JPH0738925U - 締固め機械用水位検出装置 - Google Patents

締固め機械用水位検出装置

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JPH0738925U
JPH0738925U JP6912093U JP6912093U JPH0738925U JP H0738925 U JPH0738925 U JP H0738925U JP 6912093 U JP6912093 U JP 6912093U JP 6912093 U JP6912093 U JP 6912093U JP H0738925 U JPH0738925 U JP H0738925U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締固め機械用水タンク内の水位が大きく変動
しても水レベルセンサのフロートがチャタリングを起こ
さず、かつ、汚れた水の中であっても正確な水位が検出
でき、これを操縦席に居ながら監視できる水位検出装置
を提供する。 【構成】 締固め機械の車体内に形成された水タンク4
内に該水タンク頂部から底面付近まで筒体13を懸下す
る。筒体13内に電線導設用ハーネス管19を導設し、
ハーネス管19の下部付近に所定間隔を置いて複数のフ
ロート支持板20を水平方向に突設し、各フロート支持
板20にフロート式水レベルセンサ S1,S2,S3 を設け
る。そして筒体13の上下端部にストレーナを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、道路等の締め固めに用いられる締固め機械のようにその車体内に 固定装備されている水タンクの水位を正確に検出でき、その監視が運転席等から 容易に行えるように構成できる締固め機械用の水位検出装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
道路等の締め固めに用いられる締固め機械には、地面上に散水しながら締め固 めを行うために車体内に大きな水タンクが備えられている。図1と図2はタイヤ ローラと称される締固め機械の一つで、略箱型の車体1の前後に車輪2、3を有 し、車体1の後部の上面に操縦席7が配置されている。水タンク4は通常車体1 の中央部分に形成されている。
【0003】 水タンクに貯溜される水は、通常池などから汲み上げた水が使用されることが 多いため、ごみや藻などで汚れている上、水タンク自身の鉄錆などでタンク内は 常に汚れた状態にある。また、かかる水タンクの容量は非常に大きく、タンク内 の水が作業時(停止したり走行したりするため)に揺動して水位が大きく変動す ることが多い。
【0004】 従来、水タンクの水位は、水タンクの頂面に設けた給水口(通常は点検蓋によ って閉鎖)から覗いて目視でレベルを確認していたが、タンクが深いため、内部 が暗くて水レベルが容易に判らないという欠点があった。
【0005】 そこで、水タンク下部よりビニールチューブをタンク外部に導設して、水レベ ルを見るようにしているが、錆などによってチューブ内が汚くなって水レベルが 判らなくなるという欠点があった。
【0006】 一方、実開平4-92727 号公報には、産業上の利用分野が異なるが、切削加工液 の液面検出装置について記載されている。切削加工に使用した後の汚濁加工液を 加工液タンクに貯溜し、該タンク内に筒体を設置し、筒体内にフロートスイッチ に対応してフロートが配設されている。この従来技術は、静止状態のタンクの水 位を検出しようとするものであり、本考案が対象としている締固め機械のように 停止、発進、走行を繰り返す中、水位の変動が大きく変動する状況にあってもな おも水位が正確に検出できるという水位検出装置を提案するものではない。
【0007】 すなわち、この先行技術をそのまま締固め機械に適用しても水面が上下に大き く波立って変動する場合には筒体のみの作用では水レベルセンサのフロートが上 下に揺動してチャタリングを起こし正確な水位検出ができないという欠点がある 。
【0008】 そこで本考案の主目的は、締固め機械のような停止、発進、走行を繰り返す中 、水タンク内の水位が大きく変動しても水レベルセンサのフロートがチャタリン グを起こさず、かつ、汚れた水の中であっても正確な水位が検出できる水位検出 装置を提供することにある。また、他の目的は筒体内の水の円滑な流通性を確保 することにあり、更に他の目的は水位検出装置の保守点検を容易にすることにあ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案は、締固め機械の車体内に形成された水タンク内 に該水タンク頂部から底面付近まで筒体を懸下し、該筒体内に電線導設用ハーネ ス管を導設し、このハーネス管の下部付近に所定間隔を置いて複数のフロート支 持板を水平方向に突設し、各フロート支持板にフロート式水レベルセンサを設け ると共に、前記筒体の上下端部にストレーナを設けたことを特徴とする締固め機 械用水位検出装置であり、また、この構成において、前記筒体を円管で構成し、 フロート支持板を該筒体の内面にほぼ接する程度の円板で構成し、この円板の外 周に切欠部又は円板面上に開口を穿設して流通路を形成するとよい。また、筒体 をタンク頂面に設けた点検蓋から懸下するとよい。
【0010】
【作用】
上記構成においては、締め固め作業中には停止、発進、走行を繰り返し、水タ ンク内の水位は慣性力のために大きく波立ち、水位が大きく変動するが、この大 きな変動に対して一次的には筒体で筒体内の水位変動が抑止され、更に、フロー ト支持板によって筒体内の水位の上下揺動が抑えられることから、筒体内の水位 の変動幅は著しく小さくなりタンク内水位はほぼ一定に保たれる。そのため、水 レベルセンサのフロートが上下方向に大きく揺動することがなくなり、フロート スイッチが頻繁にオン・オフするチャタリング現象が防止され、水位の正確な検 出が可能となる。また、水タンクにごみや藻や鉄錆などで汚れた水が貯溜されて も、ストレーナにより筒体内への侵入が防止されるため水レベルセンサの動作の 信頼性が確保される。
【0011】 フロート支持板の周面の切欠部によって流通路が形成される。或いはフロート 支持板を円板面に適当な開口面積を有する複数の開口を穿孔してもよい。この開 口は、周期的な水位変動に対しても開口を通じて水が自由な出入りをするのに抵 抗することから水タンク内の水位を一定に保つよう作用する。
【0012】 なお、点検蓋に筒体上端部を取り付けてこれより懸下するように構成しておく と、点検蓋の取り外しと同時に水位検出装置も取り外すことができ、その保守点 検が容易となる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 図1と図2は本考案の適用対象である締固め機械の概略の平面図と側面図であ る。この締固め機械はタイヤローラといわれる種類のもので、略箱型の車体1の 前後には前輪2と後輪3が配置され、その間の車体1内に水タンク4が形設され ている。車体1の上面5の略中央位置には操縦ハンドル6とこの後方に操縦席7 が配されている。水タンク4が形設されている車体上面5に、点検蓋8が設けら れ、ここに水位検出装置Sが懸下して設けてある。この種タイヤローラによる路 面の締め固め作業では、水タンクの水を散水しながら車両を走行、停止を繰り返 して前後輪のタイヤの押圧力で路面を締め固める。
【0014】 図3(a) は水位検出装置Sの取付状態を示した側面図、図3(b) は点検蓋の上 から見た点検蓋を一部切り欠いて示した平面図、図3(c) は筒体の下端から上方 を見た時の平面図(II -II 矢視図) であり、図4 は図3(a)の筒体のみ取り出して 示した拡大側断面図である。
【0015】 図3(a) に示すように、車体上面(タンク頂部)5の開口9の周囲に取付座1 0が設けられ、この取付座10に円板状の点検蓋8がボルトアップにより固定さ れている(図3(b)) 。そして、点検蓋8の下面に水位検出装置Sが懸下されてい る。すなわち、点検蓋8の下面両側に一対の略L字形断面の取付ブラケット11 が下方に突設されており、ブラケット平面部の中央位置には補強板11aを有す る。一方、この取付ブラケット11に係合して取付けられるブラケット12が長 い管状の筒体13の上端部に設けられている。ブラケット12は筒体13を取り 囲むように形成された矩形状のゴム製の弾性体12a( 図3(a)) と、この弾性体 12aを両側から挟む逆L字形断面の取付板12bとからなる。ブラケット12 が取付ブラケット11の平面部にボルトアップされることにより筒体13は点検 蓋8の下面に懸下できるようになっている。
【0016】 上記筒体13は水タンク底4aに向かってタンク壁4bに沿い真っ直ぐ下方に 延び、その下端部でタンク壁4bから水平に突設された支持板14に貫通してこ れに支持されている。つまり、筒体13の下端部には図3(c)に示すように2つ割 れのゴム製据え台15で筒体13を挟み込んでボルト締めにより筒体13に固着 されており、ゴム製据え台15が支持板14に着座して筒体13の下端部が支持 されるようになっている。なお、ゴム製据え台15の下部は着座し易いようテー パ状に形成されている。筒体13は後述する実施例の如く上端部のみで支持する 場合もあるが、このように筒体13の下端部が支持されることにより、水タンク 4内の水が動揺しても筒体13は安定よく保持される。
【0017】 筒体13の下端部にはストレーナ16が設けられ、ストレーナ16の保持用ボ ルト17が十字形に設けてある(図3(c))。図4に示すようにストレーナ16の 上面に位置する押え板18が後述するハーネス管19の下端から水平に設けてあ り、これにより少し上方に最下位の水レベルセンサ S1 用のフロート支持板20 Aが設けてある。このフロート支持板20Aと押え板18の間にボルト21が筒 体13を貫通して挟装され、ストレーナ16の押さえと、後述するハーネス管1 9の抜け止めを司っている。なお、筒体13の上端部にもストレーナ22が配さ れ、ストレーナ22の上下に一対のボルト23が設けられ、2本のボルトで十字 形になるように配置(図3(b)) してストレーナ22を保持している。なお、筒体 13の下端位置には円弧状の切り欠き24が設けられており、筒体13がタンク 底面に接した場合にもここが流通路を形成するようになっている。
【0018】 一方、筒体13の軸心Oから偏心した位置には、後述するフロートスイッチの 電線導設用のハーネス管19が筒体13の内面に沿って垂設されている。このハ ーネス管19の下端部には管端から少し上方の位置Aとそれより少し高い位置B と、更にこれよりやや大きく離れた位置Cの3か所にフロート支持板20A、2 0B、20Cが水平に突設されており、これら各フロート支持板上にフロート式 の水レベルセンサ S1,S2, S3が設けられている。これら水レベルセンサ S1,S2,S3 はフロートf が水位によって上下し、フロートf が上方のフロートスイッチfs の位置にきた時にオンとなり通電する仕組みであり、そのための電線Eが水レベ ルセンサ S1,S2,S3 からハーネス管19の中を導設され、図2の操縦席7の前の コンソールに配置された水位計Lに接続されており、水レベルセンサ S1,S2,S3 からの水位信号をここで表示できるようになっている。例えば、水レベルセンサ S1,S2,S3 を本実施例のようにA、BとCの3か所に配設した場合には、水レベ ルが最上位の時、 S1 ,S2 ,S3 が作動し3 つのランプが点灯する。水レベルが低 下するにしたがって S3, S2,S1 が順次非作動となり、ランプ順次消灯する。従 って、タイヤローラの操縦者は運転しながらでも目の前のランプ表示を見て現在 の水タンク内の水位を監視できるようになっている。
【0019】 上記フロート支持板20(20A,20B,20C) の形状は、図5(a) に示すように円板 の周面4か所を円弧状に切り欠いた切欠部20aをもった形状となっている。こ の円板状のフロート支持板20が、例えば円管で構成した筒体13の内面にほぼ 接する程度の径を有しているため、この切欠部20aによって円滑な流通路を形 成するようになっている。通常はフロート支持板20周面と筒体13内面との間 の隙間が流通路にもなっている。このようにフロート支持板20たる同心状円板 の直径を筒体13の内径にほぼ接する程度に形成する理由は、締固め機械の走行 、発進、停止により水タンク内の水位変動があっても一次的には筒体13自身に よって筒体13内の水位変動に引き起こすことがないように防止されているが、 この水位変動防止作用を更にフロート支持板20によって強化するためである。
【0020】 つまり、筒体13自身の働きと相俟ってフロート支持板20によっても筒体13 内の水位変動を防止するのに役立つことから、筒体13内の水位の変動幅は顕著 に小さく抑えられる。これにより、筒体内の水位が上下変動することによるフロ ートスイッチの所謂チャタリング現象が防止できタンク内水位の正確な検出に貢 献する。
【0021】 なお、図5(b) に示すように上記の切欠部20aを設ける代わりにフロート支 持板20たる円板上に適当数の開口20bを穿設してもよい。この開口20bに より上記と同様に流通路が形成される。そして開口20bの開口面積を適当に選 択すれば周期的な水位変動に対して開口20bを通じて水が自由に出入りするの に抵抗して水位を一定に保つように働く。
【0022】 図6(a) は別の実施例にかかる筒体のみを取り出して示した拡大側断面である 。図示するように、センサー取付用フロート支持板20A,20B、20Cを支 持すべく、筒体13の内側にパイプ又はプレートを断面C形に曲げて形成した略 管状の支持管30A〜30Dが設けられている。つまり、支持管30A、30D は、後述するストレーナ16又は22の端面に設けたパンチングメタル板18A とフロート支持板との間に介挿され、支持管30B、30Cはフロート支持板同 士間に同心状に介挿される。図6(b) はストレーナ22の押え金具29であり、 4股状に折り曲げた係止片29Aを有する。係止片29Aには取付用のビス孔2 9aが設けてあり、ストレーナ22を上から押え込むように内筒13の内面に取 り付けられるようになっている。図6(c) は、センサー取付用フロート支持板2 0の平面図であって、その形状はあたかもヒトデのような形状をしており、突起 片の間に流通路となるべき円弧状の切欠き部20aが形成されている。一つの切 欠き部にハーネス管19が通過するようになっており、中央部には水レベルセン サ S1 〜 S3 が取り付けられる。図6(d) はストレーナ16、22の端面に設け られたステンレス製のパンチングメタル板18Aである。パンチングメタルの多 数の孔18aが流通路を形成している。
【0023】 図7と図8は、筒体13をタンク頂部から懸下するだけで、筒体13の下端部 では支持機構がない場合の実施例である。図7の場合は、点検蓋8の下部に突設 したブラケット25に直接筒体のブラケット26をボルトアップにより固定した ものである。図8の場合は、複数の補強板27を筒体13の上部に固着し、点検 蓋8の下面に設けた取付部材28に直接溶接にて筒体13端部を固着して懸下し たものである。
【0024】
【考案の効果】 締固め機械の停止、発進、走行により水タンク内の水位が大きく変動しても 、筒体で一次的な水位変動防止を奏しつつ、更に、筒体内に設けたフロート支持 板によって筒体内の水位変動が二次的に抑えられ、タンク内の水位をほぼ一定に 保つことができる。その結果、フロートスイッチのチャタリングが確実に防止さ れ、水位の正確な検出が可能となる。
【0025】 また、水タンクのごみや藻や鉄錆がストレーナによって筒体内に侵入すること がないので水レベルセンサの動作の信頼性が向上できる。
【0026】 また、水レベルセンサからの信号を遠隔表示すれば操縦席に座っていながら水 タンクの水量を監視できる。
【0027】 フロート支持板の切欠部又は開口によって円滑な流通路を形成することがで きる。この開口の面積を適切に設定すれば周期的な水位変動に対しても水タンク 内の水位をほぼ一定に保つことができる。
【0028】 点検蓋から筒体を懸下する構成では、点検蓋の取り外しと同時に水位検出装 置も取り外すことができ、その保守点検が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の適用対象の締固め機械の平面図であ
る。
【図2】同側面図である。
【図3】(a) は水位検出装置の取付状態を示した側面
図、(b) は点検蓋の一部を切り欠いて示した平面図、
(c) は(a) のII−II矢視図である。
【図4】水位検出装置の筒体を取り出して示した拡大側
断面図である。
【図5】(a)(b)はフロート支持板の2 つの実施例を示す
各平面図である。
【図6】(a) は水位検出装置の別の実施例にかかる筒体
を取り出して示した拡大側断面図、(b) はストレーナの
押え金具の斜視図、(c) は(a) のIII−III矢視断面図、
(d) はストレーナの端面に設けられたパンチングメタル
板の平面図である。
【図7】水位検出装置の取付方法の別の実施例を示す側
面図である。
【図8】水位検出装置の取付方法の更に別の実施例を示
す側面図である。
【符号の説明】
1…車体 2…前輪 3…後輪 4…水タンク 5…タンク頂部 6…操縦ハンドル L…水位計 S…水位検出装置 S1 S2 S3…水レベルセンサ 13…筒体 16、22…ストレーナ 19…ハーネス管 20、20A、20B、20C…フロート支持板 30…支持管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 中川 和史 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内 (72)考案者 西川 浩史 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締固め機械の車体内に形成された水タン
    ク内に該水タンク頂部から底面付近まで筒体を懸下し、
    該筒体内に電線導設用ハーネス管を導設し、このハーネ
    ス管の下部付近に所定間隔を置いて複数のフロート支持
    板を水平方向に突設し、各フロート支持板にフロート式
    水レベルセンサを設けると共に、前記筒体の上下端部に
    ストレーナを設けたことを特徴とする締固め機械用水位
    検出装置。
  2. 【請求項2】 筒体を円管で構成し、フロート支持板を
    該筒体の内面にほぼ接する程度の円板で構成し、この円
    板の外周に切欠部又は円板面上に開口を穿設して流通路
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の締固め機械
    用水位検出装置。
  3. 【請求項3】 筒体をタンク頂面に設けた点検蓋から懸
    下したことを特徴とする請求項1又は2記載の締固め機
    械用水位検出装置。
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