JPH0737652U - 虹彩性熱変色性積層体 - Google Patents
虹彩性熱変色性積層体Info
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- JPH0737652U JPH0737652U JP7344893U JP7344893U JPH0737652U JP H0737652 U JPH0737652 U JP H0737652U JP 7344893 U JP7344893 U JP 7344893U JP 7344893 U JP7344893 U JP 7344893U JP H0737652 U JPH0737652 U JP H0737652U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 虹彩模様と共に温度変化により像を隠顕可能
に構成した、特異な熱変色性積層体を提供する。 【構成】 透明状虹彩薄膜層2の下層に、任意の像3と
前記像3を温度変化により可逆的に隠顕させる熱変色層
4を積層した構成の虹彩性熱変色性積層体1。 【効果】 透明状虹彩薄膜層による色彩効果と、熱変色
層の温度変化による色変化が織りなす特異な虹彩性の色
変化を呈すると共に熱変色層の変色により隠蔽状態にあ
る像を視覚させる。
に構成した、特異な熱変色性積層体を提供する。 【構成】 透明状虹彩薄膜層2の下層に、任意の像3と
前記像3を温度変化により可逆的に隠顕させる熱変色層
4を積層した構成の虹彩性熱変色性積層体1。 【効果】 透明状虹彩薄膜層による色彩効果と、熱変色
層の温度変化による色変化が織りなす特異な虹彩性の色
変化を呈すると共に熱変色層の変色により隠蔽状態にあ
る像を視覚させる。
Description
【0001】
本考案は、虹彩模様を呈すると共に下層の像を温度変化により隠顕させる熱変 色性積層体に関する。
【0002】
従来より温度変化により有色←→無色、或いは有色〔1〕←→有色〔2〕の色 変化を示す熱変色性材料や前記熱変色性材料により加工された着色体は、広く知 られており、温度検知分野、変色の妙味や意外性を利用した玩具分野、教材分野 等、多方面に利用されている(特公昭51−44706号公報、特公昭52−7 764号公報、特公昭51−46548号公報、特開昭62−140881号公 報等)。
【0003】
本考案は、前記した従来の熱変色性材料による変色効果を更に有効に発現させ 、装飾性、色彩変化の多様性、色変化による妙味、意外性を更に高め、装飾、示 温材分野、玩具分野等、多方面への応用展開を可能とする熱変色性材料を提供し ようとするものである。
【0004】
本考案を図面について説明する。(図1参照) 本考案は、透明状虹彩薄膜層2の下層に、任意の像3と前記像3を温度変化に より可逆的に隠顕させる熱変色層4が積層されてなる虹彩性熱変色性積層体1を 要件とする。更には、任意の像3は、有色(1)から有色(2)への可逆的色変 化を示す熱変色像であり、熱変色層は前記有色(1)又は有色(2)のいずれか と同色の色調を呈する層であること、任意の像3は熱変色層4の下層に形成され た非熱変色像であり(図2参照)、熱変色層4は発色時の色調が前記非熱変色像 と同色又は濃色であること、透明状虹彩薄膜層2はプラスチックフイルム自体に 形成されており、前記フイルムの背面には布が接合されており、熱変色層4及び /又は像3は前記布に浸透状態に形成されてなること等を要件とするものである 。
【0005】 前記において、熱変色層4及び像3は透明状虹彩薄膜層2の支持体である透明 フイルムの下層に直接的に形成されたものは勿論、前記透明フイルムの下層に接 合される支持体表面に形成されたもの、前記支持体自体に熱変色材がブレンドさ れて熱変色層4が一体形成されたもの、支持体がインキ浸透性の多孔体であり、 像3及び熱変色層4を形成する色材を浸透させたもの等が有効である。
【0006】 熱変色層4及び熱変色像を形成する熱変色性材料は、従来より公知の感温変色 性色素を含む熱変色性材料、例えば、液晶や、電子供与性呈色性有機化合物、電 子受容性化合物及び前記両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の 3成分を含む熱変色性材料又は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の熱変色性 を示す熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414号公報、特公昭51−4 4706号公報、特公平1−29398号公報等)を挙げることができる。前記 は所定の温度(変色点)を境として、その前後で変色し、変化前後の両状態のう ち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態は、そ の状態が発現するのに要する熱または冷熱が適用されている間は維持されるが、 前記熱又は冷熱の適用がなくなれば、常温域で呈する状態に戻る(所謂、温度変 化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅を示して変色するタイプで ある。
【0007】 又、本出願人が先に提案した特開昭60−264285号公報に記載されてい る、大きなヒステリシス特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を含む 熱変色性材料(即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状 が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度 域より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタ イプ:低温側変色点と高温側変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以 下又は高温側変色点以上の温度で変化させた様相を記憶保持できる)で彩色され た熱変色層が挙げられる。
【0008】 前記における感温変色性色素或いは色彩記憶性感温変色性色素は、通常、微小 カプセルに内包され、バインダーを含む媒体中に分散されて、インキ、塗料など の色材として適用され、支持体表面に所望の熱変色層が形成される。 又、前記微小カプセルを熱可塑性及び熱硬化性樹脂中に分散状態で内在させた ものであってもよい。
【0009】 前記透明状虹彩薄膜層2は、従来より公知の構成のものが有効である。具体的 には、透明な薄膜層と凹凸のある透明な薄膜層で構成されたもの〔透明な薄膜層 は、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化アンチモン、硫化亜鉛、フッ化マ グネシウム、フッ化カルシウム等で例示される金属化合物薄膜層、塩化ビニリデ ンと塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール等との共重合体或いはポリ塩化 ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレンのいずれかと塩化ビニル、スチレン と共重合体等の熱可塑性樹脂に光、熱等各種方法で分解されて生じたガスによる 微細な気泡を有する薄膜層、ビニル系共重合体、繊維素系共重合体、ウレタン系 共重合体とこれを硬化する各種の硬化剤、硬化性官能基を有する組成物、さらに 有機置換されたケイ素系化合物よりなる薄膜層及び上記有機材料と酸化チタン、 酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム等の無機系微粒子よりなる薄膜層等であり 、凹凸のある透明な薄膜層は、前記薄膜層と屈折率の差が0.05以上あり、可 視光線透過率が10%程度以上である未着色または着色透明な薄膜層であり、さ らに膜の表面及び内部において光散乱があってもよく、可視光線透過率が50% 以上であるもの:特開昭61−227098号公報〕、片面或いは両面に酸化物 、硫化物、フッ化物の一種または2種以上からなる蒸着層を設けた光学干渉模様 フイルム(特開昭60−32645号公報)、2種又はそれ以上のポリマーから なる、互いに異なる屈折率のポリマーからなる100層以上の層を中間層に設け た光干渉現象を呈する透明性多層フイルム(米国:THE MEARL COR PORATION製、商品名:MEARL IRIDESCENT FILM )等が例示できる。
【0010】
透明状虹彩薄膜層2による色彩効果と、熱変色層4の温度変化による色変化が 融合し、多彩な虹彩性の色変化を視覚させる。 透明状虹彩薄膜層2の下地(熱変色層4の呈する色、熱変色層4の消色状態で 視覚される非変色層の色)の色によって、視覚される様相は多様に変化する。即 ち、下地が黒色の場合、透過光は吸収され、干渉光が強調されるため、光沢性が 増強する。一方、下地が白色の場合、白色面からの反射光により干渉光が消える 。下地が彩色の場合では、干渉光と下地色が相互に影響し、より鮮明を色を視覚 させ、見る角度によっても多様に変化した色を視覚させる。 前記した特性が熱変色層4の色変化と相まって、相互に影響しあい、多様な様 相変化を視覚させる上、温度変化により像3が隠顕する。
【0011】
実施例1 30℃にて黒色から無色への変化を示す熱変色性顔料30部をアクリルエマル ジョン70部に分散し、ポリエステル製ニット地にスクリーン印刷して熱変色性 ニット地(30℃にて黒色から白色に変化する熱変色層4)を形成した後、ポリ ウレタン系接着剤により、光干渉現象により虹彩性を呈する、MEARL IR IDESCENT FILM(商品名:IF−8101)を接合した。次いで、 緑色の顔料5部をアクリルエマルジョンに分散した色材にて木の葉模様をポリエ ステル製ニット地側から印刷し、浸透により前記熱色層4の背部に樹の葉模様の 像3を形成した。前記積層体1は、30℃以上では白地に緑色の木の葉模様が視 覚されているが、30℃以下では前記像は不可視状態となると共に全体が黒色且 つオパール光沢を呈した。 尚、配合例中の部は、重量部であり以下も同様である。
【0012】 実施例2 実施例1と同様のFILMをポリエステル製ニット地にポリウレタン系接着剤 で接合し、ニット地側より熱変色性色彩記憶性顔料〔消色温度:30℃、着色温 度:15℃、着色時は緑色を呈す〕30部、ピンクの蛍光顔料2部をアクリルエ マルジョン68部に分散させた色材〔15℃以下に冷却すれば黒色を呈し、15 ℃〜30℃の保持温度域では前記黒色を維持し、30℃以上に加熱するとピンク 色を呈し、前記保持温度域ではピンク色を維持〕にてハート模様3を印刷した。 次いで、着色時、黒色を呈し無色に変化する熱変色性色彩記憶性顔料〔消色温度 :30℃、着色温度:15℃〕40部をアクリルエマルジョン60部に分散させ た色材にて前記ハート模様3を隠蔽する熱変色層4を形成した。 前記積層体1は、15℃以下では全体が黒色であり、30℃以上では黒色の消 色により蛍光ピンク色のハート模様3を視覚させ、15℃〜30℃の環境下では 前記様相を保持させている。
【0013】 実施例3 実施例1と同様のFILMにポリエステル製ニット地を接合したシートを用い 、着色時、橙色を呈し無色に変化する色彩記憶性熱変色性顔料〔消色温度:30 ℃、着色温度:15℃〕30部、黄色の蛍光顔料4部をアクリルエマルジョン6 6部に分散させた色材にて前記ニット地の背面よりスクリーン印刷によりハート 模様3を印刷した。次いで、30℃にて橙色から無色に変化する熱変色性顔料4 0部をアクリルエマルジョン60部に分散させた色材にて前記ハート模様を隠蔽 する熱変色層4を形成した。 前記積層体1は、15℃以下では全体が橙色であり、30℃以上では橙色の消 色により蛍光黄色のハート模様3を視覚させ、15℃〜30℃の環境下では互変 的に橙色と蛍光黄色のハート模様3を視覚させることができた。
【0014】 実施例4 木綿布上に、蛍光黄色、蛍光ピンク、蛍光黄緑色、紫色の市販の非熱変色性顔 料捺染用スクリーンインキを用いて、波模様3をスクリーン印刷し、次いで、1 5℃で黒色から無色へ変化する熱変色性顔料40部をアクリルエマルジョン60 部に分散させた色材にてスクリーン印刷して熱変色層4を形成した後、実施例1 と同様の虹彩性フイルムの背面に接合して虹彩性熱変色性積層体1を得た。 前記積層体1は、オパール光沢を有し、15℃以下では全体が黒色を呈し、1 5℃以上では、蛍光黄色、蛍光ピンク、蛍光黄緑、紫色の波模様3を視覚させた 。
【0015】
本考案の積層体は、透明状虹彩薄膜層による色彩効果と、熱変色層の温度変化 による色変化が融合し、多彩な虹彩性の色変化を視覚させる。更には、温度変化 による熱変色層の変色により隠蔽状態にある任意の像を視覚させることができ、 特異な熱変色性積層体を提供でき、玩具分野、装飾分野、衣料、繊維材料分野等 、多方面への応用展開が可能である。
【図1】本考案積層体の一実施例の断面説明図である。
【図2】本考案積層体の他の実施例の断面説明図であ
る。
る。
1 虹彩性熱変色性積層体 2 透明状虹彩薄膜層 3 像 4 熱変色層
Claims (4)
- 【請求項1】 透明状虹彩薄膜層の下層に、任意の像と
前記像を温度変化により可逆的に隠顕させる熱変色層が
積層されてなる虹彩性熱変色性積層体。 - 【請求項2】 任意の像は、有色(1)から有色(2)
への可逆的色変化を示す熱変色像であり、熱変色層は前
記有色(1)又は有色(2)のいずれかと同色の色調を
呈する層である請求項1記載の虹彩性熱変色性積層体。 - 【請求項3】 任意の像は熱変色層の下層に形成された
非熱変色像であり、熱変色層は発色時の色調が前記非熱
変色像と同色又は濃色である請求項1記載の虹彩性熱変
色性積層体。 - 【請求項4】 透明状虹彩薄膜層はプラスチックフイル
ム自体に形成されており、前記フイルムの背面には布が
接合されており、熱変色層及び/又は像は前記布に浸透
状態に形成されてなる請求項1記載の熱変色性積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993073448U JP2601319Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 虹彩性熱変色性積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993073448U JP2601319Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 虹彩性熱変色性積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0737652U true JPH0737652U (ja) | 1995-07-11 |
| JP2601319Y2 JP2601319Y2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=13518523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993073448U Expired - Fee Related JP2601319Y2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 虹彩性熱変色性積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601319Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP1993073448U patent/JP2601319Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2601319Y2 (ja) | 1999-11-15 |
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