JPH06228833A - 紡機の糸切れ検出センサ - Google Patents

紡機の糸切れ検出センサ

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JPH06228833A
JPH06228833A JP30682593A JP30682593A JPH06228833A JP H06228833 A JPH06228833 A JP H06228833A JP 30682593 A JP30682593 A JP 30682593A JP 30682593 A JP30682593 A JP 30682593A JP H06228833 A JPH06228833 A JP H06228833A
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JP
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traveler
clearer
yarn breakage
yarn
detection sensor
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Application number
JP30682593A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Uematsu
辰哉 上松
Kazuo Seiki
和夫 清木
Taiji Oodate
泰治 大立
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各錘毎の糸切れの有無をリアルタイムで検出
する糸切れ検出センサを取付けるための新たなスペース
を確保する必要をなくし、トラベラクリヤラのクリアラ
ンスを調整した場合に、磁気回路のエアギャップが自動
的に適正状態に調整されるようにする。 【構成】 糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と
一体化されている。磁性材料製のトラベラクリヤラ2は
クリヤラ本体2aと、その先端から左右に分岐する一対
のブレード部2bとを備えている。クリヤラ本体2aの
下面には永久磁石4が固着されている。各ブレード部2
bにはそれぞれ独立のピックアップコイル5が巻回され
ている。トラベラクリヤラ2は永久磁石4がリングレー
ル7の上面に接触した状態でリングレール7に固定され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機の糸切れ検出センサに係り、詳しくはトラ
ベラの走行による電磁誘導作用を利用して糸の有無を検
出する紡機の糸切れ検出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の糸切れ検出装置として特開昭5
3−58035号公報には、巻線により巻かれた磁気コ
アを含む検知器を、リングレール上に固定された案内レ
ールに沿って移動可能に設けた装置が開示されている。
この装置では、検出器を各錘毎に設けた場合における費
用の増大を抑制するため、1個の検知器が案内レールに
沿って移動される。そして、検知器が各錘と対応する位
置に順次配置され、トラベラが磁気コアの近傍を通過す
るときに巻線に発生する誘導電圧に基づいて糸切れの有
無を判断するようになっている。
【0003】又、実開昭60−23322号公報には、
トラベラの走行による電磁誘導作用を利用して糸切れの
有無を検出する電磁式の検出器と、この検出器からの信
号を増幅する増幅器からなる糸切れ検出ヘッドを、セパ
レータに内蔵した装置が開示されている。
【0004】又、一般にリング精紡機等では糸がトラベ
ラに扱かれながら移動してボビンに巻き取られるため、
糸に完全に撚り込まれなかった繊維が糸から抜けてトラ
ベラに跨がった状態で付着する。この状態を放置すると
房状になった繊維がトラベラから離れて糸に飛び込み、
糸品質が低下する。これを防ぐため、リングレールには
トラベラクリヤラが装備されている。トラベラクリヤラ
はブレードを有し、その切刃がトラベラに付着した繊維
や風綿をあまり成長しない段階で切断除去するようにな
っている。そして、トラベラクリヤラの固定位置はブレ
ードのエッジ(切刃)とトラベラの回転軌跡との間隔が
所定の値となるように正確に調整される。又、紡出糸の
太さによりトラベラのサイズを変更する場合があり、ト
ラベラのサイズの変更に伴ってトラベラクリヤラの固定
位置も調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭53−5803
5号公報に開示された装置では、1個の検出器がリング
レール上を移動して各錘の糸切れを検出するため、各錘
における糸切れの有無を連続的に検出することができな
い。又、同一錘の糸切れ検出のための間隔が比較的長く
なる。これは、紡績工場における統計分析から全錘を連
続的に監視せずに、各錘の糸切れの有無を所定時間間隔
で間欠的に検出しても支障がないことを前提にしている
ためである。機台の運転速度が比較的低速のときは、こ
のように各錘の糸切れの有無を間欠的に検出し、その間
隔が比較的長くてもさほど支障はなかった。しかし、機
台の運転速度の高速化により、そのような前提が必ずし
も正しいとは言えなくなり、糸切れ錘において多量の綿
が無駄に排出されるという問題が発生する。
【0006】一方、実開昭60−23322号公報に開
示された装置では検出器を内蔵するための収納空間を有
する特殊なセパレータを必要とするという問題がある。
又、検出器がセパレータに内蔵されるため、磁気コアと
トラベラの回転軌跡との距離が大きくなり、検出信号を
増幅するための増幅器が必要となる。
【0007】検出器の感度を高めるためには磁気コアの
先端がトラベラの回転軌跡の近くに位置する方がよい。
一方、紡出糸の太さによりトラベラのサイズを変更する
場合があり、トラベラのサイズの変更に伴ってトラベラ
の回転軌跡の範囲が変化する。そのため、トラベラのサ
イズの変更に対応して磁気コアの先端位置の調整を行う
ことが好ましい。しかし、検出器の感度を高めるための
目的だけでそのような調整を各錘毎に行うのは手間がか
かるという問題がある。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各錘毎に糸切れの有無をリアル
タイムで検出する糸切れ検出センサを取付けるための新
たなスペースを確保する必要がなく、トラベラクリヤラ
のクリアランス調整を行うことにより磁気回路のエアギ
ャップが自動的に適正状態に調整できる紡機の糸切れ検
出センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明では、磁性材料製のリング上を回転する磁性材
料製のトラベラが磁気回路を横切ることによる電磁誘導
作用を利用して糸の有無を検出する紡機の糸切れ検出セ
ンサにおいて、リングレール上に固定位置調整可能に取
付けられたトラベラクリヤラを磁気コアとし、トラベラ
クリヤラに磁気コアを磁化する磁化手段を設け、磁気コ
アにピックアップコイルを巻回した。
【0010】前記磁化手段はクリヤラ本体に固着された
永久磁石が好ましい。又、前記トラベラクリヤラは2錘
共通のクリヤラ本体と、クリヤラ本体から左右に分岐し
たブレード部とを備え、各ブレード部に独立のピックア
ップコイルが巻回されているのが好ましい。
【0011】又、前記ピックアップコイルには所定電流
を供給する電源が接続され、ピックアップコイルが磁化
手段を兼用するようにしてもよい。
【0012】
【作用】トラベラクリヤラが磁化手段により磁化されて
磁気コアとなり、トラベラの移動経路となるリングフラ
ンジの一部が前記磁気コアを通る磁束により形成される
磁気回路の一部となる。トラベラがリングフランジ上を
移動して前記磁気回路を横切る際に、磁気回路の磁束が
変化する。磁束の変化によりピックアップコイルにコイ
ルの巻数に比例した電圧が誘導される。そして、ピック
アップコイルの両端にはトラベラの回転に同期したパル
ス電圧が発生し、ピックアップコイルの両端電圧に基づ
いて糸切れの有無が検出される。磁気回路のエアギャッ
プはトラベラクリヤラのブレード先端とリングフランジ
との距離となり、トラベラクリヤラのクリアランスをト
ラベラサイズに対応した最適値に調整すると、エアギャ
ップも自動的に適正値に調整される。
【0013】又、磁気コアの磁化手段として永久磁石を
使用した場合は電源が不要となり、構成がより簡単とな
る。又、トラベラクリヤラを2錘共通のクリヤラ本体
と、クリヤラ本体から左右に分岐したブレード部とを備
える構成とし、各ブレード部に独立のピックアップコイ
ルを巻回した場合は、1個のトラベラクリヤラで2錘の
糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切れ検出センサの製
造コストが低下する。
【0014】又、ピックアップコイルに所定電流を供給
する構成とした場合は、電源からピックアップコイルに
供給される電流により前記磁気回路が形成される。従っ
て、トラベラクリヤラに磁化用のソレノイドや永久磁石
を別個に設ける必要がなく、構成が簡単となる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を具体化した第1実施例を図
1〜図5に従って説明する。図1〜図4に示すように、
糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤラ2と一体化され
ている。トラベラクリヤラ2は磁性材料製の板材から形
成され、クリヤラ本体2aとクリヤラ本体2aの先端か
ら左右に分岐する一対のブレード部2bとを備えてい
る。両ブレード部2bはクリヤラ本体2aに対して上方
へ直角に屈曲されるとともに、互いに外側へ向かって延
びるように形成され、その先端に切刃が形成されてい
る。クリヤラ本体2aの基端寄りには長孔3がクリヤラ
本体2aの長手方向に延びるように形成されている。
【0016】トラベラクリヤラ2は磁気コアを兼ね、ク
リヤラ本体2aの下面には磁気コアを磁化する磁化手段
としての永久磁石4が固着されている。永久磁石4はS
極がリングレール7側となるように固着されている。各
ブレード部2bにはそれぞれ独立のピックアップコイル
5が巻回されている。各ピックアップコイル5の両端は
出力端子となっており、判断装置6に接続されている。
トラベラクリヤラ2(磁気コア)、永久磁石4及びピッ
クアップコイル5により糸切れ検出センサ1が構成され
ている。なお、判断装置6は糸切れ検出センサ1からの
出力信号、すなわちピックアップコイル5からの出力信
号に基づいて糸切れの有無を判断するようになってい
る。
【0017】リングレール7の前側(図1の下側)には
所定位置にねじ孔7a(図3にのみ図示)が形成されて
いる。トラベラクリヤラ2はリングレール7に設けられ
た隣接するリング8の間において、リングレール7の長
手方向と直交する方向に延びる状態でねじ9によりリン
グレール7上に固定されている。図3に示すように、ク
リヤラ本体2aの下面とリングレール7の上面との間に
は非磁性材料製のパッキン10が介装され、トラベラク
リヤラ2は永久磁石4がリングレール7の上面に接触し
た状態に固定されている。なお、ねじ9も非磁性材料で
形成されている。
【0018】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。クリヤラ本体の裏面に固着された永久磁石4
の作用により、トラベラクリヤラ2、リングレール7及
びリング8には永久磁石4のN極からS極に向かう磁束
により構成される磁気回路11が形成される。トラベラ
クリヤラ2は非磁性材料製のねじ9及びパッキン10を
介してリングレール7に固定されているため、磁束の大
部分が両ブレード部2bを通ってそれぞれリングフラン
ジ8aに向かって出る。そして、リング8及びリングレ
ール7の一部を通って永久磁石4のS極に戻る。従っ
て、図4に示すように、トラベラクリヤラ2には隣接す
るリング8のリングフランジ8aの一部を通過する2個
の磁気回路11が形成される。
【0019】紡出運転時にスピンドル(図示せず)の回
転に伴って管糸12が回転すると、糸切れ状態でなけれ
ばトラベラ13が管糸12の回転速度に対応した速度で
リングフランジ8a上を回転する。そして、トラベラ1
3がリングフランジ8a上を1回転するたびに1回の割
合で磁気回路11を横切る。トラベラ13が磁気回路1
1を横切ると、磁気回路11の磁束φが変化し、ピック
アップコイル5にはコイルの巻数Nに比例した次式で示
す電圧Vが誘導される。
【0020】V=N(dφ/dt) 従って、糸切れ状態でなければピックアップコイル5の
両端にはトラベラ13の回転に同期したパルス電圧が現
れ、糸切れ状態では電圧は一定(0V)に保持される。
判断装置6はピックアップコイル5の両端からパルス電
圧が出力されていれば正常紡出状態と判断し、パルス電
圧が出力されなければ糸切れと判断して糸切れ信号を出
力する。又、判断装置6でピックアップコイル5から出
力される単位時間当たりのパルス数をカウントすること
により、トラベラ13の回転速度すなわち管糸12の回
転速度も算出可能となる。
【0021】ピックアップコイル5の巻数をそれぞれ1
50とし、スピンドルの回転速度を約18000rpm
で運転したときのピックアップコイル5の出力電圧の変
化を測定した結果を図5に示す。隣接する2錘(図1に
(A)及び(B)で示す)と対応するピックアップコイ
ル5からは、ほぼ3.3msec 間隔でパルス電圧が出力
された。ピックアップコイル5からの出力信号は増幅し
なくとも充分検出可能であった。なお、図5の横軸の枡
目は1枡が2msec である。
【0022】トラベラクリヤラ2はトラベラ13に付着
した繊維があまり成長しないうちにトラベラ13から確
実に除去するため、その切刃とトラベラ13とのクリア
ランスが厳密に管理され、トラベラ13のサイズに対応
して固定位置が調整される。トラベラクリヤラ2は切刃
がトラベラ13と干渉しない状態で、できるだけトラベ
ラ13の回転軌跡に近い位置となるように固定される。
従って、切刃とリングフランジ8aとの距離すなわち磁
気回路11のエアギャップが自動的に当該紡出条件にお
ける最小の値に設定され、糸切れ検出センサ1の感度が
良好な状態に調整される。
【0023】又、糸切れ検出センサ1はトラベラクリヤ
ラ2に一体化されているため、糸切れ検出センサ1を取
付けるための新たなスペースを確保する必要はない。既
に使用中の精紡機に糸切れ検出センサ1を取付ける(後
付けする)場合は、以前から使用されているトラベラク
リヤラと、糸切れ検出センサ1とを交換するだけでよ
く、機台本体の改造を必要としない。
【0024】又、この実施例では磁化手段として永久磁
石4を使用しているため、センサ用の電源を必要とせ
ず、構造が簡単でコストも安くなる。又、1個のトラベ
ラクリヤラ2で2錘の糸切れの有無を検出できるため、
1錘当たりの糸切れ検出センサ1のコストがより安くな
る。
【0025】(実施例2)次に第2実施例を図6に従っ
て説明する。この実施例ではトラベラクリヤラ2の磁化
手段として永久磁石に代えて、ソレノイドコイルを使用
した点が前記実施例の装置と大きく異なっている。ソレ
ノイドコイル14はクリヤラ本体2aのほぼ中央部に巻
回されている。ソレノイドコイル14は外部電源(図示
せず)に接続されている。外部電源は直流電源又は交流
電源のいずれでもよい。又、ねじ9は磁性材料により形
成されている。
【0026】この実施例においては外部電源からソレノ
イドコイル14に電流が供給されてトラベラクリヤラ2
が磁化される。そして、トラベラクリヤラ2には前記実
施例と同様に、隣接するリング8のリングフランジ8a
の一部を通過する2個の磁気回路11が形成される。た
だし、前記実施例と異なり、磁束がねじ9を通ってリン
グレール7からトラベラ本体2aへ戻る経路となる。
【0027】従って、前記実施例と同様にリングフラン
ジ8a上を回転するトラベラ13が磁気回路11を横切
るたびに、ピックアップコイル5からパルス電圧が出力
される。そして、ピックアップコイル5からのパルス電
圧の出力の有無に基づいて、判断装置6において糸切れ
の有無が判断される。
【0028】(実施例3)次に第3実施例を図7及び図
8に従って説明する。この実施例ではピックアップコイ
ルがトラベラクリヤラ2の磁化手段としてのソレノイド
コイルを兼用している点が第2実施例の装置と大きく異
なっている。トラベラクリヤラ2はパッキン10を介さ
ずにクリヤラ本体2aの下面がリングレール7の上面に
接触する状態でねじ9により固定されている。トラベラ
クリヤラ2の両ブレード2bには励磁コイル15がそれ
ぞれ巻回されている。両励磁コイル15は判断装置6に
接続されている。
【0029】判断装置6は図7に示すような検出回路部
16及び電源Vccを備えている。検出回路部16及び電
源Vccは各励磁コイル15に対応してそれぞれ設けられ
ている。なお、図7には1個の励磁コイル15について
のみ図示する。検出回路部16はコンパレータ17及び
抵抗R1〜R5から構成されている。励磁コイル15の
第1端部は抵抗R1を介してコンパレータ17の反転入
力端子に接続され、第2端部は抵抗R2を介してコンパ
レータ17の非反転入力端子に接続されている。励磁コ
イル15の第2端部と抵抗R2との間は抵抗R3を介し
て電源Vccに接続されるとともに、抵抗R4を介して接
地されている。コンパレータ17の出力側には第1端部
が電源Vccに接続されたプルアップ抵抗R5の第2端部
が接続されている。プルアップ抵抗R5はオープンコレ
クタのコンパレータ17を使用しているため、フローテ
ィングを防止するために接続されている。コンパレータ
17がオープンコレクタでない場合はプルアップ抵抗R
5は不要となる。電源Vccには例えば12Vの電圧が使
用され、各抵抗R1〜R5は同じ抵抗値(この実施例で
は3kΩ)である。
【0030】励磁コイル15の第1端部は抵抗R6を介
して電源Vccが接続されている。抵抗R6はその抵抗値
が抵抗R3の抵抗値のほぼ100倍のものが使用され、
この実施例では330kΩのものが使用されている。
【0031】この実施例の糸切れ検出センサでは、励磁
コイル15に供給される電流によりトラベラクリヤラ2
が磁化され、前記実施例と同様に隣接するリング8のリ
ングフランジ8aの一部を通過する2個の磁気回路11
が形成される。トラベラ13が停止している状態では、
励磁コイル15に流れる電流は一定で、励磁コイル15
のインダクタンス及び励磁コイル15を通る磁束は一定
の状態に保持される。そして、励磁コイル15の端子間
電圧は0Vに保持され、コンパレータ17の出力も0V
に保持される。
【0032】糸切れが発生していない正常状態では、ト
ラベラ13はリングフランジ8a上を1回転するたびに
磁気回路11を横切る。トラベラ13が磁気回路11を
横切ると励磁コイル15のインダクタンスが変化し、励
磁コイル15に誘導起電力が発生して励磁コイル15の
端子間電圧が変化する。そして、反転入力端子側の電圧
が非反転入力端子側の電圧より大きな値となった時、コ
ンパレータ17の出力端子からVcc(12V)の電圧が
出力される。従って、図8に示すように、励磁コイル1
5の端子間電圧はトラベラ13の回転に同期して変化
し、コンパレータ17からはトラベラ13の回転に同期
してパルス信号が出力される。
【0033】判断装置6はコンパレータ17の出力に基
づいて糸切れの有無を判断する。なお、糸切れ状態にお
いてもスピンドルは回転を継続しているため、トラベラ
が連れ回りする場合がある。なぜならば、満管に近いと
きには管糸とトラベラの間隔は1mm程度なので、管糸
表面の毛羽がトラベラに当たってトラベラが回転した
り、管糸の回転による随伴気流によりトラベラが回転す
る。しかし、トラベラ13が連れ回りにより回転すると
きの速度は、速くてもリング精紡機の正常運転時の回転
速度のよりずっと遅い。従って、出力パルスの周期T1
を求めるか、あるいは単位時間当たりの出力パルス数を
カウントすることにより、糸切れの有無を判別できる。
【0034】なお、本発明は前記各実施例に限定される
ものではなく、例えば、永久磁石4のN極とS極の向き
を逆にしたり、トラベラクリヤラ2として2錘共用の構
成に代えてブレード部2bを1個有する構成としてもよ
い。又、トラベラクリヤラ2の形状や固定位置を任意に
変更してもよい。
【0035】又、磁化手段としてソレノイドコイル14
を用いた第2実施例において、ソレノイドコイル14を
クリヤラ本体2aに巻回する代わりに、各ブレード部2
bにそれぞれ巻回してもよい。この場合ピックアップコ
イル5とソレノイドコイル14とを異なる位置に巻回し
ても、ソレノイドコイル14を巻回した外側にピックア
ップコイル5を巻回してもよい。
【0036】又、実施例3において、一対のブレード部
2bに巻回される励磁コイル15の巻方向は、各励磁コ
イル15により生じる磁束の向きがクリヤラ本体2aを
通過する際に互いに干渉しない方向が好ましいが、干渉
する方向に巻回してもよい。又、クリヤラ本体2aの下
面全体がリングレール7の上面に接触する状態で固定す
る代わりに、磁性材料製の座金を介してねじ9で固定し
たり、クリヤラ本体2aの下面に凸部を形成し、凸部に
おいてリングレール7の上面に接触する状態で固定する
ようにしてもよい。
【0037】又、実施例3において、コンパレータ17
を設けずに励磁コイル15の端子間電圧の変動の有無を
直接検出して糸切れの判断をしたり、端子間電圧の変動
周期あるいは出力パルスの発生周期からトラベラ13の
回転数を求めて、所定の回転数との比較により回転数の
異常を検出してもよい。実施例1,2でも同様である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、各
錘毎の糸切れの有無をリアルタイムで検出する糸切れ検
出センサを取付けるための新たなスペースを確保する必
要がなく、糸切れ検出センサの後付けが容易となる。
又、トラベラクリヤラのクリアランス調整を行うことに
より磁気回路のエアギャップが自動的に適正状態に調整
でき、トラベラのサイズが変更されても常にエアギャッ
プが適正状態となる。
【0039】又、磁化手段として永久磁石を使用した場
合は、糸切れ検出センサ用の電源が不要となり、構成が
簡単になるとともにコストも安くなる。又、トラベラク
リヤラを2錘共用の構成とした場合は、1個のトラベラ
クリヤラで2錘の糸切れが検知でき、1錘当たりの糸切
れ検出センサの製造コストがより低下する。
【0040】又、ピックアップコイルに所定電流を供給
する構成とした場合は、トラベラクリヤラの磁化手段と
して永久磁石あるいは励磁用ソレノイドを別に設ける必
要がなく、センサの構成が簡単となってコストが低下す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の糸切れ検出センサをリン
グレールに取付けた状態を示す概略平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線拡大断面図である。
【図4】作用を説明するための概略断面図である。
【図5】ピックアップコイルからの出力電圧の変化を示
すグラフである。
【図6】第2実施例の糸切れ検出センサをリングレール
に取付けた状態を示す概略平面図である。
【図7】第3実施例の糸切れ検出センサの回路図であ
る。
【図8】正常紡出時の励磁コイルのインダクタンス、磁
束、端子間電圧及びコンパレータの出力電圧の変化を示
す線図である。
【符号の説明】
1…糸切れ検出センサ、2…トラベラクリヤラ、2a…
クリヤラ本体、2b…ブレード部、4…磁化手段として
の永久磁石、5…ピックアップコイル、7…リングレー
ル、8…リング、8a…リングフランジ、11…磁気回
路、13…トラベラ、14…磁化手段を構成するソレノ
イドコイル、15…磁化手段を兼用するピックアップコ
イルとしての励磁コイル、16…検出回路部、Vcc…電
源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料製のリング上を回転する磁性材
    料製のトラベラが磁気回路を横切ることによる電磁誘導
    作用を利用して糸の有無を検出する紡機の糸切れ検出セ
    ンサにおいて、 リングレール上に固定位置調整可能に取付けられたトラ
    ベラクリヤラを磁気コアとし、トラベラクリヤラに磁気
    コアを磁化する磁化手段を設け、磁気コアにピックアッ
    プコイルを巻回した紡機の糸切れ検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記磁化手段はクリヤラ本体に固着され
    た永久磁石である請求項1に記載の紡機の糸切れ検出セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記トラベラクリヤラは2錘共通のクリ
    ヤラ本体と、クリヤラ本体から左右に分岐したブレード
    部とを備え、各ブレード部に独立のピックアップコイル
    が巻回されている請求項1に記載の紡機の糸切れ検出セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記ピックアップコイルには所定電流を
    供給する電源が接続され、ピックアップコイルが磁化手
    段を兼用する請求項1又は請求項3に記載の紡機の糸切
    れ検出センサ。
JP30682593A 1992-12-07 1993-12-07 紡機の糸切れ検出センサ Pending JPH06228833A (ja)

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