JPH0740545U - 防黴袋 - Google Patents
防黴袋Info
- Publication number
- JPH0740545U JPH0740545U JP7449693U JP7449693U JPH0740545U JP H0740545 U JPH0740545 U JP H0740545U JP 7449693 U JP7449693 U JP 7449693U JP 7449693 U JP7449693 U JP 7449693U JP H0740545 U JPH0740545 U JP H0740545U
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- antifungal
- allyl isothiocyanate
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】ペースト状または顆粒状のイソチオシアン酸ア
リル蒸気発散剤2を封入したビニロンフイルム1袋より
なる防黴袋。 【効果】本考案の効果は、第一に通気細孔がないため、
防黴剤の液体が外に滲出しないことであり、取り扱いを
あやっまて強い力が袋にかかっても防黴剤が食品を汚染
することがない利点があり、また、たとえ汚染しても毒
性がないので問題とならない。第二に同様の理由により
ペースト状の防黴剤を使用することができる利点もあ
る。さらに、イソチオシアン酸アリルを使用することに
より保持期間が長く、防黴剤作用が長時間持続し、防黴
袋の寸法を小さくすることができる利点があり、包装の
邪魔にならない。
リル蒸気発散剤2を封入したビニロンフイルム1袋より
なる防黴袋。 【効果】本考案の効果は、第一に通気細孔がないため、
防黴剤の液体が外に滲出しないことであり、取り扱いを
あやっまて強い力が袋にかかっても防黴剤が食品を汚染
することがない利点があり、また、たとえ汚染しても毒
性がないので問題とならない。第二に同様の理由により
ペースト状の防黴剤を使用することができる利点もあ
る。さらに、イソチオシアン酸アリルを使用することに
より保持期間が長く、防黴剤作用が長時間持続し、防黴
袋の寸法を小さくすることができる利点があり、包装の
邪魔にならない。
Description
【0001】
本考案は防黴袋に関するものである。特に、湿気がある雰囲気又は湿度をある 程度含む食品並びに商品などの包装袋の中に用いる防黴袋に関する。
【0002】
従来から罐、箱またはプラスチックフイルム袋の中に包装された食品の黴の発 生を防ぐために、防黴袋が用いられていた。この防黴袋としては不織布の袋の中 にメタノール発散性の顆粒を充填したものを用いていた。しかし、この場合、不 織布が破れて顆粒が食品の中に混入したり、顆粒が押しつぶされてメタノール液 が滲出したり、子供が破って食べる恐れがあったりして好ましくない。 本考案者は、先に、アルコール発散剤をビニロンフイルム袋に封入した防黴袋 を提案している(実公昭63−44375号公報)。 このアルコールによる防黴作用は、多量のアルコールを必要とするので、袋1 個当たりの容量が大きくなり、包装袋の中に目立たないように入れるのに不便で あった。 また、特に、湿気を含む食品、例えば、生しいたけなどの防黴には効果が充分 でなかった。
【0003】
本考案はこのような欠点を解消して、効果的に包装食品の防黴を達成すること を目的とするものである。
【0004】
本考案者は、カラシ成分に含まれるイソチオシアン酸アリルは、極めて微量成 分によって防黴作用を発揮する点に着目して、これを先に開発した防黴袋のアル コールの代わりに用いれば長期間効力が維持できて、しかも、小さい防黴袋によ って、防黴効果を発揮できること及びビニロンフイルムが有する湿度の多いとき のみにイソチオシアン酸アリルが透過する効果が存在することを確認して本考案 を完成するに至った。 すなわち、本考案はペースト状または顆粒状のイソチオシアン酸アリル蒸気発 散剤をビニロンフイルムの袋よりなる防黴袋の中に封入することよりなる。そし て、イソチオシアン酸アリルをアルコール溶液にして用いることによって、アル コールとビニロンフイルムとの間の作用機構をそのまま活用して、さらに、アル コールを用いた場合よりも強力な防黴作用を達成することができる。 本考案に用いるイソチオシアン酸アリルは、純品は、融点−80℃、沸点15 1℃の常温で液体物質である。本発明には純品を薄めて使用することができ、ま た、カラシ、ワサビ等のイソチオシアン酸アリル含有植物からの精油成分の抽出 物をそのまま又はペースト状又は顆粒状形態にして、使用することができる。さ らに、これら抽出物をアルコールに溶解したもの、又はこれをペースト状にした もの、若しくは顆粒状物質に吸収させたものを用いることができる。 メタノール、エタノール等のアルコール溶液に溶解しておくとこの蒸気と同伴 してイソチオシアン酸アリルがビニロンフイルムを透過する。 この場合は、実公昭63−44375号公報と同じようにアルコールの透過性 が湿度によって変化する効果と同一の効果が得られ、イソチオシアン酸アリルは 、アルコール蒸気による防黴効果を強化する。その結果、防黴袋の寸法を小さく することができる。 本考案のペースト状イソチオシアン酸アリル発散剤として、セルローズにイソ チオシアン酸アリルを含浸させてペースト状にしたものを用いることができる。 この他の態様であっても、ペースト状になっていてイソチオシアン酸アリル蒸気 を発散するものであれば全て本考案に用いることができる。またこのペーストに は水分を含んでいないことが望ましい。 本考案に用いるビニロンフイルムは、ポリビニルアルコールを主体とするフイ ルムであり、熱水に溶解し、空気中の相対湿度45〜80%に対して、約5〜2 0程度の平衡吸湿率を有するものを好適に使用することができる。 本考案に使用するビニロンフイルムは厚さ20〜70ミクロン望ましくは30 〜50ミクロンのものを用いることができる。フイルムの厚さは、食品の湿度や 袋の大きさによって適当な厚さを選ぶ必要がある。 このビニロンフイルムは外部の湿度の高さに応じて水分を含浸しイソチオシア ン酸アリル蒸気を通しやすくなる。この機構は、乾燥フイルムにおいて、イソチ オシアン酸アリル蒸気は、ビニロンフイルムとの親和性に依存してフイルム中を 伝播していたものが、水分を吸収したフイルムは水とイソチオシアン酸アリルの 親和性が大きいため、イソチオシアン酸アリルがフイルム表面から多く吸収され 、これが伝播して反対表面から発散しやすくなる。このようなフイルム中の吸収 物質によりガス透過性が変化することはよく知られた物理的現象であり、本考案 は、この現象を利用して、防黴剤の有効利用、効用時間の持続を副次的効果とす るものである。イソチオシアン酸アリルの水に対する溶解度はアルコールと比較 すると0.2g/100cm3と非常に低いものであったが、驚くべきことにアルコ ールの場合と同様の作用効果が存在することが、袋に封入されたイソチオシアン 酸アリルの匂いで分かった。これは有効濃度が分析不能な程度の極めて微量であ るので低い水に対する溶解度でも同様の作用があるものと推定することができる 。 本考案の袋を、包装された食品とともに包装中に共存させておくと食品の湿度 に応じて本考案の防黴袋内のイソチオシアン酸アリル蒸気が包装雰囲気中に充填 される。その稜が微量であるので、非常に長期間に亙り防黴効果が持続する。
【0005】 本考案の防黴袋の例を図によって説明する。 図1の本考案の防黴袋の場合、ビニロンフイルムとして、例えば、日本合成化 学(株)製、商品名ハイセロンMF、C−310、ATなどを用い、2枚の薄いビ ニロンフイルムの間にペースト状のイソチオシアン酸アリル発散剤がサンドイッ チ状に挿入されていて、その周囲をヒートシールしている。図2の場合はヒート シールの代わりに接着剤で周囲を接着したものである。 本考案の防黴袋は印刷機と製袋機との組み合わせにより連続的に製造できる。 すなわち、ビニロンの連続的フイルムシートに一定間隔で長方形状にペースト 状イソチオシアン酸アリル発散剤を塗布する。塗布の方法はグラビヤ印刷と同じ 方法で行うのが便利である。次いで、フイルムの流れ方向に沿ってペースト部分 の上下のシールカットを行い、最後にフイルムの流れに垂直の方向にシールカッ トしてペ−ストを封入した袋を製造する。 顆粒を封入する時は、公知の自動封入装置を用いてシールカットと顆粒の添加 を同時に行いながら本考案の防黴袋を作ることができる。 特に、丈夫な袋を必要とする時は、シールカットの溶着より接着剤によりフイ ルムどうしを接着させた方がよい。その場合、ペースト状イソチオシアン酸アリ ル発散剤と接着剤を印刷方式で塗布した後、フイルムを貼り合わせ、接着剤層の 上から溶断または切断を行えばよい。接着剤として例えばアクリル系接着剤等を 使用することができる。 本考案のペースト状発散剤を用いた防黴袋は、種々の大きさに作ることができ 、例えば従来の防黴袋のように、3〜5cm角のものを使用することができる。 図1及び図2のようにビニロンフイルム1の袋の中にイソチオシアン酸アリル含 有ペースト2を塗布して周縁を熱シールして封入する。 この大きさは特に制限はないが、少量で効果が大きいために、アルコールの場 合ほど大きい袋にする必要はない。 顆粒状の場合のように袋の一隅に顆粒偏在しない利点がある。 図3に示すように2枚の4×5cm角ビニロンフイルム(日本合成化学株式会社 製 商品名ハイセロンAT、厚さ20μmを使用)の周囲を接着して製作した袋 に、イソチオシアン酸アリル5%含有アルコール0.5g吸収させたアンチモー ルド顆粒2gを封入した。これを30μmの厚さのポリエチレンフイルムで包装 した食パン1斤入りの袋の中に入れて、黴の発生状態を袋の外から観察した。 本考案の防黴袋を使用しないものには、食パン表面に3日後に黴点が発生し、 本考案の防黴袋を入れた食パンの表面には40日を経過しても黴の発生は観察で きなかった。 本考案に係る防黴袋は、しいたけ、貝柱、食パン等包装食品の湿度に応じてイ ソチオシアン酸アリルを発散し、効果的に防黴作用を行うことができ、従来の防 黴袋に見られたように破れたり、イソチオシアン酸アリルが滲出したりすること がなく、また一見して防黴袋とわかるので子供等が間違えて破って食べる恐れが ない等の利点を有している。さらに、自動連続的製造方法により効果的に製造す ることができる。 また、食品に限らず防黴を必要とする製品、例えば、革製品などの包装にも挿 入することができる。
【0006】
本考案の効果は、第一に通気細孔がないため、防黴剤の液体が外に滲出しない ことであり、取り扱いをあやっまて強い力が袋にかかっても防黴剤が食品を汚染 することがない利点があり、また、たとえ汚染しても毒性がないので問題となら ない。第二に同様の理由によりペースト状の防黴剤を使用することができる利点 もある。さらに、イソチオシアン酸アリルを使用することにより保持期間が長く 、防黴剤作用が長時間持続し、防黴袋の寸法を小さくすることができる利点があ り、包装の邪魔にならない。
【図1】図1は、本考案の一例の防黴袋の平面図であ
る。
る。
【図2】図2は、該袋の断面図である。
【図3】図3は、本考案の他の例の防黴袋の平面図であ
る。
る。
【図4】図4は、該袋の断面図である。
1 ビニロンフイルム 2 ペースト状イソチオシアン酸アリル発散剤 3 ヒートシール部分 4 接着剤による接着部分 5 顆粒状イソチオシアン酸アリル剤
Claims (2)
- 【請求項1】ペースト状または顆粒状のイソチオシアン
酸アリル蒸気発散剤を封入したビニロンフイルム袋より
なる防黴袋。 - 【請求項2】イソチオシアン酸アリル蒸気発散剤がイソ
チオシアン酸アリルのアルコール溶液をペースト状又は
顆粒状にしたものである請求項1記載の防黴袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7449693U JPH0740545U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 防黴袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7449693U JPH0740545U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 防黴袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740545U true JPH0740545U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13548981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7449693U Pending JPH0740545U (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 防黴袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740545U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016513606A (ja) * | 2013-03-14 | 2016-05-16 | マルチソーブ テクノロジーズ インク | 焼成食品用のエチルアルコール放出パッケージ |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP7449693U patent/JPH0740545U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016513606A (ja) * | 2013-03-14 | 2016-05-16 | マルチソーブ テクノロジーズ インク | 焼成食品用のエチルアルコール放出パッケージ |
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