JPH0735683A - 剥離試験装置 - Google Patents

剥離試験装置

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Publication number
JPH0735683A
JPH0735683A JP17823993A JP17823993A JPH0735683A JP H0735683 A JPH0735683 A JP H0735683A JP 17823993 A JP17823993 A JP 17823993A JP 17823993 A JP17823993 A JP 17823993A JP H0735683 A JPH0735683 A JP H0735683A
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JP
Japan
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peeling test
test piece
peeling
guide means
piece
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Application number
JP17823993A
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English (en)
Inventor
Hironaga Midorikawa
浩永 緑川
Masatsugu Furugaki
正嗣 古垣
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Bridgestone Corp
Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Toyo Seiki Seisaku-sho Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数かつ異種類の試験片について、試験者が
付きっきりで試験を行う必要がなく、したがって労力が
少なくて済み、しかも試験時間の短縮が可能な剥離試験
装置を提供すること。 【構成】 剥離試験装置1によれば、未済試験片である
チャック付き剥離用試験片8Aが、供給用ガイド手段1
2と未済試験片送り手段14とによって供給用ガイド手
段12上の待機箇所13に案内される。待機箇所13に
案内されたチャック付き剥離用試験片8Aは、供給回収
部11によって剥離試験部10に供給され、剥離試験終
了後、剥離試験部10から供給回収部11によって収集
用ガイド手段17上の一時回収箇所15に案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】この発明は、剥離試験装置に関す
る。詳しくは、剥離用試験片の剥離時強力を測定する剥
離試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤは黒いゴムの固まりのように見え
るが、タイヤの内側にはカーカス等のコード層が設けら
れ、ゴムとタイヤコード(以下「コード」という。)と
の複合化によってできている。コードは、タイヤの骨格
として作用し、タイヤの受ける荷重・衝撃・充填した空
気の圧力などによってゴムが破裂しないように守ってい
る。
【0003】コードがタイヤの骨格としてその性能を十
分発揮できるように、コードはその伸長剛性、強度、曲
げ易さなどについて物性試験が行われる。また、この他
にコードとゴムとの接着についての物性試験が行われ
る。物性試験には、用途に合った各種の試験片が用られ
るが、従来技術にあっては、試験者が試験片ごとに試験
器にセットして試験をするしかなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コードは、
タイヤの種類によって配置方法が異なり、また使われる
コードの種類も様々であることから、試験片の種類も非
常に多くなる。このため、一つ一つの試験片ごとに試験
者が付きっきりで試験を行う従来のやり方では、労力と
時間が掛かり過ぎるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決しよう
とするものであって、その解決しようとする課題は、複
数かつ異種類の試験片について、試験者が付きっきりで
試験を行う必要がなく、したがって労力が少なくて済
み、しかも試験時間の短縮が可能な剥離試験装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る剥離試験装
置は、以上の課題を解決するものであって、次のような
ものである。すなわち、本発明に係る剥離試験装置は、
基材料とこの基材料とは別の材料とから形成されそれら
材料の各一部分を舌片として残し、当該舌片以外の部分
を結合してなる剥離用試験片の前記各舌片を各々把持し
た状態で当該各舌片をそれらが離間する方向に引っ張っ
ることで前記結合された異種材料同士を剥離するための
剥離試験部と、この剥離試験部に対して前記剥離用試験
片を供給しかつ回収する供給回収部と、この供給回収部
によって前記剥離用試験片を前記剥離試験部に供給する
ために前記剥離用試験片を所定の待機箇所に案内するた
めの供給用ガイド手段と、この供給用ガイド手段を介し
て前記所定の待機箇所に前記剥離用試験片を送る未済試
験片送り手段と、前記剥離試験部による剥離試験終了
後、前記供給回収部によって回収された試験済試験片が
一時的に置かれる一時回収箇所を有するとともに当該一
時回収箇所に置かれた試験済みの既済試験片を所定の収
集箇所に案内するための収集用ガイド手段と、この収集
用ガイド手段を介して前記所定の収集箇所に既済試験片
を送る既済試験片送り手段と、これら上記各構成部分の
動きを自動制御する制御部とからなる。
【0007】また、供給用ガイド手段および収集用ガイ
ド手段は、上レールと下レールとからなるレール構造を
成すものであって、前記剥離用試験片は、レール構造の
上レールと下レール上を滑車によって移動せしめられる
ようにしてよい。
【0008】さらに、剥離用試験片が剥離試験部に移動
するにつれて剥離用試験片の舌片以外の部分を剥離試験
装置から離間せしめる垂れ防止機構を有することもでき
る。そうして、剥離試験部における剥離用試験片の前記
各舌片を把持する部分に舌片の移動を阻止するシャッタ
ー機構を設けてもかまわない。
【0009】
【作用】したがって、本発明に係る剥離試験装置によれ
ば、未済試験片が、供給用ガイド手段と未済試験片送り
手段とによって供給用ガイド手段上の待機箇所に案内さ
れる。当該待機箇所に案内された剥離用試験片は、供給
回収部によって剥離試験部に供給され、剥離試験終了
後、剥離試験部から供給回収部によって収集用ガイド手
段上の一時回収箇所に案内される。一時回収箇所に案内
された既済試験片は、既済試験片送り手段によって収集
箇所に送られる。
【0010】また、供給用ガイド手段および収集用ガイ
ド手段は上レールと下レールとからなるレール構造によ
って成すようにし、前記剥離用試験片は、前記レール構
造の上レールと下レール上を滑車によって移動せしめる
ようにしてもよいので、剥離用試験片の移動がスムース
になる。
【0011】さらに、剥離用試験片が剥離試験部に移動
するにつれて剥離用試験片の舌片以外の部分を剥離試験
装置から離間せしめる垂れ防止機構を有するので剥離試
験装置の構成部材に剥離用試験片の舌片以外の部分が接
触することがない。そうして、剥離試験部における剥離
用試験片の前記各舌片を把持する部分に舌片の移動を阻
止するシャッター機構を設けたので舌片の把持が確実に
なる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明剥離試験装置
1を図示した実施例に従って詳細に説明する。図1は本
発明に係る剥離試験装置の全体像を示す裏面側から見た
斜視図、図2は図1の概略全体平面図、図3は図1の表
面側から見た斜視図、図4は剥離試験の一連の流れを示
す概略斜視図、図5は供給回収部の要部拡大斜視図、図
6は剥離試験部の拡大正面図であって試験前の状態を示
す図、図7は図6の側面図図8は図6における試験後の
状態を示す図、、図9は剥離試験前の剥離用試験片とか
らみ防止装置との関係を示す側面図、図10は剥離試験
後の剥離用試験片とからみ防止装置との関係を示す側面
図、図11は図10の斜視図、図12は図6の要部拡大
平面図、図13は図12の側面図、図14は供給用ガイ
ド手段とチャック付き剥離用試験片との関係を示す拡大
斜視図、図15は図14の一部拡大要部正面図、図16
は図15の左側面図、図17は未済試験片送り手段の拡
大斜視図、図18は収集用ガイド手段の拡大斜視図、図
19は既済試験片送り手段の動作状態を示す平面図、図
20は図19の左側面図、図21は剥離用試験片の垂れ
防止機構と剥離用試験片との関係を示す拡大斜視図、図
22は剥離用試験片の斜視図、図23は剥離用試験片に
上・下チャックを付ける前の分解斜視図である。
【0013】図1に示すように剥離試験装置1は、本体
2と、制御部としてのコンピュータシステム3とからな
る。本体2は、図3に示すように、両端に脚4、4を有
する横木状の基台6と、基台6の中央に位置する剥離用
試験片8を剥離するための剥離試験部10と、剥離試験
部10に対して剥離用試験片8を供給しかつ回収する供
給回収部11と、供給回収部11によって剥離用試験片
8を剥離試験部10に供給するために剥離用試験片8を
後述する供給用ガイド手段12の所定の待機箇所13に
案内するために剥離試験部10の右側(図3に正対した
右側をこの装置における右側という。左側、上側、下側
はこれに準ずる。また、この装置の前方および後方は、
それぞれ図3に正対して向こう側および手前側をいう。
以下同様。)に位置する供給用ガイド手段12と、剥離
用試験片8を供給回収部11によって剥離試験部10に
供給するために剥離用試験片8を供給用ガイド手段12
上の待機箇所13に送る未済試験片送り手段14と、剥
離試験部10による剥離試験終了後、供給回収部11に
よって回収された既済試験片8A’が一時的に置かれる
一時回収箇所15を有するとともに一時回収箇所15に
置かれた既済試験片8A’を所定の収集箇所16に案内
するために剥離試験部10の9左側に位置しかつ収集箇
所16を含む収集用ガイド手段17と、前記一時回収箇
所15に置かれた既済試験片8A’を収集するために収
集用ガイド手段17を介して収集箇所16に送る既済試
験片送り手段18と、基台6上でその左、右端側寄りに
それぞれ配置されるとともに供給用ガイド手段12、未
済試験片送り手段14、収集用ガイド手段17および既
済試験片送り手段18を含む後述する鉄枠部の基盤を上
下動させる昇降装置20、20と、剥離試験部10、供
給回収部11、供給用ガイド手段12、未済試験片送り
手段14、収集用ガイド手段17および既済試験片送り
手段18を基台6に支持するために基台6に立ち上げら
れて設けられた鉄枠部21とからなる。
【0014】剥離用試験片8は、例えばカーカス用に用
いられるゴム−繊維複合体としてのいわゆるコーテッド
コードであって、図22および図23で示すように、基
材料としてのゴム層22とゴム層22と同じ長さと幅の
コード層24とからなる。
【0015】ゴム層22は、細長い帯状をしており、コ
ード層24は、ゴム層22のゴム材料とは別の材料であ
る複数のコード26・26・…をそれらの一部26a・
26a・…を残してゴム層22中に埋め込んだようにコ
ード26・26・…とゴム層22のゴム材料とを一体成
型で結合してなる層である。また、コード層の一部は、
コード26・26・…の一部26a・26a・…の先端
部分をゴムの薄膜によって一体化したコード舌片28と
されている。一方、ゴム層22のうちコード26・26
・…が埋め込まれていない部分はゴム舌片30とされ、
コード舌片28に対応されている。これら舌片28、3
0の各々には、舌片28、30を把持することによって
剥離用試験片8と一体になるチャック32、32が取り
付けられる(図14参照)。なお、コード舌片28に対
応するチャック32を以後「下部チャック32d」とい
い、ゴム舌片30に対応するチャック32を以後「上部
チャック32u」という。そして、当該下部チャック3
2d、上部チャック32uが付いた剥離用試験片8のこ
とを以後「チャック付き剥離用試験片8A」という。ま
た、舌片28、30以外の部分は被剥離部分31となっ
ている。
【0016】当該チャック付き剥離用試験片8Aが、そ
のチャック32d、32uを介して供給用ガイド手段1
2の後述するレール体に矢印で示すように右側から組み
込まれる(図7および図14参照)。チャック32は、
特に図13および図23からわかるように主部34と、
主部34に六角頭ボルト33によって取り付けられる自
由片35とからなるものである。そして、剥離用試験片
8の舌片28と30とに対応する各チャック32、32
の各々の主部34と自由片35との間に当該舌片28、
30を挟んでから六角頭ボルト33を締め付けることに
よって舌片28、30が各チャック32、32から取れ
ないようになっている。なお、チャック32・32・…
は、供給用ガイド手段12の後述するレール体に予め組
み込まれており、これらレール体に組み込まれているチ
ャック32・32・…に必要な種類と数の剥離用試験片
8・8・…が取り付けられることによって剥離試験部1
0へ送る準備が完了する。
【0017】主部34を図13および図23を用いて上
部チャック32uについて説明すると、主部34は側断
面倒立L字形状の本体36と、本体36の上部に位置す
る側断面T字形状の誘導体37とからなる。本体36に
はそのほぼ中央に螺孔38が形成されており、この螺孔
38に六角頭ボルト33が螺入される。
【0018】本体36は、図13等でわかるようにその
前面上部に4つ一組のローラガイドベアリング40、4
0、40、40が左右上下に並列して設けられている。
なお、ローラガイドベアリング40、40、40、40
のうち左右に配列されたものは近接した状態で配置さ
れ、また上下に配列されたものは離間して設けられてお
り、当該離間部分に供給用ガイド手段12、収集用ガイ
ド手段17および剥離試験部10の後述するそれぞれの
レール部のレールが挟まれる形態となって、当該レール
上をローラガイドベアリング40、40、40、40が
走行するようになっている。
【0019】誘導体37は、図4、図13等からわかる
ように剥離試験部10の後述するクランプ固定装置にチ
ャック32を取り付けるためのものである。自由片35
は、図12、図14および図23からわかるように正面
形状が長方形の板状をしたものであって、その上部中央
には六角頭ボルト33が通る通し孔40が形成されてい
る。なお、この六角頭ボルト33のヘッド33aを供給
回収部11の後述するハンド部のハンドが包持するよう
になっている。そして、ヘッド33aを当該ハンドが包
持した状態で供給回収部11が作動することによって、
チャック付き剥離用試験片8Aが剥離試験部10に対し
て供給回収せしめられる。
【0020】剥離試験部10は、図4、図7および図1
0からわかるように、チャック付き剥離用試験片8Aの
各舌片28、30をそれらが離間する方向である上下方
向に引っ張っることで、剥離用試験片8の前記異種材料
同士であるゴム層22とコード層24を剥離してこのと
きの剥離時強力を測定するものである。
【0021】剥離試験部10は、チャック付き剥離用試
験片8Aが剥離試験部10から試験中に離脱しないよう
にこれを固定するクランプ装置41と、クランプ装置4
1の後述する上・下部クランプを鉛直方向に沿って近づ
けたり遠ざけたりするためのクランプ駆動部42と、剥
離試験を行ったときの剥離時強力を測定するロードセル
43と、チャック付き剥離用試験片8Aをその下部チャ
ック32dと上部チャック32uを介して剥離試験部1
0に位置せしめるために供給ガイド手段12から渡され
るとともに収集用ガイド手段17へ渡す渡し用レール部
44からなる。
【0022】クランプ装置41は、図8ないし図11お
よび図13からわかるように上部クランプ45Uと下部
クランプ45Dとからなる。上部クランプ45Uおよび
下部クランプ45Dは、それぞれ後述する支柱体ヘッド
およびクロスヘッドの各支持棒と一体になっており、試
験前から上下方向にある程度離間されており、チャック
付き剥離用試験片8Aの下部チャック32d、上部チャ
ック32uがそれぞれクランプされる。
【0023】上・下部クランプ45U・45Dは、特に
図11ないし図13からわかるようにクランプ本体46
U・46Dとシャッター機構47とから構成される。ま
た、上・下部クランプ45U・45Dは、各々のクラン
プ本体46U、46Dの後述するチャネル状溝が対面す
る関係になるように両クランプ本体46U、46Dが上
下に配置されている。
【0024】クランプ本体46U・46Dは、その自由
端側に左右方向にクランプ本体46を貫通するとともに
他方のクランプ本体側に開口するチャネル状の溝46a
を有する剛体である。そして、溝46aにはチャック3
2の断面T字形状の誘導体37が溝46aの側部開口の
うち右側のもの46ar(左側の側部開口46alは図示
を省略する。)から溝46a内に入るようになってい
る。そして、クランプ本体46の反チャネル状溝側端後
方縁には、図7、図11、図12および図13に示すよ
うにシャッター機構47の後述するエアーシリンダーを
支持する支持台46b1が後方に向けて突出形成されて
いる。
【0025】なお、上部クランプ45Uは、クランプ駆
動部42の後述する支柱体に対して動かないようにされ
ており、下部クランプ45Dは、上記支柱体に対してチ
ャック付き剥離用試験片8Aの異種類ごとに応じた所定
距離分可動するように予めプログラムされている。
【0026】このように上部クランプが固定され、下部
クランプが可動するという関係で、上・下部クランプ4
5U・45Dの各クランプ本体46U・46Dは、次に
述べる点で若干異なる。すなわち、クランプ本体46D
のチャネル状溝側端前面には、渡し用レール部44の前
記レールを支えるレール支持台46b2が設けられてい
るが(図7参照)、上部クランプ45Uには当該レール
支持台は設けられていない。
【0027】シャッター機構47は、図11ないし図1
3からよくわかるように上部クランプ45Uと下部クラ
ンプ45Dの各クランプ本体46U、46Dのチャネル
状溝46a、46aの側部開口46ar・46alを開閉
するシャッター48と、シャッター48を作動させるピ
ストン棒49aを備えたエアーシリンダー49とからな
る。
【0028】シャッター48は図11ないし図13から
わかるようにコ字形状をしており、その両腕部48a、
48aによって各クランプ本体46U、46Dのチャネ
ル状溝46aの側部開口46ar・46alが開閉され
る。また、シャッター48の連結部48bは、エアーシ
リンダー49のピストン棒49aと接続されている。ま
た、シャッター48の開閉は、各クランプ本体46U、
46D近傍に位置するセンサー48c、48cによって
制御される(図4および図11参照)。すなわち、セン
サー48cは、チャネル状溝46aにおけるチャック3
2d、32uの有無を検知するセンサーであって、チャ
ネル状溝46aにチャック32d、32uが無いことを
検知すると、エアーシリンダー49がシャッター48を
シリンダー49側に引き寄せるようにピストン棒49a
に作用せしめてチャネル状溝46aの側部開口46ar
・46alを開く。そして、チャネル状溝46aにチャ
ック32d、32uが入っていることを検知すると、エ
アーシリンダー49が、シャッター48をシリンダー4
9から遠のけるようにピストン棒49aに作用して、チ
ャネル状溝46aの側部開口46ar・46alを閉じ
る。この実施例では、下部クランプ45Dに係るセンサ
ー48cは、下部クランプ45Dに図示しない固定手段
によって一体に取り付けられており、下部クランプ45
Dの移動に合わせてその位置が変位するようになってい
る。なお、センサー48dは、エアーシリンダー49を
制御するためのものであって、シャッターの開閉移動を
所定の範囲で行うためのものである。
【0029】クランプ駆動部42は、下部クランプ45
Dを上下動させるものであって、図3および図4で示す
ように門柱状の支柱体50と、駆動スクリュウ体52と
からなる。支柱体50は、駆動スクリュウ体52および
上・下部クランプ45U・45Dが間に配置され上下に
長くかつ前方側および後方側にそれぞれ位置する支柱5
4f・54rと、支柱54f・54rの上端部で支柱5
4f・54rと連結される支柱体ヘッド56と、下端部
で支柱54f・54rを固定支持する台座57とからな
る。なお、支柱体ヘッド56と、昇降装置20の後述す
るピストン棒が一番縮んだ位置との間を鉄枠部21に設
けられた長方形状の基盤21aが移動するようになって
いる。
【0030】台座57は、図1および図3に示すよう
に、基台6の下で脚体4、4の間に位置する強固な箱体
である。この台座57の中に駆動スクリュウ体52の後
述するベルト車、ベルトおよび駆動モータが配置されて
いる。
【0031】駆動スクリュウ体52は、図4に示すよう
に2本の棒状スクリュウ58・58と、棒状スクリュウ
58・58を連結するクロスヘッド60と、棒状スクリ
ュウ58・58の下端に設けられたベルト車62・62
と、ベルト車62・62に動力を伝えるためのベルト6
6・66と、ベルト66・66、ベルト車62・62を
介して棒状スクリュウ58・58を回転させる駆動モー
タ68とからなる。
【0032】棒状スクリュウ58・58は、適宜前後方
向に離間して、支柱体ヘッド56に回転自在に支持され
るとともに、上・下部クランプ45U・45Dを間に置
いた状態で上下に延びるようにされ、その上下方向にお
ける中央には、雄ネジ58aが螺旋状に形成された棒状
体である。
【0033】クロスヘッド60は、棒状スクリュウ58
・58と連結して棒状スクリュウ58・58の各雄ネジ
58aに沿ってその軸方向に上下動するものである。す
なわち、クロスヘッド60は、その両端部に、棒状スク
リュウ58・58の雄ネジ58aと螺合する図示しない
雌ネジが形成された螺孔60a・60aを有しているた
め、この螺孔60a・60aに棒状スクリュウ58・5
8を入れてから駆動モータ68の動力をベルト66・6
6、ベルト車62・62を介して棒状スクリュウ58・
58に伝えると、クロスヘッド60は、その螺孔60a
・60aの雌ネジと棒状スクリュウ58・58の雄ネジ
58aとが螺合していることと、クロスヘッド60は、
その両端に位置する2本の棒状スクリュウ58・58に
よってその回転が阻止されていることとが相俟って、棒
状スクリュウ58・58を上下動する。また、クロスヘ
ッド60のほぼ中央には上方に延びる支持棒70が設け
られ、支持棒70を介して下部クランプ45Dが支持固
定されている。したがって、クロスヘッド60の移動に
合わせて下部クランプ45Dも移動する。なお、符号7
1aが示すものはセンサースイッチであって、センサー
71b1、71b2および71b3の各溝71b1’、71
b2’および71b3’をセンサースイッチ71aが切る
ことによって、後述するからみ防止装置のピストン棒の
伸縮を制御するものである。
【0034】駆動モータ68は、上記台座57の図示し
ない底板に取り付けられたものであって、駆動モータ6
8の回転軸には、ベルト66とつながった駆動プーリ7
2が取り付けられている。
【0035】ロードセル43は、支柱体ヘッド56のほ
ぼ中央に設けられたものであって、ロードセル43の下
端には、ロードセル43の図示しないロードボタンと連
結している支持棒74が支柱体ヘッド56を貫通して垂
下され、支持棒74の下端部に上部クランプ45Uが取
り付けられている。
【0036】渡し用レール部44は、図8および図12
に示すように供給用ガイド手段12および収集用ガイド
手段17の各々の後述するレール体の間に所定間隔離間
された状態で配置されて、それら各レール体と共に一連
の直線状をしたレール構造を呈するものであって、上レ
ール76uと、下レール76dとからなる。
【0037】上レール76uは、図1および図3に示す
ように鉄枠部21の長方形状基盤21aに図示しない適
宜の固着手段で取り付けられている。なお、基盤21a
には前述のように供給用ガイド手段12、未済試験片送
り手段14、収集用ガイド手段17および既済試験片送
り手段18等が含むれる。
【0038】下レール76dは、下部クランプ45Dの
クランプ本体46Dに設けられたレール支持台46b2
に適宜の固着手段で取り付けられている。そして、両レ
ール76u・76dを含む上記一連の直線状レール構造
は、供給用ガイド手段12および収集用ガイド手段17
の各々の前記レール体と共に、図13および図16に示
すような断面が細長い六角形状をしている。
【0039】供給回収部11は、支柱体50の後方側の
支柱54rと剥離試験部10との間で左右前後方向移動
可能になるように支柱54に設けられている。また、供
給回収部11は、図4および図5に示すように、前後方
向において剥離試験部10側寄りに位置されてチャック
付き剥離用試験片8Aを取捨するハンド部76と、ハ
ンド部76を左右方向および前後方向にそれぞれ移動す
る前後方向移動用アームシリンダー78と、左右方向移
動用アームシリンダー80とからなる。
【0040】ハンド部76は、供給用ガイド手段12お
よび未済試験片送り手段14によって、待機箇所13に
既に送られてあるチャック付き剥離用試験片8Aと、剥
離試験部10にある既済試験片8A’とを、それぞれ剥
離試験部10の渡し用レール部44および収集用ガイド
手段17の一時回収箇所15に移動するために、チャッ
ク付き剥離用試験片8Aおよび既済試験片8A’をそれ
らの六角頭ボルト33を介して掴むものであって、図4
および図5からわかるように平面視U字形状をしてい
る。また、ハンド部76の左腕部76l、右腕部76r
の先端には六角頭ボルト33を直接掴むハンド82、8
2が設けられている。
【0041】そして、両腕部76l、76rをつなぐ連
結部76aには、前後方向移動用アームシリンダー78
のピストン棒78aが、L字形状の中板84の一方の板
84aを介してハンド部76と連結されている。また、
中板84の他方の板84bには、左右方向移動用アーム
シリンダー80のピストン棒80aが連結されて、前後
方向移動用アームシリンダー78と左右方向移動用アー
ムシリンダー80とが直交し、前後方向移動用アームシ
リンダー78および左右方向移動用アームシリンダー7
8が、それぞれ連結部76aに対して直角および平行な
関係になるように配置されている。
【0042】また、ハンド部76の左腕部76lおよび
右腕部76rが、それぞれ剥離試験部10の中心線Lお
よび供給用ガイド手段12の待機箇所13に対応され、
かつ前後方向移動用アームシリンダー78のピストン棒
78bが一番縮んだ状態のときにハンド部76がある位
置をハンド部76の初期位置という。
【0043】ハンド部76は、この初期位置を中心とし
て、そこから前後方向移動用アームシリンダー78と左
右方向移動用アームシリンダー80とによって、左右前
後方向に向けて移動する。ハンド82は、その中央に六
角頭ボルト33が入る凹部82aが形成されている。六
角頭ボルト33が凹部82aに入っているかどうかの検
知については、前後方向移動用アームシリンダー78の
センサー78a・78aと左右方向移動用アームシリン
ダー80のセンサー80a・80aとの関係で割り出さ
れる。なお、センサー78a・78aおよびセンサー8
0a・80aは、それぞれシリンダー78、80の各ピ
ストン棒78bおよび80bが所定の伸縮長に達してい
るかどうかを検知するものであって、当該検知によっ
て、ハンド82の凹部82aに六角頭ボルト33が入っ
ているかどうかの判断がなされる。
【0044】以上のような構成からなるハンド部76
は、後述するサンプルストッパーのストッパー腕にチャ
ック付き剥離用試験片8Aが接触すると初期位置から待
機箇所13にあるチャック付き剥離用試験片8Aの上部
チャック32uの六角頭ボルト33向けて移動するよう
になる。供給用ガイド手段12は、図3から明らかなよ
うに上下に並列2列で配置された上・下段レール部85
U・85Dと、上・下段レール部85U・85Dにそれ
ぞれ設けられた垂れ防止機構86・86とからなる。な
お、レール部が上下2段であるのは剥離試験を多く行う
場合を想定したためであって詳細については後で詳述す
る昇降装置20の説明のところで述べる。
【0045】各レール部85U・85Dは、それぞれ鉄
枠部21の基盤21aに上下に離間して配置されたイ)
上レール87u・下レール87dと、両レール87u・
87d間に位置され、かつ剥離試験部10の右側に配置
されるロ)上・下部サンプルストッパー88U、88D
とからなる。
【0046】上・下レール87u・87dは、前述のよ
うにその断面は細長い六角形状をしている。そして、上
レール87uと下レール87dとには、チャック付き剥
離用試験片8Aが、その上部チャック32uと下部チャ
ック32dの各ローラガイドベアリング40、40、4
0、40を介して組み込まれる。また、サンプルストッ
パー88U、88Dよりも右側でサンプルストッパー8
8の後述するストッパー腕と接するチャック付き剥離用
試験片8Aの位置する位置であって、剥離試験部10の
中心線Lからほぼハンド部76の連結部76aの長さに
相当する距離分離れた位置を待機箇所13としている。
【0047】上・下部サンプルストッパー88U、88
Dは、待機箇所13にチャック付き剥離用試験片8Aを
一時的に待機させるものであって、それぞれ図14ない
し図16で示すように時計回り方向および反時計回り方
向へ回動するようにされたストッパー腕88aと、図1
5に示すように、ストッパー腕88aを鉛直方向に対し
て平行な位置(ストッパー腕88aを実線で示してある
位置のこと。)から直角な位置(ストッパー腕88aを
2点鎖線で示してある位置のこと。)に亘る90°の範
囲で回動させるロータリーアクチュエータ88bとから
なる。
【0048】上・下部サンプルストッパー88U・88
Dは、これらがそのストッパー機能を果たしてチャック
付き剥離用試験片8Aを一時的に待機させようとすると
きは、図14に示すように上部サンプルストッパー88
Uのストッパー腕88aの自由端88a’が上方に向け
られ、下部サンプルストッパー88Dのストッパー腕8
8aの自由端88a’が下方に向けられている。すなわ
ち、各ストッパー腕88aおよび88aは、それぞれチ
ャック付き剥離用試験片8Aの上・下部チャック32u
および32dの剥離試験部10側の面に対応するように
鉛直方向に対して平行になる。
【0049】ストッパー腕88a、88aが鉛直方向に
対して平行であるときに、これらストッパー腕88a、
88aに向けてチャック付き剥離用試験片8Aが未済試
験片送り手段14によって送られて、チャック付き剥離
用試験片8Aがストッパー腕88a、88aに接すると
これをストッパー腕88a、88a内に埋設された図示
しないセンサーが検知する。このセンサーと未済試験片
送り手段14および供給回収部11とは電気的につなが
っており、ストッパー腕88aにチャック付き剥離用試
験片8Aが当接していることを当該センサーが検知する
と、未済試験片送り手段14の駆動機構92が停止し、
チャック付き剥離用試験片8Aはそれ以上移動しなくな
る(図15参照)。これによって、待機箇所13にチャ
ック付き剥離用試験片8Aが一時的に待機するようにな
る。
【0050】同時に、待機箇所13で待機している剥離
用試験片8Aの上部チャック32dの六角頭ボルト33
に向けて供給回収部11のハンド部76が前方へ移動
し、ハンド部76の右腕部76rのハンド82がシリン
ダー78よって初期位置から上部チャック32uの六角
頭ボルト33を掴むようになる。また、ハンド部76の
右腕部76lのハンド82は、右腕部76rのハンド8
2は剥離試験部10の中心線Lに向けて移動する。
【0051】なお、当該六角頭ボルト33がハンド82
によって掴まれるとロータリーアクチュエータ88bが
自動的に作動し、各ストッパー腕88a・88aを鉛直
方向に対して直角になるように回動するようにされてい
る。また、ストッパー腕88a・88aが鉛直方向に対
して直角になると左右方向移動用アームシリンダー80
が自動的に作用し、ピストン棒80aが延びてチャック
付き剥離用試験片8Aを剥離試験部10のクランプ装置
41に送るようになっている。なお、このときには未だ
クランプ装置41の上・下部クランプ45U・45Dの
各チャネル状溝46aにチャック付き剥離用試験片8A
が入っていないので、センサー48cによってクランプ
装置41の各シャッター48、48は開いた状態になっ
ている。
【0052】垂れ防止機構86・86は、図3および図
21に示すように、チャック付き剥離用試験片8Aが待
機箇所13に送られて来るときに、その被剥離部分31
が剥離試験装置1の各構成部材に接しないようにするた
めのものである。
【0053】また、垂れ防止機構86・86は、図3で
示すように上・下段レール部85U・85Dのストッパ
ー88U、88D寄りに位置されており、上・下段レー
ル部85U・85Dの各下レール87d、87dを跨ぐ
ような形状でかつ上・下段レール部85U・85Dの長
手方向に全体的に延びるような形状である。同時に垂れ
防止機構86は、チャック付き剥離用試験片8Aがスト
ッパー88U、88D側に移動するに連れて基盤21a
から離間するように、上・下段レール部85U・85D
に対してゆるやかに傾斜した形状に鉄パイプや細径の鉄
棒を変形して形成したものである。
【0054】未済試験片送り手段14は、図17でわか
るように、ほぼT字形状をした移動部89と、駆動機
構92とからなる。また、未済試験片送り手段14は、
上・下段レール部85U・85Dにそれぞれ対応して別
々に設けられている。なお、上・下段レール部85U・
85Dにそれぞれ設けられている各送り手段14・14
は、後述する駆動力伝達棒の同じく送り板に対する取り
付け位置が異なるだけで形状その他はほぼ同じであるの
で、上段レール部85Uに対応する送り手段14につい
て説明し、下段レール部85Dに対応する送り手段14
については同一部分に同一符号を付して説明を省略す
る。
【0055】移動部89は、鉛直方向に延びる送り板9
0と、駆動機構92からの駆動力を送り板90に伝える
ための駆動力伝達棒93とからなっており、図示しない
スライド機構によって後述するスクリュー棒に沿って不
回転の状態でスライド移動する。
【0056】送り板90は、図17に示すように、チャ
ック付き剥離用試験片8Aを待機箇所13に送るために
チャック付き剥離用試験片8Aの上・下部チャック32
u・32dを押すものである。また、送り板90は、細
板形状の主部90aと、主部90aの上下において剥離
試験部10側に突出する押圧部90b・90bとからな
る幅寸法の小さなチャネル形状をしたものである。
【0057】駆動力伝達棒93は、その一端が送り板9
0の上下端の一端寄り(上段レール部85Uに対応する
ものは、下端寄りであって、下段レール部85Dに対応
するものは上端寄りのことである。)に位置され、送り
板90に対してほぼ直角に前後方向に延びるものであ
る。また、駆動力伝達棒93の他端は、駆動機構92の
前記スクリュー棒と螺合するようになっている。
【0058】駆動機構92は、図17で示すようにレー
ル部85U・85Dに対して平行に左右方向に延びる
イ)先端にプーリ92a’を有するスクリュー棒92a
と、スクリュー棒92aを回転するためのプーリ92
b’を回転軸に付けたモータ92bとスクリュー棒92
aのプーリ92a’と、モータ92bのプーリ92b’
との間に介在されるベルト92dとからなる。
【0059】スクリュー棒92aは、図示しない支持手
段によって単に回転可能に支持されている。なお、符号
94a・94bが示すものは、スクリュー棒92a近傍
に取り付けられたセンサーであって(図4参照)、スク
リュー棒92aが、モータ92b等によって回転されて
送り板90が移動したときに、送り板90を所定の箇所
で停止するものであって、上・下部サンプルストッパー
88U・88Dの各ストッパー腕88aに設けられた図
示されない前記センサーと電気的につながっている。な
お、センサー94aに対応する所定箇所とは、待機箇所
13のことであって、センサー94bに対応する所定箇
所とは移動部89が剥離試験終了後、後退(右側移動)
して停止する位置であって、チャック付き剥離用試験片
8Aを剥離試験部10に送り始める初期位置のことであ
る。
【0060】しかして、モータ92bが回転してプーリ
ー92b’−ベルト92d−プーリ92a’の順でモー
タの回転力が−スクリュー棒92aに伝わると、移動部
89は図示しないスライド機構によって後述する駆動力
伝達棒に沿って不回転の状態で待機箇所13に向けてス
ライド移動する。収集用ガイド手段17は、図3および
図4に示すように供給用ガイド手段12と同じに上下に
並列2列で配置された上・下段レール部96U・96D
からなる。但し、収集用ガイド手段17には、供給用ガ
イド手段12の垂れ防止機構86がない点が異なる。
【0061】上・下段レール部96U・96Dにあって
も、供給用ガイド手段12の各レール部85U・85D
と同じ構造である。すなわち、各レール部96U・96
Dは、それぞれ鉄枠部21の基盤21aに上下に離間さ
れたイ)断面細長の六角形状をした上レール87u・下
レール87dからなる。
【0062】既済試験片送り手段としての送り爪ユニッ
ト18は、上レール87uと下レール87dとの間にそ
れらに沿って形成されたスライド溝100に設けられた
ものであって、図19および図20で示すように、スラ
イド溝100よりも幅寸法で幾分小さ目の大きさで長方
形状をした主板102と、主板102の外表面に取り付
けられた爪部104と、これら主板102および爪部1
04をスライド溝100に沿って一時回収箇所15から
収集箇所16に移動させるために一時回収箇所15と収
集箇所16との間を行き来するピストン棒106aを備
えたエアーシリンダー106とからなる。
【0063】図20で示すように主板102の前面10
2aには、エアーシリンダー106のピストン棒106
aの先端が固定される支持板102bが形成され、後面
102cには爪部104の後述する送り爪を回転自在に
支持する支持軸102d、102dが形成されている。
【0064】爪部104は、長方形状の基ブロック10
8・108と、送り爪110、110と、板バネ11
1、111とからなる。基ブロック108、108は、
主板102の後面右側端寄りにネジ止め等の適宜の固着
手段によって上下に取り付けられており、上側の基ブロ
ック108の上面108uおよび下側の基ブロック10
8の下面108dの各左端部には、ネジ112a、11
2aによって板バネ111、111が取り付けられてい
る。
【0065】図19で示すように送り爪110および1
10は、それらの基端110aおよび110aが、それ
ぞれ主板102の支持軸102dおよび102dに回動
自在に取り付けられ、板バネ111・111の弾力によ
って自由端110bおよび110bが対応する各支持軸
102dよりも外側に位置するように送り爪110およ
び110はその形状が定められ、これによって送り爪1
10および110が全体として基ブロック108・10
8の左側に向けて末広がりになっている。なお、自由端
110bおよび110bが上・下部チャック32u・3
2dの側面に当接するようになっており、これによって
送り爪ユニット18が左側に移動すると既済試験片8
A’が一時回収箇所15から収集箇所16に送られる。
なお、一時回収箇所15から収集箇所16についての詳
細は後述する。
【0066】板バネ111・111は、基ブロック10
8の上・下面108u・108dと送り爪110・11
0との間にそれぞれU字形状に湾曲させて取り付けられ
たものであって、送り爪110・110を支持軸102
dおよび102dに取り付けられている当該送り爪11
0・110の基端110a、110aを回動中心として
基ブロック108の外方へ回動せしめるものである。な
お、符号112が示すものは、戻り防止ストッパーであ
って、一端固定他端自由のいわゆる固定ばね形式のもの
であって、一時回収箇所15に送られたチャック付き剥
離用試験片8Aが各レール87u・87dを伝って剥離
試験部10側(右側)に戻らないようにするためのもの
である。
【0067】エアーシリンダー106は、鉄枠部21の
基盤21aに固着されたものであって、そのピストン棒
106aは、主板102を一時回収箇所15と収集箇所
16との間で移動せしめるように伸縮するようになって
いる。
【0068】このような送り爪ユニット18は、一時回
収箇所15に既済試験片8A’がある場合以外は収集箇
所16に位置されている。なお、戻り防止ストッパー1
12よりも左側で、剥離試験部10の中心線Lからほぼ
ハンド部76の連結部76aの長さに相当する距離分離
れた位置を一時回収箇所15としている。また、一時回
収箇所15からエアーシリンダー106のピストン棒1
06aが伸び切った箇所から収集用ガイド手段17の左
側を収集箇所16という。
【0069】昇降装置20は、図3に示すように鉄枠部
21の基盤21aを支え上下動するピストン棒112を
有しており、左右の昇降装置20の各ピストン棒112
を伸縮させることによって基盤21aを上下動させるも
のである。これによって、供給用ガイド手段12および
収集用ガイド手段17の各上段レール部85U・96U
だけではまかないきれない程の数の試験片でも下段レー
ル部85D・96Dを使用することで十分な数の試験片
についての試験が可能になる。
【0070】鉄枠部21は、基台6の両端および中央か
ら上方に向けて延びる鉄柱114、114および114
と、これら鉄柱114、114および114の上部で連
結される連結板116と、鉄柱114、114および1
14を図示しないスライド機構にてスライド可能に支持
された基盤21aとからなる。
【0071】からみ防止装置120は、図4、図9、図
10および図11で示すように、剥離試験部10の前側
で上部クランプ45Uと下部クランプ45Dとの間に配
置されるものであって、剥離試験が未だ終了しきらない
うちに剥離されたゴム層22とコード層24とが剥離試
験装置の構成部材にからまないようにするためのもので
ある。
【0072】また、からみ防止装置120は、シリンダ
ー122と、シリンダー122に対して伸縮するピスト
ン棒124と、ピストン棒124の前端に設けられた先
端が二股状のローラ支持板126と、ローラ支持板12
6の二股部分に回転自在に設けられた回転ローラ12
8、128とからなる。
【0073】コンピュータシステム3は本体2と電気的
に接続され、必要なデータ、例えばチャック付き剥離用
試験片8Aの肉厚、ゴム層の弾力、コードの張力、剥離
長さ等を入力することによって、設定条件に合わせて本
体2の各種動作を自動的に制御するものである。
【0074】しかして、このような剥離試験装置1によ
れば、次の工程を経て剥離試験が終了する。 (1) 供給用ガイド手段12の上・下レール76u・
76dの各チャック32、32に剥離用試験片8を把持
することによって、チャック付き剥離用試験片8Aを供
給用ガイド手段12上に用意する。
【0075】(2) コンピュータシステム4を用いて
本体2を始動すると、未済試験片送り手段14の移動部
89が、図示しないスライド機構を介して不回転の状態
でスクリュー棒92aに沿って供給用ガイド手段12の
右端から剥離試験部10に向けて移動し、移動部89の
送り板90の押圧部90b・90bがチャック付き剥離
用試験片8Aに当接するようになる(図17)。当該当
接状態のままチャック付き剥離用試験片8Aは、供給用
ガイド手段12の待機箇所13であるサンプルストッパ
ー88U・88Dのストッパー腕88a、88aに当接
する位置にまで移動する(図15)。
【0076】(3)サンプルストッパー88U・88D
手前の垂れ防止機構86にチャック付き剥離用試験片8
Aがかかるようになると(図21参照)、チャック付き
剥離用試験片8Aの被剥離部分31は、垂れ防止機構8
6にスムースに抵抗なく入って行き待機箇所13に近づ
くに連れて剥離試験装置1の各構成部材から徐々に離れ
ていく。
【0077】(4)ストッパー腕88a、88aにチャ
ック付き剥離用試験片8Aが当接すると、ストッパー腕
88a、88aに埋設されている図示されないセンサー
によって自動的に未済試験片送り手段14が停止して、
チャック付き剥離用試験片8Aは待機箇所13で停止す
る。同時に、供給回収部11のハンド部76が、前後方
向移動用アームシリンダー78によって、初期位置から
前方へ移動し、ハンド部76の右腕部76rのハンド8
2によって待機箇所13で待機しているチャック付き剥
離用試験片8Aの上部チャック32uの六角頭ボルト3
3が掴まれる(図4参照)。当該六角頭ボルト33が掴
まれるとストッパー腕88a・88aがロータリーアク
チュエータ88bによって鉛直方向に対して直角の位置
にまで回転されて上・下レール76u・76dと平行と
なり、チャック付き剥離用試験片8Aの移動を妨げるも
のがなくなるので、チャック付き剥離用試験片8Aの待
機箇所13から剥離試験部10への移動が可能になる。
その後、六角頭ボルト33がハンド82によって掴まれ
たまま左右方向移動用アームシリンダー80によってハ
ンド部76が左側へ移動されるので、チャック付き剥離
用試験片8Aもそれに伴って移動し、供給用ガイド手段
12の上・下レール87u・87dに沿って剥離試験部
10に至り、上・下部クランプ45U・45Dの各チャ
ネル状溝46aにチャック付き剥離用試験片8Aがチャ
ック32u・32dの誘導体37・37を介して挿入さ
れるようになる。
【0078】(5)剥離試験部10の上・下部クランプ
45U・45Dの各チャネル状溝46aにチャック付き
剥離用試験片8Aが挿入されると、センサー48cによ
ってそのことが検知される。この結果、上・下部クラン
プ45U・45Dの各シャッター48、48が図6およ
び図7に2点鎖線で示すように閉じて、剥離試験部10
にチャック付き剥離用試験片8Aがセットされた状態に
なる。チャック付き剥離用試験片8Aが剥離試験部10
にセットされると、ハンド部76は、前後方向移動用ア
ームシリンダー78によって初期位置に戻される。
【0079】(6)また、チャック付き剥離用試験片8
Aが剥離試験部10にセットされると、クランプ駆動部
42の駆動モータ68が所定方向に回転し、その動力
は、駆動プーリ72、ベルト66・66、ベルト車62
・62を介して棒状スクリュウ58・58に伝わって、
棒状スクリュウ58・58が上記駆動モータ68の回転
方向に応じた方向に回転する。棒状スクリュウ58・5
8の回転によって、クロスヘッド60およびクロスヘッ
ド60に設けられた下部クランプ45Dが下降し、チャ
ック付き剥離用試験片8Aは、当該チャック付き剥離用
試験片8Aに応じて予めプログラムされた長さ分下方に
引っ張る剥離試験が開始される。そして、この剥離試験
に合わせてロードセル43が機能し、このときの剥離時
強力が測定される。
【0080】(7)剥離試験が開始されてクロスヘッド
60に設けられたセンサースイッチ71aがセンサー7
1b1の溝71b1’を切ると、からみ防止装置120が
作動し、ピストン棒124が、図10および図11で示
すように後方に伸びてゴム層22とコード層24との境
界部分を回転ローラ128、128によって後方に押し
やられるようになる。これによって、ゴム層22から剥
離されたコード26・26・…を弛み過ぎないようにし
て、剥離試験装置1の構成部材にコード26・26・…
が絡まないようにする。そして、センサースイッチ71
aがセンサー71b2の溝71b2’を切ると、からみ防
止装置120はその作動を停止し、ピストン棒124は
伸びたままの状態を維持する。
【0081】(8)剥離時強力の測定が終了するとクラ
ンプ駆動部42の駆動モータ68が前記(7)で述べた
所定方向と逆方向に回転し、棒状スクリュウ58・58
をこれに合わせた方向に回転せしめ、クロスヘッド60
およびクロスヘッド60に設けられた下部クランプ45
Dを上昇させる。
【0082】(9)下部クランプ45Dの上昇によっ
て、センサースイッチ71aがセンサー71b3の溝7
1b3’を切ると、からみ防止装置120はピストン棒
124を縮めるように作動し、ゴム層22とコード層2
4との境界部分と回転ローラ128、128とが接触し
ないようになる。
【0083】(10)チャック付き剥離用試験片8Aを
剥離した分だけ下部クランプ45Dが上昇して元の位置
に戻ると、ハンド部76は初期位置から前方へ移動し、
左腕部76lのハンド82が剥離試験部10で待機して
いるチャック付き剥離用試験片8Aの上部チャック32
uの六角頭ボルト33を掴み、既済試験片8A’を剥離
試験部10からその左側の収集用ガイド手段17の一時
回収箇所15に戻り防止ストッパー112を越えて移動
するようになる。同時にハンド部76の右腕部76rの
ハンド82は待機箇所13で待機している次のチャック
付き剥離用試験片8Aの上部チャック32uの六角頭ボ
ルト33を掴んで、次の剥離試験に備える。
【0084】(11)一時回収箇所15に既済試験片8
A’が到着すると、送り爪ユニット18は、図19で示
すように、戻り防止ストッパー112の下方にまで移動
する。すなわち、一時回収箇所15に既済試験片8A’
が置かれると、エアーシリンダー106のピストン棒1
06aが縮んで、収集箇所16の手前にあった送り爪ユ
ニット18が一時回収箇所15側に引き寄せられて戻り
防止ストッパー112の下方に位置するようになる。上
・下部チャック32u・32dの間を送り爪ユニット1
8が通過するとき、爪部104は上・下部チャック32
u・32dによって板バネ111・111の弾性力に抗
して送り爪110および110が図19の2点鎖線で示
されるように基ブロック108・108側に押しやられ
る。そうして、爪ユニット18が完全に戻り防止ストッ
パー112の下方にまで移動すると、各送り爪110
は、板バネ111・111の弾力によって元の状態に戻
る。(12)各送り爪110が、板バネ111・111
の弾力によって元の状態に戻ると、エアーシリンダー1
06のピストン棒106aが伸びて、送り爪110・1
10の他端110b・110bが上・下部チャック32
u・32dの一時回収箇所側面と当接して既済試験片8
A’を収集箇所16へ押しやる(図18参照)。このよ
うにしてチャック付き剥離用試験片8Aの剥離試験が全
部終了する。
【0085】しかして、このような剥離試験装置1によ
れば、未済試験片であるチャック付き剥離用試験片8A
が、供給用ガイド手段12と未済試験片送り手段14と
によって供給用ガイド手段12上の待機箇所13に案内
される。待機箇所13に案内されたチャック付き剥離用
試験片8Aは、供給回収部11によって剥離試験部10
に供給され、剥離試験終了後、剥離試験部10から供給
回収部11によって収集用ガイド手段17上の一時回収
箇所15に案内される。一時回収箇所15に案内された
チャック付き剥離用試験片8Aは、既済試験片送り手段
18によって収集箇所16に送られるので、複数かつ異
種類の剥離用試験片8について試験者が付きっきりで試
験を行う必要がなく、したがって、労力が少なくて済
み、しかも試験時間の短縮が可能である。
【0086】また、供給用ガイド手段12および収集用
ガイド手段17は上レール76u下レール76dとから
なるレール構造によって成すようにし、チャック付き剥
離用試験片8Aは、前記レール構造の上レール76uと
下レール76d上を滑車40・40・40・40によっ
て移動せしめるようにしてもよいので、チャック付き剥
離用試験片8Aの移動がスムースになる。したがって、
一層試験時間の短縮が可能である。
【0087】さらに、チャック付き剥離用試験片8Aが
剥離試験部10に移動するにつれて剥離用試験片8の舌
片28・30以外の部分を剥離試験装置1から離間せし
める垂れ防止機構86を有するので剥離試験装置1の構
成部材に剥離用試験片8の舌片28・30以外の部分が
接触することがない。このため、移動時のトラブルがな
くなるためこれによっても試験時間の短縮が可能であ
る。
【0088】そうして、剥離試験部10におけるチャッ
ク付き剥離用試験片8Aの各舌片28・30を把持する
部分であるクランプ固定装置41に舌片29・30の移
動を阻止するシャッター機構47を設けたので舌片28
・30の把持が確実になるので、剥離試験中に当該把持
が取れて試験が中断するようなことがなくなる。したが
って、これによっても試験時間の短縮が可能である。
【0089】
【発明の効果】本発明剥離試験装置によれば、複数かつ
異種類の試験片について試験者が付きっきりで試験を行
う必要がなく、したがって、労力が少なくて済み、しか
も試験時間の短縮をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】剥離試験装置の全体像を示す裏面側から見た斜
視図である。
【図2】図1の概略全体平面図である。
【図3】図1の表面側から見た斜視図である。
【図4】剥離試験の一連の流れを示す概略斜視図であ
る。
【図5】供給回収部の要部拡大斜視図である。
【図6】剥離試験部の拡大正面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図6における試験後の状態を示す図である。
【図9】剥離試験前の剥離用試験片とからみ防止装置と
の関係を示す側面図である。
【図10】剥離試験後の剥離用試験片とからみ防止装置
との関係を示す側面図である。
【図11】図10の斜視図である。
【図12】図6の要部拡大平面図である。
【図13】図12の側面図である。
【図14】供給用ガイド手段とチャック付き剥離用試験
片との関係を示す拡大斜視図である。
【図15】図14の一部拡大要部正面図である。
【図16】図15の左側面図である。
【図17】未済試験片送り手段の拡大斜視図である。
【図18】収集用ガイド手段の拡大斜視図である。
【図19】既済試験片送り手段の動作状態を示す平面図
である。
【図20】図19の左側面図である。
【図21】剥離用試験片の垂れ防止機構と剥離用試験片
との関係を示す拡大斜視図である。
【図22】剥離用試験片の斜視図である。
【図23】剥離用試験片に上・下チャックを付ける前の
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 剥離試験装置 8 剥離用試験片 8A’試験済試験片 10 剥離試験部 11 供給回収部 12 供給用ガイド手段 14 未済試験片送り手段 15 一時回収箇所 16 収集箇所 17 収集用ガイド手段 18 既済試験片送り手段 22 基材料 26 別材料 28 舌片 30 舌片 31 舌片以外の部分 40 滑車 47 シャッター機構 86 垂れ防止機構 87d 下レール 87u 上レール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材料とこの基材料とは別の材料とから
    形成されそれら材料の各一部分を舌片として残し、当該
    舌片以外の部分を結合してなる剥離用試験片の前記各舌
    片を各々把持した状態で当該各舌片をそれらが離間する
    方向に引っ張っることで前記結合された異種材料同士を
    剥離するための剥離試験部と、この剥離試験部に対して
    前記剥離用試験片を供給しかつ回収する供給回収部と、
    この供給回収部によって前記剥離用試験片を前記剥離試
    験部に供給するために前記剥離用試験片を所定の待機箇
    所に案内するための供給用ガイド手段と、この供給用ガ
    イド手段を介して前記所定の待機箇所に前記剥離用試験
    片を送る未済試験片送り手段と、前記剥離試験部による
    剥離試験終了後、前記供給回収部によって回収された試
    験済試験片が一時的に置かれる一時回収箇所を有すると
    ともに当該一時回収箇所に置かれた試験済みの既済試験
    片を所定の収集箇所に案内するための収集用ガイド手段
    と、この収集用ガイド手段を介して前記所定の収集箇所
    に既済試験片を送る既済試験片送り手段とからなる剥離
    試験装置。
  2. 【請求項2】 供給用ガイド手段および収集用ガイド手
    段は上レールと下レールとからなるレール構造を成すも
    のであって、前記剥離用試験片は、前記レール構造の上
    レールと下レール上を滑車によって移動せしめられるこ
    とを特徴とする請求項1記載の剥離試験装置。
  3. 【請求項3】 剥離用試験片が剥離試験部に移動するに
    つれて剥離用試験片の舌片以外の部分を剥離試験装置か
    ら離間せしめる垂れ防止機構を有することを特徴とする
    請求項2記載の剥離試験装置。
  4. 【請求項4】 剥離試験部における剥離用試験片の前記
    各舌片を把持する部分に舌片の移動を阻止するシャッタ
    ー機構を設けることを特徴とする請求項1ないし3記載
    の剥離試験装置。
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