JPH0738980B2 - 歯科用廃液処理材及び廃液処理方法 - Google Patents

歯科用廃液処理材及び廃液処理方法

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JPH0738980B2
JPH0738980B2 JP3013687A JP1368791A JPH0738980B2 JP H0738980 B2 JPH0738980 B2 JP H0738980B2 JP 3013687 A JP3013687 A JP 3013687A JP 1368791 A JP1368791 A JP 1368791A JP H0738980 B2 JPH0738980 B2 JP H0738980B2
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洋二 藤浦
幸司 三田
克巳 篠田
達仁 伊庭
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TOKYO GIKEN INC.
Sanyo Chemical Industries Ltd
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TOKYO GIKEN INC.
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯科廃液の処理材およ
び処理方法に関する。さらに詳しくは、歯科医院等から
排出されるヘドロ状の含水廃液をゲル化させることので
きる処理材、並びに処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科医院などから排出される石膏
などを含むヘドロ状の廃液を固形化して廃棄することが
できる処理材として、砂、ベントナイト、ゼオライト、
オガクズ、パルプ、紙屑等の吸水材が、知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の吸
水材は、(1) 通常、粉末状あるいは細片状などの形で廃
液にふりかけるが、この時こぼれたり発塵したりする、
(2) ふりかけるのに時間がかかる、(3) 吸水能力が小さ
いため、多くの添加量を要する、(4) 吸水後に圧力がか
かると、一旦吸収した水分を簡単に吐き出してしまい、
周辺が汚れる、などの問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑みて歯科廃液の改善された処理材および処理方法
を見い出すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂
からなる吸水材が、水溶性または水崩壊性の紙と、水溶
性または水崩壊性のフイルムを接着、ラミネートしたも
のに包まれてなる、歯科用廃液処理材;粉末状あるいは
粒状の吸水性樹脂からなる吸水材と、フィラーが、水溶
性または水崩壊性の紙と、水溶性または水崩壊性のフイ
ルムを接着、ラミネートしたものに包まれてなる、歯科
用廃液処理材;並びに歯科用廃液に上記何れかの廃液処
理材を投入し、ゲル化させることを特徴とする廃液処理
方法である。
【0005】本発明において、該吸水性樹脂としては、
例えばデンプンまたはセルロース(a) とカルボキシル
基および/またはスルホン酸基を含有する水溶性単量体
および/または加水分解により水溶性となる単量体(b)
と、架橋剤(c) とを必須成分として重合させ、必要によ
り加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂が挙げ
られる。上記に例示した吸水性樹脂の製造に用いられる
(a) 、(b) および(c) の詳細、(a) 、(b) および(c) の
割合、製造法および吸水性樹脂の具体例は特開昭52-258
86号、特公昭53-46199号、特公昭53-46200号および特公
昭55-21041号公報に記載されている。
【0006】上記に例示した以外の吸水性樹脂として
は、例えば (a)と (b)とを重合させたもの(デンプン
−アクリロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セル
ロース−アクリロニトリルグラフト重合物の加水分解物
など); (a)の架橋物(カルボキシメチルセルロース
の架橋物など); (b)と (c)との共重合体(架橋ポリ
アクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル
酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたスルホン化ポ
リスチレン、特開昭52-14689号および特開昭52-27455号
公報記載のビニルエステル−不飽和カルボン酸共重合体
ケン化物、架橋されたポリアクリル酸塩、架橋されたア
クリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋されたイ
ソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および架橋され
たカルボン酸変性ポリビニルアルコール);並びに、
自己架橋性を有する (b)の重合物(自己架橋型ポリアク
リル酸塩など)が挙げられる。また以上例示した吸水性
樹脂は2種以上併用してもよい。これらのうち、好まし
いものは、、並びにとして例示したもののうち、架
橋ポリアクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたア
クリル酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたポリア
クリル酸 (塩) 、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エ
ステル共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイ
ン酸共重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビ
ニルアルコールである。
【0007】上記吸水性樹脂は、純水に対する吸水性能
として少なくとも50ml/g、好ましくは 100〜1,000ml/g
のものが適している。該吸水材として、該吸水性樹脂の
他、必要により他の吸水材(例えば、従来公知の吸水材
であるパルプ、オガクズなど)を併用しても良いが、該
吸水性樹脂の割合が多い方が好ましい。
【0008】本発明において、該フィラーとしては、例
えば活性白土、ゼオライト、タルク、ケイソウ土、ベン
トナイト、カオリン、クレー、シリカゲル、砂、軽石、
石膏などの無機フィラーや、オガクズ、パルプ、紙片、
樹脂チップなどの有機フィラーで、粒状、細片状、繊維
状などの形状のものが挙げられる。これらのうち、好ま
しいものは無機フィラーである。
【0009】本発明において、吸水材にフィラーを併用
する場合、フィラーの添加量は吸水材1重量部当り、通
常 0.1〜100 重量部、好ましくは 0.5〜20重量部であ
る。
【0010】また、本発明の吸水材および/またはフィ
ラーに加えて、必要に応じて、消臭剤、芳香剤、殺菌
剤、防かび剤、防腐剤、消泡剤、発泡剤、ブロッキング
防止剤、界面活性剤、脱酸素剤、増量剤などを添加する
ことができる。
【0011】本発明において、該水溶性または水崩壊性
の紙としては、例えば、紙のパルプ繊維同士を水溶性ま
たは親水性の糊料等で接着させて水との接触によりパル
プ繊維同士がバラバラに崩壊するようにした紙(三島製
紙株式会社製の「ディゾルボWA」など)、さらにこれ
にヒートシール剤を併用して成形加工性(熱接着性)を
加味した紙(三島製紙株式会社製の「ディゾルボWA
P」など)などが挙げられる。また、該水溶性または水
崩壊性のフイルムとしては、水溶性ポバールフィルム、
デンプンフィルム、カラギーナンフィルムなどが挙げら
れる。また、水溶性または水崩壊性の紙と、水溶性また
は水崩壊性のフイルムを接着、ラミネートしたものとし
ては、上記「ディゾルボWA」にポバールフィルムを貼
り合わせた三島製紙株式会社製の「ディゾルボWAL」
が挙げられる。
【0012】本発明の歯科用廃液処理材は、たとえばあ
らかじめ水溶性または水崩壊性の紙またはフィルムで所
定の形と大きさの容器を作っておき、この中に所定量の
吸水材および/またはフィラーを入れた後、熱融着(ヒ
ートシール)、接着剤、縫い合わせ等で封をすることに
よって製造することが出来る。
【0013】本発明の歯科用廃液処理材の形状は、袋
状、箱状、円筒状、ボール状、球状など任意の形でよ
く、特に限定されない。また、大きさも特に限定されな
い。歯科廃液に対する本発明の吸水材の使用量は、該吸
水性樹脂と該フィラーとの配合割合および処理対象とな
る歯科廃液の性状によって変動するが、通常の石膏など
を含むヘドロ状の歯科廃液の場合、約2Kgの廃液をゲル
化させるに必要な本発明の処理材の量は、通常10〜600
gの範囲で十分ゲル化する。10gより少ないと廃液を十
分にゲル化できず、600 gより多いと不経済となる。
【0014】歯科廃液の処理方法は、歯科廃液に本発明
の処理材を投入して液全体を撹拌し、短時間(通常1分
程度)でゲル化させることにより行うことができる。撹
拌は液全体が軽く混ざる程度で十分であり、撹拌機とし
ては汎用のもので良く、特に限定はない。5 リットル以
下の廃液量であればヘラを使って手で混ぜる程度の撹拌
で十分である。
【0015】以下本発明を図面により説明する。図1は
本発明の歯科用廃液処理材の1実施例を示す断面図であ
る。1は水崩壊性の紙、2は水溶性ポバール(1と2は
接着されている)、3は粒状の吸水性樹脂、4はフィラ
ー、5はヒートシール部を示す。図1は一部省略してあ
るが、全体は袋状でありその周囲四方のうち、一方にの
み開口部があり、その部分がヒートシールされている。
ヒートシール部の数や位置は、処理材の形状等、特に開
口部の数や位置により区々であり、要は吸水性樹脂を含
む内容物を密封できるならば何れにあってもよい。した
がって例えば方形の袋状処理材の場合には周囲四方のう
ち、いずれか一方または二方以上にあってもよく、四方
すべてにあってもよい。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0017】実施例1三島製紙株式会社製の「ディゾル
ボWAL」を12×15cmの大きさの長方形に切り、これを
2枚重ねて3方の端をヒートシールして袋を作った。こ
の中にアクリル酸デンプングラフト系吸水性樹脂「サン
ウエットIM-1000 」(三洋化成株式会社製)20gと粒状
クレー80gを入れ、ついで開口部をヒートシール(密
封)して本発明の歯科用廃液処理材を作った。この処理
材を、株式会社東京技研社製の歯科用廃液処理装置「石
膏トラップ」に装着されている専用処理袋(下部トラッ
プ内)中に貯った石膏を含む歯科廃液2リットルに袋の
まま投入して、長さ20cm、幅3cmの木製ヘラで軽くかき
混ぜた。約1分で3mm程度のパサパサした状態の固形物
(ゲル化物)が得られ、取扱い難いヘドロ状の廃液を、
短時間かつ簡便に取扱い易い固形物に変えることができ
た。
【0018】
【発明の効果】本発明の歯科用廃液処理材は、以下のよ
うな効果を奏する。 (1)吸水材等が、水溶性または水崩壊性の紙またはフ
ィルムに包まれているため、従来のように取扱時にこぼ
れたり、発塵したりすることがない。 (2)歯科廃液へ投入する際、従来のように定量し、ふ
りかける手間が要らないため、時間がかからないし、簡
便である。 (3)吸水能力が大きいため、添加量が少なくて済む。 (4)吸水後に外部から圧力がかかっても一旦吸収した
水分を離さない。以上の効果を奏することから本発明
は、歯科用廃液処理材および歯科廃液処理方法として有
用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】歯科用廃液処理材の一実施例の断面図である。 1 水崩壊性の紙 2 水溶性ポバール(1と2は接着されている) 3 粒状の吸水性樹脂 4 フィラー 5 ヒートシール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田 幸司 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 (72)発明者 篠田 克巳 京都府京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋化成工業株式会社内 (72)発明者 伊庭 達仁 大阪府大阪市城東区新喜多東2丁目5番32 号 (56)参考文献 特開 平2−277586(JP,A) 特開 平2−277585(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂からな
    る吸水材が、水溶性または水崩壊性の紙と、水溶性また
    は水崩壊性のフイルムを接着、ラミネートしたものに包
    まれてなる、歯科用廃液処理材。
  2. 【請求項2】 粉末状あるいは粒状の吸水性樹脂からな
    る吸水材と、フィラーが、水溶性または水崩壊性の紙
    と、水溶性または水崩壊性のフイルムを接着、ラミネー
    トしたものに包まれてなる、歯科用廃液処理材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の廃液処理材を歯
    科廃液に投入し、ゲル化させることを特徴とする歯科廃
    液処理方法。
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