JPH0740388Y2 - ミシンの糸締まり補正機構 - Google Patents
ミシンの糸締まり補正機構Info
- Publication number
- JPH0740388Y2 JPH0740388Y2 JP8512790U JP8512790U JPH0740388Y2 JP H0740388 Y2 JPH0740388 Y2 JP H0740388Y2 JP 8512790 U JP8512790 U JP 8512790U JP 8512790 U JP8512790 U JP 8512790U JP H0740388 Y2 JPH0740388 Y2 JP H0740388Y2
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- JP
- Japan
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- thread
- sewing machine
- controlled
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Description
本考案は、ミシンの糸締まり補正機構に係わり、正逆送
りの組み合わせにより模様縫いを行うミシンにおける正
送りから逆送りへの送りの反転時に生じる縫目の上吊り
現象を防止する技術に関する。
りの組み合わせにより模様縫いを行うミシンにおける正
送りから逆送りへの送りの反転時に生じる縫目の上吊り
現象を防止する技術に関する。
従来、ミシンによる縫目形成中、第8図に示すように縫
目結節部をS1、S2…、正送り方向を実線の矢印として、
正送りによるS1-S2、S2-S3の縫目形成から逆送りによる
S3-S4の縫目形成へと送りが反転した場合、縫目結節部S
3において下糸LTが布の上面に表出する現象、いわゆる
上吊り現象が認められた。 これは、第9図から第11図に示すように、布送りが正送
りから逆送りに反転する場合に、まず第9図に示すよう
に下糸LTに一時的なたるみが発生し、このたるみが第10
図の天秤による糸締めを行うミシンの上軸位相を経て、
第11図に至るまで残り、その結果、縫目結節部S3で下糸
LTが布上面に表出して縫目が形成されることによるもの
である。 従来の技術としては、下糸繰出し量を1針毎に制御する
ミシンを除いては、前記した上吊り現象に対する解決手
段の提案、実施はなく、不完全な糸締まりを余儀なくさ
れ、通常のスーパー縫い模様および特にワンポイント模
様縫いやモノグラム縫い等の美観を損ね、課題となって
いた。
目結節部をS1、S2…、正送り方向を実線の矢印として、
正送りによるS1-S2、S2-S3の縫目形成から逆送りによる
S3-S4の縫目形成へと送りが反転した場合、縫目結節部S
3において下糸LTが布の上面に表出する現象、いわゆる
上吊り現象が認められた。 これは、第9図から第11図に示すように、布送りが正送
りから逆送りに反転する場合に、まず第9図に示すよう
に下糸LTに一時的なたるみが発生し、このたるみが第10
図の天秤による糸締めを行うミシンの上軸位相を経て、
第11図に至るまで残り、その結果、縫目結節部S3で下糸
LTが布上面に表出して縫目が形成されることによるもの
である。 従来の技術としては、下糸繰出し量を1針毎に制御する
ミシンを除いては、前記した上吊り現象に対する解決手
段の提案、実施はなく、不完全な糸締まりを余儀なくさ
れ、通常のスーパー縫い模様および特にワンポイント模
様縫いやモノグラム縫い等の美観を損ね、課題となって
いた。
本考案は、傾斜により正送りと逆送りとを調節するミシ
ンの送り調節器と、該送り調節器にの傾斜に関連してそ
の上方の不作用位置と下方の作用位置とに上下位置を制
御される制御板を備えた糸繰出し制御体と、該制御体の
制御板と協働して下糸繰出し量を制御するブリッジ部を
備えた送り歯とを備え、 前記制御板が前記送り調節器の正送り時に上方の不作用
位置に制御され、逆送り時に前記正送り時より下糸繰り
出し量が小さい下方の作用位置とに制御されるミシンの
糸締まり補正機構を提供するものある。 更に本考案は前記糸締まり補正機構において、逆送りが
連続する縫目模様の場合、最初の送りの反転時を除き逆
送り時における制御板の位置を上方の不作用位置に解除
する制御体解除手段を備えてなるミシンの糸締まり補正
機構を提供するものである。 本考案によれば、従来例における正送りから逆送りへの
送りの反転時に発生した縫目の上吊り現象等の不完全な
糸締まりが防止でき、更には、逆送りが連続するような
縫目模様の場合には、最初の逆送りへの反転時を除いて
は、制御板を不作用位置に解除して下糸の繰出しが制限
されないようにしたので、特に送りが正送りから逆送り
に頻繁に反転するスーパー模様、ワンポイント模様縫い
およびモノグラム縫い等の縫目は勿論のこと送りが正送
りから逆送りに前記した縫目のように頻繁に反転しない
模様に対しても従来の上吊り現象が防止できると共に常
に安定した良好な縫目が形成できるという作用がある。
ンの送り調節器と、該送り調節器にの傾斜に関連してそ
の上方の不作用位置と下方の作用位置とに上下位置を制
御される制御板を備えた糸繰出し制御体と、該制御体の
制御板と協働して下糸繰出し量を制御するブリッジ部を
備えた送り歯とを備え、 前記制御板が前記送り調節器の正送り時に上方の不作用
位置に制御され、逆送り時に前記正送り時より下糸繰り
出し量が小さい下方の作用位置とに制御されるミシンの
糸締まり補正機構を提供するものある。 更に本考案は前記糸締まり補正機構において、逆送りが
連続する縫目模様の場合、最初の送りの反転時を除き逆
送り時における制御板の位置を上方の不作用位置に解除
する制御体解除手段を備えてなるミシンの糸締まり補正
機構を提供するものである。 本考案によれば、従来例における正送りから逆送りへの
送りの反転時に発生した縫目の上吊り現象等の不完全な
糸締まりが防止でき、更には、逆送りが連続するような
縫目模様の場合には、最初の逆送りへの反転時を除いて
は、制御板を不作用位置に解除して下糸の繰出しが制限
されないようにしたので、特に送りが正送りから逆送り
に頻繁に反転するスーパー模様、ワンポイント模様縫い
およびモノグラム縫い等の縫目は勿論のこと送りが正送
りから逆送りに前記した縫目のように頻繁に反転しない
模様に対しても従来の上吊り現象が防止できると共に常
に安定した良好な縫目が形成できるという作用がある。
以下、本考案を実施例により説明する。 ○送り機構の構成 1)送り機構の概略の構成 まず、主としてミシンの送り機構の概略の構成について
第2図を参照しながら説明する。 同図において、送り歯2は水平送り腕4に固着されてい
る。 送り歯2の水平方向の運動量は水平送り腕4を回動自在
に保持する水平送り軸6の揺動により制御される。 即ち、水平送り軸6の一端には送り二又8が枢着され、
下軸10に配設されたカム12により揺動させられ、該送り
二股に形成されたピン14が送り調節器16の溝16aに案内
され、よく知られているように溝16aの傾斜量により水
平送り軸6の揺動量が制御され、送り歯2の水平方向の
運動量が制御されるようになっている。 送り歯2の上下方向の運動は、下軸10に配設されたカム
18により水平送り腕4が上下動させられて制御される。 糸輪補足器としての水平釜20は、下軸10により下軸ギア
(図示せず)およびギア22を介して回動制御されるよう
になっており、水平釜20に近接して糸締まり補正機構50
が配設されている。 2)糸締まり補正機構 次に、主として第1図を参照しながら糸締まり補正機構
50について説明する。 同図において、送り調節器16は、制御用モータ24の出力
軸26に固着されたギア28、調節器軸30に固着されたギア
32および該調節器軸を介して送り調節器16の溝部16aの
傾斜が制御され、送り調節器に併設された制御カムが送
り調節器の溝部の傾斜に関連して回動制御されるように
なっている。 下糸繰出し制御体34は、ミシン機枠にピン36、38を介し
て回動自在に保持され、制御板34aから延設された腕部3
4bの先端部付近を折曲形成したカム従動子34cが、ばね4
0の付勢力により制御カム42のカム面に従動している。 制御カムのカム面の形状は、第1円筒部42aと、該第1
円筒部よりリフトが小さい第2円筒部42bおよびこれら
の接続部とからなり、後記するように正送り時に従動子
34cが第1円筒部42bに従動し、下糸繰出し制御体34の制
御板34aが上方の不作用位置としての第1位置となり、
逆送り時に従動子34cが第2円筒部42bに従動し、制御板
34aが下方の作用位置としての第2位置となるように構
成されている。 制御体解除手段としてのプッシュ型のソレノイド44はそ
のプランジャー44aが、下糸繰出し制御体34の下面に位
置しており、逆送りが連続するような縫目模様の場合
に、最初の送りの反転時を除く逆送り時にソレノイド44
が作動し、制御板34aの位置を第2の位置から概略第1
の位置に移動解除させるようになっている。 第1図において、送り歯2のブリッジ部2aは、後記する
ように下糸繰出し制御体34の制御板34aと協働して下糸
の繰出し量を制御する。 ○正、逆送り時における下糸繰出し制御体の状態 まず、第3a図〜第4b図および第5図、第6図を参照しな
がら正、逆送り時における下糸繰出し制御体34の状態に
ついて説明する。 1)正送り時 まず、第3a図を参照しながら正送り時の状態について説
明する。 同図において、送り調節器16は溝部16aが正送り時の傾
斜状態に制御されており、よく知られているように、送
り二又8の揺動により水平送り軸6が同図の左右に揺動
制御され、送り歯2は、上下送りカム18により上下運動
を制御される水平送り腕4との合成運動により正送り制
御される。 即ち、第3b図に示すように、送り歯2は針板46の下面に
おいて点線の矢印で示すように移動した後、送り歯2の
先端が針板46の上面より突出し、実線の矢印で示す正送
り方向に移動制御され、正送り制御が行われる。 この場合に、下糸繰出し制御体34の従動子34cは、制御
カム42の第1円筒部42aに従動しており、下糸繰出し制
御体34の制御板34は第5図に示すように、上方の不作用
位置としての第1位置に位置決めされる。 2)逆送り時 次に、第4a図を参照しながら逆送り時の状態について説
明する。 同図において、送り調節器16は溝部16aが逆送り時の傾
斜状態に制御されており、送り歯2は正送り時と逆のプ
ロセスで逆送り制御される。 即ち、第4b図に示すように、送り歯2は針板46の下面に
おいて点線の矢印で示すように移動した後、送り歯2の
先端が針板46の上面より突出し、実線の矢印で示す逆送
り方向に移動制御され、逆送り制御が行われる。 この場合に、下糸繰出し制御体34の従動子34cは、制御
カム42の第2円筒部42bに従動しており、下糸繰出し制
御体34の制御板34aは第6図に示すように、下方の作用
位置としての第2位置に位置決めされる。 ○下糸繰出し 次に、第5図、第6図を参照しながら正送り時および逆
送り時における下糸繰出しについて説明する。 1)正送り時 正送り時において、制御板34aは第5図に示すように上
方の不作用位置としての第1位置に位置決めされてお
り、縫目形成過程で送り歯2は、上下の動きに関して
は、下方位置から上方位置に移動する。 実験の結果、下糸繰り出し量は送り歯の四送り運動中、
水平送り運動による影響は殆どなく、送り歯2のブリッ
ジ部2aの上下運動の影響が殆どであり、従って、送り歯
2の下方位置におけるブリッジ部2aによる一点鎖線で示
す下糸経路と、送り歯2の上方位置におけるブリッジ部
2aによる実線で示す下糸経路との差が概略の下糸繰出し
量となる。 2)逆送り時 逆送り時において、制御板34aは第6図に示すように、
下方の作用位置としての第2位置に位置決めされてお
り、縫目形成過程で送り歯2は、上下の動きに関して
は、下方位置から上方位置に移動する。 この場合、送り歯2の下方位置におけるブリッジ部2aに
よる一点鎖線で示す下糸経路と、送り歯2の上方位置に
おけるブリッジ部2aによる実線で示す下糸経路との差が
概略の下糸繰出し量となる。 第5図と第6図の下糸繰り出し量を比較すると、正送り
時における下糸繰出し量に対して逆送り時における下糸
繰出し量が小さくなっていることが分かる。 これによって、従来のように正送り時から逆送り時への
送りの反転時に下糸のたるみの問題が解決され、第7図
に示すように送りが実線の矢印で示す正送りから逆送り
に反転する縫目結節部S3において上糸UTと下糸LTとが布
の厚み方向における中央付近で交差し、上吊り現象が防
止できる。 また、逆送りが連続するような縫目模様の場合には、最
初の逆送りへの反転時を除いては、上吊り現象が発生し
ないので、制御体解除手段としてのソレノイド44を作動
させて、制御板34aを概略正送り時における第1位置付
近に上昇させ、制御板34aの動作を解除して下糸LTの繰
出しを制限しないようにしたので、常に安定した良好な
縫目を形成できる。
第2図を参照しながら説明する。 同図において、送り歯2は水平送り腕4に固着されてい
る。 送り歯2の水平方向の運動量は水平送り腕4を回動自在
に保持する水平送り軸6の揺動により制御される。 即ち、水平送り軸6の一端には送り二又8が枢着され、
下軸10に配設されたカム12により揺動させられ、該送り
二股に形成されたピン14が送り調節器16の溝16aに案内
され、よく知られているように溝16aの傾斜量により水
平送り軸6の揺動量が制御され、送り歯2の水平方向の
運動量が制御されるようになっている。 送り歯2の上下方向の運動は、下軸10に配設されたカム
18により水平送り腕4が上下動させられて制御される。 糸輪補足器としての水平釜20は、下軸10により下軸ギア
(図示せず)およびギア22を介して回動制御されるよう
になっており、水平釜20に近接して糸締まり補正機構50
が配設されている。 2)糸締まり補正機構 次に、主として第1図を参照しながら糸締まり補正機構
50について説明する。 同図において、送り調節器16は、制御用モータ24の出力
軸26に固着されたギア28、調節器軸30に固着されたギア
32および該調節器軸を介して送り調節器16の溝部16aの
傾斜が制御され、送り調節器に併設された制御カムが送
り調節器の溝部の傾斜に関連して回動制御されるように
なっている。 下糸繰出し制御体34は、ミシン機枠にピン36、38を介し
て回動自在に保持され、制御板34aから延設された腕部3
4bの先端部付近を折曲形成したカム従動子34cが、ばね4
0の付勢力により制御カム42のカム面に従動している。 制御カムのカム面の形状は、第1円筒部42aと、該第1
円筒部よりリフトが小さい第2円筒部42bおよびこれら
の接続部とからなり、後記するように正送り時に従動子
34cが第1円筒部42bに従動し、下糸繰出し制御体34の制
御板34aが上方の不作用位置としての第1位置となり、
逆送り時に従動子34cが第2円筒部42bに従動し、制御板
34aが下方の作用位置としての第2位置となるように構
成されている。 制御体解除手段としてのプッシュ型のソレノイド44はそ
のプランジャー44aが、下糸繰出し制御体34の下面に位
置しており、逆送りが連続するような縫目模様の場合
に、最初の送りの反転時を除く逆送り時にソレノイド44
が作動し、制御板34aの位置を第2の位置から概略第1
の位置に移動解除させるようになっている。 第1図において、送り歯2のブリッジ部2aは、後記する
ように下糸繰出し制御体34の制御板34aと協働して下糸
の繰出し量を制御する。 ○正、逆送り時における下糸繰出し制御体の状態 まず、第3a図〜第4b図および第5図、第6図を参照しな
がら正、逆送り時における下糸繰出し制御体34の状態に
ついて説明する。 1)正送り時 まず、第3a図を参照しながら正送り時の状態について説
明する。 同図において、送り調節器16は溝部16aが正送り時の傾
斜状態に制御されており、よく知られているように、送
り二又8の揺動により水平送り軸6が同図の左右に揺動
制御され、送り歯2は、上下送りカム18により上下運動
を制御される水平送り腕4との合成運動により正送り制
御される。 即ち、第3b図に示すように、送り歯2は針板46の下面に
おいて点線の矢印で示すように移動した後、送り歯2の
先端が針板46の上面より突出し、実線の矢印で示す正送
り方向に移動制御され、正送り制御が行われる。 この場合に、下糸繰出し制御体34の従動子34cは、制御
カム42の第1円筒部42aに従動しており、下糸繰出し制
御体34の制御板34は第5図に示すように、上方の不作用
位置としての第1位置に位置決めされる。 2)逆送り時 次に、第4a図を参照しながら逆送り時の状態について説
明する。 同図において、送り調節器16は溝部16aが逆送り時の傾
斜状態に制御されており、送り歯2は正送り時と逆のプ
ロセスで逆送り制御される。 即ち、第4b図に示すように、送り歯2は針板46の下面に
おいて点線の矢印で示すように移動した後、送り歯2の
先端が針板46の上面より突出し、実線の矢印で示す逆送
り方向に移動制御され、逆送り制御が行われる。 この場合に、下糸繰出し制御体34の従動子34cは、制御
カム42の第2円筒部42bに従動しており、下糸繰出し制
御体34の制御板34aは第6図に示すように、下方の作用
位置としての第2位置に位置決めされる。 ○下糸繰出し 次に、第5図、第6図を参照しながら正送り時および逆
送り時における下糸繰出しについて説明する。 1)正送り時 正送り時において、制御板34aは第5図に示すように上
方の不作用位置としての第1位置に位置決めされてお
り、縫目形成過程で送り歯2は、上下の動きに関して
は、下方位置から上方位置に移動する。 実験の結果、下糸繰り出し量は送り歯の四送り運動中、
水平送り運動による影響は殆どなく、送り歯2のブリッ
ジ部2aの上下運動の影響が殆どであり、従って、送り歯
2の下方位置におけるブリッジ部2aによる一点鎖線で示
す下糸経路と、送り歯2の上方位置におけるブリッジ部
2aによる実線で示す下糸経路との差が概略の下糸繰出し
量となる。 2)逆送り時 逆送り時において、制御板34aは第6図に示すように、
下方の作用位置としての第2位置に位置決めされてお
り、縫目形成過程で送り歯2は、上下の動きに関して
は、下方位置から上方位置に移動する。 この場合、送り歯2の下方位置におけるブリッジ部2aに
よる一点鎖線で示す下糸経路と、送り歯2の上方位置に
おけるブリッジ部2aによる実線で示す下糸経路との差が
概略の下糸繰出し量となる。 第5図と第6図の下糸繰り出し量を比較すると、正送り
時における下糸繰出し量に対して逆送り時における下糸
繰出し量が小さくなっていることが分かる。 これによって、従来のように正送り時から逆送り時への
送りの反転時に下糸のたるみの問題が解決され、第7図
に示すように送りが実線の矢印で示す正送りから逆送り
に反転する縫目結節部S3において上糸UTと下糸LTとが布
の厚み方向における中央付近で交差し、上吊り現象が防
止できる。 また、逆送りが連続するような縫目模様の場合には、最
初の逆送りへの反転時を除いては、上吊り現象が発生し
ないので、制御体解除手段としてのソレノイド44を作動
させて、制御板34aを概略正送り時における第1位置付
近に上昇させ、制御板34aの動作を解除して下糸LTの繰
出しを制限しないようにしたので、常に安定した良好な
縫目を形成できる。
以上のように本考案によれば、従来例における正送りか
ら逆送りへの送りの反転時に発生した縫目の上吊り現象
等の不完全な糸締まりが防止でき、更には、逆送りが連
続するような縫目模様の場合には、最初の逆送りへの反
転時を除いては、制御板を不作用位置に解除して下糸の
繰出しが制限されないようにしたので、特に送りが正送
りから逆送りに頻繁に反転するスーパー模様、ワンポイ
ント模様縫いおよびモノグラム縫い等の縫目は勿論のこ
と送りが正送りから逆送りに前記した縫目のように頻繁
に反転しない模様に対しても従来の上吊り現象が防止で
きると共に常に安定した良好な縫目が形成できるという
効果が得られる。
ら逆送りへの送りの反転時に発生した縫目の上吊り現象
等の不完全な糸締まりが防止でき、更には、逆送りが連
続するような縫目模様の場合には、最初の逆送りへの反
転時を除いては、制御板を不作用位置に解除して下糸の
繰出しが制限されないようにしたので、特に送りが正送
りから逆送りに頻繁に反転するスーパー模様、ワンポイ
ント模様縫いおよびモノグラム縫い等の縫目は勿論のこ
と送りが正送りから逆送りに前記した縫目のように頻繁
に反転しない模様に対しても従来の上吊り現象が防止で
きると共に常に安定した良好な縫目が形成できるという
効果が得られる。
第1図〜第7図は本考案の実施例に係り、第1図は糸締
まり補正機構を含むミシン主要部の斜視図、第2図は糸
締まり補正機構の主要部の斜視図、第3a図は正送り時の
送り機構と下糸繰出し制御体との関係を示す図、第3b図
は正送り時の送り歯の運動を示す略図、第4a図は逆送り
時の送り機構と下糸繰出し制御体との関係を示す図、第
4b図は逆送り時の送り歯の運動を示す略図、第5図は正
送り時における下糸経路により下糸繰出し量を説明する
図、第6図は逆送り時における下糸経路により下糸繰出
し量を説明する図、第7図は本考案の糸締まり補正機構
による送り反転時の縫目例を示す図である。 第8図〜第11図は従来例に係り、第8図は従来例におけ
る送り反転時の縫目例を示す図、第9図〜第11図は第8
図に示すような縫目が形成される過程を示す図で、、第
9図は送り反転時に下糸にたるみが発生した状態、第10
図は第9図の状態から布送りに入った状態、第11図は第
10図の状態から更に進み天秤の糸締めにより上吊り現象
が発生した状態を示す図である。 LTは下糸、2は送り歯、2aは送り歯のブリッジ部、16は
送り調節器、34は下糸繰出し制御体、34aは下糸繰出し
制御体の制御板、44は制御体解除手段、50は糸締まり補
正機構である。
まり補正機構を含むミシン主要部の斜視図、第2図は糸
締まり補正機構の主要部の斜視図、第3a図は正送り時の
送り機構と下糸繰出し制御体との関係を示す図、第3b図
は正送り時の送り歯の運動を示す略図、第4a図は逆送り
時の送り機構と下糸繰出し制御体との関係を示す図、第
4b図は逆送り時の送り歯の運動を示す略図、第5図は正
送り時における下糸経路により下糸繰出し量を説明する
図、第6図は逆送り時における下糸経路により下糸繰出
し量を説明する図、第7図は本考案の糸締まり補正機構
による送り反転時の縫目例を示す図である。 第8図〜第11図は従来例に係り、第8図は従来例におけ
る送り反転時の縫目例を示す図、第9図〜第11図は第8
図に示すような縫目が形成される過程を示す図で、、第
9図は送り反転時に下糸にたるみが発生した状態、第10
図は第9図の状態から布送りに入った状態、第11図は第
10図の状態から更に進み天秤の糸締めにより上吊り現象
が発生した状態を示す図である。 LTは下糸、2は送り歯、2aは送り歯のブリッジ部、16は
送り調節器、34は下糸繰出し制御体、34aは下糸繰出し
制御体の制御板、44は制御体解除手段、50は糸締まり補
正機構である。
Claims (2)
- 【請求項1】傾斜により正送りと逆送りとを調節するミ
シンの送り調節器と、該送り調節器にの傾斜に関連して
その上方の不作用位置と下方の作用位置とに上下位置を
制御される制御板を備えた糸繰出し制御体と、該制御体
の制御板と協働して下糸繰出し量を制御するブリッジ部
を備えた送り歯とを備え、 前記制御板が前記送り調節器の正送り時に上方の不作用
位置に制御され、逆送り時に前記正送り時より下糸繰り
出し量が小さい下方の作用位置とに制御されることを特
徴とするミシンの糸締まり補正機構。 - 【請求項2】逆送りが連続する縫目模様の場合、最初の
送りの反転時を除き逆送り時における制御板の位置を上
方の不作用位置に解除する制御体解除手段を備えてなる
ことを特徴とする請求項Iに記載のミシンの糸締まり補
正機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8512790U JPH0740388Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | ミシンの糸締まり補正機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8512790U JPH0740388Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | ミシンの糸締まり補正機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0444883U JPH0444883U (ja) | 1992-04-16 |
| JPH0740388Y2 true JPH0740388Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31816330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8512790U Expired - Lifetime JPH0740388Y2 (ja) | 1990-08-11 | 1990-08-11 | ミシンの糸締まり補正機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740388Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6475507B2 (ja) * | 2015-02-18 | 2019-02-27 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | ミシン |
-
1990
- 1990-08-11 JP JP8512790U patent/JPH0740388Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0444883U (ja) | 1992-04-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |