JPH0740673A - 受容層転写シート - Google Patents

受容層転写シート

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JPH0740673A
JPH0740673A JP5205629A JP20562993A JPH0740673A JP H0740673 A JPH0740673 A JP H0740673A JP 5205629 A JP5205629 A JP 5205629A JP 20562993 A JP20562993 A JP 20562993A JP H0740673 A JPH0740673 A JP H0740673A
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JP
Japan
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layer
dye
transfer sheet
resin
transfer
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JP5205629A
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English (en)
Inventor
Takashi Ueno
剛史 上野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の問題点を解決し、転写性樹脂層が所望
の形状にシャープな端縁をもって転写される受容層転写
シートを提供すること。 【構成】 長尺基材フイルムの一方の面に染料受容層を
含む転写性樹脂層を形成してなる受容層転写シートにお
いて、上記転写性樹脂層全体の抗張力が200Kg/c
以下であることを特徴とする受容層転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受容層転写シートに関
し、更に詳しくは熱転写方式によって高品質のカラー画
像を形成することが出来る受容層転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙や
プラスチックフイルム等の基材フイルムに担持させて熱
転写シートとし、染料受容層を設けた紙やプラスチック
フイルム等の熱転写受像シート上に各種のフルカラー画
像を形成する方法が提案されている。この場合には加熱
手段としてプリンターのサーマルヘッドが使用され、極
めて短時間の加熱によって3色又は4色の多数の色ドッ
トを熱転写受像シートに転移させ、該多色の色ドットに
より原稿のフルカラー画像を再現するものである。
【0003】上記方法で画像形成が可能な熱転写受像シ
ートは、染料染着性のあるプラスチックシート或いは染
料受容層を予め設けてある紙等に限定され、一般の普通
紙等には直接画像が形成出来ないという問題がある。勿
論、一般の普通紙であってもその表面に受容層を形成し
ておけば、画像形成は可能であるが、これは一般的には
コスト高であり、例えば、葉書、メモ、便箋、レポート
用紙等の如き一般的な既製の被転写材には応用困難であ
る。この様な問題点を解決する方法として、普通紙等の
既製品の被転写材に画像を形成しようとする場合、その
必要部分のみに染料受容層を手軽に形成する方法とし
て、受容層転写シートが知られている(例えば、特開昭
62−264994号公報参照)。更に操作を簡便にす
る方法として、長尺基材フイルムの面にイエロー、シア
ン、マゼンタ及び必要に応じてブラックの各染料層を面
順次に形成し、更に同一基材フイルム面に染料受容層を
設け、先ず受容層を被転写材に転写させ、続いて該受容
層に各色の染料を転写させてフルカラー画像を形成する
受容層転写シートが知られ、更には形成された染料画像
を保護する為の保護層を更に面順次に設けた受容層転写
シートも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている問題点】上記の受容層転
写シートを使用して葉書等の必要な領域にのみパターン
状に染料受容層を転写形成する場合、パターン形状の端
部が奇麗な直線状或は曲線状に転写されることが必要で
あるが、実際には染料受容層は、熱転写時に熱転写シー
トの染料層と融着しない様に比較的高分子量で融点の高
い樹脂から形成されている為に、箔切れがシャープでは
なく、パターン状に転写された染料受容層の端縁がギザ
ギザとなったり、或は意図しない形状で転写されるとい
う問題がある。この様な端縁がシャープでない染料受容
層に画像を形成すると、画像自体の端縁が不揃となり、
満足な転写画像が形成されないという問題がある。
【0005】以上の如き箔切れの問題は、特に染料受容
層白色顔料や、充填剤、或は気泡等を含有させることに
よって或る程度は解決されるが、この場合には、転写性
樹脂層の強度及び基材フイルムに対する箔持ち性が低下
するという問題がある。従って、本発明の目的は、上記
従来の問題点を解決し、転写性樹脂層が所望の形状にシ
ャープな端縁をもって転写される受容層転写シートを提
供することである。
【0006】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、長尺基材フイル
ムの一方の面に染料受容層を含む転写性樹脂層を形成し
てなる受容層転写シートにおいて、上記転写性樹脂層全
体の抗張力が200Kg/cm2 以下であることを特徴
とする受容層転写シートである。
【0007】
【作用】受容層転写シートの転写性樹脂層全体の抗張力
を200Kg/cm2 以下とすることによって、転写性
樹脂層を所望の形状にシャープな端縁をもって転写する
ことが出来る受容層転写シートを提供することが出来
る。
【0008】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明の受容層転写シート
は、長尺基材フイルムの一方の面に、必要に応じて剥離
層を形成し、その上に染料受容層と接着剤層からなる転
写性樹脂層を設け、又、必要に応じて基材フイルムの背
面に離型性耐熱滑性層を設けたものであり、上記転写性
樹脂層全体の抗張力を200Kg/cm2 以下であるこ
とを特徴としている。又、好ましい実施態様では染料受
容層と接着剤層との間にクッション層やバリヤー層等の
間に中間層を設けることが出来る。又、本発明の受容層
転写シートは、長尺基材フイルムの一方の面に1色又は
複数色の染料層、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン
及び必要に応じてブラックの染料層及び/又は転写性保
護層を、染料受容層を含む転写性樹脂層に対して面順次
に設けた一体型の熱転写シートであってもよい。
【0009】本発明で用いる基材フイルムとしては、従
来の熱転写シートに使用されていると同じ基材フイルム
がそのまま用いることが出来ると共に、その他のものも
使用することが出来、特に制限されない。好ましい基材
フイルムの具体例としては、例えば、グラシン紙、コン
デンサ紙、パラフイン紙等の薄葉紙、ポリエステル、ポ
リプロピレン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セル
ロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、アイ
オノマー等のプラスチック或いはこれらと前該紙とを複
合した基材フイルム等が挙げられる。これらの基材フイ
ルムの厚さは、その強度及び耐熱性等が適切になる様
に、材料に応じて適宜変更することが出来るが、その厚
さは、好ましくは、3〜100μmである。尚、上記基
材フイルムの背面には、サーマルヘッドの融着防止、走
行性の改良の外、本発明の受容層転写シートをロール状
に巻いたときに後述の接着剤層が粘着しない様に、離型
性耐熱滑性層を形成しておくことが好ましい。離型性耐
熱滑性層は、例えば、硬化性シリコーンオイル、硬化性
シリコーンワックス、シリコーン樹脂、弗素樹脂、アク
リル樹脂等の剥離剤から形成する。形成方法は後述の染
料受容層の形成方法と同様でよく、その厚みは0.1〜
3μm程度で十分である。
【0010】本発明の受容層転写シートにおいて、上記
基材フイルムの表面に形成する染料受容層は、任意の熱
転写受像シートに転写後に、熱転写シートから移行して
くる昇華性染料を受容し、形成された画像を維持する為
のものである。受容層(又は保護層)の形成に先立っ
て、基材フイルムの面に剥離層を形成することが好まし
い。かかる剥離層はワックス類、シリコーンワックス、
シリコーン樹脂、弗素樹脂、アクリル樹脂等の剥離剤か
ら形成する。形成方法は染料受容層の形成方法と同様で
よく、その厚みは0.5〜5μm程度で十分である。
又、転写後に艶消し受容層が望ましい場合には、剥離層
中に各種の粒子を包含させるか或は剥離層側表面をマッ
ト処理した基材フイルムを使用することにより表面マッ
ト状にすることも出来る。勿論、上記の如き基材フイル
ムが適度な剥離性を有している場合には離型層の形成は
不要である。
【0011】染料受容層を形成する為の樹脂としては、
例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマー、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等
のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミ
ド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他の
ビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、セ
ルロースジアセテート等のセルロース系樹脂、ポリカー
ボネート等が挙げられ、特に好ましいものは、ビニル系
樹脂及びポリエステル系樹脂である。上記樹脂に混合し
て使用する好ましい離型剤としては、シリコーンオイ
ル、リン酸エステル系界面活性剤、弗素系界面活性剤等
が挙げられるが、シリコーンオイルが望ましい。該シリ
コーンオイルとしては、エポキシ変性、アルキル変性、
アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、弗素
変性、アルキルアラルキルポリエーテル変性、エポキシ
・ポリエーテル変性、ポリエーテル変性等の変性シリコ
ーンオイルが望ましい。
【0012】離型剤は1種若しくは2種以上のものが使
用される。又、この離型剤の添加量は染料受容層形成樹
脂100重量部に対し、0.5〜30重量部が好まし
い。この添加量の範囲を満たさない場合は、熱転写シー
トと染料受容層の融着若しくは印字感度の低下等の問題
が生じる場合がある。この様な離型剤を染料受容層に添
加することによって、転写後の受容層の表面に離型剤が
ブリードアウトして離型性耐熱滑性層が形成される。受
容層は、前記の基材フイルムの一方の面に、必要に応じ
て離型層を介して上記の如き樹脂に離型剤等の必要な添
加剤を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり或い
は有機溶剤や水に分散した分散体を、例えば、グラビア
印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバー
スロールコーティング法等の形成手段により塗布及び乾
燥することによって形成される。以上の如く形成される
染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的には1〜10
μmの厚さである。又、この様な染料受容層は連続被覆
であるのが好ましいが、樹脂エマルジョンや樹脂分散液
を使用して、不連続の被覆として形成してもよい。
【0013】本発明では上記の受容層の表面に、これら
の層の転写性を良好にする為に接着剤層を設ける。これ
らの接着剤層は、例えば、公知の感圧接着剤、感熱接着
剤又は粘着剤が使用される。特に常温又は常圧では接着
性がなく、加熱又は加圧した時にのみ接着力を発揮する
感熱又は感圧接着剤が好ましく、この場合には得られる
受容層転写シートをロール状に巻いた場合にも基材フイ
ルムの背面とのブロッキングの問題が発生しにくい。上
記感熱又は感圧接着剤は、例えば、ポリアミド樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル
共重合樹脂、ポリエステル樹脂等の如き比較的低融点の
樹脂、又はこれらの樹脂にマイクロカプセル化した粘着
剤を混合したものであって、加熱によって接着性を発揮
するか或は加圧によってマイクロカプセルが破壊され優
れた粘着性を発揮する。又、粘着剤としては、公知のゴ
ム系、アクリル系、シリコーン系等の粘着剤が使用され
る。形成される接着剤層の厚みは、好ましくは0.5〜
10μm程度である。
【0014】更に、本発明では、前記受容層と上記接着
剤層との間に中間層を設けることが出来る。中間層を構
成する材質としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アク
リル樹脂、ポリエチレン系樹脂、ブタジエンラバー、エ
ポキシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは2〜10μ
m程度が好ましい。中間層の形成方法は上記受容層と同
様でよい。上記の接着剤層及び中間層には白色顔料、蛍
光増白剤及び/又は気泡(或は発泡剤)を包含させるこ
とが出来る。これらの白色顔料や蛍光増白剤は転写後の
受容層の白色度を向上させたり、熱転写受像シートであ
る紙の淡黄色を隠蔽するものであり、又、気泡(又は発
泡剤)は受容層に良好なクッション性を付与する機能を
有する。これらの添加剤を包含させる方法は、各層の形
成時に使用する塗工液の中に白色顔料等を包含させてお
けばよい。尚、この場合には保護層は透明乃至半透明で
なければならない。
【0015】本発明の受容層転写シートにおいては、前
記の様な基材フイルムの表面に所定の間隔を置いて染料
層を面順次に形成することも出来る。かかる染料層、染
料を任意のバインダー樹脂で担持させた層である。使用
する染料としては、従来公知の熱転写シートに使用され
ている染料はいずれも本発明に有効に使用可能であり特
に限定されない。例えば、幾つかの好ましい染料として
は、赤色染料として、MS RedG、Macrole
x Red Violet R、CeresRed7
B、Samaron Red HBSL、Resoli
n RedF3BS等が挙げられ、又、黄色の染料とし
ては、ホロンブリリアントイエロー6GL、PTY−5
2、マクロレックスイエロー6G等が挙げられ、又、青
色染料としては、カヤセットブルー714、ワクソリン
ブルーAP−FW、ホロンブリリアントブルーS−R、
MSブルー100等が挙げられる。
【0016】上記の如き染料を担持する為のバインダー
樹脂としては、従来公知のものがいずれも使用出来、好
ましいものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸
セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステ
ル等が挙げられるが、これらの中では、セルロース系、
アセタール系、ブチラール系及びポリエステル系等が耐
熱性、染料の移行性等の点から好ましいものである。更
に染料層中にはその他必要に応じて従来公知の各種の添
加剤も包含し得る。
【0017】この様な染料層は、好ましくは適当な溶剤
中に前記の昇華性染料、バインダー樹脂及びその他の任
意成分を加えて各成分を溶解又は分散させて染料層形成
用塗料又はインキを調製し、これを上記の基材フイルム
上に面順次に塗布及び乾燥させて形成する。この様にし
て形成する染料層は0.2〜5.0μm、好ましくは
0.4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層中の
昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好まし
くは10〜70重量%の量で存在するのが好適である。
【0018】染料受容層を含む転写性樹脂層と染料層と
の関係は特に限定されないが、例えば、1単位が受容層
を含む転写性樹脂層→Y→M→C→Bk→保護層の順序
が一般的であるが、これに限定されない。又、夫々の色
相の染料は同一面積に設けられるのが普通であるが、染
料受容層を含む転写性樹脂層(又は保護層)は、熱転写
受像シートの種類や画像に要求される耐久性によっては
2回以上転写することが要求される場合があり、その
為、より大面積に形成することも出来る。染料受容層を
含む転写性樹脂層(又は保護層)又は中間層の形成方法
は面順次に設ける以外は前記受容層転写シートの場合と
同様でよい。尚、転写性保護層は上記の如き染料受容層
と同様にして形成することが出来るが、中間層の形成は
不要であり、又、転写性保護層は該層を通して画像が観
察することが出来る必要がある為、透明又は半透明であ
ることが必要である。保護層及びその表面に形成する接
着剤層の形成材料、形成方法及び厚み等も前記受容層の
場合と同様でよい。
【0019】本発明では、上記の如き受容層転写シート
において、転写性樹脂層全体の抗張力を200Kg/c
2 以下、好ましくは20〜180Kg/cm2 とす
る。転写性樹脂層全体の抗張力を200Kg/cm2
下にする方法としては、前記染料受容層、中間層及び接
着剤層を形成する樹脂として、比較的低分子量の樹脂を
使用する、転写性樹脂層を薄く形成する、染料受容層を
相溶性の低い樹脂の混合物から形成する、染料受容層を
エマルジョンから形成して乾燥温度を低くして染料受容
層をミクロ的に不均一層に形成する、染料受容性のある
樹脂粒子、白色顔料、無機フイラー等を混在させる、こ
れらの方法を組み合わせて使用する等の方法が挙げられ
る。転写性樹脂層全体の抗張力が200Kg/cm2
越えると本発明の目的が達成されず、又、抗張力が低過
ぎては最終的に得られる転写画像の各種耐久性が低下す
る。従って、本発明では、転写性樹脂層全体の抗張力
は、20〜180Kg/cm2 とすることが好ましい。
【0020】上記の如き受容層転写シート又は一体型の
受容層転写シートを使用して、受容層を転写させ且つ画
像を形成する為の被転写材は、特に限定されず、例え
ば、普通紙、上質紙、トレーシングペーパー、プラスチ
ックフイルム等いずれのシートでもよく、又、形状的に
は、カード、葉書、パスポート、便箋、レポート用紙、
ノート、カタログ等いずれのものでもよく、特に表面の
目の粗い普通紙、ラフ紙にも適用可能である。受容層及
び保護層の転写方法は、熱転写用のサーマルヘッドを備
えた一般のプリンター、転写箔用のホットスタンパー、
熱ロール等、接着剤層が活性化される温度に加熱可能な
いずれの加熱加圧手段でもよい。又、画像の形成方法と
しては従来公知の手段がいずれも使用出来、例えば、サ
ーマルプリンター(例えば、日立製作所製、ビデオプリ
ンターVY−100)等の記録装置によって、記録時間
をコントロールすることにより、5〜100mJ/mm
2 程度の熱エネルギーを付与することによって所期の目
的を十分に達成することが出来る。
【0021】次に本発明の受容層転写シートの使用方法
及び画像形成方法を説明する。同一のサーマルヘッドに
よって、染料受容層の転写を行う方法においては、先
ず、イエロー染料層の前方に形成された転写性樹脂層の
接着剤層の面を普通紙等の被転写材に対向させて重ね合
わせ、背面から接着剤層の接着に適当な熱及び/又は圧
力をサーマルヘッドにより全面的に印加する。この熱又
は圧力によって接着剤層と受容層とは同時に被転写材の
面に転写接着される。次いで受容層転写シートを進めて
イエロー染料層を、転写された染料受容層の面に合わ
せ、染料層の染料の熱移行温度に対応した熱をサーマル
ヘッドより画像状に印加してイエロー画像を形成し、次
にマゼンタ染料層からマゼンタ染料を、シアン染料層か
らシアン染料を、夫々画像状に転写させてフルカラー画
像が染料受容層に形成される。サーマルヘッドの外に受
容層を含む転写性樹脂層を転写させる転写ヘッドを併用
する場合には、転写ヘッドには大きな熱及び/又は圧力
がかかる様にしておき、加熱及び/又は圧力を高めるこ
とにより表面の粗い被転写材であっても十分な転写が可
能である。勿論、転写ヘッドの代わりに加圧ロール等の
他の加圧手段を使用してもよい。画像形成方法は上記と
同様である。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。 実施例1〜5及び比較例1及び2 厚さ4.5μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
(東レ製)の表面に、下記の組成の塗工液をバーコータ
ーにより乾燥時0.5g/m2 になる割合で塗布し、ド
ライヤーで仮乾燥後、100℃のオーブン中で30分間
乾燥して離型性耐熱滑性層を形成した。離型性耐熱滑性層用塗工液組成 硬化性シリコーンオイル(KS-770A、信越化学工業製) 100部 硬化触媒(CAT-PL8、信越化学工業製) 1部 トルエン 400部 次に下記の塗工液から剥離層、染料受容層及び接着剤層
を形成した(塗工順序は記載の順序である)。離型層
は、下記の組成の塗工液をバーコーターにより乾燥時
0.5g/m2 になる割合で塗布し、ドライヤーで仮乾
燥後、100℃のオーブン中で30分間乾燥して形成し
た。
【0023】離型層用塗工液組成 アセトアセタール樹脂(KS−1、積水化学製) 100部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 400部 染料受容層は下記の組成の塗工液をバーコーターにより
乾燥時3.0g/m2になる割合で塗布し、ドライヤー
で仮乾燥後、100℃のオーブン中で30分間乾燥して
形成し、中間層及び接着剤層は下記それぞれの塗工液を
用いてそれぞれ同様にして乾燥時3.0g/m2 の割合
で塗布及び乾燥して形成した。
【0024】染料受容層用塗工液組成 表1に記載の樹脂 100部 エポキシ変性シリコーン(KF−393、信越化学工業製) 5部 アミノ変性シリコーン(KP−343、信越化学工業製) 5部 蛍光増白剤(ユビテックスOB、チバガイギー製) 0.1部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 400部中間層用塗工液組成 ; 表1に記載の樹脂 100部 酸化チタン(TCA−888、トーケムプロダクツ製) 100部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 400部接着剤層用塗工液組成 ; 表1に記載の樹脂 100部 熱発泡性マイクロカプセル(F−30VS、松本油脂製薬製) 50部 イソプロピルアルコール/トルエン(重量比1/1) 500部
【0025】実施例6 実施例5におけると同様な方法で離型層、受容層及び接
着剤層を幅30cmで、間隔を90cmとって形成し、
次に受容層及び接着剤層を形成してない面に、下記組成
の染料層用インキをイエロー、マゼンタ及びシアンの順
序に幅30cmづつ面順次に乾燥塗布量が1.0g/m
2 になる様にグラビアコーターにより塗布及び乾燥して
本発明の受容層転写シートを得た。
【0026】イエロー染料層用インキ組成 : 分散染料(C.I.Disperse Yellow 201) 4.0部 エチルヒドロキシセルロース(ハーキュレス社製) 5.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80.0部 ジオキサン 10.0部マゼンタ染料層用インキ組成 : 分散染料(C.I.Disperse Red60) 4.0部 エチルヒドロキシセルロース(ハーキュレス社製) 5.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80.0部 ジオキサン 10.0部シアン染料層用インキ組成 : 分散染料(カヤセットブルー714、日本化薬(株)製) 4.0部 エチルヒドロキシセルロース(ハーキュレス社製) 5.0部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1/1) 80.0部 ジオキサン 10.0部
【0027】上記の実施例及び比較例の各受容層転写シ
ートを用いて、葉書の裏面に50mm×50mmの矩形
の染料受容層を転写し、光学顕微鏡でその端縁を調べた
ところ下記表1に記載の結果が得られた。
【表1】 I:塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(1000AS、
電気化学製) II:アクリル樹脂(BR−87、三菱レイヨン製) III:ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡製) IV:ポリエステル樹脂(UE−3200、ユニチカ製) V:ポリビニルアセタール樹脂(BL−1、積水化学
製) VI:アクリル樹脂(アクリディックA409、大日本イ
ンキ製) VII:ポリビニルアセタール樹脂(KS−5、積水化学
製) VIII:ポリウレタン樹脂(タケラックE760、武田薬
品製)抗張力の測定方法 :転写性樹脂層を基材から剥離し、1
cm×5cmのサンプルを作成し、テンシロンにて引っ
張り速度1cm/mim.にて測定した。
【0028】
【効果】以上の如き本発明によれば、受容層転写シート
の転写性樹脂層全体の抗張力を200Kg/cm2 以下
とすることによって、転写性樹脂層を所望の形状にシャ
ープな端縁をもって転写することが出来る受容層転写シ
ートを提供することが出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺基材フイルムの一方の面に染料受容
    層を含む転写性樹脂層を形成してなる受容層転写シート
    において、上記転写性樹脂層全体の抗張力が200Kg
    /cm2 以下であることを特徴とする受容層転写シー
    ト。
  2. 【請求項2】 転写性樹脂層に対して面順次に1色又は
    複数色の染料層を順次形成されている請求項1に記載の
    受容層転写シート。
  3. 【請求項3】 更に転写性保護層が面順次に設けられて
    いる請求項1に記載の受容層転写シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005144835A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Nisshin Steel Co Ltd 意匠性に優れた転写印刷用塗装金属板
JP2007331126A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 General Technology Kk 熱転写リボン

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005144835A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Nisshin Steel Co Ltd 意匠性に優れた転写印刷用塗装金属板
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