JPH0736680Y2 - 筋力測定および訓練装置 - Google Patents

筋力測定および訓練装置

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JPH0736680Y2
JPH0736680Y2 JP15141889U JP15141889U JPH0736680Y2 JP H0736680 Y2 JPH0736680 Y2 JP H0736680Y2 JP 15141889 U JP15141889 U JP 15141889U JP 15141889 U JP15141889 U JP 15141889U JP H0736680 Y2 JPH0736680 Y2 JP H0736680Y2
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oil passage
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、身体障害者や患者などのリハビリテーション
(機能訓練)を必要とする者やスポーツ選手に対して筋
力測定および筋力訓練を行う装置に関するものである。
「従来の技術」 筋力測定を行う場合、任意の関節を軸としたトルクで測
定するのが一般的である。これは関節(軸)から作用点
までの長さに影響なく、再現性の良い値が得れるからで
ある。したがって、近年では筋力測定装置本体から出力
されるデータがトルク値で出力されるのが主流である。
ところで、筋力測定や筋力訓練の形態には、アイソキネ
ティック、アイソトニック、およびアイソメトリックの
3つがある。
アイソキネティックは、力が付与される部分(入力部)
の回転速度を一定に保つのが前提であり、人はその速度
に追いついてそれ以上に早く回そうとするトルクを与え
たり、逆に回転を押さえようとするトルクを与えたり
し、そのときのトルクを前記入力部の速度をパラメータ
として測定したり、筋力訓練を行ったりするものであ
る。
また、アイソトニックは鉄アレイなどに見られるように
一定負荷を与えることを前提とするもので、その前提の
もとにトルクを測定したり、あるいは訓練を行ったりす
るものである。
また、アイソメトリックは入力部を静止させ、この状態
でトルクを測定したり筋力訓練を行ったりするものであ
る。
近年では、上記3つの形態を採れる筋力訓練等が要望さ
れている。
第5図は、従来知られている筋力測定装置の一例であり
(特公昭49−45343号公報参照)、アイソキネティック
およびアイソメトリックの形態を取り得るものである。
この装置は、コントロールユニット71で制御されるサー
ボモータ72の出力軸にギヤ機構73が連結され、ギヤ機構
73の出力部がウォームギヤ74に連結されている。ウォー
ムギヤ74には2つのウォームホイール75が噛合され、そ
れらウォームホイール75の回転はオーバーランニングク
ラッチ76およびアイドルギヤ77を介して入力用大ギヤ78
に伝達される。入力用大ギヤ78にはアーム79を介して被
験者から回転力が付与される。また、前記ウォームギヤ
74の一端にはロードセル80が配設されている。
この装置では、サーボモータ72の出力軸が一定速度で回
転するとき、その回転はギヤ機構73を介してウォームギ
ヤ74に伝わる。そしてウォームホイール75および左右い
ずれかのオーバーランニングクラッチ76を介して入力用
ギヤ78に伝わる。ここで、被験者が一定速度で回転する
入力用ギヤ78に対してその回転より早く回そうとするト
ルクを与えたり、逆に回転を押さえようとするトルクを
与えたりすると、そのときの力は、ウォームギヤ74とウ
ォームホイール75間の減速比が大であることから、ウォ
ームギヤ74を回転させる力として作用することなくウォ
ームギヤ74を軸線方向に移動させる力として作用する。
この結果、ロードセル79を押圧する。この押圧力を測定
することにより、被験者から与えられるトルクを測定で
きる。すなわち、この形態がアイソキネチックである。
他方、サーボモータ72を停止させたまま被験者が入力用
ギヤ78に回転力を与えると、その力は前記同様オーバー
ランニングクラッチ76およびウォームホイール75によっ
てウォームギヤ74を軸線方向に移動させる力として作用
し、結局ロードセル80に所定の押圧力を与える。この形
態がアイソメトリックである。
「考案が解決しようとする課題」 上記筋力訓練および測定装置では、サーボモータ72を駆
動源とするため、サーボモータ72の他に複雑な電気回路
も必要となり、コストがかさむ、配置スペースが大にな
る等の欠点が伴っていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、アイソキネ
ティック、アイソトニック、アイソメトリックの3つの
形態を取ることができ、しかもサーボモータや複雑な電
気回路等が不要となって、コストの低減が図れかつ小さ
なスペースでも配置できる筋力測定および訓練装置を提
供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するために請求項1記載の考案では、ケ
ーシング(1)と、該ケーシング内に回転自在かつ軸線
方向の移動を規制されて組み込まれたシリンダ(2)
と、該シリンダ内に軸線方向に沿って摺動自在かつ一体
的に回転するように嵌装された中空状の両ロッドピスト
ン(4)と、該両ロッドピストンと前記シリンダとの間
に画成される左右の圧力室(5A,5B)と、該左右の圧力
室同士をオイル調整手段を介装させて接続するオイル通
路(35)と、前記中空状の両ロッドピストンの内周面に
固着されたナット部材(12)と、該ナット部材に螺合さ
れてネジ機構(13)を構成しかつ前記シリンダに対し軸
線方向の相対移動が規制されるとともに被験者によって
回転させられるように外力が加えられる入力軸(14)
と、一端側を前記ケーシングに固着されるとともに他端
側を前記シリンダと一体的に回転するように係合された
ねじり棒(25)と、を備えて成ることを特徴としてい
る。
また、請求項2記載の考案では、請求項1記載の考案に
加え、前記オイル調整手段は、前記オイル通路(35)内
を流れるオイルの流量を一定に保つオイル流量調整機構
(38)で構成されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の考案では、請求項1記載の考案に
加え、前記オイル調整手段は、前記オイル通路(35)内
を流れるオイルの圧力が所定圧力以下に保持されるオイ
ル圧力調整機構(44)で構成されていることを特徴とし
ている。
さらに、請求項4記載の考案では、請求項1記載の考案
に加え、前記オイル調整手段に、前記両圧力室のいずれ
か一方に強制的にオイルを供給するオイル供給機構(5
6)が付設された構成であることを特徴としている。
「作用」 請求項1記載の考案では、被験者が入力軸に回転力を加
えると、入力軸とともにボールナット機構を構成してい
るナット部材は回転が規制されている関係上軸線方向へ
移動される。このナット部材の移動に伴い、ナット部材
に固着されている両ロッドピストンが移動し、結局シリ
ンダ内の左右両圧力室の容量が変化する。すなわち、一
方の圧力室の容量が増加し、他方の圧力室の容量が減少
する。この圧力室の容量変化に対処すべく、両圧力室を
接続しているオイル通路でオイルが一方の圧力室から他
方の圧力室へ流れ、上記両圧力室内の圧力を調整しよう
とする。このオイル通路にはオイル調整手段を介在して
おり、例えばこのオイル調整手段によってオイルの流れ
に抵抗力を付与するときには、オイルの流れの抵抗力は
ナット部材を入力軸に追従して回転させようとする力と
して作用する。ナット部材が回転される際、該ナット部
材の回転はそれと一体的に回転するよう構成された両ロ
ッドピストンおよびシリンダを介してねじり棒に伝わ
り、該ねじり棒をねじる。
そこで、このときのねじり棒のねじりをトルク検出手段
等で検出したり、あるいは上記シリンダ内の圧力室の内
圧変化を検出することで、前記入力軸に加えられたトル
クを検出することができる。
また、請求項2記載の本案では、両圧力室を接続するオ
イル通路に、オイル流量調整機構を介装しており、この
オイル流量調整機構によってオイルの流量がゼロとなる
ようにすなわちオイル通路を全く遮断するように設定す
ると、被験者が入力軸に加えるとき、その力は該入力軸
をほとんど回転させることなくそのままねじり棒をねじ
る力として作用する。すなわち、アイソメトリックが実
現できる。また、上記オイル流量調整機構によってオイ
ルの流れを一定量に保つように設定すれば、入力軸に所
定以上の回転力を加えても、常に入力軸は一定回転とな
り、アイソキネティックが実現できる。
また、請求項3記載の本案では、上記オイル通路にオイ
ル圧力調整機構を介装しており、このオイル圧力調整機
構によってオイル通路の圧力が所定値を越えないように
設定すると、被験者が入力軸に回転力を与える際、所定
値以上の力で回転させようとしてもオイル通路が開かれ
て力が開放されるため、入力軸に加えるトルクが所定値
を越えることがない。すなわち、アイソトニックが実現
できる。
さらに、請求項4記載の考案では、オイル供給機構によ
って、前記両圧力室のいずれか一方に強制的にオイルを
供給することで、両ロッドピストンを強制的に移動させ
て入力軸を回転させることができる。すなわち、入力軸
を一定速度で回転させておき、被験者にこの設定速度に
追い付きそれ以上速く回転させようとするときのトルク
を検出できる。すなわち、アイソキネティックが実現で
きる。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1実施例 第1図および第2図は本考案の第1実施例を示すもので
ある。第1図において符号1は装置の主構成部品を収納
するケーシングであり、図示せぬ支持部を介して壁等の
固定体に固定されるものである。ケーシング1の内部に
は、シリンダ2が両端をベアリング3a、3bにより支持さ
れて、回転自在かつ軸線方向の移動を規制されて組み込
まれている。シリンダ2は4分割構造とされ、前記図中
左側のベアリング3aに支持される左端部分2aと、後述す
る両ロッドピストン4との間に圧力室5A,5Bを画成する
シリンダ本体部分2bと、前記右側のベアリング3bに支持
される中間部分2cと、後述する両ロッドピストン4およ
びねじり棒25の端部と一体的に回転するよう係合する小
径部分2dとが、互いにボルト止めされた構造になってい
る。
シリンダ2内には中空状の両ロッドピストン4が軸線方
向に摺動自在に嵌装されている。両ロッドピストン4の
外周面と前記シリンダ2の内周面との間には左右の圧力
室5A,5Bが画成されている。両ロッドピストン4の図中
右側円筒部4aの内周面にはキー溝6が形成され、このキ
ー溝6には前記シリンダ2の内周面にボルト止めされた
キー7が嵌入され、両ロッドピストン4がシリンダ2と
一体的に回転するようになっている。なお、8は互いに
対向するシリンダ2の内周面と両ロッドピストン4の外
周面との間に介装されて前記圧力室5A,5Bを液密とする
シール部材である。
前記シリンダ2の側壁には左右の圧力室5A,5Bに対応す
るポート9,10が形成され、このポート9,10に対応するよ
う前記ケーシング1には周方向に延びる切欠き11が形成
されている 前記両ロッドピストン4の内周面にはナット部材12が、
該ナット部材12と一体に形成されたフランジ部12aを両
ロッドピストン4の端部にボルト止めされて固着されて
いる。ナット部材12の内周には該ナット部材12とともに
ボールナット機構13を構成する入力軸14が螺合されてい
る。入力軸14はケーシング1の外方へ突出する端部に従
来例で示したようなアームが取り付けられ、このアーム
を介して被験者から回転力が付与される。入力軸14は、
左右両端部を前記シリンダ2との間に配設されたラジア
ルベアリング15およびスラストベアリング16により支持
されて回転自在とされている。スラストベアリング16
は、入力軸14の右左端部にスペーサ17を介してナット18
がねじ込まれて固定されたフランジ19が、左右両側から
ボール20を介してリテーナ21により支持される構造にな
っており、これにより入力軸14はシリンダ2に対する軸
線方向の移動を規制されている。なお、22はシリンダ2
の端部にねじ止めされてリテーナ21の抜け止めを行う抜
け止め部材である。
25は、一端(右端)を前記ケーシング1にキー26を介し
て一体的に保持されるとともに他端(左側)を前記シリ
ンダ2の小径部分2dの内周部にキー27を介して一体的に
回転するように係合された中空状のねじり棒である。ね
じり棒25の中間部に形成された小径部25aの外周には歪
みゲージ28が貼り付けられている。歪みゲージ28は図示
せぬコントローラに接続され、これによりねじり棒25の
ねじり量が検出され、この値に基づき前記入力軸14に加
えられる被験者のトルクが測定できるようになってい
る。
30は、ねじれ棒25の中央孔を同軸状に挿通されて配設れ
た連結棒である。連結棒30の一端は前記入力軸14に同軸
状にねじ止めされるとともに、他端はケーシング1の外
方へ突出され、その突出端にはケーシング1に固定され
たロータリエンコーダ31がタイミングベルト32を介して
連結されている。
また、シリンダ2に設けられた前記ポート9,10には、第
2図に示すように、オイル通路35が接続されている。オ
イル通路35にはチェックバルブ36とスピードコントロー
ラが対になったフローコントロールバルブ38A,38Bが互
いに逆向きに介装され、温度および圧力がたとえ変わっ
てもオイル通路35内を流れるオイル流量が所定値に保た
れるようになっている。
次に、上記筋力測定および訓練装置の作用について説明
する。
〈アイソメトリック〉 上記オイル通路35に介装しているフローコントロールバ
ルブ38A(38B)を絞り込み、被験者が最大トルクで入力
軸14を回転させた場合でも、圧力室5A,5B間のオイルの
流れを規制するように設定する。
この状態で被験者が図示せぬアームを介して入力軸14に
回転力を加えると、該入力軸14とともにボールナット機
構13を構成しているナット部材12が軸線方向(例えば、
第1図中右方)に移動する力を受ける。このナット部材
12の移動に伴い、ナット部材12と固着している両ロッド
ピストン4も同方向へ移動しようとし、その結果シリン
ダ2内の左右の圧力室5A,5Bの容量が変化する。すなわ
ち、図中左側の圧力室5Aの容量が増加し、右側の圧力室
5Bの容量が減少する。この圧力室5A,5Bの容量変化に対
応して両圧力室5A,5Bに接続されているオイル通路35
で、オイルが右側の圧力室5Bから左側の圧力室5Aへ流
れ、上記両圧力室5A,5Bの圧力を調整しようとする。
しかしながら、該オイル通路35に介装された前記フロー
コントロールバルブ38A(38B)が前記したように絞られ
ており、通路35内のオイルの流れを阻止させるので、ナ
ット部材12およびピストン4等の移動は規制される。こ
のときのオイルの流れを阻止する抵抗力はナット部材12
を入力軸14に追従して回転させようとする力として作用
し、結局ナット部材12は入力軸14と一体的に回転する。
ナット部材12が回転すると、それとともに両ロッドピス
トン4およびシリンダ2も同方向に回転し、この結果ね
じり棒25の左端を回転させる。
このとき、ねじり棒25は右端をケーシング1によって固
定されている関係上ねじられる。このときのねじり棒25
のねじりを歪みゲージ28で検出することにより、前記入
力軸14に加えられたトルクを検出できる。
上記したトルク検出において、シリンダ2はベアリング
3a,3bによって支持されているため、入力軸14に加えら
れる力はほとんどロスなくねじり棒14をねじる力として
作用し、したがって正確なトルク検出が行える。
なお、上記シリンダ2が回転するとき、ポート9,10に接
続したオイル通路35の接続部も一体に回転するが、ケー
シング1にはポート9,10に対向する部分に切欠き11を設
けているため、該接続部がケーシング1と干渉するのを
避けられる。
なお、フローコントロールバルブ38A(38B)の調整によ
り、入力軸14をほとんど抵抗なく回転させることがで
き、入力軸14を適宜回転角度に設定した後、再びフロー
コントロールバルブ38A(38B)を締め付ければ、入力軸
14のアームを所定角度に設定した状態で、筋力測定や訓
練が行える。すなわち、任意のアーム角度位置でのトル
ク検出および訓練が実現できる。
〈アイソキネティック〉 フローコントロールバルブ38A(38B)を調整し、オイル
通路35内を流れるオイルの流れを一定値に保つ。
この場合に、被験者から入力軸14に回転力を加えられる
と、ボールナット機構13によりナット部材12が軸線方向
に移動する力を受け、このナット部材12の移動に伴いナ
ット部材12と固着している両ロッドピストン4も同方向
へ移動し、左右の圧力室5A,5Bの容量を変化させる。こ
の圧力室5A,5Bの容量変化に基づき両圧力室5A,5Bを連通
しているオイル通路35でオイルが所定方向に流れ、上記
両圧力室5A,5Bの圧力を調整しようとする。
このときのオイルの流れは上記スピードコントロールバ
ルブ37でその速度をある値に保たれているから、オイル
はある抵抗力をもって流れようとする。このときのオイ
ルの抵抗力はナット部材12を入力軸14に追従して回転さ
せようとする力として作用し、ナット部材12を回転させ
る。このナット部材12の回転に伴い、両ロッドピストン
4およびシリンダ2も同方向に回転し、ねじり棒25をね
じる。このとき、ねじり棒25のねじりを歪みゲージ28で
検出することにより、前記入力軸14に加えられたトルク
を検出できる。
すなわち、被験者は図示せぬアームを介して入力軸14を
一定速度で回転しながらトルクを与えることとなり、そ
のときのトルク検出を歪みゲージ28で検出できるのであ
る。
この形態は、たとえ温度および圧力が変わる場合でも、
フローコントロールバルブ38A(38B)によって常にオイ
ル通路35内の流れを一定値に保持することにより、入力
軸の回転が一定速度に保たれるアイソキネティックであ
る。この実施例のアイソキネティックの特徴は、被験者
がフローコントロールバルブ38A(38B)の設定値によっ
て定まる速度より速い速度で入力軸を回転させようとす
るときのトルクを測定できる点である。
なお、入力軸14の回転はロータリエンコーダ31で検出で
き、これにより、前記したトルク検出に加えて、運動ス
ピードおよび関節可動域等も検出できるのは言うまでも
ない。
第2実施例 第3図は本考案の第2実施例を示し、前記したシリンダ
2の両圧力室5A,5Bのポート9,10に接続するオイル通路4
0の他の例を示すものである。
この例のオイル通路40が前記したオイル通路と異なると
ころは、前記フローコントロールバルブ38A,38Bと並列
に、両圧力室5A,5Bにそれぞれ対応するよう、リリーフ
バルブ41A,41Bおよびチェックバルブ42A,42Bを介装され
たオイル通路43A,43Bが接続された点である。上記リリ
ーフバルブ、チェックバルブは、このオイル通路内を流
れるオイルの圧力が所定圧力以下に保持するオイル圧力
調整機構44を構成している。
この実施例の作用について説明する。
〈アイソトニック〉 リリーフバルブ41Aを所定値に設定し、同時にフローコ
ントロールバルブ38Bを締め切る。この状態で入力軸を
回転させて両ロッドピストン4を図中右方へ移動させて
圧力室5Aの容量を増加させる一方圧力室5Bの容量を減少
させると、圧力室5Bからのオイルは、フローコントロー
ルバルブ38Bが締め切ってあるため、同バルブ38Bが介装
されたオイル通路を流れることができず、リリーフバル
ブ41Bよりも上流側のオイル通路内の圧力は上昇する。
そして、この圧力があらかじめ設定したリリーフバルブ
41Bのリリーフ圧に達すると、オイルは図中実線で示す
矢印で示すように流れ、他側の圧力室5Aへ流れ込む。
このときのオイル通路内を流れるオイルの抵抗はリリー
フバルブ41Bによって定められるある値を越えないよう
に保持される。すなわち、リリーフバルブ41Bによって
定められる値に基づく一定トルク値で入力軸を回転させ
るアイソトニックの形態が得られる。
また、入力軸を逆側に回転するときには、前記とは反対
側のフローコントロールバルブ38Aを締め切る。これに
より、入力軸へ回転力を付与すると次第に圧力室5Aの圧
力が上昇し、リリーフバルブ41Aのリリーフ圧を越えよ
うとするとき、該リリーフバルブ41Aが開き図中破線矢
印で示すように圧力室5B側へオイルが流れる。すなわち
この場合でも、アイソトニックの形態が得られる。
〈アイソキネティック〉 また、リリーフバルブ41A(41B)を最大リリーフ圧力値
(この回路で加わる圧力値より大きい圧力値)に設定す
ると、該リリーフバルブ41A(41B)が介装されたオイル
通路は設けない場合と同様となり、つまり前記した第2
のものと同じになる。
したがって、この状態で、フローコントロールバルブ38
A(38B)の値を適宜に設定することにより、第2図の実
施例で示した場合と同様に、アイソキネティックが実現
できる。
第3実施例 第4図は本考案の第3実施例を示し、前記したシリンダ
2の両圧力室5A,5Bのポート9,10に接続するオイル通路5
0のさらに他の例を示すものである。
ここで示すオイル通路50には、モータ51でポンプ52を駆
動するとともに切替弁53を操作することによって、ポン
プ52によって圧送されるオイルを前記圧力室5A,5Bのい
ずれかに択一的に送り込めるようになっている。すなわ
ち、上記、モータ51、ポンプ52、切替弁53は、圧力室5
A,5Bのいずれか一方に強制的にオイルを供給するオイル
供給機構56を構成している。このオイル供給機構56によ
り、上記ボールナット機構を介して入力軸を強制的に回
転させ、いわゆるアイソキネティックの形態を得るもの
である。この実施例におけるアイソキネティックは、前
記した第2図あるいは第3図で示すアイソキネティック
とは異なる。
すなわち、前記したアイソキネティックは、フローコン
トロールバルブ38A(38B)で定まる回転速度より被験者
が遠い速度で回転させようとするときのトルクを測定す
るものであり、ここで得られるアイソキネティックは、
被験者に関係なく装置の駆動機構によって定まる速度で
入力軸を回転させ、被験者がその速度よりも速い速度で
入力軸を回転させようとするときのトルクを測定するも
のである。なお、ここでも、温度あるいは圧力が変わっ
てもそれの影響をなくするように作動する、いわゆる温
度・圧力補償形のフローコントロールバルブ38A(38B)
が使用される。
また、このときのトルクは前記と同様ねじり棒25外周面
に貼りつけた歪みゲージ28によって検出でき、かつ入力
軸14の回転状況はロータリエンコーダ31によって検出で
きる。
なお、第4図において54はパイロットバルブ、55は安全
弁を示す。
なお、上記各実施例では、ねじり棒25に歪みゲージ28を
貼り付け、ねじり棒25のねじり量によりトルクを検出し
ているが、これに限られることなく、シリンダ2内の圧
力室5A,5Bの圧力変化をもとにトルクを検出しても良
く、また、入力軸14に連結させた図示せぬアームに歪み
ゲージを貼り付けこれによりトルクを検出してもよい。
また、上記実施例では、入力軸14の回転運動を直線運動
に換えるのに、ボールナット機構13を用いているが、こ
れに限られることなく、単なるネジ機構を用いてもよ
い。
「考案の効果」 請求項1記載の考案によれば、アイソキネティック、ア
イソトニック、アイソメトリックの3つの形態を自由に
採ることができ、また、サーボモータや複雑な電気回路
等が不要となるためコストの低減が図れ、かつケーシン
グ内にシリンダとボールナット機構をコンパクトに配置
し得ることとあいまって、小さなスペースでも配置でき
る等の優れた効果を奏する。
また、請求項2記載の考案によれば、オイル流量調整機
構によってオイルの流量がゼロとなるようにすなわち通
路を全く遮断するように設定することによりアイソメト
リック形態が、また、上記オイル流量調整機構によって
一定流量のオイルの流れを許容するように設定すること
により、そのときの設定値で定まる入力軸の回転速度以
上の回転で被験者が入力軸を回転させようとするときの
トルクを測定できるアイソキネティックが、それぞれ簡
単な構成で実現できる。
また、請求項3記載の考案によれば、オイル圧力調整機
構によってオイル通路の圧力を所定以下に保持するよう
設定することにより、アイソトニックが容易な構成で実
現できる。
さらに、請求項4記載の考案によれば、オイル供給機構
によって両圧力室のいずれか一方に強制的にオイルを供
給することで入力軸を強制的に回転させることができ、
この入力軸に対して同方向に回転させようとする際のト
ルクが検出できるアイソキティックが容易な構成で実現
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は装置の主要部を示す縦断面図、第2図は同
装置に接続されるオイル通路の一例を示す説明図、第3
図は本考案の第2実施例を示すもので、前記オイル通路
の他の例を示す説明図、第4図は本考案の第3実施例を
示すもので、前記オイル通路のさらに他の例を示す説明
図、第5図は従来例を示す概略構成図である。 1……ケーシング 2……シリンダ 3……ベアリング 4……ピストン 5A,5B……圧力室 11……切欠き 12……ナット部材 13……ボールナット機構(ネジ機構) 14……入力軸 25……ねじり棒 25a……中空部 28……歪みゲージ 30……連結棒 31……ロータリエンコーダ 38A(38B)……フローコントールバルブ(オイル流量調
整機構) 44……オイル圧力調整機構 56……オイル供給機構

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)と、該ケーシング内に回
    転自在かつ軸線方向の移動を規制されて組み込まれたシ
    リンダ(2)と、該シリンダ内に軸線方向に沿って摺動
    自在かつ一体的に回転するように嵌装された中空状の両
    ロッドピストン(4)と、該両ロッドピストンと前記シ
    リンダとの間に画成される左右の圧力室(5A,5B)と、
    該左右の圧力室同士をオイル調整手段を介装させて接続
    するオイル通路(35)と、前記中空状の両ロッドピスト
    ンの内周面に固着されたナット部材(12)と、該ナット
    部材に螺合されてネジ機構(13)を構成しかつ前記シリ
    ンダに対し軸線方向の相対移動が規制されるとともに被
    験者によって回転させられるように外力が加えられる入
    力軸(14)と、一端側を前記ケーシングに固着されると
    ともに他端側を前記シリンダと一体的に回転するように
    係合されたねじり棒(25)と、を備えて成る筋力測定お
    よび訓練装置。
  2. 【請求項2】前記オイル調整手段は、前記オイル通路
    (35)内を流れるオイルの流量を一定に保つオイル流量
    調整機構(38)であることを特徴とする請求項1記載の
    筋力測定および訓練装置。
  3. 【請求項3】前記オイル調整手段は、前記オイル通路
    (35)内を流れるオイルの圧力が所定圧力以下に保持さ
    れるオイル圧力調整機構(44)であることを特徴とする
    請求項1記載の筋力測定および訓練装置。
  4. 【請求項4】前記オイル調整手段には、前記両圧力室の
    いずれか一方に強制的にオイルを供給するオイル供給機
    構(56)が付設されていることを特徴とする請求項1記
    載の筋力測定および訓練装置。
JP15141889U 1989-12-27 1989-12-27 筋力測定および訓練装置 Expired - Lifetime JPH0736680Y2 (ja)

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