JPH0737872Y2 - 手動走査式プリンタ - Google Patents

手動走査式プリンタ

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JPH0737872Y2
JPH0737872Y2 JP4185789U JP4185789U JPH0737872Y2 JP H0737872 Y2 JPH0737872 Y2 JP H0737872Y2 JP 4185789 U JP4185789 U JP 4185789U JP 4185789 U JP4185789 U JP 4185789U JP H0737872 Y2 JPH0737872 Y2 JP H0737872Y2
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encoder
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規男 石橋
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、サーマルヘッドを備え装置本体を手動により
移動走査することにより副走査を得て印字動作する手動
走査式プリンタに関する。
[従来技術とその問題点] 最近、小型手動式の複写装置やワードプロセッサ等が実
用化されているが、これらの装置のプリンタには、通
常、熱転写式の手動プリンタが使用される。
すなわち、上記手動プリンタは、プリンタ本体の移動量
に応じて順次印字データがヘッドドライバに与えられ、
例えばあるドットデータが“0"(白)であれば対応する
サーマルヘッドの発熱ドットは通電されず、“1"であれ
ば通電されて該発熱ドットに接触するインクリボンの熱
転写や、感熱紙の感熱作用により印字が行なわれる。
ここで、上記熱転写式の手動プリンタにあっては、ある
発熱ドットにおいて、印字データ“0"による無通電状態
が連続した後にデータ“1"が与えられた場合と、予め連
続的にデータ“1"が与えられた場合とでは、同じ“1"
(黒)データを印字するにもそのヘッド温度が異なって
くるため、前回の印字データが“0"(白)で今回の印字
データが“1"(黒)である場合には、対応する発熱ドッ
トに対して長めの通電時間を設定し、常に一定の印字濃
度を得るという、印字データの履歴に応じたサーマルヘ
ッドの駆動手段が考えられている。
しかしながら、例えば手動プリンタの走査速度が速い場
合に、履歴データに“0"(白)が多く、印字データ“1"
(黒)が与えられた時に、対応する発熱ドットに長い通
電時間が設定されると、次の印字タイミングを無視した
通電が行なわれてしまい、印字に間延びが生じる問題が
ある。
また、上記発熱ドットに対する通電時間が次の印字タイ
ミングを越えてしまう場合に、強制的に通電を打切り次
の印字処理に移行すると、特に履歴データに“0"(白)
が多いドット位置に濃度むらが発生してしまう。
したがって、常に一定の印字濃度により印字処理を行な
うには、プリンタ本体の適正走査速度を速めることはで
きない。
[考案の目的] 本考案は上記のような問題点に鑑みなされたもので、印
字走査速度を多少速めた場合でも、間延びや濃度むらが
生じることなく、常に一定の印字濃度で印字処理を行な
うことが可能になる手動走査式プリンタを提供すること
を目的とする。
[考案の要点] すなわち本考案に係わる手動走査式プリンタは、サーマ
ルヘッドを備え装置本体を手動により移動走査すること
により副走査を得て印字動作するもので、上記移動走査
に応じてパルス信号を発生するエンコーダと、このエン
コーダから出力されるエンコーダパルスのパルス間隔を
検知するエンコーダパルス間隔検知手段と、この検知手
段により検知された最新のエンコーダパルス間隔を今回
エンコーダパルス間隔としこの今回エンコーダパルス間
隔に基づき少なくとも2回先のエンコーダパルスが出力
されるまでの次回,次々回エンコーダパルス間隔を予測
するパルス間隔予測手段と、この予測手段により予測さ
れた次回エンコーダパルス間隔及び次々回エンコーダパ
ルス間隔のそれぞれに基づき印字データの履歴を考慮し
た少なくとも2つの異なる長さを有する今回通電時間及
び次回通電時間を設定する通電時間設定手段と、この通
電時間設定手段により設定された次回通電時間と上記予
測手段により予測された次々回エンコーダパルス間隔と
を比較する比較手段と、この比較手段により比較される
次回通電時間の方が次々回エンコーダパルス間隔より短
い場合には上記印字データの履歴を考慮した通電時間に
応じて上記サーマルヘッドに通電を行なう第1のヘッド
駆動手段と、上記比較手段により比較される次回通電時
間の方が次々回エンコーダパルス間隔より長い場合には
該次回通電時間に応じて上記サーマルヘッドに今回の印
字データに基づく通電と次回の印字データに基づく予熱
のための通電とを行なう第2のヘッド駆動手段とを備え
て構成したものである。
[考案の実施例] 以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図はその構成を示すもので、同図において、11は制
御部であり、この制御部11により回路各部の動作が制御
される。
制御部11には、印字データ記憶部12が接続される。この
印字データ記憶部12は、例えば図示しない文書作成機能
により予め作成された文書データや、図示しないイメー
ジスキャナにより予め読取られたイメージデータを、印
字データとして記憶するもので、この印字データ記憶部
12に記憶された印字データは、制御部11からのアドレス
制御により読出され、印字データラッチ部13にラッチさ
れる。この印字データラッチ部13は、それぞれ印字ライ
ン分のデータをラッチする5つのデータラッチ部13a〜1
3eを有するもので、13aには直前に印字された前回印字
データが、13bには直後に印字する今回印字データが、1
3cには上記今回データと前回反転データとの論理積デー
タ、つまり前回印字データが“0"(白)であったところ
の今回印字データが、また、13dには今回印字データと
その次に印字する次回印字データとの論理和データ、つ
まり今回印字データと次回印字データとを重ねた印字デ
ータが、13eには上記次回印字データが、それぞれラッ
チされる。この印字データラッチ部13にラッチされた印
字データは、制御部11からのアドレス制御によりプリン
タ本体の移動に応じて読出されヘッドドライバ14に送ら
れる。このヘッドドライバ14は、制御部11からイネーブ
ル信号ENが与えられた際に、サーマルヘッド15を上記印
字データラッチ部13から与えられた印字データに応じて
通電駆動するもので、この場合、サーマルヘッド15は、
例えば320ドット(8ドット/mm)のライン型ヘッドから
なり、印字データ“1"(黒)に対応する発熱ドットが通
電駆動される。
一方、プリンタ本体の移動走査速度はエンコーダ16によ
り検出される。このエンコーダ16は、プリンタ本体の移
動量に応じたパルス信号を発生するもので、このエンコ
ーダ16から発生されるエンコーダパルスは制御部11に出
力されると共に、フリップフロップFFのリセット端子R
に出力される。このエンコーダパルスのパルス間隔は、
エンコーダパルス間隔カウンタ17により計測されるもの
で、つまり、あるエンコーダパルスが発生されてから次
のエンコーダパルスが発生されるまでクロック信号φ
がアンドゲートANDを介してカウントされる。そして、
上記エンコーダパルス間隔カウンタ17によりカウントさ
れたプリンタ本体の移動速度に相当するパルス間隔デー
タは、エンコーダ間隔データラッチ部18にラッチされ
る。このエンコーダ間隔データラッチ部18は、4つのパ
ルス間隔データラッチ部18a〜18dからなるもので、18a
には1つ前のエンコーダパルス発生時点における上記エ
ンコーダパルス間隔カウンタ17のカウントデータ、つま
り前回エンコーダパルス間隔データが、18bには今回エ
ンコーダパルスが得られた時点における今回エンコーダ
パルス間隔データが、18cには上記前回のエンコーダパ
ルス間隔と今回のエンコーダパルス間隔とに基づき推定
される次のエンコーダパルス発生時点までの次回エンコ
ーダパルス間隔データが、18dには上記今回のエンコー
ダパルス間隔データと次回のエンコーダパルス間隔デー
タとに基づき推定される2つ先のエンコーダパルス発生
時点までの次々回エンコーダパルス間隔データが、それ
ぞれラッチされる。
ここで、上記次回エンコーダパルス間隔と次々回エンコ
ーダパルス間隔とは、演算部19により演算推定されるも
ので、例えば次回エンコーダパルス間隔は前回エンコー
ダパルス間隔と今回エンコーダパルス間隔との平均値算
出「(前回間隔+今回間隔)/2」により推定され、ま
た、次々回エンコーダパルス間隔は今回エンコーダパル
ス間隔と次回エンコーダパルス間隔との平均値算出
「(今回間隔+次回間隔)/2」により推定される。
また、上記エンコーダ間隔データラッチ部18には、最小
通電時間変換部20及び最大通電時間変換部21が接続され
る。この通電時間変換部20,21は、それぞれ第2図に示
すような通電時間設定テーブルを備え、前記エンコーダ
パルス間隔tに応じたサーマルヘッド15の通電時間T
を、印字データの履歴に基づく最小及び最大の通電時間
として設定するもので、この各通電時間変換部20,21に
より設定された最小及び最大の通電時間Tは、通電時間
ラッチ部22にラッチされる。この通電時間ラッチ部22
は、4つの通電時間ラッチ部22a〜22dからなり、22a,22
bには前記今回エンコーダパルス間隔に応じた最大及び
最小の通電時間データが、また、22c,22dには前記次回
エンコーダパルス間隔に応じた最大及び最小の通電時間
データがラッチされる。そして、前記エンコーダ間隔デ
ータラッチ部18及び通電時間ラッチ部22は、比較部23に
接続される。
比較部23は、次々回エンコーダ間隔データラッチ部18d
にラッチされた、この後2回目の印字処理の際の次々回
エンコーダパルス間隔と、次回最大通電時間ラッチ部22
cにラッチされた、同印字処理を行なう際のサーマルヘ
ッド15に対する次回最大通電時間とを比較するもので、
この比較部23における比較結果は制御部11に出力され
る。ここで、印字データ切替カウンタ24には、サーマル
ヘッド15を通電駆動する際の印字データに応じた通電時
間がセットされるもので、この印字データ切替カウンタ
24によるクロック信号φのカウント動作中において、
制御部11からヘッドドライバ14に対しイネーブル信号EN
が与えられ、サーマルヘッド15が通電駆動される。
次に、上記構成の手動走査式プリンタによる印字処理動
作について、第3図のフローチャートを参照して説明す
る。
第4図はサーマルヘッド15の各印字ドットNO.1〜NO.5そ
れぞれに対する印字処理5回目(1ドット目〜5ドット
目)までの印字データ(白又は黒)を示すもので、ま
ず、プリンタ本体の記録紙上での移動走査により印字処
理を開始した際に、エンコーダ16からエンコーダパルス
が出力されると、制御部11によりエンコーダパルス間隔
カウンタ17がリセットされると同時に、フリップフロッ
プFFがセットされて該カウンタ17のカウント動作が開始
される(ステップS1,S2)。そして、上記エンコーダ16
から、さらにエンコーダパルスが出力されると、この時
のエンコーダパルス間隔カウンタ17のカウントデータが
今回エンコーダ間隔データラッチ部18bにラッチされ、
エンコーダ間隔データラッチ部18におけるエンコーダパ
ルス間隔データの書替えが行なわれる(ステップS3,S
4)。つまり、今まで今回エンコーダ間隔データラッチ
部18bにラッチされていたデータは、前回エンコーダ間
隔データラッチ部18aに書替えラッチされる。
そして、再びエンコーダパルス間隔カウンタ17はリセッ
トされ、次のエンコーダパルス発生時点までのエンコー
ダパルス間隔のカウント動作が開始される(ステップS
5,S6)。この時、上記ステップS4において、新たにラッ
チされた今回及び前回のエンコーダパルス間隔データに
基づき、次回のエンコーダパルス間隔が演算推定され次
回エンコーダ間隔データラッチ部18cにラッチされる。
また、上記今回エンコーダパルス間隔と次回エンコーダ
パルス間隔とに基づき次々回エンコーダパルス間隔が演
算推定され次々回エンコーダ間隔ラッチ部18dにラッチ
される(ステップS7,S8)。そして、直前に印字を行な
った印字1ライン分の印字データが前回データラッチ部
13aに、またその次の印字1ライン分の印字データが今
回印字データとして今回データラッチ部13bに、またそ
の次の印字1ライン分の印字データが次回データラッチ
部13eにラッチされると共に、該今回データと前回反転
データとの論理積データ、つまり前回(白)データであ
るところの今回(黒)データがラッチ部13cにラッチさ
れ、さらに、上記今回データと次回データとの論理和デ
ータ、つまり今回データと次回データを重ねたデータが
ラッチ部13dにラッチされる(ステップS9)。
また、次々回エンコーダ間隔データラッチ部18dにラッ
チされた次々回エンコーダパルス間隔が、最小及び最大
通電時間変換部20,21に送られ、前記第2図における通
電時間変換テーブルに基づき次回印字の際の最大及び最
小の通電時間が設定される(ステップS10,S11)。ま
た、さらに次回エンコーダ間隔データラッチ部18dにラ
ッチされた次回エンコーダパルス間隔が、該各通電時間
変換部20,21に送られ、今回印字の際の最大及び最小の
通電時間が設定される(ステップS12,S13)。この今回
印字の際の最大及び最小通電時間、次回印字の際の最大
及び最小の通電時間は、通電時間ラッチ部22における各
対応するラッチ部22a〜22dにラッチされる。そして、上
記次回最大通電時間ラッチ部22aにラッチされた次回印
字の際の最大通電時間と次々回エンコーダ間隔データラ
ッチ部18dにラッチされた次回印字の際の次々回エンコ
ーダパルス間隔とが比較部23に送られる(ステップS1
4)。
第5図(A)はプリンタ本体の移動走査速度が遅く、エ
ンコーダパルス間隔t=4msecである場合の各印字ドッ
トNO.1〜NO.5に対するヘッド通電時間のタイミングチャ
ートを示すもので、まず、エンコーダパルス間隔t=4m
secである場合、前記第2図における通電時間変換テー
ブルからその最大通電時間T6=3.0msecになるので、上
記比較部23では次回印字処理の際のエンコーダパルス間
隔tよりその通電時間Tのが短いと判断され、ステップ
S15からS16〜S26による通電印字処理に進む。
すなわち、今回データラッチ部13bにラッチされた今回
印字データ(例えば1ドット目)が制御部11を通しヘッ
ドドライバ14に転送され、制御部11からイネーブル信号
ENが出力されてサーマルヘッド15による印字動作が開始
される(ステップS16,S17)。この時、印字データ切替
カウンタ24には今回最小通電時間T4(=2.7msec)がセ
ットされ、黒データに対応する印字ドットNO.1,3,5に通
電が成される(ステップS18)。そして、印字データ切
替カウンタ24からキャリ信号が得られると、さらにヘッ
ドドライバ14に対し、印字データラッチ部13cから上記
今回印字データと前回反転データとの論理積データ、こ
の場合、前回データは全て白データと見なせるので、1
ドット目の印字データがそのまま引続きヘッドドライバ
14に与えられると共に、今回最大通電時間T6(=3.0mse
c)と最小通電時間T4(=2.7msec)との差T5(=0.3mse
c)が印字データ切替カウンタ24にセットされ、前回印
字データが(白)、つまり予め余熱が無かったところの
印字ドットにおける黒データの印字動作が実行される
(ステップS19〜S22)。
この後、上記印字データ切替カウンタ24においてキャリ
信号が得られるか、あるいはエンコーダ16から次の印字
タイミングを示すエンコーダパルスが得られると、制御
部11はヘッドドライバ14に対するイネーブル信号ENの出
力を停止し、今回データの印字動作を停止させる(ステ
ップS23〜S25)。
すなわち、プリンタ本体の移動走査に伴うエンコーダパ
ルス間隔に対し、印字の際のヘッド通電時間が短けれ
ば、基本とする最小通電時間に続いて、印字データの履
歴に基づく通電印字処理が行われる。
そして、上記エンコーダ16においてエンコーダパルスが
得られると、ステップS26において「Yes」と判断され、
前記ステップS4〜S15におけるエンコーダ間隔データラ
ッチ部18の書替え処理、印字データラッチ部13の書替え
処理、通電時間ラッチ部22に対するヘッド通電時間の設
定処理、そして、新たな次回最大通電時間T6と次々回エ
ンコーダパルス間隔tとの比較判断処理が実行される。
第5図(B)はプリンタ本体の移動走査速度が早く、エ
ンコーダパルス間隔t=2msecである場合の各印字ドッ
トNO.1〜NO.5に対するヘッド通電時間のタイミングチャ
ートを示すもので、まず、エンコーダパルス間隔t=2m
secである場合、前記第2図における通電時間変換テー
ブルからその最大通電時間T=2.7msecになるので、上
記比較部23では次回印字処理の際のエンコーダパルス間
隔tよりその通電時間Tのが長いと判断され、ステップ
S15からS27〜S36→S26による通電印字処理に進む。
すなわち、今回データラッチ部13bにラッチされた今回
印字データ(例えば1ドット目)が制御部11を通しヘッ
ドドライバ14に転送され、制御部11からイネーブル信号
ENが出力されてサーマルヘッド15による印字動作が開始
される(ステップS27,28)。この時、次回最大通電時間
から次回最小通電時間を減算した次回印字処理の際の印
字履歴に基づく通電時間が、さらに次回エンコーダパル
ス間隔tから減算されてT1とされ、この通電時間T1、つ
まり今回印字データのみによる印字通電時間が印字デー
タ切替カウンタ24にセットされる(ステップS29,S3
0)。そして、上記通電時間T1に相当する今回印字デー
タの印字動作により、上記印字データ切替カウンタ24か
らキャリ信号が出力されると、次に、今まで印字した今
回印字データに次回印字データを加えた論理和データが
印字データラッチ部13より読出されヘッドドライバ14に
転送される(ステップS31,S32)。そして、今回最小通
電時間から上記通電時間T1を減算した該今回最小通電時
間の残り時間T2が算出され印字データ切替カウンタ24に
セットされる。(ステップS33,S34)。つまり、この通
電時間T2は、今回最小通電時間の残り時間であると共
に、上記ステップS29において、次回最大通電時間から
次回最小通電時間を減算した次回印字の際の印字履歴に
基づく予熱時間範囲でもあるので、上記ステップS32に
おいてヘッドドライバ14に転送された今回印字データと
次回印字データとを重ねたデータが印字されることにな
る。すなわち、第4図における1ドット目と2ドット目
との論理和データに対応する印字ドットNO.1,2,3,5が通
電駆動される。
この後、印字データ切替カウンタ24からキャリ信号が出
力され、上記通電時間T2による今回印字データと次回印
字データとの重ね印字が終わると、今回反転印字データ
と次回印字データとの論理積データがヘッドドライバ14
に転送される(ステップS35,S36)。つまり、今回印字
データの印字処理が完了すると、次回印字処理に対する
予熱の残りT3が行なわれることになり、この場合、印字
履歴による予熱を行なう今回印字データ(白),次回印
字データ(黒)の印字ドットNO.2に対してのみ、該T3
間の通電が成されることになる。そして、エンコーダ16
からエンコーダパルスが出力されると、上記次回印字デ
ータが今回印字データとして書替えられ、その最小通電
時間に応じた印字処理が成される(ステップS36→S26→
S4〜)。
すなわち、予め推定された次回印字処理の際のエンコー
ダパルス間隔に対し、通電時間変換テーブルから得られ
る印字通電時間が長い場合には、次回印字タイミング前
の今回データ印字による通電駆動処理に重複させて次回
印字データに対応する印字ドットを通電駆動すると共
に、該今回印字データを履歴データとする次回印字に対
する予熱通電処理を行なうので、実際の次回印字タイミ
ング時には、基本とする最小通電時間により印字処理を
行なうことで、最終的には所定通電時間の印字処理が行
なわれたことになる。
したがって、上記構成の手動走査式プリンタによれば、
プリンタ本体の移動走査に対応するエンコーダパルス間
隔に対し、サーマルヘッド15に対する印字通電時間が短
い場合には、基本とする最小通電時間の印字処理に続い
て印字データの履歴に基づく通電処理を行なうように
し、また、上記エンコーダパルス間隔に対し印字通電時
間が長い場合には、上記印字データの履歴に基づくサー
マルヘッドの通電処理を、予め1つ手前の印字処理の際
に予熱処理として行なうようにしたので、例えばプリン
タ本体の移動走査速度が速くなりエンコーダパルス間隔
より印字通電時間の方が長くなった場合でも、所定の印
字終了タイミングまでに必要とする通電時間で確実にサ
ーマルヘッド15の駆動処理を行なうことができ、印字状
態に間延びや濃度むらが生じることなく、走査速度に影
響を受けない常に安定した印字動作を得ることが可能に
なる。
尚、上記実施例における、次回及び次々回エンコーダパ
ルス間隔は、それぞれその手前2つのエンコーダパルス
間隔の平均として演算推定したが、このパルス間隔推定
手段は、例えば手前3つ以上の平均値算出により推定す
る等、その他の推定手段であってもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、サーマルヘッドを備え装
置本体を手動により移動走査することにより副走査を得
て印字動作するもので、上記移動走査に応じてパルス信
号を発生するエンコーダと、このエンコーダから出力さ
れるエンコーダパルスのパルス間隔を検知するエンコー
ダパルス間隔検知手段と、この検知手段により検知され
た最新のエンコーダパルス間隔を今回エンコーダパルス
間隔としこの今回エンコーダパルス間隔に基づき少なく
とも2回先のエンコーダパルスが出力されるまでの次
回,次々回エンコーダパルス間隔を予測するパルス間隔
予測手段と、この予測手段により予測された次回エンコ
ーダパルス間隔及び次々回エンコーダパルス間隔のそれ
ぞれに基づき印字データの履歴を考慮した少なくとも2
つの異なる長さを有する今回通電時間及び次回通電時間
を設定する通電時間設定手段と、この通電時間設定手段
により設定された次回通電時間と上記予測手段により予
測された次々回エンコーダパルス間隔とを比較する比較
手段と、この比較手段により比較される次回通電時間の
方が次々回エンコーダパルス間隔より短い場合には上記
印字データの履歴を考慮した通電時間に応じて上記サー
マルヘッドに通電を行なう第1のヘッド駆動手段と、上
記比較手段により比較される次回通電時間の方が次々回
エンコーダパルス間隔より長い場合には該次回通電時間
に応じて上記サーマルヘッドに今回の印字データに基づ
く通電と次回の印字データに基づく予熱のための通電と
を行なう第2のヘッド駆動手段とを備えて構成したの
で、印字走査速度を多少速めた場合でも、間延びや濃度
むらが生じることなく、常に一定の印字濃度で印字処理
を行なうことが可能になる手動走査式プリンタを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係わる手動走査式プリンタ
を示すブロック構成図、第2図は上記手動走査式プリン
タの通電時間変換部における通電時間変換テーブルを示
す図、第3図は上記手動走査式プリンタの印字動作を示
すフローチャート、第4図は上記手動走査式プリンタに
おけるサーマルヘッドの各印字ドットそれぞれに対する
印字処理5回目までの印字データを示す図、第5図
(A)及び(B)はそれぞれ上記手動走査式プリンタの
印字動作においてエンコーダパルス間隔が異なる場合の
各印字ドットに対するヘッド通電時間を示すタイミング
チャートである。 11……制御部、12……印字データ記憶部、13……印字デ
ータラッチ部、14……ヘッドドライバ、15……サーマル
ヘッド、16……エンコーダ、17……エンコーダパルス間
隔カウンタ、18……エンコーダ間隔データラッチ部、19
……演算部、20……最小通電時間変換部、21……最大通
電時間変換部、22……通電時間ラッチ部、23……比較
部、24……印字データ切替カウンタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーマルヘッドを備え装置本体を手動によ
    り移動走査することにより副走査を得て印字動作する手
    動走査式プリンタにおいて、 上記移動走査に応じてパルス信号を発生するエンコーダ
    と、 このエンコーダから出力されるエンコーダパルスのパル
    ス間隔を検知するエンコーダパルス間隔検知手段と、 この検知手段により検知された最新のエンコーダパルス
    間隔を今回エンコーダパルス間隔としこの今回エンコー
    ダパルス間隔に基づき少なくとも2回先のエンコーダパ
    ルスが出力されるまでの次回,次々回エンコーダパルス
    間隔を予測するパルス間隔予測手段と、 上記予測手段により予測された次回エンコーダパルス間
    隔及び次々回エンコーダパルス間隔のそれぞれに基づき
    印字データの履歴を考慮した少なくとも2つの異なる長
    さを有する今回通電時間及び次回通電時間を設定する通
    電時間設定手段と、 この通電時間設定手段により設定された次回通電時間と
    上記予測手段により予測された次々回エンコーダパルス
    間隔とを比較する比較手段と、 この比較手段により比較される次回通電時間の方が次々
    回エンコーダパルス間隔より短い場合には上記印字デー
    タの履歴を考慮した通電時間に応じて上記サーマルヘッ
    ドに通電を行なう第1のヘッド駆動手段と、 上記比較手段により比較される次回通電時間の方が次々
    回エンコーダパルス間隔より長い場合には該次回通電時
    間に応じて上記サーマルヘッドに今回の印字データに基
    づく通電と次回の印字データに基づく予熱のための通電
    とを行なう第2のヘッド駆動手段と、 を具備したことを特徴とする手動走査式プリンタ。
JP4185789U 1989-04-10 1989-04-10 手動走査式プリンタ Expired - Lifetime JPH0737872Y2 (ja)

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