JPH073551A - 紡機の糸切れ検出センサ - Google Patents
紡機の糸切れ検出センサInfo
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- JPH073551A JPH073551A JP14045893A JP14045893A JPH073551A JP H073551 A JPH073551 A JP H073551A JP 14045893 A JP14045893 A JP 14045893A JP 14045893 A JP14045893 A JP 14045893A JP H073551 A JPH073551 A JP H073551A
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Landscapes
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各錘毎の糸切れの有無をリアルタイムで検出
する糸切れ検出センサを取付けるための新たなスペース
を確保する必要をなくし、トラベラクリヤラのクリアラ
ンスを調整した場合に、磁気回路のエアギャップが自動
的に適正状態に調整されるようにする。 【構成】 糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と
一体化されている。磁性材料製のトラベラクリヤラ2は
クリヤラ本体2aと、その先端から左右に分岐する一対
のブレード部2bとを備えている。クリヤラのブレード
部2bには永久磁石4が固着されている。各ブレード部
2bにはそれぞれ独立のピックアップコイル5が巻回さ
れている。
する糸切れ検出センサを取付けるための新たなスペース
を確保する必要をなくし、トラベラクリヤラのクリアラ
ンスを調整した場合に、磁気回路のエアギャップが自動
的に適正状態に調整されるようにする。 【構成】 糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と
一体化されている。磁性材料製のトラベラクリヤラ2は
クリヤラ本体2aと、その先端から左右に分岐する一対
のブレード部2bとを備えている。クリヤラのブレード
部2bには永久磁石4が固着されている。各ブレード部
2bにはそれぞれ独立のピックアップコイル5が巻回さ
れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機の糸切れ検出センサに係り、詳しくはトラ
ベラの走行による電磁誘導作用を利用して糸の有無を検
出する紡機の糸切れ検出センサに関するものである。
糸機等の紡機の糸切れ検出センサに係り、詳しくはトラ
ベラの走行による電磁誘導作用を利用して糸の有無を検
出する紡機の糸切れ検出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の糸切れ検出装置として特開昭5
3−58035号公報には、巻線により巻かれた磁気コ
アを含む検知器を、リングレール上に固定された案内レ
ールに沿って移動可能に設けた装置が開示されている。
この装置では、検出器を各錘毎に設けた場合における費
用の増大を抑制するため、1個の検知器が案内レールに
沿って移動される。そして、検知器が各錘と対応する位
置に順次配置され、トラベラが磁気コアの近傍を通過す
るときに巻線に発生する誘導電圧に基づいて糸切れの有
無を判断するようになっている。
3−58035号公報には、巻線により巻かれた磁気コ
アを含む検知器を、リングレール上に固定された案内レ
ールに沿って移動可能に設けた装置が開示されている。
この装置では、検出器を各錘毎に設けた場合における費
用の増大を抑制するため、1個の検知器が案内レールに
沿って移動される。そして、検知器が各錘と対応する位
置に順次配置され、トラベラが磁気コアの近傍を通過す
るときに巻線に発生する誘導電圧に基づいて糸切れの有
無を判断するようになっている。
【0003】また、図6に示す如く、実公昭60−23
322号公報には、リングレール7上に固定された各錘
間を仕切るセパレータ15に収納空間8aを形成し、該
空間内に、永久磁石40、磁気コア41、およびコイル
42から成り、リング8上のトラベラ13の走行による
電磁誘導作用を利用する糸切れ検出器50を収納すると
共に、他側面に鉄板43を配設して、糸切れ検出器50
がセパレータ15の1側に位置する錘のみの糸切れの有
無を検出する装置が開示されている。
322号公報には、リングレール7上に固定された各錘
間を仕切るセパレータ15に収納空間8aを形成し、該
空間内に、永久磁石40、磁気コア41、およびコイル
42から成り、リング8上のトラベラ13の走行による
電磁誘導作用を利用する糸切れ検出器50を収納すると
共に、他側面に鉄板43を配設して、糸切れ検出器50
がセパレータ15の1側に位置する錘のみの糸切れの有
無を検出する装置が開示されている。
【0004】又、一般にリング精紡機等では糸がトラベ
ラに扱かれながら移動してボビンに巻き取られるため、
糸に完全に撚り込まれなかった繊維が糸から抜けてトラ
ベラに跨がった状態で付着する。この状態を放置すると
房状になった繊維がトラベラから離れて糸に飛び込み、
糸品質が低下する。これを防ぐため、リングレールには
トラベラクリヤラが装備されている。トラベラクリヤラ
はブレードを有し、その切刃がトラベラに付着した繊維
や風綿をあまり成長しない段階で切断除去するようにな
っている。そして、トラベラクリヤラの固定位置はブレ
ードのエッジ(切刃)とトラベラの回転軌跡との間隔が
所定の値となるように正確に調整される。又、紡出糸の
太さによりトラベラのサイズを変更する場合があり、ト
ラベラのサイズの変更に伴ってトラベラクリヤラの固定
位置も調整される。
ラに扱かれながら移動してボビンに巻き取られるため、
糸に完全に撚り込まれなかった繊維が糸から抜けてトラ
ベラに跨がった状態で付着する。この状態を放置すると
房状になった繊維がトラベラから離れて糸に飛び込み、
糸品質が低下する。これを防ぐため、リングレールには
トラベラクリヤラが装備されている。トラベラクリヤラ
はブレードを有し、その切刃がトラベラに付着した繊維
や風綿をあまり成長しない段階で切断除去するようにな
っている。そして、トラベラクリヤラの固定位置はブレ
ードのエッジ(切刃)とトラベラの回転軌跡との間隔が
所定の値となるように正確に調整される。又、紡出糸の
太さによりトラベラのサイズを変更する場合があり、ト
ラベラのサイズの変更に伴ってトラベラクリヤラの固定
位置も調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭53−5803
5号公報に開示された装置では、1個の検出器がリング
レール上を移動して各錘の糸切れを検出するため、各錘
における糸切れの有無を連続的に検出することができな
い。又、同一錘の糸切れ検出のための間隔が比較的長く
なる。これは、紡績工場における統計分析から全錘を連
続的に監視せずに、各錘の糸切れの有無を所定時間間隔
で間欠的に検出しても支障がないことを前提にしている
ためである。機台の運転速度が比較的低速のときは、こ
のように各錘の糸切れの有無を間欠的に検出し、その間
隔が比較的長くてもさほど支障はなかった。しかし、機
台の運転速度の高速化により、そのような前提が必ずし
も正しいとは言えなくなり、糸切れ錘において多量の綿
が無駄に排出されるという問題が発生する。
5号公報に開示された装置では、1個の検出器がリング
レール上を移動して各錘の糸切れを検出するため、各錘
における糸切れの有無を連続的に検出することができな
い。又、同一錘の糸切れ検出のための間隔が比較的長く
なる。これは、紡績工場における統計分析から全錘を連
続的に監視せずに、各錘の糸切れの有無を所定時間間隔
で間欠的に検出しても支障がないことを前提にしている
ためである。機台の運転速度が比較的低速のときは、こ
のように各錘の糸切れの有無を間欠的に検出し、その間
隔が比較的長くてもさほど支障はなかった。しかし、機
台の運転速度の高速化により、そのような前提が必ずし
も正しいとは言えなくなり、糸切れ錘において多量の綿
が無駄に排出されるという問題が発生する。
【0006】一方、図6に示す特公昭60−23322
号公報に開示された装置では検出器を内蔵するための収
納空間を有する特殊なセパレータを必要とするという問
題がある。又、検出器がセパレータに内蔵されるため、
磁気コアとトラベラの回転軌跡との距離が大きくなり、
検出信号を増幅するための増幅器が必要となる。
号公報に開示された装置では検出器を内蔵するための収
納空間を有する特殊なセパレータを必要とするという問
題がある。又、検出器がセパレータに内蔵されるため、
磁気コアとトラベラの回転軌跡との距離が大きくなり、
検出信号を増幅するための増幅器が必要となる。
【0007】検出器の感度を高めるためには磁気コアの
先端がトラベラの回転軌跡の近くに位置する方がよい。
一方、紡出糸の太さによりトラベラのサイズを変更する
場合があり、トラベラのサイズの変更に伴ってトラベラ
の回転軌跡の範囲が変化する。そのため、トラベラのサ
イズの変更に対応して磁気コアの先端位置の調整を行う
ことが好ましい。しかし、検出器の感度を高めるための
目的だけでそのような調整を各錘毎に行うのは手間がか
かるという問題がある。
先端がトラベラの回転軌跡の近くに位置する方がよい。
一方、紡出糸の太さによりトラベラのサイズを変更する
場合があり、トラベラのサイズの変更に伴ってトラベラ
の回転軌跡の範囲が変化する。そのため、トラベラのサ
イズの変更に対応して磁気コアの先端位置の調整を行う
ことが好ましい。しかし、検出器の感度を高めるための
目的だけでそのような調整を各錘毎に行うのは手間がか
かるという問題がある。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各錘毎に糸切れの有無をリアル
タイムで検出する糸切れ検出センサを取付けるための新
たなスペースを確保する必要がなく、トラベラクリヤラ
のクリアランス調整を行うことにより磁気回路のエアギ
ャップが自動的に適正状態に調整できる紡機の糸切れ検
出センサを提供することにある。
のであって、その目的は各錘毎に糸切れの有無をリアル
タイムで検出する糸切れ検出センサを取付けるための新
たなスペースを確保する必要がなく、トラベラクリヤラ
のクリアランス調整を行うことにより磁気回路のエアギ
ャップが自動的に適正状態に調整できる紡機の糸切れ検
出センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明では、磁性材料製のリング上を回転する磁性材
料製のトラベラが磁気回路を横切ることによる電磁誘導
作用を利用して糸の有無を検出する紡機の糸切れ検出セ
ンサにおいて、リングレール上に取付けられたトラベラ
クリヤラを磁気コアとし、トラベラクリヤラのブレード
部に磁気コアを磁化する磁化手段を設け、磁気コアにピ
ックアップコイルを巻回した。
め本発明では、磁性材料製のリング上を回転する磁性材
料製のトラベラが磁気回路を横切ることによる電磁誘導
作用を利用して糸の有無を検出する紡機の糸切れ検出セ
ンサにおいて、リングレール上に取付けられたトラベラ
クリヤラを磁気コアとし、トラベラクリヤラのブレード
部に磁気コアを磁化する磁化手段を設け、磁気コアにピ
ックアップコイルを巻回した。
【0010】トラベラクリヤラは固定位置調整可能に取
付け、且つ、前記磁化手段はブレード部に嵌着される永
久磁石のボビンとし、該ボビン上にピックアップコイル
を巻回するのが好ましい。又、前記トラベラクリヤラは
2錘共通のクリヤラ本体と、クリヤラ本体から左右に分
岐したブレード部とを備え、各ブレード部に独立のピッ
クアップコイルが巻回されているのが好ましい。
付け、且つ、前記磁化手段はブレード部に嵌着される永
久磁石のボビンとし、該ボビン上にピックアップコイル
を巻回するのが好ましい。又、前記トラベラクリヤラは
2錘共通のクリヤラ本体と、クリヤラ本体から左右に分
岐したブレード部とを備え、各ブレード部に独立のピッ
クアップコイルが巻回されているのが好ましい。
【0011】
【作用】トラベラクリヤラが磁化されて磁気コアとな
り、トラベラの移動経路となるリングフランジの一部が
該磁気コアを通る磁束により形成される磁気回路の一部
となるのであるが、磁化手段をトラベラクリヤラのブレ
ード部に設けたためにピックアップコイルと磁化手段と
の離開が防止出来、磁束損失を最小限にとどめた有効な
磁気回路が形成出来る。従って、クリヤラのブレード部
の先端の切刃は熱硬化処理により透磁率が低下している
が、ピックアップコイルに対する磁束損失を最小とする
ことで十分なピックアップコイル出力が得られる。トラ
ベラがリングフランジ上を移動して前記磁気回路を横切
る際に、磁気回路の磁束が変化する。磁束の変化により
ピックアップコイルにコイルの巻数に比例した電圧が誘
導される。そして、ピックアップコイルの両端にはトラ
ベラの回転に同期したパルス電圧が発生し、ピックアッ
プコイルの両端電圧に基づいて糸切れの有無が検出され
る。磁気回路のエアギャップはトラベラクリヤラのブレ
ード先端とリングフランジとの距離となり、トラベラク
リヤラのクリアランスをトラベラサイズに対応した最適
値に調整すると、エアギャップも自動的に適正値に調整
される。
り、トラベラの移動経路となるリングフランジの一部が
該磁気コアを通る磁束により形成される磁気回路の一部
となるのであるが、磁化手段をトラベラクリヤラのブレ
ード部に設けたためにピックアップコイルと磁化手段と
の離開が防止出来、磁束損失を最小限にとどめた有効な
磁気回路が形成出来る。従って、クリヤラのブレード部
の先端の切刃は熱硬化処理により透磁率が低下している
が、ピックアップコイルに対する磁束損失を最小とする
ことで十分なピックアップコイル出力が得られる。トラ
ベラがリングフランジ上を移動して前記磁気回路を横切
る際に、磁気回路の磁束が変化する。磁束の変化により
ピックアップコイルにコイルの巻数に比例した電圧が誘
導される。そして、ピックアップコイルの両端にはトラ
ベラの回転に同期したパルス電圧が発生し、ピックアッ
プコイルの両端電圧に基づいて糸切れの有無が検出され
る。磁気回路のエアギャップはトラベラクリヤラのブレ
ード先端とリングフランジとの距離となり、トラベラク
リヤラのクリアランスをトラベラサイズに対応した最適
値に調整すると、エアギャップも自動的に適正値に調整
される。
【0012】又、磁気コアの磁化手段として永久磁石を
使用した場合は電源が不要となり、構成がより簡単とな
る。そして、永久磁石をボビン形態とし、該ボビン上に
ピックアップコイルを巻回すれば、磁化手段とピックア
ップコイルとがユニットとして工場生産出来、トラベラ
クリヤラへの取付けも、該ユニットのボビンをブレード
の先端が嵌合止着するだけで良くなり、作業の合理化が
達成出来る。又、トラベラクリヤラを2錘共通のクリヤ
ラ本体と、クリヤラ本体から左右に分岐したブレード部
とを備える構成とし、各ブレード部に独立のピックアッ
プコイルを巻回した場合は、1個のトラベラクリヤラで
2錘の糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切れ検出セン
サの製造コストが低下する。
使用した場合は電源が不要となり、構成がより簡単とな
る。そして、永久磁石をボビン形態とし、該ボビン上に
ピックアップコイルを巻回すれば、磁化手段とピックア
ップコイルとがユニットとして工場生産出来、トラベラ
クリヤラへの取付けも、該ユニットのボビンをブレード
の先端が嵌合止着するだけで良くなり、作業の合理化が
達成出来る。又、トラベラクリヤラを2錘共通のクリヤ
ラ本体と、クリヤラ本体から左右に分岐したブレード部
とを備える構成とし、各ブレード部に独立のピックアッ
プコイルを巻回した場合は、1個のトラベラクリヤラで
2錘の糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切れ検出セン
サの製造コストが低下する。
【0013】
(実施例1)以下、本発明を具体化した第1実施例を図
1〜図2に従って説明する。図1〜図2に示すように、
糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と一体化され
ている。トラベラクリヤラ2は磁性材料製の板材から形
成され、クリヤラ本体2aとクリヤラ本体2aの先端か
ら左右に分岐する一対のブレード部2bとを備えてい
る。両ブレード部2bはクリヤラ本体2aに対して上方
へ直角に屈曲されるとともに、互いに外側へ向かって延
びるように形成され、その先端にギザ刃加工された切刃
2cが形成されている。クリヤラ本体2aの基端寄りに
は長孔3がクリヤラ本体2aの長手方向に延びるように
形成されている。
1〜図2に従って説明する。図1〜図2に示すように、
糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と一体化され
ている。トラベラクリヤラ2は磁性材料製の板材から形
成され、クリヤラ本体2aとクリヤラ本体2aの先端か
ら左右に分岐する一対のブレード部2bとを備えてい
る。両ブレード部2bはクリヤラ本体2aに対して上方
へ直角に屈曲されるとともに、互いに外側へ向かって延
びるように形成され、その先端にギザ刃加工された切刃
2cが形成されている。クリヤラ本体2aの基端寄りに
は長孔3がクリヤラ本体2aの長手方向に延びるように
形成されている。
【0014】トラベラクリヤラ2は磁気コアを兼ね、ク
リヤラ本体2の両側のブレード部2bの各起立部には磁
気コアを磁化する磁化手段としての1対の永久磁石4が
起立部を挾む形態で固着されている。各永久磁石4はN
極がブレード部2b側となるように固着されているが、
要するにブレード部2bを挟んで取付けられる永久磁石
4は対面する側が同極である必要がある。各ブレード部
2bにはそれぞれ独立のピックアップコイル5が巻回さ
れている。各ピックアップコイル5はその巻回部が樹脂
モールドされた円筒ユニットであり、その両端は出力端
子となっており、判断装置6に接続されている。トラベ
ラクリヤラ2(磁気コア)、永久磁石4及びピックアッ
プコイル5により糸切れ検出センサ1が構成されてい
る。なお、判断装置6は糸切れ検出センサ1からの出力
信号、すなわちピックアップコイル5からの出力信号に
基づいて糸切れの有無を判断するようになっている。
リヤラ本体2の両側のブレード部2bの各起立部には磁
気コアを磁化する磁化手段としての1対の永久磁石4が
起立部を挾む形態で固着されている。各永久磁石4はN
極がブレード部2b側となるように固着されているが、
要するにブレード部2bを挟んで取付けられる永久磁石
4は対面する側が同極である必要がある。各ブレード部
2bにはそれぞれ独立のピックアップコイル5が巻回さ
れている。各ピックアップコイル5はその巻回部が樹脂
モールドされた円筒ユニットであり、その両端は出力端
子となっており、判断装置6に接続されている。トラベ
ラクリヤラ2(磁気コア)、永久磁石4及びピックアッ
プコイル5により糸切れ検出センサ1が構成されてい
る。なお、判断装置6は糸切れ検出センサ1からの出力
信号、すなわちピックアップコイル5からの出力信号に
基づいて糸切れの有無を判断するようになっている。
【0015】リングレール7の前側(図1(A)の下
側)には所定位置にねじ孔(図示せず)が形成されてい
る。トラベラクリヤラ2はリングレール7に設けられた
隣接するリング8の間において、リングレール7の長手
方向と直交する方向に延びる状態で、クリヤラ本体の基
端寄りの長孔3を介してねじ9によりリングレール7上
に固定されている。
側)には所定位置にねじ孔(図示せず)が形成されてい
る。トラベラクリヤラ2はリングレール7に設けられた
隣接するリング8の間において、リングレール7の長手
方向と直交する方向に延びる状態で、クリヤラ本体の基
端寄りの長孔3を介してねじ9によりリングレール7上
に固定されている。
【0016】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。クリヤラ本体のブレード部2bの起立部を挾
んで固着された2枚の永久磁石4の作用により、図3に
示すとおり、トラベラクリヤラ2、リングレール7及び
リング8には永久磁石4のN極からS極に向かう磁束に
より構成される磁気回路11が形成される。各永久磁石
4はブレード部2b上に巻かれたピックアップコイル5
に隣接しているため、磁束の殆んど全部が両ブレード部
2bを通ってそれぞれリングフランジ8aに向かって出
る。そして、リング8及びリングレール7の一部を通っ
て永久磁石4のS極に戻る。従って、図3に示すよう
に、トラベラクリヤラ2には隣接するリング8のリング
フランジ8aの一部を通過する2個の磁気回路11が形
成される。
説明する。クリヤラ本体のブレード部2bの起立部を挾
んで固着された2枚の永久磁石4の作用により、図3に
示すとおり、トラベラクリヤラ2、リングレール7及び
リング8には永久磁石4のN極からS極に向かう磁束に
より構成される磁気回路11が形成される。各永久磁石
4はブレード部2b上に巻かれたピックアップコイル5
に隣接しているため、磁束の殆んど全部が両ブレード部
2bを通ってそれぞれリングフランジ8aに向かって出
る。そして、リング8及びリングレール7の一部を通っ
て永久磁石4のS極に戻る。従って、図3に示すよう
に、トラベラクリヤラ2には隣接するリング8のリング
フランジ8aの一部を通過する2個の磁気回路11が形
成される。
【0017】紡出運転時にスピンドル(図示せず)の回
転に伴って管糸12が回転すると、糸切れ状態でなけれ
ばトラベラ13が管糸12の回転速度に対応した速度で
リングフランジ8a上を回転する。そして、トラベラ1
3がリングフランジ8a上を1回転するたびに1回の割
合で磁気回路11を横切る。トラベラ13が磁気回路1
1を横切ると、磁気回路11の磁束φが変化し、ピック
アップコイル5にはコイルの巻数Nに比例した次式で示
す電圧Vが誘導される。
転に伴って管糸12が回転すると、糸切れ状態でなけれ
ばトラベラ13が管糸12の回転速度に対応した速度で
リングフランジ8a上を回転する。そして、トラベラ1
3がリングフランジ8a上を1回転するたびに1回の割
合で磁気回路11を横切る。トラベラ13が磁気回路1
1を横切ると、磁気回路11の磁束φが変化し、ピック
アップコイル5にはコイルの巻数Nに比例した次式で示
す電圧Vが誘導される。
【0018】V=N(dφ/dt) 従って、糸切れ状態でなければピックアップコイル5の
両端にはトラベラ13の回転に同期したパルス電圧が現
れ、糸切れ状態では電圧は一定(0V)に保持される。
判断装置6はピックアップコイル5の両端からパルス電
圧が出力されていれば正常紡出状態と判断し、パルス電
圧が出力されなければ糸切れと判断して糸切れ信号を出
力する。又、判断装置6でピックアップコイル5から出
力される単位時間当たりのパルス数をカウントすること
により、トラベラ13の回転速度も算出可能となる。
両端にはトラベラ13の回転に同期したパルス電圧が現
れ、糸切れ状態では電圧は一定(0V)に保持される。
判断装置6はピックアップコイル5の両端からパルス電
圧が出力されていれば正常紡出状態と判断し、パルス電
圧が出力されなければ糸切れと判断して糸切れ信号を出
力する。又、判断装置6でピックアップコイル5から出
力される単位時間当たりのパルス数をカウントすること
により、トラベラ13の回転速度も算出可能となる。
【0019】ピックアップコイル5の巻数をそれぞれ1
50とし、スピンドルの回転速度を約18000rpm で
運転したときのピックアップコイル5の出力電圧の変化
を測定した結果を図5に示す。隣接する2錘(図1に
(a)及び(b)で示す)と対応するピックアップコイ
ル5からは、ほぼ3.3msec間隔でパルス電圧が出力さ
れた。ピックアップコイル5からの出力信号は増幅しな
くとも充分検出可能であった。なお、図5の横軸の枡目
は1枡が2msecである。
50とし、スピンドルの回転速度を約18000rpm で
運転したときのピックアップコイル5の出力電圧の変化
を測定した結果を図5に示す。隣接する2錘(図1に
(a)及び(b)で示す)と対応するピックアップコイ
ル5からは、ほぼ3.3msec間隔でパルス電圧が出力さ
れた。ピックアップコイル5からの出力信号は増幅しな
くとも充分検出可能であった。なお、図5の横軸の枡目
は1枡が2msecである。
【0020】トラベラクリヤラ2はトラベラ13に付着
した繊維があまり成長しないうちにトラベラ13から確
実に除去するため、その切刃2cとトラベラ13とのク
リアランスが厳密に管理され、トラベラ13のサイズに
対応して固定位置が調整される。トラベラクリヤラ2は
切刃2cがトラベラ13と干渉しない状態で、できるだ
けトラベラ13の回転軌跡に近い位置となるように固定
される。従って、切刃2cとリングフランジ8aとの距
離すなわち磁気回路11のエアギャップが自動的に当該
紡出条件における最小の値に設定され、糸切れ検出セン
サ1の感度が良好な状態に調整される。
した繊維があまり成長しないうちにトラベラ13から確
実に除去するため、その切刃2cとトラベラ13とのク
リアランスが厳密に管理され、トラベラ13のサイズに
対応して固定位置が調整される。トラベラクリヤラ2は
切刃2cがトラベラ13と干渉しない状態で、できるだ
けトラベラ13の回転軌跡に近い位置となるように固定
される。従って、切刃2cとリングフランジ8aとの距
離すなわち磁気回路11のエアギャップが自動的に当該
紡出条件における最小の値に設定され、糸切れ検出セン
サ1の感度が良好な状態に調整される。
【0021】又、糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤ
ラ2に一体化されているため、糸切れ検出センサ1を取
付けるための新たなスペースを確保する必要はない。既
に使用中の精紡機に糸切れ検出センサ1を取付ける(後
付けする)場合は、以前から使用されているトラベラク
リヤラと、糸切れ検出センサ1とを交換するだけでよ
く、機台本体の改造を必要としない。
ラ2に一体化されているため、糸切れ検出センサ1を取
付けるための新たなスペースを確保する必要はない。既
に使用中の精紡機に糸切れ検出センサ1を取付ける(後
付けする)場合は、以前から使用されているトラベラク
リヤラと、糸切れ検出センサ1とを交換するだけでよ
く、機台本体の改造を必要としない。
【0022】又、この実施例では磁化手段として永久磁
石4を使用しているため、センサ用の電源を必要とせ
ず、構造が簡単でコストも安くなる。又、1個のトラベ
ラクリヤラ2で2錘の糸切れの有無を検出できるため、
1錘当たりの糸切れ検出センサ1のコストがより安くな
る。又、ピックアップコイルは合成樹脂モールドしたユ
ニットとしてブレード部2bに嵌合しているため、コイ
ル内への風綿の侵入が無く、従って、組付け及びメンテ
ナンスが容易である。
石4を使用しているため、センサ用の電源を必要とせ
ず、構造が簡単でコストも安くなる。又、1個のトラベ
ラクリヤラ2で2錘の糸切れの有無を検出できるため、
1錘当たりの糸切れ検出センサ1のコストがより安くな
る。又、ピックアップコイルは合成樹脂モールドしたユ
ニットとしてブレード部2bに嵌合しているため、コイ
ル内への風綿の侵入が無く、従って、組付け及びメンテ
ナンスが容易である。
【0023】(実施例2)図4は磁化手段の変形例であ
る。(A)に示す如く、ピックアップコイルボビン4a
を磁性体で形成し、コイルの長手方向に磁束が通るよう
に磁化する。そし、ボビン4aにピックアップコイル5
を巻回したユニットを製作しておき、組立て時には、該
ユニットをトラベラクリヤラのブレード部2bの先端、
即ち切刃2c側、から嵌着する。
る。(A)に示す如く、ピックアップコイルボビン4a
を磁性体で形成し、コイルの長手方向に磁束が通るよう
に磁化する。そし、ボビン4aにピックアップコイル5
を巻回したユニットを製作しておき、組立て時には、該
ユニットをトラベラクリヤラのブレード部2bの先端、
即ち切刃2c側、から嵌着する。
【0024】この実施例においてはピックアップコイル
5を永久磁石ボビンに巻付ける構造のために、ユニット
製品として製造出来、且つ該ユニットを樹脂モールドし
て取扱い容易に出来る利点がある。そして、トラベラク
リヤラ2には前記実施例と同様に、隣接するリング8の
リングフランジ8aの一部を通過する2個の磁気回路1
1が形成される。
5を永久磁石ボビンに巻付ける構造のために、ユニット
製品として製造出来、且つ該ユニットを樹脂モールドし
て取扱い容易に出来る利点がある。そして、トラベラク
リヤラ2には前記実施例と同様に、隣接するリング8の
リングフランジ8aの一部を通過する2個の磁気回路1
1が形成される。
【0025】従って、磁束損失が最小限に抑えられたユ
ニットが容易、且つ安価に製作出来る。そして、前記実
施例と同様にリングフランジ8a上を回転するトラベラ
13が磁気回路11を横切るたびに、ピックアップコイ
ル5からパルス電圧が出力される。そして、ピックアッ
プコイル5からのパルス電圧の出力の有無に基づいて、
判断装置6において糸切れの有無が判断される。
ニットが容易、且つ安価に製作出来る。そして、前記実
施例と同様にリングフランジ8a上を回転するトラベラ
13が磁気回路11を横切るたびに、ピックアップコイ
ル5からパルス電圧が出力される。そして、ピックアッ
プコイル5からのパルス電圧の出力の有無に基づいて、
判断装置6において糸切れの有無が判断される。
【0026】なお、本発明は前記両実施例に限定される
ものではなく、各ブレード部2bに1個の永久磁石をつ
けたり、磁化手段として電磁石の採用も可能であり、ま
た、永久磁石4のN極とS極の向きを逆にしたり、トラ
ベラクリヤラ2として2錘共用の構成に代えてブレード
部2bを1個有する構成としてもよい。また、磁化手段
としてソレノイドコイルを各ブレード部2bにそれぞれ
巻回してもよい。この場合ピックアップコイル5とソレ
ノイドコイルとを異なる位置に巻回しても、ソレノイド
コイルを巻回した外側にピックアップコイル5を巻回し
てもよい。又、トラベラクリヤラ2の形状やトラベラ1
3の固定位置を任意に変更してもよい。
ものではなく、各ブレード部2bに1個の永久磁石をつ
けたり、磁化手段として電磁石の採用も可能であり、ま
た、永久磁石4のN極とS極の向きを逆にしたり、トラ
ベラクリヤラ2として2錘共用の構成に代えてブレード
部2bを1個有する構成としてもよい。また、磁化手段
としてソレノイドコイルを各ブレード部2bにそれぞれ
巻回してもよい。この場合ピックアップコイル5とソレ
ノイドコイルとを異なる位置に巻回しても、ソレノイド
コイルを巻回した外側にピックアップコイル5を巻回し
てもよい。又、トラベラクリヤラ2の形状やトラベラ1
3の固定位置を任意に変更してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
錘毎の糸切れの有無をリアルタイムで検出する糸切れ検
出センサを取付けるための新たなスペースを確保する必
要がなく、糸切れ検出センサの取付けが容易となる。
又、磁化手段をトラベラクリヤラのブレード部に設けた
ので、ピックアップコイルを通過する磁束の損失が最小
限に出来、切刃2cの硬化処理によるブレード部の透磁
率の減少にもかかわらず、十分なピックアップコイル出
力が得られる。又、トラベラクリヤラのクリアランス調
整を行うことにより磁気回路のエアギャップが自動的に
適正状態に調整でき、トラベラのサイズが変更されても
常にエアギャップが適正状態となる。
錘毎の糸切れの有無をリアルタイムで検出する糸切れ検
出センサを取付けるための新たなスペースを確保する必
要がなく、糸切れ検出センサの取付けが容易となる。
又、磁化手段をトラベラクリヤラのブレード部に設けた
ので、ピックアップコイルを通過する磁束の損失が最小
限に出来、切刃2cの硬化処理によるブレード部の透磁
率の減少にもかかわらず、十分なピックアップコイル出
力が得られる。又、トラベラクリヤラのクリアランス調
整を行うことにより磁気回路のエアギャップが自動的に
適正状態に調整でき、トラベラのサイズが変更されても
常にエアギャップが適正状態となる。
【0028】又、磁化手段として永久磁石を使用した場
合は、糸切れ検出センサ用の電源が不要となり、構成が
簡単になるとともにコストも安くなる。又、磁化手段を
磁石ボビンとし、該ボビン上にピックアップコイルを巻
回する場合は、ユニット製品として合理的に製作出来、
取扱い及びメンテナンスも容易となり、トラベラクリヤ
ラ一体型センサの小型化が図れる。又、トラベラクリヤ
ラを2錘共用の構成とした場合は、1個のトラベラクリ
ヤラで2錘の糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切れ検
出センサの製造コストがより低下する。
合は、糸切れ検出センサ用の電源が不要となり、構成が
簡単になるとともにコストも安くなる。又、磁化手段を
磁石ボビンとし、該ボビン上にピックアップコイルを巻
回する場合は、ユニット製品として合理的に製作出来、
取扱い及びメンテナンスも容易となり、トラベラクリヤ
ラ一体型センサの小型化が図れる。又、トラベラクリヤ
ラを2錘共用の構成とした場合は、1個のトラベラクリ
ヤラで2錘の糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切れ検
出センサの製造コストがより低下する。
【図1】(A)は本発明の第1実施例の糸切れ検出セン
サをリングレールに取付けた状態を示す概略平面図であ
り、(B)は図1(A)のブレード部拡大図である。
サをリングレールに取付けた状態を示す概略平面図であ
り、(B)は図1(A)のブレード部拡大図である。
【図2】図1(A)のII−II線断面図である。
【図3】磁化手段による磁束形成状態説明図である。
【図4】第2実施例を示すもので、(A)は磁石ボビン
を、(B)はボビンにピックアップコイルを巻回した図
である。
を、(B)はボビンにピックアップコイルを巻回した図
である。
【図5】ピックアップコイルからの出力電圧の変化を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】従来例の一部横断平面図である。
1…糸切れ検出センサ 2…トラベラクリヤラ 2a…クリヤラ本体 2b…ブレード部 2c…切刃 4…磁化手段としての永久磁石 4a…磁石ボビン 5…ピックアップコイル 7…リングレール 8…リング 8a…リングフランジ 11…磁気回路 13…トラベラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 晴佳 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 磁性材料製のリング上を回転する磁性材
料製のトラベラが磁気回路を横切ることによる電磁誘導
作用を利用して糸の有無を検出する紡機の糸切れ検出セ
ンサにおいて、 リングレール上に取付けられたトラベラクリヤラを磁気
コアとし、トラベラクリヤラのブレード部(2b)に磁
気コアを磁化する磁化手段を設け、磁気コアにピックア
ップコイル(5)を巻回した紡機の糸切れ検出センサ。 - 【請求項2】 トラベラクリヤラ(2)の取付けが固定
位置調整可能な取付けであり、前記磁化手段はブレード
部(2b)に嵌着された磁石ボビンである請求項1に記
載の紡機の糸切れ検出センサ。 - 【請求項3】 前記トラベラクリヤラは2錘共通のクリ
ヤラ本体と、クリヤラ本体から左右に分岐したブレード
部(2b)とを備え、各ブレード部に独立のピックアッ
プコイル(5)が巻回されている請求項1に記載の紡機
の糸切れ検出センサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14045893A JPH073551A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 紡機の糸切れ検出センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14045893A JPH073551A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 紡機の糸切れ検出センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073551A true JPH073551A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15269078
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14045893A Pending JPH073551A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 紡機の糸切れ検出センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073551A (ja) |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP14045893A patent/JPH073551A/ja active Pending
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