JPH0740772A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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- JPH0740772A JPH0740772A JP5204516A JP20451693A JPH0740772A JP H0740772 A JPH0740772 A JP H0740772A JP 5204516 A JP5204516 A JP 5204516A JP 20451693 A JP20451693 A JP 20451693A JP H0740772 A JPH0740772 A JP H0740772A
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- transmission unit
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 後進段の設定時のジャダーを防止する。
【構成】 エンジンEに連結された自動変速機Aが、高
速段と低速段とに切換えることのできる副変速部1と後
進段を含む複数の変速段に切換えることのできる主変速
部2とを直列に連結した歯車列を備え、かつ後進段の設
定時には副変速部1を高速段に設定する自動変速機Aの
変速制御装置において、後進段が指令されたことを検出
する後進段検出手段3と、後進段が指令された場合に前
記エンジンEの出力を増大させるエンジン出力増大手段
4と、前記副変速部1を高速段に切換える高速段指令手
段5とを備えている。前進状態で後進段を設定する場合
であっても、ジャダーが防止される。
速段と低速段とに切換えることのできる副変速部1と後
進段を含む複数の変速段に切換えることのできる主変速
部2とを直列に連結した歯車列を備え、かつ後進段の設
定時には副変速部1を高速段に設定する自動変速機Aの
変速制御装置において、後進段が指令されたことを検出
する後進段検出手段3と、後進段が指令された場合に前
記エンジンEの出力を増大させるエンジン出力増大手段
4と、前記副変速部1を高速段に切換える高速段指令手
段5とを備えている。前進状態で後進段を設定する場合
であっても、ジャダーが防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機の変速を
制御する装置に関し、特に主変速部で後進状態を設定す
る際に副変速部を高速段に設定することのできる自動変
速機を対象とした変速制御装置に関するものである。
制御する装置に関し、特に主変速部で後進状態を設定す
る際に副変速部を高速段に設定することのできる自動変
速機を対象とした変速制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車などの車両で使用される自動変速
機は、歯車の噛合状態を変える必要がないなどの利点が
あることから、複数組の遊星歯車機構を使用して構成さ
れている。すなわち遊星歯車機構は、サンギヤおよびこ
れと同心円状に配置された内歯歯車であるリングギヤな
らびにこれらのギヤに噛合するピニオンギヤを保持した
キャリヤを要素として構成されており、いずれかの要素
を固定した状態で他の一つの要素を入力要素とし、かつ
さらに他の要素を出力要素とすることにより、入力を増
速して出力し、あるいは減速して出力し、さらには反転
して出力することができるので、複数の遊星歯車機構を
適宜に連結するとともに、それらのうちの所定の要素を
固定することにより、複数のギヤ段を設定することがで
きる。そして設定可能なギヤ段は、使用する遊星歯車機
構の数が多いほど多くなる。
機は、歯車の噛合状態を変える必要がないなどの利点が
あることから、複数組の遊星歯車機構を使用して構成さ
れている。すなわち遊星歯車機構は、サンギヤおよびこ
れと同心円状に配置された内歯歯車であるリングギヤな
らびにこれらのギヤに噛合するピニオンギヤを保持した
キャリヤを要素として構成されており、いずれかの要素
を固定した状態で他の一つの要素を入力要素とし、かつ
さらに他の要素を出力要素とすることにより、入力を増
速して出力し、あるいは減速して出力し、さらには反転
して出力することができるので、複数の遊星歯車機構を
適宜に連結するとともに、それらのうちの所定の要素を
固定することにより、複数のギヤ段を設定することがで
きる。そして設定可能なギヤ段は、使用する遊星歯車機
構の数が多いほど多くなる。
【0003】しかるに実用上要求されるギヤ段数や許容
される大きさなどには制限があり、またギヤ比列や製造
性などには厳しい要求があるから、実際には、それらの
制限の中で可及的にすべての要求を満たすように構成し
ている。例えば特開平4−312266号公報に記載さ
れた自動変速機では、オーバードライブ用変速部である
1組の遊星歯車機構からなる副変速部と、アンダードラ
イブ部である3組の遊星歯車機構からなる主変速部とを
同一軸線上に配列した歯車列を採用している。この自動
変速機では、主変速部で3種類の前進状態と1種類の後
進状態とを設定でき、主変速部を第1速に設定した状態
で副変速部をオーバードライブ状態とすることにより前
進第2速を設定し、また主変速部を直結段である第3速
に設定した状態で主変速部をオーバードライブ状態する
ことにより、全体として前進5段を設定するように構成
されている。また主変速部で後進状態を設定した場合の
ギヤ比が大きくなるので、後進段では副変速部をオーバ
ードライブ状態としている。
される大きさなどには制限があり、またギヤ比列や製造
性などには厳しい要求があるから、実際には、それらの
制限の中で可及的にすべての要求を満たすように構成し
ている。例えば特開平4−312266号公報に記載さ
れた自動変速機では、オーバードライブ用変速部である
1組の遊星歯車機構からなる副変速部と、アンダードラ
イブ部である3組の遊星歯車機構からなる主変速部とを
同一軸線上に配列した歯車列を採用している。この自動
変速機では、主変速部で3種類の前進状態と1種類の後
進状態とを設定でき、主変速部を第1速に設定した状態
で副変速部をオーバードライブ状態とすることにより前
進第2速を設定し、また主変速部を直結段である第3速
に設定した状態で主変速部をオーバードライブ状態する
ことにより、全体として前進5段を設定するように構成
されている。また主変速部で後進状態を設定した場合の
ギヤ比が大きくなるので、後進段では副変速部をオーバ
ードライブ状態としている。
【0004】このように上記の公報に記載された自動変
速機では、例えば最高速段である第5速から第4速に変
速する場合の変速ショックを防止するために、副変速部
には、その全体が一体となって回転する直結状態で係合
する一方向クラッチを設けている。具体的には、副変速
部を構成する遊星歯車機構の入力要素であるキャリヤ
と、オーバードライブ時の固定要素であるサンギヤとの
間に、キャリヤからサンギヤに対して逆回転方向(サン
ギヤからキャリヤに対して正回転方向)のトルクを伝達
する一方向クラッチを設けている。
速機では、例えば最高速段である第5速から第4速に変
速する場合の変速ショックを防止するために、副変速部
には、その全体が一体となって回転する直結状態で係合
する一方向クラッチを設けている。具体的には、副変速
部を構成する遊星歯車機構の入力要素であるキャリヤ
と、オーバードライブ時の固定要素であるサンギヤとの
間に、キャリヤからサンギヤに対して逆回転方向(サン
ギヤからキャリヤに対して正回転方向)のトルクを伝達
する一方向クラッチを設けている。
【0005】
【発明が解決しようする課題】上述した自動変速機で
は、4組の遊星歯車機構を使用する構成であるが、全体
として比較的コンパクトなものとすることができ、また
設定可能なギヤ段の数が充分でかつそのギヤ比列も動力
性能や変速特性などの点で充分なものである。しかしな
がら後進段を設定する際に副変速部を高速段にする必要
があるために、以下のような不都合が生じる可能性があ
った。
は、4組の遊星歯車機構を使用する構成であるが、全体
として比較的コンパクトなものとすることができ、また
設定可能なギヤ段の数が充分でかつそのギヤ比列も動力
性能や変速特性などの点で充分なものである。しかしな
がら後進段を設定する際に副変速部を高速段にする必要
があるために、以下のような不都合が生じる可能性があ
った。
【0006】すなわち副変速部の低速段では、一方向ク
ラッチが係合して入力要素と固定要素とが一体化され、
これに対して高速段ではその固定要素がブレーキ手段で
回転を止められるから、固定要素が入力要素に対して相
対的に逆回転することはできない。そのため、例えば微
速前進している状態でシフトレバーをリバースレンジに
設定した場合、主変速部が後進状態になることに伴い副
変速部を構成する遊星歯車機構の出力要素が逆回転させ
られる。これに対して後進段では副変速部の遊星歯車機
構における固定要素がブレーキ手段によって回転を止め
られるが、その際に前記一方向クラッチが係合してしま
うので、比較的高速車速の状態でリバースレンジに切り
換えることに伴って副変速部が高速段状態に切り換えら
れると、副変速部の出力軸の逆回転数が大きくなり、リ
バース達成用ブレーキ手段にスリップを伴う振動が生じ
る。またエンジンの出力が低出力の状態での前進状態で
リバースレンジに切換えると、前記出力要素を逆回転さ
せようとするトルクが、正回転させようとするトルクに
対して大きくなり、ジャダーが発生する可能性があっ
た。
ラッチが係合して入力要素と固定要素とが一体化され、
これに対して高速段ではその固定要素がブレーキ手段で
回転を止められるから、固定要素が入力要素に対して相
対的に逆回転することはできない。そのため、例えば微
速前進している状態でシフトレバーをリバースレンジに
設定した場合、主変速部が後進状態になることに伴い副
変速部を構成する遊星歯車機構の出力要素が逆回転させ
られる。これに対して後進段では副変速部の遊星歯車機
構における固定要素がブレーキ手段によって回転を止め
られるが、その際に前記一方向クラッチが係合してしま
うので、比較的高速車速の状態でリバースレンジに切り
換えることに伴って副変速部が高速段状態に切り換えら
れると、副変速部の出力軸の逆回転数が大きくなり、リ
バース達成用ブレーキ手段にスリップを伴う振動が生じ
る。またエンジンの出力が低出力の状態での前進状態で
リバースレンジに切換えると、前記出力要素を逆回転さ
せようとするトルクが、正回転させようとするトルクに
対して大きくなり、ジャダーが発生する可能性があっ
た。
【0007】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、リバースレンジを選択した際の摩擦係合装置
のジャダーを防止することのできる自動変速機用変速制
御装置を提供することを目的とするものである。
たもので、リバースレンジを選択した際の摩擦係合装置
のジャダーを防止することのできる自動変速機用変速制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち上記の目的を達
成するために、請求項1に記載した発明は、エンジンE
に連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに切換
えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の変速
段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連結し
た歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部1を
高速段に設定する自動変速機Aの変速制御装置におい
て、後進段が指令されたことを検出する後進段検出手段
3と、後進段が指令された場合に前記エンジンEの出力
を増大させるエンジン出力増大手段4と、前記副変速部
1を高速段に切換える高速段指令手段5とを備えている
ことを特徴とするものである。
成するために、請求項1に記載した発明は、エンジンE
に連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに切換
えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の変速
段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連結し
た歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部1を
高速段に設定する自動変速機Aの変速制御装置におい
て、後進段が指令されたことを検出する後進段検出手段
3と、後進段が指令された場合に前記エンジンEの出力
を増大させるエンジン出力増大手段4と、前記副変速部
1を高速段に切換える高速段指令手段5とを備えている
ことを特徴とするものである。
【0009】また請求項2に記載した発明は、エンジン
Eに連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに切
換えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の変
速段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連結
した歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部1
を高速段と低速段とのいずれかを選択的に設定する自動
変速機Aの変速制御装置において、車速を検出する車速
検出手段6と、検出された車速が基準車速以上の場合に
は後進段を禁止する後進段禁止手段7と、後進段が指令
された際の副変速部1の変速段を判定する副変速部変速
段判定手段8と、後進段が指令された際の副変速部1の
変速段が高速段の場合には低速段の場合より前記基準車
速を低車速に設定する基準車速設定手段9とを備えてい
ることを特徴とするものである。
Eに連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに切
換えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の変
速段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連結
した歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部1
を高速段と低速段とのいずれかを選択的に設定する自動
変速機Aの変速制御装置において、車速を検出する車速
検出手段6と、検出された車速が基準車速以上の場合に
は後進段を禁止する後進段禁止手段7と、後進段が指令
された際の副変速部1の変速段を判定する副変速部変速
段判定手段8と、後進段が指令された際の副変速部1の
変速段が高速段の場合には低速段の場合より前記基準車
速を低車速に設定する基準車速設定手段9とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0010】さらに請求項3に記載した発明は、エンジ
ンEに連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに
切換えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の
変速段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連
結した歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部
1を高速段に設定する自動変速機Aの変速制御装置にお
いて、所定の条件に基づいて後進段を禁止する後進段禁
止手段10と、後進段を禁止できないフェールを検出す
る後進段禁止フェール検出手段11と、後進段を禁止で
きないフェールが検出された場合に後進段の指令時に前
記副変速部1を低速段に設定する低速段設定手段12と
を備えていることを特徴とするものである。
ンEに連結された自動変速機Aが、高速段と低速段とに
切換えることのできる副変速部1と後進段を含む複数の
変速段に切換えることのできる主変速部2とを直列に連
結した歯車列を備え、かつ後進段の設定時には副変速部
1を高速段に設定する自動変速機Aの変速制御装置にお
いて、所定の条件に基づいて後進段を禁止する後進段禁
止手段10と、後進段を禁止できないフェールを検出す
る後進段禁止フェール検出手段11と、後進段を禁止で
きないフェールが検出された場合に後進段の指令時に前
記副変速部1を低速段に設定する低速段設定手段12と
を備えていることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、後進段を設定する際には
副変速部1が高速段に設定され、したがって副変速部1
を例えば遊星歯車機構によって構成すれば、そのいずれ
かの要素を固定することになる。後進段が指令される
と、これを後進段検出手段3が検出するとともに、エン
ジン出力増大手段4がエンジンEの出力を増大させる。
そしてエンジン出力が所定の出力以上になった時点で高
速段指令手段5によって副変速部1が高速段に切換えら
れる。したがって前進状態で後進段が指令されても、副
変速部1の出力軸を逆回転させようとするトルクが小さ
く、ジャダーが生じることはない。
副変速部1が高速段に設定され、したがって副変速部1
を例えば遊星歯車機構によって構成すれば、そのいずれ
かの要素を固定することになる。後進段が指令される
と、これを後進段検出手段3が検出するとともに、エン
ジン出力増大手段4がエンジンEの出力を増大させる。
そしてエンジン出力が所定の出力以上になった時点で高
速段指令手段5によって副変速部1が高速段に切換えら
れる。したがって前進状態で後進段が指令されても、副
変速部1の出力軸を逆回転させようとするトルクが小さ
く、ジャダーが生じることはない。
【0012】また請求項2に記載した発明では、後進段
を設定する際に副変速部1は高速段と低速段とのいずれ
かに設定される。この後進段は、車速検出手段6によっ
て検出された前進走行状態での車速が基準車速以上であ
れば、後進段禁止手段7によって禁止されるが、その基
準車速は、基準車速設定手段9によって所定の車速に設
定される。すなわち後進段が指令された際の副変速部1
の変速段が副変速部変速段判定手段8によって判定さ
れ、副変速部1が低速段であれば、基準車速が高車速に
設定され、反対に高速段であれば、低車速に設定され
る。すなわち後進段を指令した際の副変速部1の変速段
が高速段であれば、この副変速部1でいずれかの要素が
固定されることになるので、後進段が許容される車速を
低車速にして、副変速部1の出力軸の逆回転数が小さく
なり、ジャダーが防止される。
を設定する際に副変速部1は高速段と低速段とのいずれ
かに設定される。この後進段は、車速検出手段6によっ
て検出された前進走行状態での車速が基準車速以上であ
れば、後進段禁止手段7によって禁止されるが、その基
準車速は、基準車速設定手段9によって所定の車速に設
定される。すなわち後進段が指令された際の副変速部1
の変速段が副変速部変速段判定手段8によって判定さ
れ、副変速部1が低速段であれば、基準車速が高車速に
設定され、反対に高速段であれば、低車速に設定され
る。すなわち後進段を指令した際の副変速部1の変速段
が高速段であれば、この副変速部1でいずれかの要素が
固定されることになるので、後進段が許容される車速を
低車速にして、副変速部1の出力軸の逆回転数が小さく
なり、ジャダーが防止される。
【0013】さらに請求項3に記載した発明では、後進
段が指令された場合、通常では、副変速部1は高速段に
設定される。また後進段は所定の条件を満足された場合
には、後進段禁止手段10によって禁止される。この後
進段禁止手段10による後進段の禁止を行えないフェー
ルが生じた場合、これが後進段禁止フェール検出手段1
1によって検出され、その場合には、副変速部1は低速
段設定手段12によって低速段に設定される。すなわち
高車速であることやエンジン出力が低出力であることな
どの条件が成立しているために後進段を禁止する状態で
あっても、これを検出できない場合には、ジャダーが生
じることがない。
段が指令された場合、通常では、副変速部1は高速段に
設定される。また後進段は所定の条件を満足された場合
には、後進段禁止手段10によって禁止される。この後
進段禁止手段10による後進段の禁止を行えないフェー
ルが生じた場合、これが後進段禁止フェール検出手段1
1によって検出され、その場合には、副変速部1は低速
段設定手段12によって低速段に設定される。すなわち
高車速であることやエンジン出力が低出力であることな
どの条件が成立しているために後進段を禁止する状態で
あっても、これを検出できない場合には、ジャダーが生
じることがない。
【0014】
【実施例】つぎにこの発明の一実施例を図面を参照して
説明する。図4はこの発明の一実施例を示す全体的な制
御系統図であって、自動変速機Aを連結してあるエンジ
ンEは、その吸気管路12にメインスロットルバルブ1
3とその上流側に位置するサブスロットルバルブ14と
を有している。そのメインスロットルバルブ13はアク
セルペダル15に連結されていて、アクセルペダル15
の踏み込み量に応じて開閉される。またサブスロットル
バルブ14は、モータ16によって開閉されるようにな
っている。このサブスロットルバルブ14の開度を調整
するためにモータ16を制御し、またエンジンEの燃料
噴射量および点火時期などを制御するためのエンジン用
電子制御装置(E−ECU)17が設けられている。こ
の電子制御装置17は、中央演算処理装置(CPU)お
よび記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出力インタ
ーフェースを主体とするものであって、この電子制御装
置17には、制御のためのデータとして、エンジン(E
/G)回転数N、吸入空気量Q、吸入空気温度、スロッ
トル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッチから
の信号などの各種の信号が入力されている。
説明する。図4はこの発明の一実施例を示す全体的な制
御系統図であって、自動変速機Aを連結してあるエンジ
ンEは、その吸気管路12にメインスロットルバルブ1
3とその上流側に位置するサブスロットルバルブ14と
を有している。そのメインスロットルバルブ13はアク
セルペダル15に連結されていて、アクセルペダル15
の踏み込み量に応じて開閉される。またサブスロットル
バルブ14は、モータ16によって開閉されるようにな
っている。このサブスロットルバルブ14の開度を調整
するためにモータ16を制御し、またエンジンEの燃料
噴射量および点火時期などを制御するためのエンジン用
電子制御装置(E−ECU)17が設けられている。こ
の電子制御装置17は、中央演算処理装置(CPU)お
よび記憶装置(RAM、ROM)ならびに入出力インタ
ーフェースを主体とするものであって、この電子制御装
置17には、制御のためのデータとして、エンジン(E
/G)回転数N、吸入空気量Q、吸入空気温度、スロッ
トル開度、車速、エンジン水温、ブレーキスイッチから
の信号などの各種の信号が入力されている。
【0015】自動変速機Aは、油圧制御装置18によっ
て変速およびロックアップクラッチならびにライン圧が
制御される。その油圧制御装置18は、電気的に制御さ
れるように構成されており、また変速を実行するための
第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3
、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノ
イドバルブS4 、ライン圧を制御するためのリニアソレ
ノイドバルブSLT、アキュームレータ背圧を制御するた
めのリニアソレノイドバルブSLN、ロックアップクラッ
チを制御するためのリニアソレノイドバルブSLUが設け
られている。
て変速およびロックアップクラッチならびにライン圧が
制御される。その油圧制御装置18は、電気的に制御さ
れるように構成されており、また変速を実行するための
第1ないし第3のシフトソレノイドバルブS1 ,〜S3
、エンジンブレーキ状態を制御するための第4ソレノ
イドバルブS4 、ライン圧を制御するためのリニアソレ
ノイドバルブSLT、アキュームレータ背圧を制御するた
めのリニアソレノイドバルブSLN、ロックアップクラッ
チを制御するためのリニアソレノイドバルブSLUが設け
られている。
【0016】これらのソレノイドバルブに信号を出力し
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)19
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置19
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものであって、この電子制御装置19には、制御の
ためのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバードライ
ブスイッチからの信号などが入力されている。
て変速やライン圧あるいはアキュームレータ背圧などを
制御する自動変速機用電子制御装置(T−ECU)19
が設けられている。この自動変速機用電子制御装置19
は、中央演算処理装置(CPU)および記憶装置(RA
M、ROM)ならびに入出力インターフェースを主体と
するものであって、この電子制御装置19には、制御の
ためのデータとしてスロットル開度、車速、エンジン水
温、ブレーキスイッチからの信号、シフトポジション、
パターンセレクトスイッチからの信号、オーバードライ
ブスイッチからの信号などが入力されている。
【0017】またこの自動変速機用電子制御装置19と
エンジン用電子制御装置17とは、相互にデータ通信可
能に接続されており、エンジン用電子制御装置17から
自動変速機用電子制御装置19に対しては、1回転当た
りの吸入空気量(Q/N)などの信号が送信され、また
自動変速機用電子制御装置19からエンジン用電子制御
装置17に対しては、各ソレノイドバルブに対する指示
信号と同等の信号および変速段を指示する信号などが送
信されている。
エンジン用電子制御装置17とは、相互にデータ通信可
能に接続されており、エンジン用電子制御装置17から
自動変速機用電子制御装置19に対しては、1回転当た
りの吸入空気量(Q/N)などの信号が送信され、また
自動変速機用電子制御装置19からエンジン用電子制御
装置17に対しては、各ソレノイドバルブに対する指示
信号と同等の信号および変速段を指示する信号などが送
信されている。
【0018】すなわち自動変速機用電子制御装置19
は、入力されたデータおよび予め記憶しているマップに
基づいて変速段やロックアップクラッチのON/OF
F、あるいはライン圧の調圧レベルなどを判断し、その
判断結果に基づいて所定のソレノイドバルブに指示信号
を出力し、さらにフェールの判断やそれに基づく制御を
行うようになっている。またエンジン用電子制御装置1
7は、入力されたデータに基づいて燃料噴射量や点火時
期あるいはサブスロットルバルブ14の開度などを制御
することに加え、自動変速機Aでの変速時に燃料噴射量
を削減し、あるいは点火時期を変え、もしくはサブスロ
ットルバルブ14の開度を絞ることにより、出力トルク
を一時的に低下させるようになっている。
は、入力されたデータおよび予め記憶しているマップに
基づいて変速段やロックアップクラッチのON/OF
F、あるいはライン圧の調圧レベルなどを判断し、その
判断結果に基づいて所定のソレノイドバルブに指示信号
を出力し、さらにフェールの判断やそれに基づく制御を
行うようになっている。またエンジン用電子制御装置1
7は、入力されたデータに基づいて燃料噴射量や点火時
期あるいはサブスロットルバルブ14の開度などを制御
することに加え、自動変速機Aでの変速時に燃料噴射量
を削減し、あるいは点火時期を変え、もしくはサブスロ
ットルバルブ14の開度を絞ることにより、出力トルク
を一時的に低下させるようになっている。
【0019】図5は上記の自動変速機Aの歯車列の一例
を示す図であり、ここに示す構成では、前進5段・後進
1段の変速段を設定するように構成されている。すなわ
ちここに示す自動変速機Aは、トルクコンバータ20
と、副変速部21と、主変速部22とを備えている。そ
のトルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ23
を有しており、このロックアップクラッチ23は、ポン
プインペラ24に一体化させてあるフロントカバー25
とタービンランナ26を一体に取付けた部材(ハブ)2
7との間に設けられている。エンジンのクランクシャフ
ト(それぞれ図示せず)はフロントカバー25に連結さ
れ、またタービンランナ26を連結してある入力軸28
は、副変速部21を構成するオーバードライブ用遊星歯
車機構29のキャリヤ30に連結されている。
を示す図であり、ここに示す構成では、前進5段・後進
1段の変速段を設定するように構成されている。すなわ
ちここに示す自動変速機Aは、トルクコンバータ20
と、副変速部21と、主変速部22とを備えている。そ
のトルクコンバータ20は、ロックアップクラッチ23
を有しており、このロックアップクラッチ23は、ポン
プインペラ24に一体化させてあるフロントカバー25
とタービンランナ26を一体に取付けた部材(ハブ)2
7との間に設けられている。エンジンのクランクシャフ
ト(それぞれ図示せず)はフロントカバー25に連結さ
れ、またタービンランナ26を連結してある入力軸28
は、副変速部21を構成するオーバードライブ用遊星歯
車機構29のキャリヤ30に連結されている。
【0020】この遊星歯車機構29におけるキャリヤ3
0とサンギヤ31との間には、多板クラッチC0 と一方
向クラッチF0 とが設けられている。なお、この一方向
クラッチF0 はサンギヤ31がキャリヤ30に対して相
対的に正回転(入力軸28の回転方向の回転)する場合
に係合するようになっている。またサンギヤ31の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
そしてこの副変速部21の出力要素であるリングギヤ3
2が、主変速部22の入力要素である中間軸33に接続
されている。
0とサンギヤ31との間には、多板クラッチC0 と一方
向クラッチF0 とが設けられている。なお、この一方向
クラッチF0 はサンギヤ31がキャリヤ30に対して相
対的に正回転(入力軸28の回転方向の回転)する場合
に係合するようになっている。またサンギヤ31の回転
を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。
そしてこの副変速部21の出力要素であるリングギヤ3
2が、主変速部22の入力要素である中間軸33に接続
されている。
【0021】したがって副変速部21は、多板クラッチ
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構29の全体が一体となって回転するため、中
間軸33が入力軸28と同速度で回転し、低速段とな
る。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ31の回転
を止めた状態では、リングギヤ32が入力軸28に対し
て増速されて正回転し、高速段となる。
C0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊
星歯車機構29の全体が一体となって回転するため、中
間軸33が入力軸28と同速度で回転し、低速段とな
る。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ31の回転
を止めた状態では、リングギヤ32が入力軸28に対し
て増速されて正回転し、高速段となる。
【0022】他方、主変速部22は三組の遊星歯車機構
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸65が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
40,50,60を備えており、それらの回転要素が以
下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構
40のサンギヤ41と第2遊星歯車機構50のサンギヤ
51とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機
構40のリングギヤ43と第2遊星歯車機構50のキャ
リヤ52と第3遊星歯車機構60のキャリヤ62との三
者が連結され、かつそのキャリヤ62に出力軸65が連
結されている。さらに第2遊星歯車機構50のリングギ
ヤ53が第3遊星歯車機構60のサンギヤ61に連結さ
れている。
【0023】この主変速部22の歯車列では後進段と前
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸33との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸33との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
進側の四つの変速段とを設定することができ、そのため
のクラッチおよびブレーキが以下のように設けられてい
る。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されて
いる第2遊星歯車機構50のリングギヤ53および第3
遊星歯車機構60のサンギヤ61と中間軸33との間に
第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第
1遊星歯車機構40のサンギヤ41および第2遊星歯車
機構50のサンギヤ51と中間軸33との間に第2クラ
ッチC2 が設けられている。
【0024】つぎにブレーキについて述べると、第1ブ
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構40および第2遊星歯車機構50のサンギヤ41,5
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ41,51(すなわち共通サンギヤ軸)とケー
シング66との間には、第1一方向クラッチF1 と多板
ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されて
おり、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,5
1が逆回転(入力軸28の回転方向とは反対方向の回
転)しようとする際に係合するようになっている。多板
ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構4
0のキャリヤ42とケーシング66との間に設けられて
いる。そして第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の
回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがケーシング6
6との間に並列に配置されている。なお、この第2一方
向クラッチF2 はリングギヤ63が逆回転しようとする
際に係合するようになっている。
レーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機
構40および第2遊星歯車機構50のサンギヤ41,5
1の回転を止めるように配置されている。またこれらの
サンギヤ41,51(すなわち共通サンギヤ軸)とケー
シング66との間には、第1一方向クラッチF1 と多板
ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されて
おり、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ41,5
1が逆回転(入力軸28の回転方向とは反対方向の回
転)しようとする際に係合するようになっている。多板
ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構4
0のキャリヤ42とケーシング66との間に設けられて
いる。そして第3遊星歯車機構60のリングギヤ63の
回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブ
レーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがケーシング6
6との間に並列に配置されている。なお、この第2一方
向クラッチF2 はリングギヤ63が逆回転しようとする
際に係合するようになっている。
【0025】上記の自動変速機Aでは、各クラッチやブ
レーキを図6の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図6において○印は係合状態、●印はエン
ジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のいずれ
でもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
レーキを図6の作動表に示すように係合・解放すること
により前進5段・後進1段の変速段を設定することがで
きる。なお、図6において○印は係合状態、●印はエン
ジンブレーキ時に係合状態、△印は係合・解放のいずれ
でもよいこと、空欄は解放状態をそれぞれ示す。
【0026】また図6に示す各変速段を選択するための
レンジ位置は図7に示すように配列されている。すなわ
ちパーキング(P)レンジ位置に続けてリバース(R)
レンジ位置が配置され、これらの配列方向に対して斜め
方向の位置にRレンジに続けてニュートラル(N)レン
ジ位置が設けられている。ドライブ(D)レンジ位置
は、このNレンジに対して、前記PレンジとRレンジと
の配列方向と平行に配置され、さらに4速レンジ位置
が、これらの配列方向に対して直行する方向に屈曲した
位置に配置されている。さらに3速レンジ位置が、4速
レンジ位置に対して、前記NレンジとDレンジとの配列
方向と平行な方向に配置され、2速レンジ位置は、前記
Rレンジ位置に対するNレンジ位置と同様な関係となる
位置に設けられ、そしてロー(L)レンジ位置は、Dレ
ンジ位置に対する4速レンジ位置と同様な関係となる位
置に設けられている。
レンジ位置は図7に示すように配列されている。すなわ
ちパーキング(P)レンジ位置に続けてリバース(R)
レンジ位置が配置され、これらの配列方向に対して斜め
方向の位置にRレンジに続けてニュートラル(N)レン
ジ位置が設けられている。ドライブ(D)レンジ位置
は、このNレンジに対して、前記PレンジとRレンジと
の配列方向と平行に配置され、さらに4速レンジ位置
が、これらの配列方向に対して直行する方向に屈曲した
位置に配置されている。さらに3速レンジ位置が、4速
レンジ位置に対して、前記NレンジとDレンジとの配列
方向と平行な方向に配置され、2速レンジ位置は、前記
Rレンジ位置に対するNレンジ位置と同様な関係となる
位置に設けられ、そしてロー(L)レンジ位置は、Dレ
ンジ位置に対する4速レンジ位置と同様な関係となる位
置に設けられている。
【0027】図6の作動表から知られるように上記の自
動変速機Aでは、後進段を主変速部22における第2ク
ラッチC2 と第4ブレーキB4 とを係合させ、また副変
速部21におけるブレーキB0 を係合させて設定する。
すなわち後進状態を主変速部22で設定し、その第4ブ
レーキB4 に使用するトルクを低下させるとともに、後
進段の変速比が大きくなり過ぎることを防止するため
に、副変速部21をオーバードライブ状態にする。
動変速機Aでは、後進段を主変速部22における第2ク
ラッチC2 と第4ブレーキB4 とを係合させ、また副変
速部21におけるブレーキB0 を係合させて設定する。
すなわち後進状態を主変速部22で設定し、その第4ブ
レーキB4 に使用するトルクを低下させるとともに、後
進段の変速比が大きくなり過ぎることを防止するため
に、副変速部21をオーバードライブ状態にする。
【0028】車両の走行状態が所定の条件を満たしてい
る場合には、この後進段を禁止するようになっており、
また後進段を設定する場合であっても、必要に応じて副
変速部21をオーバードライブ段と直結状態の低速段と
に選択的に設定するようになっており、そのための油圧
回路の一例を示せば図8のとおりである。
る場合には、この後進段を禁止するようになっており、
また後進段を設定する場合であっても、必要に応じて副
変速部21をオーバードライブ段と直結状態の低速段と
に選択的に設定するようになっており、そのための油圧
回路の一例を示せば図8のとおりである。
【0029】すなわち図8において符号70はマニュア
ルバルブを示し、シフト装置(図示せず)によってリバ
ースレンジを選択した場合にライン圧が出力されるRポ
ート71がリバースコントロールバルブ72の入力ポー
ト73に接続されている。このリバースコントロールバ
ルブ72は、スプール74を押圧しているスプリング7
5とは反対方向に前記Rポート71からのライン圧を作
用させ、またスプリング75を配置してある箇所に開口
するホールドポート76に第2ソレノイドバルブS2 か
らの信号圧を供給するようになっている。そしてホール
ドポート76に信号圧が供給されている状態ではスプー
ル74が図の右半分に示す位置に押し上げられて入力ポ
ート73が出力ポート77に連通し、また第2ソレノイ
ドバルブS2 からの信号圧が供給されずに前記Rポート
71からライン圧が供給されている場合にはスプール7
4が図の左半分に示す位置に押し下げられて出力ポート
77がドレーンポート78に連通するようになってい
る。そしてこのリバースコントロールバルブ72の出力
ポート77に第4ブレーキB4 が、チェックボール付き
オリフィス79およびシャトルバルブ80を介して接続
されている。
ルバルブを示し、シフト装置(図示せず)によってリバ
ースレンジを選択した場合にライン圧が出力されるRポ
ート71がリバースコントロールバルブ72の入力ポー
ト73に接続されている。このリバースコントロールバ
ルブ72は、スプール74を押圧しているスプリング7
5とは反対方向に前記Rポート71からのライン圧を作
用させ、またスプリング75を配置してある箇所に開口
するホールドポート76に第2ソレノイドバルブS2 か
らの信号圧を供給するようになっている。そしてホール
ドポート76に信号圧が供給されている状態ではスプー
ル74が図の右半分に示す位置に押し上げられて入力ポ
ート73が出力ポート77に連通し、また第2ソレノイ
ドバルブS2 からの信号圧が供給されずに前記Rポート
71からライン圧が供給されている場合にはスプール7
4が図の左半分に示す位置に押し下げられて出力ポート
77がドレーンポート78に連通するようになってい
る。そしてこのリバースコントロールバルブ72の出力
ポート77に第4ブレーキB4 が、チェックボール付き
オリフィス79およびシャトルバルブ80を介して接続
されている。
【0030】また 4-5シフトバルブ81の入力ポート8
2にはライン圧油路83が接続されており、この入力ポ
ート82に選択的に連通させられる出力ポート84に副
変速部21のブレーキB0 が、チェックボール付きオリ
フィス85を介して接続されている。この 4-5シフトバ
ルブ81は、その制御ポート86に第3ソレノイドバル
ブS3 からの信号圧を供給することによりスプール87
が図の右半分に示す位置に押し下げられて入力ポート8
2と出力ポート84とが連通するようになっている。す
なわち第3ソレノイドバルブS3 から信号圧が供給され
ていれば、ブレーキB0 が係合して副変速部21がオー
バードライブ段に設定され、またこれとは反対に第3ソ
レノイドバルブS3 から信号圧が供給されていない場合
にはブレーキB0 が解放させられて副変速部21が直結
状態の低速段に設定されるようになっている。
2にはライン圧油路83が接続されており、この入力ポ
ート82に選択的に連通させられる出力ポート84に副
変速部21のブレーキB0 が、チェックボール付きオリ
フィス85を介して接続されている。この 4-5シフトバ
ルブ81は、その制御ポート86に第3ソレノイドバル
ブS3 からの信号圧を供給することによりスプール87
が図の右半分に示す位置に押し下げられて入力ポート8
2と出力ポート84とが連通するようになっている。す
なわち第3ソレノイドバルブS3 から信号圧が供給され
ていれば、ブレーキB0 が係合して副変速部21がオー
バードライブ段に設定され、またこれとは反対に第3ソ
レノイドバルブS3 から信号圧が供給されていない場合
にはブレーキB0 が解放させられて副変速部21が直結
状態の低速段に設定されるようになっている。
【0031】後進段で副変速部21をオーバードライブ
段に設定するのは、前述したように、後進段での変速比
が大きくなり過ぎないようにし、また第4ブレーキB4
にかかるトルクを低くするためでもある。しかしながら
前進状態で後進段を設定した際に副変速部21をオーバ
ードライブ段に設定すると、一方向クラッチF0 によっ
て副変速部21を構成する遊星歯車機構29の全体が一
体化されると同時にこれをブレーキB0 で固定すること
になるので、サンギヤ31をブレーキB0 で固定しつつ
このサンギヤ31を強制的に回転駆動する事態が生じ
る。
段に設定するのは、前述したように、後進段での変速比
が大きくなり過ぎないようにし、また第4ブレーキB4
にかかるトルクを低くするためでもある。しかしながら
前進状態で後進段を設定した際に副変速部21をオーバ
ードライブ段に設定すると、一方向クラッチF0 によっ
て副変速部21を構成する遊星歯車機構29の全体が一
体化されると同時にこれをブレーキB0 で固定すること
になるので、サンギヤ31をブレーキB0 で固定しつつ
このサンギヤ31を強制的に回転駆動する事態が生じ
る。
【0032】そこでこの発明の制御装置では、後進段を
設定する際に、条件に応じて副変速部21をオーバード
ライブ段もしくは直結状態の低速段に設定し、あるいは
後進段を禁止するように制御する。図9はその制御ルー
チンの一例を示すフローチャートであって、ここに示す
例は、エンジンEの出力に応じて後進段を設定する際に
副変速部21をオーバードライブ段もしくは直結段に設
定する制御例である。すなわちステップ1で入力信号の
処理を行った後に、NレンジあるいはDレンジからRレ
ンジに切換えられたか否かを判断する(ステップ2)。
このようなシフト操作が行われていない場合にはリター
ンし、このようなシフト操作が行われた場合には、スロ
ットル開度θが予め定めた開度α以上か否かを判断する
(ステップ3)。
設定する際に、条件に応じて副変速部21をオーバード
ライブ段もしくは直結状態の低速段に設定し、あるいは
後進段を禁止するように制御する。図9はその制御ルー
チンの一例を示すフローチャートであって、ここに示す
例は、エンジンEの出力に応じて後進段を設定する際に
副変速部21をオーバードライブ段もしくは直結段に設
定する制御例である。すなわちステップ1で入力信号の
処理を行った後に、NレンジあるいはDレンジからRレ
ンジに切換えられたか否かを判断する(ステップ2)。
このようなシフト操作が行われていない場合にはリター
ンし、このようなシフト操作が行われた場合には、スロ
ットル開度θが予め定めた開度α以上か否かを判断する
(ステップ3)。
【0033】スロットル開度θが基準となる開度αより
小さい場合には、ステップ4に進んでアイドリング回転
数を高くする制御(アイドルアップ)が可能か否かを判
断し(ステップ4)、アイドルアップが可能であれば、
その制御を実行(ステップ5)したのち、副変速部21
をオーバードライブ状態にして後進段を設定する(ステ
ップ6)。またスロットル開度θが基準開度α以上の場
合も同様に、ステップ6に進んで副変速部21をオーバ
ードライブ状態にして後進段を設定する。
小さい場合には、ステップ4に進んでアイドリング回転
数を高くする制御(アイドルアップ)が可能か否かを判
断し(ステップ4)、アイドルアップが可能であれば、
その制御を実行(ステップ5)したのち、副変速部21
をオーバードライブ状態にして後進段を設定する(ステ
ップ6)。またスロットル開度θが基準開度α以上の場
合も同様に、ステップ6に進んで副変速部21をオーバ
ードライブ状態にして後進段を設定する。
【0034】すなわちエンジン出力が高出力であれば、
NレンジもしくはDレンジからRレンジにシフト操作さ
れて後進段を設定する場合であっても、副変速部21を
オーバードライブ段とする。したがって前進走行状態で
後進段を設定することになっても、副変速部21をオー
バードライブ段に設定するために係合するブレーキB0
の係合圧が高くなってそのトルク容量が大きくなるの
で、一方向クラッチF0で一体化されている遊星歯車機
構29のサンギヤ31を、ジャダーを生じることなくブ
レーキB0 で固定して副変速部21をオーバードライブ
段とすることができる。
NレンジもしくはDレンジからRレンジにシフト操作さ
れて後進段を設定する場合であっても、副変速部21を
オーバードライブ段とする。したがって前進走行状態で
後進段を設定することになっても、副変速部21をオー
バードライブ段に設定するために係合するブレーキB0
の係合圧が高くなってそのトルク容量が大きくなるの
で、一方向クラッチF0で一体化されている遊星歯車機
構29のサンギヤ31を、ジャダーを生じることなくブ
レーキB0 で固定して副変速部21をオーバードライブ
段とすることができる。
【0035】また一方、アイドルアップを行えないこと
によりステップ4の判断結果が“ノー”となった場合に
は、ステップ7に進んで、副変速部21を直結状態であ
る低速段に設定して後進段を設定する。この場合、副変
速部21のブレーキB0 は解放させられるから、前進状
態で後進段を設定することになってもジャダーが生じる
ことはない。
によりステップ4の判断結果が“ノー”となった場合に
は、ステップ7に進んで、副変速部21を直結状態であ
る低速段に設定して後進段を設定する。この場合、副変
速部21のブレーキB0 は解放させられるから、前進状
態で後進段を設定することになってもジャダーが生じる
ことはない。
【0036】すなわち図9に示す制御によれば、Nレン
ジあるいはDレンジからRレンジにシフト操作すること
により前進状態で後進段を設定することになっても、エ
ンジンEの出力の状態に応じて副変速部21をオーバー
ドライブ段もしくは直結状態の低速段に設定するので、
ジャダーを防止することができる。
ジあるいはDレンジからRレンジにシフト操作すること
により前進状態で後進段を設定することになっても、エ
ンジンEの出力の状態に応じて副変速部21をオーバー
ドライブ段もしくは直結状態の低速段に設定するので、
ジャダーを防止することができる。
【0037】図10に示す制御例は、副変速部21の状
態および車速に基づいて後進段の設定の制御を行う例で
ある。すなわちステップ10で入力信号の処理を行った
後、Rレンジが選択されたか否かを判断する(ステップ
11)。Rレンジか選択されていない場合にはリターン
し、またRレンジが選択された場合には、走行状態が副
変速部21をオーバードライブ段に設定する状態になっ
ているか否か(すなわちO/D(オーバードライブ)掛
け領域に入っているか否か)を判断する(ステップ1
2)。後進段を設定する場合にリバースギヤ比の適正化
のために副変速部21をオーバードライブ段に設定する
必要が生じることがあり、したがってこのステップ12
の判断はエンジン出力の大小に基づいて判断することも
できる。
態および車速に基づいて後進段の設定の制御を行う例で
ある。すなわちステップ10で入力信号の処理を行った
後、Rレンジが選択されたか否かを判断する(ステップ
11)。Rレンジか選択されていない場合にはリターン
し、またRレンジが選択された場合には、走行状態が副
変速部21をオーバードライブ段に設定する状態になっ
ているか否か(すなわちO/D(オーバードライブ)掛
け領域に入っているか否か)を判断する(ステップ1
2)。後進段を設定する場合にリバースギヤ比の適正化
のために副変速部21をオーバードライブ段に設定する
必要が生じることがあり、したがってこのステップ12
の判断はエンジン出力の大小に基づいて判断することも
できる。
【0038】ステップ12の判断結果が“イエス”の場
合には、後進段禁止基準車速Va を比較的小さい値のV
1 に設定(ステップ13)し、ついでステップ14でフ
ラグFraを“1”にセットする。また反対にステップ1
2の判断結果が“ノー”の場合には、後進段禁止基準車
速Va を前記の値V1 より大きい値にV2 に設定(ステ
ップ15)し、ついでフラグFraを“0”にセットする
(ステップ16)。
合には、後進段禁止基準車速Va を比較的小さい値のV
1 に設定(ステップ13)し、ついでステップ14でフ
ラグFraを“1”にセットする。また反対にステップ1
2の判断結果が“ノー”の場合には、後進段禁止基準車
速Va を前記の値V1 より大きい値にV2 に設定(ステ
ップ15)し、ついでフラグFraを“0”にセットする
(ステップ16)。
【0039】これらステップ13およびステップ14の
制御もしくはステップ15およびステップ16の制御の
いずれかを行った後に、ステップ17で車速Vが前記後
進段禁止基準車速Va 以上か否かを判断する。車速Vが
後進段禁止基準車速Va 以上であれば、後進段を禁止す
る(ステップ18)。これは、具体的には、前記第2ソ
レノイドバルブS2 をONに制御してリバースコントロ
ールバルブ72のホールルドポート76からドレーンす
る。その結果、リバースコントロールバルブ72では、
マニュアルバルブ70のRポート71から供給されるラ
イン圧によってスプール74が図8の左半分に示す位置
に押し下げられ、出力ポート77がドレーンポート78
に連通することにより、第4ブレーキB4 からドレーン
されてこれが解放させられ、それに伴い後進段が禁止さ
れる。
制御もしくはステップ15およびステップ16の制御の
いずれかを行った後に、ステップ17で車速Vが前記後
進段禁止基準車速Va 以上か否かを判断する。車速Vが
後進段禁止基準車速Va 以上であれば、後進段を禁止す
る(ステップ18)。これは、具体的には、前記第2ソ
レノイドバルブS2 をONに制御してリバースコントロ
ールバルブ72のホールルドポート76からドレーンす
る。その結果、リバースコントロールバルブ72では、
マニュアルバルブ70のRポート71から供給されるラ
イン圧によってスプール74が図8の左半分に示す位置
に押し下げられ、出力ポート77がドレーンポート78
に連通することにより、第4ブレーキB4 からドレーン
されてこれが解放させられ、それに伴い後進段が禁止さ
れる。
【0040】一方、ステップ17の判断結果が“ノー”
の場合には、ステップ19に進んでフラグFraが“1”
にセットされているか否かを判断する。このフラグFra
は後進段を設定する際の走行状態が副変速部21をオー
バードライブ段に設定する状態になっている場合に
“1”にセットされるフラグであるから、ステップ19
の判断結果が“イエス”の場合には、副変速部21をオ
ーバードライブ状態に設定して後進段を設定する(ステ
ップ20)。また反対にステップ19の判断結果が“ノ
ー”であれば、副変速部21を直結状態の低速段に設定
して後進段を設定する(ステップ21)。
の場合には、ステップ19に進んでフラグFraが“1”
にセットされているか否かを判断する。このフラグFra
は後進段を設定する際の走行状態が副変速部21をオー
バードライブ段に設定する状態になっている場合に
“1”にセットされるフラグであるから、ステップ19
の判断結果が“イエス”の場合には、副変速部21をオ
ーバードライブ状態に設定して後進段を設定する(ステ
ップ20)。また反対にステップ19の判断結果が“ノ
ー”であれば、副変速部21を直結状態の低速段に設定
して後進段を設定する(ステップ21)。
【0041】したがって図10に示す制御によれば、副
変速部12をオーバードライブ段に設定した後進段は、
副変速部21を直結状態の低速段に設定して後進段を設
定する場合の前進車速より低車速の場合に限られるの
で、副変速部21のブレーキB0 が係合していても副変
速部21の出力軸の逆回転数が小さくなるので、ジャダ
ーが生じることはない。
変速部12をオーバードライブ段に設定した後進段は、
副変速部21を直結状態の低速段に設定して後進段を設
定する場合の前進車速より低車速の場合に限られるの
で、副変速部21のブレーキB0 が係合していても副変
速部21の出力軸の逆回転数が小さくなるので、ジャダ
ーが生じることはない。
【0042】さらに図11に示す制御例は、後進段の禁
止制御を実行する第2ソレノイドバルブS2 の状態に応
じて、後進段での副変速部21の状態を切り換えるよう
にした例である。すなわちステップ30で入力信号処理
を行った後にステップ31でRレンジが選択されたか否
かを判断し、Rレンジが選択されていなければリターン
し、Rレンジが選択されていればステップ32に進んで
第2ソレノイドバルブS2 が正常か否かを判断する。こ
の第2ソレノイドバルブS2 が正常でなければ、すなわ
ちステップ32の判断結果が“ノー”の場合には、走行
状態に応じた後進段の制御を行うことができないのであ
るから、副変速部21を直結状態の低速段に設定して後
進段を設定する(ステップ33)。
止制御を実行する第2ソレノイドバルブS2 の状態に応
じて、後進段での副変速部21の状態を切り換えるよう
にした例である。すなわちステップ30で入力信号処理
を行った後にステップ31でRレンジが選択されたか否
かを判断し、Rレンジが選択されていなければリターン
し、Rレンジが選択されていればステップ32に進んで
第2ソレノイドバルブS2 が正常か否かを判断する。こ
の第2ソレノイドバルブS2 が正常でなければ、すなわ
ちステップ32の判断結果が“ノー”の場合には、走行
状態に応じた後進段の制御を行うことができないのであ
るから、副変速部21を直結状態の低速段に設定して後
進段を設定する(ステップ33)。
【0043】また第2ソレノイドバルブS2 が正常であ
れば、ステップ34に進んで車速Vが所定の基準車速V
0 以上か否かを判断する。車速Vが基準車速V0 以上で
あれば、このまま後進段を設定すると機械的な過負荷状
態が生じるおそれがあるので、後進段を禁止する制御を
実行する(ステップ35)。この具体的な後進段禁止制
御は、前述したように、第2ソレノイドバルブS2 をO
Nにすることにより実行する。さらに車速Vが基準車速
V0 より低車速であれば、ステップ36に進んで副変速
部21をオーバードライブ段に設定した状態で後進段を
設定する。
れば、ステップ34に進んで車速Vが所定の基準車速V
0 以上か否かを判断する。車速Vが基準車速V0 以上で
あれば、このまま後進段を設定すると機械的な過負荷状
態が生じるおそれがあるので、後進段を禁止する制御を
実行する(ステップ35)。この具体的な後進段禁止制
御は、前述したように、第2ソレノイドバルブS2 をO
Nにすることにより実行する。さらに車速Vが基準車速
V0 より低車速であれば、ステップ36に進んで副変速
部21をオーバードライブ段に設定した状態で後進段を
設定する。
【0044】したがって図11に示す制御を行えば、後
進段を禁止するための第2ソレノイドバルブS2 がフェ
ールした場合、すなわち後進段の禁止機構がフェールし
た場合には、後進段を設定する際に副変速部21が直結
状態の低速段に設定されるから、ジャダーは生じない。
進段を禁止するための第2ソレノイドバルブS2 がフェ
ールした場合、すなわち後進段の禁止機構がフェールし
た場合には、後進段を設定する際に副変速部21が直結
状態の低速段に設定されるから、ジャダーは生じない。
【0045】なお、前述した図10の制御では、後進段
設定の際に副変速部21をオーバードライブ段に設定す
ることができるか否かを、走行状態がO/D掛け領域に
入っているか否かによって判断することとしたが、副変
速部21の制御は前述したように第3ソレノイドバルブ
S3 によって行うのであるから、これがフェールした場
合にも、同様な制御を行うことになる。その例を図12
に示してあり、図10のステップ12に替わるステップ
12-1で第3ソレノイドバルブS3 が正常か否かを判断
し、正常であれば、副変速部21をオーバードライブ段
に設定できるのであるから、ステップ13に進んで後進
段禁止基準車速Va を小さい値にV1 に設定し、またフ
ェールしている場合には、ステップ15に進んで大きい
値V2 に設定する。他の制御は図10示す制御例と同じ
である。したがってこの図12の制御においても、副変
速部21をオーバードライブ段として後進段は、低車速
の場合にのみ許容されるから、ジャダーが生じるおそれ
はない。
設定の際に副変速部21をオーバードライブ段に設定す
ることができるか否かを、走行状態がO/D掛け領域に
入っているか否かによって判断することとしたが、副変
速部21の制御は前述したように第3ソレノイドバルブ
S3 によって行うのであるから、これがフェールした場
合にも、同様な制御を行うことになる。その例を図12
に示してあり、図10のステップ12に替わるステップ
12-1で第3ソレノイドバルブS3 が正常か否かを判断
し、正常であれば、副変速部21をオーバードライブ段
に設定できるのであるから、ステップ13に進んで後進
段禁止基準車速Va を小さい値にV1 に設定し、またフ
ェールしている場合には、ステップ15に進んで大きい
値V2 に設定する。他の制御は図10示す制御例と同じ
である。したがってこの図12の制御においても、副変
速部21をオーバードライブ段として後進段は、低車速
の場合にのみ許容されるから、ジャダーが生じるおそれ
はない。
【0046】なおこの発明は、上述した実施例に限定さ
れないのであって、図5に示す歯車列や図8に示す油圧
回路以外の歯車列や油圧回路を備えた自動変速機を対象
としても実施することができる。
れないのであって、図5に示す歯車列や図8に示す油圧
回路以外の歯車列や油圧回路を備えた自動変速機を対象
としても実施することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の変速制御
装置によれば、後進段を設定する際にエンジン出力が所
定値より大きい場合に副変速部を高速段にするから、前
進状態で後進段を設定する場合であっても、ジャダーを
防止することができる。
装置によれば、後進段を設定する際にエンジン出力が所
定値より大きい場合に副変速部を高速段にするから、前
進状態で後進段を設定する場合であっても、ジャダーを
防止することができる。
【0048】また請求項2に記載した発明では、副変速
部を高速段にする後進段は、副変速部を低速段にして後
進段を設定する場合より低車速の場合に限られるから、
前進状態で後進段を設定する場合であっても、ジャダー
を防止することができる。
部を高速段にする後進段は、副変速部を低速段にして後
進段を設定する場合より低車速の場合に限られるから、
前進状態で後進段を設定する場合であっても、ジャダー
を防止することができる。
【0049】さらに請求項3に記載した発明では、後進
段を禁止できないフェールが生じた場合には、後進段を
設定する際に副変速部を低速段に設定するので、ジャダ
ーを未然に防止することができる。
段を禁止できないフェールが生じた場合には、後進段を
設定する際に副変速部を低速段に設定するので、ジャダ
ーを未然に防止することができる。
【図1】請求項1に記載した発明を機能的手段で概略的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図2】請求項2に記載した発明を機能的手段で概略的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図3】請求項3に記載した発明を機能的手段で概略的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施例を模式的に示すブロック図
である。
である。
【図5】その歯車列の一例を示すスケルトン図である。
【図6】その自動変速機の各変速段を設定するための摩
擦係合装置の係合作動表を示す図表である。
擦係合装置の係合作動表を示す図表である。
【図7】レンジ位置を示す図である。
【図8】後進段禁止機構として作用する油圧回路および
副変速部を制御する油圧回路を示す部分的な油圧回路図
である。
副変速部を制御する油圧回路を示す部分的な油圧回路図
である。
【図9】この発明の装置による後進段の制御ルーチンの
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図10】この発明の装置による後進段の制御ルーチン
の他の例を示すフローチャートである。
の他の例を示すフローチャートである。
【図11】この発明の装置による後進段の制御ルーチン
の更に他の例を示すフローチャートである。
の更に他の例を示すフローチャートである。
【図12】この発明の装置による後進段の制御ルーチン
の他の例を示すフローチャートである。
の他の例を示すフローチャートである。
1 副変速部 2 主変速部 3 後進段検出手段 4 エンジン出力増大手段 5 高速段指令手段 6 車速検出手段 7 後進段禁止手段 8 副変速部変速段判定手段 9 基準車速設定手段 10 後進段禁止手段 11 後進段禁止フェール検出手段 12 低速段設定手段 A 自動変速機 E エンジン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:70 2 (72)発明者 北條 康夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 甲斐川 正人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 濱島 徹郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 深津 彰 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 安藤 雅彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 山本 義久 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンに連結された自動変速機が、高
速段と低速段とに切換えることのできる副変速部と後進
段を含む複数の変速段に切換えることのできる主変速部
とを直列に連結した歯車列を備え、かつ後進段の設定時
には副変速部を高速段に設定する自動変速機の変速制御
装置において、 後進段が指令されたことを検出する後進段検出手段と、
後進段が指令された場合に前記エンジンの出力を増大さ
せるエンジン出力増大手段と、前記副変速部を高速段に
切換える高速段指令手段とを備えていることを特徴とす
る自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】 エンジンに連結された自動変速機が、高
速段と低速段とに切換えることのできる副変速部と後進
段を含む複数の変速段に切換えることのできる主変速部
とを直列に連結した歯車列を備え、かつ後進段の設定時
には副変速部を高速段と低速段とのいずれかを選択的に
設定する自動変速機の変速制御装置において、 車速を検出する車速検出手段と、検出された車速が基準
車速以上の場合には後進段を禁止する後進段禁止手段
と、後進段が指令された際の副変速部の変速段を判定す
る副変速部変速段判定手段と、後進段が指令された際の
副変速部の変速段が高速段の場合には低速段の場合より
前記基準車速を低車速に設定する基準車速設定手段とを
備えていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
置。 - 【請求項3】 エンジンに連結された自動変速機が、高
速段と低速段とに切換えることのできる副変速部と後進
段を含む複数の変速段に切換えることのできる主変速部
とを直列に連結した歯車列を備え、かつ後進段の設定時
には副変速部を高速段に設定する自動変速機の変速制御
装置において、 所定の条件に基づいて後進段を禁止する後進段禁止手段
と、後進段を禁止できないフェールを検出する後進段禁
止フェール検出手段と、後進段を禁止できないフェール
が検出された場合に後進段の指令時に前記副変速部を低
速段に設定する低速段設定手段とを備えていることを特
徴とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5204516A JPH0740772A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5204516A JPH0740772A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0740772A true JPH0740772A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16491832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5204516A Pending JPH0740772A (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740772A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100813353B1 (ko) * | 2006-03-14 | 2008-03-12 | 엘에스전선 주식회사 | 광폭 방향의 중량편차 저감을 위한 금속박막 제박기 |
| JP2011518284A (ja) * | 2008-04-18 | 2011-06-23 | キャタピラー インコーポレイテッド | 方向シフト管理型の機械制御システム |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP5204516A patent/JPH0740772A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100813353B1 (ko) * | 2006-03-14 | 2008-03-12 | 엘에스전선 주식회사 | 광폭 방향의 중량편차 저감을 위한 금속박막 제박기 |
| JP2011518284A (ja) * | 2008-04-18 | 2011-06-23 | キャタピラー インコーポレイテッド | 方向シフト管理型の機械制御システム |
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