JPH0740582A - 静電記録装置 - Google Patents

静電記録装置

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JPH0740582A
JPH0740582A JP19043793A JP19043793A JPH0740582A JP H0740582 A JPH0740582 A JP H0740582A JP 19043793 A JP19043793 A JP 19043793A JP 19043793 A JP19043793 A JP 19043793A JP H0740582 A JPH0740582 A JP H0740582A
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JP
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magnetic
magnetic pole
pulse voltage
gradation
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JP19043793A
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Tadao Yamamoto
忠夫 山本
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の濃度階調特性を備えた記録画像を形成す
ることができる静電記録装置を実現する。 【構成】マグネットロール15aの磁極N及びSの位置
を検出する磁気センサを設け、LSI19から記録電極
ELに印加するパルス電圧の印加開始タイミングをマグ
ネットロール15aの磁極位置間で変更して出力する。
このパルス電圧の印加開始時点を、例えば磁極点(磁極
N又は磁極Sがφ位置にきた時点)とすると明るい部分
から中間調部分の初めまで濃度の階調があり中間調部分
の終わりから暗い部分までは濃度の階調がない画像が得
られ、磁極点からθ/4だけ早い時点にずらすと明るい
部分は一様に明るく暗い部分は一様に暗く中間調部分に
階調のある画像が得られ、磁極点からθ/2早い時点に
ずらすと明るい部分から中間調部分にかけて階調がなく
中間調部分から暗い部分にかけて階調のある画像が得ら
れ、そして、磁極点からθ・3/4早い時点にずらすと
明るい部分と暗い部分とに階調があり中間調部分に階調
がない画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定経路に沿って搬送
される現像剤を記録情報に応じて形成される電界により
記録媒体へ転移させ、ピクトリアル画像を形成する静電
記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、普通紙を用いることができ、且つ
画像媒体と記録電極先端との微小間隔を正確に確保でき
る静電記録方式として、ドラム上の中間記録媒体上にト
ナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙上に転写する
方式が用いられている。この方式の場合、中間記録媒体
を用いる為に装置が大型化する傾向がある。
【0003】そこで、記録と現像を同時に行うプロセス
を採用し装置の大型化を回避する方式が採用されてい
る。この方式では記録電極を、現像剤搬送路の中間記録
媒体を兼ねる対向電極に対向する位置に幅方向(主走査
方向)に等間隔で並列設置している。そして、この対向
電極に記録すべき記録情報に応じて電界を形成し、搬送
されてくる現像剤を選択的に記録電極から対向電極側へ
静電吸着させ、トナーの記録画像を形成するものであ
る。
【0004】上記現像剤を電極対向部に搬送する方式と
しては、周表面に交互にN極とS極を着磁したマグネッ
トロールを使用する方式が広く用いられている。この方
式の場合、マグネットロールの回転と共に現像剤搬送路
上に磁極の移動に対応した磁場が形成され、この磁場に
沿って現像剤が穂を形成しつつ搬送される。この搬送さ
れた現像剤が記録電極上に存在している間に、適宜の時
間、記録電極に電圧を印加して常に印字濃度のリニアな
階調特性が得られるように制御を行う静電記録装置が考
えられている(特願平4−313503)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記印
字濃度のリニアな階調制御は、CG(コンピュータグラ
フィック)や計測データの出力のように入力に忠実な階
調再現が要求される場合には適切であるが、ポートレー
トや風景画のようにハイライト部(明るい部分)やシャ
ドー部(陰影部分)におけるコントラストを強調するこ
とが要求されるような場合には、そのような要求に合わ
せて階調特性を変化させる必要がある。
【0006】本発明は、上記従来の実情に鑑み、印字濃
度の階調特性を階調の部位により変化させることが可能
な静電記録装置を実現することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、非磁性材で形
成した円筒形の現像剤担持部材と、該現像剤担持部材内
に回転自在に内蔵した磁気ロールと、現像剤担持部材周
表面上に間隔を保って並設した複数の記録電極と、該記
録電極に対向配置した対向電極とを有し、上記記録電極
の現像剤搬送方向に対して下流側に段差を形成し、各記
録電極に濃度記録情報に応じたパルス幅のパルス電圧を
印加し、上記磁気ロールの回転と共に記録電極と対向電
極が対向する記録部に穂を形成しつつ搬送されてきた現
像剤を対向電極側へ選択的に転移させて濃度階調性を備
えた記録画像を形成する静電記録装置に適用される。
【0008】本発明の静電記録装置は、上記磁気ロール
周表面の磁極位置を検出する磁極検出手段と、該磁極検
出手段からの検出信号に基づき上記パルス電圧の印加開
始タイミングを制御するタイミング制御手段とを設け
て、該タイミング制御手段により上記パルス電圧の印加
開始タイミングを磁気ロールの磁極間で変えることによ
り階調特性を変えるように構成する。
【0009】
【作用】本発明の静電記録装置は、パルス電圧の印加開
始タイミングを磁気ロールの磁極間で変えることにより
濃度の階調記録を行う。
【0010】これにより、明るい部分や印影部分の明暗
度を強調することが要求されるような場合に、リニアな
階調特性からピクトリアル(絵画的)な階調特性へと容
易に変化させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図2は、一実施例の静電記録装
置の全体構成を示す模式的断面図である。同図におい
て、給紙カセット1は、普通紙Pを積載収納し、本体装
置の側部に着脱自在に挿着される。挿着された給紙カセ
ット1の先端部上方には、給紙コロ1aが矢印で示す時
計回り方向に回転可能に配設されている。給紙コロ1a
の前方(給紙方向)には、絶縁部材よりなる搬送ガイド
板2a、2bが配設され、この搬送ガイド板2a、2b
間に待機ロール対3が配設されている。待機ロール対3
は、給紙コロ1aにより給送された用紙Pの進行を一旦
停止させ、その搬送姿勢を整え、その用紙Pを記録画像
の転写タイミングに同期する様に下流に向けて再給送す
る。この下流の搬送ガイド板2b前方には画像転写部D
が位置している。画像転写部Dには、転写帯電器4と像
担持体を兼ねる対向電極5とが対向配置され、この対向
電極5は矢印イで示す反時計回り方向に回転可能に構成
される。画像転写部Dは、対向電極5上に形成されてい
るトナー画像を、転写帯電器4と対向電極5間を通過す
る用紙Pの下面に転写する。この対向電極5に形成され
ているトナー画像は、後述する画像形成部12で作成さ
れる。
【0012】画像転写部Dの下流側には、エアサクシヨ
ン方式の搬送ベルト7がほぼ水平方向に張設され、用紙
Pを吸い上げながら搬送する。この搬送ベルト7の下流
側前方には定着器8が配設されている。定着器8は、加
熱ロール8aと圧接ロール8bとからなり、両ロール8
a、8b間に用紙Pを挟持して搬送しながら、用紙下面
に転写されているトナー像を熱定着させる。トナー像を
熱定着された用紙Pは、排出口9から画像面を下にした
フェイスダウン状態で排紙トレイ10上に排出される。
【0013】図3は、上述の画像形成部12の拡大斜視
図である。同図に示すように、画像形成部12は、トナ
ー貯留層12aと現像記録層12bとで構成されてい
る。トナー貯留層12aにはトナーが貯留され、このト
ナーの凝集を防止するための攪拌部材13が回動可能に
配設されている(図2参照)。このトナー貯留層12a
内のトナーはトナー補給口14から現像記録層12bへ
補給される。
【0014】現像記録層12b内には、現像ロール1
5、及び2本のオーガロール16a、16bが互いに平
行に延設されている。オーガロール16a、16bは、
それぞれ複数の攪拌羽根を備え、オーガロール16aは
矢印ロ方向に回転し、これと反対にオーガロール16b
は矢印ハ方向に回転して、現像記録層12b内の現像剤
d(トナー及びキャリア)を攪拌しつつ循環させる。こ
れによって現像剤dは所定の摩擦帯電を起こす。
【0015】オーガロール16bの上方には現像ロール
15が位置している。現像ロール15は、現像剤搬送手
段としてのマグネットロール15a、このマグネットロ
ール15aを内蔵した現像剤担持部材としての固定スリ
ーブ15b、及び固定スリーブ15b表面上に敷設され
た電極駆動手段としての記録電極シート15cから構成
されている。
【0016】固定スリーブ15bに内蔵されているマグ
ネットロール15aは、その周表面にN、Sの磁極が交
互に着磁されており、画像記録時には後述する回転軸の
回転に伴って同図の矢印ニで示す反時計回りに駆動され
て回転する。この回転により、固定スリーブ15b外周
面上に、現像剤d中の磁性キャリア粒子を自転させる回
転磁場が形成される。この磁場により、現像記録槽12
b内を水平方向に循環流動している現像剤dが固定スリ
ーブ15b底部の周表面に引き付けられ、固定スリーブ
15b周表面の後述するカバーフィルム20上に形成さ
れる搬送路上を、マグネットロール15aの矢印ニで示
す回転方向とは反対の時計回に上方向へと搬送される。
【0017】記録電極シート15cは、可撓性絶縁材料
からなるベースフィルムを備え、このベースフィルム上
に、非磁性導電材料からなる線電極17が所定の微細ピ
ッチでベースフィルム幅方向に並設されている。この線
電極17は、画像の主走査1ライン分の最大データ数に
対応した数で構成されている。
【0018】上記の記録電極シート15cは、詳しくは
後述する記録部Wから固定スリーブ15b周表面をほぼ
1/4周する形で固定スリーブ15b上に被着敷設さ
れ、掻き取り壁18内に設けられた中央空間部18’ま
で延設されている。そして、一方の端部は線電極17先
端による記録部Wを形成し、他方の端部には大規模集積
回路であるLSI19が複数配設され、上記記録部Wを
形成する先端部を除いてカバーフィルム20で覆われて
いる。これによって、固定スリーブ15b及び記録電極
シート15c上を搬送される現像剤dがLSI19に接
触してLSI19を損耗させることがないように保護し
ている。
【0019】上記LSI19は、それぞれ適数本づつに
分割した線電極17を接続され、画像データに従った電
圧(記録信号)を線電極17へ出力する。この線電極1
7への記録信号の出力時間(印加時間)は、後述する記
録制御部からの制御信号によって決定される。
【0020】図1は、上述した対向電極5と現像ロール
15が対面する記録部Wの拡大図である。同図に示すよ
うに、対向電極5は現像ロール15の上方に配設されて
おり、現像ロール15上の線電極17の露出している先
端は記録電極ELを形成して対向電極5と対面する。こ
の構成において、記録電極ELと対向電極5との対面部
が記録部Wを形成する。対向電極5はアルミパイプ等よ
りなり、バイアス電源5aから所定電圧が印加される。
また、対向電極5は不図示の回転軸の回転により、矢印
イ方向に回転可能に構成されている。また、記録画像を
鮮明にする為、記録部Wには段差Gが形成されている。
また、対向電極5内には磁極位置検出手段としての磁気
センサ22が配設されている。この磁気センサ22の配
設位置は、対向電極5と現像ロール15の中心を結ぶ線
(鉛直線O1 −O2 という)より距離Rだけ現像剤搬送
方向上流側に位置している。この磁気センサ22は回転
するマグネットロール15a内の磁極N、Sにより作成
される磁界の強度を検出し記録制御部21に出力する。
タイミング制御手段としての記録制御部21は、磁気セ
ンサ22から出力される検出信号に基づいて磁極位置を
認識し、この認識に基づいて制御信号をLSI19に出
力する構成である。
【0021】次に、上述の構成の静電記録装置により、
対向電極5にトナーが記録される(現像される)処理を
説明する。先ず図4に示す如く、現像剤d(トナーT及
びキャリアC)は、マグネットロール15aの有する磁
力により固定スリーブ15b周面に付着し、マグネット
ロール15aの矢印ニ方向の回転に伴い固定スリーブ1
5b及び記録電極シート15c上を矢印ホ方向に移動し
て記録部Wに達する。対向電極5にはバイアス電源5a
からバイアス電圧が印加され、このバイアス電圧と線電
極17(記録電極EL)に印加される記録信号(電圧)
との電位差により、キャリアCの先端に穂立ちしたトナ
ーTが対向電極5に静電吸着する。
【0022】ここで、記録部Wにおける現像剤dの搬送
状態を観察すると、記録電極ELにトナーT(現像剤
d)が殆ど存在しない状態が周期的に生じることが確認
される。この現象の発生原因を、次に簡単に説明する。
すなわち、図4に示すように、現像剤dは、マグネット
ロール15aの磁力線Hに沿って穂を形成しつつ固定ス
リーブ15b周表面上を搬送される。従って、磁極N、
又はSの真上に位置するトナーTの穂は固定スリーブ1
5b周表面から垂直に立ち、磁極の中間に位置するトナ
ーTの穂は固定スリーブ15b表面に略平行な姿勢とな
る。そして、マグネットロール15aの矢印ニ方向への
回転により生じる回転磁場により、トナーTの穂が、転
回しつつそれとは逆の矢印ホ方向に進行する。そして、
本例では前述の如く、ドットの副走査方向前後端のキレ
を良くする為、段差G(記録電極EL先端)の位置を鉛
直線O1−O2から現像剤の搬送方向上流側へ距離Rだ
けずらしてある。同図に示すように、マグネットロール
15aが、その任意の磁極例えば磁極N1が鉛直線O1
−O2上の位置から角度φだけ回転した位置に在る磁極
配置の時、記録電極EL上のトナーTの穂を対向電極5
周表面に対して垂直に穂立させる磁極N1の位置をφと
すると、マグネットロール15aが上述の位相から磁極
間中心角θの半分の角度だけ回転すれば、図5に示す様
に、記録電極EL上のトナーTの穂が対向電極5周表面
に対して略平行に(接線方向に寝た状態になる。この寝
た状態のトナーTの穂が後隣の磁極S2に強く吸引さ
れ、且つ、記録電極EL直ぐ下流に段差Gが形成されて
いる為、寝たトナーTの穂の大部分が記録電極EL上か
ら段差Gの下面に落下する。その結果、記録電極EL上
にトナーTが殆ど存在しない状態が発生する。このトナ
ーTの欠落状態は、マグネットロール15aが更に半磁
極間角度(θ/2)だけ回転し磁極S2がφの位置にく
るまで回復しない。
【0023】上述したトナーTの落下現象は、マグネッ
トロール15aの各磁極が図5の磁極S2の位置を通過
する毎に起こる周期現象であり、その周期はマグネット
ロール15aが磁極間角度θだけ回転する時間である。
【0024】本実施例では、1ドットを形成するための
電圧印加開始時刻(1ドット記録タイミング)を上記マ
グネットロール15aの磁極間角度θ間の回転時刻に対
して可変することにより画像濃度の階調特性を設定する
ものである。
【0025】以下に具体的に説明する。図6は本実施例
を説明する為の所謂前段階の説明図である。同図(a) は
N段階の濃度階調を得る為の均等間隔のパルス幅設定方
式を示し、同図(b) はこの時の記録部Wにおける磁束密
度の経時変化を示し、同図(c) はその場合の階調数と画
像濃度の関係を示している。
【0026】同図は、マグネットロール15aの磁極N
がφの位置にきた時点を、線電極17(記録電極EL)
に印加するパルス電圧の印加開始時点として設定したも
のである。すなわち印加開始時点で記録電極EL上の磁
性トナーTの穂が対向電極周表面に垂直に立っている
(図4の状態時)状態になった時点としている。ここか
らマグネットロール15aがθ/2回転して図6(b) に
示すように記録部Wの磁束密度が変化し、これに応じて
トナーTの穂は立った状態から90度回動して寝る状態
に移行する。このようにトナーTの穂が垂直に立った状
態から寝た状態に変化する期間、記録部WにはトナーT
(現像剤)が充分に存在する。この間を期間Aとする。
そして、マグネットロール15aがさらにθ/2回転す
る間に、図6(b) に示すように記録部Wの磁束密度が更
に変化し、これに応じて上記寝た状態のトナーTの穂が
磁力によって段差Gの下面に落下する(図5参照)。こ
の期間、記録部Wには現像剤が殆ど無い状態になる。こ
の間を期間Bとする。
【0027】なお、図6(b) は、マグネットロール15
aの磁極Nがφの位置にきた時点をパルス電圧の印加開
始時点とした場合を示しているが、磁極Sがφの位置に
きた時点をパルス電圧の印加開始時点としても、上述し
た記録部Wにおけるトナー量の変化の状態は同様であ
る。ただこの場合は同図(b) の磁束密度曲線は上下(又
は左右)が反転する。
【0028】同図(a) は、これら2つの期間A、Bを1
回に処理する印加パルス電圧の最長印加時間とし、この
期間A+Bを(N−1)個に等分割して、この分割した
時間を1ドットの記録情報に対応して記録電極ELに印
加すべき印加パルス電圧の単位パルス幅とし、この単位
パルス幅を濃度階調1〜Nに応じて0〜(N−1)倍し
て、これを印加パルス電圧のパルス幅0,Tw2,Tw3,
Tw4・・・Twi・・・Twnに設定したものである。画像
の記録濃度はこの印加パルス電圧のパルス幅の変化及び
記録部Wの磁束密度の変化(上述したトナー量の状態変
化が対応している)に応じて変化する。
【0029】先ず、印加パルス電圧のパルス幅の変化に
対応する濃度変化について考察すると、同図(a) に示す
印加パルス電圧が時間0〜Tw4で変化する期間は、印加
パルス電圧のパルス幅が比較的小さい場合、つまり対向
電極5に転移すべきトナー量が少なくてよい場合、すな
わち画像の明るい部分(ハイライト部)から中間調の初
めの部分の記録期間に対応している。一方、印加パルス
電圧が時間Twi〜Twnで変化する期間は、印加パルス電
圧のパルス幅が比較的大きい場合、つまり対向電極5に
転移すべきトナー量が多くなければならない場合、すな
わち画像の中間調の終わりの部分から暗い部分(シャド
ー部)の記録期間に対応している。
【0030】次に、記録部Wの磁束密度の変化に対応す
る濃度変化について考察すると、同図(b) に示す記録部
Wに対しマグネットロール15aが磁極点(磁極N又は
Sがφの位置にきた回転位置)からθ/2回転する期間
Aでは、上述したように記録部WにはトナーT(現像剤
d)が充分に存在する。したがって、印加パルス電圧の
パルス幅の大きさにほぼ比例して、つまり印加パルス電
圧の印加時間の長さにほぼ比例して、記録電極EL上か
ら対向電極5に転移されるトナー量が多く、1ドットの
濃度が濃くなる。このため濃度階調は明確に変化する。
したがって同図(c) に示すように期間Aでは濃度特性の
曲線はほぼ上昇直線で示される。一方、同じく同図(b)
に示す期間Bでは、記録部Wには現像剤が殆ど存在しな
い。したがって、印加パルス電圧のパルス幅を大きくし
ても、つまり印加パルス電圧の印加時間を長くしても、
記録電極EL上から対向電極5に転移されるトナーが殆
ど無く画像濃度は上昇しない。このため濃度階調は殆ど
変化しない。したがって同図(c) に示すように期間Bで
は濃度特性曲線はほぼ横這いの曲線で示される。
【0031】以上のことから、パルス電圧のスタート
(パルス電圧の印加開始時点)を、磁極点とすると、図
6(c) に示すように、濃度特性曲線は、ハイライト部か
ら中間調の初めの部分(印加パルス電圧のパルス幅が時
間0〜Tw4)では濃度特性がよい即ち階調があることを
示している。また、中間調の終わりの部分からシャドー
部(印加パルス電圧のパルス幅が時間Twi〜Twn)では
濃度特性がよくない即ち階調がないことを示している。
【0032】本実施例では、上記パルス電圧のスタート
を、必要とされる階調特性に応じて磁極点から所定時間
ずらして印字処理を行うものである。図7は、パルス電
圧のスタートを磁極点からθ/4だけ早い時点にずらし
た場合の印加パルス電圧と画像濃度の関係を示したもの
である。この場合、図6(a)に示した印加パルス電圧の
パルス幅の変化(図7(a) に再掲)に対して磁束密度が
変化する期間A、Bの対応は、図7(b) に示すように変
化する。即ち、印加パルス電圧の最長印加時間内に期間
Aの出現するタイミングが中央にずれ、このずれた分、
期間Aの前に期間B′の状態(期間Bの後半と同一状
態)が出現し、期間Aの後に期間Bの前半が出現する。
【0033】したがって、印加パルス電圧のパルス幅が
小さいときは期間B′の階調がない濃度特性、印加パル
ス電圧のパルス幅が大きいときも期間Bの階調がない濃
度特性、そして印加パルス電圧のパルス幅が中間の大き
さのとき期間Aの階調がある濃度特性がそれぞれ得られ
る。したがって、このパルス電圧のスタートタイミング
で記録した画像は、明るい部分は一様に明るく、暗い部
分は一様に暗く、そして中間調部分にのみ、よい濃度階
調が得られる。画像の中間調部分を強調したいときは、
このパルス電圧のスタートタイミングを用いるようにす
る。
【0034】次に、図8は、パルス電圧のスタートを磁
極点からθ/2早い時点にずらした場合の印加パルス電
圧と画像濃度の関係を示したものである。この場合は、
図6(a) に示した印加パルス電圧のパルス幅の変化(図
8(a) に再掲)に対して磁束密度が変化する期間A、B
の対応は、図8(b) に示すように変化する。即ち、印加
パルス電圧の最長印加時間内に期間Aの出現するタイミ
ングが後半にずれ、前半には期間Bが出現する。
【0035】したがって、印加パルス電圧のパルス幅が
最小のときから中間の大きさのときまでは期間Bの階調
がない濃度特性、印加パルス電圧のパルス幅が中間の大
きさのときから最大のときまで期間Aの階調がある濃度
特性がそれぞれ得られる。したがって、このパルス電圧
のスタートタイミングで記録した画像は、明るい部分か
ら中間調部分にかけてはほぼ一様に明るく、一方中間調
部分から暗い部分にかけてよい濃度階調が得られる。画
像の中間調部分から暗い部分を強調したいときは、この
パルス電圧のスタートタイミングを用いるようにする。
【0036】続いて、図9に、パルス電圧のスタートを
磁極点からθ・3/4早い時点にずらした場合の印加パ
ルス電圧と画像濃度の関係を示す。この場合、印加パル
ス電圧の最長印加時間内に期間Aが出現するタイミング
は更にずれ込んで、期間Bが中央に出現する。そして、
期間Bの前に期間A′の状態(期間Aの後半と同一状
態)が出現する。期間Bの後には期間Aの前半が続いて
いる。
【0037】したがって、印加パルス電圧のパルス幅が
小さいときは期間A′の階調がある濃度特性、印加パル
ス電圧のパルス幅が大きいときも期間Aの階調がある濃
度特性、そして印加パルス電圧のパルス幅が中間の大き
さのとき期間Bの階調がない濃度特性がそれぞれ得られ
る。したがって、このパルス電圧のスタートタイミング
で記録した画像は、明るい部分と暗い部分とによい濃度
階調が得られ、中間部分の階調はよくない。画像のハイ
ラト部とシャドー部とを強調したいときは、このパルス
電圧のスタートタイミングを用いるようにする。
【0038】以上説明した図6乃至図9の(c) にそれぞ
れ示した濃度階調特性を、図10にまとめて示す。同図
に示す濃度階調特性Iは、曲線aが図6(c) に示した濃
度階調特性、曲線bが図7(c) に示した濃度階調特性、
曲線cが図8(c) に示した濃度階調特性、そして曲線d
が図9(c) に示した濃度階調特性である。これらの特性
曲線a,b,c,dは、上述したように磁極間θを4等
分して、それぞれパルス電圧の印加開始を磁極点、θ/
4時点、θ/2時点、及びθ3/4時点と、任意の磁極
点から順次早くなる方へ1/4毎にずらした場合のもの
である。パルス電圧の印加開始をこれら4つの状態の間
をさらに数段に分けて設定すれば、同図に示す階調曲線
をほぼ連続的に変化させることができる。
【0039】このように、印加タイミングにより任意の
階調特性を選択できるので、リニアな階調特性は勿論の
ことハイライト部とシャドー部のコントラストを強調す
る階調特性まで様々な階調特性を用いた静電記録が可能
となる。
【0040】これにより、例えばトナーの色により使用
するキャリアの帯電特性が異なり、印字濃度特性が相違
したとしても、対応するトナー色の特性に合ったパルス
幅の記録信号を対応する記録電極へ出力することによ
り、自然な印字濃度で忠実な階調特性をもったフルカラ
ープリンタの実現も可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
ればマグネットロールの磁極位置を検出する磁気センサ
を設け、記録電極に印加するパルス電圧の印加開始タイ
ミングを、マグネットロールの磁極位置間で変更して出
力できるので、リニアな階調特性からハイライト部とシ
ャドー部のコントラストを強調する階調特性まで様々な
階調特性による静電記録の実現が可能となる。
【0042】また、階調表現が重視されるフルカラー静
電記録装置に好適であり、安価なフルカラー静電記録装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図2】一実施例の静電記録装置の全体構成図である。
【図3】上記静電記録装置の画像形成部の拡大斜視図で
ある。
【図4】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図5】記録部W部近傍の概略断面図である。
【図6】(a) は均等な電圧印加時間の変化を示す図、
(b) は電圧印加開始を磁極点としたときの電圧印加時間
に対応する磁束密度の変化を示す図、(c) はその場合の
画像濃度の変化特性図である。
【図7】(a) は均等な電圧印加時間の変化を示す図、
(b) は電圧印加開始を磁極点から磁極間の1/4ずらし
たときの電圧印加時間に対応する磁束密度の変化を示す
図、(c) はその場合の画像濃度の変化特性図である。
【図8】(a) は均等な電圧印加時間の変化を示す図、
(b) は電圧印加開始を磁極点から磁極間の1/2ずらし
たときの電圧印加時間に対応する磁束密度の変化を示す
図、(c) はその場合の画像濃度の変化特性図である。
【図9】(a) は均等な電圧印加時間の変化を示す図、
(b) は電圧印加開始を磁極点から磁極間の3/4ずらし
たときの電圧印加時間に対応する磁束密度の変化を示す
図、(c) はその場合の画像濃度の変化特性図である。
【図10】画像濃度の任意の変化特性が得られることを
説明する図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 1a 給紙コロ 2a、2b 搬送ガイド板 3 待機ロール対 4 転写帯電器 5 対向電極 7 搬送ベルト 8 定着器 8a 加熱ロール 8b 圧接ロール 9 排出口 10 排紙トレイ 12 画像形成部 12a トナー貯留層 12b 現像記録層 13 攪拌部材 14 トナー補給口 15 現像ロール 15a マグネットロール 15b 固定スリーブ 15c 記録電極シート 16a、16b オーガロール 17 線電極 19 LSI 20 カバーフィルム 21 記録制御部 22 磁気センサ C キャリヤ d 現像剤 D 画像転写部 EL 記録電極 H 磁力線 G 段差 T トナー W 記録部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材で形成した円筒形の現像剤担持部
    材と、該現像剤担持部材内に回転自在に内蔵した磁気ロ
    ールと、 前記現像剤担持部材周表面上に間隔を保って並設した複
    数の記録電極と、該記録電極に対向配置した対向電極と
    を有し、前記記録電極の現像剤搬送方向に対して下流側
    に段差を形成し、 各前記記録電極に濃度記録情報に応じたパルス幅のパル
    ス電圧を印加し、前記磁気ロールの回転と共に前記記録
    電極と前記対向電極が対向する記録部に穂を形成しつつ
    搬送されてきた現像剤を前記対向電極側へ選択的に転移
    させて濃度階調性を備えた記録画像を形成する静電記録
    装置において、 前記磁気ロール周表面の磁極位置を検出する磁極検出手
    段と、該磁極検出手段からの検出信号に基づき前記パル
    ス電圧の印加開始タイミングを制御するタイミング制御
    手段とを設け、 該タイミング制御手段により前記パルス電圧の印加開始
    タイミングを前記磁気ロールの磁極間で変えることによ
    り階調特性を変えることを特徴とする静電記録装置。
JP19043793A 1993-07-30 1993-07-30 静電記録装置 Withdrawn JPH0740582A (ja)

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