JPH0737735Y2 - 植物育成ハウス用液体散布装置での導液管緊張装置 - Google Patents

植物育成ハウス用液体散布装置での導液管緊張装置

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JPH0737735Y2
JPH0737735Y2 JP1991113862U JP11386291U JPH0737735Y2 JP H0737735 Y2 JPH0737735 Y2 JP H0737735Y2 JP 1991113862 U JP1991113862 U JP 1991113862U JP 11386291 U JP11386291 U JP 11386291U JP H0737735 Y2 JPH0737735 Y2 JP H0737735Y2
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guide rail
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満夫 山中
治 黒越
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、園芸用ハウスなどの植
物育成ハウス内を自動走行して薬液散布、散水などを行
う液体散布装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、植物育成ハウスによる栽培方法は著
しい進歩発展を見せているが、市場の要求により、より
形の整ったもの、傷や虫喰の後のないものを得るため、
あるいは病害虫に備えて、高い頻度で薬液散布、散水等
を行う必要がある。ところが高温度のハウス内での薬液
散布作業は環境が極めて悪く、また密閉されているため
薬液を作業者が吸い込んでしまう等、健康に直接的な害
悪を与える。また、人力で行った薬液散布作業では、ど
うしても作業ムラが生じ、完全な作業を行うことができ
ない。
【0003】そこで、従来、ハウス内を自動走行して各
種液体の散布作業を自動的に行える装置として、例え
ば、ハウスの天井部に走行ガイドレールを配置し、この
走行ガイドレールを自動走行する作業台車に液体散布器
を配置して、作業台車の走行中に液体散布器から薬液を
散布するようにしたものが提案されている。そして、こ
の種の自動薬液散布装置では、作業台車に接続した導液
チューブを一定間隔で走行ガイドレールに走行自在に配
置した複数のホース支持具に固定して、導液チューブを
ハウス内でループ状に垂下させて配置し、このループ状
に垂下している導液チューブを延伸しながらハウス内を
走行するようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
薬液散布装置では、ハウス内にループ状に垂れ下がって
いる導液チューブを延伸しながら走行するものであるか
ら、その延伸時に栽培植物を引っかけて栽培植物を傷つ
けるという問題があった。本考案は、このような点に着
目してなされたもので、ハウス内に導液チューブが垂れ
下がらない状態で作業台車を走行させることのできる薬
液散布装置を提供できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、植物育成用ハウスの上部に走行ガイドレー
ル1を配置し、走行ガイドレール1に案内されて走行す
る作業台車3に液体散布器5を支持させ、作業台車3を
移送機構で走行駆動可能に構成してなる植物育成ハウス
での液体散布装置において、作業台車3に正逆回転可能
な作業台車駆動用モータ12を配置して作業台車3を往復
走行可能に構成し、走行ガイドレール1と平行にレール
体33を配置するとともに、レール体33にテンション台車
34を走行可能に配置し、テンション台車34は、ホース巻
かけプーリ35を枢支したプーリ台車36と、駆動モータ37
の作動に応じてレール体33に沿って往復走行する駆動モ
ータ支持台車38とで構成され、プーリ台車36と駆動モー
タ支持台車38とを、これらの台車36・38を離隔方向に付
勢する圧縮バネ44を介在させて接続し、テンション台車
34に、プーリ台車36と駆動モータ支持台車38との接離状
態を検出する検出手段39・40・41・42を設け、検出手段
39・40・41・42の検出に応じてプーリ台車36と駆動モー
タ支持台車38とが圧縮バネ44を介して所定間隔になるよ
うに駆動モータ支持台車38の駆動モータ37の作動を制御
するように構成し、レール体33の基端側に配置した薬液
供給源から導出した導液チューブ6の中間部をプーリ台
車36のプーリ35に巻かけ、導液チューブ6の先端部をレ
ール体33の基端側に枢支した固定プーリ60を介して薬液
散布器5に接続し、駆動モータ支持台車38の走行速度を
作業台車3の走行速度の約半分に設定するとともに、そ
の走行方向を作業台車3と逆方向に設定したことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本考案では、例えば図1と図6と図7とに示す
ように、次のように作用する。作業台車3の作業台車駆
動用モータ12が作動を開始すると、作業台車3は、導液
チューブ6を介して供給された薬液を薬液散布器5から
噴霧しながら走行ガイドレール1に案内されて、例えば
走行ガイドレール1の基端側からの往行移動(図1中の
右方向への移動)を開始する。一方、上記作業台車3の
往行移動の開始の際には、テンション台車34の駆動モー
タ支持台車38の駆動モータ37が作動を開始しており、駆
動モータ支持台車38が作業台車3の走行方向と逆方向へ
作業台車3の走行速度の約半分の速さで走行する。
【0007】つまり、テンション台車34が作業台車3の
走行方向と逆方向へ作業台車3の走行速度の約半分の速
さで走行することで、テンション台車34がほとんど抵抗
になることなく、導液チューブ6の先端部が作業台車3
の走行方向へ引っ張られる分だけ導液チューブ6の中間
部がテンション台車34のプーリ35及び固定プーリ60を介
して作業台車3側へ繰り出される。これにより、テンシ
ョン台車34の圧縮バネ44の付勢力による導液チューブ6
への所定の張力が維持される。
【0008】そして、駆動モータ支持台車38の駆動モー
タ37の回転誤差などにより、駆動モータ支持台車38がプ
ーリ台車36から離間した場合には、圧縮バネ44の付勢力
が低下する。このため、導液チューブ6の張力が低下し
て、導液チューブ6が弛むおそれがあるが、上記駆動モ
ータ支持台車38とプーリ台車36との離間が検出手段39・
40・41・42によって検出され、駆動モータ支持台車38の
駆動モータ37が停止制御され、駆動モータ支持台車38が
停止する。この後、プーリ台車36が導液チューブ6によ
って引っ張られて駆動モータ支持台車38との所定間隔ま
で近づいたことが、検出手段39・40・41・42によって検
出されると、駆動モータ支持台車38の駆動モータ37の作
動が再開する。これにより、導液チューブ6への張力を
維持しながら駆動モータ支持台車38が再びプーリ台車36
と共に走行する。
【0009】一方、作業台車3の作業台車駆動用モータ
12が逆転すると、作業台車3が、走行ガイドレール1の
基端側への復行移動(図1中の左方向への移動)を開始す
る。この作業台車3の復行移動の際には、駆動モータ支
持台車38の駆動モータ37が逆転している。従って、駆動
モータ支持台車38は、プーリ台車36を圧縮バネ44を介し
て作業台車3の走行方向と逆方向(図1中の右方向)へ作
業台車3の走行速度の約半分の速さで押す。このため、
作業台車3の復行移動によって導液チューブ6の先端側
が弛もうとする分だけ導液チューブ6の中間部が引っ張
られる。これにより、導液チューブ6の所定の張力が維
持され、導液チューブ6の垂れ下がりが防がれる。
【0010】そして、駆動モータ支持台車38の駆動モー
タ37の回転誤差などにより、駆動モータ支持台車38がプ
ーリ台車36に接近し過ぎた場合には、圧縮バネ44の付勢
力が上昇する。このため、導液チューブ6に過大な張力
が加わるおそれがあるが、上記駆動モータ支持台車38と
プーリ台車36との接近が検出手段39・40・41・42によっ
て検出される。そして、駆動モータ支持台車38の駆動モ
ータ37が停止制御され、駆動モータ支持台車38が停止す
る。この後、作業台車3の復行移動によって導液チュー
ブ6が弛み、プーリ台車36が圧縮バネ44の付勢力で押さ
れて、導液チューブ6の張力が適正となる駆動モータ支
持台車38との適正間隔まで遠ざかったことが、検出手段
39・40・41・42によって検出されると、駆動モータ支持
台車38の駆動モータ37の作動が再開し、駆動モータ支持
台車38が再び走行する。これにより、導液チューブ6の
張力が維持される。
【0011】
【実施例】図面は本考案の実施例を示し、図1は要部の
取り出し斜視図、図2は液体散布装置全体の概略斜視
図、図3は走行ガイドレールと連絡走行路との連絡部の
側面図である。この液体散布装置は温室等の植物育成ハ
ウスの天井部に配置されるものであって、ハウス内の畝
間の上側でその長手方向に走る状態で等間隔で平行に配
置した4本の走行ガイドレール(1)と、走行ガイドレー
ル(1)の一端部で隣合う走行ガイドレール(1)同士を連
絡する連絡走行路(2)と、走行ガイドレール(1)で案内
されて走行する作業台車(3)と、連絡走行路(2)を往復
移動する横移動台車(4)と、作業台車(3)に吊り持ち支
持されている液体散布器(5)と、前記液体散布器(5)に
散布する液体を供給するための導液チューブ(6)と、導
液チユーブ(6)のテンション装置(7)とで構成してあ
る。
【0012】走行ガイドレール(1)は略ハット型形状の
軽合金製条材で構成してあり、その鍔部(8)が下側に位
置する状態でハウスの天井から吊持されている。また、
連絡走行路(2)は、走行ガイドレール(1)と同型に形成
した軽合金製条材で構成した一対の横移動用ガイドレー
ル(9)を各走行ガイドレール(1)の一方の端部にその鍔
部(10)が下側に位置する状態で、かつ平面視で各走行ガ
イドレール(1)と直交する状態に配置し、この横移動用
ガイドレール(9)に案内されて横移動台車(4)が左右に
移動するように構成してある。
【0013】作業台車(3)は図2及び図4に示すよう
に、液体散布器(5)を固定する支持基板(11)に走行駆動
モータ(12)を吊持固定するとともに、支持基板(11)の上
面に走行ローラ(13)を配置して構成してある。この走行
ローラ(13)は走行ガイドレール(1)の鍔部(8)に嵌まり
あって回転自在に転動する左右一対の転動ローラ(14)
と、作業台車(3)を走行駆動する左右一対の駆動ローラ
(15)とを前後に配置して構成してある。駆動ローラ(15)
は駆動モータ(12)に連動連結された回転軸(16)に回転自
在に組み付けたフリーローラ(17)と回転軸(16)の上端部
に固定した動力伝達ローラ(18)とで構成してあり、フリ
ーローラ(17)は走行ガイドレール(1)の鍔部(8)に嵌ま
りあって回転自在に転動し、動力伝達ローラ(18)はその
周面が走行ガイドレール(1)の側壁部(19)に接触しなが
ら転動するように構成してある。
【0014】横移動用ガイドレール(9)を走行移動する
横移動台車(4)は、図3及び図5に示すように、各横移
動用ガイドレール(9)に案内されて走行する走行台板(2
0)の下面に横移動台車駆動モータ(21)を固定し、走行台
板(20)の下面から走行ガイドレール配設側に作業台車受
入レール(22)を突出するとともに、この作業台車受入レ
ール(22)に連続する状態でホース支持具(23)の収容部(2
4)を配置し、走行台板(20)の上面に2対の走行ローラ(2
5)を前後に配置して構成してある。
【0015】各走行ローラ(25)は横移動用ガイドレール
(9)の鍔部(10)に嵌まりあって回転自在に転動する前後
一対の転動ローラ(27)と、横移動台車(4)を走行駆動す
る前後一対の駆動ローラ(28)とを左右に配置することに
より構成してある。各駆動ローラ(28)は横移動台車駆動
モータ(21)に連動連結されている回転軸に回転自在に組
み付けたフリーローラ(29)と回転軸の上端部に固定した
動力伝達ローラ(30)とで構成してあり、フリーローラ(2
9)は横移動用ガイドレール(9)の鍔部(10)に嵌まりあっ
て回転自在に転動し、動力伝達ローラ(30)はその周面が
横移動用ガイドレール(9)の側壁部(32)に接触しながら
転動するように構成してある。
【0016】導液チユーブ(6)のテンション装置(7)
は、図1、図6及び図7に示すように最外側の走行ガイ
ドレール(1)に沿わせて配置したレール体(33)と、この
レール体(33)を走行するテンション台車(34)とで構成し
てあり、テンション台車(34)は図6及び図7に示すよう
に、ホース巻かけプーリ(35)を支持した台車(36)と駆動
モータ(37)を支持した台車(38)とで構成してあり、作業
台車(3)の走行速度の約半分の走行速度で作業台車(3)
の走行方向と逆方向に走行するように構成してある。
【0017】そして、駆動モータ支持台車(38)には2個
のリミットスイッチ(39)(40)が配置してあり、両リミッ
トスイッチ(39)(40)を作動させるドッグ(41)(42)をプー
リ台車(36)から突出したロッドで構成してある。このリ
ミットスイッチのドッグ(41)(42)を形成するロッドの外
周に駆動モータ支持台車(38)とプーリ台車(36)とを離隔
方向に付勢する圧縮バネ(44)が装着してある。
【0018】横移動台車(4)に形成したホース支持具(2
3)の収容部(24)は、走行ガイドレール(1)と同形状の軽
金属製条材で形成した収容レール(45)を上方が作業台車
受入レール(22)側に近づく状態の前だおれ状に配置し、
この上端部と作業台車受入レール(22)の基端部とを鍔部
と同幅、同厚に形成した湾曲連結板(46)で接続すること
により構成してあり、走行ガイドレール(1)を走行する
トロリー型ホース支持具(23)を積層収容するように構成
してある。
【0019】ホース支持具(23)は図8に示すように左右
両端部を斜め上向きに折り曲げたホース受板(47)の上面
に、走行ガイドレール(1)の鍔部(8)を両側から挟持し
ながら走行する一対の転動ローラ(48)を回転自在に配置
し、ホース受板(47)の底面に前後のホース受板(47)同士
を接続するための玉鎖(49)を止付け固定したもので、こ
の玉鎖(49)の一端を作業台車(3)に、またその他端はホ
ース支持具収容部(24)に配置した収容レール(45)の下端
部に止め付けてある。
【0020】そして、ホース支持具(23)の収容部(24)に
は、ホース支持具(23)に固着した玉鎖(49)を秩序良く整
列収納させるための鎖整列ガイド(50)と、ホース支持具
(23)の出退移動時に玉鎖(49)が絡み合わないようにする
ための鎖受板(51)とが配置してある。鎖整列ガイド(50)
は、収容レール(45)を横移動台車(4)に固定するための
支柱(52)に平面視略コ字型の受枠(53)をその開口部が走
行ガイドレール配設側に向く状態で、かつ、その内部を
収容レール(45)が挿通する状態で固定し、収容レール(4
5)の挿通部よりも走行ガイドレール配設側での受枠(53)
の側枠(54)(54)同士間に受桟(55)を水平面に対して傾斜
させて配置してある。また、鎖受板(51)は収容レール(4
5)の外側面に平面視略コ字型の受枠(56)をその開口部が
走行ガイドレール配設側に向く状態で固定し、この受枠
(56)の開口先端部に揺動板(57)がその上端部を揺動支点
として垂下する状態に配置してある。
【0021】作業台車(3)には、液体散布器(5)へ消毒
液や肥料等の薬液を供給する導液チューブ(6)と走行駆
動モータ(12)の給電線(58)とが接続してあり、この導液
チューブ(6)及び給電線(58)は、走行ガイドレール(1)
及び連絡走行路(2)の横移動用ガイドレール(9)に沿っ
て展伸可能に配置され、かつ、ホーステンション装置
(7)を介して、薬液供給源及び電源に接続されている。
そして、作業台車(3)が走行ガイドレール(1)に案内さ
れて進出移動することに伴い、導液チューブ(6)と給電
線(58)も引き出されるが、ホース支持具(23)が作業台車
(3)の移動に伴って一定間隔おきに追随移動することに
なるから、導液チューブ(6)及び給電線(58)は一定間隔
おきに支持されることになり、導液チューブ(6)及び給
電線(58)が垂れ下がることはない。
【0022】なお、横移動用ガイドレール(9)及びホー
ステンション装置(7)のレール体(33)には一定間隔おき
にホース受け腕(59)が配置してあり、このホース受け腕
(59)で横移動用ガイドレール(9)及びテンション装置
(7)のレール体(33)に沿って配設される導液チューブ
(6)及び給電線(58)が垂れ下がるのを防止している。ま
た、横移動台車(4)に配置した横移動台車駆動モータ(2
1)及びテンション装置(7)の駆動モータ(37)への給電線
は一定間隔おきにケーブルホルダーに連結固定してあ
り、このケーブルホルダーは横移動用ガイドレール(9)
及びレール体(33)にそれぞれ走行移動可能な状態で配置
してある。
【0023】さらに、横移動台車(4)には横移動制御用
リミットスイッチが配置してあり、横移動台車(4)の作
業台車受入レール(22)が走行ガイドレール(1)に一致し
た際にリミットスイッチを作動できるように、そのドッ
グが各走行ガイドレール(1)に対応させて配置してあ
る。また、作業台車(3)にも往復移動制御用リミットス
イッチが配置してあり、このリミットスイッチを作動さ
せるドッグは走行ガイドレール(1)の先端部に配設して
ある。
【0024】また、作業台車(3)が走行ガイドレール
(1)を走行している間に、導液チューブ(6)及び走行駆
動モータ(12)への給電線(58)に作用している張力が横移
動台車(4)に作用して横移動台車(4)を移動させるおそ
れがあることから、横移動台車(4)に付設した作業台車
受入レール(22)の先端部には走行ガイドレール(1)に係
合するレール係合具を付設し、このレール係合具を走行
ガイドレール(1)側に突出する方向に弾圧付勢してい
る。そして、走行ガイドレール(1)を走行して戻ってき
た作業台車(3)によって、レール係合具を弾圧バネに抗
して作業台車受入レール(22)内に退入させることによ
り、作業台車受入レール(22)と走行ガイドレール(1)の
係合を解除するように構成してある。
【0025】さらに、作業台車(3)が作業台車受入レー
ル(22)に受け入れられた状態で横移動する際に、導液チ
ューブ(6)及び走行駆動モータ(12)への給電線(58)に作
用している張力の変化でがたつくのを防止するために、
横移動台車(4)と作業台車(3)とにローラキャッチが配
置してある。
【0026】このように構成した液体散布装置では、作
業台車(3)を作業台車受入レール(22)に受け入れた横移
動台車(4)は待機位置で待機している。そして、電源が
投入されると、横移動台車(4)は待機位置に最も近い走
行ガイドレール(1)の位置まで移動する。そして、横移
動台車(4)が走行ガイドレール(1)の配設個所に達する
とリミットスイッチが作動して横移動台車(4)の走行を
停止する。横移動台車(4)が停止すると、作業台車駆動
用の走行駆動モータ(12)を正転作動させるとともに、薬
液散布器(5)の電磁弁が開弁作動して、薬液散布ノズル
から薬液を噴霧しながら走行ガイドレール(1)に案内さ
れて往行移動する。このとき、ホーステンション装置
(7)の駆動モータ(37)は逆転駆動してテンション台車(3
4)を連絡走行路(2)に近づくように移動させて導液チュ
ーブ(6)及び走行駆動モータ(12)の給電線(58)を送り出
す。この場合、テンション台車(34)に配置した2つのリ
ミットスイッチ(39)(40)のうちの一方のリミットスイッ
チ(39)の作動で駆動モータ(37)の作動を断続制御するこ
とにより、導液チューブ(6)と給電線(58)の張力を一定
に維持するようにしてある。
【0027】走行ガイドレール(1)で案内されて移動
する作業台車(3)がハウスの端部まで達すると、作業台
車(3)に付設したリミットスイッチが作動して走行駆動
モータ(12)を逆転作動させ、作業台車(3)を復行移動さ
せる。このとき、ホーステンション装置(7)の駆動モー
タ(37)は正転駆動してテンション台車(34)を連絡走行路
(2)から遠ざかるように移動させて導液チューブ(6)及
び走行駆動モータ(12)の給電線(58)を引き込む。そして
この場合、テンション台車(34)に配置した2つのリミッ
トスイッチ(39)(40)のうちの他方のリミットスイッチ(4
0)の作動で駆動モータ(37)の作動を断続制御することに
より、導液チューブ(6)と給電線(58)の張力を一定に維
持するようにしてある。
【0028】作業台車(3)が連絡走行路(2)配設側の端
部まで移動して来て、横移動台車(4)の受入レール(22)
に入り込むと、作業台車(3)に付設したリミットスイッ
チが作動して走行駆動モータ(12)を停止させる。一方、
横移動台車(4)では、作業台車(3)を作業台車受入レー
ル(22)に受け入れたことを検知して横移動台車駆動モー
タ(21)を正転作動させて次の走行ガイドレール(1)対応
位置まで移動させて停止する。このとき、ホーステンシ
ョン装置(7)の駆動モータ(37)は正転駆動してテンショ
ン台車(34)を連絡走行路(2)から遠ざかるように移動さ
せて導液チューブ(6)及び走行駆動モータ(12)の給電線
(58)を引き込む。
【0029】そして、作業台車(3)とホース支持具(23)
及びホース支持具(23)同士が玉鎖(49)で連結されている
ことから、作業台車(3)が走行ガイドレール(1)を往行
する際、作業台車(3)の走行に追随してホース支持具(2
3)が次々と引きだされ、ホース支持具(23)のホース受板
(47)で走行ガイドレール(1)に沿って延設される導液チ
ューブ(6)及び走行駆動モータ(12)の給電線(58)を一定
間隔毎に支持されることになり、導液チューブ(6)や給
電線(58)がハウス内に垂れ下がることがなくなる。
【0030】また、作業台車(3)の復行時には、テンシ
ョン装置(7)の作用で導液チューブ(6)及び給電線(58)
が引き込まれることから、この引き込み時にホース支持
具(23)は導液チューブ(6)及び給電線(58)との摩擦によ
り収容部(24)側に移動して、順次収容部(24)内に下降積
層される。
【0031】以上の作動を繰り返して、作業台車(3)は
すべての走行ガイドレール(1)を往復走行したのち、横
移動台車(4)に保持された状態で待機位置に戻る。な
お、ハウス内で育成する植物が背の高い植物である場合
や蔓性植物の場合には、作業台車(3)の走行方向での前
後面に植物排除板を配置して、作業台車の走行時に植物
の葉や茎を咬み込まないようにすることもある。
【0032】上記実施例では、作業台車(3)に配置した
一対の動力伝達ローラ(18)を走行ガイドレール(1)の側
壁部(19)に接触して転動させることにより、作業台車
(3)を移動させるようにしたが、一方の動力伝達ローラ
にのみ駆動モータから回転力を伝動し、他方のローラを
従動ローラとするようにしてもよい。また、走行ガイド
レール(1)の鍔部に係合穴を形成し、スプロケットで形
成した駆動輪を上からはめ合わせるようにしてもよい。
【0033】さらに、上記実施例では、ハウス内に複数
の走行ガイドレール(1)を並設し、1台の作業台車(3)
が各レールを順次走行する薬液散布装置について説明し
たが、走行ガイドレール(1)を1本だけ配置した薬液散
布装置に適用することもできる。また、上記実施例で
は、ホース支持具(23)同士を玉鎖(49)で接続したが、ホ
ース支持具(23)同士を通常の細い鎖や細いワイヤで形成
してもよい。
【0034】
【考案の効果】本考案では、上述のように構成され作用
するので、次の効果を奏する。 (イ) 作業台車の走行に応じて走行ガイドレールに沿っ
て展伸する導液チューブの変化を、走行ガイドレールと
平行に配置したレール体を走行するテンション台車の移
動で調節するので、導液チューブがハウス内に垂れ下が
ることを確実に防止できる。
【0035】(ロ) 作業台車とテンション台車とは、そ
れぞれモータによって自走可能に構成してあるため、垂
れ下がりが生じない程度の比較的小さい張力しか導液チ
ューブに加わらないようにできる。従って、導液チュー
ブは張力に対する強度が比較的小さなものでよく、この
ため導液チューブを低コストのもので構成できる。しか
も、作業台車の液体散布器と導液チューブとの連結部に
比較的小さい張力しか加わらないようにできるので、液
体散布器と導液チューブとを比較的簡単な機構で連結で
きる。また、作業台車が自走可能なために安定した速度
で走行でき、これによってハウス内に薬液をむらなく散
布できる。
【0036】(ハ) テンション台車のプーリ台車と駆動
モータ支持台車との接離状態を検出し、これらの台車が
所定間隔を保てるように駆動モータ支持台車の駆動モー
タの作動を制御するので、駆動モータ支持台車によって
プーリ台車が必要以上に引っ張られたり、あるいは押さ
れたりすることが防止され、導液チューブの張力を一定
に維持することができる。
【0037】(ニ) また、横移動台車によって一台の作
業台車をハウス内に平行に配置した複数の走行ガイドレ
ールへ順次送り込めるようにした場合でも、テンション
台車の移動によって導液チューブがハウス内に垂れ下が
ることを確実に防止できるとともに、導液チューブの張
力を一定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の液体散布装置の要部の取り出し斜視図
である。
【図2】上記液体散布装置の全体の概略斜視図である。
【図3】走行ガイドレールと連絡走行路との連絡部の側
面図である。
【図4】作業台車の斜視図である。
【図5】横移動台車の斜視図である。
【図6】テンション装置の正面図である。
【図7】テンション装置の底面図である。
【図8】ホース支持具の斜視図である。
【符号の説明】
1…走行ガイドレール、2…連絡走行路、3…作業台
車、4…横移動台車、5…液体散布器、6…導液チュー
ブ、12…作業台車駆動モータ、33…レール体、34…テン
ション台車、35…ホース巻かけプーリ、37…テンション
台車駆動モータ、60…固定プーリ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物育成用ハウスの上部に走行ガイドレ
    ール(1)を配置し、この走行ガイドレール(1)に案内さ
    れて走行する作業台車(3)に液体散布器(5)を支持さ
    せ、この作業台車(3)を移送機構で走行駆動可能に構成
    してなる植物育成ハウスでの液体散布装置において、上記 作業台車(3)に正逆回転可能な作業台車駆動用モー
    タ(12)を配置して上記作業台車(3)を往復走行可能に構
    成し、上記 走行ガイドレール(1)と平行にレール体(33)を配置
    するとともに、このレール体(33)にテンション台車(34)
    を走行可能に配置し、 このテンション台車(34)は、ホース巻かけプーリ(35)を
    枢支したプーリ台車(36)と、駆動モータ(37)の作動に応
    じてレール体(33)に沿って往復走行する駆動モータ支持
    台車(38)とで構成され、 上記プーリ台車(36)と上記駆動モータ支持台車(38)と
    を、これらの台車(36)(38)を離隔方向に付勢する圧縮バ
    ネ(44)を介在させて接続し、 上記テンション台車(34)に、上記プーリ台車(36)と上記
    駆動モータ支持台車(38)との接離状態を検出する検出手
    段(39)(40)(41)(42)を設け、この検出手段(39)(40)(41)
    (42)の検出に応じて上記プーリ台車(36)と上記駆動モー
    タ支持台車(38)とが上記圧縮バネ(44)を介して所定間隔
    になるように上記駆動モータ支持台車(38)の駆動モータ
    (37)の作動を制御するように構成し、 上記レール体(33) の基端側に配置した薬液供給源から導
    出した導液チューブ(6)の中間部を上記プーリ台車(36)
    のプーリ(35)に巻かけ、この導液チューブ(6)の先端部
    を上記レール体(33)の基端側に枢支した固定プーリ(60)
    を介して上記薬液散布器(5)に接続し、上記 駆動モータ支持台車(38)の走行速度を上記作業台車
    (3)の走行速度の約半分に設定するとともに、その走行
    方向を上記作業台車(3)と逆方向に設定した植物育成ハ
    ウス用液体散布装置での導液管緊張装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウス内に複数の走行ガイドレール
    (1)を平行に配置し、各走行ガイドレール(1)の一端部
    に上記走行ガイドレール(1)と直交する状態で連絡走行
    路(2)を配置し、この連絡走行路(2)に上記作業台車
    (3)を上記走行ガイドレール(1)の直交方向に移送する
    横移動台車(4)を往復移動可能に配置し、最外側に位置
    する走行ガイドレール(1)の外側に沿って前記テンショ
    ン台車(34)が走行するレール体(33)を配置した請求項1
    に記載の植物育成ハウス用液体散布装置での導液管緊張
    装置。
JP1991113862U 1991-12-27 1991-12-27 植物育成ハウス用液体散布装置での導液管緊張装置 Expired - Lifetime JPH0737735Y2 (ja)

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