JPH0736654B2 - 電線防護具及び強風対策用電線防護方法 - Google Patents
電線防護具及び強風対策用電線防護方法Info
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- JPH0736654B2 JPH0736654B2 JP32244390A JP32244390A JPH0736654B2 JP H0736654 B2 JPH0736654 B2 JP H0736654B2 JP 32244390 A JP32244390 A JP 32244390A JP 32244390 A JP32244390 A JP 32244390A JP H0736654 B2 JPH0736654 B2 JP H0736654B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は送電線の延線工事に関わるもので、特に何ら
かの事情で延線途中に工事を中断した状態において強風
により電線が損傷するのを防止するための電線防護具及
び強風対策用電線防護方法に関する。
かの事情で延線途中に工事を中断した状態において強風
により電線が損傷するのを防止するための電線防護具及
び強風対策用電線防護方法に関する。
強風による電線の損傷とは、電線が強風により揺られて
金車に対し相対動を繰り返すことで“しごき”を受ける
結果生じるもので、これを防止するためには電線と金車
との相対動を拘束するようにしてやればよい。このよう
な従来技術としては、例えば、実開昭56−32912号、実
開昭56−147708号、実開昭59−66314号、特開昭60−141
108号、及び特開平1−286709号等に示されるようなも
のがある。
金車に対し相対動を繰り返すことで“しごき”を受ける
結果生じるもので、これを防止するためには電線と金車
との相対動を拘束するようにしてやればよい。このよう
な従来技術としては、例えば、実開昭56−32912号、実
開昭56−147708号、実開昭59−66314号、特開昭60−141
108号、及び特開平1−286709号等に示されるようなも
のがある。
この内、実開昭56−32912号、実開昭56−147708号、及
び実開昭59−66314号のものは電線を金車のホイールに
直接的に固定するようにしており、特開昭60−141108号
のものは「固定部材」を介して言わば間接的に電線を金
車のホイールに固定するようにしている。また、特開平
1−286709号のものは、電線を金車ホイール以外の部位
に固定するようにしている。
び実開昭59−66314号のものは電線を金車のホイールに
直接的に固定するようにしており、特開昭60−141108号
のものは「固定部材」を介して言わば間接的に電線を金
車のホイールに固定するようにしている。また、特開平
1−286709号のものは、電線を金車ホイール以外の部位
に固定するようにしている。
[発明が解決しようとする課題〕 しかし、電線を金車のホイールに直接的に固定するので
は、例えば台風のような非常な強風に対しては必ずしも
十分な防護効果を得られない。すなわち、電線の金車に
対する前後方向での相対的な動きを完全に抑えるに十分
な固定を電線に悪影響を与えるおそれのない程度の固定
圧で行なおうとするとどうしても固定長が長くならざる
を得ないが、そうすると金車部位における電線のカテナ
リ角との関係で、例えば第10図に示すように、固定部位
Fとの境目において無理な曲げが電線Wに生じることに
なり、この状態で電線が風に激しく玩ばれることになる
と、結局この固定部位との境目に損傷を生じてしまうこ
とになる。
は、例えば台風のような非常な強風に対しては必ずしも
十分な防護効果を得られない。すなわち、電線の金車に
対する前後方向での相対的な動きを完全に抑えるに十分
な固定を電線に悪影響を与えるおそれのない程度の固定
圧で行なおうとするとどうしても固定長が長くならざる
を得ないが、そうすると金車部位における電線のカテナ
リ角との関係で、例えば第10図に示すように、固定部位
Fとの境目において無理な曲げが電線Wに生じることに
なり、この状態で電線が風に激しく玩ばれることになる
と、結局この固定部位との境目に損傷を生じてしまうこ
とになる。
これに対し「固定部材」を介在させる特開昭60−141108
号のものにはこのような問題がない。しかし、この技術
にも大きな欠点がある。すなわち、「固定部材」におけ
る金車ホイールへの固定部位と電線固定部位との関係が
固定的であるため電線のカテナリ角に対し柔軟に適応し
難いという点である。
号のものにはこのような問題がない。しかし、この技術
にも大きな欠点がある。すなわち、「固定部材」におけ
る金車ホイールへの固定部位と電線固定部位との関係が
固定的であるため電線のカテナリ角に対し柔軟に適応し
難いという点である。
また、電線を金車ホイール以外の部位に固定する特開平
1−286709号のものも前記のような問題はないが、ただ
台風のような強風の場合に横振れで隣合った電線や金車
がぶつかり合うことに対する配慮がなされていないた
め、改良の余地がある。
1−286709号のものも前記のような問題はないが、ただ
台風のような強風の場合に横振れで隣合った電線や金車
がぶつかり合うことに対する配慮がなされていないた
め、改良の余地がある。
そこで、この発明では、電線のカテナリ角に対し柔軟に
適応でき、しかも台風のように非常な強風の場合でも電
線に損傷を生じることのないような電線防護具及び強風
対策用電線防護方法の提供を目的とするものである。
適応でき、しかも台風のように非常な強風の場合でも電
線に損傷を生じることのないような電線防護具及び強風
対策用電線防護方法の提供を目的とするものである。
具体例には、工事中断中に風で金車が揺れるなどして金
車と電線に相対的な動きを繰り返し的に生じることで金
車による支持部位で電線が損傷されるのを防止するため
に金車と電線との固定を行なう電線防護具として、電線
を把持するための把持部と、金車のホイールに固定する
ための固定部とよりなり、且つ固定部を金車のホイール
に固定した状態で把持部と固定部とが電線のカテナリ角
に応じた角度関係を取れるように回動自在に接続されて
なる電線防護具(請求項1発明)を提供し、またこの電
線防護具を用いて金車と電線との固定を行なうことで金
車による支持部位での電線の損傷を防止する強風対策用
電線防護方法として、電線防護具を金車の前後両側につ
いて一対にして用い、この各電線防護具の把持部に金車
の前後両側の部位でそれぞれ電線を把持させると共に、
各電線防護具の固定部を金車のホイールの前後両側にそ
れぞれ固定させるようにしてなる強風対策用電線防護方
法(請求項2発明)を提供し、またこのような強風対策
用電線防護方法について、風による横振れを金車に生じ
易い部位では、ホイールに固定の各電線防護具の固定部
から係留具を延設し、この係留具を電線下方の適宜の部
位に係留させるようにするか、又は風による横振れを金
車に生じ難い部位では、ホイールに固定の各電線防護具
の固定部同士を金車のホイールの外周に密着状態の連結
具にて連結するようにしてなる強風対策用電線防護方法
(請求項3発明及び請求項4発明)を提供し、さらに工
事中断中に風で金車が揺れるなどして金車と電線に相対
的な動きを繰り返し的に生じることで金車による支持部
位で電線が損傷されるのを防止するために、把持金具と
係留具とよりなる電線防護具を金車の前後両側について
一対にして用い、把持金具にて金車より若干離れた位置
において電線を把持すると共に、把持金具を係留具にて
電線上方の適宜の部位に係留することで上記金車と電線
の相対的な動きを防止するようにした強風対策用電線防
護方法であり、隣り合った電線同士の各把持金具を相互
に連結するようにしてなる強風対策用電線防護方法(請
求項5発明)を提供する。
車と電線に相対的な動きを繰り返し的に生じることで金
車による支持部位で電線が損傷されるのを防止するため
に金車と電線との固定を行なう電線防護具として、電線
を把持するための把持部と、金車のホイールに固定する
ための固定部とよりなり、且つ固定部を金車のホイール
に固定した状態で把持部と固定部とが電線のカテナリ角
に応じた角度関係を取れるように回動自在に接続されて
なる電線防護具(請求項1発明)を提供し、またこの電
線防護具を用いて金車と電線との固定を行なうことで金
車による支持部位での電線の損傷を防止する強風対策用
電線防護方法として、電線防護具を金車の前後両側につ
いて一対にして用い、この各電線防護具の把持部に金車
の前後両側の部位でそれぞれ電線を把持させると共に、
各電線防護具の固定部を金車のホイールの前後両側にそ
れぞれ固定させるようにしてなる強風対策用電線防護方
法(請求項2発明)を提供し、またこのような強風対策
用電線防護方法について、風による横振れを金車に生じ
易い部位では、ホイールに固定の各電線防護具の固定部
から係留具を延設し、この係留具を電線下方の適宜の部
位に係留させるようにするか、又は風による横振れを金
車に生じ難い部位では、ホイールに固定の各電線防護具
の固定部同士を金車のホイールの外周に密着状態の連結
具にて連結するようにしてなる強風対策用電線防護方法
(請求項3発明及び請求項4発明)を提供し、さらに工
事中断中に風で金車が揺れるなどして金車と電線に相対
的な動きを繰り返し的に生じることで金車による支持部
位で電線が損傷されるのを防止するために、把持金具と
係留具とよりなる電線防護具を金車の前後両側について
一対にして用い、把持金具にて金車より若干離れた位置
において電線を把持すると共に、把持金具を係留具にて
電線上方の適宜の部位に係留することで上記金車と電線
の相対的な動きを防止するようにした強風対策用電線防
護方法であり、隣り合った電線同士の各把持金具を相互
に連結するようにしてなる強風対策用電線防護方法(請
求項5発明)を提供する。
把持部と固定部とよりなる電線防護具は、把持部にて把
持すると共に固定部を金車に固定させることにより電線
の金車への固定を行うようにして用いられるものであ
る。したがって、前述した電線を直接金車に固定する従
来技術にみられるような電線の損傷要因となる無理な曲
げを生じることなしに、しかも電線に悪影響を与えかね
ないような大きな力を掛けることなしに、台風のような
強風にも十分耐えるに足る固定力を与えることが容易に
できる。しかも、固定部が把持部に対し回動自在とされ
ており、固定部と把持部との角度を自由に変えることが
できるので、カテナリ角が異なった部位にも簡単に適用
できる(請求項1及び2発明)。
持すると共に固定部を金車に固定させることにより電線
の金車への固定を行うようにして用いられるものであ
る。したがって、前述した電線を直接金車に固定する従
来技術にみられるような電線の損傷要因となる無理な曲
げを生じることなしに、しかも電線に悪影響を与えかね
ないような大きな力を掛けることなしに、台風のような
強風にも十分耐えるに足る固定力を与えることが容易に
できる。しかも、固定部が把持部に対し回動自在とされ
ており、固定部と把持部との角度を自由に変えることが
できるので、カテナリ角が異なった部位にも簡単に適用
できる(請求項1及び2発明)。
このようにして用いた電線防護具を固定部の先端を介し
て係留具にて電線下方の適宜の部位に係留するようにす
ることにより横振れでの隣合った電線や金車同士のぶつ
かり合い防止されると共に、電線防護具の金車に対する
固定がより確実なものになり、台風のように非常に強風
の場合にも十分耐えられることになる(請求項3発
明)。
て係留具にて電線下方の適宜の部位に係留するようにす
ることにより横振れでの隣合った電線や金車同士のぶつ
かり合い防止されると共に、電線防護具の金車に対する
固定がより確実なものになり、台風のように非常に強風
の場合にも十分耐えられることになる(請求項3発
明)。
また、金車が外側へ振られるような水平角のある部位に
ついては、電線自体の張力により横振れの問題は少ない
ので、電線防護具の固定部同士を金車のホイールの外周
に密着状態の連結具にて連結させすることにより電線防
護具の金車に対する固定をより確実なものとしている
(請求項4発明)。
ついては、電線自体の張力により横振れの問題は少ない
ので、電線防護具の固定部同士を金車のホイールの外周
に密着状態の連結具にて連結させすることにより電線防
護具の金車に対する固定をより確実なものとしている
(請求項4発明)。
さらに、把持金具と係留具とよりなる電線防護具を用い
る場合については、隣り合った電線同士の各把持金具を
相互に連結することにより、横振れの防止を図っている
ものである(請求項5発明)。
る場合については、隣り合った電線同士の各把持金具を
相互に連結することにより、横振れの防止を図っている
ものである(請求項5発明)。
以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。尚、
以下の説明においては各実施例に共通乃至類似する部分
には同一符号を付し重複する説明は適宜省略するものと
する。
以下の説明においては各実施例に共通乃至類似する部分
には同一符号を付し重複する説明は適宜省略するものと
する。
第1実施例(第1図、第2図) この実施例では、第1図及び第2図に示すような電線防
護具1を第1図に示すようにして用いている。
護具1を第1図に示すようにして用いている。
電線防護具1は、把持部2及び固定部3よりなるもの
で、把持部2と固定部3とはヒンジピン4を介して接続
されており、両者のなす角αが自由に変化するようにな
っている。
で、把持部2と固定部3とはヒンジピン4を介して接続
されており、両者のなす角αが自由に変化するようにな
っている。
把持部2は、クランプ受け5と、交互に向きを変えて配
された複数のクランプレバー6とよりなるもので、クラ
ンプレバー6をクランプ受け5に接続のボルト・ナット
部材7にてクランプ受け5に対し締め付け得るようにさ
れている。クランプ受け5の基端側にクランプレバー6
のない遊び部Aを一定の長さで設けるようにしたのは、
風で電線Wが揺れ、これに伴って角αが広がった場合に
基端側において電線Wに無理が掛かることのないように
したものである。
された複数のクランプレバー6とよりなるもので、クラ
ンプレバー6をクランプ受け5に接続のボルト・ナット
部材7にてクランプ受け5に対し締め付け得るようにさ
れている。クランプ受け5の基端側にクランプレバー6
のない遊び部Aを一定の長さで設けるようにしたのは、
風で電線Wが揺れ、これに伴って角αが広がった場合に
基端側において電線Wに無理が掛かることのないように
したものである。
固定部3は、把持部2のクランプ受け5に形成されてい
る接続部5rにヒンジピン4を介して接続されるクレビス
部3cに固定部本体3mを固着してなるもので、固定部本体
3mの先端部には後述する係留具8を接続するための接続
孔9が設けてある。
る接続部5rにヒンジピン4を介して接続されるクレビス
部3cに固定部本体3mを固着してなるもので、固定部本体
3mの先端部には後述する係留具8を接続するための接続
孔9が設けてある。
第1図に示すように、電線防護具1は、金車の前後両側
について一対にして用いられるもので、電線Wを各電線
防護具1の把持部2にて把持する一方で、各電線防護具
1の固定部3を金車のホイールHにロープ乃至ワイヤR
にて括り付けて固定させるようにして用いる。そしてさ
らに、固定部3の先端を係留具8にて電線Wの下方の適
宜の部位、例えば鉄塔のアームに適度な張力を与えて係
留させるようにしている。
について一対にして用いられるもので、電線Wを各電線
防護具1の把持部2にて把持する一方で、各電線防護具
1の固定部3を金車のホイールHにロープ乃至ワイヤR
にて括り付けて固定させるようにして用いる。そしてさ
らに、固定部3の先端を係留具8にて電線Wの下方の適
宜の部位、例えば鉄塔のアームに適度な張力を与えて係
留させるようにしている。
このような電線防護具1による電線Wの固定は、金車の
ホイールHに対する矢示X方向、つまり前後方向での電
線Wの動きを防止する、つまり金車のホイールHに対し
電線Wが前後方向で動くことにより繰返し曲げ応力が発
生して電線Wを損傷するという現象を防止するためのも
のである。そして、この方法の大きな利点は、電線を直
接金車に固定する上述の従来技術にみられるような電線
の損傷要因となる無理な曲げを生じることなしに、しか
も電線に悪影響を与えかねないような大きな力を掛ける
ことなしに、台風のような強風にも十分耐えるに足る固
定力を与えることが容易にできるという点であり、ま
た、固定部3と把持部2との角度αを自由に変えること
ができるので、電線Wのカテナリ角が異なった部位にも
簡単に適用できるという点である。
ホイールHに対する矢示X方向、つまり前後方向での電
線Wの動きを防止する、つまり金車のホイールHに対し
電線Wが前後方向で動くことにより繰返し曲げ応力が発
生して電線Wを損傷するという現象を防止するためのも
のである。そして、この方法の大きな利点は、電線を直
接金車に固定する上述の従来技術にみられるような電線
の損傷要因となる無理な曲げを生じることなしに、しか
も電線に悪影響を与えかねないような大きな力を掛ける
ことなしに、台風のような強風にも十分耐えるに足る固
定力を与えることが容易にできるという点であり、ま
た、固定部3と把持部2との角度αを自由に変えること
ができるので、電線Wのカテナリ角が異なった部位にも
簡単に適用できるという点である。
また、電線防護具1を係留具8にて係留することは、横
振れでの隣合った電線Wや金車同士のぶつかり合いの防
止に働くと共に、電線防護具1の金車に対する固定をよ
り確実なものにし、台風のように非常な強風の場合にも
十分耐えられる防護を可能とすることになる。
振れでの隣合った電線Wや金車同士のぶつかり合いの防
止に働くと共に、電線防護具1の金車に対する固定をよ
り確実なものにし、台風のように非常な強風の場合にも
十分耐えられる防護を可能とすることになる。
第2実施例(第3図) この実施例は、各電線防護具1の固定部3同士を金車の
ホイールHの外周に密着状態となるようにしたバンド状
の連結具20にて連結するようにしている。これは、特に
金車が外側へ振られるような水平角のある部位に対し用
いる場合に便利である。すなわち、このような部位の場
合には電線W自体の張力により横振れの問題が少ないの
で、前記のようなより簡単な方法で電線防護具1の金車
に対する固定だけをより確実なものにすれば足るのであ
る。もっとも、それほど強風が予想されない場合には、
水平角のある部位以外についてもこのような連結具20に
よる連結で済ませることもできる。
ホイールHの外周に密着状態となるようにしたバンド状
の連結具20にて連結するようにしている。これは、特に
金車が外側へ振られるような水平角のある部位に対し用
いる場合に便利である。すなわち、このような部位の場
合には電線W自体の張力により横振れの問題が少ないの
で、前記のようなより簡単な方法で電線防護具1の金車
に対する固定だけをより確実なものにすれば足るのであ
る。もっとも、それほど強風が予想されない場合には、
水平角のある部位以外についてもこのような連結具20に
よる連結で済ませることもできる。
第3実施例(第4図及び第5図) この実施例は、前述の電線防護具1の変形例である。す
なわち、この電線防護具21は、電線防護具1の把持部2
及び固定部3にさらに工夫を加えた把持部22及び固定部
23より形成されている。
なわち、この電線防護具21は、電線防護具1の把持部2
及び固定部3にさらに工夫を加えた把持部22及び固定部
23より形成されている。
具体的には、把持部22は、そのクランプ受け25の先端側
にもクランプレバー6のない遊び部Bが一定の長さで設
けられ、且つその先端部が緩やかなカーブ形状とされて
いる。このような遊び部Bを設けることにより、前述の
ように風で電線Wが揺て角αが広がった場合に、遊び部
Bがその緩やかなカーブ形状で電線Wに接することにな
り、電線Wへの悪影響がより少なくて済むようになる。
にもクランプレバー6のない遊び部Bが一定の長さで設
けられ、且つその先端部が緩やかなカーブ形状とされて
いる。このような遊び部Bを設けることにより、前述の
ように風で電線Wが揺て角αが広がった場合に、遊び部
Bがその緩やかなカーブ形状で電線Wに接することにな
り、電線Wへの悪影響がより少なくて済むようになる。
また、固定部23は、全体が略三角形状でその1辺がホイ
ールHの外周に密着する円弧形状とされた部材片23pを
一対、接合させることにより形成されている。このよう
な構造としたのは、より高い強度を得るためであると共
に、固定部23のホイールHへの馴染み性をよくして、ホ
イールHに対する損傷をより少なくするためである。
尚、この固定部23に取り付けられているのは、前述の係
留具8や連結具20を接続するための接続レバー24であ
る。
ールHの外周に密着する円弧形状とされた部材片23pを
一対、接合させることにより形成されている。このよう
な構造としたのは、より高い強度を得るためであると共
に、固定部23のホイールHへの馴染み性をよくして、ホ
イールHに対する損傷をより少なくするためである。
尚、この固定部23に取り付けられているのは、前述の係
留具8や連結具20を接続するための接続レバー24であ
る。
第4実施例(第6図〜第9図) この実施例は、上記各実施例とは多少異なり、把持金具
30と係留具31とよりなる電線防護具32を金車Kの前後両
側について一対にして用いる方法に関する例で、特に懸
垂部位でしかも垂直荷重が小さい部位に適用するのに好
適な方法に関する例である。具体的には、第7図に示す
ように、金車Kから若干離れた位置で把持金具30にて電
線Wを把持すると共に、隣合う電線Wの把持部位相互を
連結し、さらに金車K自体にも電線Wを直接に固定する
ようにしている。尚、必要に応じて金車KのホイールH
の回転を止めるための処理を施すようにしてもよい。
30と係留具31とよりなる電線防護具32を金車Kの前後両
側について一対にして用いる方法に関する例で、特に懸
垂部位でしかも垂直荷重が小さい部位に適用するのに好
適な方法に関する例である。具体的には、第7図に示す
ように、金車Kから若干離れた位置で把持金具30にて電
線Wを把持すると共に、隣合う電線Wの把持部位相互を
連結し、さらに金車K自体にも電線Wを直接に固定する
ようにしている。尚、必要に応じて金車KのホイールH
の回転を止めるための処理を施すようにしてもよい。
電線Wの把持は、電線Wを保護するための保護部材33で
被覆した上から把持金具30によりなされるものである
が、この把持金具30は、矢示Aの如く回動自在とされて
把持金具30に接続する回動部材34及びこの回動部材34に
接続するワイヤよりなり緊張・弛緩自在である係留具31
が延設されており、この係留具31により金車Kの縦フレ
ームKvの基端部に設けた係留板35に係留されている。も
っとも係留具31の係留先は鉄塔TのアームTmであっても
よい。
被覆した上から把持金具30によりなされるものである
が、この把持金具30は、矢示Aの如く回動自在とされて
把持金具30に接続する回動部材34及びこの回動部材34に
接続するワイヤよりなり緊張・弛緩自在である係留具31
が延設されており、この係留具31により金車Kの縦フレ
ームKvの基端部に設けた係留板35に係留されている。も
っとも係留具31の係留先は鉄塔TのアームTmであっても
よい。
このような電線Wの固定方法には、以下のような利点が
ある。すなわち、台風のように非常な強風においても電
線Wの動きを抑えるに足る把持力(固定力)を得るため
には、それに応じた把持長を与える、つまり把持金具30
を長くすればよく、必ずしも把持圧はそれ程上げる必要
がなく、しかも把持長が長くなっても電線Wに何ら悪影
響を与えずに済むという点であり、また把持金具30が緊
張・弛緩自在な係留具31により言わばフリーに係留され
ているため、電線Wが風で玩ばれた場合に把持金具30に
よる把持部分が電線Wの動きに逆らわずに動き、把持部
分との境目に電線Wの損傷要因となるような無理を生じ
ないという点である。
ある。すなわち、台風のように非常な強風においても電
線Wの動きを抑えるに足る把持力(固定力)を得るため
には、それに応じた把持長を与える、つまり把持金具30
を長くすればよく、必ずしも把持圧はそれ程上げる必要
がなく、しかも把持長が長くなっても電線Wに何ら悪影
響を与えずに済むという点であり、また把持金具30が緊
張・弛緩自在な係留具31により言わばフリーに係留され
ているため、電線Wが風で玩ばれた場合に把持金具30に
よる把持部分が電線Wの動きに逆らわずに動き、把持部
分との境目に電線Wの損傷要因となるような無理を生じ
ないという点である。
隣合う電線Wの把持部位の相互連結は、隣合う把持金具
30、30同士を連結棒36により接続すると共に、筋交いロ
ープ37、37により筋向かいの把持金具30、30同士を繋ぎ
止めるようにして行っている。
30、30同士を連結棒36により接続すると共に、筋交いロ
ープ37、37により筋向かいの把持金具30、30同士を繋ぎ
止めるようにして行っている。
このような連結棒36よる把持金具30、30同士の接続は、
矢示Z方向の振れ、つまり横振れによる隣合う電線W、
W同士の接触での損傷を防止するためであり、また筋交
いロープ37よる筋向かいの把持金具30、30同士の繋ぎ止
めは、隣合う電線W、Wが前後方向において相互に逆向
きに動こうとするのを防止し、連結棒36に曲げやせん断
などの無理が掛かってこれが破損するのを防止するため
のものである。
矢示Z方向の振れ、つまり横振れによる隣合う電線W、
W同士の接触での損傷を防止するためであり、また筋交
いロープ37よる筋向かいの把持金具30、30同士の繋ぎ止
めは、隣合う電線W、Wが前後方向において相互に逆向
きに動こうとするのを防止し、連結棒36に曲げやせん断
などの無理が掛かってこれが破損するのを防止するため
のものである。
金車K自体への電線Wの固定は、電線Wが矢示Y方向つ
まり上下方向に動くことにより金車Kの縦フレームKvな
どに衝突して損傷するのを防止するためのもので、固定
金具38により行っている。固定金具38としては、例えば
第9図に示すようなものを使用することができるが、要
は電線Wの上下動を抑えることのできるものであればい
訳である。
まり上下方向に動くことにより金車Kの縦フレームKvな
どに衝突して損傷するのを防止するためのもので、固定
金具38により行っている。固定金具38としては、例えば
第9図に示すようなものを使用することができるが、要
は電線Wの上下動を抑えることのできるものであればい
訳である。
尚、垂直荷重が大きい懸垂部位については、上下方向で
の電線Wの動きがほとんど生じないので、固定金具38に
よる固定を省略することができる。また垂直荷重が小さ
い耐張部位については、金車Kの吊りコードCが1m程度
であり、懸垂部位における金車Kの吊りコードCが碍子
連の長さ程度であるのに比べるとずっと短いので、電線
Wの横振れは小さく、隣合う電線W、W同士の接触を心
配する必要がない。このため、耐張部位の場合には、隣
合う電線Wの把持部位の相互連結を省略することができ
る。さらに、垂直荷重が大きい耐張部位の場合には、前
述の懸垂部位の場合と同様の理由で固定金具38による固
定も省略することができる。
の電線Wの動きがほとんど生じないので、固定金具38に
よる固定を省略することができる。また垂直荷重が小さ
い耐張部位については、金車Kの吊りコードCが1m程度
であり、懸垂部位における金車Kの吊りコードCが碍子
連の長さ程度であるのに比べるとずっと短いので、電線
Wの横振れは小さく、隣合う電線W、W同士の接触を心
配する必要がない。このため、耐張部位の場合には、隣
合う電線Wの把持部位の相互連結を省略することができ
る。さらに、垂直荷重が大きい耐張部位の場合には、前
述の懸垂部位の場合と同様の理由で固定金具38による固
定も省略することができる。
この発明に係る電線防護具及び強風対策用電線防護方法
は、以上説明してきた如きものであり、以下のような効
果を有する。
は、以上説明してきた如きものであり、以下のような効
果を有する。
(a).電線の損傷要因となる無理な状態を生じること
なく、しかも電線に悪影響を与えかねないような大きな
力を掛けることなしに、台風のような強風にも十分耐え
るに足る固定力を容易に与えることができ、より確実な
電線の強風対策を実現できる。
なく、しかも電線に悪影響を与えかねないような大きな
力を掛けることなしに、台風のような強風にも十分耐え
るに足る固定力を容易に与えることができ、より確実な
電線の強風対策を実現できる。
(b).固定部と把持部との角度が自由に変化するの
で、カテナリ角が異なった部位にも簡単に適用できる。
で、カテナリ角が異なった部位にも簡単に適用できる。
(c).電線防護具を係留具にて電線下方の適宜の部位
に係留するようにすることにより、横振れでの隣合った
電線や金車同士のぶつかり合いが防止されると共に、電
線防護具の金車に対する固定がより確実なものになり、
台風のように非常な強風に対する防護をより確実なもの
とすることができる。
に係留するようにすることにより、横振れでの隣合った
電線や金車同士のぶつかり合いが防止されると共に、電
線防護具の金車に対する固定がより確実なものになり、
台風のように非常な強風に対する防護をより確実なもの
とすることができる。
(d).金車が外側へ振られるような水平角のある部位
については、電線防護具の固定部同士を金車のホイール
の外周に密着状態の連結具にて連結させることにより、
電線防護具の金車に対する固定を簡便な手段でより確実
なものにできる。
については、電線防護具の固定部同士を金車のホイール
の外周に密着状態の連結具にて連結させることにより、
電線防護具の金車に対する固定を簡便な手段でより確実
なものにできる。
(e).把持金具と係留具とよりなる電線防護具を用い
る場合については、隣り合った電線同士の各把持金具を
相互に連結することにより、横振れが防止され台風のよ
うに非常な強風に対する防護をより確実なものとするこ
とができる。
る場合については、隣り合った電線同士の各把持金具を
相互に連結することにより、横振れが防止され台風のよ
うに非常な強風に対する防護をより確実なものとするこ
とができる。
第1図は、第1実施例による電線防護具の使用状態を示
す概略側面図、 第2図は、第1図中の矢示II方向からみた電線防護具の
概略側面図、 第3図は、第2実施例による電線防護具の使用状態を示
す概略側面図、 第4図は、第3実施例による電線防護具の使用状態を示
す概略側面図、 第5図は、第4図に示す電線防護具の第2図相当の概略
側面図、 第6図は、懸垂部位における金車の状態を示す概略側面
図、 第7図は、強風対策用電線防護方法を施した垂直荷重大
の懸垂部位における金車の前後を示す概略側面図、 第8図は、第7図中の矢示VIII方向からみた状態を簡略
化して示した概略平面図、 第9図は、固定金具の概略側面図、そして 第10図は、従来の方法を施した金車の近辺を示す概略側
面図である。 1、21、32……電線防護具、2、22……把持部、3、23
……固定部、8……係留具、20……連結具、30……把持
金具、31……係留具、K……金車、W……電線。
す概略側面図、 第2図は、第1図中の矢示II方向からみた電線防護具の
概略側面図、 第3図は、第2実施例による電線防護具の使用状態を示
す概略側面図、 第4図は、第3実施例による電線防護具の使用状態を示
す概略側面図、 第5図は、第4図に示す電線防護具の第2図相当の概略
側面図、 第6図は、懸垂部位における金車の状態を示す概略側面
図、 第7図は、強風対策用電線防護方法を施した垂直荷重大
の懸垂部位における金車の前後を示す概略側面図、 第8図は、第7図中の矢示VIII方向からみた状態を簡略
化して示した概略平面図、 第9図は、固定金具の概略側面図、そして 第10図は、従来の方法を施した金車の近辺を示す概略側
面図である。 1、21、32……電線防護具、2、22……把持部、3、23
……固定部、8……係留具、20……連結具、30……把持
金具、31……係留具、K……金車、W……電線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海道 敏男 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式会 社安田製作所内 (56)参考文献 特開 平1−286709(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】工事中断中に風で金車が揺れるなどして金
車と電線に相対的な動きを繰り返し的に生じることで金
車による支持部位で電線が損傷されるのを防止するため
に金車と電線との固定を行なう電線防護具において、電
線を把持するための把持部と、金車のホイールに固定す
るための固定部とよりなり、且つ固定部を金車のホイー
ルに固定した状態で把持部と固定部とが電線のカテナリ
角に応じた角度関係を取れるように回動自在に接続され
ていることを特徴とする電線防護具。 - 【請求項2】請求項1記載の電線防護具を用いて金車と
電線との固定を行なうことで金車による支持部位での電
線の損傷を防止する強風対策用電線防護方法であって、
電線防護具を金車の前後両側について一対にして用い、
この各電線防護具の把持部に金車の前後両側の部位でそ
れぞれ電線を把持させると共に、各電線防護具の固定部
を金車のホイールの前後両側にそれぞれ固定させるよう
にしてなる強風対策用電線防護方法。 - 【請求項3】風による横振れを金車に生じ易い部位で
は、ホイールに固定の各電線防護具の固定部から係留具
を延設し、この係留具を電線下方の適宜の部位に係留さ
せるようにした請求項2記載の強風対策用電線防護方
法。 - 【請求項4】風による横振れを金車に生じ難い部位で
は、ホイールに固定の各電線防護具の固定部同士を金車
のホイールの外周に密着状態の連結具にて連結するよう
にした請求項2記載の強風対策用電線防護方法。 - 【請求項5】工事中断中に風で金車が揺れるなどして金
車と電線に相対的な動きを繰り返し的に生じることで金
車による支持部位で電線が損傷されるのを防止するため
に、把持金具と係留具とよりなる電線防護具を金車の前
後両側について一対にして用い、把持金具にて金車より
若干離れた位置において電線を把持すると共に、把持金
具を係留具にて電線上方の適宜の部位に係留することで
上記金車と電線の相対的な動きを防止するようにした強
風対策用電線防護方法に於いて、隣り合った電線同士の
各把持金具を相互に連結するようにしたことを特徴とす
る強風対策用電線防護方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32244390A JPH0736654B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電線防護具及び強風対策用電線防護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32244390A JPH0736654B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電線防護具及び強風対策用電線防護方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04197011A JPH04197011A (ja) | 1992-07-16 |
| JPH0736654B2 true JPH0736654B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=18143729
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32244390A Expired - Lifetime JPH0736654B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 電線防護具及び強風対策用電線防護方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736654B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114645924B (zh) * | 2022-04-01 | 2023-12-15 | 中建八局装饰工程有限公司 | 防缠绕免脱钩式缆风绳固定器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2522013B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1996-08-07 | 日立電線株式会社 | 架空線延線用金車 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP32244390A patent/JPH0736654B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04197011A (ja) | 1992-07-16 |
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