JPH0735995Y2 - コンクリート床面仕上げ機 - Google Patents

コンクリート床面仕上げ機

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JPH0735995Y2
JPH0735995Y2 JP10556689U JP10556689U JPH0735995Y2 JP H0735995 Y2 JPH0735995 Y2 JP H0735995Y2 JP 10556689 U JP10556689 U JP 10556689U JP 10556689 U JP10556689 U JP 10556689U JP H0735995 Y2 JPH0735995 Y2 JP H0735995Y2
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rotary
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floor finishing
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、回転鏝を搭載し、まだ固まらないコンクリー
トの表面を均し仕上げするコンクリート床面仕上げ機に
係り、とくに、複数の羽根を有する複数の回転鏝が自転
しながら機体の中心軸のまわりに公転し、自動化に伴う
床面上での施工性を向上させるように構成したコンクリ
ート床面仕上げ機の機構に関するものである。
[従来の技術] 従来、コンクリート床面の仕上げ作業が、「モノリシッ
ク工法」によって仕上げが行われるようになった結果、
佐官工の施工面の改善や工事の鏝作業の機械化が行わ
れ、操縦制御用の機器とともに回転鏝を機体に組み込ん
だ、コンクリート床面仕上げ機が実現した。これによっ
て、また固まらないコンクリートの表面仕上げに機械力
が導入されて、運転の自動化が行なわれるようになった
が、このようなコンクリート床面仕上げ機のロボット化
は使用経験に基づいており、一般に、その施工性につい
ては、まだ満足すべき開発が必要である。
そこで、施工性を志向した先行技術として、本出願人の
さきの発明、考案に係るものが、特開昭63−261063号、
発明の名称「エンジン駆動型コンクリート床面仕上げ
機」等として既に開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来では、コンクリート床面仕上げ機は、電力駆動の回
転鏝を、その自転と、機体の中心軸まわりの公転によっ
て、コンクリート床面上で作動させ、自動走行させるよ
うに、一つの機体に組み立てた施工機の形態まで自動化
されていた。これまでの逐次の開発の段階では、幾つか
の課題に遭遇し、当然、機械の作業性の面に対して、常
に、コンクリートの性状を対象におき、次工程に備える
必要があることが認識された。
その第一は、電動式の駆動機には移動中に給電する必要
があるため、機械本体は常に給電ケーブルを引きずって
おり、このケーブルが仕上げ作業中のコンクリート床面
を損傷するばかりでなく、回転鏝に絡みついたり、回転
鏝によって切断されたりする惧れがあった。この点は、
回転鏝をガソリンエンジンの出力によって駆動すること
により解決されたが、回転鏝がエンジンから支持部材の
先端に支持される構造での動力伝達は複雑であり、とく
に機体の中心部において錯綜すると共に、製作コストが
かかり、メンテナンスも不便なものであった。
第二には、床面仕上げ機の重量に関しており、軽量化の
手段をとる一方、機体の走行手段の支持重量と、床面を
仕上げる鏝圧として回転鏝に負担される重量との均衡、
つまり、それらの接地圧の分担率の調整が必要であっ
た。この分担率の調整は、コンクリートの硬化度に関連
するばかりでなく、機体全体の公転に影響する問題があ
り、前工程の平滑度に対応するための調整は微妙で、か
つ、床面仕上げ機の運転には高度の技術を要するもので
あった。
第三には、床面仕上げ機の現場での取扱に関して、機体
を持ち上げるには、3台の自動車用ジャッキを必要と
し、1台ずつの手動の操作が大変であった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、従来のコンクリート床面仕上げ機の現状に鑑
み、これらの欠点を一掃するように鋭意研究の結果開発
されたものであって、回転鏝の駆動機構を基本的に見直
し、回転鏝の駆動源としてガソリン・エンジンを採用す
るものでありながら、その出力を油圧に転換して各回転
鏝を油圧モーターで作動させ、作業能力の面で一新させ
ると共に、機体の中心部の構成を簡素化する改良を加え
た優れたコンクリート床面仕上げ機をを提供することを
目的とするものである。
本考案の他の目的は、上記の駆動機構に平行して、機体
の中心部に第2の駆動系を構成したコンクリート床面仕
上げ機を提供することにある。この駆動系では、機体全
体の中心軸まわりの回転鏝の公転速度を合理化すると共
に、回転鏝のコンクリート面上での接地圧と、走行手段
の接地圧との分担率を変化させる接地圧調整装置を設け
ることによって、本機はコンクリートの硬化度に適する
作業を可能にし、機体の昇降操作を兼ねることができ
る。
本考案の基本の技術手段は、回転鏝の駆動源としてガソ
リン・エンジンを採用し、このエンジンで駆動される油
圧ユニットと共に施工機上に搭載し、その出力によって
各回転鏝を油圧モーターで作動させ、放射状に配置した
各回転鏝を駆動するようにしたものであり、本考案のコ
ンクリート床面仕上げ機は、機体に、放射方向の支持部
材によって、複数の鏝羽根を有する複数の回転鏝を、機
体の中心軸のまわりに公転可能に支持し、回転鏝の駆動
機、発電機、制御装置等を搭載し、中心軸の直下部に走
行手段を有するコンクリート床面仕上げ機において、各
回転鏝の駆動機は、ガソリン・エンジンに接続された油
圧ユニットによって駆動される油圧モーターであり、各
油圧モーターは直列の油圧配管を介して均等に駆動され
ることを特徴とする。そして、油圧配管系は駆動力の伝
動が直接簡明であることから、機体の中心部の構成を簡
素化する改良を加えることができる。
つぎに、本考案の第2の態様に従うコンクリート床面仕
上げ機は、回転鏝の駆動を一連の油圧モーターによるよ
うに構成したコンクリート床面仕上げ機において、同一
の油圧系を使用して、機体自体の公転駆動装置と、走行
手段と回転鏝との接地圧を調整し、機体の昇降操作を兼
ねるための接地圧調整装置とを設けて第2の駆動系を構
成したことを特徴とするものである。この駆動系では、
中心軸に固定された大径の水平のギアが、支持部材に固
定し、油圧ユニットに接続した油圧モーターの垂直軸に
固定されたスプラインと噛みあっており、機体の公転を
積極的に作動させるように構成すると共に、前記ギアの
上面には、各回転鏝の支持部材の基端に垂直に固定した
複数の昇降シリンダの下端がローラーを介して当接さ
れ、各支持部材の基端が、走行手段に対して昇降自在に
構成されて、走行手段と回転鏝の床面に対する接地圧の
分担を調節する接地圧調整装置を形成している。
[実施例] 本考案のコンクリート床面仕上げ機を好適な一実施例の
図面に基づいて詳細に説明する。まず、第1図ないし第
3図と、第7図ないし第9図とによって、本考案のコン
クリート床面仕上げ機と、先行技術によるコンクリート
床面仕上げ機とに共通な基本の構成を説明する。
これらの図中において、コンクリート床面仕上げ機PT
は、“Power Trowel"と称するものであって、走行手段
を有する機体10に3台の回転鏝20を回転自在に支持し、
運転、制御系の設備機器を搭載してある。機体10の主部
はその中心に位置する中心軸11であって、コンクリート
床面F上で走行し、回転鏝20の自転と機体10の中心軸11
のまわりの公転とによって未硬化のコンクリートを均し
仕上げする。機体10はさらに、中心軸11で会合する放射
方向の4本の枠材12を、同心円の内外の円形枠材13、13
によって篭型に組み立て、防音、防塵用の保護カバー12
aを張ったもので、枠材12は床面F近くで外側の円形枠
材13を支持している。
中心軸11には、第3図にも示すように、中間部高さにお
いてデッキ14を、スリーブ15を介して固定座15aの上面
で回転可能に支持してある。固定座15aの下方直下に
は、枠体16をピン16aによって着脱自在に接続し、走行
手段17として、左右一対の走行用ローラ17aを個別に回
転自在に支持し、走行用ローラ17aはそれぞれの駆動モ
ータ18を内蔵している。以上によって、機体10は中心軸
11ならびに走行手段17と一体に構成されている。19は機
枠10の上面に枠材12に沿って平行に設置した方向指示ラ
ンプである。
以上の固定の機体10に対して回転可能のデッキ14上に
は、回転鏝20、その駆動機30、発電機40ならびに制御装
置50が搭載してある。
まず、回転鏝20は、放射状に設けた3枚の鏝羽根21を有
し、中心軸11に120度の角度で基端を回転可能に支持さ
れるデッキ14を3本の支持部材として構成し、これを支
持アーム22として、その先端に回転軸を垂直にして配置
されており、水平の機械鏝を形成している。支持アーム
22の中間部は、基端側23と先端側24とに分割してあり、
この部分に支持アーム22の角度調整装置60を形成してあ
る。この角度調整装置60は、水平軸61によって基端側23
と先端側24とを上下方向に揺動自在に軸着し、一例で
は、両部間にターンバックル62を架設して、レバー63の
操作による伸縮によって、支持アーム22の床面Fに対す
る角度を変化させ、回転鏝20がコンクリート面に接触す
る回転面の水平角度を変化させることによって、中心軸
11まわりでの回転鏝20の公転速度を制御するためのもの
である。この角度調整装置60は、支持アーム22の先端の
垂直部22aの中間に設けることもできる。図中の25は回
転鏝20の各鏝羽根21の水平姿勢からの角度(迎え角)を
調整する鏝角度調整装置である。
制御装置50は、コンクリート床面仕上げ機PTの運転用に
装備され、発電機40から給電され、制御盤51、受信器5
2、アンテナ53、送信器54などを含み、下方の円形枠材1
3の外周に沿って設けた走行障害物検知用のタッチセン
サ55もこの制御装置50に接続されて、CPUによる制御が
行なわれる。また、制御盤51の作用は、機体10の走行は
もちろん、ガソリン・エンジン30の制御をも行なうこと
ができる。
また、コンクリート床面仕上げ機PTの回転鏝の実施の態
様では、回転鏝の鏝羽根の構成に揺動規制装置を有して
おり、この揺動規制装置は、回転鏝の垂直軸から水平に
支持される放射方向の第2の支持部材の先端部で、上下
に軸着されたブラケットを含んで支持され、それらのブ
ラケット間には、それらの相対運動を規制することによ
って、鏝羽根がコンクリート面に追随して揺動してしま
うのを規制する弾性材を介在させてある。
先行例においては、デッキ14上の駆動機30には、ガソリ
ン駆動のエンジン30を採用してある。エンジン30は、そ
の出力をギヤボックス31の入力側ユニバーサル・シャフ
ト32に導き、ベベルギヤ機構により、駆動力を出力側動
力シャフト33を経て、各回転鏝20の方向に配力し、その
先端に設けたウォームギヤ34を経て、各回転鏝20の方向
に配力し、その先端に設けたウォームギヤ34を経て、回
転鏝20の垂直軸35を回転させる。これによって、回転鏝
20はエンジン駆動出力を受けて、床面Fの仕上げ作業を
行う。
こうして、コンクリート床面仕上げ機PTは、その全体
を、走行ローラ17aと回転鏝20の鏝羽根21によって床面
Fの上に安定して支持され、回転鏝20を回転させながら
走行手段17が走行、移動し、その間に、回転鏝20の自転
と、中心軸11まわりの公転とによって、コンクリート床
面を均し仕上げする。
次に、第1図、第2図には、本考案のコンクリート床面
仕上げ機の好ましい実施例の概略を平面図、立面図によ
って示してある。
本考案において、デッキ14上の駆動機30に、ガソリン駆
動のエンジン30を採用したことは従来と同様であるが、
本考案のエンジン30は、その出力を、デッキ14上に自由
に隣接して配置された油圧ユニット70に導き、油圧によ
って回転鏝20を駆動する。第3図は機体の中心部の詳細
説明図、第4図ないし第6図は油圧回路図である。
この油圧ユニット70は、第4図、第6図に示すように、
エンジン30で駆動される油圧ポンプPと、リリーフ弁70
a、オンロード弁70b、回路に応じた複数の切換弁70cと
からなり、その出力側は、油圧配管71を介して、各回転
鏝20に配された油圧モーター72(M1、M2、M3)に順次直
列に接続され、各油圧モーター72を回転させたのち、油
圧ユニット70の圧油のタンク73に戻る油圧回路を形成
し、この間に、回転鏝20は油圧ユニット70の駆動出力に
よって回転し、床面Fの仕上げ作業を行う。油圧配管71
には軽量かつ可撓性で、屈曲、接続等の容易な合成樹脂
またはホース等の管を使用することができる。破線表示
は戻り管である。
この構成は、従来技術において、エンジン30の伝動軸か
らギヤボックス31を経て支持アーム22の内部に平行に配
置される動力シャフト33が角度調整装置60を含んで、角
度の複雑な伝動構造であったものを、油圧配管のみに改
良したことに特徴があり、中心軸11のまわりの複雑な構
造を簡潔にすると共に、駆動力の伝達方式を一新する本
考案の主部を構成する。
床面仕上げ機PTの全装備重量は、回転鏝20のコンクリー
ト面上の接地圧と、走行ローラ17aの接地圧とに分担し
て支持されるが、この両者の分担を、コンクリートの硬
化の進行度に関連させて、機体10の全体を支持する走行
手段17に対して、支持アーム22の高さを変化させ、回転
鏝20がコンクリート面に接触する接地圧を変化させるこ
とによって調整することができ、ひいては、中心軸11ま
わりでの回転鏝20の公転速度を制御することができる。
また、床面仕上げ機PTの中心軸11まわりの公転も、各回
転鏝20の自転の際の床面からの反力に関連する。先行技
術の床面仕上げ機では、コンクリートの硬化状況によっ
て、機体10の公転速度の調整は極めて微妙であり、運転
には高度の技能を要するものであった。
そこで本考案の第2の態様では、第2の駆動系を構成し
ており、油圧ユニット70の出力をさらにこれらの調整に
利用するようにしている。第6図の油圧回路図に示すよ
うに、油圧ユニット70の出力側の一部に追加して、機体
10全体の公転を制御する公転駆動装置80を形成し、油圧
配管81を介して油圧モーター82(M4)を駆動し、さらに
他部では、接地圧調整装置90を形成し、油圧配管91介し
て複数の昇降シリンダー92を伸縮駆動する構成になって
いる。
第1図ないし第3図に示すように、支持アーム22の基端
部が、中心軸11に遊嵌したスリーブ15の外面に固着され
ており、第2の駆動系の公転駆動装置80では、スリーブ
15の下方に、比較的大径のギヤ26が水平に固着してあ
る。また、一支持アーム22の基端部で中心軸11の近傍に
は、油圧モーター82が固着してあり、その回転軸を垂直
にして、スプライン27を取付け、これをギヤ26に噛みあ
わせて、モーター82の回転が中心軸11のまわりに支持ア
ーム22を回転させ、回転鏝20を公転させるようにしてい
る。
支持アーム22の基端部と中心軸11との間の第2の駆動系
には、さらに、接地圧調整装置90が形成してある。この
接地圧調整装置90は、前記の水平のギヤ26と、支持アー
ム22の基端部に垂直方向に伸縮作動するように固着した
油圧作動の昇降シリンダー92、92とからなり、昇降シリ
ンダー92、92の下端には、ギヤ26の上面に当接し、その
回転方向に回転するローラー93を軸支してあって、その
伸縮の反力を摩擦なしにギヤ26の上面にとって、支持ア
ーム22を昇降させ、従って、その先端の回転鏝20の接地
圧を調節する。
本考案の基本となる油圧ユニットによる駆動は、上記の
実施例に限定されないことはもちろんであり、例えば、
各回転鏝の油圧モーターによる駆動は、単独の構成ある
いは第2の駆動系と併用する構成、または第2の駆動系
単独の構成とすることができる。さらに、第2の駆動系
も、公転駆動装置80と接地圧調整装置90とを、それぞれ
単独にコンクリート床面仕上げ機に装備することができ
る。
また、昇降シリンダー92は、各支持アーム22ごとに3基
使用すれば、支持アーム22をより安定させることができ
る。
[作用] 本考案のコンクリート床面仕上げ機PTの作用を、その使
用と操作方法に基づいて説明する。コンクリート床面仕
上げ機PTの作業に際し、まず、本考案において、回転鏝
20の基本の駆動機にガソリン・エンジン30を採用したこ
とは、単なる動力の選択ではなく、作業場内の配電のた
めの仮設費用の一切を排除することができ、しかも、給
電ケーブルを引きまわすことがないから、コンクリート
面を損傷しない。また、1台のエンジンに駆動される油
圧ユニット70を採用し、その出力を配管71を介して回転
鏝20用の油圧モーター72に直列に伝達して駆動するよう
にしたことによって、従来各回転鏝20ごとに分散して装
備された電動機と同様に、各個に油圧モーター72を必要
とするが、それらの装備重量は明らかに軽減される。ま
た、エンジン30だけからギヤボックス31を介して各回転
鏝20に伝達されていた動力は、油圧配管71の1系統だけ
となり、回転鏝20に均等に油圧の作動力が与えられて、
各回転鏝20の回転速度が均一であり、しかも、個々の油
圧モーター72では騒音を発生しない。
本考案のコンクリート床面仕上げ機PTの運転にあたって
は、まず発電機40を手動で始動させ、発信器54からの指
令によって受信器52から制御装置50が始動し、エンジン
30を始動させると、その出力は油圧ユニット70の油圧ポ
ンプPを駆動し、制御装置50によってオンロード弁70b
を調節し、切換弁70cを選択し、配管71を経て全回転鏝2
0の油圧モーター72に伝達される。各回転鏝20は、直列
の油圧配管によって同一速度で回転し、コンクリート床
面仕上げ機PTの全体の走行に伴って、コンクリート床面
Fを仕上げる。回転鏝20は垂直軸のまわりに自転すると
共に、床面Fに対する反力によって、支持アーム22を中
心軸11のまわりに公転させるように作用するが、この際
の微妙な手動による公転の制御は、本考案にあっては、
第2の駆動系の公転駆動装置80によって、この公転を積
極的に制御した運転で行なうことができる。
一方、この作業中、走行ローラ17aは独自に制御されて
直進または所望の方向に進行し、その方向は方向指示ラ
ンプ19に表示される。コンクリート床面仕上げ機PTが走
行中に何らかの障害物に接触した場合には、タッチセン
サ55が作動し、走行は後退に転じて停止するように制御
される。この間に、方向指示ランプ19が点滅し、機枠10
全体の方向変換または障害物の除去等を行う。保護シー
ト12aは、騒音を拡散させないようにすると共に、床面
Fからのモルタルの「ノロ」の飛散による汚染と、機械
部の危害を防止する。しかも、油圧駆動のモーター72を
配したことによって、複雑な角度構成を要するユニバー
サル・シャフト32、33が簡素化されて機体10の全体構成
が非常に明快になり、製作コストも低減されている。
本考案のコンクリート床面仕上げ機PTの他の特徴は、第
2の駆動系の接地圧調整装置90にある。この装置は、中
心軸11に固定したギヤ26の上面に反力をとって伸縮する
昇降シリンダー92の伸縮と、その先端に軸支したローラ
ー93の転動を介して、支持軸22を円滑に昇降させる。従
って、中心軸11における機体10の装備重量の分担を、走
行ローラ17aの接地圧と、回転鏝20のコンクリート面上
での接地圧との間で調整し、その構成には第2の駆動系
の油圧出力を利用するものであるから、打設されたコン
クリートがまだ十分に硬化しないときの中間押さえと仕
上げ均しを早期に可能にさせ、施工性を向上させる。一
方、公転駆動装置80のギヤ26とスプライン27との噛みあ
いは、その長手方向に移動自在であるから、機体10の全
体の公転には影響せず、第2の駆動系は公転と接地圧の
調節の両用に有効である。
さらに、接地圧調整装置90は、走行手段17または回転鏝
20のみの昇降が可能であるから、他のジャッキを使用せ
ずに、回転鏝20や走行モーター18等のメンテナンス用の
昇降機能を兼ねることができる。
前記の手動の角度調整装置60は、本考案の第2の態様の
第2の駆動系における公転駆動装置80のモーター82の油
圧操作およびその昇降機能を兼ねる接地圧調整装置90と
併用してまたは単独に使用することができる。
鏝角度調整装置25もまた、コンクリートの硬化度に対応
した均し仕上げに寄与する。この装置によって鏝羽根21
の角度を小さくすれば、柔らかいコンクリートに適し、
掻き取り作用を起こすようなことがなく、効率を高める
ことができ、やや固まったコンクリートに対しては迎え
角を深くして、十分加圧するようにするから、仕上げの
精度が向上する。
[考案の効果] 本考案のコンクリート床面仕上げ機は、まず、走行自在
な床面仕上げ機の機枠に複数の回転鏝を装備したものに
おいて、回転鏝の駆動機としてガソリン・エンジンを採
用したから、電動式の床面仕上げ機で経験される諸難点
がすべて解消されるばかりでなく、各回転鏝ごとに設け
た油圧モーターを機枠上に自由に配置される油圧ユニッ
トだけに集中して直列に配管して作動させることがで
き、各油圧モーターの作動が均一化されるばかりでな
く、全体の重量やコストも軽減することができる。ま
た、油圧ユニットの出力には第2の駆動系を構成し、機
体全体の公転を積極的に制御し、かつ接地圧調整装置を
作動させるから、床面仕上げ機の作業性、施工性を、コ
ンクリートの性状に対応させると共に、昇降自在である
から、メンテナンスにも使用することができる。さら
に、コンクリート床面仕上げ機として、人手の作業に準
じた施工機能を加えるものであり、打設コンクリートの
凹凸の変化に追随し、硬化の度合いに従った回転速度で
均し仕上げをすることになり、床面仕上げ機の作業性や
精度が格段に向上することは特筆すべき効果というべき
であり、本考案は、コンクリート床面仕上げ機の分野に
おいて、建設業界にとって大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、好適な一実施例に基づいて本考案を説明するた
めのものであって、第1図は、本考案のコンクリート床
面仕上げ機の平面図、第2図は、第1図の2−2線に沿
う垂直断面図、第3図は、機体の中心部の詳細説明図、
第4図、第5図は、回転鏝の運転駆動系の配管系統と、
コンクリート床面仕上げ機全体の公転駆動装置と接地圧
調整装置を含む第2の駆動系の配管系統とを示す第1図
の要部の平面図、第6図は、油圧系統回路の全体を示す
ブロック図であり、第7図は、在来のコンクリート床面
仕上げ機の基本的構成を説明する概略の平面図、第8図
は、第7図の8−8線に沿う垂直断面図、第9図は、走
行手段を含む要部の垂直断面図である。 10…機体、11…中心軸、14…デッキ、17…走行手段、20
…回転鏝、21…鏝羽根、22…支持軸、26…ギヤ、27…ス
プライン、30…エンジン、40…発電機、50…制御装置、
60…角度調整装置、70…油圧ユニット、71、81、91…油
圧配管、72…油圧モーター、80…公転駆動装置、82…油
圧モーター、90…接地圧調整装置、92…昇降シリンダ
ー、93…ローラー、F…コンクリート床面、P…油圧ポ
ンプ、PT…コンクリート床面仕上げ機。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体に、放射方向の支持部材によって、複
    数の鏝羽根を有する複数の回転鏝を、機体の中心軸のま
    わりに公転可能に支持し、回転鏝の駆動機、発電機、制
    御装置等を搭載し、中心軸の直下部に走行手段を有する
    コンクリート床面仕上げ機において、回転鏝の駆動機
    は、ガソリン・エンジンに接続された油圧ユニットによ
    って駆動される油圧モーターであり、各油圧モーターは
    直列の油圧配管を介して均等に駆動されることを特徴と
    するコンクリート床面仕上げ機。
  2. 【請求項2】中心軸に固定された水平のギアが、支持部
    材に固定し、油圧ユニットに接続した他の油圧モーター
    の垂直軸に固定されたスプラインと噛みあっており、機
    体の公転を積極的に作動させる公転駆動装置を形成して
    いることを特徴とする請求項1記載のコンクリート床面
    仕上げ機。
  3. 【請求項3】中心軸には大径の水平のギアが固定され、
    このギアの上面には、各回転鏝の支持部材の基端に垂直
    に固定し、油圧ユニットに接続したシリンダの下端がそ
    れに付属するローラーを介して当接され、各支持部材の
    基端が、機体の走行手段に対して昇降自在に構成され
    て、走行手段と回転鏝の床面に対する接地圧の分担を調
    節する接地圧調整装置を形成していることを特徴とする
    請求の範囲請求項1記載のコンクリート床面仕上げ機。
  4. 【請求項4】中心軸に固定された水平の大径のギアが、
    支持部材に固定し、油圧ユニットに接続した他の油圧モ
    ーターの垂直軸に固定されたスプラインと噛みあってお
    り、機体の公転を積極的に作動させる公転駆動装置を形
    成すると共に、前記ギアの上面には、各回転鏝の支持部
    材の基端に垂直に固定した複数の昇降シリンダの下端が
    ローラーを介して当接され、各支持部材の基端が、走行
    手段に対して昇降自在に構成されて、走行手段と回転鏝
    の床面に対する接地圧の分担を調節する接地圧調整装置
    を形成していることを特徴とする請求の範囲請求項1記
    載のコンクリート床面仕上げ機。
  5. 【請求項5】機体に、放射方向の支持部材によって、複
    数の鏝羽根を有する複数の回転鏝を、機体の中心軸のま
    わりに公転可能に支持し、回転鏝の駆動機、発電機、制
    御装置等を搭載し、中心軸の直下部に走行手段を具備
    し、ガソリン・エンジンに接続された油圧ユニットを有
    するコンクリート床面仕上げ機において、中心軸に固定
    された水平のギアが、支持部材に固定し、油圧ユニット
    に接続した他の油圧モーターの垂直軸に固定されたスプ
    ラインと噛みあっており、機体の公転を積極的に作動さ
    せる公転駆動装置を形成していることを特徴とするコン
    クリート床面仕上げ機。
  6. 【請求項6】機体に、放射方向の支持部材によって、複
    数の鏝羽根を有する複数の回転鏝を、機体の中心軸のま
    わりに公転可能に支持し、回転鏝の駆動機、発電機、制
    御装置等を搭載し、中心軸の直下部に走行手段を具備
    し、ガソリン・エンジンに接続された油圧ユニットを有
    するコンクリート床面仕上げ機において、中心軸には大
    径の水平のギアが固定され、このギアの上面には、各回
    転鏝の支持部材の基端に垂直に固定し、油圧ユニットに
    接続した昇降シリンダの下端がローラーを介して当接さ
    れ、各支持部材の基端が、走行手段に対して昇降自在に
    構成されて、走行手段と回転鏝の床面に対する接地圧の
    分担を調節する接地圧調整装置を形成していることを特
    徴とするコンクリート床面仕上げ機。
  7. 【請求項7】機体に、放射方向の支持部材によって、複
    数の鏝羽根を有する複数の回転鏝を、機体の中心軸のま
    わりに公転可能に支持し、回転鏝の駆動機、発電機、制
    御装置等を搭載し、中心軸の直下部に走行手段を具備
    し、ガソリン・エンジンに接続された油圧ユニットを有
    するコンクリート床面仕上げ機において、中心軸に固定
    された水平の大径のギアが、支持部材に固定し、油圧ユ
    ニットに接続した他の油圧モーターの垂直軸に固定され
    たスプラインと噛みあっており、機体の公転を積極的に
    作動させる公転駆動装置を形成すると共に、前記ギアの
    上面には、各回転鏝の支持部材の基端に垂直に固定し、
    油圧ユニットに接続した昇降シリンダの下端がローラー
    を介して当接され、各支持部材の基端が、走行手段に対
    して昇降自在に構成されて、走行手段と回転鏝の床面に
    対する接地圧の分担を調節する接地圧調整装置を形成し
    ていることを特徴とするコンクリート床面仕上げ機。
JP10556689U 1989-09-08 1989-09-08 コンクリート床面仕上げ機 Expired - Lifetime JPH0735995Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5427654B2 (ja) 2009-03-11 2014-02-26 富士フイルム株式会社 イエロー顔料分散物、インクジェット記録用インク、インクジェット記録用カートリッジ、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置及びインクジェット記録物

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