JPH0739009B2 - 円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管の製造方法 - Google Patents

円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管の製造方法

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JPH0739009B2
JPH0739009B2 JP3756991A JP3756991A JPH0739009B2 JP H0739009 B2 JPH0739009 B2 JP H0739009B2 JP 3756991 A JP3756991 A JP 3756991A JP 3756991 A JP3756991 A JP 3756991A JP H0739009 B2 JPH0739009 B2 JP H0739009B2
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steel pipe
pipe
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circular steel
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義之 渡部
潔 西岡
博 為広
登志男 広川
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築分野などにおい
て、鉄骨構造ビルのコラムなどに使用される低降伏比角
形鋼管の製造方法に関するもので、特に、将来、大型の
建造物あるいは人工地盤用部材として使用されることが
期待される大口径の低降伏比角形鋼管の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の角形鋼管は、自動車のシャーシや
建造物のトラス構造に用いられる小口径の角形鋼管が主
体であり、600mmφ以上の大口径鋼管を素管とする角
形鋼管はベンディング・ロールなどで少量製造される以
外はほとんど需要がなかった。しかし、近年、大規模建
造物あるいは大型の架設形人工地盤などが開発され、大
口径の角形鋼管の需要が多く見込まれるようになってき
た。
【0003】角形鋼管の製造方法としては、電縫鋼管製
造工程で製造する方法など成形ロールで圧延する方法が
ある。またプレスで成形する方法としては、特開昭55
−144339号公報に開示されているような方法があ
る。この方法は3つの工程からなり、第一工程で断面菱
形状に成形し、第二工程で素管を90°回転して同様に
断面菱形状に成形し、第三工程でさらに素管を90°回
転して四角形断面の角形鋼管に成形するものである。た
だし、実施例は外径165.2mmφ、肉厚4.5mmを例
示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
角形鋼管の製造方法は、ほとんどが小口径の角形鋼管が
対象であり、これらの方法を製造方法がまったく異なる
大口径の角形鋼管に適用することは困難である。すなわ
ち、ベンディング・ロールなどによりその都度角形鋼管
を成形する方法は、少量・多品種生産には向いている
が、大量生産には向いていないという欠点があった。さ
らに特開昭55−144339号公報に記載の方法は、
大口径管を素管として角形鋼管を成形する上で参考とな
る点もあるが、3つの工程を踏み、かつ、断面を菱形に
成形する方法をとっており、大量生産には不向きであ
る。また、プレスのみではコーナー部のRの精度や四辺
部の座屈などの問題が生ずる可能性がある。
【0005】さらに、上記いずれの方法においても角形
鋼管に成形したままでは、特にコーナー部の加工度が大
きく、加工硬化により降伏比が著しく上昇する。近年、
建築構造部材には耐震上、高い塑性変形能を有する低降
伏比化が求められてきており、成形ままの角形鋼管では
その要求に応えられない。本発明は、円形鋼管を素管と
して低降伏比角形鋼管を製造する上で従来の技術的問題
点を克服し、大量かつ品質の確かな低降伏比角形鋼管の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、円形鋼
管を素管として角形に成形する方法において、素管を4
00℃以上Ac1 未満の温度に加熱した後、素管の温度
が400℃以上で管軸を中心としてテーパ傾斜を介して
4方向へ拡縮するテーパ付ダイスを配した治具を管軸方
向へ往復運動することにより、治具がテーパ傾斜を介し
てスライドし前記テーパ付ダイスが円形鋼管の半径方向
へ拡縮して円形鋼管を内面から4方向へ押し拡げること
により角形への成形を終了することを特徴とする円形鋼
管を素管とする低降伏比角形鋼管の製造方法である。
【0007】
【作用】図1は本発明における円形鋼管の角形成形機の
鋼管長手方向断面、また図2はその直角方向断面を示す
概略図であり、aは被加工物、bはテーパ付ダイス、c
は治具を示す。テーパ付ダイスbの形状は素管の材質や
サイズ(外径、肉厚、長さ)などにより異なり、また先
端のRは角形鋼管のコーナー部Rに対する要求に応じて
変える必要がある。通常、先端のRは素管肉厚の1〜3
倍程度、素管長手方向の平行部長さは300〜1200
mm程度で、図1中に示すテーパ角度θは55〜87°程
度である。
【0008】成形は素管端部から行い、治具を所定の成
形度まで押し込んだ後若干引き戻し、テーパ付ダイスを
素管長手方向に移動させて再び押し治具を所定の成形度
まで押し込むことを繰り返す。このときの成形度は、コ
ーナー部Rの確保のため0.5〜3%程度拡管すること
になるが、その結果、四辺部には十分なテンションが加
わり平坦度確保の点でも好ましいものとなる。
【0009】また、角形への成形の際、素管の溶接ビー
ドが角形鋼管のコーナー部にならないようにすることが
好ましい。この理由は、溶接ビードがコーナー部になっ
た場合に発生する可能性のあるビード割れを避けるため
である。したがって、素管としては、外面溶接ビードを
切削除去したものであればスパイラル鋼管なども用いる
ことができる。また内面溶接ビードを切削除去しても何
ら差し支えない。
【0010】なお、素管の溶接ビードを内・外面とも切
削除去する場合は、そうすることにより、鋼管の全断面
にわたりほぼ均一な強度となり、四辺部の平坦度の良好
な角形鋼管を得ることができる。この場合、角形鋼管の
コーナー部を任意の位置にすることができ、作業性を著
しく向上できる。本発明は、素管としてUO鋼管をはじ
めスパイラル鋼管などを用いることができるが、UO鋼
管製造工程の拡管・矯正工程に適用するのが最も好まし
い。
【0011】このようにして製造した角形鋼管も、成形
ままでは特にコーナー部の加工度が大きく、加工硬化に
より降伏比が著しく上昇してしまう。そこで、本発明で
は素管を400℃以上Ac1 未満の温度に加熱し、その
後成形を400℃以上で終了することとした。以下この
点について説明する。
【0012】加工硬化は歪(転位)の累積に起因するも
のであり、低降伏比化のためには成形時の温度を高め、
加工により導入される歪(転位)を回復させる必要があ
る。歪(転位)の回復という点では高温ほど効果的であ
るが、加熱温度がAc1 を超えると鋼は変態し母材の組
織・材質そのものが大きく変化してしまうため加熱温度
の上限をAc1 未満の温度とした。一方、低温では加工
歪(転位)の回復効果が小さいため加熱温度の下限を4
00℃とすると同時に、いずれの加熱温度に対しても成
形終了温度を400℃以上とした。
【0013】このように温度を高めることにより変形抵
抗も小さくなり、設備・操業上も好ましいものとなる。
なお、加熱後の成形は、その終了温度が400℃以上を
確保できれば加熱炉内でも加熱炉から抽出してからでも
何ら差し支えない。
【0014】
【実施例】素管として外径1240mmφ、肉厚12mm、
長さ12mのUO鋼管を用い、本発明法にしたがい加熱
炉で種々の温度に加熱した後、角形鋼管に成形した。い
ずれも約2%拡管することによりコーナー部のRおよび
四辺部の平坦度の良好な1004mm角の角形鋼管が製造
できた。
【0015】加熱温度、成形終了温度と共に角形鋼管コ
ーナー部の引張特性を表1に示す。室温で成形した比較
例1では、加工前の鋼板に比べコーナー部の降伏比が著
しく上昇している。また成形終了温度の低い比較例2で
は、加工歪(転位)の回復が不十分で降伏比は高いまま
である。さらに加熱温度がAc1 を超える比較例3で
は、組織そのものが加工前の組織と変わってしまってお
り、加工前の鋼板と同等の強度・降伏比が確保できてい
ない。これに対して本発明例では、いずれも加工硬化お
よびそれに伴う降伏比の上昇も抑えられ、加工前の母鋼
板とほぼ同等の特性が得られた。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば大径鋼管
から容易に大量に低降伏比角形鋼管を生産することがで
き、今後、大規模建造物あるいは人工地盤用部材として
十分期待に添える製品を供給できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における円形鋼管の角形成形機の鋼管長
手方向断面図である。
【図2】その直角方向断面を示す概略図である。
【符号の説明】
a 被加工物 b テーパ付ダイス c 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広川 登志男 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭55−144339(JP,A) 特開 昭54−161576(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形鋼管を素管として角形に成形する方
    法において、素管を400℃以上Ac1 未満の温度に加
    熱した後、素管の温度が400℃以上で管軸を中心とし
    てテーパ傾斜を介して4方向へ拡縮するテーパ付ダイス
    を配した治具を管軸方向へ往復運動することにより、治
    具がテーパ傾斜を介してスライドし前記テーパ付ダイス
    が円形鋼管の半径方向へ拡縮して円形鋼管を内面から4
    方向へ押し拡げることにより角形への成形を終了するこ
    とを特徴とする円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 円形鋼管の外面溶接ビードを切削除去し
    た後、素管を角形に成形することを特徴とする請求項1
    記載の円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 円形鋼管の内・外面溶接ビードを切削除
    去した後、素管を角形に成形することを特徴とする請求
    項1記載の円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管の製
    造方法。
JP3756991A 1991-03-04 1991-03-04 円形鋼管を素管とする低降伏比角形鋼管の製造方法 Expired - Lifetime JPH0739009B2 (ja)

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