやすくするために、予め所定箇所に折れ線2が形成さ
れる。
上記ダンボール紙1の折れ線2は、例えば第5図
(a),(b)及び第6図に示すシート型押し装置Cに
おいて、型押しすべき所定形状に形成された保持板3の
ナイフ嵌入溝4に嵌入固定された薄肉,帯状の型押し用
ナイフによって型押し成形される。この場合、上記型押
し用ナイフ5の刃先5aは鈍角に形成されている。
そして、上記シート型押し装置Cでは、プレス台6に固
定された鉄板7の上面に載置される上記ダンボール紙1
に折れ線2を克明に形成するために、この鉄板7の上面
の上記型押し用ナイフ5に対応する位置に、所定形状の
型押し溝8を有する雌紙9が貼着されている。従って、
下降駆動される型押し用ナイフ5の刃先5aによってダン
ボール紙1が部分的に型押し溝8の内部に押し込まれ
て、この刃先5aと型押し溝8の両エッジ部8a,8aとで挟
持されることにより、上記ダンボール紙1に所定形状の
折れ線2が克明に形成される(第5図(b)参照)。
上記雌紙9の製造手順は、強力な接着剤にて厚紙が貼着
された鉄板7をプレス台6の上面に取り付け、保持板3
を下降駆動して型押し用ナイフ5の刃先5aで上記厚紙の
上面をプレスする。そして、上記型押し用ナイフ5の刃
先5aのプレスによって厚紙の上面に形成された痕跡に沿
って、作業者がカッターナイフを用いて平行な切り込み
を形成し、この切り込み線間の帯状の厚紙を上記鉄板7
の上面から剥ぎ取ることにより、上記型押し溝8が形成
される。
そして、上記雌紙9の使用時には、予め、型押し溝8の
周辺以外の不要部分が鉄板7から剥ぎ取られる。
ところが、上記したように構成される従来のシート型押
し装置Cに用いられる雌紙9及びこの製造手順において
は、カッターナイフを用いた上記厚紙に対する切り込み
作業には、経験と高度な技術並びにかなりの作業時間が
必要とされる。更に、上記切り込み作業後における鉄板
7からの切り込み線間の帯状の厚紙の剥ぎ取り作業に
も、この厚紙の鉄板7に対する接着力が強力なことか
ら、かなりの作業時間が必要とされる。ちなみに上記作
業には、型押し溝8の形状によって異なるが、通常3,4
時間乃至半日もの長時間が必要とされる。
そこで近年、長年の経験や高度な技術を用いることなく
簡便に雌紙を製造することを目的として、3層構造紙な
るものが開発されている。
上記3層構造紙を用いて雌紙を製造する場合には、予め
この3層構造紙に自動製図機を用いて保持板3に形成さ
れたナイフ嵌入溝4の所定形状に対応する型押し溝8を
形成し、更にこの3層構造紙を鉄板7の上面に貼着して
雌紙が製造される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上記3層構造紙を用いて雌紙を製造する場合
には、上述の如く、型押し溝8が形成された後鉄板7の
上面に3層構造紙が貼着されて雌紙が製造されるため、
保持板3のナイフ嵌入溝4に嵌入固定された型押し用ナ
イフ5の刃先5aと鉄板7の上面に貼着される3層構造紙
の型押し溝8との位置を高精度に一致させるにはかなり
時間が必要とされる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであ
り、予め鉄板7に貼着される3層構造紙から製造される
雌紙の型押し溝8と保持板3の型押し用ナイフ5の刃先
5aとを簡便に且つ高精度に位置合わせして雌紙を製造す
ることの可能なシート型押し装置の提供を目的とするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、型押しすべき所定形状
に形成された保持板のナイフ嵌入溝に嵌入固定された薄
肉,帯状の型押し用ナイフでシート材に所定形状の折れ
線を型押し成形する際、プレス台上面に載置される上記
シート材に折れ線を克明に形成すべくプレス台上面の上
記型押し用ナイフに対応する位置に所定形状の型押し溝
を有して配備される雌紙を具備してなるシート型押し装
置において、上記保持板に形成された装着孔にその先端
部を突出させて摺動可能に装着される筒状部材及び該筒
状部材内に収納可能なロッドを有し、該ロッドの先端部
に円環状の収納溝が形成されると共に該ロッドの上端部
に円環状の嵌入溝が形成された位置決め用のガイドピン
と、上記ロッドの周面に弾性的に拡開された状態で装着
されると共に上記雌紙に刻設された位置決め孔に係合さ
れた上記筒状部材の先端部との間で核雌紙を保持し、上
記ロッドが押圧されて上記筒状部材内に収納されるに際
して該筒状部材の先端部に押されて上記収納溝に収納さ
れ、上記筒状部材の先端部との間での上記雌紙の保持を
解除する第1の弾性リングと、上記嵌入溝に弾性的に縮
径された状態で装着されると共に、上記ロッドが押圧さ
れて上記筒状部材内に収納されるに際して上記嵌入溝に
対して半径方向へ拡開して該筒状部材の上端部と係合
し、この筒状部材に対する該ロッドの収納状態を保持す
る第2の弾性リングと、上記保持板に設けられ、上記ガ
イドピンが押圧されて該ガイドピンの上記筒状部材が上
記装着孔に押し込まれた際にその埋没状態を保持する保
持機構とを具備してなる点に係るシート型押し装置であ
る。
〔作用〕
上記構成に係るシート型押し装置では、保持板に設けら
れた位置決め用ガイドピンに、雌紙に設けられた位置決
め孔を係合させて保持板に対して位置決めされた状態で
の雌紙がプレス台上面に配備される。
ここで、上記雌紙はその位置決め孔が上記ガイドピンを
構成するロッドの先端において第1の弾性リングと筒状
部材の先端部との間で保持され、この雌紙がプレス台上
面に配備されるに際して、上記ロッドが押圧されて筒状
部材内に収納され、それに伴って第1の弾性リングがロ
ッドの収納溝に収納される。これにより、上記雌紙が上
記ガイドピンから開放される。
更に、上記筒状部材も保持板の装着孔に押し込まれ、こ
の筒状部材は保持板に対して保持機構の作用によりその
埋没状態が保持される。また、上記ロッドも第2の弾性
リングが拡開して筒状部材の上端部と係合することによ
り、この筒状部材に対してその収納状態が保持される。
即ち、上記ロッド及び筒状部材よりなるガイドピンは、
プレス台上面における雌紙の位置決め後はその用をなし
て保持板内で収納保持されることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例
につき説明し、本発明の理解供する。
尚、以下の実施例は、本発明を具体化した一例であっ
て、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
ここに第1図(a),(b)は本発明の前提となるシー
ト型押し装置を表すものであって、同図(a)は要部側
断面図、同図(b)は同図(a)におけるB矢視部詳細
図、第2図(a),(b)は本発明の一実施例に係るシ
ート型押し装置に用いることのできるガイドピンを表す
ものであって、同図(a)は作動前の状態での側断面
図、同図(b)は作動後の状態での側断面図、第3図は
上記シート型押し装置に用いられる雌紙を製造するため
の3層構造紙の斜視図、第4図(a),(c),(d)
はそれぞれ上記3層構造紙から雌紙を製造する場合の手
順を表す説明図,同図(b)は同図(a)におけるE−
E′矢視断面図である。
また、第5図(a),(b)に示した前記従来のシート
型押し装置Cと共通する要素には、同一の符号を使用し
て説明する。
まず、本発明と共通する要素を具備し、本発明の前提と
なるシート型押し装置Dは、第1図(a),(b)に示
す如く、保持板3に位置決め用のガイドピン15を設ける
と共に、第3図に示す3層構造紙10を鉄板7の上面に貼
着して製造される雌紙11′に、上記ガイドピン15と係合
可能な位置決め孔18を設けることにより構成されてい
る。
以下、上記3層構造紙10及びこの3層構造紙10から雌紙
11′を製造する場合の手順と共に、上記シート型押し装
置Dの構成について詳述する。
まず、上記3層構造紙10では、第3図に示す如く、第1
の厚紙11の表面に、プレス台6(第4図(d)参照)に
取り付けられる鉄板7の上面にこの第1の厚紙11を貼着
するための強力な接着力を有する第1の接着剤が塗布さ
れて、更に、この第1の接着剤の塗布面を保護するため
の剥離紙12が貼着されている。そして、この第1の厚紙
11の裏面には、剥離時にこの第1の厚紙11の裏面に付着
することなく比較的容易に剥離することのできる第2の
接着剤によって第2の厚紙13が接着されている。
上記したようにして3層構造紙10は構成されている。
次に、上記3層構造紙10を用いて雌紙11′を製造する場
合の手順と共に、上記シート型押し装置Dの構成につい
て、第4図(a),(b),(c),(d)に基づいて
詳述する。
まず、シート型押し装置D(第1図(a)及び第4図
(d)参照)に装着される保持板3に形成されたナイフ
嵌入溝4及び位置決め用の複数のガイドピン15を取り付
けるための複数の装着孔16の所定形状の位置情報を有す
る図示せぬ自動製図機のアームに、カッターナイフ14を
装着し、このカッターナイフ14により前記3層構造紙10
の剥離紙12の側から第1の厚紙11を貫通させて前記型押
し溝8に相当する平行な切り込み線17a,17bを刻設す
る。尚、上記3層構造紙10における上記複数のガイドピ
ン15と係合可能な複数の位置決め孔18は、上記自動製図
機において引き続き刻設される。
上記自動製図機は、マイクロコンピュータ及びメモリ等
を有して構成されており、所定形状の型押し溝8に相当
し上記保持板3に形成されるナイフ嵌入溝4及び装着孔
16の原図作成の段階で用いられるものであって、この自
動製図機のメモリに記憶された所定形状の位置情報に基
づいて、上記保持板3にはレーザ加工機により上記ナイ
フ嵌入溝4及び装着孔16が貫通形成される。
従って、上記自動製図機のアームに取り付けられたカッ
ターナイフ14によって刻設される位置決め孔18及び切り
込み線17a,17bは、上記装着孔16及びナイフ嵌入溝4と
極めて高い精度で一致する。
次に、上記したようにして位置決め孔18及び切り込み線
17a,17bが刻設された3層構造紙10の第1の厚紙11から
位置決め孔18を打ち抜くと共に、上記切り込み線17a,1
7b間以外の剥離紙12を除去して第4図(c)に示される
状態とし、上記保持板3に装着された複数のガイドピン
15の先端部と3層構造紙10の複数の位置決め孔18とを係
合させて、第2の厚紙13を保持板3側にして上記3層構
造紙10を保持板3に仮装着する。
尚この場合、上記3層構造紙10からの剥離紙12の除去作
業は、この3層構造紙10を保持板3に仮装着した後行っ
ても良い。
引き続き、上記保持板3をシート型押し装置Dに装着す
ると共に、下降駆動して上記3層構造紙10の第1の厚紙
11の表面を上記鉄板7上面に貼着し、上記保持板3のみ
を上昇駆動させる。
そして、上記第1の厚紙11から第2の厚紙13を剥離する
際、切り込み線17a,17b間の第1の厚紙11から分離され
た図示せぬ切り込み片が、この第2の厚紙13と共に第1
の厚紙11から離脱することにより、上記所定形状の型押
し溝8が形成される。
その結果、上記保持板3の型押し用ナイフ5の刃先5a
型押し溝8との位置が高精度に一致した雌紙11′が形成
される(第4図(d)参照)。
そして、上記雌紙11′の使用時には、第1図(a)に示
す如く、予め、型押し溝8及び位置決め孔18の周辺以外
の不要部分が鉄板7から剥ぎ取られる。
尚、上記保持板3が下降駆動されてガイドピン15の先端
部が位置決め孔18の外周縁部に押された時、上記ガイド
ピン15は上記保持板3の装着孔16の内周面に沿って上方
に押しやられ、この装着孔16の内周面とガイドピン15の
外周面との摩擦力によりこのガイドピン15は下方に落下
しないように保持される。上記装着孔16の内周面とそれ
に接するガイドピン15の外周面とで該ガイドピン15が押
圧されて装着孔16に押し込まれた際にその埋没状態を保
持する保持機構が構成され、上記摩擦力がその作用をな
す。また、第4図(d)において、上記ガイドピン15の
先端部の直径寸法よりもそれ以外の部分の直径寸法のほ
うが大きく形成されているのは、レーザ加工機により装
着孔16を形成する場合、この装着孔16の内径寸法がレー
ザ光線の幅寸法の分だけ大きく加工されるためである。
上記したようにして雌紙11′及びシート型押し装置Dは
構成されている。
従って、型押し溝8が形成された後鉄板7の上面に3層
構造紙10が貼着されて雌紙11′が製造される場合であっ
ても、保持板3のナイフ嵌入溝4に嵌入固定された型押
し用ナイフ5の刃先5aと鉄板7の上面に貼着される3層
構造紙10の型押し溝8との位置を短時間に且つ高精度に
一致させることができる。
また、上記したようにして製造された雌紙11′を有する
シート型押し装置D(第1図(a),(b)参照)で
は、雌紙11′の型押し溝8を形成する際、第1の厚紙11
においてダンボール紙1が載置される反対側の面からカ
ッターナイフ14を貫通させて切り込み線17a,17bが刻設
されるため、上記型押し溝8の両エッジ部8a′,8a
(第1図(b)参照)は、前記従来の雌紙9(第5図
(b)参照)における両エッジ部8a,8aよりもはるかに
鋭利な状態で形成される。従って、上記シート型押し装
置Dを用いてダンボール紙1に所定形状の折れ線2を型
押し成形する場合、この折れ線2は極めて鮮明な状態に
形成される。
引き続き、第2図(a),(b)に基づいて、本発明の
一実施例に係るシート型押し装置に適用されるガイドピ
ン15′について説明する。即ち、上記ガイドピン15′で
は、中央部に貫通孔19cが穿設された筒状部材19が上記
保持板3の装着孔16に摺動可能に嵌入されており、この
貫通孔19cの内周面のほぼ中央部には、下方に向かって
拡開するテーパ部が形成されている。上記筒状部材19の
先端部外周面には、3層構造紙10の位置決め孔18に嵌入
されてこの位置決め孔18と係合する段部19aが刻設され
ており、上記貫通孔19cの上端部には、内径寸法の大き
さ係合溝19bが刻設されている。そして、この筒状部材1
9は、上記3層構造紙10の位置決め孔18の外周縁部を介
して鉄板7により上方に向かって押圧された時、上記装
着孔16の内周面に沿って押し上げられ、この装着孔16の
内周面と筒状部材19の外周面との摩擦力により落下しな
いように保持される。上記装着孔16の内周面とそれに接
するガイドピン15′を構成する筒状部材19の外周面とで
該ガイドピン15′が押圧されて装着孔16に押し込まれた
際にその埋没状態を保持する保持機構が構成され、上記
摩擦力がその作用をなす。
上記筒状部材19の貫通孔19cには、ロッド20が摺動可能
に嵌入されており、このロッド20の外周面のほぼ中央部
には、上記貫通孔19cの内周面に形成されたテーパ部と
係合可能なテーパ部が形成されている。上記ロッド20の
先端部には、円環状の収納溝20aが刻設されており、こ
の収納溝20aは、上記筒状部材19の段部19aに装着される
3層構造紙10の落下を防止するためにロッド20の外周面
に弾性的に拡開された状態で装着されて半径方向に収縮
可能な例えばゴムからなるOリング21(第1の弾性リン
グ)を収納するためのものである(第2図(b)参
照)。
上記ロッド20の上端部には、円環状の嵌入溝20bが刻設
されており、この嵌入溝20bには、半径方向に拡開可能
なリングスプリング22(第2の弾性リング)が弾性的に
縮径された状態で嵌入されている。
上記したように構成されるガイドピン15′では、まず、
保持板3の複数の装着孔16にそれぞれガイドピン15′が
嵌入されて、これらのガイドピン15′の筒状部材19の段
部19aの位置が等しくなるように、上記装着孔16の上部
(第2図(a)において矢印23で示される部分)にスペ
ーサが装着される。
そして、上記段部19aが3層構造紙10の位置決め孔18に
嵌入されてロッド20の外周面にOリング21が装着され、
上記3層構造紙10が複数のガイドピン15′によって保持
される(第2図(a)参照)。
更に、上記3層構造紙10が装着された保持板3をシート
型押し装置D(第1図(a)参照)に取り付け、この保
持板3を下降駆動して3層構造紙10の第1の厚紙11(第
4図(c)参照)の表面をプレス台6の鉄板7上面に貼
着する(第4図(d)参照)。
この時、上記ガイドピン15′のロッド20は、上記鉄板7
に押されて貫通孔19cの内周面に沿って押し上げられて
筒状部材19の内部に収納され、Oリング21も筒状部材19
の先端部に押されてロッド20の外周面に沿って滑り落
ち、収納溝20aに収納される。そして、ロッド20の嵌入
溝20bに嵌入されていたリングスプリング22が半径方向
に拡開して筒状部材19の係合溝19bと係合し、ロッド20
の落下が防止される。その後、上記筒状部材19の先端部
が上記位置決め孔18の外周縁部に押されて、この筒状部
材19は保持板3の装着孔16の内周面に沿って押し上げら
れ、この装着孔16の内周面と筒状部材19の外周面との摩
擦力により落下しないように保持される(第2図(b)
参照)。従って、ダンボール紙1の折れ線2の型押し成
形時に上記ガイドピン15′が落下することはない。
一方、上記シート型押し装置Dに別仕様の雌紙を用いる
べく別の3層構造紙を取り扱う場合には、上記ロッド20
を更に押し上げることによりリングスプリング22と筒状
部材19の係合溝19bとの係合が解除されると共に、ロッ
ド20の嵌入溝20bとの係合も解除され、このロッド20を
筒状部材19から下方に向って抜き取ることが可能とな
る。そして、上記ロッド20からOリング21を取り外し、
前記同様の手順により3層構造紙をガイドピン15′に装
着すればよい。
〔発明の効果〕
本発明は、上記したように、型押しすべき所定形状に形
成された保持板のナイフ嵌入溝に嵌入固定された薄肉,
帯状の型押し用ナイフでシート材に所定形状の折れ線を
型押し成形する際、プレス台上面に載置される上記シー
ト材に折れ線を克明する形成すべくプレス台上面の上記
型押し用ナイフに対応する位置に所定形状の型押し溝を
有して配備される雌紙を具備してなるシート型押し装置
において、上記保持板に形成された装着孔にその先端部
を突出させて摺動可能に装着される筒状部材及び該筒状
部材内に収納可能なロッドを有し、該ロッドの先端部に
円環状の収納溝が形成されると共に該ロッドの上端部に
円環状の嵌入溝が形成された位置決め用のガイドピン
と、上記ロッドの周面に弾性的に拡開された状態で装着
されると共に上記雌紙に刻設された位置決め孔に係合さ
れた上記筒状部材の先端部との間で該雌紙を保持し、上
記ロッドが押圧されて上記筒状部材内に収納されるに際
して該筒状部材の先端部に押されて上記収納溝に収納さ
れ、上記筒状部材の先端部との間での上記雌紙の保持を
解除する第1の弾性リングと、上記嵌入溝に弾性的に縮
径された状態で装着されると共に、上記ロッドが押圧さ
れて上記筒状部材内に収納されるに際して上記嵌入溝に
対して半径方向へ拡開して該筒状部材の上端部と係合
し、この筒状部材に対する該ロッドの収納状態を保持す
る第2の弾性リングと、上記保持板に設けられ、上記ガ
イドピンが押圧されて該ガイドピンの上記筒状部材が上
記装着孔に押し込まれた際にその埋没状態を保持する保
持機構とを具備してなることを特徴とするシート型押し
装置であるから、予め鉄板に貼着される3層構造紙から
製造される雌紙の型押し溝と保持板の型押し用ナイフの
刃先とを簡便に且つ高精度に位置合せして雌紙を製造す
ることができる。
更に上記構成においては、ガイドピンの先端部で雌紙が
保持されるので、雌紙の位置合せに際しては該ガイドピ
ンから雌紙が落下することもなく、円滑にその位置合せ
作業を行うことができる。また、プレス台上面において
雌紙の位置決め後は、その用をなしたガイドピンの第1
の弾性リングがロッドの収納溝に、上記ロッドが筒状部
材内部に、上記筒状部材が保持板の装着孔内部にそれぞ
れ収納されてそのままの状態で保持されるため、型押し
成形時に成形対象のシート材と上記ガイドピンとが接触
してこのシート材に例えば傷を付けるといった不都合を
生じることなく、シート材の商品としての価値を損うこ
ともない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の前提となるシート型押
し装置を表すものであって、同図(a)は要部側断面
図、同図(b)は同図(a)におけるB矢視部詳細図、
第2図(a),(b)は本発明の一実施例に係るシート
型押し装置に用いることのできるガイドピンを表すもの
であって、同図(a)は作動前の状態での側断面図、同
図(b)は作動後の状態での側断面図、第3図は上記シ
ート型押し装置に用いられる雌紙を製造するための3層
構造紙の斜視図、第4図(a),(c),(d)はそれ
ぞれ上記3層構造紙から雌紙を製造する場合の手順を表
す説明図,同図(b)は同図(a)におけるE−E′矢
視断面図、第5図(a),(b)は従来のシート型押し
装置を表すものであって、同図(a)は要部側断面図,
同図(b)は同図(a)におけるA矢視部詳細図、第6
図は上記従来のシート型押し装置を構成する保持板に型
押し用ナイフが取り付けられる前の状態での斜視図、第
7図は上記各シート型押し装置で型押し成形された折れ
線を有するシート材の斜視図である。 〔符号の説明〕 1……ダンボール紙(シート材) 2……折れ線、3……保持板 4……ナイフ嵌入溝、5……型押し用ナイフ 6……プレス台、7……鉄板 8……型押し溝 10……3層構造紙、11……第1の厚紙 11′……雌紙、12……剥離紙 13……第2の厚紙 14……カッターナイフ 15′……ガイドピン 16……装着孔 17a,17b……切り込み線 18……位置決め孔、19……筒状部材、19a……段部、19b
……係合溝、20……ロッド、20a……収納溝、20b……嵌
入溝、21……Oリング(第1の弾性リング)、22……リ
ングスプリング(第2の弾性リング) D……シート型押し装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型押しすべき所定形状に形成された保持板
    のナイフ嵌入溝に嵌入固定された薄肉,帯状の型押し用
    ナイフでシート材に所定形状の折れ線を型押し成形する
    際、プレス台上面に載置される上記シート材に折れ線を
    克明に形成すべくプレス台上面の上記型押し用ナイフに
    対応する位置に所定形状の型押し溝を有して配備される
    雌紙を具備してなるシート型押し装置において、 上記保持板に形成された装着孔にその先端部を突出させ
    て摺動可能に装着される筒状部材及び該筒状部材内に収
    納可能なロッドを有し、該ロッドの先端部に円環状の収
    納溝が形成されると共に該ロッドの上端部に円環状の嵌
    入溝が形成された位置決め用のガイドピンと、 上記ロッドの周面に弾性的に拡開された状態で装着され
    ると共に上記雌紙に刻設された位置決め孔に係合された
    上記筒状部材の先端部との間で該雌紙を保持し、上記ロ
    ッドが押圧されて上記筒状部材内に収納されるに際して
    該筒状部材の先端部に押されて上記収納溝に収納され、
    上記筒状部材の先端部との間での上記雌紙の保持を解除
    する第1の弾性リングと、 上記嵌入溝に弾性的に縮径された状態で装着されると共
    に、上記ロッドが押圧されて上記筒状部材内に収納され
    るに際して上記嵌入溝に対して半径方向へ拡開して該筒
    状部材の上端部と係合し、この筒状部材に対する該ロッ
    ドの収納状態を保持する第2の弾性リングと、 上記保持板に設けられ、上記ガイドピンが押圧されて該
    ガイドピンの上記筒状部材が上記装着孔に押し込まれた
    際にその埋没状態を保持する保持機構とを具備してなる
    ことを特徴とするシート型押し装置。
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