JPH0735822U - 直線摺動用装置 - Google Patents

直線摺動用装置

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JPH0735822U
JPH0735822U JP065360U JP6536093U JPH0735822U JP H0735822 U JPH0735822 U JP H0735822U JP 065360 U JP065360 U JP 065360U JP 6536093 U JP6536093 U JP 6536093U JP H0735822 U JPH0735822 U JP H0735822U
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直線摺動用装置に係り、簡易且つ確実に、ベ
アリング本体に塵埃等の異物が進入するのを防止するこ
とを目的とする。 【構成】 長手方向に間隔をおいてボルト挿通穴36を
開設し、ボルト40で固定ベッド41上に取り付けられ
るレール本体29に、ベアリング本体1を直線移動可能
に嵌合させ、該ベアリング本体1と前記レール本体29
との対向面間に転動体Bを介装した直線摺動用装置にお
いて、前記レール本体29の前記ボルト挿通穴36の開
口を通る長手方向全長の上部に、薄板材で形成したカバ
ー部材43を、その長手方向に沿って張力を付与した状
態でレール本体29に取り付けて構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械のテーブルサドル及びマシニングセンターのスライド面、あ るいは重量物を支承して往復動する搬送用ロボットのスライド面等に使用する直 線用摺動装置に係り、特に長手方向に間隔をおいてボルトで固定ベッドに取り付 けられるレール本体に、ベアリング本体を直線移動可能に嵌合させ、該ベアリン グ本体と前記レール本体との対向面間に転動体を介装した直線摺動用装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の直線摺動用装置における軌道レールは、図19、図20に示す ように、レール本体61の長手方向に所定の間隔をおいて上面から下面に連通す るボルト挿通穴62を複数穿設し、このボルト挿通穴62にボルト63を挿通し て固定ベッドの螺子穴に各々螺合させてレール本体61を固定ベッド64に取り 付けている。また、レール本体61には断面コ字状のベアリング本体65を転動 体としてのボールを介して長手方向に相対移動可能に取り付けており、ベアリン グ本体65の移動方向の終端面には、各々ゴムシート等で形成されたエンドシー ル板66がレール本体61上面を押しつけられるように取り付けられ、これらに よってベアリング本体65内に開口部から、塵埃等の異物が入り込むのを防止し ている。
【0003】 ところで、上記レール本体61にあっては、ボルト挿通穴62に塵埃等の異物 が入り込み、この異物がレールの上に堆積した場合には、ベアリング本体の移動 により上記エンドシール板66がある程度押し退けられて取り除かれるものの、 異物によりエンドシール板66が破損したり、ベアリング本体65内に塵埃が侵 入することもあり、係る場合には、ボール転走面67が損傷したり、その他の部 分が損傷して、直線摺動用装置の寿命が短くなるという問題がある。
【0004】 そのため、従来この問題に対処するため、実開昭62−68021号公報には 、レール本体の上面に断面長方形状または蟻溝状の凹溝68を形成して、この凹 溝68に、鋼材、アルミ等の軽合金、合成樹脂で形成した板材69をはめ込み上 記ボルト挿通穴62の上方を覆い、板材69の上面とレール本体61の上面とが 同一の面位置になるようにしたものが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した、従来の直線摺動用ベアリングユニットの軌道レールにあ っては、ボルト穴への塵埃の進入を防止することはできるが、レール本体に蟻溝 の凹溝を形成するのは、かなり手間がかかる加工であるし、また、この凹溝に正 確に挿入できるように板材の寸法を整える必要がありコストが嵩むという問題が ある。
【0006】 さらに、この凹溝、特に蟻溝状の溝部に、板材を挿入するのは煩雑な作業とな り、さらにコストが嵩むという問題がある。 そこで、本考案は、簡易且つ確実に、ベアリング本体に塵埃等の異物が進入す るのを防止することができる直線摺動用装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案において、上記の課題を解決するための第1の手段は、長手方向に間隔 をおいてボルト挿通穴を開設し、ボルトで固定ベッド上に取り付けられるレール 本体に、ベアリング本体を直線移動可能に嵌合させ、該ベアリング本体と前記レ ール本体との対向面間に転動体を介装した直線摺動用装置において、前記レール 本体の前記ボルト挿通穴の開口を通る長手方向全長の上部に、 薄板材で形成したカバー部材を、その長手方向に沿って張力を付与した状態でレ ール本体に取り付けたことである。
【0008】 また、本考案の第2の手段は、上記第1の手段に係る直線摺動用装置のレール 本体には長手方向に沿って上記カバー部材をはめ込む溝部を形成したことである 。 さらに、本考案の第3の手段は、上記第1または第2の手段に係る直線摺動用 装置の軌道レールのカバー部材の両端部を止め金具で上記レール本体の両端部に 固定していることである。
【0009】 そして、本考案の第4の手段は上記第1、第2又は第3の手段の直線摺動用装 置のカバー部材は薄平板材で構成したことである。 そして、本考案の第5の手段は上記第1、第2又は第3の手段の直線摺動用ベ アリングユニットのカバー部材は断面形状が上に向け凸の円弧形状である薄板材 で構成したことである。ここで、本考案においては、断面形状が上に向け凸の円 弧状であるとは、少なくとも断面形状の一部に円弧状の部分を有する場合をも含 むものとする。
【0010】
【作用】
本考案によれば、カバー部材は薄板材で形成され、その長手方向に沿って張力 を付与した状態でレール本体に取り付られているから、カバー部材が薄板材出会 っても曲がったり波うったりすることなく、レール本体に密着して取り付けるこ とができる。そして、このカバー部材を取り付けた状態において、カバー部材は 上記レール本体に密接するから、ボルトの上部はこのカバー部材で閉塞され、異 物がカバー部材内部に侵入することはない。また、カバー部材は直線状態となる から、ベアリング本体と常に一定の接触状態を保つことができ、ベアリング本体 に異物が侵入しにくくなり、また、その接触圧も一定に保たれ、ベアリング本体 を円滑に移動することができる。
【0011】 また、レール本体に溝部を形成して、カバー部材をはめ込むようにすれば、よ り確実にカバー部材はレール本体に取り付けられ、さらに、カバー部材の側縁が 溝部の立ち上がり壁部とも緊密に接触するから異物の侵入はより確実に防止され る。
【0012】 さらに、カバー部材の両端部を止め金具で上記レール本体の両端部に固定して 確実に取り付けることができ、この時カバー部材を長手方向に張力を付与されつ つ両端部で確実に固定することができる。 また、カバー部材の形状を薄平板とすればカバー部材として一般的な材料に、 特別な加工を施すことなく使用することができ、コストの低減を図ることができ る。
【0013】 そして、カバー部材の形状を断面形状が上に向け凸の円弧形状とすると、その 曲げ剛性は大きいものとなり、カバー部材が曲がったり波うったりすることなく 、レール本体に密着して取り付けることができる。そして、このカバー部材を取 り付けた状態において、カバー部材の長手方向に沿った両側縁が上記レール本体 に接触するから、ボルトの上部はこのカバー部材で閉塞され、異物がカバー部材 内部に侵入することはない。また、カバー部材は直線状態となるから、ベアリン グ本体と常に一定の接触状態を保つことができ、ベアリング本体に異物が侵入し にくくなり、また、その接触圧も一定に保たれ、ベアリング本体を円滑に移動す ることができる。このベアリング本体の移動時において、カバー部材は上方から 押圧され、カバー部材の弾性によりさらに側部がレール本体に強く接触してシー ル効果を高めることとなる。 さらに、仮に、異物がカバー部材内に侵入したとしても、カバー部材の形状は 上に向け凸の円弧状であるから、カバー部材と、レール本体との間には空間部が 形成されており、異物はこの空間部内に位置することとなり、異物によりカバー 部材が持ち上げられて、ベアリング本体の移動が妨げられることはない。
【0014】
【実施例】
以下、本考案に係る直線摺動用装置の実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図11及び図15は本考案に係る直線摺動用装置の第1の実施例を示 すものである。
【0015】 図において、1はベアリング本体の全体を示すもので、このベアリング本体1 は断面略コ字形のブロック体よりなり、図5に示すように、その中央下部に略長 方形状の中空凹所2を備えるとともに、この中空凹所2を挟んでその左右にスカ ート部3,4を有している。 5,6は各スカート部3,4の内周側面に左右対称的に設けられた断面略台形 の凹溝を示し、この凹溝5,6の両側角部にはボール転走面7〜10がベアリン グ本体1の全長に亘って軸方向へ設けられている。11〜14はベアリング本体 1の各スカート部3,4を貫通して軸方向へ延びるボール転走面7〜10と平行 の逃げボール穴を示し、ベアリング本体1の長手方向両側部に形成されている。
【0016】 また、15,16はボルト等の固定手段によってベアリング本体1の前後端面 に被着される側蓋を示し、ボール方向転換用U字溝20a′,20a″と20b ′,20b″を備えた側蓋15,16によって相互に対応する関係にあるボール 転走面7〜10と逃げボール用穴11〜14が連絡されることで、ボールの循環 移動通路が形成されることになる。
【0017】 23,24は転動体としてのボールBを保持する一対の保持器を示し、その傾 斜面にはボールが脱落しない程度のスリット23a,24aが形成されており、 これらスリット23a,24aの両端には舌片23b,24bが形成されている 。また、ボールBはベアリング本体1とレール本体である軌道台29間に介在せ しめられて循環移動し、ボール転走面7〜10と逃げボール穴11〜14内を転 動する。
【0018】 25,26はエンドシール板で、側蓋15,16の断面形状と略同一の形状を 備えた綱板25a,26aの内周端にシール部材としてのゴムシール25b,2 6bを焼付け固定してなり、ボルト等により前後側蓋15,16の外側面に取り 付けられ、ベアリング本体1の開口部から異物が侵入するのを防止する。 27,28は軸方向シール板を示し、細長い綱板に取り付け用穴が形成され、 そして外側面に断面L字状のシール27c,28cが焼付け固定されている。該 軸方向シール板27,28をベアリング本体1におけるスカート部3,4の内側 下方傾斜面に取り付け、下方よりベアリング本体1内へ異物が侵入するのを防止 するものである。
【0019】 29は、前記ベアリング本体の中空凹所2内に嵌挿されるレール本体としての 軌道台を示し、ボルト40等の固着手段を用いて工作機械等の可動部または固定 部である固定ベッド41に取り付けられる。そして、この軌道台29は軸方向左 右上下に突条30,31を有しており、これら突条30,31の両側にはベアリ ング本体1に設けられたボール転走面7〜10と対応するボール転走面32〜3 5が形成されている。36は軌道台29を固定ベッド41側に固着するためのボ ルト挿通穴である。また、37は挿通穴で移動テーブル等の可動部材を固定する ものである。38は一方の側蓋15に設けたグリースニップルを示し、ベアリン グ本体1内に潤滑剤を供給する。
【0020】 次に本実施例の特徴部分を説明する。 軌道台29には、その長手方向に所定間隔をおいて多数のボルト挿通穴36が 穿設され、このボルト挿通穴36に各々ボルト40を挿入し螺合せしめて固定ベ ッド41に取り付けている。また、軌道台29はその上面部に螺着された複数の ボルト40上を通る長手方向全長に亘って溝部42が形成されている。この溝部 42は図10に示すように浅いもので、その深さdを後述するカバー部材の厚み tと略同一の深さに形成している。この溝部は比較的浅いものであるため、研削 加工で容易に形成できる。
【0021】 そして、この溝部41には、薄い平板材で形成した、カバー部材43が嵌着さ れている。このカバー部材43は、図10及び図11に示すように、厚みtが0 .15乃至0.3mmで上記溝部42の幅と略同じ幅寸法Wを有し、両端部に固定 孔44を形成し、例えばJIS G 3311みがき特殊帯綱の炭素鋼、炭素工 具鋼、合金工具鋼、クローム鋼、ばね鋼で作成され、焼き入れ加工が施されてい る。
【0022】 このカバー部材43は、弾性を有し、断面上下方向からの荷重による変形、及 び長手方向に対する曲げに対して、弾性変形しても容易に復元し原形及び直線状 態を保つ。 なお、各図中においてカバー部材は、作図の都合上、その肉厚を大きく誇張し て記載してある。
【0023】 そして、このカバー部材43を、上述のように、溝部42に、嵌入されると共 に、図3に示すように、その両端部において、止め金具である固定金具45及び 張力付与金具47で、引っ張り方向の力を加えつつ、軌道台29に取り付けてい る。 張力付与金具45は、図7、図9に示すように、ボルト孔45cを貫通した上 部部材45aと、この上部部材の両端から下方に伸びて軌道第29を抱え込み、 この固定金具45を軌道台29に取付上記ボルト孔45cからボルト47をねじ 込み、ボルト47の先端を軌道台29の上面に当接させて固定金具45を上方に 押し上げたとき軌道台に接触して、固定金具45を軌道台に固定する垂下部45 cとからなる。そして張力付与金具47は、上記固定金具と同様の上部部材47 a、垂下部材47b、ボルト8のほか、これら、上部部材47a,垂下部47b の側面を覆い、引っ張りボルト49をねじ込むボルト孔47eを開設した側板4 57とからなる。なお、張力付与金具47のみ軌道台29の両端につけてもよい 。
【0024】 そして、カバー部材43を軌道台29の溝部42にはめ込み、固定金具45を 軌道台29に取り付け、カバー部材43の固定孔44にボルト46を挿入してカ バー部材43の一端を軌道台29に固定し、ついで、軌道台29の他端に張力付 与金具47を取付カバー部材43の固定孔44にボルト46を挿入してカバー部 材43の一端を軌道台29に固定しつつ、引っ張りボルトをねじ込み、カバー部 材に張力を付与して、軌道台29に密着させる。
【0025】 従って本実施例によれば、カバー部材43は、張力を付与されつつ軌道台29 に取り付けられるから、カバー部材43が曲がったり波うったりすることなく、 軌道台29に密着して取り付けることができる。そして、このカバー部材43を 取り付けた状態において、ボルト挿通穴36の開口はこのカバー部材43で閉塞 され、異物がカバー部材43内部、ボルト挿通穴36に侵入することはない。ま た、カバー部材43は直線状態であるから、ベアリング本体1と常に一定の接触 状態を保つことができ、ベアリング本体1に異物が侵入しにくくなり、また、そ の接触圧も一定に保たれ、ベアリング本体1を円滑に移動することができる。 なお、上記の実施例では、カバー部材は、板状のものとしたが、これは図12 、図16に示すように、両側端縁部に垂下部50aを設けたカバー部材50とし て、軌道台29に設ける溝部51の深さdをこの垂下部50aの高さTにあわせ るようにしてもよい。
【0026】 次に、本考案に係る直線摺動用装置の第2の実施例を説明する。 本実施例は図13、および図17に示すようにカバー部材の形状を断面を上に 凸の円弧状とした他は上記第1の実施例と同様の構成を有するものである。 即ち、溝部41には、薄板材を上向きに凸の円弧状に形成した、カバー部材5 1が嵌着されている。このカバー部材51は、図13に示すように、厚みtが0 .15乃至0.3mmで上記溝部42の幅よりやや広い幅寸法Wを有し、上記第1 の実施例のカバー部材と同様の材質で加工後において、その円弧の高さ寸法hを その厚みの2乃至4倍程度としたものである。
【0027】 このカバー部材50は、弾性を有し、断面上下方向からの荷重による変形、及 び長手方向に対する曲げに対して、弾性変形しても容易に復元し原形及び直線状 態を保つ。 なお、各図中においてカバー部材は、作図の都合上、その肉厚を大きく、また 、円弧の半径を小さく誇張して記載してある。 また、このカバー部材の形状は必ずしも全体が円弧状でなくともよく、図14 に示すように、カバー部材51の中央部付近(図中p)が円弧状で、側縁部が直 線状であってもよい。
【0028】 また、溝は、図18に示すように、カバー部材の側縁を嵌入できる幅の2本の 狭い溝部57を形成してもよく、形状は適宜選択できる。
【0029】 そして、このカバー部材50は、上記第1の実施例と同様の構造で、引っ張り 方向の力を加えつつ、軌道台29に取り付けている。
【0030】 従って本実施例によれば、カバー部材50は断面形状が上に向け凸の円弧状の 薄板材であるから、その曲げ剛性は大きいものとなり、カバー部材50が曲がっ たり波うったりすることなく、軌道台29に密着して取り付けることができる。 そして、このカバー部材50を取り付けた状態において、カバー部材50の長手 方向に沿った両側縁が上記軌道台29に接触するから、ボルト挿通穴36の開口 はこのカバー部材50で閉塞され、異物がカバー部材50内部、ボルト挿通穴3 6に侵入することはない。また、カバー部材50は直線状態となるから、ベアリ ング本体1と常に一定の接触状態を保つことができ、ベアリング本体1に異物が 侵入しにくくなり、また、その接触圧も一定に保たれ、ベアリング本体1を円滑 に移動することができる。
【0031】 そして、このベアリング本体1の移動時において、カバー部材50は上方から 押圧され、カバー部材43の変形による弾性力によりさらに側部が軌道台29に 強く接触してシール効果を高めることとなる。 さらに、仮に、異物がカバー部材50内に侵入したとしても、カバー部材50 の形状は上に向け凸の円弧状であるから、カバー部材50と、軌道台29との間 には空間部(図17中52)が形成されており、異物はこの空間部内に位置する こととなり、異物によりカバー部材50が持ち上げられて、ベアリング本体1の 移動が妨げられることはない。
【0032】 また、軌道台29に溝部を形成して、カバー部材50をはめ込むようにすれば 、より確実にカバー部材50は軌道台29に取り付けられ、さらに、カバー部材 50の側縁が溝部の立ち上がり壁部とも緊密に接触するから異物の侵入はより確 実に防止される。
【0033】 なお、上記各実施例では、軌道台に、溝部を形成したが、本考案では溝部を形 成せず、軌道台の上面に直接カバー部材を張力を付与しつつ配置しても、ベアリ ング本体への異物の侵入防止という所期の目的を達成することができる。この場 合レール本体への溝部の形成は必要がなく更に加工の手間が省ける。
【0034】 また、止め金具である固定金具、張力付与金具も上記の例に限らず、他の構造 であってもカバー部材に張力を付与しつつ固定できれば、どのような構成のもの であってもよい。 さらに、カバー部材の材質は上記実施例に示したバネ鋼材に限らず、他の金属 材料、合成樹脂等を使用することができる。 そして、上記実施例にあっては、四方向荷重型リニアベアリングに適用した例 について説明したが、本考案はこれに限らず、その他の直線摺動用装置にも適用 可能である。また、転動体としてボールを使用した例について説明したが、ロー ラでもよい。
【0035】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、直線摺動用装置をレール本体の前記ボ ルト挿通穴の開口を通る長手方向全長の上部に、薄板材で形成したカバー部材を 、その長手方向に沿って張力を付与した状態でレール本体に取り付けるようにし たから、加工、取付工程を簡略化することができ、また、カバー部材が曲がった り波うったりすることなく、レール本体に密着して取り付けることができる。そ して、このカバー部材を取り付けた状態において、ボルト挿通穴の開口はこのカ バー部材で閉塞され、異物がカバー部材内部に侵入することはない。また、カバ ー部材は直線状態となるから、ベアリング本体と常に一定の接触状態を保つこと ができ、ベアリング本体に異物が侵入しにくくなり、また、その接触圧も一定に 保たれ、ベアリング本体を円滑に移動することができる。
【0036】 また、レール本体に溝部を形成して、カバー部材をはめ込むようにすれば、よ り確実にカバー部材はレール本体に取り付けられ、さらに、カバー部材の側縁が 溝部の立ち上がり壁部とも緊密に接触するから異物の侵入はより確実に防止され る。
【0037】 そして、断面形状が上に向け凸の円弧状とすると、その長手方向に沿った両側 縁が上記レール本体に接触し、さらにその曲げ剛性は大きいものとでき、カバー 部材が曲がったり波うったりすることなく、レール本体に密着して取り付けるこ とができる。そして、このカバー部材を取り付けた状態において、カバー部材の 長手方向に沿った両側縁が上記レール本体に接触するから、異物がカバー部材内 部に侵入することはない。また、その接触圧も一定に保たれ、ベアリング本体を 円滑に移動することができる。このベアリング本体の移動時において、カバー部 材は上方から押圧され、カバー部材の弾性によりさらに側部がレール本体に強く 接触してシール効果を高めることとなる。さらに、仮に、異物がカバー部材内に 侵入したとしても、異物はカバー部材と、レール本体との間の空間部内に収納さ れ、異物によりカバー部材が持ち上げられて、ベアリング本体の移動が妨げられ ることはない。 また、レール本体に溝部を形成して、カバー部材をはめ込むようにすれば、よ り確実にカバー部材はレール本体に取り付けられ、さらに、カバー部材の側縁が 溝部の立ち上がり壁部とも緊密に接触するから異物の侵入はより確実に防止され ることとなる。
【0038】 従って、本考案によれば簡易且つ確実に、ボルト穴に塵埃等の異物が侵入する のを防止することができ、シール板の損傷を防止し、ベアリング本体内への異物 の侵入を確実に防止することができ、ボール転走面等を損傷させることなく、寿 命の長い直線摺動用ベアリングユニットを提供することができるという効果を奏 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例にかかる四方向荷重型リ
ニアベアリングの一部断面と共に示す正面図である。
【図2】図1に示した四方向荷重型リニアベアリングを
示す斜視図である。
【図3】図1に示した四方向荷重型リニアベアリングを
示す側面図である。
【図4】図1に示した四方向荷重型リニアベアリングの
図1中のIV−IV線断面図である。
【図5】図1に示した四方向荷重型リニアベアリングの
図3中のV−V線断面図である。
【図6】図1に示した四方向荷重型リニアベアリングの
図5中のVI−VI線断面図である。
【図7】図3に示した四方向荷重型リニアベアリングの
固定金具を示す斜視図である。
【図8】図3に示した四方向荷重型リニアベアリングの
張力付与金具を示す斜視図である。
【図9】図7に示した固定金具の図7中IX−IX線断面図
である。
【図10】図1に示した四方向荷重型リニアベアリング
のカバー部材を示す斜視図である
【図11】図1に示した四方向荷重型リニアベアリング
のカバー部材を示す端面図である。
【図12】四方向荷重型リニアベアリングのカバー部材
の他の例を示す端面図である。
【図13】四方向荷重型リニアベアリングのカバー部材
を示す端面図である。
【図14】四方向荷重型リニアベアリングのカバー部材
を示す端面図である。
【図15】図1に示した四方向荷重型リニアベアリング
の溝部をカバー部材と共に示す端面図である。
【図16】四方向荷重型リニアベアリングの溝部をカバ
ー部材の他の例と共に示す端面図である。
【図17】四方向荷重型リニアベアリングの溝部をカバ
ー部材の他の例と共に示す端面図である。
【図18】四方向荷重型リニアベアリングの溝部の他の
例をカバー部材の他の例と共に示す端面図である。
【図19】従来のリニアベアリングを示す斜視図であ
る。
【図20】図19に示したリニアベアリングのXX−XX線
断面図である。
【符号の説明】
1 ベアリング本体 29 軌道台(レール本体) 36 ボルト挿通穴 40 ボルト 41 固定ベッド 42 溝部 43 カバー部材 B ボール(転動体)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に間隔をおいてボルト挿通穴を
    開設し、ボルトで固定ベッド上に取り付けられるレール
    本体に、ベアリング本体を直線移動可能に嵌合させ、該
    ベアリング本体と前記レール本体との対向面間に転動体
    を介装した直線摺動用装置において、 前記レール本体の前記ボルト挿通穴の開口を通る長手方
    向全長の上部に、 薄板材で形成したカバー部材を、 その長手方向に沿って張力を付与した状態でレール本体
    に取り付けたことを特徴とする直線摺動用装置。
  2. 【請求項2】 上記レール本体には長手方向に沿って上
    記カバー部材をはめ込む溝部を形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の直線摺動用装置。
  3. 【請求項3】 上記カバー部材の両端部は止め金具で上
    記レール本体の両端部に固定していることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の直線摺動用装置。
  4. 【請求項4】 上記カバー部材は薄平板材で構成したこ
    と特徴とする請求項1、請求項2、または、請求項3記
    載の直線摺動用装置。
  5. 【請求項5】 上記カバー部材は断面形状が上に向け凸
    の円弧形状である薄板材で構成したこと特徴とする請求
    項1、請求項2、または、請求項3記載の直線摺動用装
    置。
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