JPH0738367A - ノイズ・フィルタ - Google Patents

ノイズ・フィルタ

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JPH0738367A
JPH0738367A JP19991993A JP19991993A JPH0738367A JP H0738367 A JPH0738367 A JP H0738367A JP 19991993 A JP19991993 A JP 19991993A JP 19991993 A JP19991993 A JP 19991993A JP H0738367 A JPH0738367 A JP H0738367A
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JP
Japan
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coil
half turn
lower half
turn
electrode
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JP19991993A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ikeda
毅 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大量生産に適し、極めて小型で、優れたノイ
ズ阻止特性を有するノイズ・フィルタを得ること。 【構成】 絶縁基板1の表面に、外側コイルの下半ター
ンの金属電極21を形成し、この外側コイルの下半ターン
の金属電極21の表面を酸化または窒化させた誘電体層22
を介して内側コイルの下半ターンの金属電極31を形成
し、この内側コイルの下半ターンの金属電極31の表面を
酸化または窒化させた誘電体層32を介して内側コイルの
上半ターンの金属電極41を形成し、この内側コイルの上
半ターンの金属電極41の表面を酸化または窒化させた誘
電体層42を介して外側コイルの上半ターンの金属電極51
を形成したものであり、2つの偏平なコイルが有するイ
ンダクタンスおよび両コイル間に存在する静電容量とよ
りなる疑似的な分布定数回路を形成して、広い周波数帯
域にわたるノイズを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器における信
号通過回路または電源回路などに使用してノイズの伝搬
を阻止するノイズ・フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどのディジタル信号を扱
う電子機器においては、信号通過回路または電源回路な
どにノイズ・フィルタが使用されている。
【0003】従来のノイズ・フィルタの一例として、図
5に示すように、誘電体90を介して1対のスパイラル電
極91、92を対向配置し、一方のスパイラル電極91の両端
子93、94を伝送信号通過回路に直列に挿入し、他方のス
パイラル電極92の任意の一端95を接地する。そして、図
6の等価回路に示すように、1対のスパイラル電極91、
92の間に分布容量を形成させるとともに、信号通過回路
となるスパイラル電極91が有するインダクタンスにより
シャープ・カットオフのローパス・フィルタを得てい
る。
【0004】このような従来のフィルタにおいては、誘
電体90としてセラミック、プラスチック、ガラス、マイ
カなどの材料を使用し、プリント工程によりスパイラル
電極を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯電話、携帯
用パソコンなどのディジタル信号を扱う携帯用の電子機
器が普及するにつれて、ノイズ・フィルタも小型化が要
求されている。しかし、このような従来のフィルタにお
いては、誘電体を薄くして分布容量を増すこと、プリン
ト工程により長いスパイラル電極を形成することには限
度があり、著しい小型化は困難であった。
【0006】そこで、この発明は、極めて小型で、優れ
たノイズ阻止特性を有するノイズ・フィルタを得るため
に考えられたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のノイズ・フィ
ルタは、絶縁基板表面に、外側コイルの下半ターンの金
属電極を形成し、この外側コイルの下半ターンの金属電
極表面を酸化または窒化させた誘電体層を介して内側コ
イルの下半ターンの金属電極を形成し、この内側コイル
の下半ターンの金属電極表面を酸化または窒化させた誘
電体層を介して内側コイルの上半ターンの金属電極を形
成し、この内側コイルの上半ターンの金属電極表面を酸
化または窒化させた誘電体層を介して外側コイルの上半
ターンの金属電極を形成したものである。
【0008】また、絶縁基板の表面に、第1コイルの下
半ターンと第2コイルの下半ターンとの金属電極を交互
に形成し、これら第1および第2コイルの下半ターンの
金属電極表面を酸化または窒化させた誘電体層を介し
て、第1コイルの上半ターンと第2コイルの上半ターン
との金属電極を交互にを形成して、これら第1コイルお
よび第2コイルをバイファイラ巻に形成することができ
る。
【0009】
【作用】2つの偏平なコイルが有するインダクタンスお
よび両コイル間に存在する静電容量とよりなる疑似的な
分布定数回路を形成して、広い周波数帯域にわたるノイ
ズを抑制することができる。
【0010】
【実施例】この発明のノイズ・フィルタを製造工程順に
説明すると、図1の断面図に示すように、 (1) ガラス、合成樹脂などの絶縁基板1を用意し、 (2) この絶縁基板1の上に第1層のアルミニューム膜2
を蒸着やスパッタリングによって形成し、 (3) 写真蝕刻法により、第1層のアルミニューム膜2を
蝕刻して、図2(1)に示すように、両端部が右下がりに
半ピッチずれた複数条の平行な外側コイルの下半ターン
に当たる第1のアルミニューム電極21と、端子電極23を
形成する。
【0011】(4) 外側コイルの下半ターンのアルミニュ
ーム電極21の端部をレジストによってマスクした後、陽
極酸化して、外側コイルの下半ターンのアルミニューム
電極21の残余の表面に絶縁性酸化皮膜22を形成して第1
の誘電体層とする。
【0012】(5) 再度、表面上に第2層のアルミニュー
ム膜3を形成し、 (6) 写真蝕刻法により、第2層のアルミニューム膜3を
蝕刻して、図2(2)に示すように、第1のアルミニュー
ム電極2aの表面上に、両端部が右下がりに半ピッチずれ
た複数条の平行な内側コイルの下半ターンに当たる第2
のアルミニューム電極31を形成する。
【0013】(7) 外側コイルの下半ターンのアルミニュ
ーム電極21の両端部および内側コイルの下半ターンに当
たる第2のアルミニューム電極31の両端部をレジストに
よってマスクした後、陽極酸化して、内側コイルの下半
ターンのアルミニューム電極31の残余の表面に絶縁性酸
化皮膜32を形成して第2の誘電体層とする。
【0014】(8) 再び、表面上に第3層のアルミニュー
ム膜4を形成し、 (9) 写真蝕刻法により、第3層のアルミニューム膜4を
蝕刻して、図2(3)に示すように、隣接する第2のアル
ミニューム電極31を跨がるように、その表面上に、両端
部が左下がりに半ピッチずれた複数条の平行な内側コイ
ルの上半ターンに当たる第3のアルミニューム電極41
と、端子電極43、44を形成する。このとき、第2のアル
ミニューム電極31の下半ターン分と第3のアルミニュー
ム電極41の上半ターン分とにより偏平な内側コイルが形
成される。
【0015】(10) 外側コイルの下半ターンのアルミニ
ューム電極21の端部および内側コイルの上半ターンに当
たる第3のアルミニューム電極41の端子電極43、44をレ
ジストによってマスクした後、陽極酸化して、内側コイ
ルの上半ターンのアルミニューム電極41の表面に絶縁性
酸化皮膜42を形成して第3の誘電体層とする。 (11) その表面上に第4層のアルミニューム膜5を形成
し、 (12) 写真蝕刻法により、第4層のアルミニューム膜5
を蝕刻して、図2(4)に示すように、第3のアルミニュ
ーム電極41の表面上に、両端部が左下がりに半ピッチず
れた複数条の平行な外側コイルの上半ターンに当たる第
4のアルミニューム電極51と、外側コイルの端子電極☆
とを形成する。このとき、第1のアルミニューム電極21
の下半ターン分と第4のアルミニューム電極51の上半タ
ーン分とにより偏平な外側コイルが形成され、外側コイ
ルの両端は、外側コイルの端子電極23、52となる。
【0016】このような一連の工程を経て、絶縁基板1
上に、コイルのピッチが重なり合った第3の誘電体層を
巻芯とする偏平な内側コイルおよび外側コイルよりなる
ノイズ・フィルタを形成することができる。そして、露
出した両コイルの両端部を端子電極とする。
【0017】各コイルのアルミニューム電極21、31、4
1、51は、膜厚および幅に応じた抵抗を有しており、各
アルミニューム電極21、31、41、51の厚みおよび/また
は幅を変えて抵抗を調整することにより、疑似的な分布
定数回路のQを調整することができる。
【0018】Qが高い場合には、減衰特性において特定
周波数に急峻な減衰または共振点をもつが、Qが低い場
合には、広い周波数帯域にわたって一様な減衰特定を得
ることができるので、アルミニューム電極の長さ、厚
み、幅および誘電体層(絶縁性酸化皮膜)の厚みなどを
選択することにより、所望の減衰特定のノイズ・フィル
タを得ることができる。
【0019】2つのコイルのアルミニューム電極間の容
量が大き過ぎる場合には、いずれか一方のアルミニュー
ム電極の長さを、他方のものより短くするか、幅を狭く
すればよいのである。
【0020】最後に、絶縁基板1を素子単位に分割し
て、各端子電極にボンディングしてコーティングするか
パッケージに収める。
【0021】このように構成されたノイズ・フィルタ素
子を使用する際には、端子電極を介して、内側のコイル
の1端を基準電位点に接続、例えば接地し、外側のコイ
ルを伝送信号通過回路に直列に挿入すると、外側のコイ
ルは、交流的に接地された内側のコイルの存在により、
分布定数的な回路を形成して、高い周波数のノイズの伝
搬を阻止することができる。
【0022】(第2実施例)内側のコイルおよび外側の
コイルの幅を部分的に広げて対向させ、いずれか一方の
コイル短くし、他方のコイルを細長く形成して、幅を広
げた部分で形成される静電容量の大きい疑似的な分布定
数回路と、細長いコイルのインダクタンスの集中定数回
路との直列回路よりなるハイブリッド回路を形成する。
【0023】(第3実施例)図3の平面図に示すよう
に、内側のコイルAと外側のコイルBとの重なり状態を
ずらせて、内側のコイルAの隣接する電極を跨がるよう
に外側のコイルBの両側部を重ね合わせ、端子電極43、
23、52を形成する。
【0024】(第4実施例)以上で説明した第3実施例
においては、内側のコイルAの隣接する両電極上に跨が
って外側のコイルBの両側部が重なるように形成してい
るが、外側のコイルBの電極の片側部だけ、すなわち、
少なくとも一部分が重なるように形成して、2つのコイ
ルA、Bの電極間の結合状態を変えてもよいのである。
【0025】(第5実施例)第3実施例においては、内
側のコイルAの隣接する両電極上に跨がって外側のコイ
ルBの両側部が重なるように形成しているが、図4の平
面図に示すように、第1のコイルAの隣接する電極の間
に第2のコイルBを形成し、端子電極23、52、43、44を
設けて、2つのコイルA、Bをバイファイラ巻に構成し
てもよいのである。この場合、2つのコイル間の静電容
量を小さくすることができる。
【0026】(第6実施例)既に集積回路を形成したシ
リコン・ウエハの表面上に、ノイズ・フィルタを立体的
に形成する際には、既に集積回路を形成したシリコン・
ウエハの上に、化学気相法によりシリコン酸化膜を形成
し、このシリコン酸化膜の上に、上記各実施例で説明し
た工程を経て、ノイズ・フィルタを形成する。
【0027】このように、ノイズ・フィルタを立体的に
形成すると、シリコン・ウエハの面積を有効利用するこ
とができる。
【0028】(第7実施例)以上で説明した各実施例に
おいては、2つのコイルを形成する金属電極21,51また
は31、41は、それぞれ1層づつ形成されているが、シリ
コン酸化膜などの絶縁層を介在させ、その層間で接続し
て複数層形成することにより、インダクタンスおよび/
または静電容量を増加することができる。
【0029】(その他の実施例)この発明のノイズ・フ
ィルタは、単一の素子をケースに収めて1つの部品とし
て使用することもできるが、印刷配線基板やICカード
などの絶縁基板上に形成される他の回路の一部としてノ
イズ・フィルタを形成し、電源回路や伝送信号通過回路
に接続して使用することができる。
【0030】また、絶縁基板に複数個のノイズ・フィル
タを形成し、単一のケースに収めることにより、単一部
品によって、複数ビットの伝送信号より発生するノイズ
の伝搬を阻止することができる。
【0031】2つのコイルの間に介在する誘電体層42の
静電気による破壊を防止するためには、金属電極間に放
電ギャップを設けたり、複数の直列接続されたダイオー
ドを接続してその順方向の閾値電圧以下で動作させた
り、ツェナー・ダイオードを接続すればよいのである。
【0032】以上の実施例においては、両コイルの電極
としてアルミニュームを使用しているが、他の導電性材
料を使用してもよく、また、アルミニュームの酸化膜を
誘電体として使用しているが、窒化膜を誘電体材料を使
用してもよいのである。
【0033】高純度の半導体基板、例えば、高純度のシ
リコン・ウエハは、そのバルク抵抗が、コイルを形成す
る金属電極21、31、41、51などの金属導電体に比して極
めて高く、絶縁基板として充分使用することができる。
なお、シリコン・ウエハの表面にSiO2などの絶縁皮膜
を形成してから、絶縁基板として使用してもよい。
【0034】この発明のノイズ・フィルタは、シリコン
・ウエハを絶縁基板として構成すると、従来から使用さ
れている集積回路の製造装置によって製造し、検査し、
パッケージングすることが可能になり、新たな設備を設
ける必要はないのである。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例に基づく説明から明らかな
ように、この発明のノイズ・フィルタによると、集積回
路の製造技術と類似な技術によって製造することができ
るので、小型化が容易であり、大量生産に適し、廉価に
製造することが可能であり、また、所望の減衰特性を得
ることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のノイズ・フィルタの一実施例を製造
工程順に示した断面図、
【図2】図1に示すノイズ・フィルタの製造工程順の平
面図、
【図3】この発明のノイズ・フィルタの他の実施例を示
す平面図、
【図4】この発明のノイズ・フィルタのさらに他の実施
例を示す平面図、
【図5】従来のノイズ・フィルタの一例を示す(a)表面
図、(b)側面図、(c)裏面図、
【図6】従来のノイズ・フィルタの等価回路図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 22、32、41 絶縁酸化皮膜 21、51 外側のコイル電極 31、41 内側のコイル電極 23、52 外側のコイル電極の端子電極 43、44 外側のコイル電極の端子電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板表面に、外側コイルの下半ター
    ンの金属電極を形成し、 上記外側コイルの下半ターンの金属電極表面を酸化また
    は窒化させた誘電体層を介して内側コイルの下半ターン
    の金属電極を形成し、 上記内側コイルの下半ターンの金属電極表面を酸化また
    は窒化させた誘電体層を介して内側コイルの上半ターン
    の金属電極を形成し、 内側コイルの上半ターンの金属電極表面を酸化または窒
    化させた誘電体層を介して外側コイルの上半ターンの金
    属電極を形成したことを特徴とするノイズ・フィルタ。
  2. 【請求項2】 絶縁基板の表面に、第1コイルの下半タ
    ーンと第2コイルの下半ターンとの金属電極を交互に形
    成し、 上記第1および第2コイルの下半ターンの金属電極表面
    を酸化または窒化させた誘電体層を介して、第1コイル
    の上半ターンと第2コイルの上半ターンとの金属電極を
    交互にを形成し、 上記第1コイルおよび第2コイルをバイファイラ巻に形
    成したことを特徴とするノイズ・フィルタ。
JP19991993A 1993-07-20 1993-07-20 ノイズ・フィルタ Pending JPH0738367A (ja)

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JP19991993A JPH0738367A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 ノイズ・フィルタ

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JP19991993A Pending JPH0738367A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 ノイズ・フィルタ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017504969A (ja) * 2014-01-14 2017-02-09 クアルコム,インコーポレイテッド 入れ子ガラス貫通ビア変圧器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017504969A (ja) * 2014-01-14 2017-02-09 クアルコム,インコーポレイテッド 入れ子ガラス貫通ビア変圧器

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