JPH0736886Y2 - ポリエステルエラストマー製コンベアベルト - Google Patents

ポリエステルエラストマー製コンベアベルト

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JPH0736886Y2
JPH0736886Y2 JP4595989U JP4595989U JPH0736886Y2 JP H0736886 Y2 JPH0736886 Y2 JP H0736886Y2 JP 4595989 U JP4595989 U JP 4595989U JP 4595989 U JP4595989 U JP 4595989U JP H0736886 Y2 JPH0736886 Y2 JP H0736886Y2
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JP
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belt
layer
conveyor belt
polyester elastomer
elastic modulus
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晴男 神谷
秀久 豊田
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、食品加工工程または精密機器搬送工程等の軽
搬送用の樹脂製コンベアベルトの改善に関するものであ
る。
(従来の技術) 樹脂製コンベアベルトは、抗張体としてポリエステル帆
布が使用され、表面層はポリウレタン、PVC等で構成さ
れ、裏面層はベルト支持体との走行抵抗を小さくするた
めにポリエステル帆布で構成され、端部はポリエステル
帆布が露出するカットエッジ構造のベルトが一般的であ
った。(以下、従来ベルトIという) しかし、従来ベルトIのような構造のコンベアベルトで
は、搬送中のベルトの蛇行によりベルト端部がこすられ
た場合、抗張体のポリエステル帆布に“ほつれ現象”が
出る。また、裏面はベルト支持体と常に接触しているた
めに“ほつれ”が極めて発生しやすい場所である。しか
るにベルト端部や裏面は完全に洗浄することが困難な場
所であるために、‘ほつれ’に異物が付着しやすく、ま
た雑菌の繁殖源ともなりやすい。このような異物混入や
雑菌は、食品加工工程や精密機器搬送工程では非常に嫌
われるものである。
そこでこの問題点を解消するために、抗張体としてポリ
エステル帆布を使用しないポリエステルエラストマーか
らなるコンベアベルトが提供されている。例えば、ポリ
エステルエラストマーとしては特開昭48−29896号に開
示されたものがあり、特開昭52−1873号にはポリエステ
ルエラストマーを使用した単層のコンベアベルトが開示
されている。(以下、従来ベルトIIという) また、特開昭51−37966号には、異なる物理的特性を有
する複数のポリエステルエラストマー層からなる動力伝
達ベルト及びその製造方法が開示されている。(以下、
従来ベルトIIIという)しかし、特開昭51−37966号は安
価な動力伝達ベルト及びそのベルトを効率的に製造する
発明であり、本考案とは産業上の利用分野および課題を
異にし、さらに特開昭51−37966号にはコンベアベルト
の物理的特性を具体的に限定する記載がなく、実施例に
関する記載において、第8図のエラストマーの引張応力
−歪みグラフに基づいて、伸び率の小さい材料(X曲線
で示されたもの)は圧縮部23として使用し、伸び率の大
きい材料(Z曲線で示されたもの)は張力部21として使
用し、伸び率がXとZの中間の材料(曲線Yで示された
もの)は荷重支持部22として使用するのが望ましい旨記
載されているだけである。
さらに、特開昭57−179453号には、1500〜3000N/mm2(1
5306〜30612kg/cm2)の弾性率を有するプラスチックか
らなる一つまたはそれ以上の張力層と80〜100N/mm2(81
6〜1020kg/cm2)の弾性率を有するプラスチックからな
る一つまたはそれ以上の摩擦層を有し、摩擦層と張力層
が一体的に結合された高速駆動帯状ベルトが開示されて
いる。(以下、従来ベルトIVという)従来ベルトIVに関
する特開昭57−179453号に記載された張力層、摩擦層
は、それぞれ本考案の中心層、表・裏面層に相当するも
のと思われ、従来ベルトIVの張力層、摩擦層の弾性率の
特性値は本考案の中心層、表・裏面層に必要な引張弾性
率の範囲に含まれるものではあるが、従来ベルトIVは動
力伝達用に適した、高速回転の際に滑らかに走行できる
ベルトを提供しようというものであり、軽搬送用のコン
ベアベルトの改善に関する本考案とは産業上の利用分野
および課題を異にする。従って、従来ベルトIVには本考
案のように引張弾性率をコンベアベルト構造全体してあ
る適正な範囲内に収めようという思想はない。
(考案が解決しようとする課題) ポリエステル帆布を抗張体とする従来ベルトIの伸びは
1%以下であり、またコンベアの使用プーリ径は30mm程
度の小径である。従って、これに使用されるコンベアベ
ルトは、伸びが小さく且つ小径プーリでの使用が可能な
柔軟なものという相反する条件を満たすものでなければ
ならない。
従来ベルトIIのようなポリエステルエラストマーの単層
構造のコンベアベルトにおいて、引張弾性率が9000kg/c
m2以上のポリエステルエラストマーを使用すれば、ベル
トの伸びは1%以下となるが、曲げ弾性率が引張弾性率
にほぼ比例して増加してより剛体化するため、プーリは
大径のものを使用せざるを得ない。逆に使用プーリ径を
30mm以下に限定すると、曲げ弾性率が3000kg/cm2以下の
柔軟なベルトを必要とし、この場合ベルトの伸びは3%
以上になる。
また、上述したように、従来ベルトIIIおよびIVは動力
伝達用ベルトの改善に関するものであって、本考案とは
産業上の利用分野および課題を異にするものである。
本考案は従来技術の有するこのような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的は伸びが小さく、且つ小径
プーリでも使用可能な柔軟なポリエステルエラストマー
製コンベアベルトを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の要旨は、 引張弾性率が5500〜30000kg/cm2の中心層と引張弾性率
が500〜1600kg/cm2の表面層および裏面層を有する3層
構造のコンベアベルトであって、3層構造体としての引
張弾性率が3800〜10000kg/cm2であることを特徴とする
ポリエステルエラストマー製コンベアベルトにある。
(作用) 上記構成を有する本考案は以下のように作用する。
中心層の高引張弾性率のポリエステルエラストマーが抗
張体層としての役割を果たしてベルトの伸びを抑え、表
面層および裏面層が低引張弾性率のポリエステルエラス
トマーからなるので曲げ剛性も低く抑えることができ、
ベルトに柔軟性を付与できる。
(実施例) 本考案に係る実施例1〜3および比較例について以下に
説明する。
(a)分子量が300よりも小さい1種又はそれ以上のジ
カルボン酸又はそのエステル生成同等物、(b)分子量
が250以下の1種又はそれ以上の低分子量ジオール又は
そのエステル生成同等物、および(c)分子量が400〜4
000で炭素/酸素の比が2.0〜4.3の1種又はそれ以上の
ポリ(アルキレンオキサイド)グリコール又はそのエス
テル生成同等物からなる適宜の配合の熱可塑性ポリエス
テル共重合体エラストマーを押出成形により、実施例1
〜3に係るポリエステルエラストマーシートについて
は、第1図のように中心層1と表面層2と裏面層3から
なる3層構造に成形した。
なお、比較例については単層構造に成形し、実施例1〜
3および比較例ともシートの総厚みは2mmとした。
上記ポリエステルエラストマーシートから無端状の300m
m幅×6.5m長さのコンベアベルト4を作製して、このコ
ンベアベルト4の伸びと柔軟性を以下の方法で調査し
た。
ベルトの伸びの調査 上記コンベアベルトを直径100mmの2個のプーリに掛渡
して、10kg/cmの張力を付加して120分後の伸びを測定し
た。
ベルトの柔軟性の調査 第2図のような構成の直径100mmの2個のプーリ5の間
に上記コンベアベルト4を掛渡して、コンベアベルト4
に3kg/cmの張力(F)を付加したとき、上下のコンベア
ベルト4の間隔Hが、H=1.1Dとなるときのプーリ直径
Dを求めることにより柔軟性を評価した。プーリ径Dの
意味を説明すれば、プーリ径を上記プーリー径Dより大
きいプーリ径DLとすると、H<1.1DLとなり、コンベア
ベルトがプーリにより馴染みやすくなる。また、上記プ
ーリ径をプーリ径Dより小さいプーリ径DSとすると、H
>1.1DSとなり、コンベアベルトがプーリに馴染みにく
くなる。従って、プーリ径Dが小さいほどベルトに柔軟
性があることを示す。
なお、引張弾性率はASTM D638にて測定し、曲げ弾性率
はASTM D790にて測定した。以下に、上記測定結果を示
す。
1)実施例1 上記方法に従って、中心層の引張弾性率が30000kg/cm2
で、表面層、裏面層は各々同引張弾性率、同厚さとした
3層構造のポリエステルエラストマー製コンベアベルト
を作製し、ベルトの伸びと柔軟性を調査した。結果を以
下の表1に示す。
2)実施例2 上記方法に従って、中心層の引張弾性率が15000kg/cm2
で、表面層、裏面層は各々同引張弾性率、同厚さとした
3層構造のポリエステルエラストマー製コンベアベルト
を作製し、ベルトの伸びと柔軟性を調査した。結果を次
頁の表2に示す。
3)実施例3 上記方法に従って、中心層の引張弾性率が5500kg/cm
2で、表面層、裏面層は各々同引張弾性率、同厚さとし
た3層構造のポリエステルエラストマー製コンベアベル
トを作製し、ベルトの伸びと柔軟性を調査した。結果を
次頁の表3に示す。
4)比較例 上記方法に従って、単層構造のコンベアベルトを作製
し、ベルトの伸びと柔軟性を調査した。結果を以下の表
4に示す。
実施例1〜3と比較例との比較において、実施例1〜3
に係るコンベアベルト(No1〜10)は、すべてベルトの
伸びが1%以下で且つプーリ径Dが30mm以下であった。
しかし、比較例は単層構造のベルトであるから、ベルト
の伸びを1%以下に抑えようとした場合ベルトの剛性が
高くなり、50mm以上のプーリ径Dを必要とし、逆に20mm
以下の小径プーリに馴染むようなベルトの伸びは3%以
上になった。
(考案の効果) 本考案に従って、高引張弾性率の中心層と低引張弾性率
の表面層および裏面層からなる3層構造とし、且つ3層
構造体の引張弾性率を適正な範囲とすることにより、ベ
ルトの伸びが小さく且つ小径プーリでも使用可能な柔軟
なコンベアベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンベアベルトの構造を示す断面
図、第2図はベルトの柔軟性の試験方法を示す概略構成
図である。 1……中心層、2……表面層、3……裏面層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引張弾性率が5500〜30000kg/cm2の中心層
    と引張弾性率が500〜1600kg/cm2の表面層および裏面層
    を有する3層構造のコンベアベルトであって、3層構造
    体としての引張弾性率が3800〜10000kg/cm2であること
    を特徴とするポリエステルエラストマー製コンベアベル
    ト
JP4595989U 1989-04-19 1989-04-19 ポリエステルエラストマー製コンベアベルト Expired - Lifetime JPH0736886Y2 (ja)

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JPH02137314U JPH02137314U (ja) 1990-11-15
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