JPH0735703Y2 - センタカット刃付きエンドミル - Google Patents

センタカット刃付きエンドミル

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JPH0735703Y2
JPH0735703Y2 JP811991U JP811991U JPH0735703Y2 JP H0735703 Y2 JPH0735703 Y2 JP H0735703Y2 JP 811991 U JP811991 U JP 811991U JP 811991 U JP811991 U JP 811991U JP H0735703 Y2 JPH0735703 Y2 JP H0735703Y2
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JP
Japan
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center
blade
cutting
end mill
cut
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忠義 三好
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OSG Corp
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OSG Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はセンタカット刃付きエン
ドミルに係り、特に、優れた穴明け性能が得られるセン
タカット刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基端側から見て軸心まわりに切削回転方
向と同じ方向へねじれた複数の外周刃と、それ等の外周
刃に連続して先端部に設けられた底刃とを有するエンド
ミルが広く知られている。そして、かかるエンドミルの
一種に、底刃を軸心付近まで延長してセンタカット刃と
し、軸心部分をも切削加工できるようにしたものがあ
り、このようなセンタカット刃付きエンドミルは、軸方
向の縦送りによって穴明け加工を行ったり、その穴明け
加工に連続して軸心と直角方向へ横送りすることにより
溝加工を行ったりする場合に好適に用いられる。
【0003】上記センタカット刃付きエンドミルには、
軸心に対して対称位置にある一対の底刃が軸心まで延び
出してセンタカット刃とされた等刃長型のものと、1枚
の底刃がセンタカット刃として軸心を越えて設けられた
不等刃長型のものとがある。図4および図5に示されて
いるセンタカット刃付きエンドミル50は等刃長型の一
例で、一対の外周刃52a,52bに連続して設けられ
た一対の底刃54a,54bは、その内側端が軸心Oに
おいて互いに接するように設けられ、それ等一対の底刃
54a,54bが共にセンタカット刃として機能するよ
うになっている。また、図6および図7に示されている
センタカット刃付きエンドミル60は不等刃長型の一例
で、一対の外周刃62a,62bに連続して設けられた
一対の底刃64a,64bはその長さが相違し、一方の
底刃64aは半径寸法よりも長くて軸心Oを通って反対
側まで延び出している一方、他方の底刃64bは半径寸
法よりも短くてその内側端が軸心Oまで達しておらず、
専ら底刃64aがセンタカット刃として機能するように
なっている。なお、上記図5および図7は、それぞれセ
ンタカット刃付きエンドミル50および60を先端側か
ら見た図である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記等
刃長型のセンタカット刃付きエンドミルにおいては、一
対の底刃の内側端が軸心部分で互いに接しているため、
その軸心部分では底刃のすくい角を正とすることができ
ず、必ずしも充分な切削性能が得られないとともに、す
くい面を大きくすると切れ刃の強度が著しく低下して刃
欠けが生じ易くなる一方、すくい面を小さくすると切屑
詰まりによって溶着が生じ易くなる。
【0005】これに対し、不等刃長型のセンタカット刃
付きエンドミルでは、軸心部分を切削するセンタカット
刃が1枚であるため、他の底刃に干渉されることなく軸
心部分の切れ刃形状を定めることが可能で、そのすくい
角を正として良好な切削性能を得られるようにすること
ができる。しかしながら、使用に伴って切れ刃が摩耗し
たり、これを再研磨したりすると、そのすくい角に応じ
て切れ刃が徐々に後退して軸心から離間するため、軸心
部分では切れ刃が無くなって切削加工が行われなくな
り、軸心部分に切残しが生じるようになる。この切残し
は、センタカット刃付きエンドミルの縦送りによって切
削を完了し、その穴底面をそのまま仕上げ面として横送
りを行わない場合に問題となる。このため、このような
不等刃長型のセンタカット刃付きエンドミルにおいて
も、センタカット刃の少なくとも軸心部分におけるすく
い角は零度とされるのが普通であり、必ずしも充分な切
削性能が得られないのである。なお、切れ刃の強度を損
なうことなくすくい面を大きくして、切屑詰まりや溶着
を防止することは可能である。
【0006】本考案は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、センタカット刃のす
くい角を正としてもそのセンタカット刃の摩耗や再研削
に起因して軸心部分に切残しが生じることのない不等刃
長型のセンタカット刃付きエンドミルを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、基端側から見て軸心まわりに切削回転
方向と同じ方向へねじれた複数の外周刃と、それ等の外
周刃に連続して先端部に設けられた底刃とを有するとと
もに、その底刃の中の1枚がセンタカット刃とされたエ
ンドミルにおいて、そのセンタカット刃は、エンドミル
の半径寸法よりも長くて軸心の反対側まで延び出してい
るとともに、先端側から見てそのセンタカット刃と平行
な軸心を通る半径線よりも前記切削回転方向側へ突き出
していて、そのセンタカット刃の逃げ面上に軸心が位置
させられていることを特徴とする。
【0008】なお、上記センタカット刃のすくい角は軸
心の近傍に位置する部位も含むそのセンタカット刃の全
域において正とすることが望ましい。
【0009】
【作用および考案の効果】このようなセンタカット刃付
きエンドミルにおいては、センタカット刃と平行な軸心
を通る半径線よりもそのセンタカット刃は切削回転方向
側へ突き出すように設けられ、そのセンタカット刃の逃
げ面上に軸心が位置させられているため、センタカット
刃のすくい角を正、すなわちすくい面を切削回転方向と
反対側へ傾斜させても、使用に伴うセンタカット刃の摩
耗や再研削によってそのセンタカット刃が切削回転方向
と反対側へ後退することにより直ちに軸心部分がセンタ
カット刃の逃げ面から外れることはない。一方、軸心上
にセンタカット刃が存在しない本考案のセンタカット刃
付きエンドミルにおいては、その軸心部分で切削加工が
行われないため、軸方向へ縦送りして穴明け加工を行う
場合には、その軸心部分を切り残すことになるが、その
切残し部分はセンタカット刃の逃げ面によって圧し潰さ
れるとともに展延され、センタカット刃による切削加工
面と略同一平面とされる。
【0010】すなわち、本考案のセンタカット刃付きエ
ンドミルによれば、センタカット刃のすくい角を正とし
ても、そのセンタカット刃の逃げ面上に軸心が存在する
限りにおいて、そのセンタカット刃を再研削して使用す
ることが可能なのであり、軸心部分の切残しはセンタカ
ット刃の逃げ面により圧し潰されて切削加工面と略同一
平面とされるのである。
【0011】そして、上記のようにセンタカット刃のす
くい角を正とすることができることから、切れ味が向上
して優れた切削性能が得られるようになり、すくい面を
大きくして切屑詰まりや溶着を防止できることと相俟っ
て、仕上げ面精度や工具寿命を大幅に向上させることが
可能なのである。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0013】図1および図2のセンタカット刃付きエン
ドミル10は、シャンク部12と刃部14とを一体に備
えており、刃部14の外周面には一対の外周刃16a,
16bが設けられているとともに、刃部14の先端部に
はそれ等の外周刃16a,16bに連続して底刃18
a,18bが設けられている。かかるセンタカット刃付
きエンドミル10は、基端側すなわちシャンク部12側
から見て右まわりに回転駆動されつつ切削加工を行うも
ので、上記外周刃16a,16bは、基端側から見てそ
の回転切削方向と同じ右まわりにねじれて形成され、切
屑が基端側へ排出されるようになっている。底刃18
a,18bは何れも略直線状を成しているが、外周側部
分では、上記外周刃16a,16bにすくい角が正のす
くい面22a,22bが形成されることにより円弧形状
となっている。また、底刃18a,18bには1〜3°
程度のすかし角が付けられて外周側程先端側へ突き出し
ており、溝加工時に軸心と直角な方向へ横送りされる際
に、軸心部分が加工面と擦り合ってビビリ振動等を発生
することが防止されている。なお、図2はセンタカット
刃付きエンドミル10を先端側から見た拡大図である。
【0014】上記底刃18a,18bは、図2から明ら
かなようにその長さ寸法が相違し、一方の底刃18aは
半径寸法よりも長くて軸心Oの反対側まで延び出してい
る一方、他方の底刃18bは半径寸法よりも短くてその
内側端が軸心Oまで達しておらず、底刃18aのみがセ
ンタカット刃として機能するようになっている。以下、
この底刃18aをセンタカット刃18aという。かかる
センタカット刃18aおよび底刃18bは、先端側から
見てそのセンタカット刃18a,底刃18bと平行な軸
心Oを通る半径線a−O,b−Oよりも切削回転方向
側、すなわち図2においては軸心Oの左まわり方向に回
転した側へ突き出しており、軸心Oはセンタカット刃1
8aの逃げ面24a上に位置させられている。また、こ
れ等のセンタカット刃18a,底刃18bには、それぞ
れその全域にすくい角が正のすくい面26a,26b
(すくい面26bのみ図1に図示)が設けられ、それぞ
れ切屑排出溝28a,28bに接続されている。
【0015】このようなセンタカット刃付きエンドミル
10においては、センタカット刃18aが半径線a−O
よりも切削回転方向側へ突き出すように設けられ、その
センタカット刃18aの逃げ面24a上に軸心Oが位置
させられているため、センタカット刃18aのすくい角
が正であっても、使用に伴うセンタカット刃18aの摩
耗や再研削によってそのセンタカット刃18aが切削回
転方向と反対側へ後退することにより、直ちに軸心Oが
センタカット刃18aの逃げ面24aから外れることは
ない。一方、かかるセンタカット刃付きエンドミル10
は、軸心O上にセンタカット刃18aが存在しないた
め、その軸心O部分では切削加工が行われず、軸方向へ
縦送りして穴明け加工を行う場合には、その軸心O部分
を切り残すことになるが、その切残し部分はセンタカッ
ト刃18aの逃げ面24aによって圧し潰されるととも
に展延され、センタカット刃18aや底刃18bによる
切削加工面と略同一平面とされる。
【0016】すなわち、かかる本実施例のセンタカット
刃付きエンドミル10によれば、センタカット刃18a
の逃げ面24a上に軸心Oが存在する限りにおいて、そ
のセンタカット刃18aが摩耗したりセンタカット刃1
8aを再研削したりしても再使用できるのであり、軸心
O部分の切残しはセンタカット刃18aの逃げ面24a
により圧し潰されて切削加工面と略同一平面とされるの
である。
【0017】そして、上記のようにセンタカット刃18
aや底刃18bのすくい角を正とすることにより、切れ
味が向上して優れた切削性能が得られるようになるので
あり、しかも、そのセンタカット刃18aや底刃18b
のすくい面26a,26bを大きくして切屑詰まりや溶
着を防止できることから、仕上げ面精度や工具寿命が大
幅に向上するのである。
【0018】なお、軸心O部分の切残しを圧潰するため
に軸方向への送り抵抗が増大する恐れがあるが、上記セ
ンタカット刃18aの切削回転方向への突き出し量はそ
れ程大きくする必要がないため、軸心部分の切残し量は
少なく、その圧潰に伴う送り抵抗の増大は殆ど無視でき
る程度である。
【0019】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本考案は他の態様で実施することも
できる。
【0020】例えば、前記実施例では2枚刃のセンタカ
ット刃付きエンドミル10について説明したが、本考案
は3枚刃以上のセンタカット刃付きエンドミルにも同様
に適用され得る。図3は4枚刃のセンタカット刃付きエ
ンドミルに適用された場合の一例で、かかるセンタカッ
ト刃付きエンドミル34は、4枚の外周刃36a,36
b,36c,36dに連続して4枚の底刃38a,38
b,38c,38dを備えており、それ等の底刃38
a,38b,38c,38dは、それ等と平行な軸心O
を通る半径線a−O,b−O,c−O,d−Oよりも切
削回転方向側へ突き出しているとともに、それ等のすく
い面はすくい角が何れも正とされて切屑排出溝40a,
40b,40c,40dに接続されている。また、1枚
の底刃38aは、その内側端部が軸心Oの反対側まで延
び出していてセンタカット刃として機能するようになっ
ており、軸心Oはそのセンタカット刃38aの逃げ面4
2a上に位置させられている。なお、かかる図3はセン
タカット刃付きエンドミル34を先端側から見た拡大図
で、前記図2に対応する図である。
【0021】その他一々例示はしないが、本考案は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるセンタカット刃付きエ
ンドミルの正面図である。
【図2】図1のセンタカット刃付きエンドミルを先端側
から見た拡大図である。
【図3】本考案の他の実施例であるセンタカット刃付き
エンドミルを先端側から見た拡大図である。
【図4】従来のセンタカット刃付きエンドミルの一例を
示す正面図である。
【図5】図4のセンタカット刃付きエンドミルを先端側
から見た図である。
【図6】従来のセンタカット刃付きエンドミルの別の例
を示す正面図である。
【図7】図6のセンタカット刃付きエンドミルを先端側
から見た図である。
【符号の説明】
10:センタカット刃付きエンドミル 16a,16b:外周刃 18a:底刃(センタカット刃) 18b:底刃 24a:逃げ面 34:センタカット刃付きエンドミル 36a,36b,36c,36d:外周刃 38a:底刃(センタカット刃) 38b,38c,38d:底刃 42a:逃げ面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端側から見て軸心まわりに切削回転方
    向と同じ方向へねじれた複数の外周刃と、該外周刃に連
    続して先端部に設けられた底刃とを有するとともに、該
    底刃の中の1枚がセンタカット刃とされたエンドミルに
    おいて、前記センタカット刃は、エンドミルの半径寸法
    よりも長くて軸心の反対側まで延び出しているととも
    に、先端側から見て該センタカット刃と平行な軸心を通
    る半径線よりも前記切削回転方向側へ突き出していて、
    該センタカット刃の逃げ面上に軸心が位置させられてい
    ることを特徴とするセンタカット刃付きエンドミル。
  2. 【請求項2】 前記センタカット刃のすくい角は全域に
    おいて正とされている請求項1に記載のセンタカット刃
    付きエンドミル。
JP811991U 1991-01-28 1991-01-28 センタカット刃付きエンドミル Expired - Lifetime JPH0735703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP811991U JPH0735703Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 センタカット刃付きエンドミル

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JP811991U JPH0735703Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 センタカット刃付きエンドミル

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Publication Number Publication Date
JPH0498511U JPH0498511U (ja) 1992-08-26
JPH0735703Y2 true JPH0735703Y2 (ja) 1995-08-16

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ID=31740353

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP811991U Expired - Lifetime JPH0735703Y2 (ja) 1991-01-28 1991-01-28 センタカット刃付きエンドミル

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JPH0498511U (ja) 1992-08-26

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